JP3282718B2 - 圧延ロールハウジング分解装置 - Google Patents
圧延ロールハウジング分解装置Info
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- JP3282718B2 JP3282718B2 JP01974698A JP1974698A JP3282718B2 JP 3282718 B2 JP3282718 B2 JP 3282718B2 JP 01974698 A JP01974698 A JP 01974698A JP 1974698 A JP1974698 A JP 1974698A JP 3282718 B2 JP3282718 B2 JP 3282718B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧延ロールを収め
たロールハウジングからロールを取り出すために使用す
る、圧延ロールハウジングの分解装置に関する。
たロールハウジングからロールを取り出すために使用す
る、圧延ロールハウジングの分解装置に関する。
【0002】
【従来の技術】圧延ロールを収めたロールハウジング
は、ロールの受け部とこの受け部に結合される蓋部とを
備えており、ロールをメンテナンス等のために交換する
際には、このロールハウジングの蓋部を外して中に収め
られた圧延ロールを取り出すことが行われる。従来は、
このような圧延ロールハウジングの蓋部を外す際に、特
別な装置は使用しないで、受け部と蓋部との境界部分に
鏨を入れて叩きながら、蓋部にワイヤーを掛けてホイス
トクレーンで上昇させている。
は、ロールの受け部とこの受け部に結合される蓋部とを
備えており、ロールをメンテナンス等のために交換する
際には、このロールハウジングの蓋部を外して中に収め
られた圧延ロールを取り出すことが行われる。従来は、
このような圧延ロールハウジングの蓋部を外す際に、特
別な装置は使用しないで、受け部と蓋部との境界部分に
鏨を入れて叩きながら、蓋部にワイヤーを掛けてホイス
トクレーンで上昇させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧延ロールハウジング
の蓋部を外す際には、受け部と蓋部の嵌め合いを無理な
く外すために、蓋部の受け部との結合面を水平に保持し
た状態で上昇させる必要があるが、前記従来の方法では
上昇中に蓋部の水平を維持することは困難である。ま
た、蓋部と受け部との結合面に複雑な嵌め合いや油の介
在があるため、蓋部の結合面は受け部の結合面から離れ
難いという問題点もある。
の蓋部を外す際には、受け部と蓋部の嵌め合いを無理な
く外すために、蓋部の受け部との結合面を水平に保持し
た状態で上昇させる必要があるが、前記従来の方法では
上昇中に蓋部の水平を維持することは困難である。ま
た、蓋部と受け部との結合面に複雑な嵌め合いや油の介
在があるため、蓋部の結合面は受け部の結合面から離れ
難いという問題点もある。
【0004】本発明は、このような従来技術の問題点に
着目してなされたものであり、圧延ロールハウジングの
蓋部を受け部から容易に外すことのできる装置を提供す
ることを課題とする。
着目してなされたものであり、圧延ロールハウジングの
蓋部を受け部から容易に外すことのできる装置を提供す
ることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、ロールの受け部とこの受け部に結合され
る蓋部とを備えた圧延ロールハウジングの蓋部を外す圧
延ロールハウジング分解装置であって、圧延ロールハ
ウジングの受け部側を支持する支持台と、蓋部側に連
結される蓋側連結部材と、受け部を支持台側に拘束し
た状態で、蓋部を受け部との結合面に対して垂直な方向
に移動させて受け部から離脱する拘束離脱機構と、蓋
部が受け部との結合面に対して垂直な方向に移動するよ
うに、蓋側連結部材を移動させる移動機構と、を備えた
ことを特徴とする圧延ロールハウジング分解装置を提供
する。
に、本発明は、ロールの受け部とこの受け部に結合され
る蓋部とを備えた圧延ロールハウジングの蓋部を外す圧
延ロールハウジング分解装置であって、圧延ロールハ
ウジングの受け部側を支持する支持台と、蓋部側に連
結される蓋側連結部材と、受け部を支持台側に拘束し
た状態で、蓋部を受け部との結合面に対して垂直な方向
に移動させて受け部から離脱する拘束離脱機構と、蓋
部が受け部との結合面に対して垂直な方向に移動するよ
うに、蓋側連結部材を移動させる移動機構と、を備えた
ことを特徴とする圧延ロールハウジング分解装置を提供
する。
【0006】この装置では、支持台に圧延ロールハウジ
ングの受け部側を支持させて、その蓋部側に蓋側連結部
材を連結し、拘束離脱機構により、受け部を支持台側に
拘束した状態で、蓋部を受け部との結合面に対して垂直
な方向に移動させて受け部から離脱させる。この離脱時
に、受け部は支持台側に拘束されており、蓋部は受け部
との結合面に垂直な方向に移動するようになっているた
め、蓋部と受け部との結合面に複雑な嵌め合いや油の介
在があっても、蓋部の結合面は受け部の結合面から容易
に離れる。
ングの受け部側を支持させて、その蓋部側に蓋側連結部
材を連結し、拘束離脱機構により、受け部を支持台側に
拘束した状態で、蓋部を受け部との結合面に対して垂直
な方向に移動させて受け部から離脱させる。この離脱時
に、受け部は支持台側に拘束されており、蓋部は受け部
との結合面に垂直な方向に移動するようになっているた
め、蓋部と受け部との結合面に複雑な嵌め合いや油の介
在があっても、蓋部の結合面は受け部の結合面から容易
に離れる。
【0007】その後、移動機構により、蓋部が受け部か
ら離れる方向に蓋側連結部材を移動させれば、蓋部は、
受け部との結合面に垂直で且つ受け部から離れる方向に
さらに移動するため、速やかに受け部から完全に外れ
る。
ら離れる方向に蓋側連結部材を移動させれば、蓋部は、
受け部との結合面に垂直で且つ受け部から離れる方向に
さらに移動するため、速やかに受け部から完全に外れ
る。
【0008】本発明の圧延ロールハウジング分解装置の
実施態様としては、の支持台は、蓋部との結合面が水
平となるように受け部を支持するものであり、の蓋側
連結部材は、蓋部の上方に配置されて蓋部に締結部材で
連結される板状部材であって、の拘束離脱機構は、前
記板状部材から下方に延びて蓋部を貫通し、下端が受け
部側に達して受け部を鉛直下方に押す棒材を備えた押し
付け装置であり、の移動機構は、前記板状部材を鉛直
方向に昇降させる昇降装置であるものが挙げられる。こ
の装置によれば、蓋部は受け部との結合面を水平に保持
しながら上方に移動される。
実施態様としては、の支持台は、蓋部との結合面が水
平となるように受け部を支持するものであり、の蓋側
連結部材は、蓋部の上方に配置されて蓋部に締結部材で
連結される板状部材であって、の拘束離脱機構は、前
記板状部材から下方に延びて蓋部を貫通し、下端が受け
部側に達して受け部を鉛直下方に押す棒材を備えた押し
付け装置であり、の移動機構は、前記板状部材を鉛直
方向に昇降させる昇降装置であるものが挙げられる。こ
の装置によれば、蓋部は受け部との結合面を水平に保持
しながら上方に移動される。
【0009】前記昇降装置としては、例えば、鉛直方向
への昇降精度はそれほど高くなくてもストロークの大き
なものが、押し付け装置としては、例えば、板状部材を
鉛直方向へ精密に且つ強力に昇降できてストロークが小
さいものが挙げられる。そして、このような構成の分解
装置で、押し付け装置で板状部材の上昇を開始し、蓋部
と受け部との結合面間の距離が例えば数cm程度になっ
た後、昇降装置で板状部材を上昇させるようにすれば、
蓋部の結合面は受け部の結合面から容易に外れるととも
に、その後の蓋部の上昇を短時間で行うことができる。
また、精密な押し付け装置のストロークを短くできるた
め、分解装置全体としてのコストが抑えられる。
への昇降精度はそれほど高くなくてもストロークの大き
なものが、押し付け装置としては、例えば、板状部材を
鉛直方向へ精密に且つ強力に昇降できてストロークが小
さいものが挙げられる。そして、このような構成の分解
装置で、押し付け装置で板状部材の上昇を開始し、蓋部
と受け部との結合面間の距離が例えば数cm程度になっ
た後、昇降装置で板状部材を上昇させるようにすれば、
蓋部の結合面は受け部の結合面から容易に外れるととも
に、その後の蓋部の上昇を短時間で行うことができる。
また、精密な押し付け装置のストロークを短くできるた
め、分解装置全体としてのコストが抑えられる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。図1は、本発明の一実施形態に相当する圧延
ロールハウジング分解装置を示す概略構成図であり、図
2は、図1のA−A線断面図である。
説明する。図1は、本発明の一実施形態に相当する圧延
ロールハウジング分解装置を示す概略構成図であり、図
2は、図1のA−A線断面図である。
【0011】この分解装置は、受け部11と蓋部12か
らなる圧延ロールハウジング1を、受け部11と蓋部1
2との結合面13が水平になるように支持する支持台2
と、圧延ロールハウジング1の上方に水平に配置されて
蓋部12に連結される長方形の板状部材(蓋側連結部
材)3と、この板状部材3を鉛直方向に昇降させる昇降
装置とを備えている。
らなる圧延ロールハウジング1を、受け部11と蓋部1
2との結合面13が水平になるように支持する支持台2
と、圧延ロールハウジング1の上方に水平に配置されて
蓋部12に連結される長方形の板状部材(蓋側連結部
材)3と、この板状部材3を鉛直方向に昇降させる昇降
装置とを備えている。
【0012】この圧延ロールハウジング1は、線材や棒
材を4つのロールで圧延する4ロール圧延機用のロール
ハウジングであって、平面視で4つのロールRが十字状
に配置されている。この圧延ロールハウジング1の平面
形状は略八角形である。板状部材3の幅はこの八角形の
幅より少し狭く、幅方向中心がこの八角形の中心に合う
ように配置される。
材を4つのロールで圧延する4ロール圧延機用のロール
ハウジングであって、平面視で4つのロールRが十字状
に配置されている。この圧延ロールハウジング1の平面
形状は略八角形である。板状部材3の幅はこの八角形の
幅より少し狭く、幅方向中心がこの八角形の中心に合う
ように配置される。
【0013】板状部材3の長手方向両端には、板面に対
して垂直に立ち上がるブラケット31が固定されてお
り、その外側となる位置に、一対のスクリュージャッキ
(第2昇降装置)5が配置されている。両スクリュージ
ャッキ5のねじ軸52は鉛直方向に沿って配置されてい
る。また、両ねじ軸52の上端は、共通のねじ軸53と
ベベルギヤ54で連結され、このねじ軸53をモータ5
5で回転させると、両ねじ軸52が同時に回転して両ナ
ット51が同時に昇降するようになっている。
して垂直に立ち上がるブラケット31が固定されてお
り、その外側となる位置に、一対のスクリュージャッキ
(第2昇降装置)5が配置されている。両スクリュージ
ャッキ5のねじ軸52は鉛直方向に沿って配置されてい
る。また、両ねじ軸52の上端は、共通のねじ軸53と
ベベルギヤ54で連結され、このねじ軸53をモータ5
5で回転させると、両ねじ軸52が同時に回転して両ナ
ット51が同時に昇降するようになっている。
【0014】各スクリュージャッキ5のナット51の板
状部材3側にはL型ブラケット6が固定されており、こ
のL型ブラケット6とブラケット31は、相対的に鉛直
方向に移動自在にリニアガイド7で連結されている。す
なわち、リニアガイド7のガイド71は板状部材3のブ
ラケット31に固定され、レール72はスクリュージャ
ッキ5のL型ブラケット6に、長さ方向を鉛直方向に合
わせて固定されている。
状部材3側にはL型ブラケット6が固定されており、こ
のL型ブラケット6とブラケット31は、相対的に鉛直
方向に移動自在にリニアガイド7で連結されている。す
なわち、リニアガイド7のガイド71は板状部材3のブ
ラケット31に固定され、レール72はスクリュージャ
ッキ5のL型ブラケット6に、長さ方向を鉛直方向に合
わせて固定されている。
【0015】したがって、後述のシリンダ9により板状
部材3に上向きの力が作用すると、リニアガイド7によ
りブラケット31がL型ブラケット6に対して相対的に
鉛直方向に昇降するため、板状部材3は板面が水平な状
態で鉛直方向に上昇する。また、モータ55を駆動させ
れば、両ナット51に固定されたL型ブラケット6は同
時に同じスピードで鉛直方向に昇降され、これに伴っ
て、板状部材3はリニアガイド7と一体に、板面が水平
な状態で鉛直方向に昇降される。なお、リニアガイド7
を介した板状部材3の昇降の際に、ナット51はフリー
な状態にあり、モータ55に負荷がかからないようにな
っている。
部材3に上向きの力が作用すると、リニアガイド7によ
りブラケット31がL型ブラケット6に対して相対的に
鉛直方向に昇降するため、板状部材3は板面が水平な状
態で鉛直方向に上昇する。また、モータ55を駆動させ
れば、両ナット51に固定されたL型ブラケット6は同
時に同じスピードで鉛直方向に昇降され、これに伴っ
て、板状部材3はリニアガイド7と一体に、板面が水平
な状態で鉛直方向に昇降される。なお、リニアガイド7
を介した板状部材3の昇降の際に、ナット51はフリー
な状態にあり、モータ55に負荷がかからないようにな
っている。
【0016】また、支持台2が設置された定盤4を挟む
幅で、所定位置から定盤4の位置までレールが敷設さ
れ、両スクリュージャッキ5のねじ軸52の下端をこの
レールに沿って移動させることにより、昇降装置全体
を、図1の紙面に垂直な方向から支持台2に向けて移動
できるように構成されている。
幅で、所定位置から定盤4の位置までレールが敷設さ
れ、両スクリュージャッキ5のねじ軸52の下端をこの
レールに沿って移動させることにより、昇降装置全体
を、図1の紙面に垂直な方向から支持台2に向けて移動
できるように構成されている。
【0017】また、板状部材3と蓋部12はボルト(締
結部材)8で締結するようになっているため、板状部材
3にはボルト8の軸部の貫通穴81が、蓋部12にはボ
ルト8の先端が螺合するネジ穴82が設けてある。この
ボルト8の配置は、例えば、圧延ロールハウジング1の
平面形状をなす八角形の少し内側に同心で描いた八角形
のラインL上とする。ここでは、ラインL上の板状部材
3の幅方向に沿ってこのボルト8が2個ずつ配置されて
いる。
結部材)8で締結するようになっているため、板状部材
3にはボルト8の軸部の貫通穴81が、蓋部12にはボ
ルト8の先端が螺合するネジ穴82が設けてある。この
ボルト8の配置は、例えば、圧延ロールハウジング1の
平面形状をなす八角形の少し内側に同心で描いた八角形
のラインL上とする。ここでは、ラインL上の板状部材
3の幅方向に沿ってこのボルト8が2個ずつ配置されて
いる。
【0018】また、板状部材3の上部の複数位置にシリ
ンダ(押し付け装置)9が固定され、そのピストンロッ
ド91は板状部材3を貫通して下側に延びている。この
ピストンロッド91を貫通させる貫通穴16が、シリン
ダ9と対向する蓋部12の各位置に設けてあり、この貫
通穴16に連続するノックピン用の穴17が受け部11
の結合面13に設けてある。また、このノックピン用の
穴17にノックピン18が詰めてある。このノックピン
18は、上端が結合面13より上方に突出するように詰
めてあり、蓋部12と受け部11の位置決め機能も有す
る。
ンダ(押し付け装置)9が固定され、そのピストンロッ
ド91は板状部材3を貫通して下側に延びている。この
ピストンロッド91を貫通させる貫通穴16が、シリン
ダ9と対向する蓋部12の各位置に設けてあり、この貫
通穴16に連続するノックピン用の穴17が受け部11
の結合面13に設けてある。また、このノックピン用の
穴17にノックピン18が詰めてある。このノックピン
18は、上端が結合面13より上方に突出するように詰
めてあり、蓋部12と受け部11の位置決め機能も有す
る。
【0019】したがって、シリンダ9をピストンを下に
押し下げるように駆動させることにより、ピストンロッ
ド91がノックピン18を押し付ける力が生じ、この力
により、受け部11は支持台2側に拘束され、蓋部12
は受け部との結合面13が水平な状態で受け部11から
離脱される。このシリンダ9の配置も、例えば前記ライ
ンL上の複数箇所とする。ここでは、ラインL上であっ
て板状部材3の幅方向端部に位置する4隅に、シリンダ
9が配置されている。
押し下げるように駆動させることにより、ピストンロッ
ド91がノックピン18を押し付ける力が生じ、この力
により、受け部11は支持台2側に拘束され、蓋部12
は受け部との結合面13が水平な状態で受け部11から
離脱される。このシリンダ9の配置も、例えば前記ライ
ンL上の複数箇所とする。ここでは、ラインL上であっ
て板状部材3の幅方向端部に位置する4隅に、シリンダ
9が配置されている。
【0020】次に、この分解装置を用いた圧延ロールハ
ウジング1の分解方法について、図3,4を用いて説明
する。先ず、図3(a)に示すように、支持台2の真上
まで圧延ロールハウジング1を移動させた後、圧延ロー
ルハウジング1を下降させる。そして、図3(b)に示
すように、支持台2のハウジング案内ガイド21に圧延
ロールハウジング1の下部を入れて、支持台2の上に圧
延ロールハウジング1を設置する。
ウジング1の分解方法について、図3,4を用いて説明
する。先ず、図3(a)に示すように、支持台2の真上
まで圧延ロールハウジング1を移動させた後、圧延ロー
ルハウジング1を下降させる。そして、図3(b)に示
すように、支持台2のハウジング案内ガイド21に圧延
ロールハウジング1の下部を入れて、支持台2の上に圧
延ロールハウジング1を設置する。
【0021】次に、両スクリュージャッキ5のねじ軸5
2をレールに沿って移動させることにより、昇降装置全
体を移動させて、図3(c)に示すように、圧延ロール
ハウジング1の上方に板状部材3等が配置されるように
する。
2をレールに沿って移動させることにより、昇降装置全
体を移動させて、図3(c)に示すように、圧延ロール
ハウジング1の上方に板状部材3等が配置されるように
する。
【0022】次に、図4(a)に示すように、モータ5
5を下降方向に駆動して両スクリュージャッキ5のナッ
ト51を下降させることにより、板状部材3を所定高さ
まで下降させた後、ボルト8を圧延ロールハウジング1
の蓋部12に締結し、シリンダ9に油を注入して、蓋部
12の貫通穴82を通ったピストンロッド91でノック
ピン18を押し付ける。
5を下降方向に駆動して両スクリュージャッキ5のナッ
ト51を下降させることにより、板状部材3を所定高さ
まで下降させた後、ボルト8を圧延ロールハウジング1
の蓋部12に締結し、シリンダ9に油を注入して、蓋部
12の貫通穴82を通ったピストンロッド91でノック
ピン18を押し付ける。
【0023】この時、ピストンロッド91がノックピン
18を押し付ける力により、受け部11は支持台2に拘
束され、前記力の反力により、蓋部12は、結合面13
を水平に保持しながら鉛直方向に上昇して受け部11か
ら離脱する。したがって、受け部11と蓋部12との結
合面13に複雑な嵌め合いや油の介在があっても、図4
(b)に示すように、蓋部12の結合面13aは受け部
11の結合面13bから容易に離れる。
18を押し付ける力により、受け部11は支持台2に拘
束され、前記力の反力により、蓋部12は、結合面13
を水平に保持しながら鉛直方向に上昇して受け部11か
ら離脱する。したがって、受け部11と蓋部12との結
合面13に複雑な嵌め合いや油の介在があっても、図4
(b)に示すように、蓋部12の結合面13aは受け部
11の結合面13bから容易に離れる。
【0024】その後、モータ55を上昇方向に駆動し、
蓋部12が受け部11から所定距離だけ離れる位置(ロ
ールRが容易に取り出し可能となる位置)まで、両スク
リュージャッキ5のナット51を同時に同じスピードで
上昇させる。この時、蓋部12は、結合面13を水平に
保持しながらさらに鉛直方向に上昇するため、蓋部12
は受け部11から速やかに外される。図4(c)はこの
状態を示す。この状態で、受け部11からロールRを取
り出す。
蓋部12が受け部11から所定距離だけ離れる位置(ロ
ールRが容易に取り出し可能となる位置)まで、両スク
リュージャッキ5のナット51を同時に同じスピードで
上昇させる。この時、蓋部12は、結合面13を水平に
保持しながらさらに鉛直方向に上昇するため、蓋部12
は受け部11から速やかに外される。図4(c)はこの
状態を示す。この状態で、受け部11からロールRを取
り出す。
【0025】この分解装置によれば、以上のようにして
圧延ロールハウジング1を分解することができるが、こ
れとは逆の手順によって、受け部11にロールRを入れ
て蓋部12を結合することにより、圧延ロールハウジン
グ1を組み立てることもできる。但し、その場合には、
蓋部12を下降させて受け部11と結合する際に、ピス
トンロッド91がノックピン18を押し付ける力により
受け部11を支持台2に拘束する必要はない。
圧延ロールハウジング1を分解することができるが、こ
れとは逆の手順によって、受け部11にロールRを入れ
て蓋部12を結合することにより、圧延ロールハウジン
グ1を組み立てることもできる。但し、その場合には、
蓋部12を下降させて受け部11と結合する際に、ピス
トンロッド91がノックピン18を押し付ける力により
受け部11を支持台2に拘束する必要はない。
【0026】なお、前記実施形態では、受け部の蓋部と
の結合面を水平に支持する支持台2を有し、蓋側連結部
材の移動機構として、板状部材3を鉛直方向に昇降させ
る昇降装置(スクリュージャッキ5)を有することによ
り、受け部との結合面を水平に保持しながら蓋部を上昇
させているが、本発明の移動機構はこれに限定されず、
蓋部が受け部との結合面に対して垂直な方向に移動する
ものであればよい。
の結合面を水平に支持する支持台2を有し、蓋側連結部
材の移動機構として、板状部材3を鉛直方向に昇降させ
る昇降装置(スクリュージャッキ5)を有することによ
り、受け部との結合面を水平に保持しながら蓋部を上昇
させているが、本発明の移動機構はこれに限定されず、
蓋部が受け部との結合面に対して垂直な方向に移動する
ものであればよい。
【0027】また、この実施形態では、拘束離脱機構を
シリンダ9で構成し、且つ板状部材3の昇降装置をスク
リュージャッキ5で構成し、シリンダ9で板状部材3の
上昇を開始し、蓋部12と受け部11との結合面間の距
離が数cm程度になった後、スクリュージャッキ5で板
状部材を上昇させるようにしてあるため、蓋部12の結
合面13aは受け部11の結合面13bから容易に外れ
るとともに、その後の蓋部12の上昇を短時間で行うこ
とができる。また、シリンダ9のストロークを短くでき
るため、分解装置全体としてのコストが抑えられる。し
かしながら、本発明の分解装置はこのような構成に限定
されず、拘束離脱機構はシリンダ9以外のものであって
もよく、昇降装置はスクリュージャッキ5以外のもので
あってもよい。
シリンダ9で構成し、且つ板状部材3の昇降装置をスク
リュージャッキ5で構成し、シリンダ9で板状部材3の
上昇を開始し、蓋部12と受け部11との結合面間の距
離が数cm程度になった後、スクリュージャッキ5で板
状部材を上昇させるようにしてあるため、蓋部12の結
合面13aは受け部11の結合面13bから容易に外れ
るとともに、その後の蓋部12の上昇を短時間で行うこ
とができる。また、シリンダ9のストロークを短くでき
るため、分解装置全体としてのコストが抑えられる。し
かしながら、本発明の分解装置はこのような構成に限定
されず、拘束離脱機構はシリンダ9以外のものであって
もよく、昇降装置はスクリュージャッキ5以外のもので
あってもよい。
【0028】また、蓋側連結部材も板状部材に限定され
ず、蓋部と結合面内で均一に結合できるような形状の部
材であればいずれのものでもよい。
ず、蓋部と結合面内で均一に結合できるような形状の部
材であればいずれのものでもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の圧延ロー
ルハウジング分解装置によれば、圧延ロールハウジング
の蓋部を受け部から容易に外すことができる。
ルハウジング分解装置によれば、圧延ロールハウジング
の蓋部を受け部から容易に外すことができる。
【図1】本発明の一実施形態に相当する圧延ロールハウ
ジング分解装置を示す概略構成図である。
ジング分解装置を示す概略構成図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図1の分解装置を用いた圧延ロールハウジング
の分解方法を説明するための説明図である。
の分解方法を説明するための説明図である。
【図4】図1の分解装置を用いた圧延ロールハウジング
の分解方法を説明するための説明図である。
の分解方法を説明するための説明図である。
1 圧延ロールハウジング 2 支持台 3 板状部材(蓋側連結部材) 4 定盤 5 スクリュージャッキ(移動機構) 6 L型ブラケット 7 リニアガイド 8 ボルト(締結部材) 9 シリンダ(押し付け装置、拘束離脱機構) 11 受け部 12 蓋部 13 受け部と蓋部の結合面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−104707(JP,A) 実開 平5−18706(JP,U) 実開 昭63−56906(JP,U) 実開 平4−43401(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 31/02 B21B 13/10 B21B 31/08
Claims (2)
- 【請求項1】 ロールの受け部とこの受け部に結合され
る蓋部とを備えた圧延ロールハウジングの蓋部を外す圧
延ロールハウジング分解装置であって、 圧延ロールハウジングの受け部側を支持する支持台と、 蓋部側に連結される蓋側連結部材と、 受け部を支持台側に拘束した状態で、蓋部を受け部との
結合面に対して垂直な方向に移動させて受け部から離脱
する拘束離脱機構と、 蓋部が受け部との結合面に対して垂直な方向に移動する
ように、蓋側連結部材を移動させる移動機構と、を備え
たことを特徴とする圧延ロールハウジング分解装置。 - 【請求項2】 前記支持台は、蓋部との結合面が水平と
なるように受け部を支持するものであり、 蓋側連結部材は、蓋部の上方に配置されて蓋部に締結部
材で連結される板状部材であって、 拘束離脱機構は、前記板状部材から下方に延びて蓋部を
貫通し、下端が受け部側に達して受け部を鉛直下方に押
す棒材を備えた押し付け装置であり、 移動機構は、前記板状部材を鉛直方向に昇降させる昇降
装置であることを特徴とする請求項1記載の圧延ロール
ハウジング分解装置。
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---|---|---|---|
JP01974698A JP3282718B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 圧延ロールハウジング分解装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP01974698A JP3282718B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 圧延ロールハウジング分解装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11216508A JPH11216508A (ja) | 1999-08-10 |
JP3282718B2 true JP3282718B2 (ja) | 2002-05-20 |
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ID=12007912
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JP01974698A Expired - Fee Related JP3282718B2 (ja) | 1998-01-30 | 1998-01-30 | 圧延ロールハウジング分解装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3282718B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100931207B1 (ko) * | 2002-12-26 | 2009-12-10 | 주식회사 포스코 | 열연소재의 롤끼임 해제장치 |
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- 1998-01-30 JP JP01974698A patent/JP3282718B2/ja not_active Expired - Fee Related
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