JP3282369B2 - 磁気ヘッド - Google Patents
磁気ヘッドInfo
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- JP3282369B2 JP3282369B2 JP10781294A JP10781294A JP3282369B2 JP 3282369 B2 JP3282369 B2 JP 3282369B2 JP 10781294 A JP10781294 A JP 10781294A JP 10781294 A JP10781294 A JP 10781294A JP 3282369 B2 JP3282369 B2 JP 3282369B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフィルム等の上
に磁性体の塗布されたメディアに対し、データの記録及
び再生を行なう磁気ヘッドに関するものである。
に磁性体の塗布されたメディアに対し、データの記録及
び再生を行なう磁気ヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、音響機器における磁気ヘッドは、
例えば図6に示すように構成されている。即ち、図6に
おいて、磁気ヘッド1は、ギャップ2を構成するよう
に、端面が互いに対向して接合されたC型の二つのコア
3,4と、該コア3,4の図面にて下方部分に巻回され
たコイル5と、該コア3,4を接合状態に保持するコア
ホルダー6とから構成されている。
例えば図6に示すように構成されている。即ち、図6に
おいて、磁気ヘッド1は、ギャップ2を構成するよう
に、端面が互いに対向して接合されたC型の二つのコア
3,4と、該コア3,4の図面にて下方部分に巻回され
たコイル5と、該コア3,4を接合状態に保持するコア
ホルダー6とから構成されている。
【0003】そして、該コア3,4の上面を点線で示す
ように研磨することにより、メディア摺動面7が形成さ
れることにより、磁気ヘッド1が完成する。
ように研磨することにより、メディア摺動面7が形成さ
れることにより、磁気ヘッド1が完成する。
【0004】このように構成された磁気ヘッド1によれ
ば、コア3,4の上面の研磨の際に、図示の場合には、
コアホルダー6の下端面が、基準面Aとして利用され
て、メディア摺動面が形成され得るようになっている。
ば、コア3,4の上面の研磨の際に、図示の場合には、
コアホルダー6の下端面が、基準面Aとして利用され
て、メディア摺動面が形成され得るようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された磁気ヘッド1においては、コア3,4の
コアホルダー6への取付は、接着等により行なわれるた
め、取付位置にバラツキが生じてしまう。従って、コア
ホルダー6の下端面を基準面Aとしたとしても、取付の
バラツキによって、メディア摺動面の研磨精度が低下し
てしまうことになり、磁気ヘッド1の信頼性が低下して
しまうという問題があった。
うに構成された磁気ヘッド1においては、コア3,4の
コアホルダー6への取付は、接着等により行なわれるた
め、取付位置にバラツキが生じてしまう。従って、コア
ホルダー6の下端面を基準面Aとしたとしても、取付の
バラツキによって、メディア摺動面の研磨精度が低下し
てしまうことになり、磁気ヘッド1の信頼性が低下して
しまうという問題があった。
【0006】本発明は、以上の点に鑑み、コア上面の研
磨によるメディア摺動面が高精度に形成され得るように
した、磁気ヘッドを提供することを目的としている。
磨によるメディア摺動面が高精度に形成され得るように
した、磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】ギャップおよびギャップ
と反対側にコイル巻回部を構成するように二つのコアを
互いに対向して接合し、ギャップ上面を研磨してメディ
ア摺動面を形成することにより構成される磁気ヘッドに
おいて、コイル巻回部の両端にメディア摺動面と直交し
且メディア摺動面と対向する方向に延長した突起を設
け、突起の下端面を前記メディア摺動面の研磨の基準面
とすることを特徴とする、磁気ヘッドにより、達成され
る。
と反対側にコイル巻回部を構成するように二つのコアを
互いに対向して接合し、ギャップ上面を研磨してメディ
ア摺動面を形成することにより構成される磁気ヘッドに
おいて、コイル巻回部の両端にメディア摺動面と直交し
且メディア摺動面と対向する方向に延長した突起を設
け、突起の下端面を前記メディア摺動面の研磨の基準面
とすることを特徴とする、磁気ヘッドにより、達成され
る。
【0008】また、上記目的は、本発明によれば、ギャ
ップおよびギャップと反対側にコイル巻回部を構成する
ように二つのコアを互いに対向して接合し、ギャップ上
面を研磨してメディア摺動面を形成することにより構成
される磁気ヘッドにおいて、コイル巻回部の両端にメデ
ィア摺動面と直交し且メディア摺動面と対向する方向に
延長した突起を設け、突起の下端面を前記メディア摺動
面の研磨の基準面とし、且つ樹脂封止後に、突起の下端
面が樹脂封止部から露出していることを特徴とする、磁
気ヘッドにより、達成される。
ップおよびギャップと反対側にコイル巻回部を構成する
ように二つのコアを互いに対向して接合し、ギャップ上
面を研磨してメディア摺動面を形成することにより構成
される磁気ヘッドにおいて、コイル巻回部の両端にメデ
ィア摺動面と直交し且メディア摺動面と対向する方向に
延長した突起を設け、突起の下端面を前記メディア摺動
面の研磨の基準面とし、且つ樹脂封止後に、突起の下端
面が樹脂封止部から露出していることを特徴とする、磁
気ヘッドにより、達成される。
【0009】本発明による磁気ヘッドは、好ましくは、
上記二つのコアが、互いにコアホルダーによって固定保
持されている。
上記二つのコアが、互いにコアホルダーによって固定保
持されている。
【0010】また、本発明による磁気ヘッドは、好まし
くは、上記二つのコアが、互いに接合バネによって固定
保持されている。
くは、上記二つのコアが、互いに接合バネによって固定
保持されている。
【0011】
【作用】上記構成によれば、コアに設けられた突起の下
端面が、コア上面を研磨してメディア摺動面を形成する
際の基準面として利用されるので、コアに対する基準面
の位置ずれが発生することはない。従って、コアに対す
るメディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ること
になり、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ること
になる。
端面が、コア上面を研磨してメディア摺動面を形成する
際の基準面として利用されるので、コアに対する基準面
の位置ずれが発生することはない。従って、コアに対す
るメディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ること
になり、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ること
になる。
【0012】また、該コアを樹脂封止した後に、ギャッ
プ上面を研磨してメディア摺動面を形成することにより
構成される磁気ヘッドにおいても、樹脂封止後に、コア
に設けられた研磨基準面である突起の下端面が樹脂封止
部から露出していることより、コアに対する基準面の位
置ずれが発生することはない。従って、コアに対するメ
ディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ることにな
り、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ることにな
る。
プ上面を研磨してメディア摺動面を形成することにより
構成される磁気ヘッドにおいても、樹脂封止後に、コア
に設けられた研磨基準面である突起の下端面が樹脂封止
部から露出していることより、コアに対する基準面の位
置ずれが発生することはない。従って、コアに対するメ
ディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ることにな
り、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ることにな
る。
【0013】尚、上記二つのコアは、互いにコアホルダ
ーまたは接合バネによって固定保持されている何れの場
合にも、コアに設けられた突起の下端面が、コア上面を
研磨してメディア摺動面を形成する際の基準面として利
用されるので、コアに対する基準面の位置ずれが発生す
ることはない。
ーまたは接合バネによって固定保持されている何れの場
合にも、コアに設けられた突起の下端面が、コア上面を
研磨してメディア摺動面を形成する際の基準面として利
用されるので、コアに対する基準面の位置ずれが発生す
ることはない。
【0014】
【実施例】以下、図面に示した実施例に基づいて、本発
明を詳細に説明する。図1は、本発明による磁気ヘッド
の実施例を示している。即ち図1において、磁気ヘッド
10は、ギャップ11を構成するように、端面が互いに
対向して接合されたC 型の二つのコア12,13と、
ギャップ11の反対側に形成された該コア12,13の
図面にて下方部分におけるコイル巻回部に巻回されたコ
イル14と、コア12,13の接合の際にコア12,1
3をギャップ11を挟む方向に押圧する接合バネ15と
から構成されている。
明を詳細に説明する。図1は、本発明による磁気ヘッド
の実施例を示している。即ち図1において、磁気ヘッド
10は、ギャップ11を構成するように、端面が互いに
対向して接合されたC 型の二つのコア12,13と、
ギャップ11の反対側に形成された該コア12,13の
図面にて下方部分におけるコイル巻回部に巻回されたコ
イル14と、コア12,13の接合の際にコア12,1
3をギャップ11を挟む方向に押圧する接合バネ15と
から構成されている。
【0015】ここで、該接合バネ15は、図2に示すよ
うに、それぞれコア12,13の外側面に係合して弾性
的に当接することにより、該コア12,13を挟持する
係合部15a,15bと、該係合部15a,15bの両
端を互いに連結する連結部15c,15dとから構成さ
れている。従って該接合バネ15は、係合部15a,1
5b及び連結部15c,15dにより、コア12,13
を受容し得る切り抜き穴15gが形成されて、係合部1
5a,15bとそれらを連結する連結部15c(15
d)とは、底面から見て、その高さを変えてコ字状に構
成されることとなり、これにより、該接合バネ15は、
その係合部15a,15bが、図1に示すように、コア
12,13の外側面を挟持すると共に、該連結部15
c,15dがコア12,13の側面をそれぞれ高さを変
えて挟持することにより、上記ギャップ11におけるコ
ア12,13の端面にて、接合圧力が付与され得るよう
になっている。
うに、それぞれコア12,13の外側面に係合して弾性
的に当接することにより、該コア12,13を挟持する
係合部15a,15bと、該係合部15a,15bの両
端を互いに連結する連結部15c,15dとから構成さ
れている。従って該接合バネ15は、係合部15a,1
5b及び連結部15c,15dにより、コア12,13
を受容し得る切り抜き穴15gが形成されて、係合部1
5a,15bとそれらを連結する連結部15c(15
d)とは、底面から見て、その高さを変えてコ字状に構
成されることとなり、これにより、該接合バネ15は、
その係合部15a,15bが、図1に示すように、コア
12,13の外側面を挟持すると共に、該連結部15
c,15dがコア12,13の側面をそれぞれ高さを変
えて挟持することにより、上記ギャップ11におけるコ
ア12,13の端面にて、接合圧力が付与され得るよう
になっている。
【0016】さらに、上記コア12,13は、図示の場
合、コア12,13によって構成されたコイル巻回部の
両端にメディア摺動面7と直交し且メディア摺動面7と
対向する方向に延長した突起12a,13aを備えてお
り、該突起12a,13aの下端面が、コア12,13
上面の研磨の際の基準面Aとして構成されている。
合、コア12,13によって構成されたコイル巻回部の
両端にメディア摺動面7と直交し且メディア摺動面7と
対向する方向に延長した突起12a,13aを備えてお
り、該突起12a,13aの下端面が、コア12,13
上面の研磨の際の基準面Aとして構成されている。
【0017】本発明実施例による磁気ヘッド10は、以
上のように構成されており、接合バネ15の係合部15
a,15bが、コア12,13の外側面に係合すると共
に、連結部15c,15dが、コア12,13の両側に
位置する。従って、該接合バネ15に対して不用意に外
部から力が加えられたとしても、該接合バネ15は、コ
ア12,13からずれたり外れたりすることがない。か
くして、接合バネ15は、コア12,13に対して、常
に正確に接合圧力を与えることになるので、均一な接合
圧力が得られることになる。
上のように構成されており、接合バネ15の係合部15
a,15bが、コア12,13の外側面に係合すると共
に、連結部15c,15dが、コア12,13の両側に
位置する。従って、該接合バネ15に対して不用意に外
部から力が加えられたとしても、該接合バネ15は、コ
ア12,13からずれたり外れたりすることがない。か
くして、接合バネ15は、コア12,13に対して、常
に正確に接合圧力を与えることになるので、均一な接合
圧力が得られることになる。
【0018】さらに、この状態から、コア12,13の
上面が点線で示すように研磨されることにより、メディ
ア摺動面17が形成され、磁気ヘッド10が完成する。
その際、コア12,13が接合バネ15により確実に挟
持され、コア12,13の突起12a,13aの下端面
が基準面として、コア12,13の上面の研磨が行なわ
れることから、基準面がコア12,13自体に形成され
ているために、該メディア摺動面16は、バラツキが排
除されることになり、高精度に形成され得ることにな
る。かくして、磁気ヘッド10の信頼性が向上せしめら
れ得ることになる。
上面が点線で示すように研磨されることにより、メディ
ア摺動面17が形成され、磁気ヘッド10が完成する。
その際、コア12,13が接合バネ15により確実に挟
持され、コア12,13の突起12a,13aの下端面
が基準面として、コア12,13の上面の研磨が行なわ
れることから、基準面がコア12,13自体に形成され
ているために、該メディア摺動面16は、バラツキが排
除されることになり、高精度に形成され得ることにな
る。かくして、磁気ヘッド10の信頼性が向上せしめら
れ得ることになる。
【0019】図3は、本発明による磁気ヘッドを確実に
挟持する上記接合バネ15の第二の実施例を示してい
る。即ち、図3において、磁気ヘッド20は、図1の磁
気ヘッド10とほぼ同様の構成であるが、コア12,1
3の端面外側面にて、接合バネ15の係合部15a,1
5bを受容するための切欠部12b,13bが形成され
ている点で、異なる構成である。
挟持する上記接合バネ15の第二の実施例を示してい
る。即ち、図3において、磁気ヘッド20は、図1の磁
気ヘッド10とほぼ同様の構成であるが、コア12,1
3の端面外側面にて、接合バネ15の係合部15a,1
5bを受容するための切欠部12b,13bが形成され
ている点で、異なる構成である。
【0020】この構成によれば、磁気ヘッド20は、接
合バネ15の係合部15a,15bが、コア12,13
の外側面にて、切欠部12b,13b内に係合してコア
12,13の外側面を挟持すると共に、係合部15a,
15bの挟持位置より高い位置で、それぞれを連結する
連結部15c,15dによりコア12,13の側面をも
挟持しているので、該接合バネ15は、コア12,13
の外側面に関して、図面にて上下方向即ち高さ方向にず
れることがなく、且つ確実にコア12,13を挟持でき
る。従って、接合バネ15によるコア12,13の端面
の接合圧力が、より一層均一化されることにより、磁気
ヘッド20の特性が安定されるべく構成されたものであ
る。
合バネ15の係合部15a,15bが、コア12,13
の外側面にて、切欠部12b,13b内に係合してコア
12,13の外側面を挟持すると共に、係合部15a,
15bの挟持位置より高い位置で、それぞれを連結する
連結部15c,15dによりコア12,13の側面をも
挟持しているので、該接合バネ15は、コア12,13
の外側面に関して、図面にて上下方向即ち高さ方向にず
れることがなく、且つ確実にコア12,13を挟持でき
る。従って、接合バネ15によるコア12,13の端面
の接合圧力が、より一層均一化されることにより、磁気
ヘッド20の特性が安定されるべく構成されたものであ
る。
【0021】図4は、本発明による磁気ヘッドを確実に
挟持する上記接合バネ15の第三の実施例を示してい
る。即ち、図4において、磁気ヘッド30は、図1の磁
気ヘッド10とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異
なる構成である。
挟持する上記接合バネ15の第三の実施例を示してい
る。即ち、図4において、磁気ヘッド30は、図1の磁
気ヘッド10とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異
なる構成である。
【0022】即ち、上記ギャップ11内に、二つのコア
12,13の端面が互いに接触しないように、且つ接合
部の補強を兼ねた、ガラス等の非磁性体から成るギャッ
プスペーサ16が挿入されている。また、接合バネ15
は、その連結部15c,15dが、コア12,13の側
面に当接するように形成されていると共に、上記ギャッ
プスペーサ16を受容し得る切欠部15e,15fを備
えている。
12,13の端面が互いに接触しないように、且つ接合
部の補強を兼ねた、ガラス等の非磁性体から成るギャッ
プスペーサ16が挿入されている。また、接合バネ15
は、その連結部15c,15dが、コア12,13の側
面に当接するように形成されていると共に、上記ギャッ
プスペーサ16を受容し得る切欠部15e,15fを備
えている。
【0023】この構成によれば、磁気ヘッド30は、接
合バネ15の連結部15c,15dが、コア12,13
を側方から挟持していると共に、その切欠部15e,1
5fが、ギャップスペーサ17を挟持することになる。
これにより、コア12,13の接合の際に、コア12,
13のギャップ方向へのずれ、即ちトラックずれが排除
され得ると共に、ギャップスペーサ16の位置ずれも排
除され得ることになる。従って、ギャップ11における
コア12,13、及びギャップスペーサ16の位置ずれ
が排除されることにより、磁気ヘッド30の特性が安定
することになる。
合バネ15の連結部15c,15dが、コア12,13
を側方から挟持していると共に、その切欠部15e,1
5fが、ギャップスペーサ17を挟持することになる。
これにより、コア12,13の接合の際に、コア12,
13のギャップ方向へのずれ、即ちトラックずれが排除
され得ると共に、ギャップスペーサ16の位置ずれも排
除され得ることになる。従って、ギャップ11における
コア12,13、及びギャップスペーサ16の位置ずれ
が排除されることにより、磁気ヘッド30の特性が安定
することになる。
【0024】図5は、本発明による磁気ヘッドの第四の
実施例を示している。即ち、図5において、磁気ヘッド
40は、図1の磁気ヘッド10とほぼ同様に構成されて
いるが、メディア摺動面16が研磨される前に、コア1
2,13が図1にて点線で示すように、樹脂の射出成形
によって樹脂封止部18により樹脂封止されている点で
異なる構成である。
実施例を示している。即ち、図5において、磁気ヘッド
40は、図1の磁気ヘッド10とほぼ同様に構成されて
いるが、メディア摺動面16が研磨される前に、コア1
2,13が図1にて点線で示すように、樹脂の射出成形
によって樹脂封止部18により樹脂封止されている点で
異なる構成である。
【0025】この構成によれば、磁気ヘッド40は、樹
脂封止後においても、コア12,13に設けられた突起
12a,13aの下端面が、樹脂封止部18の下面に露
出している。これにより、コア12,13の上面を研磨
する際に、該突起12a,13aの下端面が、基準面A
として利用されることになる。従って、図1に示した磁
気ヘッド10の場合と同様に、コア12,13の突起1
2a,13aの下端面が基準面として、コア12,13
の上面の研磨が行なわれることから、基準面がコア1
2,13自体に形成されているために、該メディア摺動
面16は、バラツキが排除されることになり、高精度に
形成され得ることになる。
脂封止後においても、コア12,13に設けられた突起
12a,13aの下端面が、樹脂封止部18の下面に露
出している。これにより、コア12,13の上面を研磨
する際に、該突起12a,13aの下端面が、基準面A
として利用されることになる。従って、図1に示した磁
気ヘッド10の場合と同様に、コア12,13の突起1
2a,13aの下端面が基準面として、コア12,13
の上面の研磨が行なわれることから、基準面がコア1
2,13自体に形成されているために、該メディア摺動
面16は、バラツキが排除されることになり、高精度に
形成され得ることになる。
【0026】尚、上記実施例においては、何れの場合
も、磁気ヘッド10,20,30及び40は、接合バネ
15によって、コア12,13の端面に接合圧力が付与
されているが、これに限らず、図6に示した従来の磁気
ヘッド1と同様に、コアホルダーによってコア12,1
3が保持されている場合にも、本発明を適用し得ること
は明らかである。
も、磁気ヘッド10,20,30及び40は、接合バネ
15によって、コア12,13の端面に接合圧力が付与
されているが、これに限らず、図6に示した従来の磁気
ヘッド1と同様に、コアホルダーによってコア12,1
3が保持されている場合にも、本発明を適用し得ること
は明らかである。
【0027】また、上記実施例においては、コア12,
13から下方に突出する突起12a,13aの下端面
が、コア12,13の上面を研磨してメディア摺動面1
6を形成する際の基準面Aとして利用されるようになっ
ているが、これに限らず、メディア摺動面16の研磨の
際に基準面として利用可能であれば、コア12,13自
体の底面や側方に突出した突出部の下面等、コア12,
13に一体に形成された基準面であれば、任意の形状が
可能である。
13から下方に突出する突起12a,13aの下端面
が、コア12,13の上面を研磨してメディア摺動面1
6を形成する際の基準面Aとして利用されるようになっ
ているが、これに限らず、メディア摺動面16の研磨の
際に基準面として利用可能であれば、コア12,13自
体の底面や側方に突出した突出部の下面等、コア12,
13に一体に形成された基準面であれば、任意の形状が
可能である。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
アに設けられた突起の下端面が、コア上面を研磨してメ
ディア摺動面を形成する際の基準面として利用されるの
で、コアに対する基準面の位置ずれが発生することはな
い。従って、コアに対するメディア摺動面の位置のバラ
ツキが排除され得ることになり、磁気ヘッドの信頼性が
向上せしめられ得ることになる。
アに設けられた突起の下端面が、コア上面を研磨してメ
ディア摺動面を形成する際の基準面として利用されるの
で、コアに対する基準面の位置ずれが発生することはな
い。従って、コアに対するメディア摺動面の位置のバラ
ツキが排除され得ることになり、磁気ヘッドの信頼性が
向上せしめられ得ることになる。
【0029】また、該コアを樹脂封止した後に、ギャッ
プ上面を研磨してメディア摺動面を形成することにより
構成される磁気ヘッドにおいても、樹脂封止後に、コア
に設けられた研磨基準面である突起の下端面が樹脂封止
部から露出していることより、コアに対する基準面の位
置ずれが発生することはない。従って、コアに対するメ
ディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ることにな
り、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ることにな
る。
プ上面を研磨してメディア摺動面を形成することにより
構成される磁気ヘッドにおいても、樹脂封止後に、コア
に設けられた研磨基準面である突起の下端面が樹脂封止
部から露出していることより、コアに対する基準面の位
置ずれが発生することはない。従って、コアに対するメ
ディア摺動面の位置のバラツキが排除され得ることにな
り、磁気ヘッドの信頼性が向上せしめられ得ることにな
る。
【0030】かくして、本発明によれば、コア上面の研
磨によるメディア摺動面が高精度に形成され得るように
した、極めて優れた磁気ヘッドが、提供され得ることに
なる。
磨によるメディア摺動面が高精度に形成され得るように
した、極めて優れた磁気ヘッドが、提供され得ることに
なる。
【図1】本発明による磁気ヘッドの第一の実施例の樹脂
封止前の状態を示す、(A)は平面図,(B)は正面
図、及び(C)は側面図である。
封止前の状態を示す、(A)は平面図,(B)は正面
図、及び(C)は側面図である。
【図2】図1の磁気ヘッドにおける接合バネの斜視図で
ある。
ある。
【図3】本発明による磁気ヘッドの第二の実施例を示
す、(A)は概略平面図、及び(B)は概略側面図であ
る。
す、(A)は概略平面図、及び(B)は概略側面図であ
る。
【図4】本発明による磁気ヘッドの第三の実施例を示
す、(A)は概略正面図、及び(B)は概略平面図であ
る。
す、(A)は概略正面図、及び(B)は概略平面図であ
る。
【図5】図1の磁気ヘッドの樹脂封止後の状態を示す、
(A)は正面図、及び(B)は側面図である。
(A)は正面図、及び(B)は側面図である。
【図6】従来の磁気ヘッドの一例を示す概略正面図であ
る。
る。
10,20,30,40 磁気ヘッド 11 ギャップ 12,13 コア 12a,13a 突起 14 コイル 15 接合バネ 17 メディア摺動面 18 樹脂封止部
Claims (4)
- 【請求項1】ギャップおよび前記ギャップと反対側にコ
イル巻回部を構成するように二つのコアを互いに対向し
て接合し、ギャップ上面を研磨してメディア摺動面を形
成することにより構成される磁気ヘッドにおいて、前記
コイル巻回部の両端にメディア摺動面と直交し且前記メ
ディア摺動面と対向する方向に延長した突起を設け、前
記突起の下端面を前記メディア摺動面の研磨の基準面と
することを特徴とする、磁気ヘッド。 - 【請求項2】ギャップおよび前記ギャップと反対側にコ
イル巻回部を構成するように二つのコアを互いに対向し
て接合し、ギャップ上面を研磨してメディア摺動面を形
成することにより構成される磁気ヘッドにおいて、前記
コイル巻回部の両端にメディア摺動面と直交し且前記メ
ディア摺動面と対向する方向に延長した突起を設け、前
記突起の下端面を前記メディア摺動面の研磨の基準面と
し、且つ樹脂封止後に、前記突起の下端面が樹脂封止部
から露出していることを特徴とする、磁気ヘッド。 - 【請求項3】 上記二つのコアが、互いにコアホルダー
によって固定保持されていることを特徴とする、請求項
1または2に記載の磁気ヘッド。 - 【請求項4】 上記二つのコアが、互いに接合バネによ
って固定保持されていることを特徴とする、請求項1ま
たは2に記載の磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10781294A JP3282369B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10781294A JP3282369B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 磁気ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07296309A JPH07296309A (ja) | 1995-11-10 |
JP3282369B2 true JP3282369B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=14468666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10781294A Expired - Fee Related JP3282369B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3282369B2 (ja) |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP10781294A patent/JP3282369B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07296309A (ja) | 1995-11-10 |
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Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
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