JP2864931B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2864931B2 JP3996493A JP3996493A JP2864931B2 JP 2864931 B2 JP2864931 B2 JP 2864931B2 JP 3996493 A JP3996493 A JP 3996493A JP 3996493 A JP3996493 A JP 3996493A JP 2864931 B2 JP2864931 B2 JP 2864931B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルが巻回されるコ
アとスライダとを備える磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気ヘッドにはコアとスライダと
を備えたものがある。コアには磁気ギャップが形成され
ると共に、コイルが巻回される。例えば、可撓性の磁気
ディスクを記録再生する磁気ディスク装置においては、
この磁気ヘッドがキャリッジの上側ヘッドアーム及び下
側ヘッドアームのジンバルプレート上に取り付けられて
いる。この場合、磁気ヘッドは、スライダに溝を有する
もの、溝を有しないもの、及びコアの側面にもスライダ
チップが位置されているもの等がある。
【0003】ここで、図6に従来の磁気ヘッドの使用状
態の説明図を示す。図6(A)は、スライダに溝を有す
る磁気ヘッド11を示したもので、スライダ11aにコ
イル(図7において説明する)が巻回されたコア組立体
11bが取り付けられると共に、溝11cが形成された
ものである。この磁気ヘッド11がジンバルプレート1
2a,12bにそれぞれ取り付けられ、磁気ディスク1
3の両側(S1,S0)から接触される。この場合、互
いのスライダ11aとコア組立体11bとが対向するよ
うに接触するもので、磁気ディスク13には両方の磁気
ヘッド11から圧力Pが加わる。
【0004】また、図6(B)は、磁気ディスク13の
サイドS1に溝11cが形成された磁気ヘッド11が位
置され、サイドS0に溝を有しない磁気ヘッド11が位
置された場合を示している。さらに、図6(C)は、図
6(A)に示すコア組立体11bの外側にスライダチッ
プ11aを設けた磁気ヘッド11を、磁気ディスク13
の両側から接触させた場合を示したものである。
【0005】ここで、図7に、図6(A)に示す従来の
磁気ヘッドの説明図を示す。図7(A),(B)に示す
ように、磁気ヘッド11は、セラミックよりなるスライ
ダ11aと、フェライト等の磁性材により形成されたコ
ア組立体11bと、磁気ギャップ11b1 を有するコア
組立体11bに組付けられたコイル11b2 とよりな
る。
【0006】スライダ11aにはコア組立体11bの下
端側面に接着されたバックコア11eが予め一体的に固
着されている。又、スライダ11aはディスク摺接面1
1a1 にヘッド面と平行な溝11cが設けられ、コア組
立体11bの側面に対向する溝11a2 が設けられる。
スライダ11aの製造工程は、まずセラミック素材よ
り平板状のセラミック板を切り出し、セラミック板の
上面にバックコア用の溝加工を行い、バックコア用の
フェライトバーコードをフェライト素材から切り出す。
そして、フェライトバーをで加工された溝に接着し
た後、コア組立体11bに接着されるセラミック板の
上面を鏡面加工する。続いて、セラミック板の上面に
上記溝11eの溝加工を行い、セラミック板をこの溝
11eに沿って棒状に切断し、さらに切断されたセラ
ミック棒のヘッド面側に上記溝11cの溝加工を行う。
次に、バックコア11e及び溝11c,11a2 を有す
るセラミック溝を長手方向と直交する方向に切断して図
7(A)に示すスライダ11aが得られる。そして、こ
のスライダ11aは図7(B)に示すようにコア組立体
11bに接着される。
【0007】また、図8に、図7の組立後の加工の説明
図を示す。図8(A)において、一般に磁気ヘッドの電
磁変換特性はC点のエイペックス(APEX)と呼ばれ
る点から接触面までの距離ギャップデプスGdによって
決定される。この場合、A点を基準にするとA−C間が
Gd精度となり、B点を基準にするとB−C間がGd精
度となる。
【0008】そこで、図7(B)のように組み立てられ
た磁気ヘッド11は、図8(B)に示すように、B点を
基準に接触面をA点(B−A間のH)まで研磨により加
工を施すものである。また、図7(A)に戻り、図8
(B)のように加工された磁気ヘッド11は、磁気ディ
スク13とのタッチ(ヘッドタッチ)を良好とするため
に、また磁気ディスク13へのダメージを防ぐために、
外周部をなだらかにする面取加工が施されるものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のよう
に、磁気ヘッド11電磁変換特性はGd精度で決定さ
れることから、精度確保に限界があるという問題があ
る。すなわち、Gd精度を出すためには、コア組立体1
1bの段階でエイペックス(C点)の寸法精度を得、さ
らにスライダ11aに接着した後、スライダ面からの異
なる基準面からGd精度を得なければならず、またスラ
イダ11aの寸法精度においても一義的に決定されるこ
とになる。
【0010】また、スライダ11aにコア組立体11b
を接着した後に研磨加工しており、スライダ11aの表
面積が広いと全面に高い平面度を得ることが困難で
り、そのため強い加圧力(ヘッドロードフォース)を加
えないとヘッドタッチが劣化するという問題がある。こ
のスライダ11aの表面積が広いことは、磁気ディスク
13に対して、単位面積当りの加圧力(接触圧)の低下
を招くと共に、仮りに高い平面度を得た場合に、磁気デ
ィスク13の有無に拘らず、磁気ヘッド11同士が吸着
する状態が生じるという問題がある。
【0011】さらに、スライダ11aとコア組立体11
bとは異種材であり、これを磁気ギャップ11b1 部分
で接着した場合、熱膨張率の差によって歪が内在して特
性劣化を招くという問題があると共に、温湿度等の環境
の変化によって接合面間で段差が生じ、スペースロス
(磁気ディスク面と磁気ヘッド面との距離)が増大して
出力低下等の特性劣化を生じるという問題がある。
【0012】また、コスト低減を図るために、スライダ
11aを、金属、プラスチック等で形成した場合、加工
性、接着性、接合面段差等の該問題を生じることから、
結局コスト低減を図ることが困難であるという問題があ
る。そこで、本発明は上記課題に鑑みなされたもので、
電磁変換特性の向上、低コスト化を図る磁気ヘッドを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。 すなわち、本
発明は、磁性材により板状に形成された複数のコアを接
着し、該コアの一端の接着部分にギャップを形成し、最
終寸法精度で形成してなるコア組立体と、コアの他端
よりコア組立体に取付けられるコイルと、性材により
形成されバックコアとして該コア組立体の他端側面に接
着される接続部と、前記コア組立体を保持すると共に前
記磁性材に摺接するスライダと、からなり、 前記スライ
ダは、 前記コア組立体の他端部分及び該接続部が嵌合固
定される中空部が形成された枠体と、 該枠体より前記磁
性材側へ突出し、前記ギャップを有する端面と略同一高
さの端面であって該コア組立体より長手方向に長さの異
なる延出部と、 を一体形成したことを特徴とするもので
ある
【0014】
【作用】上述のように、本発明によれば、スライダが、
コア組立体の他端部分及び接続部が嵌合固定される中空
部が形成された枠体と、枠体より磁性材側へ突出し、ギ
ャップを有する端面と略同一高さの端面であってコア組
立体より長手方向に長さの異なる延出部と、を一体形成
してなるため、延出部の寸法精度を高められると共にコ
イルが装着されたたコア組立体を接続部で接合した状態
で枠体に形成された中空部に挿入して嵌合固定すること
により、コア組立体のギャップを有する端面と、該コア
組立体の長手方向で長さの異なる該スライダより延出す
る延出部の端面が略同一高さとなる。
【0015】この磁気ヘッドを記録媒体に両面から、ギ
ャップの端面と延出部の端面とを対向させて接触させる
と、該記録媒体面での接触面積が縮小されて単位面積当
りの加圧力が増大する。これにより、ヘッドタッチ、ス
ペースロスの低減が図られ、コア組立体とスライダを別
個に高精度に組立てられることから電磁変換特性の向
上、低コスト化を図ることが可能となる。
【0016】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の構成図を示す。
図1(A)は斜視図、図1(B)は断面図を示したもの
である。図1(A),(B)において、磁気ヘッド21
は、コア組立体22、コイル23a,23b、接続部と
してバックコアの役割をなすバックバー24、及びスラ
イダ25により構成される。
【0017】コア組立体22はバルクタイプのヘッド
で、フェライト等の磁性材よりなるコア31a,31b
が夫々ガラス材等の絶縁材32を介在させて融着されて
いる。端面であるヘッド面33にはリード,ライト,イ
レーズ用のギャップ34が設けられ、コア31a,31
bの下方に延在する延在部31a1 ,31b1 にはコイ
ル23a,23bが夫々巻装される。そして、磁性材よ
りなるバックバー24が延在部31a1 ,31b1 に接
合されて架設される。
【0018】スライダ25は、枠体41と該枠体41よ
り延出する延出部42とが一体的に形成されたもので、
その材質は磁性材、非磁性材を問わず、フェライト
属、プラスチック、セラミックス等が使用される。この
場合、低コスト化の観点からはプラスチックが望まし
い。図3に示されるように、枠体41は、平板状の材料
にコア組立体22の他端部分及びバックバー24が嵌合
固定される中空部を形成してなる。この中空部は、上下
方向、すなわち延出部42が突出する方向に貫通した四
角形状の空間であり、その周囲を囲むように四角形状の
枠体41が形成されている。また、中空部の幅寸法は、
図1(B)に示されるように、コア組立体22の他端部
分の厚さとバックバー24の厚さとを合計した寸法より
若干大きい寸法とされており、延出部 42側から突出す
るパッド43によりコア組立体22の他端部分及びバッ
クバー24が枠体41の中空部内に保持される。
【0019】図1(A)及び図3に示されるように、こ
のスライダ25は、枠体41と、枠体41より磁性材側
へ突出し、ギャップ34を有する端面と略同一高さの端
面であってコア組立体22より長手方向に長さの異なる
延出部42と、を一体形成してなるため、延出部42の
寸法精度を高められると共にコイル23a,23bが装
着されたたコア組立体22をバックバー24で接合した
状態で枠体41に形成された中空部に挿入して嵌合固定
することにより、コア組立体22のギャップ34を有す
る端面と、コア組立体22の長手方向で長さの異なるス
ライダ25より延出する延出部42の端面が略同一高さ
となる。
【0020】また、スライダ25の延出部42の端面
(ヘッド面という)42aは、コア組立体22が取り付
けられたときに、該コア組立体22のヘッド面33と略
同一高さであり、かつ延在部42の長手方向の長さがヘ
ッド面33の長さより短かく(同一長さでもよい)形成
される。そして、コア組立体22のヘッド面33と、ス
ライダ25の端面42aとの縁部(主に角部)に、記録
媒体としての磁気ディスクへのヘッドタッチを良好と
し、ダメージを与えるのを防止するために、面取りが施
される。
【0021】ここで、図2に、図1のコア組立体の製造
説明図を示す。図2において、まず、前工程において、
端面がコアの形状に形成された2つのコアブロック51
a,51bをギャップ34となる絶縁材であるガラスカ
バー52を介在させてガラスボンドされ、ガラスボンド
バー(GBB)53が用意される(図2(A))。この
GBB53は、端面において、コア組立体となるときの
ギャップデプス(Gd)が最終完成寸法(例えば30μ
m±5μm)で形成され、通常のGBB加工工程で容易
に形成される。
【0022】続いて、図2(B)に示すように、所定の
厚さをコア組立体22としてスライス加工される。そし
て、コア組立体22の延在部31a1 ,31b1 のバッ
クバー24が接合させる部分を研磨等により鏡面加工す
る。そして、図2(C)に示すように、治具54に固定
して、ヘッド面33の角部分を、面取り加工を行うこと
により、図2(D)に示すコア組立体20が形成され
る。
【0023】このように、コア組立体22が形成された
時点で、既に、最終的なGd精度が得られると共に、バ
ックバー24の接合部分の鏡面加工が施され、さらには
面取りを施すことができるものである。一方スライダ2
5は、特に図示しないが、例えば材料にプラスチックを
使用する場合、射出成形により、枠体41、延出部42
及びパッド43が形成されると共に、ヘッド面42aの
面取りが施される。この場合、枠体41の底面から延出
部42のヘッド面42aまでの所望の高さが精度よく形
成される。
【0024】そこで、図3に、本発明の磁気ヘッドの製
造説明図を示す。図3において、上述のように形成され
たコア組立体22の延在部31a1 ,31b1 に、鏡面
加工された先端部分を表出させてコイル23a,23b
がそれぞれ巻回される。なお、この延出部31a1 ,3
1b1 を、コイル23a,23bを巻回したボビンに貫
通させて取り付けてもよい。そして、スライダ25の枠
体41内にコイル組立体22と、延在部31a1 ,31
1 に接合させたバックバー24を配置させることによ
り、図1(A)に示す磁気ヘッド21が組立てられる。
このとき、コア組立体22のヘッド面33と延在部42
のヘッド面42a高さを同一にするところで、パッド4
3によりバックバー24を押圧して固定されるものであ
る。
【0025】すなわち、組立以前に既に面取り加工が施
され、Gd等の寸法精度が得られており、組立後にこれ
らの加工を行わずに済み、高いGd精度を確保すること
ができる。また、コア組立体22がバックバー24のみ
で組立接合されることから、接着等による特性劣化を防
止することができる。さらに、上述のように組立てが行
われることから、スライダ25は、プラスチック、金
属、セラミック等を問わずに使用することができ、低コ
スト化を図ることができるものである。
【0026】なお、このような磁気ヘッド21は、特に
図示しないが、フレクシャージンバルの先端に取り付け
られると共に、シールドリングによりシールドされる。
フレクシャージンバルの後端はプリント基板(例えばフ
レキシブルプリント配線板)に接続されるものである。
次に、図4に、本発明の使用状態の説明図を示す。図4
(A)〜(C)に示すように、上述の磁気ヘッド21
は、記録媒体である磁気ディスク55の両面から、互い
にコア組立体22のヘッド面33とスライダ25のヘッ
ド面42aを対向させて接触され、該磁気ディスク55
を加圧する。
【0027】この場合、コア組立体22のヘッド面33
(ギャップ34)とスライダ25のヘッド面25とは、
磁気ディスク55に対して各独立した状態であり、かつ
スライダ25のヘッド面25の長手方向の長さが短いこ
とから、良好なヘッドタッチを得ることができると共
に、接触する単位面積当りの加圧力が高くなりヘッドロ
ードフォースを低減させることができる。このことは、
磁気ディスク55への密着性が良好になると共に、図面
におけるスライダ25のヘッド面42aに対するコア組
立体22のヘッド面33の影響が小さく段差で生じるス
ペースロスによる出力低下を防止することができる。
【0028】このことは、コア組立体22のヘッド面3
3とスライダ25のヘッド面42a平面度の精度、及び
組立て時の段差精度を緩和することができることを意味
する。例えば段差が10μm〜20μm有していても、
良好なヘッドタッチが得られ、スペースロスによる出力
低下を防止することができるものである。さらに、説明
すると、スペースロスは分離損失として一般に54.6
d/λで表わされる。λ(μm)は記録波長であり、d
(μm)は磁気ディスク面と磁気ヘッド面との距離であ
る。従って、内周部分が外周部分に比べて高密度記録と
なり、又は全体的高密度記録を行うために記録波長λが
高くなると、スペースロスはdの影響を受け易くなる。
よって、本発明のように、スライダ25の延出部42
(ヘッド面42a)の長さを短くすることで単位面積当
りの加圧力が増大して、上述のdを小さくすることがで
きるもので、スペースロスによる出力低下を防止するこ
とができるものである。
【0029】なお、延出部42(ヘッド面42a)の長
さは、コア組立体22のヘッド面33の長さ以下から上
述の効果を有するものであるが、余りに短かくしすぎる
と、磁気ディスク55の回転方向に対するコア組立体2
2が振れ等により不安定となることから、適宜設定され
るべきものである。例えば、ヘッド面42aの長さを、
ヘッド面33の長さの2/3程度とすることが望ましい
ものであるが、振れによる特性悪化の許す範囲で長さが
設定される。
【0030】次に、図5に、本発明の他の実施例の構成
図を示す。図5に示す磁気ヘッド21は、図1に示すコ
ア組立体22のヘッド面33aの長さを、スライダ25
における延出部42のヘッド面42aの長さより短かく
形成した場合を示したもので、他の構成、作用効果は同
様である。この場合、磁気ディスク55に対して、図5
の磁気ヘッド21同士を両面で対向させてもよく、ま
た、図1の磁気ヘッド21を図5の磁気ヘッド21を互
いに磁気ディスク55に対して両面から対向させてもよ
い。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スライダ
が、コア組立体の他端部分及び接続部が嵌合固定される
中空部が形成された枠体と、枠体より磁性材側へ突出
し、ギャップを有する端面と略同一高さの端面であって
コア組立体より長手方向に長さの異なる延出部と、を一
体形成してなるため、延出部の寸法精度を高められると
共にコイルが装着されたたコア組立体を接続部で接合し
た状態で枠体に形成された中空部に挿入して嵌合固定す
ることにより、コア組立体のギャップを有する端面と、
該コア組立体の長手方向で長さの異なる該スライダより
延出する延出部の端面が略同一高さとなる。
【0032】この磁気ヘッドを記録媒体に両面から、ギ
ャップの端面と延出部の端面とを対向させて接触させる
と、該記録媒体面での接触面積が縮小されて単位面積当
りの加圧力が増大する。これにより、ヘッドタッチ、ス
ペースロスの低減が図られ、コア組立体とスライダを別
個に高精度に組立てられることから電磁変換特性の向
上、低コスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】図1のコア組立体の製造工程図である。
【図3】本発明の磁気ヘッドの製造説明図である。
【図4】本発明の使用状態の説明図である。
【図5】本発明の他の実施例の構成図である。
【図6】従来の磁気ヘッドの使用状態の説明図である。
【図7】図6(A)に示す従来の磁気ヘッドの説明図で
ある。
【図8】図7の組立後の加工の説明図である。
【符号の説明】
21 磁気ヘッド 22 コア組立体 23a,23b コイル 24 バックバー 25 スライダ 31a,31b コア 32 絶縁材 33 ギャップ 34 ギャップ 41 枠体 42 延出部 42a ヘッド面 43 パッド 55 磁気ディスク

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材により板状に形成された複数のコ
    アを接着し、該コアの一端の接着部分にギャップを形成
    し、最終寸法精度で形成してなるコア組立体と、 該コアの他端よりコア組立体に取付けられるコイルと、 磁性材により形成されバックコアとして該コア組立体の
    他端側面に接着される接続部と、前記コア組立体を保持すると共に前記磁性材に摺接する
    スライダと、からなり、 前記スライダは、 前記コア組立体の他端部分及び該接続部が嵌合固定され
    る中空部が形成された枠体と、 該枠体より前記磁性材側へ突出し、前記ギャップを有す
    る端面と略同一高さの端面であって該コア組立体より長
    手方向に長さの異なる延出部と、 を一体形成した ことを特徴とする磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記スライダの延出部を、長手方向で前
    記コア組立体と同等若しくは短かく形成することを特徴
    とする請求項1記載の磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記スライダの延出部を前記枠体の長手
    方向より短かく形成すると共に、前記コア組立体を該延
    出部と同等若しくは短かく形成することを特徴とする請
    求項1記載の磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 前記コア組立体の端面及び前記スライダ
    の延出部の端面の縁部に、面取りを施すことを特徴とす
    る請求項1乃至3記載の磁気ヘッド。
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