JP3281672B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JP3281672B2 JP3281672B2 JP09937193A JP9937193A JP3281672B2 JP 3281672 B2 JP3281672 B2 JP 3281672B2 JP 09937193 A JP09937193 A JP 09937193A JP 9937193 A JP9937193 A JP 9937193A JP 3281672 B2 JP3281672 B2 JP 3281672B2
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- combustion
- frame
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- Spray-Type Burners (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石油ファンヒータ等に
使用される燃焼装置に関するものである。
使用される燃焼装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】 この種の燃焼装置は特公平２−２３７
６７号公報等に記載されている。即ち、図１及び図５に
おいて、１は電気ヒータ、２は電気ヒータ１が鋳込まれ
た気化筒であり、この気化筒２には気化筒２の温度を検
出するサーミスタ（図示せず）が設けられている。３は
この気化筒２に装着されたバーナヘッド、４はこのバー
ナヘッド３に設けられた炎孔であり、この炎孔４はバー
ナヘッド３の周壁部に多数設けられている。５はこのバ
ーナヘッド３近くに設けられた点火プラグ、６は気化筒
２に燃料を供給する燃料パイプ、７は気化筒２内に燃焼
用空気を供給する空気供給管、９は気化筒２に臨ませた
サーミスタ、９は気化筒２の上部開口に配設された整流
板、１０はバーナヘッド３付近に設けられ、かつ、炎口
４の切れ目に位置させたフレームセンサ、１１はフレー
ムセンサ１０からの信号に応じて炎の状態を判定する炎
判定装置、１２は正常燃焼時の炎、１３はリフト状態の
炎である。
６７号公報等に記載されている。即ち、図１及び図５に
おいて、１は電気ヒータ、２は電気ヒータ１が鋳込まれ
た気化筒であり、この気化筒２には気化筒２の温度を検
出するサーミスタ（図示せず）が設けられている。３は
この気化筒２に装着されたバーナヘッド、４はこのバー
ナヘッド３に設けられた炎孔であり、この炎孔４はバー
ナヘッド３の周壁部に多数設けられている。５はこのバ
ーナヘッド３近くに設けられた点火プラグ、６は気化筒
２に燃料を供給する燃料パイプ、７は気化筒２内に燃焼
用空気を供給する空気供給管、９は気化筒２に臨ませた
サーミスタ、９は気化筒２の上部開口に配設された整流
板、１０はバーナヘッド３付近に設けられ、かつ、炎口
４の切れ目に位置させたフレームセンサ、１１はフレー
ムセンサ１０からの信号に応じて炎の状態を判定する炎
判定装置、１２は正常燃焼時の炎、１３はリフト状態の
炎である。
【０００３】上述した構成において、運転スイッチ（図
示せず）が投入されると、気化筒２が適正な気化温度と
なるまで電気ヒータ１に通電される。気化筒２の温度が
適正な気化温度になったことをサーミスタ（図示せず）
で検出すると燃焼が開始される。即ち、燃料パイプ６に
て気化筒２内に液体燃料が供給され気化筒２の内壁で気
化される。この時、気化燃料は、燃焼用送風機（図示せ
ず）から空気供給管７を介して気化筒２内に供給された
燃焼用空気と混合され、整流板９を通り混合ガスとして
バーナヘッド３の炎孔４、４…から噴出される。炎孔
４、４…から噴出された混合ガスは、点火プラグ５によ
り着火され燃焼する。
示せず）が投入されると、気化筒２が適正な気化温度と
なるまで電気ヒータ１に通電される。気化筒２の温度が
適正な気化温度になったことをサーミスタ（図示せず）
で検出すると燃焼が開始される。即ち、燃料パイプ６に
て気化筒２内に液体燃料が供給され気化筒２の内壁で気
化される。この時、気化燃料は、燃焼用送風機（図示せ
ず）から空気供給管７を介して気化筒２内に供給された
燃焼用空気と混合され、整流板９を通り混合ガスとして
バーナヘッド３の炎孔４、４…から噴出される。炎孔
４、４…から噴出された混合ガスは、点火プラグ５によ
り着火され燃焼する。
【０００４】また、フレームセンサ１０には商用電源電
圧又は直流電圧が印加されており、断火やリフト状態等
の異常燃焼を感知すると、フレームセンサ１０のフレー
ム電流が減少し、異常燃焼が炎判定装置１１により検知
される。
圧又は直流電圧が印加されており、断火やリフト状態等
の異常燃焼を感知すると、フレームセンサ１０のフレー
ム電流が減少し、異常燃焼が炎判定装置１１により検知
される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】フレームセンサを使用
する炎判定装置では、フレームセンサ表面にフレームセ
ンサに含まれるアルミが析出して酸化被膜が形成されて
いる。また、近来、生活様式の多様化及び使用環境の多
様性により、例えばシリコンオイル等が燃焼用空気内に
内在し、フレームセンサに悪影響を与えることが報告さ
れている。
する炎判定装置では、フレームセンサ表面にフレームセ
ンサに含まれるアルミが析出して酸化被膜が形成されて
いる。また、近来、生活様式の多様化及び使用環境の多
様性により、例えばシリコンオイル等が燃焼用空気内に
内在し、フレームセンサに悪影響を与えることが報告さ
れている。
【０００６】即ち、上述した従来の燃焼装置では、化粧
品及び建築材の接着剤等に含まれるシリコンオイルが蒸
発し、燃焼装置の燃焼によりシリコンオイルからケイ酸
（ＳiＯ2）が形成され、このケイ酸がフレームセンサに
形成された酸化被膜へ付着、結合してフレームセンサの
抵抗を著しく引き上げ、フレームセンサのフレーム電流
が小さくなり、炎判定装置が正常燃焼でありながら異常
燃焼であると判断する等の誤作動を起こすことが報告さ
れている。ケイ酸の付着したフレームセンサで正常な炎
判定を行うためには、やすり等で磨くか、フレームセン
サをフレームセンサを交換するしかなかった。
品及び建築材の接着剤等に含まれるシリコンオイルが蒸
発し、燃焼装置の燃焼によりシリコンオイルからケイ酸
（ＳiＯ2）が形成され、このケイ酸がフレームセンサに
形成された酸化被膜へ付着、結合してフレームセンサの
抵抗を著しく引き上げ、フレームセンサのフレーム電流
が小さくなり、炎判定装置が正常燃焼でありながら異常
燃焼であると判断する等の誤作動を起こすことが報告さ
れている。ケイ酸の付着したフレームセンサで正常な炎
判定を行うためには、やすり等で磨くか、フレームセン
サをフレームセンサを交換するしかなかった。
【０００７】本発明は、上述した事実に鑑みて成された
ものであり、シリコンオイル等が燃焼用空気内に内在し
ても、炎の状態が良好に検出できるようにすることを目
的とする。
ものであり、シリコンオイル等が燃焼用空気内に内在し
ても、炎の状態が良好に検出できるようにすることを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明では、炎孔を有す
るバーナヘッドと、このバーナヘッドの周辺に先端を臨
ませたフレームセンサとを備えた燃焼装置において、前
記フレームセンサはロッド状であり、その一部を内炎内
に、また、他の一部を外炎内に位置させた構成である。
るバーナヘッドと、このバーナヘッドの周辺に先端を臨
ませたフレームセンサとを備えた燃焼装置において、前
記フレームセンサはロッド状であり、その一部を内炎内
に、また、他の一部を外炎内に位置させた構成である。
【０００９】
【作用】フレームセンサの先端を内炎内のみならず外炎
内にも位置させたことにより、内炎内では燃焼ガス速度
が高く、また、還元炎であるため、フレームセンサに付
着、結合したケイ酸を除去でき、フレームセンサの機能
を回復させることができるばかりでなく、フレームセン
サで内炎のみを検知する場合に比べ、着火直後のフレー
ム電流の立上がりが良好となるとともに、正常炎の時の
フレーム電流値も大きくなり、炎の判別装置による炎の
状態判別をより的確に行うことができる。これにより燃
焼装置本体を大幅に改良することなく、シリコンオイル
等が燃焼用空気内に内在した場所でもフレームセンサに
悪影響を与えることが少ない。
内にも位置させたことにより、内炎内では燃焼ガス速度
が高く、また、還元炎であるため、フレームセンサに付
着、結合したケイ酸を除去でき、フレームセンサの機能
を回復させることができるばかりでなく、フレームセン
サで内炎のみを検知する場合に比べ、着火直後のフレー
ム電流の立上がりが良好となるとともに、正常炎の時の
フレーム電流値も大きくなり、炎の判別装置による炎の
状態判別をより的確に行うことができる。これにより燃
焼装置本体を大幅に改良することなく、シリコンオイル
等が燃焼用空気内に内在した場所でもフレームセンサに
悪影響を与えることが少ない。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基いて説明
する。図１及至図３は本発明の実施例の燃焼装置を示す
ものである。即ち、１は電気ヒータ、２は電気ヒータ１
が鋳込まれた気化筒、３はこの気化筒２に装着されたバ
ーナヘッド、４はこのバーナヘッド３に設けられた炎孔
であり、この炎孔４はバーナヘッド３の周壁部に多数設
けられている。５はこのバーナヘッド３近くに設けられ
た点火プラグ、６は気化筒２に燃料を供給する燃料パイ
プ、７は気化筒２内に燃焼用空気を供給する空気供給
管、９は気化筒２の上部開口に配設された整流板、１０
はバーナヘッド３付近に設けられ、かつ、炎口４の切れ
目に位置させたフレームセンサ、１１はフレームセンサ
１０からの信号に応じて炎の状態を判定する炎判定装
置、１４は炎口４、４…からの炎であり、炎１４は内炎
１５及び外炎１６とからなっている。
する。図１及至図３は本発明の実施例の燃焼装置を示す
ものである。即ち、１は電気ヒータ、２は電気ヒータ１
が鋳込まれた気化筒、３はこの気化筒２に装着されたバ
ーナヘッド、４はこのバーナヘッド３に設けられた炎孔
であり、この炎孔４はバーナヘッド３の周壁部に多数設
けられている。５はこのバーナヘッド３近くに設けられ
た点火プラグ、６は気化筒２に燃料を供給する燃料パイ
プ、７は気化筒２内に燃焼用空気を供給する空気供給
管、９は気化筒２の上部開口に配設された整流板、１０
はバーナヘッド３付近に設けられ、かつ、炎口４の切れ
目に位置させたフレームセンサ、１１はフレームセンサ
１０からの信号に応じて炎の状態を判定する炎判定装
置、１４は炎口４、４…からの炎であり、炎１４は内炎
１５及び外炎１６とからなっている。
【００１１】図２及び図３に示す実施例のものでは、フ
レームセンサ１０の先端を炎１４の内炎１５及び外炎１
６の双方に掛かるように配置したため、外炎１６にて異
常燃焼を感知するとフレームセンサ１０のフレーム電流
が減少し、異常燃焼が炎判定装置１１により検知でき
る。また、内炎１５内では燃焼ガス速度が高く、還元炎
であることから、フレームセンサ１０に形成された酸化
被膜に付着、結合したケイ酸を除去し、フレームセンサ
１０の機能を回復させることができる。
レームセンサ１０の先端を炎１４の内炎１５及び外炎１
６の双方に掛かるように配置したため、外炎１６にて異
常燃焼を感知するとフレームセンサ１０のフレーム電流
が減少し、異常燃焼が炎判定装置１１により検知でき
る。また、内炎１５内では燃焼ガス速度が高く、還元炎
であることから、フレームセンサ１０に形成された酸化
被膜に付着、結合したケイ酸を除去し、フレームセンサ
１０の機能を回復させることができる。
【００１２】フレームセンサ１０の機能の回復について
図４を参照して説明する。図４はシリコンオイル吸入に
よるフレーム電流の変化、即ち、シリコンオイル吸入後
の時間とフレーム電流との関係を示すものであり、○は
内炎１５内に配置されたフレームセンサ１０の先端部、
◎は外炎１６内に配置されたフレームセンサ１０の先端
部、☆は従来のフレームセンサ１０、★は参考例として
セラミックカラー付きフレームセンサ１０についてのシ
リコンオイル吸入後の時間とフレーム電流との関係を示
している。
図４を参照して説明する。図４はシリコンオイル吸入に
よるフレーム電流の変化、即ち、シリコンオイル吸入後
の時間とフレーム電流との関係を示すものであり、○は
内炎１５内に配置されたフレームセンサ１０の先端部、
◎は外炎１６内に配置されたフレームセンサ１０の先端
部、☆は従来のフレームセンサ１０、★は参考例として
セラミックカラー付きフレームセンサ１０についてのシ
リコンオイル吸入後の時間とフレーム電流との関係を示
している。
【００１３】これによると、蒸発したシリコンオイルを
吸収した後、従来のフレームセンサ１０、及び外炎１６
内に配置されたフレームセンサ１０ではフレーム電流が
減少したままだが、内炎１５内に配置されたフレームセ
ンサ１０ではフレームセンサ１０のフレーム電流は回復
している。参考例として比較したセラミックカラー付き
フレームセンサ１０では、フレーム電流は回復している
が、内炎１５内に配置されたフレームセンサ１０の回復
には及ばないことがわかる。
吸収した後、従来のフレームセンサ１０、及び外炎１６
内に配置されたフレームセンサ１０ではフレーム電流が
減少したままだが、内炎１５内に配置されたフレームセ
ンサ１０ではフレームセンサ１０のフレーム電流は回復
している。参考例として比較したセラミックカラー付き
フレームセンサ１０では、フレーム電流は回復している
が、内炎１５内に配置されたフレームセンサ１０の回復
には及ばないことがわかる。
【００１４】尚、本実施例では液体燃料を用いる燃焼装
置として説明したが、本発明は気体燃料を用いる気体燃
焼装置にも同様に適用できるものである。
置として説明したが、本発明は気体燃料を用いる気体燃
焼装置にも同様に適用できるものである。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成されている
ため、フレームセンサに付着、結合したケイ酸を除去で
き、フレームセンサの機能を回復させることができるば
かりでなく、フレームセンサで内炎のみを検知する場合
に比べ、着火直後のフレーム電流の立上がりが良好とな
るとともに、正常炎の時のフレーム電流値も大きくな
り、炎の判別装置による炎の状態判別をより的確に行う
ことができる。これにより燃焼装置本体を大幅に改良す
ることなく、シリコンオイル等が燃焼用空気内に内在し
た場所でもフレームセンサに悪影響を与えることが少な
くなる。
ため、フレームセンサに付着、結合したケイ酸を除去で
き、フレームセンサの機能を回復させることができるば
かりでなく、フレームセンサで内炎のみを検知する場合
に比べ、着火直後のフレーム電流の立上がりが良好とな
るとともに、正常炎の時のフレーム電流値も大きくな
り、炎の判別装置による炎の状態判別をより的確に行う
ことができる。これにより燃焼装置本体を大幅に改良す
ることなく、シリコンオイル等が燃焼用空気内に内在し
た場所でもフレームセンサに悪影響を与えることが少な
くなる。
【図１】本発明の一実施例を示す燃焼装置の断面図であ
る。
る。
【図２】同じく燃焼装置の要部拡大説明図である。
【図３】同じく他の一実施例を示す燃焼装置の要部拡大
説明図である。
説明図である。
【図４】シリコンオイル吸入後の時間とフレーム電流と
の関係を示す説明図である。
の関係を示す説明図である。
【図５】従来例を示す燃焼装置の要部拡大説明図であ
る。
る。
１ 電気ヒータ ２ 気化筒 ３ バーナヘッド ４ 炎孔 ５ 点火プラグ １０ フレームセンサ １１ 炎判定装置 １５ 内炎 １６ 外炎
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭50−58639（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F23N 5/12 F23D 11/10 F23D 11/40
Claims (1)
- 【請求項１】 炎孔を有するバーナヘッドと、このバー
ナヘッドの周辺に先端を臨ませたフレームセンサとを備
えた燃焼装置において、前記フレームセンサはロッド状
であり、その一部を内炎内に、また、他の一部を外炎内
に位置させたことを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09937193A JP3281672B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP09937193A JP3281672B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 燃焼装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06307629A JPH06307629A (ja) | 1994-11-01 |
| JP3281672B2 true JP3281672B2 (ja) | 2002-05-13 |
Family
ID=14245687
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP09937193A Expired - Fee Related JP3281672B2 (ja) | 1993-04-26 | 1993-04-26 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3281672B2 (ja) |
-
1993
- 1993-04-26 JP JP09937193A patent/JP3281672B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06307629A (ja) | 1994-11-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090222 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |