JP3280244B2 - 線条材の張力制御装置 - Google Patents

線条材の張力制御装置

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JP3280244B2
JP3280244B2 JP28151796A JP28151796A JP3280244B2 JP 3280244 B2 JP3280244 B2 JP 3280244B2 JP 28151796 A JP28151796 A JP 28151796A JP 28151796 A JP28151796 A JP 28151796A JP 3280244 B2 JP3280244 B2 JP 3280244B2
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幸正 黒岩
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線条材に所定のテ
ンションを付与して巻き取る線条材の張力制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より供給源からの線条材に一定のテ
ンションを付与して巻線機等のコイル巻線部(ボビン)
でコイル等を巻き取る線条材の張力制御装置は、特開平
2−310265号公報(B65H59/36)に示さ
れている。即ち、この種線条材の張力制御装置は線条材
が添設される主テンションプーリと一体回動する磁性デ
ィスクとが設けられている。
【0003】この場合、主テンションプーリには、主テ
ンションプーリと一体回動する磁性ディスクが設けられ
ており、この磁性ディスクの面と所定の狭い間隔(約
0.2mm)を存して永久磁石が取り付けられている。
そして、永久磁石から磁性ディスクに所定の磁力(磁力
線)を与え吸引することにより、磁性ディスクに所定の
制動トルクを付与している。これにより、磁性ディスク
と一体回動する主テンションプーリに所定の制動トルク
が付与される。
【0004】該制動トルクは、永久磁石に取り付けられ
たネジを回転することにより磁性ディスクの面と永久磁
石の面との間隔を調整している。これにより主テンショ
ンプーリに付与する制動トルクを調整している。即ち、
磁性ディスク面と永久磁石の面との距離を変えて永久磁
石が磁性ディスクに与える吸引力を変化させている。こ
れにより、磁性ディスクの制動トルクを調整すると共
に、主テンションプーリに付与する制動トルクを調整し
ていた。
【0005】しかし、制動トルクの調整は磁性ディスク
と永久磁石との面方向で調整していたため、僅かな距離
の変化でも制動トルクが極端に大きく変化してしまい、
線条材に付与するテンションを最適な値に調整するのが
困難であった。そこで、出願人が先に出願した特願平8
−32977号公報(B65H59/36)に線条材の
張力制御装置を示している。この場合、磁性ディスクの
両面に所定の間隔を存してそれぞれ複数個の永久磁石を
設け、これらの永久磁石を磁性ディスクの半径方向に移
動させて、磁力の強さを僅かずつ調整できるようにして
いる。これにより、主テンションプーリに付与する制動
トルクの調整を行ない、線条材に付与するテンションを
最適に調整していた。
【0006】また、コイルバネを掛けた調整軸と弾性を
有するテンションバーとを一体回動に取り付けている。
そして、線条材をボビンで巻き取り中何らかの理由でテ
ンションが変動すると、テンションバーの弾性と回動に
よる揺動によって変動したテンションを緩和している。
これにより安定して線条材の巻き取りを行っていた。係
る線条材に付与するテンションが強い場合、或いは弱い
場合、テンションバーは大きく回動して揺動限界を超え
てしまうため、コイルバネを調整軸の回転軸から遠い位
置、或いは近い位置に調整してテンションバーの傾き位
置を適正な位置に調整していた。
【0007】係る場合、線条材に付与するテンションが
大きいと線径の細い線条材等は伸び或いは切れ等の不具
合が発生すると共に、線条材に付与するテンションが小
さいと巻き取りに弛みが発生するなどの不具合の発生が
あった。このため、線径の太い線条材を巻き取る場合は
大きなテンションを付与し、線径の細い線条材を巻き取
る場合は小さなテンションを付与している。これにより
線条材の線径に応じた適正なテンションを付与して不具
合なく巻き取っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、線条材
の線径に合った制動トルクを付与する磁性ディスクはど
うしても大きな径となってしまった。この場合、線条材
の巻き取り始めでは磁性ディスクに慣性が働き、磁性デ
ィスクと一体回動する主テンションプーリは直ぐに回転
しなかった。特に、線径が細い(この場合、直径0.1
mm〜0.2mm)線条材の巻き始めでは、巻き取りに
より線条材が引っ張られても主テンションプーリは直ぐ
に回転せず、張力によって切れてしまう問題があった。
【0009】また、線条材を巻き取っている途中、何ら
かの理由で巻き取りを停止した場合、回転している磁性
ディスク(主テンションプーリ)は慣性により直ぐに停
止しなかった。このため、線条材が弛んで主テンション
プーリから外れてしまう問題があった。
【0010】また、テンションバーの揺動を適正にする
ため、調整軸に付勢するコイルバネを回転軸から遠い位
置に掛けた場合、テンションバーの揺動に応じてコイル
バネは大きく伸縮する。また、矩形のボビンに線条材を
巻き取るとテンションバーは大きく揺動(弾性を含む回
動)する。特に、高速回転させた矩形のボビンに線条材
を巻き取ると、テンションバーはテンション付与側最後
まで回動する以前に反対側に弾性変形してしまい、テン
ションバーの揺動と調整軸の回動とにずれが発生する。
このため、線条材を安定してボビン巻き取ることができ
ず、巻き取り不具合が発生してしまう問題があった。
【0011】本発明は、巻線機で巻き取る線条材の切れ
や弛み等を防止し、且つ、線条材に安定したテンション
を付与することが可能な線条材の張力制御装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、請求項1の発明の
線条材の張力制御装置は、供給源からの線条材を、制動
トルクが付与されている主テンションプーリと、テンシ
ョン付与側に付勢されているテンションバーの揺動端に
設けた副テンションプーリとを介し、一定のテンション
を付与してコイル巻線部に供給するものであって、主テ
ンションプーリと一体回動する複数枚の磁性ディスク
と、これら磁性ディスクの面と所定の間隔を存して設け
られた複数の永久磁石とより成り、主テンションプーリ
に制動トルクを付与する制動トルク発生手段と、各永久
磁石を各磁性ディスクの半径方向に移動させて定常時の
制動トルクを設定する定常トルク設定手段とを備えたも
のである。
【0013】また、請求項2の発明の線条材の張力制御
装置10は請求項1において、永久磁石は環状を呈して
いるものである。
【0014】また、請求項3の発明の線条材の張力制御
装置10は請求項2において、永久磁石は円周上に複数
の磁極を備えているものである。
【0015】更に、請求項4の発明の線条材の張力制御
装置10は請求項1、請求項2又は請求項3において、
主テンションプーリが取り付けられた本体に対して回動
自在に設けられた調整軸と、一端が本体に固定され、他
端が調整軸の長手方向に移動自在とされた状態で調整軸
に取り付けられたバネ部材と、テンションバーと連動し
て回動すると共に、調整軸よりも十分短いダンパーとを
備え、調整軸の先端をダンパーに当接させることによ
り、バネ部材のバネ力にてテンションバーをテンション
付与側に付勢するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
の形態を詳述する。図1は本発明の線条材の張力制御装
置10の裏面斜視図、図2は本発明の線条材の張力制御
装置10の構造を示す図、図3は図2のA−A断面図、
図4は図2のB−B断面図、図5は線条材Pを掛けた線
条材の張力制御装置10の一部構造図をそれぞれ示して
いる。線条材の張力制御装置10は本体11と、主テン
ションプーリ12と、磁性ディスク20と、永久磁石2
8と、トルク設定手段とから構成されている。
【0017】主テンションプーリ12は、巻き取られる
線条材Pに所定のテンションを付与して、巻き取りむら
等の不具合を防止するもので、例えば合成樹脂等で成形
され所定の円板形状を呈している。主テンションプーリ
12の外周端には所定の溝12Aが設けられており、こ
の溝12A内にはO(オー)リング36が嵌合固定され
ている。また、主テンションプーリ12の一面側に突出
して取付部12Bが設けられており、この取付部12B
に後述する磁性ディスク20が取り付けられる。該主テ
ンションプーリ12の軸心両側にはベアリング21、2
1が同軸心に設けられており、このベアリング21、2
1は後述する制動軸17に回動自由に取り付けられる。
【0018】また、主テンションプーリ12の取付部1
2Bには磁性ディスク20、スペーサ16、磁性ディス
ク20と順に同軸心に設けられネジ14で取付部12B
に固定されている。これにより、主テンションプーリ1
2と複数の磁性ディスク20・・・(この場合2個)が
所定の間隔で一体に固定されている。係る主テンション
プーリ12の溝12A側は後述する外箱15より突出し
て設けられている。また、外箱15より突出して線押え
装置69が設けられており、主テンションプーリ12は
線押え装置69とボビン72間に設けられている。線押
え装置69は線条材Pを巻き取るボビン72との間の線
条材Pに微弱の張力を与えるように構成されており、線
条材Pがボビン72に巻き取られると、線条材PがOリ
ング36に圧接されて主テンションプーリ12を回転す
るように構成されている。
【0019】また、磁性ディスク20は容易に磁化可能
なヒステリシス材(この場合例えば鉄板等)で構成され
ている。この磁性ディスク20は後述する複数の永久磁
石28・・・に吸引されながら回転することにより、両
者の磁気相互作用によって制動トルクが発生するように
構成されている。これによって磁性ディスク20、20
と一体回動する主テンションプーリ12に制動トルクが
付与される。即ち、巻き取られる線条材Pによって主テ
ンションプーリ12が回転する。これにより、各磁性デ
ィスク20、20が複数の永久磁石28・・・に吸引さ
れながら回転し、主テンションプーリ12に制動トルク
付与されるように構成されている。
【0020】一方、本体11は合成樹脂或いは金属板
(この場合例えばアルミニウム板)等の略矩形状を呈し
たプレート11Aで構成されている。外箱15内のプレ
ート11A下方にはベアリングホルダ32がボルト3
3、33で固定されており、このベアリングホルダ32
のプレート11Aと反対側には凹所32Aが形成されて
いる。また、ベアリングホルダ32の凹所32A内の中
心に位置して所定の長さの制動軸17が設けられてお
り、この制動軸17はボルト18によってベアリングホ
ルダ32に固定されている。
【0021】該制動軸17にボールベアリング34、カ
ラー22そして主テンションプーリ12が磁性ディスク
20側から挿入されスナップリング19で固定されてい
る。該ボールベアリング34はベアリングホルダ32の
凹所32A内に略埋没するかたちで制動軸17に挿入さ
れ、カラー22は磁性ディスク20、20に嵌合され
る。これにより、主テンションプーリ12の溝12Aが
外箱15の外側に位置して制動軸17に回動自在に取り
付けられる。尚、70はガイドプーリである。
【0022】他方、プレート11A端部近傍の外箱15
内には軸受ホルダ31がボルト31Aで固定されてい
る。この軸受ホルダ31にはアーム回転軸29がボルト
24で固定されており、アーム回転軸29の先にはアー
ム回転軸29より大きな軸受ストッパ29Aが形成され
ている。該軸受ストッパ29Aの内側にはボールベアリ
ング30が回動自在に取り付けられており、このボール
ベアリング30にアームホルダ35が取り付けられてい
る。
【0023】該アームホルダ35には移動アーム25が
固定されており、この移動アーム25の両面にはアーム
回転軸29の半径方向に延在して設けられた磁石ホルダ
ー26、26がボルト27とナット27Aで固定されて
いる。両磁石ホルダー26、26には複数の永久磁石2
8・・・が接着剤等で固定されており、永久磁石28・
・・は両磁性ディスク20、20と対抗してそれぞれ所
定の間隔で固定されている。この状態で、両磁石ホルダ
ー26、26は磁性ディスク20、20の半径方向内周
から離脱方向、及び、離脱方向から内周方向に移動可能
に構成されている。
【0024】即ち、両磁石ホルダー26、26に取り付
けられた複数の永久磁石28・・・は、各磁性ディスク
20、20の回転軸となる制動軸17を中心にして離脱
側に半周配置されている。これら両磁石ホルダー26、
26に取り付けた各永久磁石28・・・の外周縁は磁性
ディスク20、20の外周縁と略同じ位置に設けられる
と共に、両磁性ディスク20、20と所定の間隔(約
0.2mm)を存して取り付けられている。また、ベア
リングホルダ32側の磁石ホルダー26には後述する調
整ボルト37の先端が接触する鈎状の受け板39がネジ
39A、39Aにて固定されており、この受け板39は
アーム回転軸29側に取り付けられている。
【0025】また、アーム回転軸29に取り付けられた
両磁石ホルダー26、26の端部には前記移動アーム2
5と略同じ厚さのスペーサ40が固定されている。スペ
ーサ40にはアーム回転軸29と反対側に突出して支持
軸40Aが設けられており、この支持軸40Aに支持ベ
アリング42が回動自在にスナップリング41で取り付
けられている。また、プレート11Aには支持板42A
が取り付けられており、この支持板42Aに支持ベアリ
ング42が当接され、これにより、両磁石ホルダー2
6、26は磁性ディスク20、20に平行に取り付けら
れている。
【0026】また、ベアリングホルダ32側の磁石ホル
ダー26にはナット43Aにより位置表示ピン43が固
定されており、この位置表示ピン43はスペーサ40近
傍に位置して取り付けられている。また、プレート11
Aには円弧状に長穴44が設けられており、この長穴4
4は位置表示ピン43の移動範囲に対応して設けられて
いる。位置表示ピン43の先端は長穴44より小許突出
して設けられており、長穴44の横には目盛り44A
(この場合0〜10までの数字)が表示されている。
【0027】該目盛り44Aは磁性ディスク20の半径
方向に移動する永久磁石28・・・の位置を示すように
構成されている。即ち、磁石ホルダー26には移動アー
ム25と反対側に位置表示ピン43が設けられており、
この位置表示ピン43が位置する目盛り44Aが線条材
Pに付与するテンションの目安を示すように構成されて
いる。
【0028】ここで、永久磁石28を図6、図7に説明
する。永久磁石28は所定の環状形状を呈しており、少
なくとも円周方向に4極(N極、S極、N極、S極)以
上の磁極が設けられている。この場合、複数の磁極を有
した永久磁石28に所定の間隔を存してヒステリシス材
(鉄板)を設けると、隣接した異なる磁極同士がヒステ
リシス材内を通り相互に吸引される。即ち、各永久磁石
28・・・の磁力は、対向して設けられた磁性ディスク
20内を通過して隣り合う磁極(図7矢印)で引き合う
かたちとなり、これによって大きな磁気作用を得てい
る。そして、磁性ディスク20、20が回転すると複数
の永久磁石28・・・と磁性ディスク20、20間に大
きな制動トルク(磁気作用)が発生し、これが主テンシ
ョンプーリ12の制動トルクとなる。
【0029】他方、トルク設定手段は、線条材Pに付与
するテンションを最適に設定するためのもので、プレー
ト11Aの下方に設けた固定アーム45と、この固定ア
ーム45に螺合された所定の長さの調整ボルト37で構
成されている。この調整ボルト37の一端に前記磁石ホ
ルダー26に取り付けた受け板39の側面に当接すると
共に、他端には調整ツマミ37Aが取り付けられてい
る。尚、38は調整ボルト37を固定するためのナッ
ト、45Aは固定穴で本体11より小許離間して設けら
れている。また、46は固定ネジ、75は固定軸75で
線条材の張力制御装置10を巻線機71の近傍に安定し
て固定するためのものである。
【0030】そして、磁性ディスク20の中心と、両磁
石ホルダー26、26に環状に半周取り付けた永久磁石
28・・・の中心とを一致(図2中点線)させた場合、
磁性ディスク20に対応する永久磁石28・・・の面積
が最大となって、発生する制動トルクが最大となるよう
に構成している。また、磁性ディスク20から両磁石ホ
ルダー26、26に半周取り付けた永久磁石28・・・
を最大に離間(図2中一点鎖線)した場合、磁性ディス
ク20に対応する永久磁石28・・・の面積は最小とな
って、発生する制動トルクが最小となるように構成して
いる。
【0031】係る場合、調整ツマミ37Aを時計方向
(この場合逆方向でもよい)に回転していくと両磁石ホ
ルダー26、26に取り付けた複数の永久磁石28・・
・は磁性ディスク20、20の内周から外周方向に移動
していく。これにより、永久磁石28・・・は磁性ディ
スク20、20から離間していき、主テンションプーリ
12に付与する制動トルクは弱まっていく。また、調整
ツマミ37Aを反時計方向(この場合逆方向でもよい)
に回転して、永久磁石28・・・を磁性ディスク20の
外周から内周方向に移動していく。これにより、永久磁
石28・・・は磁性ディスク20、20に接近してい
き、主テンションプーリ12に付与する制動トルクは強
まっていく。
【0032】また、磁石ホルダー26、26は調整ボル
ト37の先に当接し保持されると共に、永久磁石28・
・・(磁石ホルダー26、26)は常時磁性ディスク2
0、20の中心に向かって付勢される。この場合、磁性
ディスク20、20より離間させた永久磁石28・・・
は磁気作用が弱いため、磁気作用の強い方向に吸引され
る。これによって、調整ボルト37を回転すると両磁石
ホルダー26、26は磁性ディスク20、20の外周か
ら内周、内周から外周に移動可能に構成されている。
【0033】このように、調整ボルト37を回転するこ
とにより永久磁石28・・・を磁性ディスク20の半径
方向に移動できるようにしているので、永久磁石28・
・・が両磁性ディスク20、20に作用する磁力の強さ
を僅かずつ調整することができる。これにより、磁性デ
ィスク20に発生する制動トルクを微調整できて、主テ
ンションプーリ12に付与する制動トルクの微調整が可
能となる。従って、線条材Pに付与するテンションの微
調整が可能となり、ボビン72に巻き取られる定常時の
線条材Pのテンションを最適に調整することができるよ
うになる。尚、巻き取る線条材Pの線径により付与する
テンションを大幅に変更する場合、調整ツマミ37Aを
何回も回転すればよい。
【0034】一方、プレート11A上方の右側にはダン
パー固定軸47がボルト55で固定されており、左側に
は後述するテンション軸56が設けられている。該ダン
パー固定軸47には軸受48を介してダンパー固定板4
9が回動自在に取り付けられており、ダンパー固定板4
9に所定の長さの調整軸51が取り付けられている。こ
の調整軸51はテンション軸56方向に延在して設けら
れており、先端は、後述するダンパーベアリング59上
に当接される。尚、50はスナップリングである。
【0035】また、調整軸51には調整具52が固定ネ
ジ53で取り付けられており、この調整具52は調整軸
51の一端から他端まで移動可能に取り付けられてい
る。該調整具52はプレート11Aに固定されたピン6
8間にバネ部材としてのコイルバネ54が掛けられてお
り、これにより調整軸51は常時ピン68側に付勢され
ている。尚、74は断線検出スイッチ、73はスイッチ
作動レバーで線条材Pが断線した場合、線条材の張力制
御装置10の運転を停止するものである。
【0036】プレート11Aにはテンションフレーム6
1が固定されており、前記テンション軸56はこのテン
ションフレーム61に取り付けたベアリング57と、プ
レート11Aに取り付けたベアリング57に回動自在に
取り付けられている。係る、両ベアリング57、57間
のテンション軸56には所定の長さ(前記調整軸51の
1/4程度の長さ)のダンパー58が固定されており、
このダンパー58の先に設けたダンパー軸58Aにダン
パーベアリング59が回動自在に取り付けられている。
尚、60はダンパーベアリング59を保持するスナップ
リング、62はダンパー軸58Aがそれ以上下がるのを
防止するストッパである。
【0037】また、テンション軸56の両端はプレート
11Aと外箱15の両側に小許突出して設けられてお
り、外箱15側に突出したテンション軸56に止め具6
3がネジ64で固定されている。該止め具63には弾性
を有した所定の長さのテンションバー65が固定されて
おり、このテンションバー65は前記ダンパー軸58A
と所定の角度で取り付けられている。係るテンションバ
ー65の先端にはプーリ取付具67によって副テンショ
ンプーリ66が回転自在に取り付けられており、この副
テンションプーリ66が上下に移動することにより連動
してダンパーベアリング59が上下に回動するように構
成されている。
【0038】以上の構成で次に線条材の張力制御装置1
0の使用例を説明する。尚、線条材の張力制御装置10
は固定軸75に固定されて巻線機71の近傍に設置され
ているものとする。また、図5に示す如き線条材Pは、
線押え装置69、ガイドプーリ70、主テンションプー
リ12(この場合、主テンションプーリ12に線条材P
を数回巻き付けてもよい)、副テンションプーリ66を
介して巻線機71の巻線部(ボビン72)に導かれてい
るものとする。
【0039】また、線条材Pがボビン72に巻き取られ
ている状態でテンションバー65が略水平となる位置
に、調整具52の位置が調整軸51の左右方向に調整さ
れて固定ネジ53で固定されているものとする。また、
線条材Pに付与されるテンションが変動すると、コイル
バネ54の伸縮によりテンションバー65が揺動するも
のとする。
【0040】まず、所定の計りを用いて図5に示す如き
主テンションプーリ12の溝12Aに掛けられた線条材
Pを、副テンションプーリ66側から引いてテンション
を測定する。この場合、計りを引くと主テンションプー
リ12が回転し、主テンションプーリ12と一体回動す
る磁性ディスク20、20の制動トルクが測定される。
この測定した値が巻き取られる線条材Pに付与されるテ
ンションとなる。
【0041】そして、測定したテンションが線条材Pに
付与する適正な値と異なる場合、調整ツマミ37Aを時
計方向、或いは、反時計方向に回転して、再度テンショ
ンを測定する。これを何回か繰り返して線条材Pに付与
されるテンションを最適な値に調整する。線条材Pに付
与されるテンションを最適な値に調整した後は、巻線
中、調整ボルト37が回転してテンションの値が変動し
ないようにナット38を締め付けて調整ボルト37を固
定する。
【0042】次に、巻線機71を運転すると線条材Pは
線押え装置69、ガイドプーリ70、主テンションプー
リ12の周囲(溝12A)及び副テンションプーリ66
を経てボビン72に巻き取られる。線条材Pが巻き取ら
れると巻き取られる線条材Pにより主テンションプーリ
12が回転する。この場合、溝12A内に嵌合固定した
Oリング36により線条材Pはスリップすることなく主
テンションプーリ12を回転する。
【0043】主テンションプーリ12が回転すると、主
テンションプーリ12に一体固定された両磁性ディスク
20、20が回転し、この磁性ディスク20、20は複
数の永久磁石28・・・によって所定の制動トルクが発
生する。これによって線条材Pに所定のテンション(主
テンションプーリ12の制動トルク)が付与される。そ
して、線条材Pは主テンションプーリ12により適正な
テンションが付与された状態で、テンションバー65の
副テンションプーリ66を介してボビン72に巻き取ら
れる。
【0044】係る場合、主テンションプーリ12の制動
トルクは複数の磁極を設けた複数の永久磁石28・・・
と、両磁性ディスク20、20によって大きな磁気作用
(制動トルク)を発生させているので、磁性ディスク2
0、20を小さくすることができる。これにより、磁性
ディスク20、20を小さくすることができるので、主
テンションプーリ12の慣性が小さくなり、線条材Pの
巻き取り始めに主テンションプーリ12を直ぐに回転さ
せることができる。特に、線径の細い線条材Pを巻き取
る場合等は、主テンションプーリ12が直ぐ回転するの
で、線条材Pの切れるのを阻止することが可能になる。
【0045】また、磁性ディスク20、20(主テンシ
ョンプーリ12)の慣性を小さくしているので、線条材
Pを巻き取っている途中、何らかの理由で巻き取りを停
止した場合、主テンションプーリ12の回転を直ぐ停止
することができる。これにより、線条材Pが弛んで主テ
ンションプーリ12から外れてしまう等の不具合を未然
に阻止することが可能になる。
【0046】そして、線条材Pが副テンションプーリ6
6を経て巻線機71のボビン72に巻き取られると、巻
き取られる線条材Pの張力により副テンションプーリ6
6は反付勢側(下)に引かれる。副テンションプーリ6
6が下に引かれると、テンションバー65は下に揺動
し、テンションバー65に一体回動に取り付けられたダ
ンパーベアリング59によって調整軸51が押し上げら
れる。この状態で線条材Pが巻かれる張力と調整軸51
に掛けられたコイルバネ54の付勢力とのバランスが保
たれ、テンションバー65は水平位置に略静止する。こ
の状態で線条材Pに付与するテンションが適正値とな
る。
【0047】また、線条材Pを巻き取っているとき、何
らかの理由で線条材Pの張力が変動する場合がある。特
に、横長矩形のボビン72に線条材Pを巻き取る場合、
線条材Pの張力は周期的に変動する。これによってテン
ションバー65も大きく揺動するが、テンションバー6
5と一体回動に設けたダンパーベアリング59の位置を
調整軸51の長さの略1/4の位置に設けているので、
ダンパーベアリング59の揺動が小さくなり、調整軸5
1の揺動も小さくなる。これにより、コイルバネ54の
伸縮は従来の略1/4に小さくなって、調整軸51とテ
ンションバー65の動作は安定する。これによりボビン
72に安定して線条材Pを巻き取ることができ、線条材
Pの巻き取り不良を極めて低減することが可能となる。
【0048】このように、両磁性ディスク20、20の
半径方向内周から外周方向、外周から内周方向に永久磁
石28・・・を移動するようにしているので、主テンシ
ョンプーリ12に付与する制動トルクの微調整を極めて
容易に行なうことができるようになる。また、複数の磁
性ディスク20、20に設けた環状の永久磁石28・・
・に複数の磁極を設けることにより大きな制動トルクを
発生させている。これによって、主テンションプーリ1
2に大きな制動トルクを付与することができるので、磁
性ディスク20、20の径を小さくすることが可能とな
る。
【0049】従って、主テンションプーリ12の慣性を
極めて小さくすることが可能となる。これにより、線条
材Pの巻き始めに、主テンションプーリ12が慣性で遅
れて回転することによって線条材Pが切れてしまうのを
防止することができる。また、線条材Pの巻き取り停止
時等に慣性によって主テンションプーリ12の回転が直
ぐ停止せずに、線条材Pが弛んで溝12Aから外れてし
まうのを未然に防止することが可能になる。
【0050】尚、実施例では、主テンションプーリ12
と一体回動する磁性ディスク20を2つ設けたがこれに
限らず、磁性ディスク20を3つ或いはそれ以上設けて
も差し支えない。
【0051】また、磁石ホルダー26に環状の永久磁石
28を設けたがこれに限らず、環状の永久磁石28内に
所定の間隔を存して鉄心を設け、これにより永久磁石2
8と磁性ディスク20との吸引力を向上しても差し支え
ない。
【0052】また、テンションバー65と一体回動に設
けたダンパーベアリング59の位置を調整軸51の長さ
の略1/4に設けたがこれに限らず、ダンパーベアリン
グ59の位置は調整軸51の長さの1/4以下、或い
は、1/4以上にしても差し支えない。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、主テンションプーリと一体回動する複数枚の磁性デ
ィスクと、これら磁性ディスクの面と所定の間隔を存し
て設けられた複数の永久磁石とより成り、主テンション
プーリに制動トルクを付与する制動トルク発生手段と、
各永久磁石を各磁性ディスクの半径方向に移動させて定
常時の制動トルクを設定する定常トルク設定手段とを備
えているので、複数枚の磁性ディスクで制動トルクを発
生させ、発生した制動トルクは定常トルク設定手段によ
り線条材の線径に応じて容易に調整することができる。
従って、主テンションプーリに付与する制動トルクを大
きくすることができ、各磁性ディスクの径を小さくする
ことが可能となる。
【0054】また、磁性ディスクの径を小さくすること
により主テンションプーリの慣性を小さくすることがで
きるので、線条材の巻き始めに主テンションプーリは直
ぐに回転する。従って、線条材の巻き取り時に主テンシ
ョンプーリが遅れて回転するのを防止でき、主テンショ
ンプーリと巻線機の間で線条材が引っ張られて切れるの
を容易に防止することができる。また、主テンションプ
ーリの慣性を小さくしているので、線条材の巻き取りを
中断した場合でも線条材が弛んで主テンションプーリの
溝から外れるのを未然に防止することができるものであ
る。
【0055】また、請求項2及び請求項3の発明によれ
ば請求項1において、永久磁石を環状にして円周上に複
数の磁極を設けているので、永久磁石の吸引力を極めて
大きくすることができる。従って、磁性ディスクを介し
て隣接する磁極が相互に引き合うので、磁性ディスクの
径を小さくしても大きな制動トルクを発生させることが
できる。これにより、従来より小さな径の磁性ディスク
にすることが可能となるものである。
【0056】また、請求項4の発明によれば請求項1、
請求項2又は請求項3において、主テンションプーリが
取り付けられた本体に対して回動自在に設けられた調整
軸と、一端が本体に固定され、他端が調整軸の長手方向
に移動自在とされた状態で調整軸に取り付けられたバネ
部材と、テンションバーと連動して回動すると共に、調
整軸よりも十分短いダンパーとを備え、調整軸の先端を
ダンパーに当接させることにより、バネ部材のバネ力に
てテンションバーをテンション付与側に付勢するように
しているので、バネ部材が調整軸の回転軸から遠い位置
に調整されてテンションバーが大きく揺動した場合で
も、コイルバネの伸縮を極めて小さくすることが可能と
なる。従って、巻線部に横長矩形のボビンを使用して高
速回転で巻き取った場合等でも、線条材を安定して巻線
部に巻き取ることができ、線条材の巻き取り不良を極め
て低減することが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の線条材の張力制御装置の裏面斜視図で
ある。
【図2】本発明の線条材の張力制御装置の構造を示す図
である。
【図3】図2のA−A断面図である。
【図4】図2のB−B断面図である。
【図5】線条材を掛けた線条材の張力制御装置の一部構
造図である。
【図6】永久磁石の斜視図である。
【図7】永久磁石と磁性ディスクの磁力線の流れを示す
図である。
【符号の説明】
10 線条材の張力制御装置 11 本体 11A プレート 12 主テンションプーリ 12A 溝 12B 取付部 14 ネジ 15 外箱 17 制動軸 20 磁性ディスク 25 移動アーム 26 磁石ホルダー 28 永久磁石 29 アーム回転軸 31 軸受ホルダ 32 ベアリングホルダ 32A 凹所 34 ボールベアリング 36 Oリング 37 調整ボルト 37A 調整ツマミ 38 ナット 40 スペーサ 40A 支持軸 42 支持ベアリング 42A 支持板 43 位置表示ピン 44 長穴 44A 目盛り 45 固定アーム 47 ダンパー固定軸 51 調整軸 52 調整具 53 固定ネジ 54 コイルバネ 56 テンション軸 58 ダンパー 58A ダンパー軸 59 ダンパーベアリング 65 テンションバー 66 副テンションプーリ 69 線押え装置 71 巻線機 72 ボビン P 線条材
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 59/36 B65H 59/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給源からの線条材を、制動トルクが付
    与されている主テンションプーリと、テンション付与側
    に付勢されているテンションバーの揺動端に設けた副テ
    ンションプーリとを介し、一定のテンションを付与して
    コイル巻線部に供給する線条材の張力制御装置におい
    て、 前記主テンションプーリと一体回動する複数枚の磁性デ
    ィスクと、これら磁性ディスクの面と所定の間隔を存し
    て設けられた複数の永久磁石とより成り、前記主テンシ
    ョンプーリに制動トルクを付与する制動トルク発生手段
    と、前記各永久磁石を各磁性ディスクの半径方向に移動
    させて定常時の制動トルクを設定する定常トルク設定手
    段とを備えたことを特徴とする線条材の張力制御装置。
  2. 【請求項2】 永久磁石は環状を呈していることを特徴
    とする請求項1の線条材の張力制御装置。
  3. 【請求項3】 永久磁石は円周上に複数の磁極を備えて
    いることを特徴とする請求項2の線条材の張力制御装
    置。
  4. 【請求項4】 主テンションプーリが取り付けられた本
    体に対して回動自在に設けられた調整軸と、一端が前記
    本体に固定され、他端が前記調整軸の長手方向に移動自
    在とされた状態で調整軸に取り付けられたバネ部材と、
    テンションバーと連動して回動すると共に、前記調整軸
    よりも十分短いダンパーとを備え、前記調整軸の先端を
    前記ダンパーに当接させることにより、前記バネ部材の
    バネ力にて前記テンションバーをテンション付与側に付
    勢することを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項
    3の線条材の張力制御装置。
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