JP3279959B2 - カテーテル挿入実習用シミュレーター - Google Patents
カテーテル挿入実習用シミュレーターInfo
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Description
体の局部に挿入する実習を行うために人体に代わって用
いられるシミュレーターに属する。
で排泄できない人のために、病院ではカテーテルを患者
の性器から尿管に通して膀胱に挿入し、膀胱内に溜まっ
た尿をカテーテルに通して排出させている。
となっており、先端に外部と連通する孔が設けられ、尿
はその孔から入って内管を通って排出される。一方、外
管には、その孔よりも先端からやや遠い位置に内圧の増
加に伴って局部的に膨らむバルーン部が設けられ、カテ
ーテル挿入後に外管に液体を送ってバルーンを膨らませ
ることによりカテーテルが抜けないようにされている。
カテーテルの先端を膀胱に確実に挿入しないと排泄がで
きないし、かといって、あまり奥深く差し込みすぎると
患者が痛みを感じる。従って、看護婦などの作業者には
バルーンカテーテルを適切に挿入する実習を積んでおく
ことが必要である。
の挿入を実習するのに用いられているシミュレーター
は、図4又は図5に示すように、形状及び大きさにおい
て膀胱などに似せて作られ、液体注入口Fを有する液体
容器Wと、液体容器Wの開口部に設けられたシリコンゴ
ムからなる弁Vと、パッキンQとからなる。弁Vは中心
部が十字状ないし放射状の切り込みを有し、その部分を
押せば開き、押圧力を解除すればシリコンゴムの弾性復
元力により閉じる。実習時には注入口Fより液体容器W
に水を充填しておく。そして、バルーンカテーテルCの
先端を開口部から挿入し弁Vを通過して容器Wに入れ
る。バルーンカテーテルCの先端が容器W内に入ると直
ぐに水がカテーテルの外管に流入するように、注入口F
を開いておく。容器WのバルーンカテーテルCにその孔
Pから水が浸入したことをもって先端が容器に入ったこ
とを検知し、バルーンを膨らませる。
ミュレーターは、次の2つの問題を有する。第一の問題
は、カテーテルCを挿入する前に予め液体容器Wに水を
充填しておかなければならず、しかもシリコンゴムの弾
力だけで弁を閉じているので、取扱中に水が漏れやすい
ことである。また、使用するにつれてシリコンゴムが疲
労し、弾力が弱まるので、カテーテルを引き抜いたとき
には必ず漏れるし、バルーンカテーテルの挿入中に漏れ
ることもある。液体容器Wの大きさは膀胱に匹敵するの
で、それに充填されている水の量も多く、漏れると机上
が水浸しになる。このため、机上での実習に不便であ
る。第二の問題は、バルーンを膨らましてもシリコンゴ
ムからなる弁の弾力だけで固定しているので、カテーテ
ルが簡単に抜けてしまい実習にならない。
テルの挿入実習のために水が漏れにくいシミュレーター
を提供することにある。第二の目的は、実習中にバルー
ンカテーテルが抜けないシミュレーターを提供すること
にある。
に、この発明のシミュレーターは、カテーテルを人体の
局部に挿入する実習を行うために、人体に代わって用い
られる局部のシミュレーターにおいて、カテーテルの先
端を内部に挿入できるように開口した液体容器と、カテ
ーテルの挿入方向に対して交差する方向から液体容器の
開口部に液体が流入するように固定され、常時は閉じて
いるが液体容器に向かって通過するカテーテルの先端に
押されて開くことのできる弁と、カテーテルの先端が液
体容器に挿入されたときに、弁から流入する液体を液体
容器に導く流路とを備えたことを特徴とする。
ルを挿入する前に液体を容器に充填しておく必要はな
い。従って、実習準備中に水が漏れることはない。実習
の際は、水を供給できる適当な配管を弁に接続するだけ
でよい。そして、カテーテルの先端を液体容器の開口部
より挿入する。途中、カテーテルの先端が弁体を押して
弁を開く。水が弁から開口部に流入し液体容器に充填さ
れる。同時にカテーテルの先端の孔から水がカテーテル
内部に流入する。これによってカテーテルが液体容器に
挿入されたことを検知する。水は連続して弁から流入す
る。従って、容器の容積はカテーテルの先端が入る程度
であれば足り、膀胱よりも十分小さくて良い。流入した
水は連続してカテーテルから排出される。実習が終わっ
てカテーテルを抜くと、弁が閉じて水の流入が止まる。
容器内に液体が残っているが、大気圧に押されているの
で、流れ出ることはない。もし流れ出ても少量であるか
ら机上が水浸しになることはない。
きは、液体容器の開口径を液体容器の内径よりも小さく
する。こうすることで、カテーテルの先端を液体容器に
挿入し水の流入を検知した後、バルーンを膨らましたと
き、液体容器に対してカテーテルが確実に固定される。
差する方向から開口部に液体が流入するように固定され
るので、スプリング弁とすることができる。この場合、
シリコンゴムからなる従来の弁と異なり、閉鎖時の液密
性が弁体の疲労によって劣化することはない。更に弁ガ
イドを備え、弁ガイドが弁体に向かうカテーテルと弁体
との間に固定されてカテーテルの挿入方向と弁体の変位
方向とのなす角度の中間方向を向いて弁体とともに揺動
するものであると好ましい。弁ガイドが、カテーテルの
直進運動をそれと交差する弁体の運動に容易に変えるこ
とができるからである。
るときは、容器内でバルーンを膨らましても、弁から流
入する水がカテーテルの先端に向かう流路を確保する必
要がある。流路を確保する一つの手段は、液体容器を、
カテーテルの先端を入れることのできる両端開口の筒を
本体内側に緩く嵌合したものとし、その筒の外周面と液
体容器本体の内周面との間隙を流路とすることである。
バルーンカテーテルの先端は液体容器に入ると同時に筒
に入る。そこでバルーンを膨らましても、その外径が筒
の内径以上となることはない。そして、筒が両端開口で
あるから液体は筒と容器本体との間隙を通ってカテーテ
ルの先端に達することができるからである。
容器の内周にカテーテル挿入方向に延びる突起を一体的
に設け、突起の両側に設けられる空間を流路とすること
である。こうすればバルーンを膨らましても突起の高さ
だけバルーンと容器とに間隙ができ、水が通るからであ
る。
容器に本体底部と弁を連通させるバイパス配管を接続
し、そのバイパス配管を前記流路とすることである。こ
うすれば水がバイパス配管を通って容器本体の底部に流
入し、カテーテルの先端に達するからである。
説明する。図1は実施形態のシミュレーターを示す斜視
図、図2(a)はそのカテーテル挿入方向断面図、図
(b)は図2(a)のb−b断面図である。
どの剛性材料からなる直方体状の液体容器2、液体容器
2の開口部に連結されたカテーテル導入管3、カテーテ
ルを導入管3に通して容器2に挿入する際に液密性を保
持するパッキン4、スプリング弁5及び容器2内に収納
された円筒6を備える。
が通過する程度の小さい開口部を有する。円筒6は両端
が開口しており、容器2の中に緩く嵌合され、その外周
と容器2の内面とで間隙を形成している。
て容器2の開口部とパッキン4との間の位置に設けら
れ、その弁体6が導入管3と交差する方向に往復運動す
る。更に導入管3内には、スプリング弁5とパッキン4
との間に薄片からなる弁ガイド7が固着されている。弁
ガイド7は、導入管3に対して傾斜し弁体6の先端と接
し、弁体6とともにその遊端部が揺動する。
可能な配管Tを接続する。水は配管Tに流れてもスプリ
ング弁5が閉じているので、導入管3に流入することは
ない。そして、バルーンカテーテルCの先端を導入管3
より液体容器2内の円筒8に挿入する。途中、導入管3
内でパッキン4を通過し、バルーンカテーテルCの先端
が弁ガイド7に当たり弁ガイド7を押すと同時に弁体6
をスプリングの弾力に抗して後退させる。スプリング弁
5が開いて水が導入管3内に流入し、容器2に充填され
る。カテーテル先端の孔Pにも水が入るので、カテーテ
ルCに水が流れたことをもってカテーテルCの先端が容
器2に達したことを察知できる。そこで、バルーンBを
膨らます。容器2が剛性材料からなり、その開口径が膨
らんだバルーンBよりも小さいので、カテーテルCは容
器2内から抜けないように確実に固定される。バルーン
Bが完全に膨らむと円筒8に内接するが、その後もスプ
リング弁5から流入した水は円筒8と容器2の間隙を流
れてカテーテルCの孔Pに達することができる。
テーテルCの孔Pに送る手段としては、上記のように円
筒8に限定されない。図3は他の実施形態に用いられる
液体容器の断面図を示し、図2(b)と対応する。図3
の実施形態では、円筒8に代えて容器2の内周面に突起
9を軸方向に形成した。これにより、バルーンBを完全
に膨らましても突起9の高さだけ間隙ができるので、水
はその間隙を通ってカテーテルCの孔Pに送られる。
Cを引き抜くと、弁5が閉じられて水の流入が阻止され
る。容器2内に少量の水が残っているが、容器2の開口
部は唯一であるから大気圧に押されて出てこない。従っ
て、水が机上にこぼれることはない。万一、容器2内の
水がこぼれても、図4や図5で示した従来の容器Wに溜
まっていた量よりもはるかに少ないから、水浸しになる
ことはない。
筒8及び突起9に代えて、容器2の底部と導入管3とを
容器2の開口部を経由せずに連通させるバイパス配管1
0が接続されている。これにより、バルーンBを膨らま
しても水はバイパス配管10を通ってカテーテルCの孔
Pに送られる。
ーによれば、実習時に水が漏れないので、机上で安心し
て実習することができる。また、カテーテルが抜けない
ので、実習しやすい。
る。
挿入方向断面図、(b)は(a)のb−b断面図であ
る。
液体容器を示す横断面図である。
る。
である。
テーテル挿入方向断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】カテーテルを人体の局部に挿入する実習を
行うために、人体に代わって用いられる局部のシミュレ
ーターにおいて、 カテーテルの先端を内部に挿入できるように開口した液
体容器と、 カテーテルの挿入方向に対して交差する方向から液体が
液体容器の開口部に流入するように固定され、常時は閉
じているが液体容器に向かって通過するカテーテルの先
端に押されて開くことのできる弁と、 カテーテルの先端が液体容器に挿入されたときに、弁か
ら流入する液体を液体容器に導く流路とを備えたことを
特徴とするカテーテル挿入実習用シミュレーター。 - 【請求項2】前記カテーテルがバルーンカテーテルであ
り、液体容器の開口径が液体容器の内径よりも小さい請
求項1に記載のシミュレーター。 - 【請求項3】前記弁はスプリング弁であり、更に弁ガイ
ドを備え、弁ガイドは弁体に向かうカテーテルと弁体と
の間に固定されてカテーテルの挿入方向と弁体の変位方
向とのなす角度の中間方向を向いて弁体とともに揺動す
る請求項1に記載のシミュレーター。 - 【請求項4】液体容器が、カテーテルの先端を入れるこ
とのできる両端開口の筒を本体内側に緩く嵌合し、前記
流路がその筒の外周面と液体容器本体の内周面との間隙
である請求項2に記載のシミュレーター。 - 【請求項5】前記液体容器が、その内周にカテーテル挿
入方向に延びる突起を一体的に有し、前記流路が突起の
両側に設けられる空間である請求項2に記載のシミュレ
ーター。 - 【請求項6】前記液体容器に本体底部と弁を連通させる
バイパス配管が接続され、前記流路がそのバイパス配管
である請求項2に記載のシミュレーター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18035797A JP3279959B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | カテーテル挿入実習用シミュレーター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18035797A JP3279959B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | カテーテル挿入実習用シミュレーター |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1115370A JPH1115370A (ja) | 1999-01-22 |
| JP3279959B2 true JP3279959B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=16081836
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18035797A Expired - Fee Related JP3279959B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | カテーテル挿入実習用シミュレーター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3279959B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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Family Cites Families (4)
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-
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- 1997-06-20 JP JP18035797A patent/JP3279959B2/ja not_active Expired - Fee Related
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