JP3279481B2 - 液晶素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶素子及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カイラルスメクチ
ック液晶等の強誘電性液晶が基板間に挟持される液晶素
子及びその製造方法に係り、詳しくは液晶分子の移動を
抑制して液晶層の厚みの変動を防止できるようにした液
晶素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、強誘電性液晶分子の屈折率異
方性を利用して偏向素子との組み合わせによって透過光
線を制御する方式の液晶素子が、クラーク(Clark)及び
ラガーウオル(Lagerwall)らにより提案されている(例
えば、特開昭56−107216号公報、米国特許第4
367924号等)。
【0003】強誘電性液晶は、一般に特定の温度域にお
いて非らせん構造のカイラルスメクチックC相(SmC
* )、又はH相(SmH* )を有し、この状態におい
て、印加される電界に応答して第1の光学的安定状態と
第2の光学的安定状態のいずれかを取り、且つ電界の印
加のないときはその状態を維持する性質、即ち双安定性
を有し、また、電界の変化に対する応答も速やかであ
り、高速、並びに記憶型の表示素子としての広い利用が
期待されている。
【0004】上述した強誘電性液晶を有する液晶素子
は、例えば走査電極(透明電極) と信号電極(透明電
極) とで構成したマトリクス電極で強誘電性液晶が保持
され、走査電極に順次走査信号を印加して、該走査電極
と同期して信号電極に情報信号を印加することによって
駆動される。
【0005】ところで、この強誘電性液晶を有する液晶
素子を長時間駆動して表示動作を行った場合、図7に示
すように、強誘電性液晶(図示省略) を挟持した一対の
基板101,102間において、液晶分子が特定の方向
(図では右から左方向) に移動して基板端部領域(斜線
部分) 103の液晶層の厚みが増加していき、黄色に着
色していくという問題点があった。このような現象が発
生すると、表示の見栄えを悪くするだけでなく、液晶画
素のスイッチング特性も変化する。この現象は、特にコ
ントラストの高いユニフォーム配向状態の液晶素子にお
いて顕著である。尚、図中、矢印Aは強誘電性液晶のラ
ビング方向(配向方向) である。
【0006】そこで、長時間駆動に伴う液晶分子の移動
による液晶層の厚みの変動を抑制するために、従来、例
えば図8に示すように、液晶素子100の強誘電性液晶
(図示省略)を挟持した一対の基板101,102によ
って形成される表示領域104の周辺部に非表示領域
(斜線部分)105を設け、非表示領域105のプレチ
ルト角を表示領域104よりも大きくする(もしくは垂
直配向状態にする)ことが、特開平5−102754号
公報に開示されている。尚、図中、矢印Aは強誘電性液
晶のラビング方向(配向方向)である。
【0007】この液晶素子100では、液晶分子106
a,106bは例えば黒書き込み領域Bでは矢印a方向
に、また、白書き込み領域Cでは矢印b方向に移動する
が、周辺の非表示領域105で液晶分子106の等方的
な移動が可能なため、各書き込み領域B,Cにおいて生
じる液晶移動による圧力分布を緩和させることで、液晶
分子の移動による液晶層の厚みの変動を抑制しょうとす
るものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8に示し
た従来の液晶素子100では、表示領域104の周辺部
に非表示領域105を設けることにより、有効表示面積
に対して液晶素子100が大型になってしまう。
【0009】また、非表示領域105のプレチルト角を
表示領域104よりも大きくするために、非表示領域1
05のみに特別な処理が必要となるため、工程数が増
え、コストが高くなる。更に、図7において、表示領域
104の書き込み領域D或いはEではラビング方向に垂
直方向、即ちスメクチック層内の途中で白黒の表示が隣
接するような表示方法の場合は、原理的に液晶分子の移
動による液晶層の厚みの変動を抑制できないという問題
点があった(即ち、書き込み領域Dでは白黒の境め部分
の圧力が高くなり、書き込み領域Eでは逆に白黒の境め
部分の圧力が低くなる) 。
【0010】そこで、本発明は、表示方法に関係なく、
長時間駆動に伴う液晶分子の移動による液晶層の厚みの
変動を抑制することができる液晶素子及びその製造方法
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、対向配置された一対の基板
と、前記基板上にそれぞれ形成された透明電極群と、少
なくとも一方の前記透明電極群に併設された金属電極群
と、前記一対の基板間に配向処理されて挟持された強誘
電性液晶とを有する液晶素子において、前記透明電極の
側端に前記金属電極を形成し、前記金属電極の表面を1
00〜1000Åの凹凸状に形成し、前記金属電極の前
記100〜1000Åの凹凸状に形成された表面上の液
晶配向面に対する液晶分子のC−ダイレクタとのなす角
度であるプレチルト角を、前記金属電極が形成されてい
ない前記透明電極表面上の表示画素領域での液晶配向面
に対する液晶分子のC−ダイレクタとのなす角度である
プレチルト角よりも大きくするか、または前記金属電極
の前記100〜1000Åの凹凸状に形成された表面上
の液晶分子を略垂直配向状態にすることを特徴としてい
る。
【0012】
【0013】
【0014】前記強誘電性液晶の分子配向処理はラビン
グ処理であることを特徴としている。
【0015】また、強誘電性液晶がその間に配向処理さ
れて挟持される一対の基板の少なくとも一方の前記基板
に、透明電極と該透明電極に併設して金属電極を形成す
る工程を少なくとも有する液晶素子の製造方法におい
て、前記透明電極の側端に前記金属電極を形成して、前
記金属電極の表面を100〜1000Åの凹凸状に形成
し、前記金属電極の前記100〜1000Åの凹凸状に
形成された表面上の液晶配向面に対する液晶分子のC−
ダイレクタとのなす角度であるプレチルト角を、前記金
属電極が形成されていない前記透明電極表面上の表示画
素領域での液晶配向面に対する液晶分子のC−ダイレク
タとのなす角度であるプレチルト角よりも大きくする
か、または前記金属電極の前記100〜1000Åの凹
凸状に形成された表面上の液晶分子を略垂直配向状態に
することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0017】図1は、本発明の実施の形態に係る液晶素
子を示す概略断面図である。この液晶素子1は、偏光板
2a,2bの間に対向して配置された一対のガラス基板
3a,3bを備えており、ガラス基板3a,3bには、
それぞれITO膜からなるストライプ状の透明電極4
a,4b、ラビング処理された配向膜5a,5b等がそ
れぞれ形成されている。
【0018】配向膜5a,5b間には、径が均一な球状
のスペーサ6が散布されて、ガラス基板3a,3bが所
定のセルギャップ(例えば、1.5μm)で貼り合わさ
れており、配向膜5a,5b間に電界に対して双安定性
を有する強誘電性液晶7が注入されている。
【0019】また、図1乃至図3に示すように、ガラス
基板3a,3bに形成した各透明電極4a,4b上の片
端側には、配線抵抗を小さくするためにAl等からなる
低抵抗の金属電極8a,8bが電気的に接するようにし
て形成されており、ガラス基板3a,3bに形成した各
透明電極4a,4bは単純マトリクス電極構造を構成す
べく配置され、その交差部により表示画素領域が形成さ
れている。金属電極8a,8bの表面は、金属電極8
a,8bの膜の形成条件を適宜設定することによって約
100〜1000Åの凹凸状に形成されており、配向膜
5a,5bには、それぞれ一軸ラビング処理が施され、
ラビング方向は互いに同一方向にある。
【0020】また、本実施の形態では、金属電極8a,
8bが形成されていない透明電極4a,4b上での配向
膜5a,5bを、必要とするプレチルト角にする条件で
ラビング処理を施すことにより、配向膜5a,5bの下
地となる金属電極8a,8bの表面が約100〜100
0Åの凹凸状に形成されて粗い面となるため、金属電極
8a,8b上でのプレチルト角は、透明電極4a,4b
上での表示画素領域のプレチルト角よりも大きくなる
か、もしくは垂直配向となる。即ち、図1において、金
属電極8a上の領域Fでは、透明電極4a上の領域Gよ
りもプレチルト角が大きい(もしくは、垂直配向状態に
なっている)。
【0021】次に、上述した液晶素子1の製造方法につ
いて説明する。
【0022】
【実施例】先ず、300mm×320mm、厚さ1.1
mmの一対のガラス基板3a,3a上にスパッタリング
法で1000Å程度の厚みでITO膜を成膜し、フォト
リソグラフィ法によって幅250μmのストライプ状の
透明電極4a,4bを形成した。その後、スパッタリン
グ法でAlをターゲットにし、導入ガスのArにO2
1%混入させ、且つ、基板加熱温度250℃の条件で2
500Å程度の厚みでAl膜を成膜し、フォトリソグラ
フィ法によって幅10μmのストライプ状の金属電極8
a,8bを透明電極4a,4b上の片端にそれぞれ形成
した。そして、この金属電極8a,8bの表面を電子顕
微鏡で観察し、また、触針式段差測定器で表面粗さを測
定したところ、約100〜1000Å程度の凹凸が形成
されていた。
【0023】そして、透明電極4a,4b上に、スパッ
タリング法で900Å程度の厚みでTa25 により絶
縁膜(図示省略) を形成した。
【0024】次に、この絶縁膜上にポリアミド酸(例え
ば、日立化成(株)製:LQ1800)をNMP/nB
C=1/1液で1.5wt%に希釈した溶液をスピナー
で2000rpm、20secの条件で塗布し、その
後、270℃で約1時間加熱焼成処理を施して、厚さ2
00Å程度の配向膜5a,5bを形成した。そして、こ
の配向膜5a,5bに対してラビング処理(配向処理)
を施した。
【0025】次に、一方のガラス基板3a(又は3b)
の表面に球状のスペーサ6を散布して、他方のガラス基
板3b(又は3a)の表面周縁にエポキシ樹脂等のシー
ル材(図示省略)をフレキソ印刷法により塗布し、配向
膜5a,5bのラビング方向が同方向になるようにして
ガラス基板3a,3bを所定のセルギャップ(例えば、
1.5μm)で貼り合わせ、等方相において以下に示す
強誘電性液晶7を真空注入し、その後、徐冷して図1に
示した液晶素子1を得た。
【0026】注入した強誘電性液晶7は下記の層転移を
示すピリミジン系の混合液晶である。
【0027】 この際、金属電極8a,8bの表面が約100〜100
0Åの凹凸状に形成されているので、金属電極8a,8
b上でのプレチルト角が、金属電極8a,8bが形成さ
れていない透明電極4a,4b上での表示画素領域のプ
レチルト角よりも大きくなる。もしくは、金属電極8
a,8b上において、強誘電性液晶7が垂直配向とな
る。
【0028】そして、液晶分子の移動による液晶層の厚
みの変化を調べるために、例えば図4に示すように、液
晶素子1の表示領域Hに白黒書き込み領域I及びJの表
示パターン(ラビング方向Aに垂直方向、即ちスメクチ
ック層内の途中で白黒の表示が隣接するような表示パタ
ーン)を表示し、例えばパルス幅:25μsec、電圧
振幅:40V、1/2デューティーの矩形波形を約20
時間印加し、その後、白黒書き込み領域I及びJの白黒
の境めの液晶層の厚みを測定したところ、電圧印加前に
比較して液晶層の厚みの変化は認められなかった。
【0029】このように、本実施の形態では、配向膜5
a,5bの下地となる金属電極8a,8bの表面を約1
00〜1000Åの凹凸状に形成したことによって、金
属電極8a,8b上でのプレチルト角を、金属電極8
a,8bが形成されていない透明電極4a,4b上での
表示画素領域のプレチルト角よりも大きくし、もしくは
金属電極8a,8b上での強誘電性液晶7を垂直配向と
することにより、駆動による液晶分子の移動をより小さ
い範囲(例えば、1画素毎の周辺にプレチルト角の大き
い領域を形成すれば、1画素毎の範囲)で、液晶分子の
移動による圧力分子の発生を緩和することができるの
で、液晶層の厚みの変動を抑制することができる。
【0030】また、金属電極8a,8bの製造時に、そ
の表面を約100〜1000Åの凹凸状の粗い面にする
ことにより、その領域でのプレチルト角を大きく、また
は垂直配向にすることができるので、プレチルト角を大
きくしたり、または垂直配向にするための特別な処理工
程が不要であり、コストの低減を図ることができる。上
述した実施の形態との比較のために比較用液晶素子を作
製した。この比較用液晶素子では、透明電極上の片端に
形成される金属電極を、スパッタリング法でAlをター
ゲットにし、導入ガスとしてArだけを使用し、基板加
熱なしで成膜し、フォトリソグラフィ法によって形成し
た。そして、この金属電極の表面を電子顕微鏡で観察
し、また、触針式段差測定器で表面粗さを測定したとこ
ろ、50Å程度の凹凸が形成されていた。他の構成及び
製造方法は上述した実施の形態と同様である。
【0031】そして、上述した実施の形態と全く同じ駆
動電圧を20時間印加し、その後、図4に示した白黒書
き込み領域H及びIの白黒の境めの液晶層の厚みを測定
したところ、電圧印加前に比較して、白黒書き込み領域
Hの白黒の境めでは液晶層の厚みが約42%増加し、白
黒書き込み領域Iの白黒の境めでは液晶層の厚みが約3
7%減少していた。
【0032】また、上述した実施の形態では、金属電極
8a,8bは、スパッタリング法でAlをターゲットに
し、導入ガスのArにO2 を微量混入させることでその
表面を凹凸状に粗く形成したが、表面を粗くするにはこ
の方法に限らず、例えば金属電極の表面に比較的低真空
で成膜したZnOを用いる方法、更に、エッチング法、
熱処理法等でも可能である。
【0033】図5は、本発明の他の実施の形態に係る液
晶素子の電極パターンを示した平面図である。この実施
の形態では、ストライプ状に形成した透明電極4a上に
はしご状の金属電極8aが形成されており、この電極パ
ターンを持つ一対の基板を、図6に示すように、透明電
極4a,4b、金属電極8a,8bが直交するようにし
て貼り合わされている。他の構成及び透明電極4a,4
b、金属電極8a,8bの形成方法は上述した実施の形
態と同様である。このはしご状の金属電極8a,8bに
より、ブラックマトリクスなしで、互いの画素間の大部
分を覆うことができる。
【0034】このように、透明電極4a,4b上にはし
ご状の金属電極8a,8bを形成したことにより、対向
基板で金属電極8a,8bが相対する領域が1つの画素
(表示領域)の周囲に位置するため、この領域におい
て、より垂直に近い配向状態(即ち、より等方的な状
態)を形成することができるので、液晶分子の移動によ
る圧力分子の発生をさらに緩和して、液晶層の厚みの変
動を抑制することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
透明電極の側端に金属電極を形成し、金属電極の表面を
100〜1000Åの凹凸状に形成し、金属電極の10
0〜1000Åの凹凸状に形成された表面上の液晶配向
面に対する液晶分子のC−ダイレクタとのなす角度であ
るプレチルト角を、金属電極が形成されていない透明電
極表面上の表示画素領域での液晶配向面に対する液晶分
子のC−ダイレクタとのなす角度であるプレチルト角よ
りも大きくするか、または金属電極の前記100〜10
00Åの凹凸状に形成された表面上の液晶分子を略垂直
配向状態にすることにより、より小さい範囲で駆動によ
り生じる液晶分子の移動を抑制することが可能となり、
スイッチング特性が良好で、且つ配向劣化のない液晶素
子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る液晶素子の構造を示
す概略断面図。
【図2】本発明の実施の形態に係る液晶素子の電極パタ
ーンを示す平面図。
【図3】本実施の形態に係る透明電極、金属電極を形成
した一対の基板を単純マトリクス配置した状態を示す平
面図。
【図4】本発明の実施の形態における液晶分子移動現象
の測定を説明するための図。
【図5】本発明の他の実施の形態に係る液晶素子の電極
パターンを示す平面図。
【図6】本発明の他の実施の形態に係る透明電極、金属
電極を形成した一対の基板を単純マトリクス配置した状
態を示す平面図。
【図7】液晶分子の移動を説明するための図。
【図8】従来例おける液晶分子移動現象の測定を説明す
るための図。
【符号の説明】
1 液晶素子 3a,3b ガラス基板(基板) 4a,4b 透明電極 5a,5b 配向膜 7 強誘電性液晶 8a,8b 金属電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川▲崎▼ 純二 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−162020(JP,A) 特開 平6−160858(JP,A) 特開 平6−18908(JP,A) 特開 平5−72536(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向配置された一対の基板と、前記基板
    上にそれぞれ形成された透明電極群と、少なくとも一方
    の前記透明電極群に併設された金属電極群と、前記一対
    の基板間に配向処理されて挟持された強誘電性液晶とを
    有する液晶素子において、前記透明電極の側端に前記金属電極を形成し、前記金属
    電極の表面を100〜1000Åの凹凸状に形成し、前
    記金属電極の前記100〜1000Åの凹凸状に形成さ
    れた表面上の液晶配向面に対する液晶分子のC−ダイレ
    クタとのなす角度であるプレチルト角を、前記金属電極
    が形成されていない前記透明電極表面上の表示画素領域
    での液晶配向面に対する液晶分子のC−ダイレクタとの
    なす角度であるプレチルト角よりも大きくするか、また
    は前記金属電極の前記100〜1000Åの凹凸状に形
    成された表面上の液晶分子を略垂直配向状態にする、 ことを特徴とする液晶素子。
  2. 【請求項2】 前記強誘電性液晶の分子配向はラビング
    処理である、 請求項1記載の液晶素子。
  3. 【請求項3】 前記強誘電性液晶はカイラルスメクチッ
    ク液晶である、 請求項1又は2記載の液晶素子。
  4. 【請求項4】 強誘電性液晶がその間に配向処理されて
    挟持される一対の基板の少なくとも一方の前記基板に、
    透明電極と該透明電極に併設して金属電極を形成する工
    程を少なくとも有する液晶素子の製造方法において、前記透明電極の側端に前記金属電極を形成して、前記金
    属電極の表面を100〜1000Åの凹凸状に形成し、
    前記金属電極の前記100〜1000Åの凹凸状に形成
    された表面上の液晶配向面に対する液晶分子のC−ダイ
    レクタとのなす角度であるプレチルト角を、前記金属電
    極が形成されていない前記透明電極表面上の表示画素領
    域での液晶配向面に対する液晶分子のC−ダイレクタと
    のなす角度であるプレチルト角よりも大きくするか、ま
    たは前記金属電極の前記100〜1000Åの凹凸状に
    形成された表面上の液晶分子を略垂直配向状態にする、 ことを特徴とする液晶素子の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記強誘電性液晶の分子配向はラビング
    処理である、 請求項4記載の液晶素子の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記強誘電性液晶はカイラルスメクチッ
    ク液晶である請求項4又は5記載の液晶素子の製造方
    法。
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