JP2959089B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2959089B2 JP2263560A JP26356090A JP2959089B2 JP 2959089 B2 JP2959089 B2 JP 2959089B2 JP 2263560 A JP2263560 A JP 2263560A JP 26356090 A JP26356090 A JP 26356090A JP 2959089 B2 JP2959089 B2 JP 2959089B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、時分割駆動される電界効果型の液晶表示装
置に関する。
[従来の技術] 液晶表示装置は、事務機器等の表示装置として広く使
用されており、表示画面の大型化と共に画素数が多く表
示品質の高いことが要求されている。この様な事務機器
等の表示装置には、素子構造が単純化でき且つ駆動装置
が簡素化できる単純マトリックス構造が広く使用されて
いる。
この単純マトリックス構造の液晶表示素子は、信号電
極がストライプ上に形成された一方の基板の走行電極が
ストライプ状に形成された他方の基板とを前記信号電極
と走査電極とを交差するように対向配置させ、前記一方
基板と他方基板との間にツイスト配向させた液晶材料を
介在させて液晶セルが形成され、この液晶セルの外側に
一対の偏光板が配置されている。そして、前記走査電極
に走査信号を供給しこの走査信号と同期させて前記信号
電極にデータ信号を供給することによって走査電極と信
号電極が交差する任意の画素の点灯状態が制御される。
この時分割駆動方法は、時分割数を多くすると点灯画
素と非点灯画素とに印加される電圧の差、即ち動作マー
ジンが低下してコントラストが低下し、また視野角が狭
くなる。その為、従来のTN型液晶表示素子は、印加電圧
に対する輝度変化の急峻性が劣るため1/60デューティ程
度の時分割数を取るのが限度であり、画素数が多く高画
質で且つ大型の表示装置を得ることができなかった。
前述した急峻性を改善するためにツイスト角度を大き
くしたSTN型の液晶表示素子やSBE型の液晶表示素子が提
案されており、実用化されている。これらの液晶表示素
子は、ツイスト角度を180゜乃至270゜とすることによっ
て前記急峻性を改善し、1/200デューティ程度まで時分
割数を取ることができる。その結果、640×400ドットの
液晶表示素子では信号電極を2等分して表示画面を上下
に2分割し、各画素を夫々1/200デューティで駆動する
方法がとられていた。
[発明が解決しようとする課題] 上述した上下に2分割の液晶表示素子は、信号電極を
中央で上下に2分割しているためその分割した部分に隣
接する走査電極と信号電極とが対向する中央部分の画素
面接が、対向する基板の位置合わせ精度に依存し、この
位置合わせ誤差を無くすことができないので、画面中央
部の画素列の大きさが異なってしまい、画面を分割する
線が現われるという欠点があった。
また、信号電極を上下2分割しているため、信号電極
にデータ信号を供給するための駆動回路が信号電極の数
の2倍の数だけ必要となり、且つ走査電極に走査信号を
供給する走査電極の駆動回路では走査電極を2つのグル
ープに分けて走査するための複雑な信号処理が必要であ
り、その結果、駆動回路が複雑で且つ電子回路の素子数
が多くなって表示装置が大型化し、また高価になるとい
う欠点があった。
この発明は上述した欠点に鑑みて成されたものであ
り、その目的は高いコントラストと優れた輝度変化の急
峻性を持ち高時分割駆動が可能な液晶表示装置を提供す
ることにある。
[課題を解決するための手段] 上述した目的を達成するため、この発明は、対向配置
された一対の基板と、この一対の基板の対向する内面に
形成され、互に交差して対向する電極と、前記一対の基
板間に介在してツイスト配向された正の誘電異方性を有
する液晶材料と、前記一対の基板を挟んで配置された一
対の偏光板とを備えた液晶表示装置において、前記液晶
材料は誘電異方性Δεと液晶分子軸に直交する方向の誘
電率ε⊥との比である誘電率比Δε/ε⊥の値が2以下
で、且つベント弾性定数K33とスプレイ弾性定数K11との
比で表わされる弾性定数比K33/K11の値が1.75以上であ
って、前記一対の基板間で約230゜乃至250゜の角度でツ
イスト配向されていることを特徴とするものである。
[作 用] この発明の液晶表示装置は、液晶のツイスト角度を23
0゜乃至2350゜と大きく、且つ対向する一対の基板間に
封入される液晶材料の弾性定数比K33/K11が1.75以上と
大きいので、輝度変化の急峻性が極めて良くなる。ま
た、誘電率比Δε/ε⊥の値が2以下であるため、液晶
分子の配向状態が変化しても液晶層の誘電率の変化が少
なく、この液晶層に印加される電界強度の変化が少ない
ので輝度変化の急峻性が極めて良くなる。
[実施例] 以下、本本発明の実施例について、図面を参照して詳
細に説明する。第1図において、ガラス板または等方性
のプラスチック板等からなる下基板1の上面には、紙面
の表裏方向に延びるストライプ状の透明導電膜からなる
複数の第1の電極2が形成されており、この第1の電極
を覆って配向膜3が形成され、配向処理が施されてい
る。この下基板1に対向配置される上基板4は、ガラス
板または等方性のプラスチック板で形成されており、下
基板1と対向する下面に前記第1の電極2と直交するよ
うに紙面の左右方向に延びるストライプ状の透明導電膜
からなる複数の第2の電極5が形成され、これらの第2
の電極5を覆って配向膜6が形成され、配向処理が施さ
れている。上基板1と下基板4とは電極が形成された面
を対向させ、4μm乃至9μmの間隙を設けてシール材
7によって接合され、これらの基板1、4間には液晶材
料8が封入されている。シール材7によって接合された
上下基板1,4の外側には、偏光板9、10が配置されてい
る。
前記配向膜3、6は、液晶材料8の配向膜3、6に隣
接する液晶分子に初期配向状態で約6゜以上のプレチル
ト角を与えるポリイミド等からなる高チルト配向膜で形
成されており、第2図に示すように表示素子20の上下の
縁に平行な水平線hを基準にして、下基板1の配向膜3
の配向処理方向3aが左回りに約30゜の角度で交差する右
上がりの方向にラビング処理され、上基板4の配向膜6
の配向処理方向6aが右回りに約30゜の角度で交差する右
上がりの方向にラビング処理されている。
これらの配向膜3、6間に封入された液晶材料8は、
その液晶分子が下基板1の配向処理方向3aから上基板4
の配向処理方向6aに向って、図面上で右回りに約240゜
±10゜ねじれて配列されている。また、前記偏光板9、
10は、その偏光軸(透過軸)9a、10aが前記基板1に設
けられた配向膜6の配向処理方向6aを基準にして、上基
板側の偏光板10が約50゜、下基板側の偏光板9が約100
゜の角度を以て交差する方向に配置されている。
前記液晶材料は、ベント弾性定数K33とスプレイ弾性
定数K11との比で表わされる弾性定数比K33/K11が大きい
液晶化合物を多く配合すると共にシアノ基を持った液晶
化合物の配合を少なくし、且つエステル結合及びヘテロ
環式化合物を含まない様にして組成された液晶組成物で
あり、その誘電異方性Δεと液晶分子軸に直交する方向
の誘電率ε⊥との比である誘電率比Δε/ε⊥の値が2
以下で、ベント弾性定数K33とスプレイ弾性定数K11との
比で表わされる弾性定数比K33/K11の値が1.75以上であ
り、且つその平均誘電率[ただし、=(ε‖+2ε
⊥)/3]の値が6以下である。
この実施例によれば、液晶分子のツイスト角を240゜
と大きくしたことにより電界が印加された時の液晶分子
の配向状態の変化が大きくなり、また弾性定数比K33/K1
1の値を1.75以上に極めて大きくしたことにより液晶分
子の長軸と直交する方向の分子間力が強くなって電界の
印加による液晶分子の配向状態の変化が大きくなるた
め、輝度変化の急峻性が向上する。さらに液晶材料の誘
電率比Δε/ε⊥の値を2以下と小さくしたことによ
り、電界を印加したときに液晶分子の配向状態が変化し
ても液晶層の変化が少ないので、この液晶層に印加され
る有効な電界強度の変化が少なくなり、輝度変化の急峻
性が極めて良くなる。従って、高時分割駆動ができ、1/
400デューティでの駆動が可能となり、且つコントラス
トが非常に高い。
ところで、上述した様に、液晶材料の弾性定数比K33/
K11の値が1.75以上と大きいと、液晶分子の長軸と直交
する方向の分子間力が強いため、安定したツイスト配向
を得ることが難しいが、この実施例では配向膜と配向処
理により、その配向処理面に隣接する液晶分子を初期配
向状態で約6゜以上のプレチルト角を持たせたので、表
示画面全面にわたって均一で安定してツイスト配向が得
られる。
さらに、この実施例では、液晶材料の平均誘電率
[ただし=(ε‖+2ε⊥)/3]の値を6以下と小さ
くしたので、この液晶材料は不純物イオンを取込難いの
で液晶表示素子としての信頼性が高くなる。即ち、この
液晶材料は、ε⊥の値が小さい液晶化合物を用いて組み
こまれた液晶組成物であって、ε⊥の値が小さい液晶を
用いた場合、ε‖−ε⊥で与えられる液晶組成物の誘電
異方性Δεの値を正にするためにはその液晶組成物のε
‖の値が小さくてよいので、液晶組成物の平均誘電率
が小さくなり、平均誘電率の値が小さい液晶組成物は
不純物イオンを取込難いので液晶表示素子としての信頼
性が高くなる。
また、平均誘電率の値が小さい液晶材料は誘電率ε
の絶対値が小さいので、対向する電極とその間に介在す
る液晶材料とによって形成される各画素の等価的なコン
デンサの容量が小さくなり、これらの電極間にチャージ
された電荷の充放電が速やかに行なわれ、その結果表示
画面に現われる残像現象を低減することができる。また
各画素の容量が小さくなるので、これらの各画素に信号
を供給する駆動回路の駆動能力を小さくすることができ
駆動回路の構成が単純化し、且つ小型になる。
第3図及び第4図は、本発明の他の実施例を示し、第
1図及び第2図に示した液晶素子20に加えて、その上基
板と上側偏光板との間に表示画面の着色を防止するため
に透過光と色補正を行なうための位相板11を配置した液
晶表示素子を示している。ここで、前記第1図及び第2
図に示した液晶素子20と同様の部材は同一の符号を付し
で表わし、説明を省略する。
第3図において、配向膜3、6は、第2図に示された
配向処理方向と同様に液晶素子20の上下の縁に平行な水
平線hを基準にして、下基板1の配向膜3の配向処理方
向3aが左回りに30゜の角度で交差する右上がりの方向に
ラビング処理され、上基板4の配向膜6の配向処理方向
6aが右回りに約30゜の角度で交差する右下がりの方向に
ラビング処理されている。これらの配向膜3、6間に封
入された液晶材料8は、その液晶分子が下基板1の配向
処理方向3aから上基板4の配向処理方向6aに向って、図
面上で右回りに約240゜±10゜ねじれて配列されてい
る。そして、前記偏光板9、10は、その偏光軸(透過
軸)9a、10aが前記上基板4に設けられた配向膜6の配
向処理方向6aを基準にして上基板側の偏光板10が約40
゜、下基板側の偏光板9が約105゜の角度を以て交差す
る方向に配置されている。また、前記位相板11は、その
光学軸(遅相軸)11aを配向膜6の配向処理方向6aを基
準にして約80゜の角度で交差する方向に向けて配置され
ている。
本実施例の具体例について説明する。
表1に示す物性を持つ液晶Aを用いて、第1図及び第
2図に示された液晶表示素子を形成した実施例1、及び
第3図及び第4図に示された液晶表示素子を形成した実
施例2について、その素子の構成と、液晶表示素子の法
線方向から観察したときの測定温度が25℃における電気
−光学特性を表2に示した。ここで、Vthは、コントラ
ストの最大値が得られる動作電圧である。尚、本実施例
との比較の為に液晶X乃至液相Zの物性を前記 表1に併せて示すと共に、これらの液晶を用いた比較例
1乃至比較例4も表2に併せて示した。
この表2から明らかな如く、実施例1及び実施例2
は、ツイスト角を240゜とし、誘電率比Δε/ε⊥の値
を2以下とし、且つ液晶材料の弾性定数比K33/K11の値
が1.75以上としたので、1/400デューティで駆動するこ
とができ、しかもコントラストが44又は63と極めて高
い。特に、位相板を配置した第3図構造の液晶表示素子
は、第2図構造の液晶表示素子に比べてコントラストが
極めて高い。
これに対して、比較例1、2は夫々、実施例1、2と
同様の構造の液晶表示素子に弾性定数比K33/K11が1.75
以下の値を持つ液晶Xを用いた場合を示しており、実施
例1、2に比べてそれぞれコントラストが6または10と
極めて低い。比較例3は、従来のSTN型液晶表示素子を
表わしており、1/120デューティ程度で、表示に必要な
コントラストの値10を得ているが、時分割数を大きくす
るとコントラストがさらに低下するので、この比較例3
は1/120デューティで駆動するのが限度であり、高時分
割駆動ができない。比較例4は、従来のTN型の液晶表示
素子を示したもので、1/60デューティ程度で、表示に必
要なコントラストの値11を得るのが限度である。
上述した実施例1、比較例2及び比較例1、2につい
て、印加電圧に対する輝度変化をオン波形電圧を印加し
たときのオン透過率曲線と、オフ波形電圧を印加したと
きのオフ透過率曲線とで表わした輝度特性を第5図及び
第6図に示した。第5図は、実施例1の輝度特性をオン
透過率曲線aとオフ透過率曲線bとで表わし、比較例1
の輝度特性をオン透過率曲線cとオフ透過率曲線dとで
表わしている。また、第6図は、実施例2の輝度特性を
オン透過率曲線eとオフ透過率曲線fとで表わし、比較
例2の輝度特性をオン透過曲線gとオフ透過曲線hとで
表わしている。第5図及び第6図に示した輝度特性から
明らかなように、輝度変化は比較例1、2に比べて実施
例1、2の方が急峻であり、時分割特性が優れている。
また、実施例1、2及び比較例1、2の表示色につい
て、CIE色度図に基づくXコーディネイトとYコーディ
ネイトの値を表3に示した。この表3に示すように、実
施例1及び比較例1は黄色味をおびた表示色を示すが、
実施例2と比較例2は位相板を用いて色補償をしている
ために白色に近ずいており、特に、実施例2は、表3に
示した基準となるペーパーホワイトの値に極めて近く、
略無彩色の黒白表示ができる。
さらに、本実施例ではプレチルト角を大きくして配向
の安定性を良くしている。即ち、液晶の配向安定性は、
液晶の物性値により異なり、弾性定数比K33/K11の値が
大きい液晶は液晶分子の長軸と直交する方向の分子間力
が強いために、ツイスト配向の安定性が悪い、その為本
実施例では、プレチルト角6゜以上とすることによりツ
イスト配向の安定性を向上させている。プレチルト角が
6゜より大きい場合と、小さい場合とで測定したギャッ
プマージンの値を表4に示す。ここ で、ギャップマージンとは、基板間に挟まれた液晶が24
0゜ツイスト配向することが可能な液晶層厚の許容値を
表わしている。即ち、ギャップマージンが0μmという
ことはツイスト配向しないことを意味し、1.5μmとい
うことは、所定の液晶層厚を中心にして1.5μmの範囲
で液晶際厚が変っても、液晶が240゜ツイスト配向する
ことを意味している。
この表4に示されているように、弾性定数比K33/K11
の値が小さい液晶Xは、プレチルト角が8゜のときギャ
ップマージンが3.1μmと大きく、プレチルト角が5゜
のときでもギャップマージンが1.5μmと大きい。弾性
定数比K33/K11の値が大きい液晶Aは、プレチルト角が
5゜の場合、ギャップマージンがほとんど無く、安定し
たツイスト配向が得られないがプレチルト角が8゜の場
合には、ギャップマージンが約1.8μmと大きくなり、
安定した240゜ツイスト配向が得られる。従って240゜ツ
イスト配向を得るためには、プレチルト角が6゜より大
きいことが望ましく、特に、8゜以上であることが望ま
しい。
またさらに、本実施例は、液晶組成物の平均誘電率
を小さくし、液晶表示素子を長時間点灯した場合に生ず
る表示ムラを防止し、液晶表示素子の信頼性を高くして
いる。この表示ムラは、液晶組成物が不純物イオンを取
込むために生ずるものであり、平均誘電率の値が小さ
く液晶組成物は、不純物イオンを取込難いので液晶表示
素子としての信頼性が高くなる。表5に、前述した液晶
A、液晶X、及び液晶Yを用いた実施例1、2及び比較
例1、2、3を用い、45℃の環境下において32Hzの矩形
波で240時間連続して駆動させた場合の配向ムラの発生
状態を評価した結果を示した。この表5に示されるよう
に、平均誘電率の値が6より大きい液晶Yは、配向ム
ラが発生し、平均誘電率の値が6以下の液晶A、Xに
は配向ムラが生じない。従って、液晶組成物の平均誘電
率の値は6以下であるのが望ましい。
この様に、本実施例によれば、ツイスト角を240゜と
し、誘電率比Δε/ε⊥の値を2以下とし、且つ液晶材
料の弾性定数比K33/K11の値を1.75以上としたので、急
峻な輝度特性が得られ、1/400デューティで駆動しても
コントラストが44以上と高い液晶表示素子を得ることが
きる。また、配向膜として6゜以上、望ましくは8゜以
上のプレチルト角を液晶分子に与える高チルト配向膜材
料を用いたので、240゜ツイスト配向が安定して得ら
れ、しかも液晶材料の平均誘電率を6以下としたの
で、液晶表示素子の長時間駆動に対する信頼性が高くな
り、さらに平均誘電率を小さくしたので各画素の電気
的容量が小さくなっで画像の残像現象を防止すると共
に、駆動能力の小さい駆動回路を用いることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、この発明は、液晶材料として弾性
定数比K33/K11の値が大きく、又誘電率比Δε/ε⊥の
値が小さい液晶組成物を用い、230゜乃至250゜の範囲で
ツイスト配向させて液晶表示素子を形成したので、急峻
性が著しく改善されて1/400デューティの高時分割で駆
動でき、且つコントラストが著しく高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図、第2図は第
1図の実施例で示した液晶表示素子における配向処理方
向と上下偏光板の偏光軸の方向との配置を示す平面図、
第3図は本発明の他の実施例を示す断面図、第4図は第
3図の実施例で示した液晶表示素子における配向処理方
向と上下偏光板の偏光軸の方向と及び位相板の光学軸の
方向との配置を示す平面図、第5図及び第6図は本発明
の液晶表示素子における印加電圧に対する輝度変化を比
較例と共に示す各輝度特性図である。 1……下基板、2……第1の電極、3、6……配向膜、
4……上基板、5……第2の電極、7……シール材、8
……液晶材料、9、10……偏光板、11……位相板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−10126(JP,A) 特開 平2−232622(JP,A) 特開 平2−8(JP,A) 特開 平2−105114(JP,A) 特開 平2−55319(JP,A) 特表 平2−503445(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/133 G02F 1/1335

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向配置された一対の基板と、この一対の
    基板の対向する内面に形成され、互に交差して対向する
    電極と、前記一対の基板間に介在してツイスト配向さ
    れ、正の誘電異方性を有する液晶材料と、前記一対の基
    板を挟んで配置された一対の偏光板とを備えた液晶表示
    装置において、前記液晶材料は誘電異方性Δεと液晶分
    子軸に直交する方向の誘電率ε⊥との比である誘電率比
    Δε/ε⊥の値が2以下で、且つベント弾性定数K33と
    スプレイ弾性定数K11との比で表わされる弾性定数比K33
    /K11の値が1.75以上であって、前記一対の基板間で約23
    0゜乃至250゜の角度でツイスト配向されていることを特
    徴とする液晶表示装置。
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