JPH09146098A - 薄膜トランジスタ型液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ型液晶表示装置

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JPH09146098A
JPH09146098A JP30919095A JP30919095A JPH09146098A JP H09146098 A JPH09146098 A JP H09146098A JP 30919095 A JP30919095 A JP 30919095A JP 30919095 A JP30919095 A JP 30919095A JP H09146098 A JPH09146098 A JP H09146098A
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thin film
film transistor
crystal display
display device
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JP30919095A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Miyashita
喜好 宮下
Yasutaka Yamagishi
庸恭 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下および左右の視角方向において対称な高
コントラスト比を達成し、特定視角方向における階調反
転または異常高遮光現象を防止する。 【解決手段】 マトリクス状に配置されたゲート電極2
とソース電極3の交差部にトランジスタ部を形成すると
ともにこのトランジスタ部のドレイン電極4に接続され
た状態に画素電極を形成した薄膜トランジスタ基板51
と、共通の対向電極17が形成され液晶20を挟んで薄
膜トランジスタ基板51に対向するように配置された対
向電極基板52とを備えた薄膜トランジスタ型液晶表示
装置であって、薄膜トランジスタ基板51の画素電極を
画素内所定領域で分割し、分割された画素電極1A,1
Bのうち一方の画素電極1Bと薄膜トランジスタ基板5
1のドレイン電極4間に誘電体を介在させることによ
り、分割された各々の画素電極1A,1B上で液晶20
のプレチルト配向方向が異なる電気光学特性を生じさせ
るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、薄膜トランジス
タを用いた薄膜トランジスタ型液晶表示装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図23は従来の薄膜トランジスタ型液晶
表示装置の薄膜トランジスタ(以後、TFTと略す)の
チャネル部の断面図を示す。図23において、TFT基
板41では、ガラス基板7A上に画素電極1、第1絶縁
膜8、ゲート電極2,5(TFT部、前段ゲート部)の
順に形成され、さらにその上にゲート酸化膜9、半導体
層10、オーミックコンタクト層12が順次形成され
る。そして、その上にドレイン電極4,6(TFT部、
前段ゲート部)、ソース電極3が形成され、その上に第
2絶縁膜11が形成されている。
【0003】図24は従来の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置の一画素部の断面図を示す。図24において、T
FT基板41と液晶を挟んで相対する対向電極基板42
は、ガラス基板7B上にブラックマトリックス層14、
カラーフィルタ層15が形成され、その上に保護膜16
が形成されている。そして、その上に対向電極17が形
成されており、TFT基板41および対向電極基板42
の両方に配向膜18A,18Bが形成され、両基板4
1,42の配向膜18A,18B間にセル厚dが保た
れ、そこに液晶20が注入される。またTFT基板41
と対向電極基板42の外面には偏光板19A,19Bが
設けられている。TFT基板41の構成については、図
23と同様である。
【0004】図25〜図28は従来の薄膜トランジスタ
型液晶表示装置のTFT基板41と対向電極基板42と
の間に介在する液晶分子の配向規制状態図である。同図
に示すように、TFT基板41上の配向膜18Aはゲー
ト電極2,5に対し、45度傾斜方向25a,25b,
25cもしくは25dの方向にラビング処理され、対向
電極基板42上の配向膜18BもTFT基板41上の配
向膜18Aの配向方向に対し、90度傾斜する方向26
a,26b,26cもしくは26dにラビング処理され
る。但し、両基板41,42間の配向方向の組み合わせ
はネマチック液晶中に含まれる微少量の光学活性化合物
によって液晶分子のねじれ旋回方向が決定される。そこ
で、両基板41,42間の配向膜の配向方向の組み合わ
せは液晶分子が右旋回のカイラル性を有するならば、図
25に示す方向25a,26a、図26に示す方向25
b,26bとする。また、液晶分子が左旋回カイラル性
を有するならば、両基板41,42間の配向膜18A,
18Bの配向方向の組み合わせは、図27に示す方向2
5c,26c、図28に示す方向25d,26dとな
る。その結果、上記配向膜18A,18B表面や配向規
制方向と液晶分子のねじれ旋回方向を組み合わせること
によって液晶表示セル中で安定なモノドメインを形成す
ることになる。以後の説明では、図25を例に用いて説
明する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図29は従来の薄膜ト
ランジスタ型液晶表示装置の上下視角方向での入射角に
対するコントラスト比依存特性図である。ここで、液晶
表示セルの法線方向からの入射角を0度とし、上方向を
プラス、下方向をマイナスの角度で示している。上下の
視角範囲では、例えばコントラスト比1対10の範囲の
視角特性は上25度、下60度となり、上下方向に対す
るコントラスト曲線は非対称な形状となる。ちなみに、
左右視角範囲で左右方向に対するコントラスト曲線は対
称な形状となり、例えばコントラスト比1対10の範囲
の視角特性は右50度、左50度となる。
【0006】図31は従来の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置での上下視角方向に対する8階調表示の透過率依
存特性図を示す。但し、液晶表示セルの法線方向からの
入射角を0度とし、上方向をプラス、下方向をマイナス
の角度で示している。なお、ここで透過率T(%)は無
印加電圧時を100%としている。ここで、階調レベル
(液晶に印加される電圧レベル)は、図30に示すよう
に正面方向における電圧−透過率曲線の印加電圧範囲の
最大透過率(T8)と最小透過率(T1)間を7等分し
た場合、それぞれの透過率に対応する電圧値(V8〜V
1)を用いている。すなわち、階調レベル1は電圧値V
1に相当する。また、他の階調レベルと電圧値の相関性
も同様である。この特性図から、特に下視角方向におい
て例えば印加電圧値がV1の時はおよそ15度で最も透
過率が低く、印加電圧値がV2の時はおよぞ20度で最
低透過率を示すことがわかる。その結果、8階調表示時
では約17度以内でしか階調間の大小関係が保証され
ず、それ以上の下視角範囲では透過率の逆転化すなわち
階調反転現象が生じてしまい、そのとき画像表示は不自
然になってしまい、事実上画像の認識が不可能となる。
このような現象は他の隣合う印加電圧値の場合でも同様
に説明される。さらに、この階調反転現象が起こらない
視角範囲は、より高い階調表示時で一層狭くなることが
わかる。ちなみに、左右視角方向における入射角に対す
る8階調表示の透過率依存特性は各階調レベルで液晶表
示セルの法線方向からの入射角0度のときの垂線軸を中
心に左右対称な透過率曲線を示し、上記下視角方向で発
生するような階調反転現象は約40度と、より大きい入
射角度で見られる。
【0007】図32は従来の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置の視野角特性図であり、コントラスト比≧10、
階調反転範囲を表している。明らかなように、従来の視
野角特性で、視認可能な視角範囲は上下方向で約40
度、左右方向で約80度となり、特に上下方向が左右方
向に比べ、非常に狭いことがわかる。上記のように従来
の薄膜トランジスタ型液晶表示装置は、上下視角方向で
は高いコントラスト比を維持する視角範囲が狭く、また
下、左右方向では所定の電圧、視角において発生する階
調反転現象を防ぐことはできないという問題点があっ
た。
【0008】したがって、この発明の目的は、上下およ
び左右の視角方向において対称な高コントラスト比を達
成し、特定視角方向における階調反転または異常高遮光
現象を防止できる薄膜トランジスタ型液晶表示装置を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の薄膜トラ
ンジスタ型液晶表示装置は、マトリクス状に配置された
ゲート電極とソース電極の交差部にトランジスタ部を形
成するとともにトランジスタ部のドレイン電極に接続さ
れた状態に画素電極を形成した薄膜トランジスタ基板
と、共通の対向電極が形成され液晶を挟んで薄膜トラン
ジスタ基板に対向するように配置された対向電極基板と
を備えた薄膜トランジスタ型液晶表示装置であって、薄
膜トランジスタ基板の画素電極を画素内所定領域で分割
し、分割された画素電極のうち一方の画素電極と薄膜ト
ランジスタ基板のドレイン電極間に誘電体を介在させる
ことにより、分割された各々の画素電極上で液晶のプレ
チルト配向方向が異なる電気光学特性を生じさせるよう
にしたことを特徴とするものである。
【0010】薄膜トランジスタ基板の画素電極を画素内
所定領域で分割し、分割された画素電極のうち一方の画
素電極と薄膜トランジスタ基板のドレイン電極間に誘電
体を介在させることにより、分割された各々の画素電極
上で液晶のプレチルト配向方向が異なる電気光学特性を
生じさせるようにしたので、画素内の分割領域で独立し
た電気光学特性を有し、特定の視角、電圧での異常な高
遮光現象または階調反転現象を回避できる。
【0011】請求項2記載の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置は、請求項1記載の構成において、誘電体を所定
の膜厚および面積に形成したものである。誘電体を所定
の膜厚および面積に形成したので、液晶分子の配向対称
性を保持することができ、視野角特性はそれぞれ分割さ
れた画素の電気光学特性を平均化したものとなり、特定
の視角、電圧での異常な高遮光現象または階調反転現象
が回避される。
【0012】請求項3記載の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置は、請求項1記載の構成において、分割された画
素電極間隙の幅を少なくとも8μm以上にしたものであ
る。分割された画素電極間隙の幅を少なくとも8μm以
上にしたので、視野角特性はそれぞれ分割された画素の
電気光学特性を平均化したものとなり、特定の視角、電
圧での異常な高遮光現象または階調反転現象が回避され
る。
【0013】請求項4記載の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置は、請求項1記載の構成において、隣接画素間
で、分割された画素電極の各々に対し、1画素置きに誘
電体を除去したものである。隣接画素間で、分割された
画素電極の各々に対し、1画素置きに誘電体を除去した
ので、視野角特性はそれぞれ分割された画素の電気光学
特性を平均化したものとなり、特定の視角、電圧での異
常な高遮光現象または階調反転現象が回避される。
【0014】請求項5記載の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置は、請求項1記載の構成において、薄膜トランジ
スタ基板の分割された画素電極間隙と相対する対向電極
基板の対向電極上に導電性薄膜を設けたものである。薄
膜トランジスタ基板の分割された画素電極間隙と相対す
る対向電極基板の対向電極上に導電性薄膜を設けたの
で、液晶層の中間層領域において画素電極の分割間隙に
より生じる電界歪みと同じ方向に一層強固な電界歪みを
生じさせることが可能となる。このため、両電極間の液
晶分子配向に一段と強固な制御性を持たせることがで
き、特定の視角、電圧での異常な高遮光現象または階調
反転現象が請求項1よりも一層回避される。
【0015】請求項6記載の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置は、請求項5記載の構成において、導電性薄膜が
遮光性物質であり、請求項5と同様の作用を奏する。請
求項7記載の薄膜トランジスタ型液晶表示装置は、請求
項5記載の構成において、1画素内の上下の少なくとも
一方の表示領域外の対向電極に対向電極欠如部を形成し
たものである。
【0016】1画素内の上下の少なくとも一方の表示領
域外の対向電極に対向電極欠如部を形成したので、液晶
層の中間層領域において画素電極の分割間隙により生じ
る電界歪みと逆方向に一層強固な電界歪みを生じさせる
ことが可能となる。このため、両電極間の液晶分子配向
に一段と強固な制御性を持たせることができ、特定の視
角、電圧での異常な高遮光現象または階調反転現象が請
求項5よりも一層回避される。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の第1の実施の形態を図
1ないし図7に基づいて説明する。図1は第1の実施の
形態における薄膜トランジスタ型液晶表示装置のTFT
基板の平面図である。図2は第1の実施の形態における
薄膜トランジスタ型液晶表示装置の一画素部を示し、
(a),(b)はそれぞれ図1のA−A、B−Bの断面
図である。
【0018】TFT基板51のTFT部の構成は、ガラ
ス基板7A上に画素電極1A,1Bと第1絶縁膜8が形
成された後、その上にゲート電極2,5(TFT部、前
段ゲート部)、ドレイン電極4,6(TFT部、前段ゲ
ート部)、ソース電極3とゲート電極2,5間のショー
トを防ぐためのゲート酸化膜9が形成されている。この
場合、ゲート酸化膜9の上に半導体層10、オーミック
コンタクト層12が形成され、その上に上記したソース
電極3、ドレイン電極4,6が形成されている。そし
て、その上に第2絶縁膜11が形成され、TFT基板5
1の表面に配向膜18Aが形成される。
【0019】また、ゲート電極2と半導体層10はソー
ス電極3とドレイン電極4との間に形成され、ドレイン
電極4からTFT部のコンタクトウィンドゥ21を介
し、画素電極1Aに画像信号が書き込まれる。前段ゲー
ト部のコンタクトウィンドゥには、符号22Aで示した
ものと、符号22Bで示したものの2種がある。コンタ
クトウィンドゥ22Aは、前段ゲート部のドレイン電極
6と画素電極1Aとの間に絶縁膜が存在せず、コンタク
トウィンドゥ22Bは、前段ゲート部のドレイン電極6
と画素電極1Bとの間に絶縁膜すなわち誘電体が存在し
ている。
【0020】一方、対向電極基板52の膜構成は従来の
膜構成と同様であり、TFT基板51と対向電極基板5
2との間にスペーサ(図示せず)を介することで両基板
51,52間の距離を保ちながら液晶20が介在されて
いる。そして、両基板51,52の外面に偏光板19
A,19Bが設けられている。図3(a),(b)は第
1の実施の形態における薄膜トランジスタ型液晶表示装
置のTFT基板51と対向電極基板52との間に介在さ
れる液晶分子の配向規制状態図である。TFT基板51
の上の配向膜18Aは画素電極1A,1Bの分割部位の
長手方向に対し、約90度の傾斜方向23aもしくは2
3bにラビング処理され、対向電極基板52上の配向膜
18BもTFT基板51上の配向膜18Aのラビング方
向に対し、90度傾斜する方向24a,24bにラビン
グ処理されている。上記に示す両基板51,52の配向
膜表面の配向処理手段は従来の薄膜トランジスタ型液晶
表示装置の配向膜表面の配向処理と同様である。一方、
第1の実施の形態における配向膜表面に配向規制方向と
液晶分子のカイラル旋回方向の組み合わせは液晶分子が
右旋回のカイラル性を有するものを用いている。
【0021】図4は図3(b)における有効表示画素部
の液晶配向断面図である。TFT基板51上の画素電極
1A,1Bと対向電極基板52上の対向電極17との間
に実効値電圧が生じると液晶表示セル中の中間層領域の
液晶分子は実効値電圧に追随する形で立ち上がるが、画
素電極1A,1Bの分割された間隙上では図4に示すよ
うに上下電極間での液晶層の中間層領域の等電位面33
が画素電極1A,1Bの等電位面33に対して歪んだ突
起形状をとるため、液晶分子は画素電極1A,1Bの分
割間隙のエッジ付近の等電位面33に対し、垂直方向に
配向しかつ液晶の弾性的な歪みにより、上下左右方向に
連続的に拡散した配向形態を保つことになる。ここで、
画素電極1A,1B上の液晶実効値電圧は1A>1Bの
大小関係にあり、それぞれの等電位面33に対して液晶
分子の立ち上がり角度は異なるが、表示セル中の液晶分
子の配向形態を乱すようなことはない。これにより、分
割された各々の画素電極1A,1B上で、右斜め配向領
域32aと左斜め配向領域32bを形成し、ネマチック
液晶20のプレチルト配向方向が異なる電気光学特性を
生じさせることができる。
【0022】また、画素電極1Bと前段ゲート部のドレ
イン電極6間の誘電体を所定の膜厚および面積に設定
し、画素電極1B上の液晶分子の実効値電圧を変えても
上記液晶分子の配向対称性は保持される。一方、隣接画
素間で画素電極1Bと前段ゲート部のドレイン電極6間
の誘電体の面積もしくは膜厚を異ならせるパターン配
置、例えば同ゲートライン上の画素配列に対して一画素
置きに誘電体を交互に配置するパターン構成を形成させ
ることにより、隣接画素間で微妙に異なった電気光学特
性を生じさせることができる。なお、画素電極1Bと前
段ゲート部のドレイン電極6間の誘電体の面積変化につ
いても同様である。
【0023】図5は第1の実施の形態における薄膜トラ
ンジスタ型液晶表示装置の上下視角方向での入射角に対
するコントラスト比依存特性図である。但し、液晶表示
セルの法線方向からの入射角を0度とし、上方向をプラ
ス、下方向をマイナスの角度で示している。上下方向の
視角−コントラスト比分布曲線は上下方向で非対称なコ
ントラスト曲線となるが、従来に比べ、所定の視角範囲
でより高いコントラスト比を得ることができる。
【0024】図6は第1の実施の形態における薄膜トラ
ンジスタ型液晶表示装置での上下視角方向に対する8階
調表示の透過率依存特性図を示す。但し、液晶表示セル
の法線方向からの入射角0度とし、上方向をプラス、下
方向をマイナスの角度で示している。各印加電圧値は図
27に示した方法と同様な方法で求めた。この特性図か
ら、各階調レベルにおいて上下の視角方向での非対称な
透過率曲線を示すが、いずれの視角−透過率曲線も隣合
う曲線間で交差することはない。その結果、従来観察さ
れたような特定の視角・印加電圧で発生する階調反転現
象の出現は回避されることになる。一方、左右の視角方
向においても上記と同様に特定の視角・印加電圧で階調
反転現象は生じない。
【0025】図7は第1の実施の形態における薄膜トラ
ンジスタ型液晶表示装置の視野角特性図であり、コント
ラスト比≧10、非階調反転範囲を表している。同図よ
り、従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置の視野角特
性に比べ、上下で非対称、左右方向で対称な視角特性を
示すことになるが、上下方向で従来に比べ、2倍以上の
視野角拡大の効果を得ることができる。
【0026】したがって、上下で非対称、左右方向で対
称な広い視認性視角範囲を優し、従来において見られた
ような特性の電圧、視角で発生する階調反転現象は発生
せず、任意の電圧値でも、どの視角方向から見ても自然
な画像が得られることになる。第1の実施の形態によれ
ば、TFT基板51の画素電極を画素内所定領域で分割
し、分割された画素電極1A,1Bのうち一方の画素電
極1BとTFT基板51のドレイン電極6間に誘電体を
介在させることにより、分割された各々の画素電極1
A,1B上でネマチック液晶20のプレチルト配向方向
が異なる電気光学特性を生じさせるようにしたので、画
素内の分割領域で独立した電気光学特性を有し、特定の
視角、電圧での異常な高遮光現象または階調反転現象を
回避できる。
【0027】また、液晶分子の配向対称性が保持される
ように誘電体を所定の膜厚および面積に形成したので、
視野角特性はそれぞれ分割された画素の電気光学特性を
平均化したものとなり、特定の視角、電圧での異常な高
遮光現象または階調反転現象が回避される。さらに、分
割された画素電極1A,1B間隙の幅を少なくとも8μ
m以上にすることにより、視野角特性はそれぞれ分割さ
れた画素の電気光学特性を平均化したものとなり、特定
の視角、電圧での異常な高遮光現象または階調反転現象
が回避される。
【0028】また、隣接画素間で、分割された画素電極
1…の各々に対し、1画素置きに誘電体を除去したの
で、隣接画素間で異なった電気光学特性を生じさせたの
で、視野角特性はそれぞれ分割された画素の電気光学特
性を平均化したものとなり、特定の視角、電圧での異常
な高遮光現象または階調反転現象が回避される。この発
明の第2の実施の形態を図8および図9に基づいて説明
する。図8(a),(b)は第2の実施の形態における
薄膜トランジスタ型液晶表示装置の一画素部の断面図で
あり、(a),(b)はそれぞれ図1のA−A断面、B
−B断面位置と同じ位置での断面図を示している。この
第2の実施の形態では、対向電極基板52の構成は、ガ
ラス基板7B上にゲート電極2,5、ソース電極3、T
FT部の配線からの光漏れを防ぐためにブラックマトリ
クス層14が形成され、その上に色フィルタ層15、保
護膜16、対向電極17が形成されている。そして、そ
の上に画素電極1A,1Bの分割された間隙に相対する
対向電極17上に導電性薄膜13が形成されている。こ
の導電性薄膜13は、遮光性物質等で所定の膜厚および
面積に形成されている。一方、TFT基板51の膜構成
は第1の実施の形態における薄膜トランジスタ型液晶表
示装置の膜構成と同様である。
【0029】図9は図8(b)における有効表示画素部
の液晶配向断面図である。図8(b)に示すように画素
電極1A,1Bの分割された間隙に相対する対向電極1
7上に導電性薄膜13を形成させることにより、液晶層
の中間層領域において画素電極1A,1Bの分割間隙に
より生じる電界歪みと同じ方向に一層強固な電界歪みを
生じさせることが可能となる。その結果、第1の実施の
形態で説明した以上に両電極間の液晶分子配向に一段と
強固な制御性を持たせられ、安定したドメインを形成さ
せることができる。
【0030】この発明の第3の実施の形態を図10およ
び図11に基づいて説明する。図10(a),(b)は
第3の実施の形態における薄膜トランジスタ型液晶表示
装置の一画素部の断面図であり、(a),(b)はそれ
ぞれ図1のA−A断面、B−B断面位置と同じ位置での
断面図を示している。この第3の実施の形態では、対向
電極基板52の構成は、ガラス基板7B上にゲート電極
2,5、ソース電極3、TFT部の配線からの光漏れを
防ぐためにブラックマトリクス層14が形成され、その
上に色フィルタ層15、保護膜16が形成されている。
さらに、その上に対向電極17が画素電極1A,1Bの
ゲート電極2,5側近傍の電極端領域を除き形成され
る。このように、一画素の上下の両方の表示領域で対向
電極17に筋状の対向電極欠如部27を形成する。そし
て、その上に画素電極1A,1Bの分割された間隙に相
対する対向電極17上に導電性薄膜13が形成されてい
る。一方、TFT基板51の膜構成は第1の実施の形態
における薄膜トランジスタ型液晶表示装置の膜構成と同
様である。
【0031】図11は図10(b)における有効表示画
素部の液晶配向断面図である。図10(b)に示すよう
に対向電極17上に対向電極欠如部27を形成させるこ
とにより、画素電極1A,1Bのゲート電極2,5側近
傍の電極端領域部と対向電極欠如部27間の液晶層の中
間層領域において画素電極1A,1Bの分割された間隙
により生じる電界歪みと逆方向に一層強固な電界歪みを
生じさせることが可能となる。その結果、第2の実施の
形態で説明した以上に両電極間の液晶分子配向に一段と
強固な制御性を持たせられ、安定したドメインを形成さ
せることができる。なお、対向電極欠如部27は一画素
内の上下の一方の表示領域外に形成する構成にしてもよ
い。
【0032】この発明の第4の実施の形態を図12なし
い図18に基づいて説明する。図12は第4の実施の形
態における薄膜トランジスタ型液晶表示装置のTFT基
板の平面図である。TFT部の構成は第1の実施の形態
と同様であるが、TFT部の位置は各画素間でソース電
極3に対し、左右対称になる。また、前段ゲート部のコ
ンタクトウィンドゥ22A,22Bの位置関係もソース
電極3に対し、左右対称になり、しかも両者がTFT基
板51の分割された画素電極に対し、隣接した画素間で
交互に形成される配置構造となっている。また、画素電
極基板の画素電極1A,1Bの分割構造は隣接する画素
間のコンタクトウィンドゥ22Bの面積および誘電体膜
厚を調整することにより、隣接画素間の画素電極1Bに
加わる印加電圧が同等になる構造になっている。
【0033】図13は第4の実施の形態における薄膜ト
ランジスタ型液晶表示装置の一画素部の断面図を示し、
(a),(b),(c)はそれぞれ図10のA−A,B
−B,C−Cの断面図である。TFT基板51の画素電
極の分割構造を除き、TFT部の構成、対向電極基板5
2は第1の実施の形態と同様である。図14(a),
(b)は第4の実施の形態における薄膜トランジスタ型
液晶表示装置のTFT基板51と対向電極基板52との
間に介在する液晶分子の配向規制状態図である。配向方
法および配向膜表面の配向処理手段は第1の実施の形態
と同様である。
【0034】図15(a),(b)はそれぞれ図13
(b),(c)に示した第4の実施の形態の薄膜トラン
ジスタ型液晶表示装置の有効表示画素部の液晶配向断面
図である。図15(a)の液晶配向性は第1の実施の形
態と同様あるが、図15(b)では画素電極の分割構造
で異なるが、隣接する画素間のそれぞれ画素電極1A,
1Bに加わる液晶印加電圧が等しいため、液晶配向性は
画素電極間隙を境として上下の画素電極で対称となる。
また、液晶の印加電圧による分子挙動は第1の実施の形
態と同様な説明ができる。
【0035】図16は、第4の実施の形態における薄膜
トランジスタ型液晶表示装置の上下視角方向でのコント
ラスト比依存特性図である。但し、液晶表示セルの法線
方向からの入射角を0度とし、上方向をプラス、下方向
をマイナスの角度で示している。上下方向の視角−コン
トラスト比分布曲線は第1の実施の形態のような上下方
向で非対称ではなく、対称なコントラスト曲線となり、
かつ所定の視角範囲でより高いコントラスト比を得るこ
とができる。
【0036】図17は第4の実施の形態における薄膜ト
ランジスタ型液晶表示装置での上下視角方向に対する8
階調表示の透過率依存特性図を示す。但し、液晶表示セ
ルの法線方向からの入射角0度とし、上方向をプラス、
下方向をマイナスの角度で示している。各印加電圧値は
図27に示した方法と同様な方法で求めた。この特性図
から、各階調レベルにおいて上下の視角方向で対称な透
過率曲線を示し、いずれの視角−透過率曲線も隣合う曲
線間で交差することはない。その結果、従来観察された
ような特定の視角・印加電圧で発生する階調反転現象の
出現は回避されることになる。一方、左右の視角方向に
おいても上記と同様に特定の視角・印加電圧で階調反転
現象は生じない。
【0037】図18は第4の実施の形態における薄膜ト
ランジスタ型液晶表示装置の視野角特性図であり、コン
トラスト比≧10、非階調反転範囲を表している。同図
より、従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置の視野角
特性に比べ、上下、左右方向で対称な視角特性を示し、
特に上方向で第1の実施の形態に比べ、さらに視野角拡
大の効果を得ることができる。
【0038】したがって、第4の実施の形態における薄
膜トランジスタ型液晶表示装置では、上下かつ左右方向
で対称な広い視認性視角範囲を有し、特定の電圧、視角
で階調反転現象は発生せず、任意の電圧値でも、どの視
角方向から見ても自然な画像が得られることになる。そ
の他の構成効果は、第1の実施の形態と同様である。こ
の発明の第5の実施の形態を図19および図20に基づ
いて説明する。図19は第5の実施の形態における薄膜
トランジスタ型液晶表示装置の一画素部の断面図であ
り、(a),(b),(c)は図13のB−B、C−C
の断面位置と同じ位置での断面図を示している。TFT
基板51の構成は第4の実施の形態と対向電極基板52
の構成は第2の実施の形態と同様である。
【0039】図20(a),(b)はそれぞれ図19
(b),(c)に示した第5の実施の形態における薄膜
トランジスタ型液晶表示装置の有効表示画素部の液晶配
向断面図である。同図に示すように画素電極1A,1B
の分割された間隙に相対する対向電極17上に導電性薄
膜13を形成させることにより、第2の実施の形態で示
した現象と同様、液晶層の中間層領域において画素電極
1A,1Bの分割間隙により生じる電界歪みと同じ方向
に一層強固な電界歪みを生じさせることが可能となる。
その結果、第4の実施の形態で説明した以上に両電極間
の液晶分子配向に一段と強固な制御性を持たせられ、安
定したドメインを形成させることができる。
【0040】この発明の第6の実施の形態を図21およ
び図22に基づいて説明する。図21は第6の実施の形
態における薄膜トランジスタ型液晶表示装置の一画素部
の断面図であり、(a),(b),(c)は図13のB
−B、C−Cの断面位置と同じ位置での断面図を示して
いる。TFT基板51の構成は第4の実施の形態と対向
電極基板52の構成は第3の実施の形態と同様である。
【0041】図22(a),(b)はそれぞれ図21
(b),(c)に示した第6の実施の形態における薄膜
トランジスタ型液晶表示装置の有効表示画素部の液晶配
向断面図である。同図に示すように対向電極17上に対
向電極欠如部27を形成させることにより、第3の実施
の形態で示した現象と同様、画素電極1A,1Bのゲー
ト電極2,5側近傍の電極端領域部と対向電極欠如部2
7間の液晶層の中間層領域において画素電極1A,1B
の分割された間隙により生じる電界歪みと逆方向に一層
強固な電界歪みを生じさせることが可能となる。その結
果、第4の実施の形態で説明した以上に両電極間の液晶
分子配向に一段と強固な制御性を持たせられ、安定した
ドメインを形成できる。
【0042】
【発明の効果】請求項1の薄膜トランジスタ型液晶表示
装置によれば、薄膜トランジスタ基板の画素電極を画素
内所定領域で分割し、分割された画素電極のうち一方の
画素電極と薄膜トランジスタ基板のドレイン電極間に誘
電体を介在させることにより、分割された各々の画素電
極上で液晶のプレチルト配向方向が異なる電気光学特性
を生じさせるようにしたので、画素内の分割領域で独立
した電気光学特性を有し、特定の視角、電圧での異常な
高遮光現象または階調反転現象を回避できる。これに伴
い、上下、左右の視角方向で対称な広い高コントラスト
比の視認範囲を有し、高視野角、高品位な液晶画像表示
を得ることができる。
【0043】請求項2では、液晶分子の配向対称性が保
持されるように誘電体を所定の膜厚および面積に形成し
たので、視野角特性はそれぞれ分割された画素の電気光
学特性を平均化したものとなり、特定の視角、電圧での
異常な高遮光現象または階調反転現象が回避される。請
求項3では、分割された画素電極間隙の幅を少なくとも
8μm以上にしたので、視野角特性はそれぞれ分割され
た画素の電気光学特性を平均化したものとなり、特定の
視角、電圧での異常な高遮光現象または階調反転現象が
回避される。
【0044】請求項4では、隣接画素間で、分割された
画素電極の各々に対し、1画素置きに誘電体を除去した
ので、視野角特性はそれぞれ分割された画素の電気光学
特性を平均化したものとなり、特定の視角、電圧での異
常な高遮光現象または階調反転現象が回避される。請求
項5では、薄膜トランジスタ基板の分割された画素電極
間隙と相対する対向電極基板の対向電極上に導電性薄膜
を設けたので、液晶層の中間層領域において画素電極の
分割間隙により生じる電界歪みと同じ方向に一層強固な
電界歪みを生じさせることが可能となる。このため、両
電極間の液晶分子配向に一段と強固な制御性を持たせる
ことができ、特定の視角、電圧での異常な高遮光現象ま
たは階調反転現象が請求項1よりも一層回避される。
【0045】請求項6では、導電性薄膜が遮光性物質で
あり、請求項5と同様の作用を奏する。請求項7では、
1画素内の上下の少なくとも一方の表示領域外の対向電
極に対向電極欠如部を形成したので、液晶層の中間層領
域において画素電極の分割間隙により生じる電界歪みと
逆方向に一層強固な電界歪みを生じさせることが可能と
なる。このため、両電極間の液晶分子配向に一段と強固
な制御性を持たせることができ、特定の視角、電圧での
異常な高遮光現象または階調反転現象が請求項5よりも
一層回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の薄膜トランジス
タ型液晶表示装置のTFT基板の平面図である。
【図2】第1の実施の形態の薄膜トランジスタ型液晶表
示装置の一画素部の断面を示し、(a)は図1のA−A
断面図、(b)は図1のB−B断面図である。
【図3】第1の実施の形態における液晶分子の配向規制
状態の説明図である。
【図4】第1の実施の形態における有効表示画素部の液
晶配向断面図である。
【図5】第1の実施の形態における上下視角方向での入
射角に対するコントラスト比依存特性図である。
【図6】第1の実施の形態における上下視角方向に対す
る8階調表示の透過率依存特性図である。
【図7】第1の実施の形態における視野角特性図であ
る。
【図8】この発明の第2の実施の形態の薄膜トランジス
タ型液晶表示装置の一画素部の断面図である。
【図9】第2の実施の形態における有効表示画素部の液
晶配向断面図である。
【図10】この発明の第3の実施の形態の薄膜トランジ
スタ型液晶表示装置の一画素部の断面図である。
【図11】第3の実施の形態における有効表示画素部の
液晶配向断面図である。
【図12】この発明の第4の実施の形態の薄膜トランジ
スタ型液晶表示装置のTFT基板の平面図である。
【図13】第4の実施の形態の薄膜トランジスタ型液晶
表示装置の一画素部の断面を示し、(a)は図1のA−
A断面図、(b)は図1のB−B断面図、(c)は図1
のC−C断面図である。
【図14】第4の実施の形態における液晶分子の配向規
制状態の説明図である。
【図15】第4の実施の形態における有効表示画素部の
液晶配向断面図である。
【図16】第4の実施の形態における上下視角方向での
入射角に対するコントラスト比依存特性図である。
【図17】第4の実施の形態における上下視角方向に対
する8階調表示の透過率依存特性図である。
【図18】第4の実施の形態における視野角特性図であ
る。
【図19】この発明の第5の実施の形態の薄膜トランジ
スタ型液晶表示装置の一画素部の断面図である。
【図20】第5の実施の形態における有効表示画素部の
液晶配向断面図である。
【図21】この発明の第6の実施の形態の薄膜トランジ
スタ型液晶表示装置の一画素部の断面図である。
【図22】第6の実施の形態における有効表示画素部の
液晶配向断面図である。
【図23】従来の薄膜トランジスタのチャネル部の断面
図である。
【図24】従来の薄膜トランジスタ型液晶表示装置の一
画素部の断面図である。
【図25】従来の液晶分子の配向規制状態で液晶分子が
右旋回のカイラル性を有する場合の説明図である。
【図26】従来の液晶分子の配向規制状態で液晶分子が
右旋回のカイラル性を有する場合の説明図である。
【図27】従来の液晶分子の配向規制状態で液晶分子が
左旋回のカイラル性を有する場合の説明図である。
【図28】従来の液晶分子の配向規制状態で液晶分子が
左旋回のカイラル性を有する場合の説明図である。
【図29】従来の上下視角方向での入射角に対するコン
トラスト比依存特性図である。
【図30】従来の正面方向における電圧−透過率特性図
である。
【図31】従来の上下角方向に対する8階調表示の透過
率依存特性図である。
【図32】従来の視野角特性図である。
【符号の説明】
1A,1B 画素電極 2 ゲート電極(TFT部) 3 ソース電極 4 ドレイン電極(TFT部) 5 ゲート電極(前段ゲート部) 6 ドレイン電極(前段ゲート部) 7A,7B ガラス基板 8 第1絶縁膜 9 ゲート酸化膜 10 半導体層 11 第2絶縁膜 12 オーミックコンタクト層 13 導電性薄膜 14 ブラックマトリクス層 15 カラーフィルタ層 16 保護膜 17 対向電極 18A,18B 配向膜 19A,19B 偏光板 20 液晶 51 TFT基板 52 対向電極基板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マトリクス状に配置されたゲート電極と
    ソース電極の交差部にトランジスタ部を形成するととも
    にトランジスタ部のドレイン電極に接続された状態に画
    素電極を形成した薄膜トランジスタ基板と、共通の対向
    電極が形成され液晶を挟んで前記薄膜トランジスタ基板
    に対向するように配置された対向電極基板とを備えた薄
    膜トランジスタ型液晶表示装置であって、前記薄膜トラ
    ンジスタ基板の画素電極を画素内所定領域で分割し、分
    割された画素電極のうち一方の画素電極と前記薄膜トラ
    ンジスタ基板のドレイン電極間に誘電体を介在させるこ
    とにより、分割された各々の画素電極上で液晶のプレチ
    ルト配向方向が異なる電気光学特性を生じさせるように
    したことを特徴とする薄膜トランジスタ型液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 誘電体を所定の膜厚および面積に形成し
    た請求項1記載の薄膜トランジスタ型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 分割された画素電極間隙の幅を少なくと
    も8μm以上にした請求項1記載の薄膜トランジスタ型
    液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 隣接画素間で、分割された画素電極の各
    々に対し、1画素置きに誘電体を除去した請求項1記載
    の薄膜トランジスタ型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 薄膜トランジスタ基板の分割された画素
    電極間隙と相対する対向電極基板の対向電極上に、導電
    性薄膜を設けた請求項1記載の薄膜トランジスタ型液晶
    表示装置。
  6. 【請求項6】 導電性薄膜が遮光性物質である請求項5
    記載の薄膜トランジスタ型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 1画素内の上下の少なくとも一方の表示
    領域外の対向電極に対向電極欠如部を形成した請求項5
    記載の薄膜トランジスタ型液晶表示装置。
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