JP3278887B2 - Abl回路とテレビジョン受信機 - Google Patents

Abl回路とテレビジョン受信機

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JP3278887B2 JP05239292A JP5239292A JP3278887B2 JP 3278887 B2 JP3278887 B2 JP 3278887B2 JP 05239292 A JP05239292 A JP 05239292A JP 5239292 A JP5239292 A JP 5239292A JP 3278887 B2 JP3278887 B2 JP 3278887B2
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仁史 安達
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、投射形テレビジョン受
信機(以下プロジェクションテレビと呼ぶ)においてカ
ソードレイチューブ(以下CRTと呼ぶ)を流れる電流
の単色集中を制限する目的で開発したオートマチックビ
ームリミッタ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビの大型化とソフトの多様化
にともない、プロジェクションテレビの市場も一般家庭
向けを中心に、国内外共に大きな伸びを示している。
【0003】従来のプロジェクションテレビではフライ
バックトランスの高圧巻線の一端からRed,Gree
n,Blue,3管のCRTのビーム電流の合計を検出
して制限する方式のオートマチックビームリミッタ回路
(以下ABL回路と呼ぶ)を用いている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のA
BL回路の設定値は十分な明るさを得るためにCRT単
体の許容平均ビーム電流より大きく設定されることが多
く、多管式プロジェクションテレビがVTRやビデオデ
ィスクプレーヤーが発するブルーバック等単色で平均レ
ベルの大きい信号を受信した時に、単色のCRTに電流
が集中してCRTの許容値をオーバーすることに対して
は対策がとられていなかった。
【0005】このため、従来のABL回路では、入力映
像信号によっては過大なビーム電流がCRT単色に長時
間集中し、蛍光体の著しい劣化や温度上昇によるCRT
割れを防止できないという問題点を有していた。
【0006】本発明は上記課題を解決するもので、明る
さの低下や不自然な輝度低下を抑えながらCRT単体色
としての過大ビーム電流を防止する手段を提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のABL回路は、単色のCRTに電流が集中
してCRTの許容値をオーバーしないようにしたもので
あり、そのために、3管式投射型テレビジョン受信機に
おける赤、緑、青の各単色の表示素子を駆動する映像信
号を検出する検出手段と、前記赤、緑、青の映像信号中
の1つの前記検出信号を直流電位に換算された平均値と
して出力する平均化回路と、前記平均化回路の出力側に
接続された抵抗とコンデンサからなる積分回路と、前記
抵抗に並列に接続されたダイオードと、前記積分回路で
積分された信号と一定電位と比較して前記積分信号が前
記一定電位以上の電圧になった時に制御信号を出力する
比較回路と、前記制御信号により前記表示素子を駆動す
る映像信号のレベルを制御する映像信号レベル制御回路
とを備え、前記映像信号の平均値が一定電位以上にな
り、かつ前記積分回路の時定数で決定される一定時間以
上持続したとき駆動信号の制限機能が動作し、前記平均
値が一定レベル以下になったときは、前記積分回路の抵
抗に並列に接続されたダイオードにより前記積分回路の
コンバーゼンスデンサに充電された電荷を放電して前記
一定電位以下に速やかに回復するようにしたものであ
り、又、積分回路に映像信号の所定の電位を与える一定
レベル付加回路を備え、平均値が前記所定の電位以下の
時においても、前記積分回路に前記所定の電位を供給す
ることにより、電源投入時や暗い信号が続いた後での動
作の遅れを防いだことを特徴とするものであります。
【0008】
【作用】本発明は上記した構成により、各々の表示素子
を駆動する映像信号の平均値を検出し、そのうちのどれ
かが設定値以上のレベルに達し、かつ一定時間以上連続
すると、映像信号レベル制御回路によりCRTを駆動す
る輝度信号のコントラスト比や信号のDCレベルを下げ
てCRTのビーム電流を制限する。また、CRTを駆動
する映像信号が一定レベル以下になると速やかに元の状
態に復帰する。
【0009】
【実施例】以下、3管式プロジェクションテレビにおけ
る本発明の一実施例について図を参照しながら説明す
る。
【0010】図1に本発明によるABL回路の実施例を
示し、その構成について以下説明する。
【0011】以下代表してBlueについて説明する
が、Red,Greenについても同様である。まず
lueのCRTを駆動する映像信号は、エミッタホロワ
のトランジスタ:Tr1のベースに入力され、抵抗:R
1、コンデンサ:C1から成る平均化回路、次に抵抗:
R2、コンデンサ:C2より成る積分回路に入力され
る。抵抗:R2には放電時の時定数を小さくするダイオ
ード:D1が並列に接続される。電源:Eとダイオー
ド:D2は、FETの電池が一定以下に下がらないよう
にする一定レベル付加回路である。抵抗:R2,コンデ
ンサ:C2の積分回路の出力は、ソースホロワのFE
T:Tr2を通ってトランジスタ:Tr3のベースに供
給される。トランジスタ:Tr3,Tr4、抵抗:R
3,R4は比較回路を構成し、トランジスタ:Tr3の
コレクタに接続された制御回路へ制御信号を送る構成に
なっている。
【0012】以下、この回路の動作について説明する。
このABL回路に過大な映像信号を入力すると、トラン
ジスタ:Tr1のエミッタホロワを通って抵抗:R1,
コンデンサ:C1で構成される積分回路により平均化さ
れる。この回路の時定数は、映像信号の数フレームのオ
ーダーである。次に、平均化回路内でほぼ直流に変換さ
れた平均値信号は積分回路の抵抗:R2を介してコンデ
ンサー:C2を充電し、時定数として選んだ2分を経過
するとこのコンデンサーからFET:Tr2のゲート電
位が上昇し、ソースに接続されたトランジスタ:Tr3
のベース電位も上昇する。比較回路内のトランジスタ:
Tr4のベースに接続したボリュウム抵抗:R4で設定
したベース電位にトランジスタ:Tr3のベース電位が
達すると、スイッチング動作を行いトランジスタ:Tr
3のコレクタから映像信号レベル制御回路へ制御信号が
送られ、輝度信号のコントラスト比や信号のDCレベル
を下げる。
【0013】ここで時定数を2分に選んだのは、一般放
送においてこの回路が動作する映像が2分以上連続する
ことはほとんど無いからである。これにより、一般映像
では動作せずブルーバック等が長く(2分以上)続いた
ときのみ動作するようにするためである。この時のCR
Tを流れるビーム電流は図2に示すカーブのように映像
に不自然さを与えずに設定値まで制限する。ここに示す
カーブは抵抗:R3の定数を変えることによりなだらか
にも急峻にもでき、空を写した映像のようにブルーの多
い画面が長時間連続したときに急激な輝度の低下を防い
でいる。
【0014】積分回路の抵抗:R2と並列に入れたダイ
オード:D1は、ブルーバック画面から一般放送にチャ
ンネルを切り替えた時にリミッタ動作が速やかに回復
し、不自然な映像にならないようコンデンサー:C2の
放電を早くするためである。
【0015】一見、平均回路と積分回路が2重になって
いるようであるが、これら映像の黒側ピークによりダイ
オード:D1を通しコンデンサの電荷が放電してしまう
のを防ぐためである。
【0016】映像信号一定レベル付加回路を設けたの
は、セットの電源オン時や暗い信号からでもこのABL
回路の時定数を一定にするよう平均的なレベルの映像信
号に相当する電位を付加するためである。
【0017】初段に入れたエミッタホロワのトランジス
タ:Tr1やFET:Tr2は、入力インピーダンスを
上げるためである。
【0018】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば映像の黒側ピークによるコンデンサの電荷の
放電を防いだ平均化回路、回路の立ち上がりと回復時の
時定数を変えた積分回路、比較回路を設けることによ
り、CRT単色に流れるビーム電流を不自然な映像にな
る事なく制御する優れた単色ABL回路を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における単色ABL回路の構
成図
【図2】本発明の単色ABL回路により制限されたヒー
ム電流と時間の関係の特性図
【符号の説明】
R1,R2,R3,R4 抵抗 D1,D2 ダイオード C1,C2 コンデンサ Tr1,Tr2,Tr3,Tr4 トランジスタまたは
FET A,B,C CRTドライブ回路 E,Vcc 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 9/31 H04N 9/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 3管式投射型テレビジョン受信機におけ
    る赤、緑、青の各単色の表示素子を駆動する映像信号を
    検出する検出手段と、前記赤、緑、青の映像信号中の1
    つの前記検出信号を直流電位に換算された平均値として
    出力する平均化回路と、前記平均化回路の出力側に接続
    された抵抗とコンデンサからなる積分回路と、前記抵抗
    に並列に接続されたダイオードと、前記積分回路で積分
    された信号と一定電位と比較して前記積分信号が前記一
    定電位以上の電位になった時に制御信号を出力する比較
    回路と、前記制御信号により前記表示素子を駆動する映
    像信号のレベルを制御する映像信号レベル制御回路とを
    備え、前記映像信号の平均値が一定電位以上になり、か
    つ前記積分回路の時定数で決定される一定時間以上持続
    したとき駆動信号の制限機能が動作し、前記平均値が一
    定レベル以下になったときは、前記積分回路の抵抗に並
    列に接続されたダイオードにより前記積分回路のコンデ
    ンサに充電された電荷を放電して前記一定電位以下に速
    やかに回復するようにしたことを特徴とするABL回
    路。
  2. 【請求項2】 積分回路に映像信号の所定の電位を与え
    る一定レベル付加回路を備え、平均値が前記所定の電位
    以下の時においても、前記積分回路に前記所定の電位を
    供給することにより、電源投入時や暗い信号が続いた後
    での動作の遅れを防いだことを特徴とする請求項1記載
    のABL回路
  3. 【請求項3】 複数のCRTを有し、少なくとも1個の
    CRTにつき請求項1又は請求項2記載のABL回路を
    設けたことを特徴とする投射型テレビジョン受信機。
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