JPH0126235B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0126235B2
JPH0126235B2 JP59060816A JP6081684A JPH0126235B2 JP H0126235 B2 JPH0126235 B2 JP H0126235B2 JP 59060816 A JP59060816 A JP 59060816A JP 6081684 A JP6081684 A JP 6081684A JP H0126235 B2 JPH0126235 B2 JP H0126235B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
picture tube
circuit
signal
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59060816A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60206289A (ja
Inventor
Toshimitsu Umezawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP59060816A priority Critical patent/JPS60206289A/ja
Publication of JPS60206289A publication Critical patent/JPS60206289A/ja
Publication of JPH0126235B2 publication Critical patent/JPH0126235B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はカラーテレビジヨン受像機に係り、特
に自動白色制御装置を備えたカラーテレビジヨン
受像機に関する。
〔発明の技術的背景〕
一般のカラーテレビジヨン受像機(例えば
NTSC方式)にあつては、その受像機の基準白色
色温度を例えば6774〓に設定しており、この基準
白色が色の再現の基準となつている。基準白色の
ずれは被写体とテレビジヨン受像機上に再現され
た色のずれとなつて生じるものであるからこの基
準白色は十分に管理されていなければならない。
カラーテレビジヨン受像機に含まれるカラー受
像管は合成カラーテレビジヨン信号から引き出さ
れる赤、緑、青の信号出力によつて駆動される
が、赤、緑、青の各電子銃ごとのその受像管駆動
レベルが、上記基準白色を設定する際に正確であ
ることが要求される。各電子銃の駆動バイアスが
所定レベルから変化するとカラー画像の再現にお
いて悪影響を生じ、不都合な受像管のカツトオフ
誤差を生じる。
このカツトオフ誤差は受像管の経年変化によるカ
ソードのエミツシヨン低下や関連回路のドリフト
等によつて生じるため、カラーテレビジヨン受像
機には受像管のバイアスを調整するための調節手
段が含まれている。
この調節手段としては、例えばサービススイツ
チを含む回路を備え、このスイツチは「サービ
ス」および「正常」の位置間で切換え可能とし、
「サービス」の位置へ切換えることで受像管を映
像信号から切離して垂直走査を停止せしめ、各電
子銃のバイアスを調節してカツトオフ電圧を設定
する。これによつて映像信号の黒レベルに応じて
確実に受像管がカツトオフされ、また全輝度レベ
ルに応じて色信号の比率が正しく保たれる。次に
各電子銃に関連する受像管ドライブ回路を所要利
得になるように調節して、受像機の正常動作時の
赤、緑、青の駆動信号の比率を適正にするように
している。
しかるにこのような調節は熟練した調整者が多
くの時間を要して行つており、一般家庭において
上記の調節を行うことは不可能に近いのが実状で
ある。このためカラーテレビジヨン受像機の長期
の使用により基準白色がずれてしまい、不自然な
色を再現することが起こる。
このようなことから最近では受像管のカソード
エミツシヨン低下や関連回路のドリフト等を生じ
ても自動的に白色を制御する装置が提案されてい
る。この自動白色制御装置の一例を第1図に示
す。
第1図において10はアンテナを示し、このア
ンテナ10で受けた信号はテレビジヨン信号処理
回路11(例えばチユーナ、PIF回路、映像検波
回路、増幅器、および色信号と輝度信号の分離回
路、さらに同期信号分離回路等を含む回路)に供
給される。この信号処理回路11の出力端子11
R,11G,11Bからはそれぞれ色差信号R−
Y,G−Y,B−Yが得られマトリクス回路12
R,12G,12Bにそれぞれ供給される。また
信号処理回路11の出力端子11Yからは輝度信
号−Yを含む映像信号が得られ、合成回路13を
経て各マトリクス回路12R,12G,12Bへ
供給され、色差信号と映像信号とを合成して色信
号R,G,Bを形成する。また信号処理回路11
の出力端子11Sからはブランキングパルス
BLKを得、分離回路14にて垂直、水平の各ブ
ランキングパルスに分離し、垂直ブランキングパ
ルス整形回路15および水平ブランキングパルス
整形回路16経て信号発生回路17に垂直、水平
ブランキングパルスVB,HBが供給される。こ
の信号発生回路17はカラー受像管(後述する)
に供給される映像信号に対して、絵柄信号以外の
所定の区間における1水平期間の一部の間に基準
パルスを挿入するための信号を出力端子17Aか
ら発生するとともに、そのパルスの挿入タイミン
グに一致したゲートパルスを出力端子17Bから
発生する。(詳細は第2図の波形とともに後述す
る)。
この信号発生回路17の出力端子17Aに得ら
れた信号(以下基準挿入パルスと称す)は、アナ
ログスイツチとして作用する合成回路13におい
て映像信号に挿入され、前記のマトリクス回路1
2R,12G,12Bにそれぞれ供給される。こ
れらマトリクス回路12R,12G,12Bの出
力はさらにそれぞれレベル補正回路18R,18
G,18B,受像管ドライブ回路19R,19
G,19Bおよび出力回路20R,20G,20
Bを経てカラー受像管21のカソード21R,2
1G,21Bに供給される。前記レベル補正回路
18R,18G,18Bは制御端子22,23,
24に供給される直流制御電圧によつて出力電圧
が増減制御されるものである。また受像管ドライ
ブ回路19R,19G,19Bは、青軸のドライ
ブ回路19Bを代表に示す通り、トランジスタ2
5を有し、そのトランジスタ25のベースにレベ
ル補正回路18Bからの信号が加わり、コレクタ
は抵抗26を介して電圧源VCCに接続され、エ
ミツタは抵抗27を介してアースされている。そ
してトランジスタ25のコレクタからの出力が次
段の出力回路20Bに供給される。尚、赤軸、緑
軸のドライブ回路19R,19Gは回路19Bの
構成と同様ゆえ、ブロツクで示すのみにとどめ
る。
また出力回路20R,20G,20Bについて
は同様に青軸の出力回路20Bを代表に示すと、
前記トランジスタ25のコレクタにベースが接続
されたトランジスタ28を有し、このトランジス
タ28のコレクタは電流検出用抵抗29を介して
アースされ、エミツタはカラー受像管21のカソ
ード21Bに接続されている。尚、他の出力回路
20R,20Gは回路20Bの構成と同様ゆえブ
ロツクで示すのみにとどめる。
カラー受像管21の各カソードを流れる電流は
トランジスタ28,抵抗29を経て流れるからこ
の抵抗29を流れる電流はカソード電流に比例
し、その抵抗29に現われる電圧がライン32を
通してサンプリング回路33Bに供給される。ま
た出力回路20R,20Gからのカソード電流に
比例した電圧もそれぞれライン30,31を通し
てサンプリング回路33R,33Gに供給され
る。これらサンプリング回路33R,33G,3
3Bは信号発生回路17の出力端子17Bから前
記基準挿入パルスの発生タイミングに同期したゲ
ートパルスがライン34を介して供給され、挿入
パルスの期間におけるカソード電流に比例した電
圧をサンプリングするもので、各コンデンサCr,
Cg,Cbにサンプリングした電圧をホールドする
ように、コンデンサCr,Cg,Cbはフイルタ作用
を有する。このサンプリング回路33R,33
G,33Bの出力はそれぞれ比較器35R,35
G,35Bの一方の入力端子(−)に供給され
る。
これら比較器35R,35G,35Bの他方の
入力端子(+)には基準電圧源36からの基準電
圧が供給され、前記サンプリング回路33R,3
3G,33Bの出力と比較され、その比較出力は
サンプリング出力が低下すれば上昇し、逆にサン
プリング出力が上昇すれば低下し、サンプリング
出力と基準電圧との差が零になるところで安定す
る。
これら比較器35R,35G,35Bの出力は
それぞれライン37,38,39を通してレベル
補正回路18R,18G,18Bの制御端子2
2,23,24に供給されている。また受像管2
1のアノードには端子40から高圧が供給され、
偏向コイル41には端子42,43から水平、垂
直の偏向電流が供給されるようになつている。
尚、音声回路等、本発明に直接関係しない部分は
省略している。
こうして成る自動白色制御装置を備えるカラー
テレビジヨン受像機の動作を第2図の波形図を参
照しながら説明する。
第2図においてAはテレビジヨン信号処理回路
11の出力端子11Yにおける映像信号を示した
ものであり、VBは垂直ブランキング信号、HB
は水平ブランキング信号であり、Lは絵柄信号を
それぞれ示している。
また第2図Bは垂直ブランキングパルス整形回
路15の出力波形、第2図Cは水平ブランキング
パルス整形回路16の出力波形をそれぞれ示し、
この第2図B,CのブランキングパルスVB,
HBは信号発生回路17に供給され、その出力端
子17Aから第2図Dに示すような基準挿入パル
スが得られる。この挿入パルスは絵柄信号区間以
外における水平ブランキングパルスHB区間の一
部(期間T1)において発生するもので、例えば
信号発生回路17内にカウンタ手段に設ける等に
より容易に得られる。
この第2図Dの挿入パルスは合成回路13にお
いて映像信号(第2図A)と合成され第2図Eに
示す信号が得られる。この合成信号はマトリクス
回路12、レベル補正回路18、ドライブ回路1
9および出力回路20を経て受像管21のカソー
ドに加えられる。そして、例えば青軸の回路をと
つて説明すると、受像管21のカソード21Bを
流れる電流はトランジスタ28のエミツタ・コレ
クタ路を経て抵抗29に流れる。この抵抗29は
カソード電流を検出するもので、その電流量に比
例した電圧がこの抵抗29とトランジスタ28の
コレクタとの接続点から検出されてサンプリング
回路33Bに供給される。このサンプリング回路
33Bは信号発生回路17の出力端子17Bから
前記基準挿入パルスの発生タイミング(期間T1
に同期したゲートパルスが供給されることで、そ
の期間T1における受像管21のカソード電流に
比例した電圧をサンプリングし、そのサンプリン
グ出力を比較器35Bの一方の入力端子(−)に
加える。
この比較器35Bは第3図に示すような特性を
持ち、他方の入力端子(+)に与えられた基準電
圧をE1とし、一方の入力端子(−)に加わる入
力電圧を横軸、出力電圧を縦軸にとつて示すと、
入力電圧の増加に伴なつて出力電圧は減少し、逆
に入力電圧が減少すると出力電圧が増加する。ま
たこの比較器35Bの出力が供給されるレベル補
正回路18Bの特性は制御端子24に加わる直流
制御電圧が増加すれば出力レベルも増加し、逆に
直流制御電圧が減少すれば出力レベルも減少する
ようになつている。
したがつて、例えば受像管21のカソード21
Bのエミツシヨン低下や関連回路のドリフト等に
よつてカソード電流が低下するとサンプリング回
路33Bへの入力電圧が低下する。このサンプリ
ング回路33Bの出力はカソード電流に比例する
が前述のサンプリング期間T1における電圧のみ
サンプリングするので絵柄期間は関係なく、サン
プリング出力は低下する。一方比較器35Bでは
基準電圧E1と比較し、E1との差に応じて第3図
の特性に従つて比較器35Bの出力が増加する。
このためレベル補正回路18Bの制御端子24に
加わる制御電圧が上昇し、それによりその出力レ
ベルも上昇し、結果的に受像管21の振込み電圧
が上昇することになり、カソード電流を増大させ
る。逆にカソード電流が増加すると上述の逆の動
作をしてカソード電流を低下するように働き、こ
の一連の動作は比較器33Bの入力電圧と基準電
圧E1との差が零になるところで安定する。
尚、青軸の補正に限らず赤軸,緑軸でも同様の
動作をするものであり、初期の基準白色の調整さ
れた状態で比較器の入力電圧と基準電圧との差が
零になるように回路が設定されていれば、受像管
のカソードエミツシヨンの低下や回路ドリフト等
が生じても受像管バイアスは自動的に調整され、
常に基準白色のずれがないように補正することが
できる。
〔背景技術の問題点〕
以上述べたような自動白色制御装置を備えるカ
ラーテレビジヨン受像機にあつては、通常動作時
においては特に問題はないが、カラーテレビジヨ
ン受像機の電源が長時間にわたつて切られている
場合、受像管のカソードの温度は室温とほぼ同一
となつている。このため、このような状態で電源
を入れると所定の時間を経過しないとカソードが
電子を放出するに必要な温度まで達しない。この
時間は通常の受像管においては数秒を要し、この
間カソードからの電子の放出がなく、カソード電
流が流れない状態にある。カソード電流が流れな
いことは前述の動作から明らかなようにサンプリ
ング回路33R,33G,33Bの出力は最低に
なり、このため比較器35R,35G,35Bの
出力が増大し、レベル補正回路18R,18G,
18Bの出力レベルも増大するから受像管の振込
み電圧を上昇させ、制御系のダイナミツクレンジ
の最大値に飽和している状態となる。そしてこの
状態でカソードの温度が上昇するとカソード電流
が流れ始め、受像管の振込み電圧が低下するよう
に動作し、一定値に収束するようになる。
つまり電源を入れたとき受像管画面は常に最大
の受像管振込み状態から出画するため受像管の寿
命を短くし、基準白色のずれを生じ、かつ視聴者
に不快感を与えるという欠点を有する。
〔発明の目的〕
本発明は上述した問題点に対処するもので、電
源投入時の受像管への過大な振込み量を抑え受像
管の保護を果すとともに不快な出画状態を除去す
ることのできるカラーテレビジヨン受像機を提供
することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明は自動白色制御装置を備えるカラーテレ
ビジヨン受像機において、電源投入時の受像管カ
ソード温度が低下している間、受像管への映像信
号の供給を一定レベル以下に抑圧し、カソードの
電子放出能力が安定状態になつたときに映像信号
を所定のレベルで供給することを許容する手段を
備えたものである。
〔発明の実施例〕
以下第4図を参照して本発明のカラーテレビジ
ヨン受像機の一実施例について説明する。尚、第
4図において第1図と同一部分には同一符号を記
して詳細な説明は省略する。
本発明の特徴とする点は第4図の枠50で示す
回路部分、およびこの回路50の出力によつてオ
ン・オフ制御されるスイツチ手段Sr,Sg,Sb,
さらにこれらスイツチ手段Sr,Sg,Sbと電圧源
58との間に接続された抵抗Rr,Rg,Rbとを備
えたことにある。
上記回路50は、トランジスタ51を有し、こ
のトランジスタ51のエミツタを前記赤、緑、青
軸ドライブ回路19R,19G,19Bのトラン
ジスタ25のエミツタ抵抗27に接続している。
トランジスタ51のベースには電圧源52からの
電圧E2が供給され、コレクタは抵抗53を介し
てアースされており、このトランジスタ51のエ
ミツタより上記トランジスタ25にエミツタバイ
アスが供給されるようになつている。
またこのトランジスタ51のコレクタにはサン
プリング回路54が接続されており、この回路5
4は信号発生回路17の出力端17Bからの信号
によつてコントロールされる。このサンプリング
回路54の出力は比較器55の一方の入力端子
(+)に供給され、この比較器55の他方の入力
端子(−)には電圧源56からの基準電圧E3
供給されている。そして比較器55の出力は回路
50の出力端子57に供給されるようになつてい
る。上記比較器55はサンプリング回路54の出
力と電圧源56の電圧E3とを比較し、サンプリ
ング出力がE3以上のとき次段のスイツチ手段Sr,
Sg,Sbをオンせしめるもので、これらスイツチ
手段Sr,Sg,Sbがオンのとき前記フイルタコン
デンサCr,Cg,Cbはそれぞれ抵抗Rr,Rg,Rb
を介して電圧源58に接続されるようになる。
尚、スイツチ手段Sr,Sg,Sbはいずれも電子的
スイツチである。
この第4図の回路の動作について説明する。ま
ず受像機が通常の状態にあつてはスイツチ手段
Sr,Sg,Sbはいずれもオフであり、第1図で述
べたのと同様の作用によつて自動白色制御が成さ
れる。次に受像機の電源が長時間にわたつて切ら
れている状態の後、電源が投入された場合につい
て述べる。このとき電源投入の直後は、受像管2
1のカソード温度は低いからカソード電流はほと
んど流れず、サンプリング回路33R,33G,
33Bの出力は非常に低い。このため前述したよ
うにレベル補正回路18R,18G,18Bの出
力が増大しドライブ回路19R,19G,19B
のトランジスタ25のベース電位が増大する。ト
ランジスタ25のベース電位の増大はトランジス
タ25のエミツタ電流の増大となり、さらにトラ
ンジスタ51のエミツタ電流が増加する。したが
つてトランジスタ51のコレクタ電流が増大し、
サンプリング回路54の入力電圧が増加する。サ
ンプリング回路54は入力電圧に比例した電圧を
比較器55に供給するからこの比較器55の
(+)入力端子電圧が増える。そして比較器55
の(−)入力端子に供給されている基準電圧E3
よりも大きくなると比較器55からの出力によつ
て前記各スイツチ手段Sr,Sg,Sbがオンとなる。
上記スイツチ手段Sr,Sg,Sbがオンとなるこ
とにより、コンデンサCr,Cg,Cbは電圧源58
より抵抗Rr,Rg,Rbを介して充電され、各コン
デンサCr,Cg,Cbの電圧が増加する。このため
前記比較器35R,35G,35Bの(−)入力
端子電圧が増加し、比較器35R,35G,35
Bの出力は減少する。したがつてライン37,3
8,39を通してレベル補正回路18R,18
G,18Bが制御され、このレベル補正回路18
R,18G,18Bの出力レベルが減少する。
つまり、レベル補正回路18R,18G,18
Bの出力レベルがある値を越えると、その出力レ
ベルを所定値以下に抑えるような制御作用が生じ
る訳である。
この動作は比較器55の2つの入力端子間の電
圧差が零になるところで安定するから、抵抗53
の値をR1とすると安定点でのトランジスタ25
のエミツタ電流Ieは、 Ie=E3/R1 …(1) である。
ここで受像管21のカソード温度が十分に高
く、エミツシヨンが十分に行われている場合につ
いて考えてみる。比較器35R,35G,35B
の2つの入力端子間の電圧差が零となるところで
安定するから、電流検出用抵抗29の値をRkと
すると安定点でのカソード電流Ikは、 Ik=E1/Rk …(2) である。このときのカソード電圧をVkとすれば、
トランジスタ25のコレクタ電流Icは、 Ic=(Vcc−Vk+VF)/Rc …(3) となる。(尚、Rcは抵抗26の値、VFはトラン
ジスタ28のエミツタ・ベース間電圧である)。
したがつて赤、緑、青軸の各ドライブ回路19
R,19G,19Bのトランジスタ25のトータ
ルエミツタ電流Ieoは、 Ieo=3・Ic =3・(Vcc−Vk−VF)/Rc …(4) となる。
ここで(1)式、(4)式との間で次の関係式が成立す
る場合を考える。
Ie>Ieo …(5) カソード電流が流れていないときのカソード電
圧をvkとすれば、 vk=Vcc−1/3・Ie・Rc+VF =Vcc−1/3・E2/R1・Rc+VF …(6) となる。よつて(4)式、(5)式、(6)式より Vk>vk …(7) である。
受像機に電源を投入した後、ある時間経過する
とカソード温度が上昇し、十分なエミツシヨンが
可能になると、抵抗29の両端電圧が上昇する。
このとき(7)式の関係に受像管はバイアスされてい
るから、つまり受像管の振込み電圧が大きいので
前述した動作によりサンプリング回路33R,3
3G,33BのフイルタコンデンサCr,Cg,Cb
の電圧を上昇せしめレベル補正回路18R,18
G,18Bの出力を低下させる。したがつてトラ
ンジスタ25のベース電位が低下するのでトラン
ジスタ51のコレクタ電流が低下し、比較器55
の(+)入力端子電圧が低下する。これにより今
までオンしていたスイツチ手段Sr,Sg,Sbは比
較器55の出力でオフとなり、第1図の回路と等
価になり、以後自動白色制御が行われる。
つまり受像管のカソード温度が低くカソード電
流が流れないときは(1)式で示す安定点をもつこと
により最大の受像管振込み状態を防ぎ、カソード
温度が高くなり受像管が正規の動作状態となりカ
ソード電流が流れ得る場合には(2)式で示す自動白
色制御の安定点をもつことが可能となる。
こうして受像管ドライブ回路電流が所定レベル
を越えると、受像管への映像信号の供給を一定レ
ベル以下に抑圧し、カソードの電子放出能力が安
定状態になつたときには映像信号を所定のレベル
で供給することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、自動白色制
御装置を設けたことに基因して、従来電源投入時
に受像管が過大にバイアスされていたことを確実
に防止することができる。また電源投入後、受像
管に画像が映出されたときには安定な画像となつ
て現われるため視聴者に不快感を与えることもな
く、かつ通常動作時には自動白色制御装置の働き
によつて基準白色のずれのない画像を見ることが
できる。また電源投入から出画までの時間も長く
かからないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の自動白色制御装置を備えるカラ
ーテレビジヨン受像機を示す回路構成図、第2図
は第1図の動作説明に供する各部の信号波形図、
第3図は第1図にて使用される比較器の動作特性
を示す特性図、第4図は本発明のカラーテレビジ
ヨン受像機の一実施例を示す回路構成図である。 18R,18G,18B……レベル補正回路、
29……カソード電流検出用抵抗、33R,33
G,33B……サンプリング回路、54……サン
プリング回路、55……比較器、Sr,Sg,Sb…
…スイツチ手段、Cr,Cg,Cb……コンデンサ、
Rr,Rg,Rb……抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 カラー受像管に絵柄期間とブランキング期間
    を有する映像信号を供給する信号伝送線路と、 この信号伝送線路に配置されかつ制御端子を有
    し、この制御端子に供給される制御信号によつて
    受像管への映像信号の供給レベルを補正するレベ
    ル補正回路と、 このレベル補正回路の出力に応答して受像管を
    ドライブする受像管ドライブ回路と、 上記ブランキング期間の一部に基準信号を挿入
    し、その挿入期間の受像管電流を検出する第1の
    検出手段と、 この第1の検出手段と前記レベル補正回路の制
    御端子との間に設けられ、上記第1の検出手段の
    出力レベルに応答した制御信号を前記制御端子に
    供給し、もつて受像管のバイアス制御に供する第
    1の制御手段と、 前記受像管ドライブ回路の電流を検出する第2
    の検出手段と、 この第2の検出手段による検出出力が所定値を
    越えたとき前記レベル補正回路を制御し受像管へ
    の映像信号の供給レベルを一定値以下に抑圧する
    第2の制御手段とを具備して成るカラーテレビジ
    ヨン受像機。 2 前記第1の制御手段は、前記第1の検出手段
    による検出出力をサンプリングする手段と、その
    サンプリング出力をホールドするためのコンデン
    サと、このコンデンサ出力と第1の基準電圧とを
    比較しその比較出力を前記レベル補正回路の制御
    端子に供給する第1の比較器とで成り、 前記第2の制御手段は、前記第2の検出手段に
    よる検出出力をサンプリングする手段と、そのサ
    ンプリング出力と第2の基準電圧とを比較する第
    2の比較器と、前記コンデンサとこのコンデンサ
    の充電に供する電圧源との間に接続され、前記第
    2の比較器の出力によつてスイツチングするスイ
    ツチ手段とで成ることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載のカラーテレビジヨン受像機。
JP59060816A 1984-03-30 1984-03-30 カラ−テレビジヨン受像機 Granted JPS60206289A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59060816A JPS60206289A (ja) 1984-03-30 1984-03-30 カラ−テレビジヨン受像機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59060816A JPS60206289A (ja) 1984-03-30 1984-03-30 カラ−テレビジヨン受像機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60206289A JPS60206289A (ja) 1985-10-17
JPH0126235B2 true JPH0126235B2 (ja) 1989-05-23

Family

ID=13153249

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59060816A Granted JPS60206289A (ja) 1984-03-30 1984-03-30 カラ−テレビジヨン受像機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60206289A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0939960A (ja) * 1995-07-24 1997-02-10 Chubu Drum Kan Kogyo Kk 樹脂製オープンドラム缶

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0695765B2 (ja) * 1985-02-14 1994-11-24 ソニー株式会社 自動ホワイトバランス調整回路付カラー表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0939960A (ja) * 1995-07-24 1997-02-10 Chubu Drum Kan Kogyo Kk 樹脂製オープンドラム缶

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60206289A (ja) 1985-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5204748A (en) Beam current limiting arrangement for a television system with picture-in-picture provisions
JPS6229953B2 (ja)
US4679065A (en) Automatic white control circuit for color television receiver
US4516152A (en) Video signal processor with automatic kinescope white balance and beam current limiter control systems
US4599642A (en) Video signal processor with bias error compensation
US5894327A (en) Video display system with AKB responsive screen grid supply
EP0041554B1 (en) Automatic peak beam current leveler system
KR870001838B1 (ko) 컬러 텔레비젼 수상기
US4692793A (en) Circuit for blanking the video of a television set for a time after turn-on
US4554578A (en) Error compensated control system in a video signal processor
US4584596A (en) Television receiver alignment system
GB2069289A (en) Service switch apparatus
CA1136755A (en) Predictably biased kinescope driver arrangement in a video signal processing system
US5036387A (en) Color television receiver
JPH0126235B2 (ja)
US5345267A (en) AKB apparatus with hot start flash prevention
US3971067A (en) Automatic beam current limiter
JP2929048B2 (ja) テレビジョン装置
US6288503B1 (en) Compensation of picture tube ageing effects
JP2644899B2 (ja) 自動白バランス調整回路及びこれを用いる機器
CA1219353A (en) Video signal processor with bias error compensation
CA1214859A (en) Television receiver alignment system
JP2940741B2 (ja) カラーテレビジョン受像機
KR800000936B1 (ko) 자동 비임전류 리미터
KR830000269B1 (ko) 텔레비전 수상기의 자동휘도(輝度) 조정장치