JP3278377B2 - マイクロ波送受信モジュール - Google Patents

マイクロ波送受信モジュール

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JP3278377B2
JP3278377B2 JP12261097A JP12261097A JP3278377B2 JP 3278377 B2 JP3278377 B2 JP 3278377B2 JP 12261097 A JP12261097 A JP 12261097A JP 12261097 A JP12261097 A JP 12261097A JP 3278377 B2 JP3278377 B2 JP 3278377B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、マイクロ波帯の
フェーズドアレイアンテナ等に使用されるマイクロ波送
受信モジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11および図12は、Transmi
t/Receive ModuleTechnolog
y for X−Band Active Array
Radar DAVID N.McQUIDDY他著
(PROCEEDINGSOF THE IEEE V
OL.79.No3. MARCH 1991)に記載
された従来のマイクロ波送受信モジュールの回路構成お
よび各機器の配置関係を示す図である。
【0003】図11において、この発明のマイクロ波送
受信モジュールによって送受信されるRF信号を入出力
するためのRF信号端子1には、RF信号の位相を制御
するための移相器(PS:Phase Shifte
r)2が接続されており、移相器2にはRF信号の伝送
線路を切り替えるためのスイッチ(SW:SWitc
h)3が接続されている。スイッチ3には、RF信号端
子1から入力されたRF信号を増幅するためのドライバ
増幅器(DA:Driver Amplifier)4
が接続され、ドライバ増幅器4にはドライバ増幅器4で
増幅されたRF信号をさらに増幅するための増幅器5が
接続されている。
【0004】また、増幅器5には、三端子型のサーキュ
レータ(CIR:CIRculator)6が接続され
ており、サーキュレータ6にはアンテナ(図示せず)に
接続するためのアンテナ端子7および低雑音増幅器8が
接続されている。なお、低雑音増幅器(LNA:Low
Noise Amplifier)8の他端は、スイ
ッチ3に接続されている。
【0005】増幅器5は、四端子網であるハイブリッド
(HYB:HYBrid)9、10を接続する線路に高
電力増幅器11、12をそれぞれ設けた構造となってい
る。ハイブリッド9、10は、1つの端子から入力され
た高周波信号を反対側の一対の端子のそれぞれに出力を
等分して互いに90°の位相差を有する一対の高周波信
号として出力することができる回路である。
【0006】なお、ハイブリッド9の端子うち、高電力
増幅器11、12およびドライバ増幅器4と接続されて
いない端子は接地されており、また、高電力増幅器1
1、12とは接続されていないハイブリッド10の端子
のうち、サーキュレータ6と接続されていない端子も接
地されている。また、高電力増幅器11、12は、ソー
スを設置したFETを用いた増幅器である。
【0007】以上説明した各機器は全てMIC(Mic
rowave Integrated Circui
t)線路13で接続されるとともに図12に示すように
パッケージ10内に収められている。なお、スイッチ3
とサーキュレータ6との間のMIC線路13のうち、ド
ライバ増幅器4および増幅器5が設けられている線路を
送信用線路13a、低雑音増幅器8が設けられている線
路を受信用線路13bとする。
【0008】このようなマイクロ波送受信モジュールに
おいて、スイッチ3およびサーキュレータ6は、RF信
号を送信するときには送信線路13aを導通させるよう
に制御されるが、RF信号を受信するときには受信線路
13bを導通させるように制御される。
【0009】従って、RF信号を送信するときには、R
F信号端子1から入力されたRF信号は、移相器2で位
相制御された後、スイッチ3から送信用線路13aを通
じてドライバ増幅器4で増幅され、さらに増幅器5で大
電力に増幅される。増幅器5のハイブリッド9に入力さ
れたRF信号は、90°の位相差を有する一対のRF信
号に変換され、それぞれ高電力増幅器11、12に入力
される。そして高電力増幅器11、12で増幅された一
対のRF信号は、ハイブリッド10にそれぞれ入力され
て、ハイブリッド10中で位相変換されるとともに合成
されて、サーキュレータ6に接続された端子に出力され
る。さらに、サーキュレータ6に入力されたRF信号
は、アンテナ端子7に出力される。
【0010】一方、RF信号を受信する時には、アンテ
ナ端子7から入力されたRF信号は、サーキュレータ6
から受信用線路13bを通じて低雑音増幅器8で増幅さ
れた後、スイッチ3を通じて移相器2で位相制御され、
RF信号端子1から出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
マイクロ波送受信モジュールは、RF信号の送信時と受
信時における伝送線路の切り替えるための手段としてサ
ーキュレータを用いていたため、サーキュレータ内にお
ける出力損失により、マイクロ波送受信モジュールとし
ての出力損失が増加するとともに、送受信効率が低下す
るという課題があった。
【0012】また、このようなマイクロ波送受信モジュ
ールは、フェーズドアレイアンテナに用いるために複数
のモジュールを並べて配置するものである。モジュール
を配置するピッチは、アンテナの素子配列によって決ま
るが、そのピッチは使用する波長に比例するため、周波
数が高くなるとモジュールの幅を小さくする必要があ
る。しかし、従来のような構成では低雑音増幅器等のデ
バイス素子をパッケージに収納した場合、パッケージが
非常に細長い形状になるという課題があった。
【0013】また、増幅器5をアンテナ端子7の近くに
配置する必要がある一方、RF信号を供給するRF信号
端子1はアンテナ信号端子7とは反対側にあるため、モ
ジュール内の伝送線路が長くなり、増幅器5への配線イ
ンピーダンスが高くなる。しかし、増幅器5には大電流
が流れるため、増幅器5における電圧降下が大きくな
り、増幅器5の出力効率が低下するとともに、パルス動
作時における電圧変動が大きくなるという課題があっ
た。さらに、マイクロ波送受信モジュールを多素子接合
する場合には、合成器および分配器が必要となるため、
モジュール全体としての出力損失が大きくなるととも
に、モジュール全体の寸法も大きくなるという課題があ
った。
【0014】従って、この発明は、モジュール内におけ
る出力損失を低減することによりRF信号の伝送効率を
向上させ、また、モジュール全体を小型化したマイクロ
波送受信モジュールを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この発明のマイクロ波送
受信モジュールは、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力をアンテナ端子に送出すると
共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定
の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電力増
幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び
所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出
力を受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、電
圧制御手段は、高電力増幅器と第2の四端子網との間の
線路に接続されたFET回路であり、該FET回路を構
成するFETに印加される電圧を制御することにより高
電力増幅器の出力端の電位を制御することを特徴とす
る。
【0016】また、上記高電力増幅器は、高電力増幅器
と第2の四端子網とを接続する線路とFET回路との間
に設けられて、FET回路のインピーダンスを整合する
ためのスタブ回路をさらに備えたことを特徴とする。
【0017】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力を上記アンテナ端子に送出す
ると共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を
所定の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電
力増幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して
再び所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成し
た出力を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを
備え、電圧制御手段は、高電力増幅器のバイアスを制御
するバイアス制御回路であり、高電力増幅器のFETの
動作を制御することにより高電力増幅器の出力端の電位
を制御することを特徴とする。
【0018】また、上記第1の四端子網、第2の四端子
網、一対の高電力増幅器、電圧制御手段および高電力増
幅器に電力を供給するための充電用コンデンサを金属製
のパッケージに収納するとともに、他の機器を多層セラ
ミックパッケージに収納して、充電用コンデンサを送信
系増幅器の近傍に配設したことを特徴とする
【0019】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力をアンテナ端子に送出すると
共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定
の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電力増
幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び
所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出
力を受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、第
1の四端子網、第2の四端子網、一対の高電力増幅器、
電圧制御手段および高電力増幅器に電力を供給するため
の充電用コンデンサを金属製のパッケージに収納すると
ともに、他の機器を多層セラミックパッケージに収納し
て、充電用コンデンサを送信系増幅器の近傍に配設した
ことを特徴とする。
【0020】また、上記受信用線路は同軸ケーブルから
構成されていることを特徴とする。
【0021】また、上記充電用コンデンサとして、高電
力増幅器の電力供給線路に複数分散したことを特徴とす
る。
【0022】また、上記充電用コンデンサは基板上に配
置されており、基板と金属製のパッケージおよび多層セ
ラミックパッケージとを充電用コンデンサおよび金属製
のパッケージおよび多層セラミックパッケージに設けら
れた素子を対向させるようにして基板の端面と金属製の
パッケージの端面とを接合したことを特徴とする。
【0023】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力をアンテナ端子に送出すると
共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定
の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電力増
幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び
所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出
力を受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、R
F信号の送信時および受信時に該RF信号の位相を変換
する移相器、RF信号を移相器の近傍で増幅するための
FET素子およびRF信号の送信時および受信時に該R
F信号を分配および合成するMMIC(Monolit
hic Microwave Integrated
Circuit)分配器およびMMIC合成器を備えた
ことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に係る
マイクロ波送受信モジュールの回路構成図である。図に
おいて、RF信号端子1には、RF信号の位相制御を行
うための移相器2が接続されており、移相器2にはRF
信号の伝送線路を切り替えるためのスイッチ3が接続さ
れている。スイッチ3には、ドライバ増幅器4が接続さ
れ、ドライバ増幅器4には送信系増幅器15が接続され
ている。
【0025】送信系増幅器15は、第1の四端子網であ
るハイブリッド9および第2の四端子網であるハイブリ
ッド10を接続し、これらの間の線路に高電力増幅器1
1、12をそれぞれ設けて、さらに高電力増幅器11、
12とハイブリッド10との間の線路に電圧制御手段で
あるFET回路16、17をそれぞれ接続したものであ
る。
【0026】また、図に示すように、ハイブリッド10
には、アンテナ(図示せず)に接続するためのアンテナ
端子7と、アンテナ端子7を介して受信したRF信号を
RF信号端子1に伝送するための線路に設けた低雑音増
幅器8が接続されており、低雑音増幅器8の他端は、ス
イッチ3に接続されている。なお、これらの機器は全て
MIC線路13で接続されている。
【0027】ハイブリッド9、10は、1つの端子から
入力された高周波信号を反対側の一対の端子のそれぞれ
に出力を等分すると共に、互いに90°の位相差を有す
る一対の高周波信号として出力することができる回路で
ある。その際の位相変換は、例えば、ドライバ増幅器4
側からハイブリッド9に入力されたRF信号を高電力増
幅器10側の端子には(即ち、直進する方向には)位相
変換を行わずに出力するが、高電力増幅器11側の端子
には(即ち、直進する方向の端子と隣り合う端子に
は)、−90°の位相を有するRF信号として出力する
ように行われるものである。
【0028】なお、高電力増幅器11、12とは接続さ
れていないハイブリッド9の端子のうち、ドライバ増幅
器4と接続されていない端子は接地されており、また、
高電力増幅器11、12とは接続されていないハイブリ
ッド10の端子のうち、アンテナ端子7と接続されてい
ない端子も接地されている。
【0029】高電力増幅器11、12は、ソースが接地
されたFETを用いた増幅器である。また、FET回路
16、17は、ソースが接地されるとともに、そのドレ
ーンが、高電力増幅器11、12とハイブリッド10と
を接続する線路に接続されたFETである。
【0030】このようなマイクロ波送受信モジュールに
おいて、RF信号の送信時は、RF信号端子1から入力
されたRF信号は移相器2で位相制御された後、スイッ
チ3からドライバ増幅器4側に伝送される。ドライバ増
幅器4で増幅されたRF信号は、さらに増幅器5のハイ
ブリッド9に入力され、90°の位相を有する一対のR
F信号に変換されて、さらにそれぞれ高電力増幅器1
1、12で増幅される。
【0031】なお、RF信号の送信時には、高電力増幅
器11、12のゲート電圧が−Vg(V)(飽和ドレー
ン電流(ゲート電圧を0Vとした場合のドレーン電流)
の1/2〜1/3程度のドレーン電流となるようなゲー
ト電圧)、ドレーン電圧が7〜10(V)に保持される
とともに、FET回路16、17はピンチオフされて、
そのドレーンとソースは、非導通状態となっている。
【0032】このように、送信時にFET回路16、1
7をピンチオフすることにより、ドレーンとソースが導
通しないため、高電力増幅器11、12で増幅されたそ
れぞれのRF信号は、高電力増幅器11、12から伝送
されてハイブリッド10に入力され、再びそれぞれ90
°の位相差が設けられると共に合成されて、アンテナ端
子7に送出される。なお、このとき低雑音増幅器8に接
続されているハイブリッド10の端子にRF信号は出力
されない。
【0033】一方、受信時には、アンテナ端子7から入
力されたRF信号はハイブリッド10に入力される。ハ
イブリッド10では90°の位相差が設けられると共に
電力が二分されて高電力増幅器11、12の出力側に加
えられる。しかし、このとき、高電力増幅器11、12
は、ゲート電圧が−Vp(V)(−Vp:ピンチオフゲ
ート電圧(ドレーン電流が0となるゲート電圧)であり
−4〜−5(V)程度)、ドレーン電圧が7〜10
(V)程度に保持されるとともに、FET回路16、1
7は、ゲート電圧を0(V)とすることによりドレーン
と接地されているソースが導通されるため、FET回路
16、17における反射係数ΓはΓ=1となり、RF信
号はFET回路16、17のソースにてハイブリッド1
0側に全反射される。
【0034】こうしてFET回路16、17のソースに
おいてハイブリッド10側に全反射された信号は、ハイ
ブリッド10に入力されて再び90°の位相差が設けら
れると共に合成されて、低雑音増幅器8に接続された端
子のみに出力される。なお、このとき、アンテナ端子7
に接続された端子にも高電力増幅器11、12のそれぞ
れに接続されたハイブリッド10の端子から入力された
2つのRF信号が送出されるが、これらのRF信号は互
いに位相が180°異なるため、これらを合成すると打
ち消し合うので、アンテナ端子7にRF信号は出力され
ない。そして、低雑音増幅器8で低雑音増幅されたRF
信号は、スイッチ3を介して移相器2に入力されて位相
制御された後、RF信号端子1から出力される。
【0035】以上説明したように、この発明の実施の形
態1に係るマイクロ波送受信モジュールによれば、FE
T回路16、17のドレーン電圧とゲート電圧を制御す
ることにより、出力損失の大きいサーキュレータを用い
なくてもRF信号の送信時と受信時とで伝送線路を切り
替えることができるので、マイクロ波送受信モジュール
の信号伝送効率を向上させることができる。
【0036】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2に係るマイクロ波送受信モジュールの回路構成を
概略的に示す図である。図において、高電力増幅器1
1、12を構成するFETのドレーンおよびゲートに印
加される電圧を制御するための電圧制御手段としてバイ
アス制御装置20、21が高電力増幅器11、12に直
接接続されていること以外は、実施の形態1の構成と同
様である。
【0037】バイアス制御回路20、21は、半導体を
用いたスイッチング素子および抵抗分割回路、または、
D/Aコンバータにより構成されており、高電力増幅器
11、12のFETのゲートおよびドレーンに印加する
電圧の制御を行う装置である。このようなバイアス制御
装置20、21は、RF信号の送信時には高電力増幅器
11、12がRF信号を増幅するために、ドレーンをV
d(V)(7〜10V)、ゲートをドレーン電流が飽和
ドレーン電流(ゲート電圧を0(V)とした場合のドレ
ーン電流の1/2となるような電圧−Vg(V))とな
るような電圧を印加する。
【0038】また、受信時にはハイブリッド10側から
高電力増幅器11、12側にそれぞれ伝送されるRF信
号を高電力増幅器11、12に入力されることなく全反
射させるために、ドレーンには0〜10(V)の電圧を
印加するとともに、ゲートにはFETがピンチオフ状態
になる電圧から飽和ドレーン電流となるような電圧を印
加して、高電力増幅器11、12の出力端11a、12
aにおける反射係数ΓがΓ=1となるように設定する。
【0039】このように、高電力増幅器のFETのゲー
トおよびドレーンに印加される電圧がバイアス制御装置
20、21によって制御されるので、実施の形態1の場
合の動作と同様に、RF信号の送信時には、RF信号端
子1から入力されたRF信号をアンテナ端子7に出力す
ると共に、RF信号の受信時は、アンテナ端子7を介し
て入力されたRF信号を低雑音増幅器8に接続されたハ
イブリッド10の端子から出力して、低雑音増幅器8で
増幅してからRF信号端子1に送出することができる。
【0040】従って、この発明の実施の形態2に係るマ
イクロ波送受信モジュールによれば、バイアス制御装置
20、21が高電力増幅器11、12のFETのドレー
ン電圧とゲート電圧を制御して、RF信号の送信時と受
信時の伝送線路を切り替えることができるので、出力損
失の大きいサーキュレータを用いる必要がなくなり、マ
イクロ波送受信モジュールの信号伝送効率を向上させる
ことができる。
【0041】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3に係るマイクロ波送受信モジュールの回路構成を
概略的に示す図である。図において、送信系増幅器38
を構成する高電力増幅器30、31が、スタブ回路3
4、35を内蔵し、スタブ回路34、35にFET回路
36、37が接続されていること以外の構成は、動作も
含めて実施の形態1の構成に準ずるものである。なお、
スタブ回路34、35は、RF信号の受信時における高
電力増幅器30、31、ハイブリッド9、10、および
FET回路36、37の全体のインピーダンス整合を行
うための線路であり、その長さはRF信号の1/4波長
に設定されている。
【0042】高電力増幅器30、31がこのようなスタ
ブ回路34、35を備える場合は、FET回路36、3
7のゲート電圧を0VとしてFET回路36、37のド
レーンとソースが導通しているときは、高電力増幅器3
0、31とハイブリッド10とを接続する線路中の点3
8、39から見たスタブ回路34、35およびFET回
路36、37をそれぞれ合わせたインピーダンスが無限
大となる。また、逆にFET回路36、37のゲート電
圧をピンチオフ電圧としてFET回路36、37のドレ
ーンとソースが絶縁されているときは、点38、39か
らスタブ回路34、35およびFET回路36、37を
それぞれ合わせたインピーダンスは0Ωとなる。
【0043】従って、RF信号の送信時にはFET回路
30、31のゲート電圧を0Vとすれば、点38、39
から見たスタブ回路34、35およびFET回路36、
37をそれぞれ合わせたインピーダンスが無限大となる
ため、高電力増幅器30、31で増幅されたRF信号は
ハイブリッド10にそのまま伝送され、また、RF信号
の受信時には、FET回路30、31のゲート電圧をピ
ンチオフ電圧として、点38、39から見たスタブ回路
34、35およびFET回路36、37をそれぞれ合わ
せたインピーダンスが0Ωとなるため、スタブ回路3
4、35およびFET回路36、37を合わせた反射係
数ΓはΓ=1となり、RF信号は点38、39にてハイ
ブリッド10側に全反射される。
【0044】このように、実施の形態1の場合の動作と
同様に、RF信号の送信時には、RF信号端子1から入
力されたRF信号をアンテナ端子7に出力すると共に、
RF信号の受信時は、アンテナ端子7を介して入力され
たRF信号を低雑音増幅器8に接続されたハイブリッド
10の端子から出力して、低雑音増幅器8で増幅してか
らRF信号端子1に送出することができる。
【0045】以上説明したように、この発明の実施の形
態3に係るマイクロ波送受信モジュールによれば、RF
信号の送信時または受信時に、FET回路36、37
が、それぞれピンチオフ状態またはドレーンとソースと
が短絡した状態とはできないものであっても、整合回路
であるスタブ回路34、35とFET回路36、37と
をそれぞれ併せた回路全体を非導通状態または導通状態
とすることができるので、出力損失の大きいサーキュレ
ータを用いる必要がなくなり、マイクロ波送受信モジュ
ールの信号伝送効率を向上させることができる。
【0046】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4に係るマイクロ波送受信モジュールの回路構成を
概略的に示す図である。図において、回路構成および動
作は実施の形態1に係るマイクロ波送受信モジュールと
同様であるが、モジュールを収容するパッケージが二分
割されており、メタルパッケージ40と多層セラミック
パッケージ41から構成されている。なお、多層セラミ
ックパッケージ41は、複数のセラミック層の層間に配
線された線路(内層パターン)を備えるパッケージであ
り、モジュールを小型化するためには有益なパッケージ
である。
【0047】放熱性の高いメタルパッケージ40には、
発熱性の高い機器である送信系増幅器15(ハイブリッ
ド9、10、高電力増幅器11、12およびFET回路
16、17)および充電用コンデンサとしてエネルギー
バンク用のコンデンサ42が収められている。また、多
層セラミックパッケージ41には、発熱性の低い機器で
ある移相器2、スイッチ3、ドライバ増幅器4および低
雑音増幅器8が収められている。なお、図に示すよう
に、充電用のコンデンサであるコンデンサ42は、送信
系増幅器15の近傍に設置されている。
【0048】このように、高電力増幅器11、12など
の発熱量の大きい送信系増幅器15をメタルパッケージ
40に収めることによってモジュールの放熱性を向上さ
せることができるので、多層セラミックパッケージ41
には比較的発熱性の低い低雑音増幅器8、ドライバ増幅
器4、移相器2およびスイッチ3を収めれば、多層セラ
ミックパッケージ40の層間に配線された線路(内層パ
ターン)を通して電源及び制御信号等を供給することが
できるので、小型で幅の小さいモジュールを得ることが
できる。また高電力増幅器11、12の近傍にエネルギ
ーバンク用のコンデンサ42を配置し、高電力増幅器1
1、12の動作時の電圧変動を抑制することができる。
【0049】以上説明したように、この発明の実施の形
態4に係るマイクロ波送受信モジュールによれば、出力
損失の大きいサーキュレータを用いなくてもRF信号の
送信時と受信時とで伝送線路を切り替えることができる
とともに、発熱性の高い機器と低い機器とを別々のパッ
ケージに収納することができるので、パッケージを小型
で幅を小さくすることができるとともに、高電力増幅器
11、12の動作時における電圧変動を抑制することに
より、マイクロ波送受信モジュールの信号伝送効率を向
上させることができる。
【0050】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5に係るマイクロ波送受信モジュールの回路構成を
示す図である。図において、ハイブリッド10と低雑音
増幅器8とを接続する線路に、直径の細い同軸線路50
を用いており、さらに、同軸線路50はメタルパッケー
ジ40および多層セラミックパッケージ41の外部に設
けられている。なお、同軸線路50を設けていること以
外の構成は、動作も含めて実施の形態4に準ずるもので
ある。
【0051】このように信号伝送における出力損失の小
さい線路をRF信号の受信系線路に用いることにより、
出力損失の大きいサーキュレータを用いずにRF信号の
送受信を行うことができるマイクロ波送受信モジュール
においてRF信号の受信時における伝送効率をさらに向
上させるとともに、パッケージをより小型化(幅を小さ
く)することができる。
【0052】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6に係るマイクロ波送受信モジュールの回路構成を
示す図である。図において、高電力増幅器11、12に
充電用コンデンサであるコンデンサ62を介して電力を
供給するための電力供給端子60と高電力増幅器11、
12とを接続する電力供給線路61にエネルギーバンク
となるコンデンサ62を分散して配置したこと以外は、
実施の形態1の構成および動作に準ずるものである。
【0053】コンデンサ62は、容量の異なる(C1、
C2、C3)複数のコンデンサから構成されており、R
F信号の送信時および受信時におけるパルス動作条件に
対応して、電力供給線路61のインダクタンス成分63
(L1、L2、L3)に応じてそのインダクタンス成分
63を補正するようにコンデンサ62の各容量(C1、
C2、C3)を決定してある。
【0054】このようなマイクロ波送受信モジュールに
おいては、電力供給端子60から加えられた電力は、電
力供給線路61とコンデンサ62を介して高電力増幅器
11、12に供給されるため、パルス動作によって発生
する電圧変動を抑制することができ、パルス発振するR
F信号を用いる場合においても出力損失の大きいサーキ
ュレータを用いることなく、マイクロ波送受信モジュー
ルの信号伝送効率を向上させることができる。また、コ
ンデンサ62を高電力増幅器11、12の近傍に設置す
ることにより電力供給線路61を短くすることができる
ため、電力供給線路61中のインダクタンス成分もその
分小さくなることにより、コンデンサ62の容量を小さ
くすることができ、この結果モジュール全体を小型化す
ることができる。
【0055】なお、この実施の形態6ではコンデンサが
3つの場合について説明を行ったが、電力供給線路61
のインダクタンス成分63に応じてコンデンサ62の数
を変えても同様の効果を得ることができる。
【0056】実施の形態7.図7および図8は、この発
明の実施の形態7に係るマイクロ波送受信モジュールの
構成を概略的に示す図である。また、図9は、この発明
の実施の形態7に係るマイクロ波送受信モジュールの側
面を示す図である。
【0057】図7に示すマイクロ波送受信モジュール
は、実施の形態4に係るものと同様の構成を有するもの
であるが、図8に示すように、高電力増幅器11、12
の電力を供給するための充電用コンデンサである複数の
コンデンサ70は、フレキシブル配線基板71に配設さ
れている。フレキシブル配線基板71は、コンデンサ7
0を高密度に配設するのに有効な基板である。なお、フ
レキシブル配線基板71には、コンデンサ70に電力を
供給するための電力供給端子73が設けられている。
【0058】また、図9に示すように、複数のコンデン
サ70を接続する配線72の端の接合部72aは、メタ
ルパッケージ40中の送信系増幅器15と接続された接
合部72bと接合され、マイクロ波送受信モジュール
は、各機器を収納するメタルパッケージ40と多層セラ
ミックパッケージ41にコンデンサ70を配設するフレ
キシブル配線基板71を重ねた構造となる。このように
実施の形態7に係るマイクロ波送受信モジュールにおい
ては、フレキシブル配線基板71にエネルギーバンク用
のコンデンサ70を分散して配置して、送信系増幅器1
5の近傍で接続して電源を供給するようにしている。
【0059】従って、電力供給端子73から加えられた
電力は、フレキシブル配線基板71及びエネルギーバン
ク用のコンデンサ70を通って平滑されて、送信系増幅
器15に加えられる。このような構成により、コンデン
サ70を少ない場所により多く配置することができ、送
信系増幅器15に供給する電源電圧を安定化することが
できる。この結果、出力損失の大きいサーキュレータを
用いなくてもRF信号の送信時と受信時とで伝送線路を
切り替えることができることとあいまって、マイクロ波
送受信モジュールの信号伝送効率を向上させることがで
きる。
【0060】実施の形態8.図10は、この発明の実施
の形態8に係るマイクロ波送受信モジュールの構成を示
す図である。図には4つのマイクロ波送受信モジュール
を一体化した構成を示している。図において、RF信号
端子1にはスイッチ3が直接接続されており、スイッチ
3にはモジュールをモノリシック化するための送信系用
のMMIC(Monolithic Microwav
e Integrated Circuit)アクティ
ブ分配器80および受信系用のMMICアクティブ合成
器81が接続されている。なお、図に示す各モジュール
の構成および動作は、実施の形態1に準ずるものであ
る。
【0061】図に示すようにMMICアクティブ分配器
80およびMMICアクティブ合成器81は、それぞれ
ドライバ増幅器4および低雑音増幅器8に接続されてい
る。また、MMICアクティブ分配器80は、スイッチ
3に接続された送信系整合回路82と、送信系整合回路
82にゲートが接続された4つのFET素子83a、8
3b、83c、83dと、FET素子83a〜83dの
ドレーンにそれぞれ接続された移相器84a〜84dか
ら構成されている。
【0062】また、MMICアクティブ合成器81は、
スイッチ3に接続された受信系整合回路85と、受信系
整合回路85にドレーンが接続された4つのFET素子
86a、86b、86c、86dと、FET素子86a
〜86dのゲートにそれぞれ接続された移相器87a〜
87dから構成されている。なお、FET素子83a〜
83dおよび86a〜86dのソースは接地されてい
る。なお、これらの機器は全て図示しない1つのパッケ
ージ内に収められている。
【0063】このようなマイクロ波送受信モジュールに
おいて、RF信号の送信時には、RF信号端子1から入
力された信号は、スイッチ3によりMMlC化アクティ
ブ分配器80に供給される。MMlC化アクティブ分配
器80では、RF信号が送信系整合回路82で整合され
るとともにFET素子83a〜83dで増幅されて、移
相器84a〜84dで位相が制御される。なお、移相器
84a〜84dから出力されたRF信号は、実施の形態
1の場合と同様に伝送されて、それぞれのアンテナ端子
88a〜88dに送出される。
【0064】また、RF信号の受信時には、低雑音増幅
器8から出力されたRF信号は、MMIC化アクティブ
合成器81に入力される。MMlC化アクティブ合成器
81では、それぞれの信号は、移相器87a〜87dで
位相が制御された後、FET素子86a〜86dで増幅
されるとともに受信系整合回路85で整合されて、RF
信号端子1に送出される。
【0065】このように、送信系の線路および受信系の
線路のそれぞれにモノリシック化するための分配器およ
び合成器を用いることにより、各FET素子と各移相器
の間の整合インピーダンスを任意に選ぶことができると
ともに、低損失、かつ反射特性の優れた回路を小型化す
ることができる。この結果、出力損失の大きいサーキュ
レータを用いなくてもRF信号の送信時と受信時とで伝
送線路を切り替えることができることとあいまって、マ
イクロ波送受信モジュールの信号伝送効率を向上させる
ことができる。
【0066】
【発明の効果】この発明のマイクロ波送受信モジュール
は、一つの端子が接地されていて、高周波信号端子から
入力された高周波信号を所定の位相差を有する一対の高
周波信号に変換して一対の出力端子から出力する第1の
四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ接続され、該一
対の出力端子からそれぞれ出力された一対の高周波信号
を増幅するための一対の高電力増幅器と、一対の高電力
増幅器の出力端の電位を制御する一対の電圧制御手段
と、高電力増幅器の一対の出力端のそれぞれに接続され
た一対の端子と、受信用線路およびアンテナ端子にそれ
ぞれ接続された一対の端子とを有し、高電力増幅器に接
続された一対の端子からそれぞれ入力された一対の高周
波信号を所定の位相差を有する高周波信号に変換して合
成した出力をアンテナ端子に送出すると共に、該アンテ
ナ端子から入力された高周波信号を所定の位相差を有す
る一対の高周波信号に変換して高電力増幅器の出力端に
接続された一対の端子で折り返して再び所定の位相差を
有する高周波信号に変換して合成した出力を受信用線路
に送出する第2の四端子網とを備え、電圧制御手段は、
高電力増幅器と第2の四端子網との間の線路に接続され
たFET回路であり、該FET回路を構成するFETに
印加される電圧を制御することにより高電力増幅器の出
力端の電位を制御することを特徴とするので、出力損失
の大きいサーキュレータを用いなくても高周波信号の送
信時と受信時とで伝送線路を切り替えることができるの
で、伝送中の出力損失を低減することにより、マイクロ
波送受信モジュールの信号伝送効率を向上させることが
でき、また、簡単な構成で高電力増幅器の出力端の電位
制御を行うことができ、マイクロ波送受信モジュールの
信号伝送効率を向上させることができる。
【0067】また、上記高電力増幅器は、高電力増幅器
と第2の四端子網とを接続する線路とFET回路との間
に設けられて、FET回路のインピーダンスを整合する
ためのスタブ回路をさらに備えたので、FET回路だけ
では高電力増幅器および第2の四端子網とインピーダン
ス整合が取れない場合でも、簡単な構造で確実にインピ
ーダンス整合を取ることができ、マイクロ波送受信モジ
ュールの信号伝送効率を向上させることができる。
【0068】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力を上記アンテナ端子に送出す
ると共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を
所定の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電
力増幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して
再び所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成し
た出力を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを
備え、電圧制御手段は、高電力増幅器のバイアスを制御
するバイアス制御回路であり、高電力増幅器のFETの
動作を制御することにより高電力増幅器の出力端の電位
を制御するので、出力損失の大きいサーキュレータを用
いなくても高周波信号の送信時と受信時とで伝送線路を
切り替えることができるので、伝送中の出力損失を低減
することにより、マイクロ波送受信モジュールの信号伝
送効率を向上させることができ、また、簡単な構造で確
実に高電力増幅器の出力端の電位制御を行うことがで
き、高周波信号の伝送中の出力損失を低減することによ
り、マイクロ波送受信モジュールの信号伝送効率を向上
させることができる。
【0069】また、上記第1の四端子網、第2の四端子
網、一対の高電力増幅器、電圧制御手段および高電力増
幅器に電力を供給するための充電用コンデンサを金属製
のパッケージに収納するとともに、他の機器を多層セラ
ミックパッケージに収納して、充電用コンデンサを送信
系増幅器の近傍に配設したことを特徴とするので、簡単
な構造で確実に高電力増幅器の出力端の電位制御を行う
ことができ、高周波信号の伝送中の出力損失を低減する
ことにより、マイクロ波送受信モジュールの信号伝送効
率を向上させることができる。
【0070】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力をアンテナ端子に送出すると
共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定
の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電力増
幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び
所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出
力を受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、第
1の四端子網、第2の四端子網、一対の高電力増幅器、
電圧制御手段および高電力増幅器に電力を供給するため
の充電用コンデンサを金属製のパッケージに収納すると
ともに、他の機器を多層セラミックパッケージに収納し
て、充電用コンデンサを送信系増幅器の近傍に配設した
ことを特徴とするので、出力損失の大きいサーキュレー
タを用いなくても高周波信号の送信時と受信時とで伝送
線路を切り替えることができるので、伝送中の出力損失
を低減することにより、マイクロ波送受信モジュールの
信号伝送効率を向上させることができ、また、発熱性の
高い機器を放熱性の高いパッケージに収納するととも
に、発熱性の低い機器をモジュールの小型化に有益なパ
ッケージに収納することにより、マイクロ波送受信モジ
ュールの信号伝送効率を向上させることができるととも
にモジュールの小型化を図ることができる。
【0071】また、上記受信用線路は同軸ケーブルから
構成されていることを特徴とするので、雑音指数を改善
することができるとともに、高周波信号の受信時におけ
る信号伝送効率をさらに向上させることができる。
【0072】また、上記充電用コンデンサとして、高電
力増幅器の電力供給線路に複数分散したことを特徴とす
るので、パルス動作によって発生する電圧変動を抑制す
ることができるとともに、パルス発振するRF信号を用
いる場合においても出力損失の大きいサーキュレータを
用いる必要がなくなり、マイクロ波送受信モジュールの
信号伝送効率を向上させることができる。さらに、充電
用コンデンサを高電力増幅器の近傍に設置することによ
り電力供給線路を短くできる結果、電力供給線路中のイ
ンダクタンス成分もその分小さくなるので、充電用コン
デンサの容量を小さくすることができ、モジュール全体
を小型化することができる。
【0073】また、上記充電用コンデンサは基板上に配
置されており、基板と金属製のパッケージおよび多層セ
ラミックパッケージとを充電用コンデンサおよび金属製
のパッケージおよび多層セラミックパッケージに設けら
れた素子を対向させるようにして基板の端面と金属製の
パッケージの端面とを接合したことを特徴とするので、
モジュールの小型化を図るとともに、充電用コンデンサ
を高密度に配設することができる。
【0074】また、一つの端子が接地されていて、高周
波信号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を
有する一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から
出力する第1の四端子網と、一対の出力端子にそれぞれ
接続され、該一対の出力端子からそれぞれ出力された一
対の高周波信号を増幅するための一対の高電力増幅器
と、一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
の電圧制御手段と、高電力増幅器の一対の出力端のそれ
ぞれに接続された一対の端子と、受信用線路およびアン
テナ端子にそれぞれ接続された一対の端子とを有し、高
電力増幅器に接続された一対の端子からそれぞれ入力さ
れた一対の高周波信号を所定の位相差を有する高周波信
号に変換して合成した出力をアンテナ端子に送出すると
共に、該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定
の位相差を有する一対の高周波信号に変換して高電力増
幅器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び
所定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出
力を受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、R
F信号の送信時および受信時に該RF信号の位相を変換
する移相器、RF信号を移相器の近傍で増幅するための
FET素子およびRF信号の送信時および受信時に該R
F信号を分配および合成するMMIC(Monolit
hic Microwave Integrated
Circuit)分配器およびMMIC合成器を備えた
ことを特徴とするので、出力損失の大きいサーキュレー
タを用いなくても高周波信号の送信時と受信時とで伝送
線路を切り替えることができるので、伝送中の出力損失
を低減することにより、マイクロ波送受信モジュールの
信号伝送効率を向上させることができ、また、FET素
子と移相器の間の整合インピーダンスを任意に選ぶこと
ができ、低損失化を図ることができるとともに、反射特
性の優れた回路を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路攻勢を概略的に示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態7に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図8】 この発明の実施の形態7に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態7に係るマイクロ波送
受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態8に係るマイクロ波
送受信モジュールの回路構成を概略的に示す図である。
【図11】 従来のマイクロ波送受信モジュールの回路
構成を概略的に示す図である。
【図12】 従来のマイクロ波送受信モジュールの構成
を概略的に示す側面図である。
【符号の説明】
9 ハイブリッド(第1の四端子網)、10 ハイブリ
ッド(第2の四端子網)、11、12、30、31 高
電力増幅器、15、38 送信系増幅器、16、17、
36、37 FET回路(電圧制御手段)、20、21
バイアス制御回路(電圧制御手段)、34、35 ス
タブ回路、40 メタルパッケージ(金属製のパッケー
ジ)、41 多層セラミックパッケージ、42、62、
70 コンデンサ(充電用コンデンサ)、50 同軸線
路、71 フレキシブル配線基板(基板)、80 MM
ICアクティブ分配器、81 MMICアクティブ合成
器。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの端子が接地されていて、高周波信
    号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を有す
    る一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から出力
    する第1の四端子網と、 上記一対の出力端子にそれぞれ接続され、該一対の出力
    端子からそれぞれ出力された一対の高周波信号を増幅す
    るための一対の高電力増幅器と、 上記一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
    の電圧制御手段と、 上記高電力増幅器の一対の出力端のそれぞれに接続され
    た一対の端子と、受信用線路およびアンテナ端子にそれ
    ぞれ接続された一対の端子とを有し、上記高電力増幅器
    に接続された一対の端子からそれぞれ入力された一対の
    高周波信号を所定の位相差を有する高周波信号に変換し
    て合成した出力を上記アンテナ端子に送出すると共に、
    該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定の位相
    差を有する一対の高周波信号に変換して上記高電力増幅
    器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び所
    定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出力
    を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え
    上記電圧制御手段は、上記高電力増幅器と上記第2の四
    端子網との間の線路に接続されたFET回路であり、該
    FET回路を構成するFETに印加される電圧を制御す
    ることにより上記高電力増幅器の出力端の電位を制御す
    ことを特徴とするマイクロ波送受信モジュール。
  2. 【請求項2】 上記高電力増幅器は、上記高電力増幅器
    と上記第2の四端子網とを接続する線路と上記FET回
    路との間に設けられて、上記FET回路のインピーダン
    スを整合するためのスタブ回路をさらに備えたことを特
    徴とする請求項1に記載のマイクロ波送受信モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 一つの端子が接地されていて、高周波信
    号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を有す
    る一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から出力
    する第1の四端子網と、 上記一対の出力端子にそれぞれ接続され、該一対の出力
    端子からそれぞれ出力された一対の高周波信号を増幅す
    るための一対の高電力増幅器と、 上記一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
    の電圧制御手段と、 上記高電力増幅器の一対の出力端のそれぞれに接続され
    た一対の端子と、受信用線路およびアンテナ端子にそれ
    ぞれ接続された一対の端子とを有し、上記高電力増幅器
    に接続された一対の端子からそれぞれ入力された一対の
    高周波信号を所定の位相差を有する高周波信号に変換し
    て合成した出力を上記アンテナ端子に送出すると共に、
    該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定の位相
    差を有する一対の高周波信号に変換して上記高電力増幅
    器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び所
    定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出力
    を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、
    上記電圧制御手段は、上記高電力増幅器のバイアスを制
    御するバイアス制御回路であり、上記高電力増幅器のF
    ETの動作を制御することにより上記高電力増幅器の出
    力端の電位を制御する ことを特徴とするマイクロ波送受
    信モジュール。
  4. 【請求項4】 上記第1の四端子網、上記第2の四端子
    網、上記一対の高電力増幅器、上記電圧制御手段および
    上記高電力増幅器に電力を供給するための充電用コンデ
    ンサを金属製のパッケージに収納するとともに、他の機
    器を多層セラミックパッケージに収納して、上記充電用
    コンデンサを上記送信系増幅器の近傍に配設したことを
    特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の
    マイクロ波送受信モジュール。
  5. 【請求項5】 一つの端子が接地されていて、高周波信
    号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を有す
    る一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から出力
    する第1の四端子網と、 上記一対の出力端子にそれぞれ接続され、該一対の出力
    端子からそれぞれ出力された一対の高周波信号を増幅す
    るための一対の高電力増幅器と、 上記一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
    の電圧制御手段と、 上記高電力増幅器の一対の出力端のそれぞれに接続され
    た一対の端子と、受信用線路およびアンテナ端子にそれ
    ぞれ接続された一対の端子とを有し、上記高電力増幅器
    に接続された一対の端子からそれぞれ入力された一対の
    高周波信号を所定の位相差を有する高周波信号に変換し
    て合成した出力を上記アンテナ端子に送出すると共に、
    該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定の位相
    差を有す る一対の高周波信号に変換して上記高電力増幅
    器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び所
    定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出力
    を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、
    上記第1の四端子網、上記第2の四端子網、上記一対の
    高電力増幅器、上記電圧制御手段および上記高電力増幅
    器に電力を供給するための充電用コンデンサを金属製の
    パッケージに収納するとともに、他の機器を多層セラミ
    ックパッケージに収納して、上記充電用コンデンサを上
    記送信系増幅器の近傍に配設した ことを特徴とするマイ
    クロ波送受信モジュール。
  6. 【請求項6】 上記受信用線路は同軸ケーブルから構成
    されていることを特徴とする請求項4または請求項5に
    記載のマイクロ波送受信モジュール。
  7. 【請求項7】 上記充電用コンデンサとして、上記高電
    力増幅器の電力供給線路に複数分散したことを特徴とす
    請求項4ないし請求項6のいずれかに記載のマイクロ
    波送受信モジュール。
  8. 【請求項8】 上記充電用コンデンサは基板上に配置さ
    れており、該基板と上記金属製のパッケージおよび多層
    セラミックパッケージとを上記充電用コンデンサおよび
    上記金属製のパッケージおよび多層セラミックパッケー
    ジに設けられた素子を対向させるようにして上記基板の
    端面と上記金属製のパッケージの端面とを接合したこと
    を特徴とする請求項ないし請求項7のいずれかに記載
    のマイクロ波送受信モジュール。
  9. 【請求項9】 一つの端子が接地されていて、高周波信
    号端子から入力された高周波信号を所定の位相差を有す
    る一対の高周波信号に変換して一対の出力端子から出力
    する第1の四端子網と、 上記一対の出力端子にそれぞれ接続され、該一対の出力
    端子からそれぞれ出力された一対の高周波信号を増幅す
    るための一対の高電力増幅器と、 上記一対の高電力増幅器の出力端の電位を制御する一対
    の電圧制御手段と、 上記高電力増幅器の一対の出力端のそれぞれに接続され
    た一対の端子と、受信用線路およびアンテナ端子にそれ
    ぞれ接続された一対の端子とを有し、上記高電力増幅器
    に接続された一対の端子からそれぞれ入力された一対の
    高周波信号を所定の位相差を有する高周波信号に変換し
    て合成した出力を上記アンテナ端子に送 出すると共に、
    該アンテナ端子から入力された高周波信号を所定の位相
    差を有する一対の高周波信号に変換して上記高電力増幅
    器の出力端に接続された一対の端子で折り返して再び所
    定の位相差を有する高周波信号に変換して合成した出力
    を上記受信用線路に送出する第2の四端子網とを備え、
    上記RF信号の送信時および受信時に該RF信号の位相
    を変換する移相器、上記RF信号を移相器の近傍で増幅
    するためのFET素子および上記RF信号の送信時およ
    び受信時に該RF信号を分配および合成するMMIC
    (Monolithic Microwave Int
    egrated Circuit)分配器およびMMI
    C合成器を備えたことを特徴とするマイクロ波送受信モ
    ジュール。
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