JP2004007703A - 非対称、電圧最適化、広帯域共通ゲート双方向mmic増幅器 - Google Patents

非対称、電圧最適化、広帯域共通ゲート双方向mmic増幅器 Download PDF

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Abstract

【課題】反対方向に伝搬する送信信号及び受信信号双方を増幅する送受信機モジュール用双方向増幅器を提供する。
【解決手段】増幅器(10)は、共通伝送線路(20)に沿って電気的に結合される第1及び第2の共通ゲートFET(22、24)を含む。送信信号入力ポート(12)と第1FET(22)との間で、第1可変整合ネットワーク(28)が伝送線路(20)に電気的に結合され、受信信号入力ポート(14)と第2FET(24)との間で、第2可変整合ネットワーク(30)が伝送線路(20)に電気的に結合される。第1及び第2FET間において、段間可変整合ネットワーク(32)が伝送線路に電気的に結合される。DC電圧レギュレータ(34)が、整合ネットワーク(28、30、32)及びFETにDCバイアス信号を供給し、送信信号及び受信信号に対し、異なる信号増幅特性及び異なるインピーダンス整合特性を与える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的に言えば、双方向増幅器に関し、更に特定すれば、トランシーバ(送受信機)用の非対称、電圧最適化、広帯域共通ゲート(ゲート接地)双方向増幅器であって、低雑音増幅および高電力増幅双方に対して最適化した増幅器に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星を用いたレーダ・システムのような、宇宙航行機を用いたサーベイランス(監視)および通信システムは、一般に、フェーズド・アンテナ・アレイを用いているが、当業者には公知のGMTI、AMTIおよびSARのような種々の通信プロトコルをサポート(に対応する)ために必要な高い空間分解能を得るためには、100平方メートル以上の大きなアパーチャ(開口)が必要となる。この大きな宇宙用フェーズド・アレイに対応する現行の技術および設計手法は、総じて非現実的であり、費用もかかる。例えば、1辺の寸法が10メートルの正方形アパーチャを有し、X−バンド(6〜12GHz)で動作するフェーズド・アンテナ・アレイは、隣接する放射エレメント(素子)間の相互結合を考慮して、300、000個までの回路エレメントを含むことができる。典型的な宇宙航行機の割当てである、20kWの電力および10,000ポンドのペイロードでは、各回路エレメントのDC電力消費を50〜100mW未満に抑え、重量を10〜20グラム未満にしなければならない。したがって、部品レベルでは、電力および重量に対する要件は厳しい。
【0003】
この種の用途に向けたフェーズド・アンテナ・アレイの各チャネルは、トランシーバ(送受信)モジュールを採用し、システムが受信する信号およびシステムが送信する信号の双方を異なる周波数帯域で処理している。各送受信モジュールは、概略的に、2系統の別個の信号増幅経路を有し、1系統は送信信号用の高電力増幅器(HPA:high power amplifier)を含み、もう1系統は受信信号用の低雑音増幅器(LNA:low noise amplifier)を含む。通例では、LNAの利得はHPAよりも高い。何故なら、受信信号の強度は、非常に低く、ノイズフロア(noise floor)に近いからである。一般に、各チャネルにおける増幅経路に対応するには、4つの別個のモノリシック・ミリメートル集積チップ(MMIC:monolithic millimeter integrated chip)が必要となり、LNAに1つ、HPAに1つ、そして送信信号および受信信号間で信号経路を切り替えるためのルーティング・スイッチに2つ必要となる。ルーティング・スイッチは、低周波の用途ではリレーでもよく、高周波の用途では、高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor)またはヘテロ接合バイポーラ・トランジスタ(HBT:heterojunction bipolar transistor)のような半導体スイッチでもよい。
【0004】
大量生産の環境においては、フェーズド・アレイの部品数が多いと、製造プロセスの複雑化を招き、大抵の場合、望ましくないモジュール再加工を伴う。更に、RF経路における信号ルーティング・スイッチが損失を誘発し、システムの出力電力および雑音指数を悪化させ、その性能に影響を及ぼす。例えば、LNAの前にルーティング・スイッチがあると、雑音が増大し、システムが雑音上の受信信号を検出するのを妨げる場合もある。この種のスイッチ損失は、約1ないし1.5dBと考えられる。
【0005】
特に宇宙航行機を基盤とする用途では、送受信モジュール内の部品数を極力抑えることが望ましい。この目標を達成するために、当技術分野では、これまで送受信モジュールの各チャネル内に双方向増幅器を用いていた。双方向増幅器は、反対方向に伝搬する送信信号および受信信号双方を増幅する。この用途において双方向増幅器が用いられるので、受信信号をLNAに経路設定し送信信号をHPAに経路設定するために通常必要とされるルーティング・スイッチを不要とすることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
1998年10月13日Batchelor et al.に発行された米国特許第5,821,813号は、この目的のための双方向増幅器を開示している。’813の双方向増幅器は、電界効果トランジスタを用い、増幅器の各ポートの共通端子、およびトランジスタのゲートと共通ゲート・モードで接続されている。トランジスタのソース端子およびドレイン端子は、インピーダンス整合素子を介して、対応する各ポートに接続されている。しかしながら、’813の双方向増幅器は、送信信号および受信信号に同じレベルの信号利得を与える。したがって、この双方向増幅器は、送信信号および受信信号に対して別々に最適化されず、したがって最良の性能をもたらすものではない。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の教示によれば、反対方向に伝搬する送信信号および受信信号双方を増幅するために、送受信モジュールにおける使用に特に適用可能な、双方向増幅器を開示する。この増幅器は、共通伝送線路に沿って電気的に結合されている第1および第2の共通ゲート(ゲート接地)電界効果トランジスタ(FET)を含む。送信信号入力ポートと第1FETとの間で、第1可変整合(マッチング)ネットワークが伝送線路に電気的に結合されており、更に受信信号入力ポートと第2FETとの間で、第2可変整合ネットワークが伝送線路に電気的に結合されている。第1および第2FET間において、段間可変整合ネットワークが伝送線路に電気的に結合されている。DC電圧レギュレータが、整合ネットワークおよびFETにDCバイアス信号を供給し、送信信号および受信信号に異なる信号増幅特性および異なるインピーダンス整合特性を与えることができるようにしている。
【0008】
本発明のその他の目的、利点および特徴は、添付図面に関連付けた以下の説明および特許請求の範囲から明白となろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に関する以下の論述は、双方向増幅器を対象とするが、これはその性質上単なる一例に過ぎず、本発明あるいはその用途または使用を限定することは全く意図していない。例えば、本発明の双方向増幅器の送受信(トランシーバ)モジュールにおける使用について説明する。しかしながら、当業者には認められようが、本発明の双方向増幅器は、互いに反対方向に伝搬する信号を増幅するための別の回路およびシステムにも適用可能である。
【0010】
図1は、送受信モジュールにおける使用に適用する場合の、本発明の一実施形態による双方向増幅器10の概略ブロック図である。以下に説明する増幅器10においては、種々の部品は全てパターン化され、共通のMMIC上に規定されている。送受信モジュールは、レーダの用途に用いられる衛星上にあるフェーズド・アレイ・アンテナの各チャネルに用いることができる。双方向増幅器10は、当該増幅器10の一端にある入力ポート12に印加される送信信号、および増幅器10の対向端にある入力ポート14に印加される受信信号に適した増幅および信号利得を与える。当業者であれば認められようが、ポート12は、適当な外部ディジタル処理回路(図示せず)に電気的に結合されている。増幅器10の動作モードは、DCバイアス電圧の変化によって制御されるので、DC阻止(ブロッキング)コンデンサ16を実装し、入力ポート12に接続されている外部回路を分離する。出力ポート14に隣接してDC阻止コンデンサ18を実装するのも同じ理由からである。
【0011】
双方向増幅器10は、伝送線路20に結合され、受信信号および送信信号を増幅する、第1電界効果トランジスタ(FET)22および第2FET24を含む。一実施形態では、伝送線路20は、ここに記載する種々のRFおよびDCバイアス信号に適した幅を有するように基板上にパターン化されたマイクロストリップである。FET22、24は、共通ゲート(ゲート接地)FETであり、ゲート端子はRF接地に結合されている。別の実施形態では、FET22、24は、HEMTのような別の適した増幅素子(デバイス)とすることもできる。2つの増幅段を用いて、増幅器10に所望の雑音指数および利得を与える。これは、当業者であれば理解できるであろう。
【0012】
以下で更に詳しく説明するが、FET22、24の増幅特性を送信モードおよび受信モード間で変化させる際、送信モードおよび受信モードに異なるドレイン/ソースDCバイアス(VDS)を供給する。増幅器10が送信モードにあり、送信信号を増幅しているとき、FET22は高利得段として作用し、送信信号の増幅の殆どを行い、一方FET24は電力段として作用し、要求される高電力送信信号をもたらす。増幅器10が、受信モードにあり、受信信号を増幅している間、FET24は低雑音段として作用し、その後にFET22が位置して、利得段として作用する。DC電圧レギュレータ34が、送信モードおよび受信モードに対して、FET22および24に異なるVDSバイアス信号を選択的に供給する。
【0013】
FET22のソース端子またはドレイン端子の一方が、可変外部整合(マッチング)ネットワーク28を介して入力ポート12に結合され、FET24のソース端子またはドレイン端子の一方が、可変外部整合ネットワーク30を介して入力ポート14に電気的に結合されている。FET22のソース端子またはドレイン端子の他方が可変外部整合ネットワーク32を介して、FET24のソース端子またはドレイン端子の他方に接続されている。以下で更に詳しく説明するが、電圧レギュレータ34は、整合ネットワーク28、30、32に選択的に異なるDCバイアス電圧を供給し、送信モードおよび受信モード双方に対する所望のインピーダンス整合のためにこれらを最適化することができる。
【0014】
送信モードでは、可変整合ネットワーク28は、50オームのような、入力ポート12に結合されている送信回路のインピーダンスを、FET22のソース端子における入力の低いインピーダンスに整合させる。可変整合ネットワーク32は、FET22のドレイン端子における出力の高インピーダンスを、FET24のソース端子の入力における低インピーダンスに整合させる。可変整合ネットワーク30は、FET24のドレイン端子における出力の高インピーダンスを、ポート14に結合されている送信回路のインピーダンスに整合させる。
【0015】
受信モードでは、可変整合ネットワーク30は、50オームのような、入力ポート14に結合されている受信回路のインピーダンスを、FET24のソース端子における入力の低いインピーダンスに整合させる。可変整合ネットワーク32は、FET24のドレイン端子における入力の低いインピーダンスを、FET22のソース端子における入力の低いインピーダンスに整合させる。可変整合ネットワーク28は、FET22のドレイン端子における出力の高インピーダンスを、ポート12に結合されている受信回路のインピーダンスに整合させる。
【0016】
一実施形態では、電圧レギュレータ34は、増幅器10が送信モードにあるとき、FET22、24および整合ネットワーク28、30、32に1組のDCバイアス信号を供給する。FET22、24および整合ネットワーク28、30、32へのDCバイアス信号の極性およびレベルは、増幅器10が受信モードにあるときには、反転され変更される。バイアス信号電圧の極性およびレベルの相違により、増幅器10を非対称性とする。バイアス信号の極性反転によって、FET22、24のソース端子およびドレイン端子を送信モードおよび受信モードに交替、即ち切り替えて、増幅の方向を変化させる。電圧レギュレータ34は、ここに記載する目的に適した設計の電圧レギュレータであればいずれでも可能である。この実施形態では、電圧レギュレータ34は、トランジスタ−トランジスタ論理(TTL)制御信号を、要求DCバイアス信号に変換する。即ち、高TTL信号に対して、電圧レギュレータ34は高レベルの正DCバイアス電圧を供給して送信モードとし、低TTL信号に対して、電圧レギュレータ34は低レベルの負DCバイアスを供給して受信モードとする。
【0017】
一実施形態では、増幅器10は、約4mmの単一MMIC上にパターン化される。伝送線路20は、RF信号に適した幅および厚さを有するマイクロストリップ伝送線路である。DCバイアス線も、DC信号に適した厚さおよび幅を有するマイクロストリップである。フェーズド・アレイ・アンテナにおける特定的な送受信モジュールの用途では、増幅器を各チャネルの移相器の後に配置し、送信電力出力および受信雑音指数を低下させる虞れがある過剰損失を最小に抑える。増幅器10は、非対称的な整合を行い、送信方向では最大電力出力を確保しつつ、受信方向では低雑音性能を高める。DCバイアス信号を変化させて、増幅器の性能を高める、即ち、送信モードでは高電圧に変化させて電力を得て、受信モードでは低電圧に変化させて低雑音動作とする。
【0018】
可変整合ネットワーク28、30、32は、ここに記載する目的に適しており、可変であり送信モードおよび受信モード間で切り替えられるの整合ネットワークであれば、いずれでも可能である。図2は、整合ネットワーク28、30、32のいずれにも、または全てに使用可能な整合ネットワーク40の概略図である。整合ネットワーク40は、可調整コンデンサ44および可調整インダクタ46が図示のように互いに結合されているLC回路42を含む。RF送信信号またはRF受信信号は、増幅器10におけるその方位に応じて、整合ネットワーク40におけるネットワーク・パッド48または50の一方に印加される。電圧レギュレータ34からのDCバイアス信号は、コンデンサ44の容量およびインダクタ46のインダクタンスを制御することによって、先に説明したように、これらを送信モードおよび受信モード毎に変化させることができる。
【0019】
可変コンデンサ44および可変インダクタ46は、ここに記載する目的に適した素子であればいずれでも可能である。一実施形態では、コンデンサ44は、コンデンサ・プレート間に配置された圧電基板を含み、異なる電圧電位がこれに印加されると、その厚さが変化し、コンデンサ44の容量を変化させる。同様に、インダクタ46は、圧電材料によって巻かれたエレメントとすることができ、電圧電位を圧電材料に印加すると、これが延長(伸長)または収縮し、インダクタ46の相互インダクタンスを変化させる。
【0020】
図3は、同様に、前述の整合ネットワーク28、30、32に適用される整合ネットワーク54の概略図である。整合ネットワーク54は、1/4波変換(変成)整合ネットワークであり、抵抗58を介して接地(グラウンド)に結合されたダイオード56を含む。抵抗58は、ダイオード56を通過する電流を制限する、電流制限抵抗である。また、ダイオード56は、整合部62と1/4波長整合部64との間で、DCバイアス・ポート60に結合されている。DCバイアス信号がポート60に印加されると、ダイオード56が導通し、RFに対して開放(オープン)回路を形成する。したがって、入力ポート66に印加されるRF信号は、開放回路に接し、整合部62、64を介して出力ポート68に伝搬するのを妨げられる。DCバイアス信号がポート60に印加されないときは、整合部62および64の幅および長さによって、ネットワーク54のインピーダンスが決定され、ポート66、68間のインピーダンスが設定される。このように、整合部62、64のRF信号伝搬特性を設定することによって、整合ネットワーク54のインピーダンスを与えることができる。一実施形態では、整合部62、64は、段階的(ステップ状)整合部であり、1段ずつ整合部のインピーダンスを増減し、インピーダンス整合を行う。
【0021】
ネットワーク54は、整合ネットワーク28、30、32の各々において別の同一のネットワーク54と組み合わせて用いられる。ネットワーク54の一方のポート60にDCバイアス信号を印加すると、ネットワーク54はRF信号がこれを伝搬するのを防止する。RF信号は、他方のネットワーク54を伝搬することになる。したがって、整合部62、64のインピーダンス整合特性を選択的に与えることによって、RF信号が伝搬するネットワーク54を選択し、所望のインピーダンス整合を得ることができる。このように、増幅器10が送信モードにあるときには、DCバイアス信号を一方のバイパス・ポート60に印加し、増幅器10が受信モードにあるときには、他方のバイアス・ポート60に印加し、個々のモードに対して所望のインピーダンスを与える整合ネットワーク54をRF信号が伝搬するようにする。
【0022】
以上の論述は、本発明の実施形態の一例について開示し、説明したに過ぎない。当業者であれば、このような説明ならびに添付図面および特許請求の範囲から、当該特許請求の範囲に規定されている本発明の精神およびその範囲から逸脱することなく、修正や変更が可能であることを容易に理解するであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施形態による、送受信機用双方向増幅器の概略ブロック図である。
【図2】図2は、本発明の一実施形態による、図1に示した双方向増幅器の可調整コンデンサおよびインダクタ・ネットワークを含む、可変整合ネットワークの概略図である。
【図3】図3は、本発明の別の実施形態による、図1に示した双方向増幅器のための、1/4波長変換部および接地に結合されたダイオードを含む、可変整合ネットワークの概略図である。
【符号の説明】
10  双方向増幅器
12、14  入力ポート
16  DC阻止コンデンサ
20  伝送線路
22  第1電界効果トランジスタ(FET)
24  第2FET
28、30、32  可変外部整合ネットワーク
34  DC電圧レギュレータ

Claims (10)

  1. RF信号を増幅する双方向増幅器であって、
    RF伝送線路の一端に電気的に結合される第1入力ポートと、
    前記RF伝送線路の対向端に電気的に結合される第2入力ポートと、
    前記第1入力ポートと前記第2入力ポートとの間で、前記伝送線路に電気的に結合される少なくとも1つの可変整合ネットワークと、
    前記第1入力ポートと前記第2入力ポートとの間で、前記RF伝送線路に電気的に結合される少なくとも1つの増幅デバイスと、
    を備え、前記少なくとも1つの増幅デバイスが前記第1入力ポートまたは前記第2入力ポートのいずれかに印加されるRF信号を増幅し、前記可変整合ネットワークが、前記第1ポートに印加されるRF信号および前記第2ポートに印加されるRF信号に対して、異なるインピーダンス整合を行う、
    双方向増幅器。
  2. 請求項1記載の双方向増幅器において、前記少なくとも1つの増幅デバイスが、電界効果トランジスタ(FET)である双方向増幅器。
  3. 請求項2記載の双方向増幅器において、前記FETのソース端子およびドレイン端子が、前記伝送線路に電気的に結合され、前記FETのゲート端子がグラウンドに電気的に結合されている双方向増幅器。
  4. 請求項1記載の双方向増幅器において、前記少なくとも1つの増幅デバイスが、第1増幅デバイスおよび第2増幅デバイスである双方向増幅器。
  5. 請求項4記載の双方向増幅器において、前記少なくとも1つの可変整合ネットワークが、前記第1入力ポートと前記第1増幅デバイスとの間で前記伝送線路に電気的に結合されている第1可変整合ネットワークと、前記第1増幅デバイスと前記第2増幅デバイスとの間で前記伝送線路に電気的に結合されている第2可変整合ネットワークと、前記第2増幅デバイスと前記第2入力ポートとの間で前記伝送線路に電気的に結合されている第3可変整合ネットワークである双方向増幅器。
  6. 請求項1記載の双方向増幅器において、前記少なくとも1つの整合ネットワークが、可調整コンデンサと可調整インダクタとを含む双方向増幅器。
  7. 請求項6記載の双方向増幅器において、前記可調整コンデンサおよび前記可調整インダクタの両方が圧電材料を含み、バイアス電圧に応答して延長および収縮し、当該コンデンサの容量および当該インダクタのインダクタンスを変化させる双方向増幅器。
  8. 請求項1記載の双方向増幅器において、前記少なくとも1つの可変整合ネットワークが、少なくとも1つのインピーダンス整合部と、グラウンドに結合されているダイオードとを含み、前記ダイオードにバイアス電圧を印加して、前記RF信号が前記インピーダンス整合部を伝搬するのを防止する双方向増幅器。
  9. 請求項1記載の双方向増幅器であって、更に、DC電圧レギュレータを備えており、該DC電圧レギュレータが前記少なくとも1つの増幅デバイスおよび前記少なくとも1つの可変整合ネットワークにバイアス電圧を供給する双方向増幅器。
  10. 請求項9記載の双方向増幅器において、前記DC電圧レギュレータが、前記第1入力ポートに印加されるRF信号および前記第2入力ポートに印加されるRF信号に対して、異なるDCバイアス電圧を前記少なくとも1つの増幅デバイスに供給する双方向増幅器。
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