JP6747031B2 - 増幅器 - Google Patents

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Description

本発明は、増幅器に関する。
図1は、無線通信システムのブロック図である。
無線通信システムは、送信部および受信部を有する。送信部は、搬送信号として使用する高周波信号を発生する発振器11と、送信側ベースバンド回路13と、ベースバンド信号を高周波信号で変調する変調回路12と、変調した信号を増幅する高出力増幅器14と、送信アンテナ15と、を有する。受信部は、受信アンテナ21と、受信信号を増幅する低雑音増幅器(Low Noise Amplifier: LNA)22と、増幅された受信信号を復調する復調回路23と、復調したベースバンド信号を処理する受信側ベースバンド回路24と、を有する。図1に示した無線通信システムの構成は広く知られているので、詳しい説明は省略する。
図1に示すように、受信部において、受信アンテナ21で受信した受信信号は、低雑音増幅器22により増幅される。以下に説明する増幅器は、図1のような無線通信システムに用いられる高周波信号を増幅する低雑音増幅器に関するが、これに限定されるものではない。
低雑音増幅器の基本性能は、増幅利得、雑音特性、周波数特性、ダイナミックレンジ(取り扱える電力レベルの大きさ)で評価される。
図1のような通信システムにおいて、受信器のすぐ側に送信器が配置された場合や、送信された電力が極近距離で反射した場合など、想定よりも大きな電力が受信機に入力される過入力の状況が発生する場合がある。一般に、低雑音増幅器は、サイズの小さなMES(Metal-Semiconductor)FET、HEMT等の電界効果トランジスタ(Field Effect Transistor: FET)により形成するため、大きな電力にたいして壊れやすい。そのため、過入力が発生すると、低雑音増幅器に含まれるFETが破壊されるという問題が発生する。
図2は、ソース接地した電界効果トランジスタ(FET)により形成した増幅器に大きな電力が入力されたときにFETが壊れるメカニズムを説明する図である。図2では、説明を簡単にするため、正弦波が入力された場合を考える。
図2に示すように、増幅器は、FET34と、入力ポート31とFET34のゲート端子との間に接続された入力側整合回路32と、電圧源33と、出力ポート36とFET34のドレイン端子との間に接続された出力側整合回路35と、を有する。FET34のソースはグランドGNDに接続(接地)される。入力側整合回路32は、図示のように接続されたインピーダンス素子41、42および43を有し、入力ポート31とFET34のゲート端子間のインピーダンスを整合(マッチング)する。インピーダンス素子42はゲートバイアス電圧を出力する電圧源33を介してグランド(GND)に接続される。これにより、入力側整合回路32のノードの電圧は、ゲートバイアス電圧を中心にして高周波の入力信号の電圧に応じて変化し、FET34のゲートに印加される。ゲートバイアス電圧は、FET34による増幅の利得が高くなるように設定され、例えばディプレッション型のFETの場合には、−2〜0V程度である。以下の説明では、入力側整合回路32と電圧源33を合わせて入力側整合回路と称する場合がある。
出力側整合回路35は、FET34のドレイン端子と出力ポート36間のインピーダンスを整合(マッチング)する。なお、図示していないが、必要に応じて出力側整合回路35に直流電圧を供給する電圧源が設けられ、その電源を含めて出力側整合回路と称する場合がある。
図2の増幅器の回路構成は、FET34のソースを接地する広く知られた回路構成である。
図2の増幅器で、入力信号が小さい場合は問題ないが、大きくなると、A部に示すように電圧が正となるとき、その電圧レベルがFET34のゲート・ソース間で構成されるダイオードのオン電圧よりも高くなると、ゲート・ソース間に電流が流れる。この電流は、電圧値が大きくなるほど大きくなり、一定レベルを超えるとFET34のゲートが破壊される。特に高周波用のFETは微細ゲートで形成するため壊れやすいという問題がある。
サイズの大きなFET、または耐圧の大きなFETを用いることにより、破壊耐圧を向上させることはできるが、ここでは回路的な工夫により耐圧を向上させる。
国際公開第2007/99622号 特開平3−158008号公報 特開2014−175675号公報
本発明は、回路的な工夫により、過入力に対して壊れにくい増幅器を実現することである。
1つの態様では、増幅回路は、電界効果トランジスタと、入力側整合回路と、出力側整合回路と、容量と、抵抗と、ゲートバイアス電圧源と、を有する。入力側整合回路は、入力ポートと電界効果トランジスタのソース端子との間に接続され、バイアス電圧を中心にして変化する入力信号を出力する。出力側整合回路は、出力ポートと電界効果トランジスタのドレイン端子との間に接続される。容量は、電界効果トランジスタのゲート端子と第1基準電圧源との間に接続される。抵抗は、電界効果トランジスタのゲート端子と第1基準電圧源との間に接続される。ゲートバイアス電圧源は、抵抗と第1基準電圧源との間に接続され、ゲート端子に抵抗を介して正のゲートバイアス電圧を印加する。
本発明によれば、過入力に対して壊れにくい増幅器が得られる。
図1は、無線通信システムのブロック図である。 図2は、ソース接地した電界効果トランジスタ(FET)により形成した増幅器に大きな電力が入力されたときにFETが壊れるメカニズムを説明する図である。 図3は、第1実施形態の増幅回路の構成を示す図である。 図4は、第2実施形態の増幅回路の構成を示す図である。 図5は、第2実施形態の増幅回路の動作および効果を説明する図であり、(A)が抵抗を除いた状態を、(B)が抵抗を設けた第2実施形態の増幅回路の状態を示す。 図6は、第2実施形態の増幅回路において、容量値と抵抗値を決定する処理を説明する図であり、(A)が測定のための回路構成を、(B)が入力信号とゲート電圧の変化を示すタイムチャートである。 図7は、第3実施形態の増幅回路の構成を示す図である。 図8は、第4実施形態の増幅回路の構成を示す図である。 図9は、第5実施形態の増幅回路の構成を示す図である。 第4実施形態の増幅器を2段に接続した場合の構成を示す。 図11は、第2実施形態の増幅回路についてのシミュレーション結果を示し、具体的には、図6の(A)に示した回路でのシミュレーション結果を示す。 図12は、第2実施形態の増幅回路についてのシミュレーション結果を示し、具体的には、図6の(A)に示した回路で出力側整合回路をインダクタンス素子で実現した時のシミュレーション結果を示す。
図3は、第1実施形態の増幅回路の構成を示す図である。
第1実施形態の増幅回路は、電界効果トランジスタ(FET)54と、入力側整合回路52と、電圧源53と、出力側整合回路55と、容量C1と、抵抗R1と、電圧源57と、を有する。FET54は、MESトランジスタ(Metal-Semiconductor Transistor)、HEMT(High Electron Mobility Transistor)のような電界効果トランジスタである。入力側整合回路52は、入力ポート51とFET54のソース端子との間に接続され、電圧源53からバイアス電圧V1の供給を受け、バイアス電圧V1を中心にして変化する入力信号を出力する。入力側整合回路52は、入力ポート51とFET54のソース端子の間のインピーダンス整合を行う。入力ポート51に接続される信号系のインピーダンスが、FET54のソース入力のインピーダンスに一致する場合にはインピーダンス整合を行う必要はない。出力側整合回路55は、出力ポート56とFET54のドレイン端子との間に接続されて、その間のインピーダンス整合を行う。出力側整合回路55も、出力ポート56が接続される信号系のインピーダンスが、FET54のドレイン出力のインピーダンスに一致する場合にはインピーダンス整合を行う必要はない。出力側整合回路55は、電圧源57からバイアス電圧V2の供給を受け、バイアス電圧V2を中心にして変化する出力信号を出力する。前述のように、入力側整合回路52と電圧源53を合わせて入力側整合回路と称し、出力側整合回路55と電圧源57を合わせて入力側整合回路と称する場合がある。
容量C1はFET54のゲート端子と第1基準電圧源(GND)との間に接続され、抵抗R1はFET54のゲート端子とGNDとの間に接続される。
第1実施形態の増幅回路は、FET54をゲート接地した回路であり、入力ポート51から入力側整合回路52を介してソースに入力される入力信号を増幅し、ドレインから出力側整合回路55を介して出力ポート56に出力する。第1実施形態の増幅回路の動作については、第2実施形態と合わせて後述する。
第1実施形態の増幅回路は、図1の無線通信システムの受信部の低雑音増幅器(LNA)22として使用され、その場合には、入力ポート51が受信アンテナ21の出力端子に、出力ポート56が復調回路23の入力ノードに対応する。これは、後述する第2実施形態から第5実施形態の増幅回路についても同様である。
図4は、第2実施形態の増幅回路の構成を示す図である。
第2実施形態の増幅回路は、第1実施形態の増幅回路において、入力側整合回路52および電圧源53をチョークコイル等のインダクタンス素子L1で実現した回路である。第2実施形態の増幅回路は、入力側整合回路を設ける必要が無く、バイアス電圧V1が0Vの場合の回路である。入力ポート51とFET54のソース端子は、インダクタンス素子L1により、直流(DC)的には第1基準電圧(GND)に接続されている(接地されている)が、高周波成分については接地されていないとみなせる。
図5は、第2実施形態の増幅回路の動作および効果を説明する図であり、(A)が抵抗R1を除いた状態を、(B)が抵抗R1を設けた第2実施形態の増幅回路の状態を示す。
前述のように、第1および第2実施形態の増幅回路は、FET54をゲート接地しており、入力信号を反転増幅して出力信号として出力する。増幅が行える入力信号の範囲(ダイナミックレンジ)が規定されており、例えばダイナミックレンジを超えた正の電圧レベルが入力された場合、出力信号は飽和して一定レベルになる。図5の(A)および(B)に示すように、ダイナミックレンジを大きく超えた負の電圧レベルが入力された場合、FET54のゲート・ソース間電圧が、ゲート・ソース間に形成されるダイオードのオン電圧よりも大きな電圧になる場合が生じる。この場合、図5の(A)のように、ゲートが直接GNDに接続されていると、GNDから、ゲートおよびソース(ゲート・ソース間ダイオード)を介して大きな順方向電流が流れる。入力信号の負の電圧レベルが、FET54を破壊するレベルVdestroyより低くなると、大きな順方向電流が流れ、FET54を破壊する。これに対して、図5の(B)に示すように抵抗R1を設けた場合、GNDから、ゲートおよびソース(ゲート・ソース間ダイオード)を介して流れる順方向電流により、ゲートにおいて−Rfb×Iの電圧降下が発生し、ゲートとソース間の電圧は小さくなり、FET54は破壊されにくくなる。言い換えれば、FET54を破壊する入力信号の負の電圧レベルは、実質的にレベルVdestroyよりさらに低くなる。
図5は、第2実施形態の増幅回路の構成を例としているが、第2実施形態の増幅回路の構成においても、上記の説明の通り、FET54は破壊されにくくなる。
第1および第2実施形態の増幅回路では、容量C1の容量値を、対象とする信号周波数に対してインピーダンスを小さくするような値としている。このため、抵抗R1を設けても、FET54のゲートは容量C1を介して接地されるため、利得や雑音指数等の高周波特性を劣化させることは無い。
上記の通り、抵抗R1は、過入力が入った時にゲート電圧を下げるように働く。一方、入力信号が過入力の状態(負の大きな電圧)からゼロに近いレベルに変化した時、電圧降下された状態から通常のバイアス電圧が印加される状態へただちに復帰し、所定の増幅を行える状態になる必要がある。このため、過入力により電圧降下された状態から通常のバイアス電圧が印加される状態へ復帰する時間を短くする必要がある。この回復時間は、容量C1の容量値Cgateと抵抗R1の抵抗値Rfbによる時定数τ決まり、所定の回復時間になるように、CgateとRfbを決定する。
図6は、第2実施形態の増幅回路において、CgateとRfbを決定する処理を説明する図であり、(A)が測定のための回路構成を、(B)が入力信号とゲート電圧の変化を示すタイムチャートである。
図6の(A)に示すように、第2実施形態の増幅回路において、FET54のゲート電圧Vgateを測定する端子70を設ける。出力側整合回路55は、M.Nで示され、出力ポート56における直流電圧レベルを設定するため、出力側整合回路55と出力ポート56の接続ノードを電源57の間にインダクタンス素子L10が設けられる。
図6の(B)に示すように、40GHzの入力信号Pinが、過入力である大きな振幅の正弦波である場合、過入力によりゲート・ソース間に電流Iが流れ、ゲート電圧VgateはRfb×Iだけ低下した状態になる。この状態から通常の小さな振幅の信号に変化すると、ゲート電圧Vgateは徐々に上昇し、その回復時間τはRfb×Cgateで表される。増幅回路に要求される回復時間τになるように、CgateとRfbを決定する。なお、第1実施形態の増幅回路におけるCgateとRfbも同様に決定される。
図7は、第3実施形態の増幅回路の構成を示す図である。
第3実施形態の増幅回路は、第2実施形態の増幅回路において、抵抗R1を第1基準電圧源(GND)に接続するのではなく、正のゲートバイアス電圧V3を出力する電圧源58に接続することが異なる。これにより、増幅回路の動作点が正側にV3だけシフトされ、入力信号が負の電圧の時にFET54のゲート・ソース間電圧が大きくなるが、図5で説明したように抵抗R1による電圧降下のためにゲート電圧が低下するのでFET54は壊れない。第3実施形態の増幅回路は、第2実施形態の増幅回路に比べてダイナミックレンジが広くなる。
図8は、第4実施形態の増幅回路の構成を示す図である。
第4実施形態の増幅回路は、第3実施形態の増幅回路において、出力側整合回路55を、インダクタンス素子L20で実現したものである。第4実施形態の増幅回路では、図6の(A)と同様に、インダクタンス素子L20と出力ポート56の接続ノードを、インダクタンス素子L10を介して電圧V2を出力する電圧源57に接続する。これにより、出力信号は、V2を中心にして変化する信号となる。したがって、出力側整合回路55は、インダクタンス素子L20だけでなく、インダクタンス素子L10および電圧源57により形成されるといえる。
図9は、第5実施形態の増幅回路の構成を示す図である。
第5実施形態の増幅回路は、第3実施形態の増幅回路において、電源58を出力電圧が可変の電源62に置き換え、入力ポート51に入力する入力信号の電力(振幅)を検出する電力検波器61を設けた構成を有する。電力検波器61の検出した入力信号の電力に応じて電源62の出力する電圧を変化させる。具体的には、入力信号の電力が大きい時には電源62の出力する電圧を大きくし、入力信号の電力が小さい時には電源62の出力する電圧を小さくする。
第5実施形態の増幅回路では、FET54のゲート電圧は、入力信号の電力に応じて常に適切に設定される。
以上説明した第1から第5実施形態の増幅回路を使用する場合、高い増幅率を実現するために多段に接続する場合がある。
図10は、図8に示した第4実施形態の増幅器を2段に接続した場合の構成を示す。入力側整合回路を形成するインダクタンス素子L1は、入力ポート51に対応して1つ設ける。また、出力側整合回路を形成するインダクタンス素子L10および電源57は、出力ポート56に対応して1組設ける。
以上、第1から第5実施形態について説明したが、一部の実施形態の増幅回路について、シミュレーションにより効果を確認した。
図11は、第2実施形態の増幅回路についてのシミュレーション結果を示し、具体的には、図6の(A)に示した回路でのシミュレーション結果を示す。
このシミュレーション結果は、入力信号Pinが周波数を40GHzの正弦波信号で、R1の抵抗値(Rfb)を1kΩとし、入力信号Pinのレベル(振幅)を-20dBmから+20dBmまで変化させたとき、ゲート端子の電圧(Vgate)をモニタしたものである。図11に示すように、10dBm以上まで信号電力を高めると、ゲート電圧Vgateが低下していくことを確認した。
図12は、第2実施形態の増幅回路についてのシミュレーション結果を示し、具体的には、図6の(A)に示した回路で出力側整合回路55をインダクタンス素子L20で実現した時のシミュレーション結果を示す。
このシミュレーション結果は、入力信号Pinが周波数を40GHzの正弦波信号で、入力電力を15dBmに固定した状態で、R1の抵抗値(Rfb)を0から5kΩまで変えたときのゲート電圧の変化を示したものである。入力電力を15dBmに固定した場合、負荷インピーダンスを50Ωとすると正弦波信号の電圧は±1.75Vで変化する。
図12に示すように、抵抗値を大きくすることでゲート電圧が低下することを確認できる。たとえばゲート・ソース間に0.7Vの電圧がかかったときにトランジスタが壊れると仮定すると、Rfbが0Ωの場合、7dBmの入力電力(電圧振幅±1.4V)以上になると壊れてしまう。これに対して、Rfbを1kΩにすることにより、15dBmの入力電力にたいして、ソース電圧の最小値は-1.75Vになり、Vgateは-1.2Vまで低下する。したがって、ゲート・ソース間電圧は0.5Vとなるため破壊を免れる。
以上、実施形態を説明したが、ここに記載したすべての例や条件は、発明および技術に適用する発明の概念の理解を助ける目的で記載されたものである。特に記載された例や条件は発明の範囲を制限することを意図するものではなく、明細書のそのような例の構成は発明の利点および欠点を示すものではない。発明の実施形態を詳細に記載したが、各種の変更、置き換え、変形が発明の精神および範囲を逸脱することなく行えることが理解されるべきである。
51 入力ポート
52 入力側整合回路
53 電源
54 電界効果トランジスタ(FET)
55 出力側整合回路
56 出力ポート
C1 容量
R1 抵抗

Claims (3)

  1. 電界効果トランジスタと、
    入力ポートと前記電界効果トランジスタのソース端子との間に接続され、バイアス電圧を中心にして変化する入力信号を出力する入力側整合回路と、
    出力ポートと前記電界効果トランジスタのドレイン端子との間に接続された出力側整合回路と、
    前記電界効果トランジスタのゲート端子と第1基準電圧源との間に接続された容量と、
    前記電界効果トランジスタの前記ゲート端子と前記第1基準電圧源との間に接続された抵抗と、
    前記抵抗と前記第1基準電圧源との間に接続され、前記ゲート端子に前記抵抗を介して正のゲートバイアス電圧を印加するゲートバイアス電圧源と、を有することを特徴とする増幅回路。
  2. 前記入力側整合回路は、第1端が前記入力ポートと前記ソース端子と間のノードに接続され、第2端が前記第1基準電圧源に接続されたチョークコイルを含み、前記バイアス電圧は前記第1基準電圧源の電圧である請求項1に記載の増幅回路。
  3. 前記ゲートバイアス電圧源は、前記ゲートバイアス電圧を変更可能であり、
    前記入力ポートの信号の電力検波器をさらに有し、
    前記ゲートバイアス電圧源は、前記電力検波器の検出した検波電力量が大きくなったときに前記電界効果トランジスタのゲート・ソース間電圧を小さくするように前記ゲートバイアス電圧を変化させる請求項1に記載の増幅回路
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