JP3277708B2 - 高周波共振リンクを持つ電力変換装置 - Google Patents
高周波共振リンクを持つ電力変換装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高周波共振リンクを持つ
電力変換装置に関し、DCリンク・直列共振形(後述)
の電力変換装置において、直流電源に電力回生ができる
ように工夫したものである。
電力変換装置に関し、DCリンク・直列共振形(後述)
の電力変換装置において、直流電源に電力回生ができる
ように工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】ソフトスイッチング(後述)を用いた
「高周波共振リンクを持つ電力変換装置」の研究は近年
盛んに行われるようになってきた(例えば「電学論D,
112巻9号,平成4年」の829頁〜836頁)。こ
の種の電力変換装置は、図9に示すように、入力コンバ
ータ1、リンク部2、出力インバータ3を主要構成とし
ており、リンク部2には高周波直列共振回路または高周
波並列共振回路を備えている。リンク部2はリンク電流
(直列共振の場合)あるいはリンク電圧(並列共振の場
合)を約10kHz 〜数十kHz の高周波で振動させるの
で、振動電流(直列共振の場合)あるいは振動電圧(並
列共振の場合)がゼロをよぎる時点でのみ、入力コンバ
ータ1あるいは出力インバータ3のスイッチング素子を
オン・オフ動作させる(これを「ソフトスイッチング」
と称する)。このようにソフトスイッチング動作をさせ
ることにより、スイッチング損失を大幅に低減すること
ができる。
「高周波共振リンクを持つ電力変換装置」の研究は近年
盛んに行われるようになってきた(例えば「電学論D,
112巻9号,平成4年」の829頁〜836頁)。こ
の種の電力変換装置は、図9に示すように、入力コンバ
ータ1、リンク部2、出力インバータ3を主要構成とし
ており、リンク部2には高周波直列共振回路または高周
波並列共振回路を備えている。リンク部2はリンク電流
(直列共振の場合)あるいはリンク電圧(並列共振の場
合)を約10kHz 〜数十kHz の高周波で振動させるの
で、振動電流(直列共振の場合)あるいは振動電圧(並
列共振の場合)がゼロをよぎる時点でのみ、入力コンバ
ータ1あるいは出力インバータ3のスイッチング素子を
オン・オフ動作させる(これを「ソフトスイッチング」
と称する)。このようにソフトスイッチング動作をさせ
ることにより、スイッチング損失を大幅に低減すること
ができる。
【0003】上述した高周波共振リンクを持つ電力変換
装置は、(イ)リンク部2の共振電圧または共振電流に
直流電圧または直流電流を重畳するかどうか、及び、
(ロ)L,C共振回路が直列か並列かにより、次の4種
に分類される。
装置は、(イ)リンク部2の共振電圧または共振電流に
直流電圧または直流電流を重畳するかどうか、及び、
(ロ)L,C共振回路が直列か並列かにより、次の4種
に分類される。
【0004】(1)ACリンク・並列共振形 このタイプでは直流信号を重畳をすることなく(ACリ
ンクの特徴)、LC並列共振回路を用いる。このタイプ
では、双方向導通可能なスイッチング素子が必要であり
(ACリンクの特徴)、ZVS(ゼロ電圧スイッチン
グ:電圧ゼロの時点でのみオン・オフ動作する)の特性
を持つ(並列共振リンクのため)。
ンクの特徴)、LC並列共振回路を用いる。このタイプ
では、双方向導通可能なスイッチング素子が必要であり
(ACリンクの特徴)、ZVS(ゼロ電圧スイッチン
グ:電圧ゼロの時点でのみオン・オフ動作する)の特性
を持つ(並列共振リンクのため)。
【0005】(2)ACリンク・直列共振形 このタイプでは直流信号の重畳をすることなく(ACリ
ンクの特徴)、LC直列共振回路を用いる。このタイプ
では、双方向導通可能なスイッチング素子が必要であり
(ACリンクの特徴)、ZCS(ゼロ電流スイッチン
グ:電流ゼロの時点でのみオン・オフ動作する)の特性
を持つ(直列共振リンクのため)。
ンクの特徴)、LC直列共振回路を用いる。このタイプ
では、双方向導通可能なスイッチング素子が必要であり
(ACリンクの特徴)、ZCS(ゼロ電流スイッチン
グ:電流ゼロの時点でのみオン・オフ動作する)の特性
を持つ(直列共振リンクのため)。
【0006】(3)DCリンク・並列共振形 このタイプでは直流信号を重畳し(DCリンクの特
徴)、LC並列共振回路を用いるため、重畳する直流信
号は直流電圧である。このタイプでは、一方向導通可能
なスイッチング素子を用いることができ(DCリンクの
特徴)、ZVSの特性を持つ(並列共振リンクのた
め)。
徴)、LC並列共振回路を用いるため、重畳する直流信
号は直流電圧である。このタイプでは、一方向導通可能
なスイッチング素子を用いることができ(DCリンクの
特徴)、ZVSの特性を持つ(並列共振リンクのた
め)。
【0007】(4)DCリンク・直列共振形 このタイプでは直流信号を重畳し(DCリンクの特
徴)、LC直列共振回路を用いるため、重畳する直流信
号は直流電流である。このタイプでは、一方向導通可能
なスイッチング素子を用いることができ(DCリンクの
特徴)、ZCSの特性を持つ(直列共振リンクのた
め)。
徴)、LC直列共振回路を用いるため、重畳する直流信
号は直流電流である。このタイプでは、一方向導通可能
なスイッチング素子を用いることができ(DCリンクの
特徴)、ZCSの特性を持つ(直列共振リンクのた
め)。
【0008】上述したタイプのうち(3)(4)のDC
リンク形では、素子数が少なくACリンク形に比べ回路
構成が簡単という長所を有している。これは、ACリン
ク形ではインバータ入力電圧が正負に変化する交流とな
るため、1アームのスイッチング素子は双方向の電流を
制御する必要があり、1アーム分に対して正負双方向に
スイッチング素子が必要となるのに対し、DCリンク形
では片方向のみスイッチング制御すればよいため、スイ
ッチング素子が少なくてすむのである。
リンク形では、素子数が少なくACリンク形に比べ回路
構成が簡単という長所を有している。これは、ACリン
ク形ではインバータ入力電圧が正負に変化する交流とな
るため、1アームのスイッチング素子は双方向の電流を
制御する必要があり、1アーム分に対して正負双方向に
スイッチング素子が必要となるのに対し、DCリンク形
では片方向のみスイッチング制御すればよいため、スイ
ッチング素子が少なくてすむのである。
【0009】上述した(3)のDCリンク・並列共振形
は、従来の電圧形インバータに対応し、電圧形インバー
タと同様にスイッチング素子の保護は難しいが、直流電
源への電力回生は可能である。なお電力回生をする場合
には、交流入力を直流に変換するコンバータの代わりに
直流入力であるバッテリ等を直流電源として用いる。こ
の場合、電力回生による共振回路の電圧上昇を防ぐため
回路構成が複雑になる。
は、従来の電圧形インバータに対応し、電圧形インバー
タと同様にスイッチング素子の保護は難しいが、直流電
源への電力回生は可能である。なお電力回生をする場合
には、交流入力を直流に変換するコンバータの代わりに
直流入力であるバッテリ等を直流電源として用いる。こ
の場合、電力回生による共振回路の電圧上昇を防ぐため
回路構成が複雑になる。
【0010】ここでDCリンク・並列共振形では、スイ
ッチング素子の保護が難しいことと、電力回生ができる
ことを、図10を参照して説明する。図10において、
Bはバッテリ、L0 は共振用コイル、C0 は共振用コン
デンサ、Cd は直流電圧供給用コンデンサ、S1 ,S2
はスイッチング素子、D1 ,D2 はダイオードである。
図10の回路において、誤動作等によりスイッチング素
子S1 ,S2 が同時にONすると、バッテリBから大き
な短絡電流が流れ、しかも短絡電流を制限する部分がな
いので、スイッチング素子S1 ,S2 の保護が難しい。
一方、ダイオードD1 ,D2 を通って負荷側のエネルギ
ーを回生することができる。
ッチング素子の保護が難しいことと、電力回生ができる
ことを、図10を参照して説明する。図10において、
Bはバッテリ、L0 は共振用コイル、C0 は共振用コン
デンサ、Cd は直流電圧供給用コンデンサ、S1 ,S2
はスイッチング素子、D1 ,D2 はダイオードである。
図10の回路において、誤動作等によりスイッチング素
子S1 ,S2 が同時にONすると、バッテリBから大き
な短絡電流が流れ、しかも短絡電流を制限する部分がな
いので、スイッチング素子S1 ,S2 の保護が難しい。
一方、ダイオードD1 ,D2 を通って負荷側のエネルギ
ーを回生することができる。
【0011】上述した(4)のDCリンク・直列共振形
は、従来の電流形インバータに対応し、電流形インバー
タと同様にスイッチング素子の保護は容易であるが、直
流電源への電力回生が困難であるという欠点を持ってい
る。
は、従来の電流形インバータに対応し、電流形インバー
タと同様にスイッチング素子の保護は容易であるが、直
流電源への電力回生が困難であるという欠点を持ってい
る。
【0012】ここでDCリンク・直列共振形では、スイ
ッチング素子の保護が容易であることと、電力回生が困
難であることを、図11を参照して説明する。図11に
おいて、Bはバッテリ、L0 は共振用コイル、C0 は共
振用コンデンサ、Ld は直流電流供給用リアクトル、S
1 ,S2 はスイッチング素子、Fはヒューズである。図
11の回路において、誤動作等によりスイッチング素子
S1 ,S2 が同時にONしても、バッテリBからの短絡
電流はリアクトルLd を介して流れるため、電流の立上
りが抑えられる。このため、短絡電流を検出してスイッ
チング素子S 1 ,S2 のゲートをOFFしたり、あるい
は直流回路にヒューズFを入れたりする対策により、ス
イッチング素子S1 ,S2 の保護が容易にできる。一
方、図11の回路では、バッテリBから電流を供給する
方向にしか電流を流せないので、このままでは電力回生
はできない。電力回生をするには、図12に示すような
切換スイッチSWが必要になる。
ッチング素子の保護が容易であることと、電力回生が困
難であることを、図11を参照して説明する。図11に
おいて、Bはバッテリ、L0 は共振用コイル、C0 は共
振用コンデンサ、Ld は直流電流供給用リアクトル、S
1 ,S2 はスイッチング素子、Fはヒューズである。図
11の回路において、誤動作等によりスイッチング素子
S1 ,S2 が同時にONしても、バッテリBからの短絡
電流はリアクトルLd を介して流れるため、電流の立上
りが抑えられる。このため、短絡電流を検出してスイッ
チング素子S 1 ,S2 のゲートをOFFしたり、あるい
は直流回路にヒューズFを入れたりする対策により、ス
イッチング素子S1 ,S2 の保護が容易にできる。一
方、図11の回路では、バッテリBから電流を供給する
方向にしか電流を流せないので、このままでは電力回生
はできない。電力回生をするには、図12に示すような
切換スイッチSWが必要になる。
【0013】本発明は、上記実状に鑑み、回路構成が簡
単でスイッチング素子の保護が容易なDCリンク・直列
共振形において、直流電源への電力回生を可能とした高
周波共振リンクを持つ電力変換装置を提供することを目
的とする。
単でスイッチング素子の保護が容易なDCリンク・直列
共振形において、直流電源への電力回生を可能とした高
周波共振リンクを持つ電力変換装置を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、直流電源(B)を備えた直流電源部(1
1)と、共振用コイル(L01,L02)及び共振用コンデ
ンサ(Co )を直列接続して形成され直列共振電流を発
生する直列共振回路と、インダクタンスが大きく直流電
流(Id )を生じる直流電流供給用リアクトル(Ld )
とを有し、共振電流に前記直流電流(Id )を重畳した
電流パルス(is )を出力するリンク部(12)と、イ
ンバータ用スイッチング素子(Tm )で形成したインバ
ータ(IV)を有し、前記インバータ用スイッチング素
子(Tm )は前記電流パルス(is )が零のときにオン
・オフ動作して電流パルス(is )を制御し、制御した
電流パルス(is )を負荷に供給するインバータ部(1
3)とを備えた高周波共振リンクを持つ電力変換装置に
おいて、前記直流電源部(11)では、前記直流電流供
給用リアクトル(Ld )と磁気的に密結合しており直流
電流供給用リアクトル(Ld )に流れていた直流電流
(Id )が零になるとフィードバック電流(if )を生
じるフィードバック用リアクトル(Lf )と、フィード
バック用ダイオード(Df )とを直列接続してなるフィ
ードバック回路を、前記直流電源(B)に並列接続し、
しかもフィードバック用ダイオード(Df )のカソード
が前記直流電源(B)の正極に接続される接続状態と
し、前記リンク部(12)では、前記直列共振回路に直
列に接続されており、オン状態となることにより前記直
流電流(Id )を前記共振用コンデンサ(Co )に送っ
て共振用コンデンサ(C o )を正極性に充電させてイン
バータ部(13)へ送る前記電流パルス(is )を減少
させると共に前記共振用コンデンサ(Co )に負極性に
充電していた逆阻止電圧を前記インバータ用スイッチン
グ素子(Tm )に供給してインバータ用スイッチング素
子(Tm )をオフにし、前記共振用コンデンサ(Co )
に充電していった正極性の充電電圧が高くなったらオフ
となる共振電流供給用サイリスタ(Ta1)と、前記直列
共振回路に並列に接続されており、前記共振電流供給用
サイリスタ(Ta1)がオフで且つインバータ用スイッチ
ング素子(Tm )がオンになっていて前記インバータ部
(13)へ電流パルス(is )が供給されているときに
オン状態となり、前記共振用コンデンサ(Co )に正極
性に充電されていた電荷を反転移動させて負極性に充電
させる充電特性反転用サイリスタ(Ta21 )とを備えた
ことを特徴とする。
明の構成は、直流電源(B)を備えた直流電源部(1
1)と、共振用コイル(L01,L02)及び共振用コンデ
ンサ(Co )を直列接続して形成され直列共振電流を発
生する直列共振回路と、インダクタンスが大きく直流電
流(Id )を生じる直流電流供給用リアクトル(Ld )
とを有し、共振電流に前記直流電流(Id )を重畳した
電流パルス(is )を出力するリンク部(12)と、イ
ンバータ用スイッチング素子(Tm )で形成したインバ
ータ(IV)を有し、前記インバータ用スイッチング素
子(Tm )は前記電流パルス(is )が零のときにオン
・オフ動作して電流パルス(is )を制御し、制御した
電流パルス(is )を負荷に供給するインバータ部(1
3)とを備えた高周波共振リンクを持つ電力変換装置に
おいて、前記直流電源部(11)では、前記直流電流供
給用リアクトル(Ld )と磁気的に密結合しており直流
電流供給用リアクトル(Ld )に流れていた直流電流
(Id )が零になるとフィードバック電流(if )を生
じるフィードバック用リアクトル(Lf )と、フィード
バック用ダイオード(Df )とを直列接続してなるフィ
ードバック回路を、前記直流電源(B)に並列接続し、
しかもフィードバック用ダイオード(Df )のカソード
が前記直流電源(B)の正極に接続される接続状態と
し、前記リンク部(12)では、前記直列共振回路に直
列に接続されており、オン状態となることにより前記直
流電流(Id )を前記共振用コンデンサ(Co )に送っ
て共振用コンデンサ(C o )を正極性に充電させてイン
バータ部(13)へ送る前記電流パルス(is )を減少
させると共に前記共振用コンデンサ(Co )に負極性に
充電していた逆阻止電圧を前記インバータ用スイッチン
グ素子(Tm )に供給してインバータ用スイッチング素
子(Tm )をオフにし、前記共振用コンデンサ(Co )
に充電していった正極性の充電電圧が高くなったらオフ
となる共振電流供給用サイリスタ(Ta1)と、前記直列
共振回路に並列に接続されており、前記共振電流供給用
サイリスタ(Ta1)がオフで且つインバータ用スイッチ
ング素子(Tm )がオンになっていて前記インバータ部
(13)へ電流パルス(is )が供給されているときに
オン状態となり、前記共振用コンデンサ(Co )に正極
性に充電されていた電荷を反転移動させて負極性に充電
させる充電特性反転用サイリスタ(Ta21 )とを備えた
ことを特徴とする。
【0015】
【作用】本発明によれば直流電流をリンク部に入力して
いるが、リンク部のサイリスタ(Ta1,Ta21 )をオン
・オフ制御することにより直列共振回路を直列共振させ
ることができ、リンク部の直流電流供給用リアクトル
(Ld )に磁気的に密接続されているフィードバック用
リアクトル(Lf )を直流電源部(11)に備えたた
め、フィードバック用リアクトル(Lf )に生じたフィ
ードバック電流(if)により直流電源(B)に電力回
生をすることができる。
いるが、リンク部のサイリスタ(Ta1,Ta21 )をオン
・オフ制御することにより直列共振回路を直列共振させ
ることができ、リンク部の直流電流供給用リアクトル
(Ld )に磁気的に密接続されているフィードバック用
リアクトル(Lf )を直流電源部(11)に備えたた
め、フィードバック用リアクトル(Lf )に生じたフィ
ードバック電流(if)により直流電源(B)に電力回
生をすることができる。
【0016】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。
説明する。
【0017】図1は本発明の実施例を示す。本実施例
は、直流電源部11、リンク部12及びインバータ部1
3で成るDCリンク・直列共振形の電力変換装置によ
り、三相誘導電動機14を駆動する構成となっている。
は、直流電源部11、リンク部12及びインバータ部1
3で成るDCリンク・直列共振形の電力変換装置によ
り、三相誘導電動機14を駆動する構成となっている。
【0018】直流電源部11は、バッテリBとフィード
バック用ダイオードDf とフィードバック用リアクトル
Lf とで構成されている。リンク部12は、直流電流供
給用リアクトルLd と共振用コイルL01,L02と共振用
コンデンサCo と共振電流供給用サイリスタTa1と充電
特性反転用サイリスタTa21 と充電補助用サイリスタT
a22 とで構成されている。インバータ部13は、6個の
インバータ用サイリスタTm1〜Tm6で形成したブリッジ
形のインバータIVと3個のフィルタコンデンサCとで
構成されている。上記構成の本実施例は、従来のDCリ
ンク・直列共振形電力変換装置に対し、直流電源部11
にダイオードDf 及びリアクトルLf を新たに備え、リ
ンク部12にサイリスタTa1,Ta21 ,Ta22 を新たに
備えた構成となっている。
バック用ダイオードDf とフィードバック用リアクトル
Lf とで構成されている。リンク部12は、直流電流供
給用リアクトルLd と共振用コイルL01,L02と共振用
コンデンサCo と共振電流供給用サイリスタTa1と充電
特性反転用サイリスタTa21 と充電補助用サイリスタT
a22 とで構成されている。インバータ部13は、6個の
インバータ用サイリスタTm1〜Tm6で形成したブリッジ
形のインバータIVと3個のフィルタコンデンサCとで
構成されている。上記構成の本実施例は、従来のDCリ
ンク・直列共振形電力変換装置に対し、直流電源部11
にダイオードDf 及びリアクトルLf を新たに備え、リ
ンク部12にサイリスタTa1,Ta21 ,Ta22 を新たに
備えた構成となっている。
【0019】上記直流電源部11では、ダイオードDf
とリアクトルLf とを直列接続してなるフィードバック
回路が、バッテリBに並列接続されており、しかもダイ
オードDf のアノードがバッテリBの負極にカソードが
正極に接続されている。また上記リンク部12のコイル
L01,L02とコンデンサCo により直列共振回路が形成
されている。またリアクトルLd はリアクタンスが大き
く直流電流Id を生じさせる機能を果す。そしてリンク
部12のリアクトルLd と直流電源部11のリアクトル
Lf とは磁気的に密結合されている。またインバータ部
13のフィルタコンデンサCは、高周波成分をバイパス
して基本波成分を誘導電動機14に送る機能を果す。し
かもリアクトルLd のインダクタンスは共振回路のコイ
ルL01,L02のインダクタンスよりも十分大きく、且
つ、フィルタコンデンサCのキャパシタンスは共振回路
のコンデンサCo よりも十分大きくなっているので、直
列共振周波数はほぼコイルL01,L02及びコンデンサC
o で決定される。
とリアクトルLf とを直列接続してなるフィードバック
回路が、バッテリBに並列接続されており、しかもダイ
オードDf のアノードがバッテリBの負極にカソードが
正極に接続されている。また上記リンク部12のコイル
L01,L02とコンデンサCo により直列共振回路が形成
されている。またリアクトルLd はリアクタンスが大き
く直流電流Id を生じさせる機能を果す。そしてリンク
部12のリアクトルLd と直流電源部11のリアクトル
Lf とは磁気的に密結合されている。またインバータ部
13のフィルタコンデンサCは、高周波成分をバイパス
して基本波成分を誘導電動機14に送る機能を果す。し
かもリアクトルLd のインダクタンスは共振回路のコイ
ルL01,L02のインダクタンスよりも十分大きく、且
つ、フィルタコンデンサCのキャパシタンスは共振回路
のコンデンサCo よりも十分大きくなっているので、直
列共振周波数はほぼコイルL01,L02及びコンデンサC
o で決定される。
【0020】上記実施例の各モードの詳細動作は後述す
るが、まずはじめに電力供給動作の概要を説明してお
く。直流電源部11のバッテリBにより直流電力をリン
ク部12に供給すると、コイルL01,L02及びコンデン
サCo でなる直列共振回路が直列共振して共振電流が生
じ、更にリアクトルLd により生じた直流電流Id が前
記共振電流に重畳して、高周波の電流パルス(台形波パ
ルス)is が生じる。インバータIVは電流パルスis
をPWM(Pulse Width Modulation)制御して三相電流
を生成して三相誘導電動機14に供給する。このときイ
ンバータIVの各サイリスタTm1〜Tm6のオン・オフ動
作は電流がゼロの時点で行なわれる。ここで述べた電力
供給動作の概要は、従来のDCリンク・直列共振形の電
力変換装置の動作と同様である。
るが、まずはじめに電力供給動作の概要を説明してお
く。直流電源部11のバッテリBにより直流電力をリン
ク部12に供給すると、コイルL01,L02及びコンデン
サCo でなる直列共振回路が直列共振して共振電流が生
じ、更にリアクトルLd により生じた直流電流Id が前
記共振電流に重畳して、高周波の電流パルス(台形波パ
ルス)is が生じる。インバータIVは電流パルスis
をPWM(Pulse Width Modulation)制御して三相電流
を生成して三相誘導電動機14に供給する。このときイ
ンバータIVの各サイリスタTm1〜Tm6のオン・オフ動
作は電流がゼロの時点で行なわれる。ここで述べた電力
供給動作の概要は、従来のDCリンク・直列共振形の電
力変換装置の動作と同様である。
【0021】次に実施例の各モード、即ち(1)コンデ
ンサ充電モード、(2)回生モード、(3)電力供給モ
ード、(4)主サイリスタオフモードを、図2〜図7を
参照して説明する。なお図2〜図5においてインバータ
IVは単相等価回路で示しており、サイリスタTm1〜T
m6を代表して符号Tm で示している。またサイリスタT
m ,Ta1,Ta21 ,Ta22 やダイオードDf は、オンし
たものを黒塗りして示しており、オフしたものを白抜し
て示している。
ンサ充電モード、(2)回生モード、(3)電力供給モ
ード、(4)主サイリスタオフモードを、図2〜図7を
参照して説明する。なお図2〜図5においてインバータ
IVは単相等価回路で示しており、サイリスタTm1〜T
m6を代表して符号Tm で示している。またサイリスタT
m ,Ta1,Ta21 ,Ta22 やダイオードDf は、オンし
たものを黒塗りして示しており、オフしたものを白抜し
て示している。
【0022】(1)コンデンサ充電モード(図2参照、
図6の期間(1)) コンデンサCo の電圧極性が図2に示す状態と逆になっ
ているときに、サイリスタTa1をオンにすると、直流電
流Id がコンデンサCo に流れ込み、これによりコンデ
ンサCo は図2に示す極性(正極性)で充電されると共
に、電流パルスis が減少していく。そして電流パルス
is がゼロになるとサイリスタTm がオフする。
図6の期間(1)) コンデンサCo の電圧極性が図2に示す状態と逆になっ
ているときに、サイリスタTa1をオンにすると、直流電
流Id がコンデンサCo に流れ込み、これによりコンデ
ンサCo は図2に示す極性(正極性)で充電されると共
に、電流パルスis が減少していく。そして電流パルス
is がゼロになるとサイリスタTm がオフする。
【0023】なおコンデンサCo の充電スピードは直流
電流Id の大きさに応じて決まる。そこで直流電流Id
の値が小さいときを想定して、サイリスタTa1をオンし
た後、しばらくしてサイリスタTa22 もオンして、コン
デンサCo が迅速に図2に示す充電極性になるようにす
る。リアクトルLd のリアクタンスが小さく直流電流I
d の値が大きいときにはサイリスタTa22 は不要であ
る。
電流Id の大きさに応じて決まる。そこで直流電流Id
の値が小さいときを想定して、サイリスタTa1をオンし
た後、しばらくしてサイリスタTa22 もオンして、コン
デンサCo が迅速に図2に示す充電極性になるようにす
る。リアクトルLd のリアクタンスが小さく直流電流I
d の値が大きいときにはサイリスタTa22 は不要であ
る。
【0024】またリアクトルLd で生じた磁束はリアク
トルLf に鎖交しており、リアクトルLd に流れる直流
電流Id が減少していくと、リアクトルLf にはフィー
ドバック電流if が流れ始めていく。
トルLf に鎖交しており、リアクトルLd に流れる直流
電流Id が減少していくと、リアクトルLf にはフィー
ドバック電流if が流れ始めていく。
【0025】(2)回生モード(図3参照、図6の期間
(2)) コンデンサCo の充電電位は図3に示す極性(正極性)
で上昇していき、ついには直流電流Id が零になりサイ
リスタTa1がオフになる。そうすると、レンツの法則に
よりリアクトルLf に大きなフィードバック電流if が
流れ、ダイオードDf がオンとなり、フィードバック電
流if により、バッテリBに余剰電力が回生される。
(2)) コンデンサCo の充電電位は図3に示す極性(正極性)
で上昇していき、ついには直流電流Id が零になりサイ
リスタTa1がオフになる。そうすると、レンツの法則に
よりリアクトルLf に大きなフィードバック電流if が
流れ、ダイオードDf がオンとなり、フィードバック電
流if により、バッテリBに余剰電力が回生される。
【0026】(3)電力供給モード(図4参照、図6の
期間(3)) サイリスタTm をオンすると徐々に電流パルスis が増
加し、フィードバック電流if はゼロになる。そして増
大した電流パルスis (=id )をPWM制御して三相
誘導電動機14に電力供給をする。
期間(3)) サイリスタTm をオンすると徐々に電流パルスis が増
加し、フィードバック電流if はゼロになる。そして増
大した電流パルスis (=id )をPWM制御して三相
誘導電動機14に電力供給をする。
【0027】三相誘導電動機14に電力供給をしている
間に、サイリスタTa21 をオンにして、コンデンサCo
の電圧特性を図4に示す状態と逆にしておく。つまりコ
ンデンサCo に、サイリスタTm に対し逆阻止電圧とな
る極性(負極性)となる電圧(図5に示す極性電圧)を
充電していく。
間に、サイリスタTa21 をオンにして、コンデンサCo
の電圧特性を図4に示す状態と逆にしておく。つまりコ
ンデンサCo に、サイリスタTm に対し逆阻止電圧とな
る極性(負極性)となる電圧(図5に示す極性電圧)を
充電していく。
【0028】(4)主サイリスタオフモード(図5参
照、図6の期間(1)) コンデンサCo が図5に示す充電極性(負極性)になっ
ているときにサイリスタTa1をオンすると、ループLoop
1に沿いコンデンサCo からの放電電流が流れ、サイリ
スタTm がオフになる。またループLoop2に沿い直流電
流Id が流れコンデンサCo が正極性に充電していく。
その後は前述した「コンデンサ充電モード」に戻る。
照、図6の期間(1)) コンデンサCo が図5に示す充電極性(負極性)になっ
ているときにサイリスタTa1をオンすると、ループLoop
1に沿いコンデンサCo からの放電電流が流れ、サイリ
スタTm がオフになる。またループLoop2に沿い直流電
流Id が流れコンデンサCo が正極性に充電していく。
その後は前述した「コンデンサ充電モード」に戻る。
【0029】次に図6に示すオン・オフ制御に対し、サ
イリスタTm のオン期間を短くしたときの電流状態を図
7に示す。本実施例では図7に示すようにサイリスタT
m のオン期間を短くすることにより、電流パルスis が
流れる期間が短くなり、三相誘導電動機14に供給する
電流制御ができる。
イリスタTm のオン期間を短くしたときの電流状態を図
7に示す。本実施例では図7に示すようにサイリスタT
m のオン期間を短くすることにより、電流パルスis が
流れる期間が短くなり、三相誘導電動機14に供給する
電流制御ができる。
【0030】また本実施例では電力供給モードと回生モ
ードとを連続的に切替ができ、バッテリBへの電力回生
が容易にできる。
ードとを連続的に切替ができ、バッテリBへの電力回生
が容易にできる。
【0031】もちろんインバータIVの制御により、供
給電流の周波数制御を行うことができる。しかもインバ
ータIVはソフトスイッチングを行うため、スイッチン
グ損失が小さくなりインバータ効率が向上すると共に、
スイッチングによるサージ電圧などが発生せず電磁ノイ
ズ(EMI)は発生しない。
給電流の周波数制御を行うことができる。しかもインバ
ータIVはソフトスイッチングを行うため、スイッチン
グ損失が小さくなりインバータ効率が向上すると共に、
スイッチングによるサージ電圧などが発生せず電磁ノイ
ズ(EMI)は発生しない。
【0032】上述した長所を持つため図1に示す実施例
は、電気自動車の駆動装置等に利用して有効である。
は、電気自動車の駆動装置等に利用して有効である。
【0033】なお上記実施例ではスイッチング素子とし
てサイリスタTa1,Ta21 ,Ta22,Tm (Tm1〜
Tm6)を用いたが、これらサイリスタの代わりに自己消
弧形のスイッチング素子、例えばGTO,パワートラン
ジスタ,IGBT等を用いてもよい。但し逆阻止特性を
持たないパワートランジスタやIGBT等では、図8に
示すように、パワートランジスタTr にダイオードDを
直列に接続して用いる。また上記実施例では、三相誘導
電動機を負荷としているが、本発明は各種負荷に対し電
力供給をする電力変換装置として応用することができ
る。
てサイリスタTa1,Ta21 ,Ta22,Tm (Tm1〜
Tm6)を用いたが、これらサイリスタの代わりに自己消
弧形のスイッチング素子、例えばGTO,パワートラン
ジスタ,IGBT等を用いてもよい。但し逆阻止特性を
持たないパワートランジスタやIGBT等では、図8に
示すように、パワートランジスタTr にダイオードDを
直列に接続して用いる。また上記実施例では、三相誘導
電動機を負荷としているが、本発明は各種負荷に対し電
力供給をする電力変換装置として応用することができ
る。
【0034】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、直流電源部(11)による直流電力
を直流電流供給用サイリスタ(Ta1)を介してリンク部
(12)の直列共振回路に供給し、直列共振回路に充電
された電荷を充電特性反転用サイリスタ(Ta21 )を介
して放電することにより、交流電力を供給したときと同
様に、直列共振回路に直列共振を生じさせることができ
る。このときインバータ部(13)のサイリスタ
(Tm )の導通期間を調整することにより、電流パルス
(is )の幅を調整することができ、負荷に供給する電
力の調整が容易にできる。
に本発明によれば、直流電源部(11)による直流電力
を直流電流供給用サイリスタ(Ta1)を介してリンク部
(12)の直列共振回路に供給し、直列共振回路に充電
された電荷を充電特性反転用サイリスタ(Ta21 )を介
して放電することにより、交流電力を供給したときと同
様に、直列共振回路に直列共振を生じさせることができ
る。このときインバータ部(13)のサイリスタ
(Tm )の導通期間を調整することにより、電流パルス
(is )の幅を調整することができ、負荷に供給する電
力の調整が容易にできる。
【0035】またリンク部(12)の直流電流供給用リ
アクトル(Ld )と、直流電源部(11)のフィードバ
ック用リアクトル(Lf )とを磁気的に密結合したた
め、直流電流供給用リアクトル(Ld )に流れていた直
流電流(Id )が零になると、レンツの法則によりフィ
ードバック用リアクトル(Lf )にフィードバック電流
(if )が生じ、このフィードバック電流(if )を直
流電源(B)に戻すことにより電力回生が可能になっ
た。
アクトル(Ld )と、直流電源部(11)のフィードバ
ック用リアクトル(Lf )とを磁気的に密結合したた
め、直流電流供給用リアクトル(Ld )に流れていた直
流電流(Id )が零になると、レンツの法則によりフィ
ードバック用リアクトル(Lf )にフィードバック電流
(if )が生じ、このフィードバック電流(if )を直
流電源(B)に戻すことにより電力回生が可能になっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図。
【図2】コンデンサ充電モード状態の実施例を示す回路
図。
図。
【図3】回生モード状態の実施例を示す回路図。
【図4】電力供給モード状態の実施例を示す回路図。
【図5】主サイリスタオフモード状態の実施例を示す回
路図。
路図。
【図6】実施例の動作シーケンス及び電流波形を示す説
明図。
明図。
【図7】実施例の動作シーケンス及び電流波形を示す説
明図。
明図。
【図8】スイッチング素子の他の例を示す回路図。
【図9】高周波共振リンクを持つ電力変換装置の従来例
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図10】DCリンク・並列共振形の電力変換装置を示
す回路図。
す回路図。
【図11】従来のDCリンク・直列共振形の電力変換装
置を示す回路図。
置を示す回路図。
【図12】従来のDCリンク・直列共振形の電力変換装
置を示す回路図。
置を示す回路図。
1 入力インバータ 2 リンク部 3 出力インバータ 11 直流電源部 12 リンク部 13 インバータ部 14 三相誘導電動機 B バッテリ Df フィードバック用ダイオード Lf フィードバック用リアクトル Ld 直流電流供給用リアクトル L01,L02 共振用コイル Co 共振用コンデンサ Ta1 共振電流供給用サイリスタ Ta21 充電特性反転用サイリスタ Ta22 充電補助用サイリスタ Tm ,Tm1〜Tm6 インバータ用サイリスタ C フィルタコンデンサ Id 直流電流 iS 電流パルス if フィードバック電流
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 哲夫 東京都品川区大崎二丁目1番17号 株式 会社 明電舎内 (56)参考文献 特開 平6−113554(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02M 7/42 - 7/98
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源(B)を備えた直流電源部(1
1)と、 共振用コイル(L01,L02)及び共振用コンデンサ(C
o )を直列接続して形成され直列共振電流を発生する直
列共振回路と、インダクタンスが大きく直流電流
(Id )を生じる直流電流供給用リアクトル(Ld )と
を有し、共振電流に前記直流電流(Id )を重畳した電
流パルス(is )を出力するリンク部(12)と、 インバータ用スイッチング素子(Tm )で形成したイン
バータ(IV)を有し、前記インバータ用スイッチング
素子(Tm )は前記電流パルス(is )が零のときにオ
ン・オフ動作して電流パルス(is )を制御し、制御し
た電流パルス(is )を負荷に供給するインバータ部
(13)とを備えた高周波共振リンクを持つ電力変換装
置において、 前記直流電源部(11)では、 前記直流電流供給用リアクトル(Ld )と磁気的に密結
合しており直流電流供給用リアクトル(Ld )に流れて
いた直流電流(Id )が零になるとフィードバック電流
(if )を生じるフィードバック用リアクトル(Lf )
と、フィードバック用ダイオード(Df )とを直列接続
してなるフィードバック回路を、前記直流電源(B)に
並列接続し、しかもフィードバック用ダイオード
(Df )のカソードが前記直流電源(B)の正極に接続
される接続状態とし、 前記リンク部(12)では、 前記直列共振回路に直列に接続されており、オン状態と
なることにより前記直流電流(Id )を前記共振用コン
デンサ(Co )に送って共振用コンデンサ(C o )を正
極性に充電させてインバータ部(13)へ送る前記電流
パルス(is )を減少させると共に前記共振用コンデン
サ(Co )に負極性に充電していた逆阻止電圧を前記イ
ンバータ用スイッチング素子(Tm )に供給してインバ
ータ用スイッチング素子(Tm )をオフにし、前記共振
用コンデンサ(Co )に充電していった正極性の充電電
圧が高くなったらオフとなる共振電流供給用サイリスタ
(Ta1)と、 前記直列共振回路に並列に接続されており、前記共振電
流供給用サイリスタ(Ta1)がオフで且つインバータ用
スイッチング素子(Tm )がオンになっていて前記イン
バータ部(13)へ電流パルス(is )が供給されてい
るときにオン状態となり、前記共振用コンデンサ
(Co )に正極性に充電されていた電荷を反転移動させ
て負極性に充電させる充電特性反転用サイリスタ(T
a21 )とを備えたことを特徴とする高周波共振リンクを
持つ電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18704894A JP3277708B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 高周波共振リンクを持つ電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18704894A JP3277708B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 高周波共振リンクを持つ電力変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0851781A JPH0851781A (ja) | 1996-02-20 |
JP3277708B2 true JP3277708B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=16199268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18704894A Expired - Fee Related JP3277708B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 高周波共振リンクを持つ電力変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3277708B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006320056A (ja) | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Fujinon Corp | モータ駆動回路 |
JP2009095202A (ja) * | 2007-10-12 | 2009-04-30 | Daikin Ind Ltd | インバータ |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18704894A patent/JP3277708B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0851781A (ja) | 1996-02-20 |
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