JP3277321B2 - 射出成形機の断熱ノズル - Google Patents
射出成形機の断熱ノズルInfo
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Description
に関する。
型に当接し、加熱バレルから送られて来る溶融樹脂を金
型内に注入し、成形品を得るようにしている。通常、金
型は金型内に注入された溶融樹脂を冷却し、固化するた
めノズル側より低温度に設定してある。このため、ノズ
ルは金型に接し、熱を取られて温度低下し、ノズル内部
の溶融樹脂が固まつたり、流れ不良を起こし、成形品の
不良原因となっていた。この温度低下を防止するため、
図3のように金型1に接する熱伝導性の低いセラミック
ス等の先端部材2と、加熱バレル3に取付けられるノズ
ル本体4から成るノズル5が公知となっている。
型に移動し、樹脂ヤケ、シルバーストリーク等の不良品
の原因ともなっていた。この加熱バレル側から金型への
熱移動の防止には図4に示すような先端部材10と加熱
バレル11に取付けられるノズル本体12の間に断熱部
材13を入れ、加熱バレル11側から金型14への熱量
の移動を防止するようにしている。
おいては先端部材2に大きな力が掛り、破損しやすいと
いう欠点があり、後者においては先端部材10とノズル
本体12を繋ぐネジ部を介して熱が移動し、完全なもの
ではなかった。
る熱の出入に起因する成形品の不良をなくす射出成形機
の断熱ノズルを提供することにある。
め本発明は、金型に当接する先端部材と加熱バレルに取
付けられるノズル本体から成る射出成形機のノズルにお
いて、前記先端部材とノズル本体の間に設けられた両部
材を熱的に隔離するための第一の断熱材と、前記先端部
材の元部に形成された鍔部と、この鍔部の反加熱バレル
側を加熱バレル側に向けて押圧することにより前記先端
部材を前記ノズル本体に押圧固定するためのノズル押え
と、このノズル押えと前記鍔部の間に設けられた両部材
を熱的に隔離するための第二の断熱材と、を備え、前記
先端部材とノズル本体およびノズル押えとがそれぞれ熱
的に隔離されて取り付けられていることを特徴とする射
出成形機の断熱ノズルとした。
外周に設けられたネジに螺合するメネジを有する筒状に
形成されるとともに先端部に前記鍔部の先端側端部に対
向する内向きの突出部を備え、このノズル押えの突出部
と前記先端部材の鍔部の間に前記第二の断熱材が配置さ
れ、前記ノズル押えの内周面は、前記先端部材の外周面
との間に空隙部を有するように形成されている、ことを
特徴とする請求項1記載の射出成形機の断熱ノズルとし
た。
形成されて前記先端部材の鍔部の反加熱バレル側に配置
され、このリング状のノズル押えと前記先端部材の鍔部
の間に前記第二の断熱材が配置され、前記ノズル押えの
内周面は、前記先端部材の外周面との間に空隙部を有す
るように形成されるとともに、前記ノズル押えは、少な
くとも前記先端部材には遊嵌されるボルトにより前記ノ
ズル本体側へ締め付け固定されるように構成されてい
る、ことを特徴とする射出成形機の断熱ノズルとした。
レルに取付けられるノズル本体から成る射出成形機のノ
ズルにおいて、前記先端部材とノズル本体およびノズル
押えとの間にそれぞれ両部材を熱的に隔離する断熱材を
設け、先端部材とノズル本体およびノズル押えとをそれ
ぞれ熱的に隔離させて取り付けることにより、ノズル本
体と先端部材との間の熱の出入がなくなり、熱の出入に
起因する成形品の不良が発生しない射出成形機の断熱ノ
ズルとなった。
り説明すると、20は断熱ノズルで、金型21に接する
先端部材22と加熱バレル23に取付けられたノズル本
体24の間に第一の断熱材25が設けられている。先端
部材22の元部には鍔部22Aが形成されている。26
はノズル押えであり、ノズル本体24の先端側外周に設
けられたネジに螺合するメネジを有する筒状に形成さ
れ、先端側(図1において左端側)には、先端部材22
の鍔部22Aの先端側端面に対向する内向きの突出部2
6Aを備えている。この突出部26Aと先端部材22の
鍔部22Aの間には、第二の断熱材29が配置され、ノ
ズル押え26と先端部材22の間を熱的に隔離するよう
になっている。また、前記ノズル押え26の内周面側に
は、この内周面を通してノズル本体24から先端部材2
2へ熱が移動しないように、先端部材22の外周面との
間に空隙部27および28を設け、可能な限り先端部材
22へ接触しないようにしてある。
すると、この断熱ノズル30は金型21に接する先端部
材31と加熱バレル32に取付けられたノズル本体33
の間に第一の断熱材34を設けるとともに、リング状の
ノズル押え35が先端部材31の鍔部31Aを先端側か
ら第二の断熱材36を挟んでノズル本体33にボルト3
7により取付けられている。
37およびノズル押え35の内周面を介してノズル本体
33から先端部材31へ熱が移動しないように、先端部
材31の内周面との間に空隙部38を設けるとともに、
ノズル押え35は、上記第二 の断熱材36を介して前記
ノズル本体24へ取付けるようになっていて、可能な限
り先端部材31へ接触しないようにしてある。なお、ボ
ルト37は先端部材31に遊嵌され、両者の間には隙間
があるため、このボルト37を介してノズル本体33か
ら先端部材31へ伝達される熱量はわずかである。
体の間に両部材を熱的に隔離する第一の断熱材を設ける
とともに、ノズル本体とノズル押えとの間に同じく両部
材を熱的に隔離する第二の断熱材を設け、先端部材とノ
ズル本体およびノズル押えとをそれぞれ熱的に隔離させ
て取り付ける構成としたので、ノズル本体と先端部材の
間の熱の出入がなくなり、この熱の出入に起因する成形
品の不良が発生しない射出成形機の断熱ノズルとなっ
た。
で、第二の断熱材を先端部材側からのノズル押えに設け
たネジによりノズル本体に押付け固定した場合を示す
図。
で、第二の断熱材をノズル押え越しに先端部材側からの
ボルトによりノズル本体に押付け固定した場合を示す
図。
Claims (3)
- 【請求項1】 金型に当接する先端部材と加熱バレルに
取付けられるノズル本体から成る射出成形機のノズルに
おいて、 前記先端部材とノズル本体の間に設けられた両部材を熱
的に隔離するための第一の断熱材と、 前記先端部材の元部に形成された鍔部と、 この鍔部の反加熱バレル側を加熱バレル側に向けて押圧
することにより前記先端部材を前記ノズル本体に押圧固
定するためのノズル押えと、 このノズル押えと前記鍔部の間に設けられた両部材を熱
的に隔離するための第二の断熱材と、を備え、 前記先端部材とノズル本体およびノズル押えとがそれぞ
れ熱的に隔離されて取り付けられている ことを特徴とす
る射出成形機の断熱ノズル。 - 【請求項2】 前記ノズル押えは、前記ノズル本体の外
周に設けられたネジに螺合するメネジを有する筒状に形
成されるとともに先端部に前記鍔部の先端側端面に対向
する内向きの突出部を備え、 このノズル押えの突出部と前記先端部材の鍔部の間に前
記第二の断熱材が配置され、 前記ノズル押えの内周面は、前記先端部材の外周面との
間に空隙部を有するように形成されている、 ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の断熱ノズ
ル。 - 【請求項3】 前記ノズル押えは、リング状に形成され
て前記先端部材の鍔部の反加熱バレル側に配置され、 このリング状のノズル押えと前記先端部材の鍔部の間に
前記第二の断熱材が配置され、 前記ノズル押えの内周面は、前記先端部材の外周面との
間に空隙部を有するように形成されるとともに、 前記ノズル押えは、少なくとも前記先端部材には遊嵌さ
れるボルトにより前記 ノズル本体側へ締め付け固定され
るように構成されている 、 ことを特徴とする請求項1記載の射出成形機の断熱ノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28142297A JP3277321B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 射出成形機の断熱ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28142297A JP3277321B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 射出成形機の断熱ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1199537A JPH1199537A (ja) | 1999-04-13 |
JP3277321B2 true JP3277321B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=17638950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28142297A Expired - Fee Related JP3277321B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 射出成形機の断熱ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3277321B2 (ja) |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP28142297A patent/JP3277321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1199537A (ja) | 1999-04-13 |
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