JP3276978B2 - 熱風炉蓄熱室部分改修工事方法 - Google Patents

熱風炉蓄熱室部分改修工事方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱風炉蓄熱室の部分改
修工事において、残存部の煉瓦のカナ−ル孔を破損せず
に保存し、能率的に築炉工事が行える部分改修工事に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、熱風炉の改修工事は、煉瓦全体を
解体し、全部を煉瓦積みしなおすことが一般的であった
が、近年煉瓦の再使用技術の向上により、損傷の著しい
部分のみを部分改修することが一般的に行われるように
なった。熱風炉の部分改修工事を行うにあたっては、煉
瓦の解体時に、非改修部のギッタ−煉瓦のカナ−ル孔の
保護のため、ギッタ−煉瓦の最上端面に鉄板、木板、ベ
ニヤ板、およびシ−トなどを敷き詰め、上部の煉瓦屑が
カナ−ル孔に入らぬようにしていた。以下図5に従って
説明する。 先ず最初に、蓄熱室改修部の上部ギッタ−煉瓦10
の最上端面11にベニヤ板を敷き詰め、ギッタ−煉瓦の
カナ−ル孔などに解体した煉瓦屑が入らぬようにして、
ド−ムおよび上部側壁煉瓦12を解体する。 次にギッタ−煉瓦10の最上端面11に敷き詰めた
ベニヤ板上の解体煉瓦屑を撤去したのち、ベニヤ板を取
り除き、ギッタ−煉瓦10を取り除く。 ギッタ−煉瓦14の上端面15にベニヤ板を敷き詰
め、ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔などに解体した煉瓦屑が
入らぬようにして、上部側壁煉瓦13を解体する。 ギッタ−煉瓦14の上端面15に敷き詰めたベニヤ
板上の解体煉瓦屑を撤去したのち、ベニヤ板を取り除
き、ギッタ−煉瓦14を取り除く。 以上の方法を繰り返し、非改修部のギッタ−煉瓦N
の上端面N’までに至る。 このような方法では特にギッタ−煉瓦を解体した時、解
体された煉瓦の破損屑の一部が非改修部のギッタ−煉瓦
Nのカナル孔4内に落下し、これがカナル孔内でブリッ
ジを生じてカナル孔が閉塞してしまうことが頻発した。
熱風炉蓄熱室の熱交換能力は、ギッタ−煉瓦のカナ−ル
孔の開孔率が高いほど良好であるので、熱風炉の部分改
修工事終了後、ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔の開孔作業を
しなければならなかった。特に大型熱風炉蓄熱室のギッ
タ−煉瓦のカナ−ル孔数は、水平断面で約15000個
〜18000個になり、その開孔作業には多大な労力と
時間を必要とした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、熱風炉蓄熱
室ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔の開孔作業を不必要にし、
熱風炉の部分改修工事時間を短縮し、かつ、省力化をは
かるための方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、熱風炉蓄
熱室の部分改修工事において、非改修部のギッタ−煉瓦
のカナ−ル孔が改修部の解体煉瓦屑により閉塞されない
ための方策を鋭意研究の結果次の知見を得た。非改修部
のギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に、種々な形状の解体煉瓦
屑が落下し、それがカナ−ル孔の中でブリッジを形成し
て孔が閉塞するのであり、煉瓦の解体前に、改修部の最
下段ギッタ−煉瓦のすべてのカナ−ル孔に予め栓を挿入
し、煉瓦を解体することにより非改修部のギッタ−煉瓦
のすべてのカナ−ル孔は完全に開孔しているとの知見に
もとずき、本発明をなすに至った。即ち、本発明は、熱
風炉蓄熱室の部分改修工事において、煉瓦解体前に、改
修部最下段ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に、ゴム、スポン
ジ、コンデンサ−など弾力性があり自在に変形する栓を
予め嵌入し、解体煉瓦屑がギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に
入ってカナ−ル孔を閉塞することを防止する、熱風炉蓄
熱室部分改修工事方法である。
【0005】
【作用】本発明の方法および作用について具体的に逐次
述べる。 先ず改修部の最上段ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔から
栓を嵌入し、分銅により栓を下方に押し下げ改修部の最
下段ギッタ−煉瓦の全カナ−ル孔に栓を定置させる。 次に蓄熱室の上部より順次煉瓦を解体する。ギッタ
−煉瓦および側壁煉瓦を解体する前に、改修部の最下段
ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に栓を嵌入してあるため、非
改修部のギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に解体煉瓦屑が入ら
ないので、ギッタ−煉瓦上面にベニヤ板などを敷き詰め
る手間がはぶけ、解体工事時間が短縮され、かつ、煉瓦
解体機を導入して能率良く解体できる。 栓は解体煉瓦と共に撤去される。したがって栓を嵌
脱する工数が不要となる。 栓の材質については、ゴム、スポンジ、およびコン
デンサ−など弾力性があり、自在に変形するもので、カ
ナ−ル孔の内壁との間隙を作らない材質であればよい。
【0006】
【実施例】以下に本発明の実施例を図1にしたがって説
明する。図1は、熱風炉蓄熱室のギッタ−煉瓦のカナ−
ル孔に栓の一例としてコンデンサ−を嵌入する方法を図
示した説明図である。 (a)コンデンサ−1を熱風炉蓄熱室のギッタ−煉瓦7
の最上段から挿入する。 (b)コンデンサ−1の上に、ワイヤ−3を連結した重
さ800gの分銅2を載せる。コンデンサ−1は分銅の
重みでカナ−ル孔内を下降する。 (c)コンデンサ−1はワイヤ−3にセットされたスト
ッパ−8によって所定の深さ(改修部の最下段ギッタ−
煉瓦内下端面5)で停止する。 停止後ワイヤ−と分銅
を撤去する。 以上の作業により改修部の煉瓦解体作業が簡単に能率良
く行える。図2、3に栓の1実施例のコンデンサ−1の
形状を図示している。コンデンサ−は、馬毛または豚毛
などのブラシ1aを針金の芯に取りつけたもので、ビ−
カ−などの掃除用ブラシに類似している。図4はギッタ
−煉瓦7の平面図であり、ギッタ−煉瓦の孔はカナ−ル
孔4である。
【0007】
【発明の効果】本発明の熱風炉蓄熱室部分改修工事方法
を、熱風炉蓄熱室部分改修工事に採用することによっ
て、従来の方法に比較して解体工事が1/2の工数で済
み、また熱風炉内に機械器具を導入でき、解体工事時間
も半減し、非改修部下部ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔の目
詰まりによる熱交換効率の低下が解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱風炉蓄熱室のギッタ−煉瓦のカナ−ル孔に本
発明のコンデンサ−を挿入する方法を図示した説明図。
【図2】実施例1のコンデンサ−の正面図。
【図3】実施例1のコンデンサ−の平面図。
【図4】ギッタ−煉瓦の平面図。
【図5】従来の熱風炉蓄熱室の部分改修工事の煉瓦解体
方法の説明図。
【符号の説明】
1 コンデンサ− 1aコンデンサ−のブラシ 1bコンデンサ−のワッシャ− 2 分銅 3 ワイヤ− 4 ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔 5 改修部ギッタ−煉瓦の下端部 6 非改修部のギッタ−煉瓦 7 ギッタ−煉瓦 8 ワイヤ−のストッパ− 9 燃焼室 10 蓄熱室改修部の上部ギッタ−煉瓦 11 蓄熱室改修部の上部ギッタ−煉瓦10の最上端面 12 ド−ムおよび上部側壁煉瓦 13 上部側壁煉瓦 14 ギッタ−煉瓦 15 ギッタ−煉瓦14の上端面 L1 コンデンサ−の長さ L2 コンデンサ−の直径 L3 コンデンサ−のワッシャ−径 L4 コンデンサ−のワッシャ−の厚み N’非改修部ギッタ−煉瓦の上端面 N 非改修部ギッタ−煉瓦
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21B 9/00 - 9/16 F27D 1/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱風炉蓄熱室の部分改修工事において、
    煉瓦解体前に、改修部最下段ギッタ−煉瓦のカナ−ル孔
    に、ゴム、スポンジ、コンデンサ−など弾力性があり自
    在に変形する栓を予め嵌入し、解体煉瓦屑がギッタ−煉
    瓦のカナ−ル孔に入ってカナ−ル孔を閉塞することを防
    止する、熱風炉蓄熱室部分改修工事方法。
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