JP3276935B2 - ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの排気に含まれる黒煙等の粒子状物質(PM)を低減
するディーゼルエンジンの排ガス浄化装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、ディーゼルエンジンから排出され
る黒煙等の粒子状物質による環境汚染が重大な社会問題
となっている。このため、排ガス中の粒子状物質を低減
することが重要な技術的課題となっている。
【0003】排ガス中の粒子状物質を低減する排ガス浄
化装置の公知例として、例えば特開平6−185340
号公報、特開平6−185341号公報がある。前者
(特開平6−185340号公報)は、排ガス通路中に
噴射ノズルを設け、排ガス流によって生じる負圧で噴射
ノズルから水を吸引して噴射し、攪拌室内で水粒子と排
ガスを混合して、排ガス中の粒子状物質を水の微粒子に
吸着させる。そして、この粒子状物質を含んだ水の微粒
子を、攪拌室の出口側に設けた排ガスフィルタで捕集す
ることで、排ガス中の粒子状物質を低減する。
【0004】しかし、この構成では、排ガス流によって
生じる負圧で水を吸引して噴射するだけであるので、水
の噴射量が少なく、しかも、水の微粒化が不十分になっ
て排ガスとの混合が不十分となり、排ガス中の粒子状物
質を十分に低減することができないという欠点がある。
【0005】そこで、後者(特開平6−185341号
公報)では、排ガス通路中に水平に配置された円筒管部
に噴射ノズルを設置し、ポンプによって貯水タンク内の
水を汲み上げて噴射ノズルに圧送することで、噴射ノズ
ルから十分な量の水を噴射すると共に、円筒管部の底部
に落下する水(粒子状物質を含んだ水)を、底部の排水
口から貯水タンク内に回収する排水管の途中に設けたフ
ィルタで濾過して粒子状物質を捕集するようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報のも
のは、円筒管部の側面の出口がそのままテールパイプに
接続されているため、粒子状物質を含んだ水粒子の一部
が、排ガスの流れに乗って円筒管部の出口からテールパ
イプを通って大気中に排出されてしまうという欠点があ
る。この対策として、円筒管部の側面の出口に排ガスフ
ィルタを設け、円筒管部から側方に排出される水粒子を
排ガスフィルタで捕集することが考えられる。
【0007】しかし、この構成では、ポンプによって噴
射ノズルから多量の水を噴射すると、短時間のうちに排
ガスフィルタの含水量が多くなってしまう。このため、
短時間のうちに排ガスフィルタの排ガス浄化能力が低下
するばかりか、排ガスフィルタの排気抵抗が増大して燃
費が悪化すると共に、排気圧力によって排ガスフィルタ
から粒子状物質を含んだ水が大気中に吹き出されてしま
う欠点もある。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、長期間にわたって排
ガスフィルタによって排ガス中の粒子状物質を効果的に
低減できると共に、燃費の悪化を防止でき、しかも、粒
子状物質を含んだ水が大気中に吹き出されることを防止
できるディーゼルエンジンの排ガス浄化装置を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1のディーゼルエンジンの排ガス浄
化装置は、排ガス通路中に混合室を設けると共に、この
混合室とその入口側の排ガス通路の少なくとも一方に噴
射ノズルを設け、混合室の上方のフィルタ収納室内に耐
熱性の排ガスフィルタを収納して、混合室から上方に排
出される排ガス中の粒子状物質を排ガスフィルタで捕集
しながら、混合室の下部に溜まった水を排水口から貯水
タンク内に回収し、この貯水タンク内の水をポンプによ
って噴射ノズルに供給する構成とし、更に、排ガスフィ
ルタを、目の細かいフィルタと目の粗いフィルタを上下
方向に交互に積層して構成したものである。
【0010】この構成では、噴射ノズルから噴射した水
粒子と排ガスを混合室内で混合して排ガス中の粒子状物
質を水粒子に吸着させる。この粒子状物質を含んだ水粒
子が排ガスの流れに乗って混合室の上方に排出される際
に排ガスフィルタで捕集されることで、排ガス中の粒子
状物質が低減される。この際、混合室の下部に落下する
水は、排水口から貯水タンク内に回収し、この貯水タン
ク内の水をポンプによって噴射ノズルに圧送する。更
に、排ガスフィルタの真下が混合室となっているため、
排ガスフィルタに含まれた水は、重力によって排ガスフ
ィルタの下面から滴となって混合室内に垂れ落ちる。こ
れにより、噴射ノズルから十分な量の水を噴射しても、
排ガスフィルタの含水量が多くなりすぎず、排ガスフィ
ルタの排ガス浄化能力が良好に維持されると共に、排気
抵抗の増加が防止される。
【0011】この場合排ガスフィルタを、目の細かい
フィルタと目の粗いフィルタを上下方向に交互に積層し
て形成しているので、2種類のフィルタを用いて、粒子
状物質を含んだ水粒子を効果的に捕集できる。しかも、
目の細かいフィルタに含まれた水が目の粗いフィルタを
伝って下方に流れ落ちるようになり、排ガスフィルタの
排水性が向上する。
【0012】また、請求項のように、排ガスフィルタ
を、フィルタ収納室に取換可能に装着されるカートリッ
ジ式にすると良い。このようにすれば、排ガスフィルタ
を簡単に取り換えることができる。
【0013】ところで、排ガスフィルタは、高温の排ガ
スが通過するため、耐熱性のフィルタを使用する必要が
ある。しかし、混合室の排水口から排出される水は、貯
水タンクに回収されるまでに走行風によって冷やされ、
水温がある程度低下するため、請求項のように、貯水
タンクに設けるフィルタは、非耐熱性のフィルタを用い
れば良い。このようにすれば、安価な非耐熱性のフィル
タによって、混合室の排水口から排出された水を濾過す
ることができる。
【0014】また、請求項のように、混合室の排水口
を、底面よりも少し上方に形成するようにすると良い。
このようにすれば、混合室の底部に、排水口の高さまで
水を貯溜できるため、この水の冷却効果によって混合室
や排ガスフィルタの過熱を防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。排ガス浄化装置の本体ケース11
は、例えば大型トラックの荷台の下方に垂直に配置され
た円筒管により形成され、その上下開口部に、それぞれ
上蓋12と底板13がボルト(図示せず)で締付固定さ
れている。この本体ケース11内は、上下2室に分けら
れ、下方が混合室14で、上方がフィルタ収納室15と
なっている。混合室14の側面の入口14aには、ディ
ーゼルエンジン(図示せず)の排気管16に連結された
排ガス導入管17が接続され、上蓋12には、テールパ
イプ18が設けられている。これにより、排ガス導入管
17から混合室14内に導入される排ガスは、混合室1
4内を旋回しながら上方のフィルタ収納室15を通って
テールパイプ18から大気中に排出される。
【0016】混合室14と排ガス導入管17には、それ
ぞれ水を微粒化して噴射する噴射ノズル19,20が取
り付けられている。また、フィルタ収納室15内には、
カートリッジ式の耐熱性の排ガスフィルタ21が取換可
能に装着されている。この排ガスフィルタ21は、目の
細かいフィルタ22と目の粗いフィルタ23を上下方向
に交互に積層して構成され、目の細かいフィルタ22は
例えばセラミック繊維製のオイルフェンスにより形成さ
れ、目の粗いフィルタ23は、例えば螺旋状に曲がった
細長いステンレス切削片を寄せ集めて形成されている。
【0017】一方、混合室14の底面よりも少し上方に
は、混合室14の下部に溜まった水を排出する排水口2
5が形成されている。これにより、混合室14の底部
に、排水口25の高さまで水を貯溜できるようになって
いる。排水口25から排出される水は、排水管26を通
して貯水タンク27に回収される。
【0018】図2に示すように、貯水タンク27内に
は、上流側から順に第1のタンク室28、第2のタンク
室29及び第3のタンク室30が形成されている。第1
のタンク室28の上方には、多数の水抜孔31を有する
ステンレス板32が設けられ、このステンレス板32上
に、非耐熱性の第1のフィルタ33が配置されている。
更に、第1のタンク室28と第2のタンク室29の間
に、非耐熱性の第2のフィルタ34が配置され、第2の
タンク室29と第3のタンク室30の間に、非耐熱性の
第3のフィルタ35が配置されている。また、第3のタ
ンク室30の上方部に電動式のポンプ36が設置され、
このポンプ36の吸込み管37が第3のタンク室30内
に引き込まれている。このポンプ36に内蔵された駆動
モータは、車載バッテリから電源が供給される。
【0019】排水管26を流れてくる水は、第1のフィ
ルタ33の上方に排出され、第1のフィルタ33→第1
のタンク室28→第2のフィルタ34→第2のタンク室
29→第3のフィルタ35→第3のタンク室30の順に
流れ、この第3のタンク室30に貯溜された水が、ポン
プ36によって汲み上げられて送水管38を通して各噴
射ノズル19,20に圧送される。
【0020】また、貯水タンク27は、上蓋39及び中
蓋40を取り外せば、第1のフィルタ33、第2のフィ
ルタ34及び第3のフィルタ35を取り換えることがで
きるようになっている。
【0021】以上のように構成した排ガス浄化装置で
は、ディーゼルエンジンの運転中は、ポンプ36を駆動
して貯水タンク27(第3のタンク室30)内の水を各
噴射ノズル19,20に圧送し、排ガス導入管17と混
合室14の2箇所で、十分な量の水を微粒化して排ガス
に噴射する。そして、排ガスが排ガス導入管17から円
筒形の混合室14に対して直角方向に流れ込むことによ
り、排ガスが混合室14の内周面に沿って旋回しながら
上昇する。これにより、混合室14内で排ガスと水粒子
との混合攪拌を促進し、排ガス中の粒子状物質を水粒子
に積極的に吸着させる。
【0022】この粒子状物質を含んだ水粒子は、排ガス
の流れに乗って混合室14から上方の排ガスフィルタ2
1を通過する際に、排ガスフィルタ21の2種類のフィ
ルタ22,23によって効果的に捕集され、テールパイ
プ18から排出される排ガス中の粒子状物質が低減され
る。また、混合室14内に落下する水は、排水口25か
ら貯水タンク27内に回収し、貯水タンク27内で各フ
ィルタ33〜35を通過する際に、濾過されて粒子状物
質が捕集される。
【0023】この場合、2箇所の噴射ノズル19,20
から十分な量の水を噴射するが、本実施形態では、排ガ
スフィルタ21の真下が混合室14となっているため、
排ガスフィルタ21に含まれた水は、重力によって排ガ
スフィルタ21の下面から滴となって混合室14内に垂
れ落ちる。しかも、排ガスフィルタ21は、目の細かい
フィルタ22に含まれた水を目の粗いフィルタ23を伝
って下方に流れ落とすことができるため、目の細かいフ
ィルタ22を使用しているにも拘らず、排ガスフィルタ
21の良好な排水性を確保できる。
【0024】このため、噴射ノズル19,20から十分
な量の水を噴射しても、排ガスフィルタ21の含水量が
多くなりすぎず、長期間にわたって排ガスフィルタ21
によって排ガス中の粒子状物質を効果的に低減できると
共に、排気抵抗の増加を防止でき、燃費を向上できる。
しかも、排ガス導入管17から混合室14内に横方向に
流れ込む排ガスの流れは、混合室14の円周側面に沿っ
て旋回しながら流れ方向を徐々に上向きに変えて排ガス
フィルタ21に向かうため、排ガスフィルタ21に加わ
る排ガスの動圧を低減することができ、この動圧低減効
果と上述した排ガスフィルタ21の含水量低減効果と相
俟って、排ガスフィルタ21から粒子状物質を含んだ水
が大気中に吹き出されることを効果的に防止できる。
【0025】本発明者は、上記実施形態の排ガス浄化装
置の粒子状物質低減効果を評価するために、テールパイ
プ18から排出される排ガス中の粒子状物質の量を測定
する試験を行った。その結果、上記実施形態の排ガス浄
化装置を用いたシステムでは、排ガス中の粒子状物質を
上記排気ガス浄化装置を用いない場合の約1/2〜1/
3程度まで低減できることが確認された。
【0026】また、上記実施形態では、排ガスフィルタ
21をフィルタ収納室15に取換可能に装着されるカー
トリッジ式にしたので、排ガスフィルタ21の取換時に
は、上蓋12を取り外せば、排ガスフィルタ21を簡単
に取り換えることができる。しかも、貯水タンク27内
の各フィルた33〜35も、上蓋39及び中蓋40を取
り外せば、取り換え可能であり、総じて、メンテナンス
性が良い。
【0027】更に、上記実施形態では、混合室14の排
水口25から排出される水は、貯水タンク27に回収さ
れるまでに走行風によって冷やされ、水温がある程度低
下することを考慮して、貯水タンク27内の各フィルタ
33〜35を非耐熱性としたので、フィルタ33〜35
のコストを低減できる。尚、排水管26の途中部にフィ
ルタ収納部を設け、そこに非耐熱性のフィルタを取換可
能に設けるようにしても良い。
【0028】また、上記実施形態では、混合室14の排
水口25を、底面よりも少し上方に形成し、混合室14
の底部に、排水口25の高さまで水を貯溜するようにし
たので、この水の冷却効果によって混合室14や排ガス
フィルタ21の過熱を防止することができる。
【0029】尚、上記実施形態では、排ガスフィルタ2
1を2種類のフィルタ22,23で構成したが、排ガス
フィルタ21は、1種類又は3種類以上のフィルタで構
成しても良く、要は、排ガス浄化性と排水性を確保でき
れば良い。
【0030】また、上記実施形態では、噴射ノズル1
9,20を混合室14とその入口側の排ガス導入管17
に1本ずつ設置したが、複数本設置するようにしても良
い。また、混合室14と排ガス導入管17のどちらか一
方に噴射ノズルを設置するようにしても良い。更に、エ
ンジンの運転条件によって粒子状物質の排出量が変わる
ことを考慮して、運転条件に応じて水の噴射量を変化さ
せるようにしても良い。
【0031】また、粒子状物質やその他の排ガス中の有
害成分の吸着を促進させる添加物を貯水タンク27内の
水に混合しても良い。その他、本発明の排ガス浄化装置
は、トラックに限定されず、バスや、建設機械等、ディ
ーゼルエンジンを動力源とする種々の車両、機械、装置
に組み付けても良い。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の排ガス浄化装置によれば、混合室の上方に
排ガスフィルタを配置し、この排ガスフィルタによって
排ガスの流れに乗って混合室の上方に排出される水粒子
(粒状物質を吸着した水粒子)を捕集するようにしたの
で、排ガスフィルタに含まれた水を混合室内に垂れ落と
すことができ、噴射ノズルから十分な量の水を噴射して
も、排ガスフィルタの含水量が多くなりすぎず、長期間
にわたって排ガスフィルタによって排ガス中の粒子状物
質を効果的に低減できると共に、燃費の悪化や排ガスフ
ィルタからの水の吹き出しも防止できる。
【0033】しかも、請求項では、排ガスフィルタを
目の細かいフィルタと目の粗いフィルタを交互に積層し
て形成したので、2種類のフィルタを用いて粒子状物質
を含んだ水粒子を効果的に捕集できると共に、目の粗い
フィルタによって排水性も向上することができる。
【0034】更に、請求項では、排ガスフィルタをフ
ィルタ収納室に取換可能に装着されるカートリッジ式に
したので、排ガスフィルタを簡単に取り換えることがで
き、メンテナンス性を向上することができる。
【0035】一方、請求項では、貯水タンクに、非耐
熱性のフィルタを設けるようにしたので、安価な非耐熱
性のフィルタによって混合室の排水口から排出された水
を濾過することができ、貯水タンクのフィルタを低コス
ト化することができる。
【0036】また、請求項のように、混合室の排水口
を、底面よりも少し上方に形成するようにしたので、混
合室の底部に貯溜する水の冷却効果によって混合室や排
ガスフィルタの過熱を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における排ガス浄化装置全
体の概略構成を示す縦断面図
【図2】貯水タンクの縦断面図
【符号の説明】
11…本体ケース、14…混合室、15…フィルタ収納
室、16…排気管、17…排ガス導入管、18…テール
パイプ、19,20…噴射ノズル、21…排ガスフィル
タ、22…目の細かいフィルタ、23…目の粗いフィル
タ、25…排水口、26…排水管、27…貯水タンク、
28〜30…タンク室、33〜35…フィルタ、36…
ポンプ、38…送水管。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/04 F01N 3/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排ガス通路中に設
    けられた混合室と、 前記混合室とその入口側の排ガス通路の少なくとも一方
    に設けられ、水を微粒化して排ガスに噴射する噴射ノズ
    ルと、 前記混合室の上方に形成されたフィルタ収納室内に収納
    され、前記混合室から上方に排出される排ガス中の黒煙
    等の粒子状物質を除去する耐熱性の排ガスフィルタと、 前記混合室の下部に溜まった水を排出する排水口と、 前記排水口から排出された水を回収する貯水タンクと、 前記貯水タンク内に貯溜された水を前記噴射ノズルに圧
    送するポンプとを備え 前記排ガスフィルタは、目の細かいフィルタと目の粗い
    フィルタを上下方向に交互に積層して構成されている
    とを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記排ガスフィルタは、前記フィルタ収
    納室に取換可能に装着されるカートリッジ式のフィルタ
    であることを特徴とする請求項1に記載のディーゼルエ
    ンジンの排ガス浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記貯水タンクには、前記排水口から排
    出された水を濾過する非耐熱性のフィルタが設けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2に記載のディーゼ
    ルエンジンの排ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記排水口は、前記混合室の底面よりも
    少し上方に形成されていることを特徴とする請求項1乃
    のいずれかに記載のディーゼルエンジンの排ガス浄
    化装置。
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