JP3276925B2 - 負荷遮断ブッシング・インサート、負荷遮断コネクタ、及びこれらの組合せ - Google Patents
負荷遮断ブッシング・インサート、負荷遮断コネクタ、及びこれらの組合せInfo
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/53—Bases or cases for heavy duty; Bases or cases for high voltage with means for preventing corona or arcing
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/20—Coupling parts carrying sockets, clips or analogous contacts and secured only to wire or cable
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は負荷遮断コネクタに
関し、特に負荷遮断コネクタの開閉時(開時)にフラッ
シュオーバを防止する負荷遮断コネクタの改良に関す
る。
関し、特に負荷遮断コネクタの開閉時(開時)にフラッ
シュオーバを防止する負荷遮断コネクタの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】15および25KVの開閉装置と組み合
わせて使用する負荷遮断コネクタは、通常、一方端が電
力ケーブルを受け、別の端が負荷遮断ブッシング・イン
サートを受けるようになっている電力ケーブル用エルボ
・コネクタを含む。ブッシング・インサートを受けるよ
うになっている端は通常、ブッシング・インサート上に
成形されたフランジと締り嵌めするようエルボ・カフを
含む。このエルボ・カフとブッシング・インサートとの
間の締り嵌めにより、その間に水分と埃の密封を提供す
る。
わせて使用する負荷遮断コネクタは、通常、一方端が電
力ケーブルを受け、別の端が負荷遮断ブッシング・イン
サートを受けるようになっている電力ケーブル用エルボ
・コネクタを含む。ブッシング・インサートを受けるよ
うになっている端は通常、ブッシング・インサート上に
成形されたフランジと締り嵌めするようエルボ・カフを
含む。このエルボ・カフとブッシング・インサートとの
間の締り嵌めにより、その間に水分と埃の密封を提供す
る。
【0003】エルボ・カフは、ブッシング・インサート
の挿入時に排出される量の空気を有する空洞を形成す
る。取り外し操作時に負荷遮断コネクタの初期動作中、
エルボの空洞内にある空気の体積は増加するが、エルボ
・カフで遮断され、その結果、空洞内の圧力が低下す
る。空洞内の空気の絶縁耐力は、空気圧の低下とともに
低下する。これは過渡的状態であるが、取り外し操作の
臨界点で発生し、開放する境界面の絶縁破壊を招き、フ
ラッシュオーバまたは地絡アークを生じることがある。
フラッシュオーバの発生は、周囲温度、コネクタの物理
的分離と負荷遮断コネクタを通る正弦波電圧との間の時
間的関係など、他のパラメータも関係する。
の挿入時に排出される量の空気を有する空洞を形成す
る。取り外し操作時に負荷遮断コネクタの初期動作中、
エルボの空洞内にある空気の体積は増加するが、エルボ
・カフで遮断され、その結果、空洞内の圧力が低下す
る。空洞内の空気の絶縁耐力は、空気圧の低下とともに
低下する。これは過渡的状態であるが、取り外し操作の
臨界点で発生し、開放する境界面の絶縁破壊を招き、フ
ラッシュオーバまたは地絡アークを生じることがある。
フラッシュオーバの発生は、周囲温度、コネクタの物理
的分離と負荷遮断コネクタを通る正弦波電圧との間の時
間的関係など、他のパラメータも関係する。
【0004】接点が分離する前に負荷遮断コネクタの開
閉時にフラッシュオーバーを生じるもう一つの理由は、
ブッシング・インサートと電力ケーブルの接地用エルボ
との間の境界面に沿った空気の絶縁耐力の低下に帰せら
れる。前述したように、空気圧の低下は、エルボ・カフ
とブッシング・インサートのフランジとの間で密封され
た空洞によって一時的に形成される。空洞内の圧力が低
下すると、接続境界面に沿った空気の絶縁耐力が低下
し、フラッシュオーバをもたらす可能性がある。
閉時にフラッシュオーバーを生じるもう一つの理由は、
ブッシング・インサートと電力ケーブルの接地用エルボ
との間の境界面に沿った空気の絶縁耐力の低下に帰せら
れる。前述したように、空気圧の低下は、エルボ・カフ
とブッシング・インサートのフランジとの間で密封され
た空洞によって一時的に形成される。空洞内の圧力が低
下すると、接続境界面に沿った空気の絶縁耐力が低下
し、フラッシュオーバをもたらす可能性がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】したがって、コネクタ
の開閉時にフラッシュオーバの可能性を低下させる、ま
たはそれを防止する電力ケーブル・エルボと負荷遮断ブ
ッシング・インサートを含む負荷遮断コネクタ・システ
ムを設計すると有利である。
の開閉時にフラッシュオーバの可能性を低下させる、ま
たはそれを防止する電力ケーブル・エルボと負荷遮断ブ
ッシング・インサートを含む負荷遮断コネクタ・システ
ムを設計すると有利である。
【0006】
【目的】負荷をかけて取り外す時に、コネクタの境界面
でフラッシュオーバが発生するのを防止する負荷遮断コ
ネクタを提供することが、本発明の目的である。
でフラッシュオーバが発生するのを防止する負荷遮断コ
ネクタを提供することが、本発明の目的である。
【0007】その間の空気圧の低下と、その結果生じる
フラッシュオーバを招く空気の絶縁耐力の低下とを防止
するよう通気した変更境界面を有する電力ケーブル用エ
ルボ・コネクタと負荷遮断ブッシング・インサートとを
提供することが、本発明のさらなる目的である。
フラッシュオーバを招く空気の絶縁耐力の低下とを防止
するよう通気した変更境界面を有する電力ケーブル用エ
ルボ・コネクタと負荷遮断ブッシング・インサートとを
提供することが、本発明のさらなる目的である。
【0008】フラッシュオーバを回避するために、通電
状態のエルボの電極からブッシング・インサートの接地
電極までの距離を長くした電力ケーブル用エルボ・コネ
クタと負荷遮断ブッシング・インサートとを提供するこ
とが、本発明のさらに別の目的である。
状態のエルボの電極からブッシング・インサートの接地
電極までの距離を長くした電力ケーブル用エルボ・コネ
クタと負荷遮断ブッシング・インサートとを提供するこ
とが、本発明のさらに別の目的である。
【0009】アースまでのフラッシュオーバ距離を長く
するために、電極の一部が絶縁材料で覆われた電極また
はプローブを有する電力ケーブル用エルボ・コネクタを
提供することが、本発明のさらなる目的である。
するために、電極の一部が絶縁材料で覆われた電極また
はプローブを有する電力ケーブル用エルボ・コネクタを
提供することが、本発明のさらなる目的である。
【0010】ブッシング・インサートを受ける開口部
が、その上端に、エルボ・コネクタの導電インサート部
分内に配置された絶縁材料を含み、それによって通電状
態の電極とアースとの間の距離を長くする電力ケーブル
のエルボ・コネクタを提供することが、本発明のさらに
別の目的である。
が、その上端に、エルボ・コネクタの導電インサート部
分内に配置された絶縁材料を含み、それによって通電状
態の電極とアースとの間の距離を長くする電力ケーブル
のエルボ・コネクタを提供することが、本発明のさらに
別の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一形態による
と、負荷遮断コネクタ・アセンブリは、導体を受ける端
および負荷遮断ブッシング・インサート挿入端を有する
電力ケーブル・エルボと負荷遮断ブッシング・インサー
トとを含む。負荷遮断ブッシング・インサートは、それ
を通る軸方向のボアを有する絶縁外部筐体を含み、導電
部材が外部筐体の軸方向ボア内に配置され、外部筐体は
3区間で形成される。第1端区間は、ユニバーサル・ブ
ッシングの井筒に収まるような寸法で、第2端区間は電
力ケーブル用エルボ・コネクタに挿入されるような寸法
で、第3区間は第1および第2端区間より半径が大きい
中間の区間である。中間区間は、接地導体および第2端
区間と中間区間との間の肩部を取り付ける導電部分を含
むことが好ましい。エルボ・コネクタのエルボ・カフと
ブッシング・インサートの中間区間との間に形成された
空洞の圧力低下を防止するため、ブッシング・インサー
トの肩部は、外部筐体の中間区間の縦方向側面と肩部の
環状頂部表面を通気する手段を含む。
と、負荷遮断コネクタ・アセンブリは、導体を受ける端
および負荷遮断ブッシング・インサート挿入端を有する
電力ケーブル・エルボと負荷遮断ブッシング・インサー
トとを含む。負荷遮断ブッシング・インサートは、それ
を通る軸方向のボアを有する絶縁外部筐体を含み、導電
部材が外部筐体の軸方向ボア内に配置され、外部筐体は
3区間で形成される。第1端区間は、ユニバーサル・ブ
ッシングの井筒に収まるような寸法で、第2端区間は電
力ケーブル用エルボ・コネクタに挿入されるような寸法
で、第3区間は第1および第2端区間より半径が大きい
中間の区間である。中間区間は、接地導体および第2端
区間と中間区間との間の肩部を取り付ける導電部分を含
むことが好ましい。エルボ・コネクタのエルボ・カフと
ブッシング・インサートの中間区間との間に形成された
空洞の圧力低下を防止するため、ブッシング・インサー
トの肩部は、外部筐体の中間区間の縦方向側面と肩部の
環状頂部表面を通気する手段を含む。
【0012】通気手段は、外部筐体の肩部に形成した少
なくとも1つの通気溝、環状頂部表面から縦方向の側面
まで広がる少なくとも1本の貫通穴、肩部に形成した円
周方向の溝、または外部筐体の肩部に沿って円周方向に
間隔をあけた複数の隆起リブなど、幾つかの異なる方法
で形成することができる。さらに、エルボ・カフとブッ
シング・インサートの肩部との間に形成される空洞は、
その間の空洞を満たして、空洞のいかなる圧力低下も防
止するエラストマー製フラップを含むことができる。
なくとも1つの通気溝、環状頂部表面から縦方向の側面
まで広がる少なくとも1本の貫通穴、肩部に形成した円
周方向の溝、または外部筐体の肩部に沿って円周方向に
間隔をあけた複数の隆起リブなど、幾つかの異なる方法
で形成することができる。さらに、エルボ・カフとブッ
シング・インサートの肩部との間に形成される空洞は、
その間の空洞を満たして、空洞のいかなる圧力低下も防
止するエラストマー製フラップを含むことができる。
【0013】あるいは、電力ケーブル・エルボと負荷遮
断ブッシング・インサートとの組合せは、取り外し操作
中のフラッシュオーバを防止するため、通電状態の電極
からアースまでの距離を長くする手段を含むことができ
る。電力ケーブル用エルボ・コネクタは、導体を受ける
端、負荷遮断ブッシング・インサートを受ける端、およ
びケーブルを受ける端からブッシング・インサートを受
ける端まで延在する導電部材を含む。ブッシング・イン
サートを受ける端は、エルボ・カフに囲まれた開放端部
分を含む。負荷遮断ブッシング・インサートは、貫通す
る軸方向のボアを有する絶縁性外部筐体および軸方向ボ
ア内に配置された導電性部材を含む。外部筐体は電力ケ
ーブル・エルボ挿入端と、外部筐体の電力ケーブル・エ
ルボ挿入端より半径が大きい中間区間とを含む。外部筐
体は、ブッシング・インサートを電力ケーブル・エルボ
に挿入すると、エルボ・カフとの締り嵌めの密封関係を
提供するため、中間区間とエルボ挿入端との間に肩部を
含む。ブッシング・インサートの肩部は、空洞内の圧力
低下、およびその空気の絶縁耐力の低下によるフラッシ
ュオーバを防止するため、取り外し時にエルボ・カフと
ブッシング・インサートの肩部との間に規定された空洞
と、対合するエルボ・カフと肩部の外側の位置との間に
流体連絡を設けるよう、本発明による通気手段を含む。
断ブッシング・インサートとの組合せは、取り外し操作
中のフラッシュオーバを防止するため、通電状態の電極
からアースまでの距離を長くする手段を含むことができ
る。電力ケーブル用エルボ・コネクタは、導体を受ける
端、負荷遮断ブッシング・インサートを受ける端、およ
びケーブルを受ける端からブッシング・インサートを受
ける端まで延在する導電部材を含む。ブッシング・イン
サートを受ける端は、エルボ・カフに囲まれた開放端部
分を含む。負荷遮断ブッシング・インサートは、貫通す
る軸方向のボアを有する絶縁性外部筐体および軸方向ボ
ア内に配置された導電性部材を含む。外部筐体は電力ケ
ーブル・エルボ挿入端と、外部筐体の電力ケーブル・エ
ルボ挿入端より半径が大きい中間区間とを含む。外部筐
体は、ブッシング・インサートを電力ケーブル・エルボ
に挿入すると、エルボ・カフとの締り嵌めの密封関係を
提供するため、中間区間とエルボ挿入端との間に肩部を
含む。ブッシング・インサートの肩部は、空洞内の圧力
低下、およびその空気の絶縁耐力の低下によるフラッシ
ュオーバを防止するため、取り外し時にエルボ・カフと
ブッシング・インサートの肩部との間に規定された空洞
と、対合するエルボ・カフと肩部の外側の位置との間に
流体連絡を設けるよう、本発明による通気手段を含む。
【0014】ブッシング・インサートの中間区間は、接
地導体に取り付ける少なくとも1つの接地接続端子を有
する導電部分を含む。本発明によると、導電部分は、接
地接続端子と肩部との間を絶縁材料で部分的に被覆し、
これによって通電状態の電極からのアークがアースまで
進まねばならない距離を大きくする。あるいは、電力ケ
ーブル・エルボは、組立時にブッシング・インサートの
導電部材と電気的に接触するプローブまたは電極を含
む。プローブは、電力ケーブル・エルボとブッシング・
インサートを組み立てるとブッシング・インサート内に
延在するプローブを囲む絶縁材料を有する部分を含む。
したがって、アークが通電状態の電極からアースまで進
まねばならない距離は、プローブを囲む絶縁材料の長さ
だけ長くなる。さらに、電力ケーブル・エルボは、ブッ
シング・インサートを受ける空間の上端に、導電性イン
サートを含む。導電性インサートは、ブッシング・イン
サートを受ける空間の上部分に絶縁材料を含み、通電状
態の電極とアースとの間の距離を長くすることができ
る。
地導体に取り付ける少なくとも1つの接地接続端子を有
する導電部分を含む。本発明によると、導電部分は、接
地接続端子と肩部との間を絶縁材料で部分的に被覆し、
これによって通電状態の電極からのアークがアースまで
進まねばならない距離を大きくする。あるいは、電力ケ
ーブル・エルボは、組立時にブッシング・インサートの
導電部材と電気的に接触するプローブまたは電極を含
む。プローブは、電力ケーブル・エルボとブッシング・
インサートを組み立てるとブッシング・インサート内に
延在するプローブを囲む絶縁材料を有する部分を含む。
したがって、アークが通電状態の電極からアースまで進
まねばならない距離は、プローブを囲む絶縁材料の長さ
だけ長くなる。さらに、電力ケーブル・エルボは、ブッ
シング・インサートを受ける空間の上端に、導電性イン
サートを含む。導電性インサートは、ブッシング・イン
サートを受ける空間の上部分に絶縁材料を含み、通電状
態の電極とアースとの間の距離を長くすることができ
る。
【0015】電力ケーブル・エルボ・コネクタおよび負
荷遮断ブッシング・インサートを含む負荷遮断コネクタ
の好ましい形態、および本発明の他の実施例、目的、特
徴および利点は、例証的な実施例に関する詳細な記述を
添付図面とともに読むと明らかになる。
荷遮断ブッシング・インサートを含む負荷遮断コネクタ
の好ましい形態、および本発明の他の実施例、目的、特
徴および利点は、例証的な実施例に関する詳細な記述を
添付図面とともに読むと明らかになる。
【0016】
【実施例】図1および図2を参照すると、先行技術の負
荷遮断コネクタが図示されている。図1では、電力ケー
ブル・エルボ・コネクタ2が、ユニバーサル・ブッシン
グの井筒6に収まった負荷遮断ブッシング・インサート
4と結合した状態で図示されている。ブッシングの井筒
6は、装置の面板8上に据え付けられる。電力ケーブル
用エルボ・コネクタ2は、負荷遮断ブッシング・インサ
ート4を受け、開放受け端を囲むフランジまたはエルボ
・カフ10を有するようになっている第1端を含む。電
力ケーブル用エルボ・コネクタは、熱スティック操作を
行う開放アイ12、および適切な電圧感知装置とともに
使用する容量性結合端子である試験ポイント14も含
む。電力ケーブル受け端16は、電力ケーブル用エルボ
・コネクタとは反対の端に設けてある。
荷遮断コネクタが図示されている。図1では、電力ケー
ブル・エルボ・コネクタ2が、ユニバーサル・ブッシン
グの井筒6に収まった負荷遮断ブッシング・インサート
4と結合した状態で図示されている。ブッシングの井筒
6は、装置の面板8上に据え付けられる。電力ケーブル
用エルボ・コネクタ2は、負荷遮断ブッシング・インサ
ート4を受け、開放受け端を囲むフランジまたはエルボ
・カフ10を有するようになっている第1端を含む。電
力ケーブル用エルボ・コネクタは、熱スティック操作を
行う開放アイ12、および適切な電圧感知装置とともに
使用する容量性結合端子である試験ポイント14も含
む。電力ケーブル受け端16は、電力ケーブル用エルボ
・コネクタとは反対の端に設けてある。
【0017】図1および図2を参照すると、負荷遮断ブ
ッシング・インサートは、ブッシング・インサートの残
りの部分より大きい寸法を有する中間区間18を含む。
中間区間18は、中間区間と、電力ケーブル用エルボ・
コネクタ2に挿入される上区間22との間の変り目を形
成する肩部20を含む。コネクタの境界面の拡大断面図
である図2でさらに明瞭に図示されているように、エル
ボ・カフ10とブッシング・インサートの中間区間の側
部とは、その間の締り嵌めによって、水分および埃の密
封を行う。電力ケーブル用エルボ・コネクタが取り外し
操作中にブッシング・インサートから離れるよう初期移
動すると、エルボ・カフ10とブッシング・インサート
の肩部20とによって規定される空洞24は、容積が増
加する。エルボ・カフとブッシング・インサートの肩部
との間の密封により、空洞24内に圧力の低下が生じ
る。空洞24内の空気の絶縁耐力は、圧力の低下ととも
に低下する。これは過渡的状態であるが、このような絶
縁耐力の低下は、操作の臨界点で発生し、その結果、電
力ケーブル用エルボ・コネクタとブッシング・インサー
トの間で開放した境界面で絶縁破壊が発生し、フラッシ
ュオーバ、つまりアースへのアークを生じることがあ
る。このようなフラッシュオーバの発生は、大気温度、
コネクタの物理的分離と電圧との間の時間的関係など、
制御不可能なパラメータにも関連する。
ッシング・インサートは、ブッシング・インサートの残
りの部分より大きい寸法を有する中間区間18を含む。
中間区間18は、中間区間と、電力ケーブル用エルボ・
コネクタ2に挿入される上区間22との間の変り目を形
成する肩部20を含む。コネクタの境界面の拡大断面図
である図2でさらに明瞭に図示されているように、エル
ボ・カフ10とブッシング・インサートの中間区間の側
部とは、その間の締り嵌めによって、水分および埃の密
封を行う。電力ケーブル用エルボ・コネクタが取り外し
操作中にブッシング・インサートから離れるよう初期移
動すると、エルボ・カフ10とブッシング・インサート
の肩部20とによって規定される空洞24は、容積が増
加する。エルボ・カフとブッシング・インサートの肩部
との間の密封により、空洞24内に圧力の低下が生じ
る。空洞24内の空気の絶縁耐力は、圧力の低下ととも
に低下する。これは過渡的状態であるが、このような絶
縁耐力の低下は、操作の臨界点で発生し、その結果、電
力ケーブル用エルボ・コネクタとブッシング・インサー
トの間で開放した境界面で絶縁破壊が発生し、フラッシ
ュオーバ、つまりアースへのアークを生じることがあ
る。このようなフラッシュオーバの発生は、大気温度、
コネクタの物理的分離と電圧との間の時間的関係など、
制御不可能なパラメータにも関連する。
【0018】負荷をかけて電力ケーブル用エルボ・コネ
クタをブッシング・インサートから切り離した時に空気
の絶縁耐力の低下によって生じるフラッシュオーバを防
止するため、本発明は、エルボ・カフとブッシング・イ
ンサートの中間区間とによって生成された空洞24を通
気させるか、あるいは通電状態の電極とアースとの間の
距離を長くし、それによって圧力低下で減少した空気の
絶縁耐力を補償する構造を提供する。
クタをブッシング・インサートから切り離した時に空気
の絶縁耐力の低下によって生じるフラッシュオーバを防
止するため、本発明は、エルボ・カフとブッシング・イ
ンサートの中間区間とによって生成された空洞24を通
気させるか、あるいは通電状態の電極とアースとの間の
距離を長くし、それによって圧力低下で減少した空気の
絶縁耐力を補償する構造を提供する。
【0019】次に図3ないし図6を参照すると、本発明
は、電力ケーブル用エルボ・カフ10とブッシング・イ
ンサートの境界面によって規定された空洞を通気する手
段を提供する。特に、電力ケーブル用エルボ・コネクタ
をブッシング・インサート上に完全に据え付けると、エ
ルボ・カフがブッシング・インサートの中間区間18と
ともに密封状態を提供するよう通気手段を提供する。取
り外して電力ケーブル用エルボ・コネクタをブッシング
・インサートから離すと、通気手段が露出し、空洞を通
気して、空洞の圧力を周囲の空気圧と同等にする。
は、電力ケーブル用エルボ・カフ10とブッシング・イ
ンサートの境界面によって規定された空洞を通気する手
段を提供する。特に、電力ケーブル用エルボ・コネクタ
をブッシング・インサート上に完全に据え付けると、エ
ルボ・カフがブッシング・インサートの中間区間18と
ともに密封状態を提供するよう通気手段を提供する。取
り外して電力ケーブル用エルボ・コネクタをブッシング
・インサートから離すと、通気手段が露出し、空洞を通
気して、空洞の圧力を周囲の空気圧と同等にする。
【0020】特に、エルボ・カフ10とブッシング・イ
ンサートの境界面を示す部分断面図である図3を参照す
ると、ブッシング・インサートの肩部20が、ブッシン
グ・インサートの中間区間の傾斜した切取り部分を備え
る少なくとも1つの通気溝26を含むよう図示されてい
る。エルボ・カフ10が取り外し中にブッシング・イン
サートから離れると、通気溝26の下部分が大気圧に露
出し、空洞24との流体連絡を生じて、空洞内の圧力を
コネクタ・アセンブリを囲む大気圧と同等にする。した
がって、エルボ・カフとブッシング・インサートとの間
の水分および埃の初期密封は維持され、電力ケーブル用
エルボ・コネクタ2をブッシング・インサート4から取
り外すと、その間に形成された空洞が通気される。
ンサートの境界面を示す部分断面図である図3を参照す
ると、ブッシング・インサートの肩部20が、ブッシン
グ・インサートの中間区間の傾斜した切取り部分を備え
る少なくとも1つの通気溝26を含むよう図示されてい
る。エルボ・カフ10が取り外し中にブッシング・イン
サートから離れると、通気溝26の下部分が大気圧に露
出し、空洞24との流体連絡を生じて、空洞内の圧力を
コネクタ・アセンブリを囲む大気圧と同等にする。した
がって、エルボ・カフとブッシング・インサートとの間
の水分および埃の初期密封は維持され、電力ケーブル用
エルボ・コネクタ2をブッシング・インサート4から取
り外すと、その間に形成された空洞が通気される。
【0021】空洞24を通気する代替方法を、図4、図
5および図6に示し、これもエルボ・カフ10とブッシ
ング・インサートとの間の境界面の部分断面図である。
特に、図4は、ブッシング・インサートの頂部に沿って
円周方向の溝28を設けるよう階段状になったブッシン
グ・インサートの肩部を示す。取り外すと、円周方向の
溝28は空洞を外部の大気圧へと開き、空洞内の空気の
絶縁耐力の低下を防止する。
5および図6に示し、これもエルボ・カフ10とブッシ
ング・インサートとの間の境界面の部分断面図である。
特に、図4は、ブッシング・インサートの頂部に沿って
円周方向の溝28を設けるよう階段状になったブッシン
グ・インサートの肩部を示す。取り外すと、円周方向の
溝28は空洞を外部の大気圧へと開き、空洞内の空気の
絶縁耐力の低下を防止する。
【0022】図5は、ブッシング・インサートが、ブッ
シング・インサートの肩部20にほぼ形成された少なく
とも1つのリブ30を含む、さらなる代替実施例を示
す。特に、リブ30は、取り外すと、エルボ・カフ10
を半径方向外側に膨張させ、これによって空洞24がコ
ネクタ・アセンブリを囲む大気と流体連絡できるように
する。図6で示した、エルボ・カフとブッシング・イン
サートの間に形成された空洞を通気するさらなる代替実
施例は、ブッシング・インサートの側部から肩部の環状
頂部表面へと至る少なくとも1本の貫通穴32を含む。
取り外し操作で、貫通穴によって空洞24は外部空気へ
と通気することができ、空洞内の圧力低下を防止する。
シング・インサートの肩部20にほぼ形成された少なく
とも1つのリブ30を含む、さらなる代替実施例を示
す。特に、リブ30は、取り外すと、エルボ・カフ10
を半径方向外側に膨張させ、これによって空洞24がコ
ネクタ・アセンブリを囲む大気と流体連絡できるように
する。図6で示した、エルボ・カフとブッシング・イン
サートの間に形成された空洞を通気するさらなる代替実
施例は、ブッシング・インサートの側部から肩部の環状
頂部表面へと至る少なくとも1本の貫通穴32を含む。
取り外し操作で、貫通穴によって空洞24は外部空気へ
と通気することができ、空洞内の圧力低下を防止する。
【0023】上記の方法はそれぞれ、負荷遮断ブッシン
グ・インサートを変形し、ブッシング・インサートとエ
ルボ・カフとの間に形成された空洞を通気することがで
きる。あるいは、電力ケーブル用エルボ・コネクタ2
は、空洞内の空気圧の低下を防止するよう変形してもよ
い。エルボ・カフとブッシング・インサートの境界面で
は、水分と埃の密封状態を維持すると有利である。した
がって、エルボ・カフを取り除くと空洞に圧力が蓄積す
るのが防止されるが、境界面の基部に水分および埃も蓄
積することができ、フラッシュオーバの状態を招くこと
がある。図6で示すように、実行可能な解決法は、ブッ
シング・インサートの貫通穴を削除し、取り外し操作時
に空洞を効果的になくして膨張するエラストマー材料を
空洞内に配置することである。当然、エラストマー材料
は、電力ケーブルのエルボ・コネクタが組立時に境界面
を逆戻りさせないよう、空洞を満たすがブッシング・イ
ンサートの境界面に不当な力をかけないよう設計され
る。
グ・インサートを変形し、ブッシング・インサートとエ
ルボ・カフとの間に形成された空洞を通気することがで
きる。あるいは、電力ケーブル用エルボ・コネクタ2
は、空洞内の空気圧の低下を防止するよう変形してもよ
い。エルボ・カフとブッシング・インサートの境界面で
は、水分と埃の密封状態を維持すると有利である。した
がって、エルボ・カフを取り除くと空洞に圧力が蓄積す
るのが防止されるが、境界面の基部に水分および埃も蓄
積することができ、フラッシュオーバの状態を招くこと
がある。図6で示すように、実行可能な解決法は、ブッ
シング・インサートの貫通穴を削除し、取り外し操作時
に空洞を効果的になくして膨張するエラストマー材料を
空洞内に配置することである。当然、エラストマー材料
は、電力ケーブルのエルボ・コネクタが組立時に境界面
を逆戻りさせないよう、空洞を満たすがブッシング・イ
ンサートの境界面に不当な力をかけないよう設計され
る。
【0024】前述したように、電力ケーブルのエルボ・
コネクタを負荷遮断ブッシングから取り外す時にフラッ
シュオーバを防止するさらに別の代替方法は、通電状態
の電極とアースとの間の距離を長くする必要がある。負
荷遮断ブッシング・インサート4とユニバーサル・ブッ
シングの井筒6との断面図である図7を参照すると、プ
ローブ挿入端36から接地電極38までの接地距離が、
接地電極38の大部分の周囲に絶縁層40の層を加える
ことによって長くなる。負荷遮断ブッシング・インサー
ト4は、通電路42と、ブッシング・インサートをブッ
シングの井筒6に結合するフランジとを含む。先行技術
の装置では、接地電極38がブッシング・インサートの
中間区間18のほぼ全長にわたって延在する。したがっ
て、接地電極から通電状態のプローブ電極までの距離
は、基本的にブッシング・インサートの肩部からプロー
ブ挿入端36までの距離を含む。
コネクタを負荷遮断ブッシングから取り外す時にフラッ
シュオーバを防止するさらに別の代替方法は、通電状態
の電極とアースとの間の距離を長くする必要がある。負
荷遮断ブッシング・インサート4とユニバーサル・ブッ
シングの井筒6との断面図である図7を参照すると、プ
ローブ挿入端36から接地電極38までの接地距離が、
接地電極38の大部分の周囲に絶縁層40の層を加える
ことによって長くなる。負荷遮断ブッシング・インサー
ト4は、通電路42と、ブッシング・インサートをブッ
シングの井筒6に結合するフランジとを含む。先行技術
の装置では、接地電極38がブッシング・インサートの
中間区間18のほぼ全長にわたって延在する。したがっ
て、接地電極から通電状態のプローブ電極までの距離
は、基本的にブッシング・インサートの肩部からプロー
ブ挿入端36までの距離を含む。
【0025】本発明は、接地電極の大部分を絶縁層40
で覆うことによって、通電状態の電極から接地電極まで
のこのフラッシュオーバ距離を長くする。したがって、
フラッシュオーバ距離は肩部20からほぼ接地電極38
の接地アイ46まで長くなる。接地アイ46は、接地導
体の取付けを便利にする。負荷遮断ブッシング・インサ
ートの絶縁部分に適切な材料は、当技術分野で知られ、
EPEM絶縁体と呼ばれる過酸化物硬化性合成ゴムであ
る。さらに、接地電極は成形した導電性EPDMから形
成してもよい。
で覆うことによって、通電状態の電極から接地電極まで
のこのフラッシュオーバ距離を長くする。したがって、
フラッシュオーバ距離は肩部20からほぼ接地電極38
の接地アイ46まで長くなる。接地アイ46は、接地導
体の取付けを便利にする。負荷遮断ブッシング・インサ
ートの絶縁部分に適切な材料は、当技術分野で知られ、
EPEM絶縁体と呼ばれる過酸化物硬化性合成ゴムであ
る。さらに、接地電極は成形した導電性EPDMから形
成してもよい。
【0026】あるいは、電力ケーブル用エルボ・コネク
タ2は、先行技術のエルボから変形して、通電状態の電
極とアースとの間の距離を長くすることができる。図8
は、本発明による変形した電力ケーブル・エルボの断面
図である。電力ケーブル用エルボ・コネクタ2は、導体
50を内部に有する導体受け端51を含む。電力ケーブ
ル・エルボの他方端は負荷遮断ブッシング・インサート
受け端で、これはブッシング受け端の中心の開口部に配
置されたプローブまたは通電状態の電極52を有する。
プローブ52は、ケーブル・コネクタを介してケーブル
50に接続される。電力ケーブル・エルボは、導電性E
PDMから形成された遮蔽材54を含む。遮蔽材54の
内部で、電力ケーブル・エルボは、ブッシング・インサ
ート受け口51を規定する絶縁性の内部筐体56を備え
る。
タ2は、先行技術のエルボから変形して、通電状態の電
極とアースとの間の距離を長くすることができる。図8
は、本発明による変形した電力ケーブル・エルボの断面
図である。電力ケーブル用エルボ・コネクタ2は、導体
50を内部に有する導体受け端51を含む。電力ケーブ
ル・エルボの他方端は負荷遮断ブッシング・インサート
受け端で、これはブッシング受け端の中心の開口部に配
置されたプローブまたは通電状態の電極52を有する。
プローブ52は、ケーブル・コネクタを介してケーブル
50に接続される。電力ケーブル・エルボは、導電性E
PDMから形成された遮蔽材54を含む。遮蔽材54の
内部で、電力ケーブル・エルボは、ブッシング・インサ
ート受け口51を規定する絶縁性の内部筐体56を備え
る。
【0027】先行技術の装置では、電力ケーブル用エル
ボ・コネクタは、ブッシング・インサート受け空間の上
部分およびケーブルの接続部分62を囲む導電性インサ
ートを含む。通電状態の電極またはプローブ52と、ブ
ッシング・インサート上に配置されてエルボ・カフ10
の近傍に位置するアースとの間の距離を長くするため、
本発明は通電状態の電極の一部を覆う絶縁層を加える。
第1の実施例では、絶縁部分60を、導電性インサート
58内にあるブッシング・インサート受け口の上端に設
ける。絶縁部分60は、ケーブル50を受ける圧縮ラグ
62から、ブッシング・インサート固定溝と嵌合してブ
ッシング・インサートの接続部を電力ケーブルのエルボ
・コネクタ内に固定する固定リング64の下の位置まで
延在する。したがって、フラッシュオーバが発生するた
めには、アークは絶縁層60上に延び、さらに絶縁層5
6上を延びてブッシング・インサートの接地電極に到達
しなければならない。
ボ・コネクタは、ブッシング・インサート受け空間の上
部分およびケーブルの接続部分62を囲む導電性インサ
ートを含む。通電状態の電極またはプローブ52と、ブ
ッシング・インサート上に配置されてエルボ・カフ10
の近傍に位置するアースとの間の距離を長くするため、
本発明は通電状態の電極の一部を覆う絶縁層を加える。
第1の実施例では、絶縁部分60を、導電性インサート
58内にあるブッシング・インサート受け口の上端に設
ける。絶縁部分60は、ケーブル50を受ける圧縮ラグ
62から、ブッシング・インサート固定溝と嵌合してブ
ッシング・インサートの接続部を電力ケーブルのエルボ
・コネクタ内に固定する固定リング64の下の位置まで
延在する。したがって、フラッシュオーバが発生するた
めには、アークは絶縁層60上に延び、さらに絶縁層5
6上を延びてブッシング・インサートの接地電極に到達
しなければならない。
【0028】あるいは、通電状態の電極52とブッシン
グ・インサートの接地電極38との間の距離は、通電状
態の電極またはプローブ52の一部を覆ってフラッシュ
オーバ距離を長くすることによって、さらに長くするこ
とができる。図8で図示するように、プローブ52は、
その上部を囲む絶縁層66を有する上部を含む。したが
って、フラッシュオーバが発生するためには、アークは
まず、電極66の上部を囲む絶縁材を横断し、次に導電
性インサート58内の上部絶縁部分60および絶縁材料
56とを横断して、ブッシング・インサート上の接地電
極38に到達しなければならない。したがって、フラッ
シュオーバ距離は、絶縁材料が電極を覆う距離だけ、さ
らにブッシング・インサート受け口の頂部から導電性イ
ンサートの底部までの距離だけ長くなり、後者の距離
は、先行技術では導電路であった。当然、電力ケーブル
のエルボ・コネクタは、プローブ絶縁体66、導電性イ
ンサート内の絶縁材料60、またはその両方の組合せに
よって変形し、通電状態の電極とアースとの間の距離を
長くすることができる。フラッシュオーバ距離を長くす
ることにより、境界面の周囲の空気の絶縁耐力が低下す
るために、電力ケーブルのエルボ・コネクタ2と負荷遮
断ブッシング・インサート4との間の密封境界面の周囲
の空気圧が低下するためにフラッシュオーバが発生する
可能性は、大幅に低下する。
グ・インサートの接地電極38との間の距離は、通電状
態の電極またはプローブ52の一部を覆ってフラッシュ
オーバ距離を長くすることによって、さらに長くするこ
とができる。図8で図示するように、プローブ52は、
その上部を囲む絶縁層66を有する上部を含む。したが
って、フラッシュオーバが発生するためには、アークは
まず、電極66の上部を囲む絶縁材を横断し、次に導電
性インサート58内の上部絶縁部分60および絶縁材料
56とを横断して、ブッシング・インサート上の接地電
極38に到達しなければならない。したがって、フラッ
シュオーバ距離は、絶縁材料が電極を覆う距離だけ、さ
らにブッシング・インサート受け口の頂部から導電性イ
ンサートの底部までの距離だけ長くなり、後者の距離
は、先行技術では導電路であった。当然、電力ケーブル
のエルボ・コネクタは、プローブ絶縁体66、導電性イ
ンサート内の絶縁材料60、またはその両方の組合せに
よって変形し、通電状態の電極とアースとの間の距離を
長くすることができる。フラッシュオーバ距離を長くす
ることにより、境界面の周囲の空気の絶縁耐力が低下す
るために、電力ケーブルのエルボ・コネクタ2と負荷遮
断ブッシング・インサート4との間の密封境界面の周囲
の空気圧が低下するためにフラッシュオーバが発生する
可能性は、大幅に低下する。
【0029】変形ブッシング・インサートおよび変形電
力ケーブル用エルボ・コネクタを含む、本発明の負荷遮
断コネクタ・アセンブリは、取り外し操作時にフラッシ
ュオーバが発生する可能性が大幅に低下させる。フラッ
シュオーバは、ブッシング・インサートと電力ケーブル
用エルボ・コネクタとの間の締り嵌め境界面に通気カフ
を設けるか、アークがフラッシュオーバを防止するため
にアースまで進行しなければならないフラッシュオーバ
距離を増加させることにより防止される。フラッシュオ
ーバ距離は、絶縁材料を通電状態の電極、導電性インサ
ート内、またはその両方に設けることによって長くする
ことができる。
力ケーブル用エルボ・コネクタを含む、本発明の負荷遮
断コネクタ・アセンブリは、取り外し操作時にフラッシ
ュオーバが発生する可能性が大幅に低下させる。フラッ
シュオーバは、ブッシング・インサートと電力ケーブル
用エルボ・コネクタとの間の締り嵌め境界面に通気カフ
を設けるか、アークがフラッシュオーバを防止するため
にアースまで進行しなければならないフラッシュオーバ
距離を増加させることにより防止される。フラッシュオ
ーバ距離は、絶縁材料を通電状態の電極、導電性インサ
ート内、またはその両方に設けることによって長くする
ことができる。
【0030】本発明の例証的な実施例について、添付図
面を参照しながら述べてきたが、本発明はこれらの正確
な実施例に制限されるものではなく、本発明の範囲また
は精神から逸脱することなく、当業者には種々の他の変
更および修正が実行できることが理解される。
面を参照しながら述べてきたが、本発明はこれらの正確
な実施例に制限されるものではなく、本発明の範囲また
は精神から逸脱することなく、当業者には種々の他の変
更および修正が実行できることが理解される。
【図1】先行技術の負荷遮断コネクタ、つまり電力ケー
ブル・エルボ、負荷遮断ブッシング・インサートおよび
ユニバーサル・ブッシングの井筒の側面図である。
ブル・エルボ、負荷遮断ブッシング・インサートおよび
ユニバーサル・ブッシングの井筒の側面図である。
【図2】図1に示す先行技術の電力ケーブル・エルボと
負荷遮断ブッシング・インサートの間の対合境界面の拡
大断面図である。
負荷遮断ブッシング・インサートの間の対合境界面の拡
大断面図である。
【図3】本発明により形成された通気溝を含む変形負荷
遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル用エルボ・
コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図である。
遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル用エルボ・
コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図である。
【図4】本発明により形成された円周方向の通気溝を含
む変形負荷遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル
用エルボ・コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図で
ある。
む変形負荷遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル
用エルボ・コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図で
ある。
【図5】本発明により形成された隆起リブを含む変形負
荷遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル用エルボ
・コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図である。
荷遮断ブッシング・インサートと電力ケーブル用エルボ
・コネクタとの間の対合境界面の拡大断面図である。
【図6】本発明により形成された貫通穴の通気口または
エラストマーのフラップを含む変形負荷遮断ブッシング
・インサートと電力ケーブル用エルボ・コネクタとの間
の対合境界面の拡大断面図である。
エラストマーのフラップを含む変形負荷遮断ブッシング
・インサートと電力ケーブル用エルボ・コネクタとの間
の対合境界面の拡大断面図である。
【図7】本発明により形成された接地電極の大部分を覆
う絶縁材料を含む負荷遮断ブッシング・インサートとユ
ニバーサル・ブッシングの井筒の拡大断面図である。
う絶縁材料を含む負荷遮断ブッシング・インサートとユ
ニバーサル・ブッシングの井筒の拡大断面図である。
【図8】負荷遮断ブッシングを受ける空間の上部分の導
電性インサート内に絶縁材料および絶縁性コーティング
を有する電極を含む、変形電力ケーブル用エルボ・コネ
クタの断面図である。
電性インサート内に絶縁材料および絶縁性コーティング
を有する電極を含む、変形電力ケーブル用エルボ・コネ
クタの断面図である。
2 電力ケーブル用エルボ・コネクタ 4 負荷遮断ブッシング・インサート 6 井筒 8 面板 10 エルボ・カフ 12 開放アイ 14 試験ポイント 16 電力ケーブル受け端 18 中間区間 20 肩部 22 上部区間 24 空洞 26 通気溝 28 円周方向の溝 30 リブ 32 貫通穴 36 プローブ挿入端 38 接地電極 40 絶縁層 42 通電路 46 接地アイ 50 導体 51 導体受け端 52 プローブ 54 遮蔽材 56 筐体 58 導電性インサート 60 絶縁層 62 接続部分 64 絶縁層 66 絶縁層
Claims (14)
- 【請求項1】 負荷遮断ブッシング・インサートであっ
て、 貫通する軸方向のボアを有する絶縁性外部筐体と、 筐体の軸方向ボア内に配置された導電性部材とを備え、 外部筐体が3つの区間を含み、第1端区間はブッシング
の井筒内に密封される寸法で、第2端区間は電力ケーブ
ル用エルボ・コネクタに挿入されるような寸法で、中間
区間は第1および第2端区間より半径が大きく、中間区
間は、接地導体を取り付ける導電部分を含み、外部筐体
が、第2端区間と中間区間との間に肩部を有し、肩部
が、筐体の中間区間の縦方向側面と肩部の環状頂部表面
を通気する手段を含む負荷遮断ブッシング・インサー
ト。 - 【請求項2】 通気手段が、外部筐体の肩部に形成され
た少なくとも1本の通気溝を含む、請求項1に記載の負
荷遮断ブッシング・インサート。 - 【請求項3】 通気手段が、環状頂部表面から縦方向側
面まで延びる少なくとも1本の貫通穴を含む、請求項1
に記載の負荷遮断ブッシング・インサート。 - 【請求項4】 通気手段が、外部筐体の肩部に形成され
た円周方向の溝を含む、請求項1に記載の負荷遮断ブッ
シング・インサート。 - 【請求項5】 通気手段が、外部筐体の肩部に沿って円
周方向に間隔をあけた複数の隆起リブを含む、請求項1
に記載の負荷遮断ブッシング・インサート。 - 【請求項6】 中間区間の導電性部分が、少なくとも1
つの接地接続端子を含み、導電性部分が、接地接続端子
と肩部との間で、部分的に絶縁層に覆われる、請求項1
に記載の負荷遮断ブッシング・インサート。 - 【請求項7】 電力ケーブル用エルボ・コネクタと負荷
遮断ブッシング・インサートとの組合せにおいて、 電力ケーブル用エルボ・コネクタは、導体受け端および
負荷遮断ブッシング・インサート受け端を含み、エルボ
・コネクタがさらに、ケーブル受け端からブッシング・
インサート受け端へと延在する導電性部材を含み、ブッ
シング・インサート受け端が、エルボ・カフに囲まれた
開放端部分を含み、 負荷遮断ブッシング・インサートは、貫通する軸方向の
ボアを有する絶縁性外部筐体と、軸方向ボア内に配置さ
れた導電性部材とを含み、外部筐体が、電力ケーブル・
エルボ挿入端と、外部筐体の電力ケーブル・エルボ挿入
端より半径方向に大きい寸法の中間区間とを含み、外部
筐体は、中間区間とエルボ挿入端との間に肩部を有し
て、ブッシング・インサートの電力ケーブル用エルボ・
コネクタへの挿入時にエルボ・カフとの締り嵌め密封関
係を提供し、ブッシング・インサートの肩部が、取り外
し時にエルボ・カフと肩部との間で規定される空間と、
対合するエルボ・カフとインサートの肩部との外側の位
置との間に流体連絡を設けて、空洞内の空気の絶縁耐力
の低下による空洞内の圧力低下およびフラッシュオーバ
を防止する組合せ。 - 【請求項8】 ブッシング・インサート手段の中間区間
が、接地導体を取り付ける少なくとも1つの接地接続端
子を有し、さらに、導電性部分が、接地接続端子と肩部
との間で部分的に絶縁層で覆われる、請求項7に記載の
組合せ。 - 【請求項9】 電力ケーブル用エルボ・コネクタの導電
性部材が、組立時にブッシング・インサートの導電性部
材と接触するプローブを含み、プローブが、電力ケーブ
ル・エルボとブッシング・インサートの組立時にブッシ
ング・インサート内に延在するプローブを囲む絶縁層を
有する部分を含む、請求項7に記載の組合せ。 - 【請求項10】 電力ケーブル・エルボのブッシング・
インサート挿入端が、ブッシング・インサートの挿入端
と嵌合する導電性インサートに囲まれた絶縁層を含む、
請求項7に記載の組合せ。 - 【請求項11】 通気手段が、外部筐体の肩部に形成さ
れた少なくとも1本の通気溝を含む、請求項7に記載の
組合せ。 - 【請求項12】 通気手段が、縦方向側面の環状頂部表
面から延びる少なくとも1本の貫通穴を含む、請求項7
に記載の組合せ。 - 【請求項13】 通気手段が、外部筐体の肩部に形成さ
れた円周方向の溝を含む、請求項7に記載の組合せ。 - 【請求項14】 通気手段が、外部筐体の肩部に沿って
円周方向に間隔をあけた複数の隆起リブを含む、請求項
7に記載の組合せ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/902,749 US5957712A (en) | 1997-07-30 | 1997-07-30 | Loadbreak connector assembly which prevents switching flashover |
US08/902749 | 1997-07-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11150851A JPH11150851A (ja) | 1999-06-02 |
JP3276925B2 true JP3276925B2 (ja) | 2002-04-22 |
Family
ID=25416349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21531398A Expired - Fee Related JP3276925B2 (ja) | 1997-07-30 | 1998-07-30 | 負荷遮断ブッシング・インサート、負荷遮断コネクタ、及びこれらの組合せ |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5957712A (ja) |
JP (1) | JP3276925B2 (ja) |
KR (1) | KR19990014293A (ja) |
CA (1) | CA2244379C (ja) |
TW (1) | TW432751B (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US7642465B2 (en) * | 1994-06-20 | 2010-01-05 | Cooper Technologies Company | Visual latching indicator arrangement for an electrical bushing and terminator |
US6984791B1 (en) | 1993-03-19 | 2006-01-10 | Cooper Technologies Company | Visual latching indicator arrangement for an electrical bushing and terminator |
US6213799B1 (en) | 1998-05-27 | 2001-04-10 | Hubbell Incorporated | Anti-flashover ring for a bushing insert |
US6256852B1 (en) | 1999-01-21 | 2001-07-10 | Hubbell Incorporated | Anti-flashover ring installation tool and method for using the same |
US6453776B1 (en) | 2001-03-14 | 2002-09-24 | Saskatchewan Power Corporation | Separable loadbreak connector flashover inhibiting cuff venting tool |
US6922888B2 (en) * | 2001-05-25 | 2005-08-02 | Speed Systems Inc. | Loadbreak elbow pulling tool apparatus |
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US6790063B2 (en) | 2002-05-16 | 2004-09-14 | Homac Mfg. Company | Electrical connector including split shield monitor point and associated methods |
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US6811418B2 (en) * | 2002-05-16 | 2004-11-02 | Homac Mfg. Company | Electrical connector with anti-flashover configuration and associated methods |
US6905356B2 (en) * | 2002-05-16 | 2005-06-14 | Homac Mfg. Company | Electrical connector including thermoplastic elastomer material and associated methods |
US6796820B2 (en) * | 2002-05-16 | 2004-09-28 | Homac Mfg. Company | Electrical connector including cold shrink core and thermoplastic elastomer material and associated methods |
US7104823B2 (en) * | 2002-05-16 | 2006-09-12 | Homac Mfg. Company | Enhanced separable connector with thermoplastic member and related methods |
US7182647B2 (en) * | 2004-11-24 | 2007-02-27 | Cooper Technologies Company | Visible break assembly including a window to view a power connection |
US7083450B1 (en) * | 2005-06-07 | 2006-08-01 | Cooper Technologies Company | Electrical connector that inhibits flashover |
US7572133B2 (en) | 2005-11-14 | 2009-08-11 | Cooper Technologies Company | Separable loadbreak connector and system |
US7501598B2 (en) * | 2006-05-31 | 2009-03-10 | Thomas & Betts International, Inc. | Connector system for an insulated switch with provision for grounding and visible break |
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US7520773B2 (en) * | 2007-01-08 | 2009-04-21 | Thomas & Betts International, Inc. | Flap seating indicator |
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