JP3276809B2 - 画像形成装置及びその製造方法 - Google Patents

画像形成装置及びその製造方法

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JP3276809B2 JP14643795A JP14643795A JP3276809B2 JP 3276809 B2 JP3276809 B2 JP 3276809B2 JP 14643795 A JP14643795 A JP 14643795A JP 14643795 A JP14643795 A JP 14643795A JP 3276809 B2 JP3276809 B2 JP 3276809B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ、プ
ロッタ、ファクシミリなどに利用し得る画像形成装置及
びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の1つとして、複数
の小さな孔(以下、アパチャと称する)を有した記録電
極たるアパチャ電極体に画像信号による駆動信号を印加
することにより、トナー粒子のアパチャ通過を制御し、
通過したトナー粒子により印字用紙等の画像記録媒体上
に画像を得る画像形成装置が、特開平6−155798
号公報等において開示されている。
【0003】このような画像形成装置は、図2に示すよ
うに、アパチャ電極体1を挟んで、トナー担持ローラ1
4と画像記録媒体20とを対向させ、さらに、画像記録
媒体20の背面に背面電極ローラ22を設けた構成とな
っている。また、この画像形成装置では、アパチャ電極
体1は、図3に示すように、厚さ25μポリイミド製の
絶縁シート2に直径100μmの複数のアパチャ6が、
アパチャ電極体1の長手方向に一列に形成され、当該ア
パチャ6の周囲に厚さ1μm、幅20μmの銅箔からな
る制御電極4が各々形成されている。このアパチャ電極
体1は、図2に示すように、制御電極4が設けられてい
る面を画像記録媒体20に対向して配置されている。こ
の画像形成装置では、制御電極4に制御電圧印加回路8
から画像信号に応じた制御電圧を印加して、トナー担持
ローラ14が担持するトナー16の飛翔を制御し、画像
記録媒体20上に画像を形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の画像形成装置では、アパチャ電極体が非
常に微細な構成となるため、製造上大きな問題があっ
た。すなわち、基材上に形成されたアパチャから制御電
圧印加回路までのばされた制御電極を含む配線部におい
て、隣接する配線間が短絡してしまう場合がある。
【0005】そして、隣接する配線間に短絡が発生する
と、制御電圧印加回路の本来電圧がかかっていない出力
端子に電圧が印可されてしう場合があり、制御電圧印加
回路の駆動ICが破壊されてしまうという問題点があ
る。そして、駆動ICが破壊されると、交換して実装す
るしかなく、リペアにかかる時間・手間・コストは多大
であり大きな問題となっていた。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、隣接する制御電極部間に短絡が
発生した場合でも制御電圧印加回路の破壊を防止するこ
とが可能な画像形成装置を提供することを目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の請求項1記載の画像形成装置は、複数の荷電
粒子通過部が形成されると共に各荷電粒子通過部に対応
する複数の制御電極部を有する電極アレーと、その電極
アレーの各制御電極部に電圧を印加するために各制御電
極部と接続する複数の出力端子を有する電界制御手段と
を備えた画像形成装置において、複数の制御電極部のう
ち、隣接する制御電極部と短絡した2個以上の制御電極
部の1個の制御電極部のみを電界制御手段の出力端子に
接続している。
【0008】また、請求項2記載の画像形成装置の製造
方法は、複数の荷電粒子通過部が形成されると共に各荷
電粒子通過部に対応する複数の制御電極部を有する電極
アレーと、その電極アレーの各制御電極部に電圧を印加
するために各制御電極部に対応する複数の出力端子を有
する電界制御手段とを備えた画像形成装置の製造方法に
おいて、複数の制御電極部のうち、隣接する制御電極部
に短絡した制御電極部を検出するステップと、各制御電
極部と各出力端子とを接続すると共に短絡が検出された
少なくとも2個の制御電極部を1個の出力端子に接続す
るステップとを備えている。
【0009】そして、請求項3記載の画像形成装置は、
複数の荷電粒子通過部が形成されると共に各荷電粒子通
過部に対応する複数の制御電極部を有する電極アレー
と、その電極アレーの各制御電極部に電圧を印加するた
めに各制御電極部と接続する複数の出力端子を有する電
界制御手段とを備えた画像形成装置において、複数の制
御電極部のうち、隣接する制御電極部と短絡した制御電
極部以外の制御電極部のみを電界制御手段の出力端子に
接続している。
【0010】更に、請求項4記載の画像形成装置は、複
数の荷電粒子通過部が形成されると共に各荷電粒子通過
部に対応する複数の制御電極部を有する電極アレーと、
その電極アレーの各制御電極部に電圧を印加するための
電界制御手段とを備えた画像形成装置において、電界制
御手段が、複数の制御電極部のうち少なくとも2個以上
の短絡した制御電極部に常に同じ電圧を印加する。
【0011】
【作用】上記の構成を有する本発明の請求項1記載の画
像形成装置においては、複数の制御電極部のうち、隣接
する制御電極部と短絡した2個以上の制御電極部の1個
の制御電極部のみが電界制御手段の出力端子に接続され
ており、電界制御手段が2個以上の制御電極部に接続さ
れた出力端子からそれらの制御電極部に電圧を印加す
る。
【0012】また、請求項2記載の画像形成装置の製造
方法においては、隣接する制御電極部に短絡した制御電
極部を検出し、各制御電極部と各出力端子とを接続する
と共に短絡が検出された少なくとも2個の制御電極部を
1個の出力端子に接続する。
【0013】そして、請求項3記載の画像形成装置にお
いては、隣接する制御電極部と短絡した制御電極部以外
の制御電極部が電界制御手段の出力端子に接続されてお
り、電界制御手段が短絡した制御電極部以外の制御電極
部に出力端子から電圧を印加する。
【0014】更に、請求項4記載の画像形成装置におい
ては、電界制御手段が複数の制御電極部のうち少なくと
も2個以上の短絡した制御電極部に常に同じ電圧を印加
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照しながら説明する。
【0016】先ず、図2を参照して本実施例の画像形成
装置の全体の構成について説明する。尚、本実施例にお
いて、従来技術と同一の部材については同一の符号を付
し、その詳細な説明は省略する。
【0017】画像形成装置は、その下部にトナー供給装
置10が設けられ、トナー供給装置10の上部には、ト
ナー流の制御を行う電極アレーとしてのアパチャ電極体
1が設けられている。このアパチャ電極体1の上方に
は、当該アパチャ電極体1と1mmの間隔を保持して背
面電極ローラ22が配設されている。前記アパチャ電極
1と背面電極ローラ22の間隙には、トナーにより画像
が形成される画像記録媒体20が矢印方向に挿入搬送さ
れる。前記背面電極ローラ22の矢印方向への回動によ
って搬送される画像記録媒体20の搬送方向上には、画
像を画像記録媒体20に定着させる定着装置26が配設
されている。
【0018】次に、各電極の制御装置について説明す
る。図2に示すように、前記制御電極4とトナー担持ロ
ーラ14の間には、制御電圧印加回路8が接続されてい
る。この制御電圧印加回路8は、図示しない画像信号受
信手段から送られてくる画像信号に基いて制御電極4に
対して−30V、もしくは+30Vの電圧を印加するよ
うに構成されている。尚、図示しない画像信号受信手段
は、外部のコンピュータや画像読取装置や画像通信装置
等に接続されいる。
【0019】さらに、前記背面電極ローラ22とトナー
担持ローラ14との間には直流電源24が接続されてお
り、この直流電源24は前記背面電極ローラ22に対し
て+1kVの電圧を印加し得るようになっている。
【0020】次に、アパチャ電極体1について図面を参
照して説明する。
【0021】前記アパチャ電極体1は、図3に示すよう
に厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2から構成
され、その絶縁シート2には、一辺が60μmの四角形
をした複数の荷電粒子通過部としてのアパチャ6がアパ
チャ電極体1の長手方向に一列に形成されている。ま
た、そのアパチャ6の周囲には、厚さ8μmの銅箔から
なるストライプ状の制御電極4が各アパチャ6毎に形成
されている。ここで、アパチャ6は必ずしも図3に示す
ように四角形に限られるものではなく、例えば、直径6
0μmの円形でもよく、その他、楕円形、三角形、平行
四辺形等の形状のものでもよい。
【0022】更に、図4に示すように各制御電極4には
複数の導線3の一端がそれぞれ接続され、その導線3の
他端には制御電圧印加回路8の一部を構成する駆動IC
5が設けられている。従って、制御電極4と導線3とで
本発明の制御電極部を構成し、制御電圧印加回路8及び
駆動IC5が電界制御手段を構成している。
【0023】次に、本実施例の画像形成装置のアパチャ
電極体1を作成する時に、制御電極4または、導線3が
隣接する制御電極4または、導線3と短絡した場合につ
いて図1を参照して説明する。
【0024】図1は1つの駆動IC5とその駆動IC5
各出力端子31に接続される制御電極4及び導線3の関
係を示す平面図である。
【0025】そして、図1に示すように本実施例におい
ては、隣接する制御電極4Aと制御電極4Bとの間に短
絡部7が発生している。このような短絡は、基板の製造
時に時々発生する不良である。このような不良個所の発
生は、制御電極4にチェッカーのプローブを当ててテス
トすることにより、その発生箇所を特定することができ
る。
【0026】次に、制御電極4の短絡状態に応じて駆動
IC5の出力端子31へのボンディングを決定する。す
なわち、駆動IC5の各出力端子31に対し、ボンディ
ングワイヤー32によりボンディングを行うかどうかを
選別して実行する。本実施例においては、隣接する制御
電極4と短絡していない制御電極4と、隣接する制御電
極と短絡している制御電極4A,4Bの一方の制御電極
4Aにボンディングを行い、制御電極4Bには、ボンデ
ィングを行わない。
【0027】このようにして、隣接する制御電極間で短
絡部7が発生した場合は、その一方の制御電極4Aのみ
をボンディングすることによって制御IC5の破壊を防
止することができる。即ち、両方の制御電極4A,4B
をそれぞれ制御IC5の出力端子31にボンディングす
ると、駆動IC5から別電圧を印可される可能性があ
り、駆動IC5の破壊が生じてしまうのである。従っ
て、制御電極4Bにのみボンディングを行うことでも同
様の機能を発揮できる。
【0028】また、本発明では隣接する2本の制御電極
4A,4Bに短絡部7が発生した例を説明したが、3本
以上の制御電極4が短絡しても、上述した考え方でボン
ディングを選択することができる。この場合には、複数
本の短絡した制御電極4のうちどれか一つの制御電極4
をボンディングすればよい。
【0029】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
【0030】まず始めに、トナーの供給動作について図
2を参照して説明する。
【0031】供給ローラ12の矢印方向への回動によ
り、トナーケース11内に蓄えられているトナー16は
トナー担持ローラ14に向けて搬送される。そして、搬
送されてきたトナー16はトナー担持ローラ14に擦り
つけられ、マイナスに帯電してトナー担持ローラ14上
に担持される。トナー担持ローラ14に担持されたトナ
ー16は、トナー担持ローラ14の矢印方向への回動と
ともにトナー担持ローラ16の円筒形のローラ面に担持
されたまま搬送され、トナー層規制ブレード18によっ
て薄層化されると共に帯電を均一化された後、トナー担
持ローラ14の矢印方向への回動によってアパチャ電極
体1に向けて搬送される。そして、トナー担持ローラ1
4上のトナーはアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦ら
れつつ、アパチャ6の下に供給される。
【0032】次に画像の形成動作について説明する。
【0033】図示しない画像信号受信手段から送られて
来る画像信号に応じて、制御電圧印加回路8は、その画
像部分に対応する制御電極4に+30Vの電圧を印加す
る。その結果、電圧が印加された制御電極4内のアパチ
ャ6には、制御電極4とトナー担持ローラ14との電位
差により、制御電極4よりトナー担持ローラ14に向か
う電気力線が形成される。それにより、マイナスに帯電
されたトナーは電位の高い方向に静電力を受け、トナー
担持ローラ14上からアパチャ6を通過して制御電極4
側に引き出される。引き出されたトナー16は、直流電
源24が背面電極22に印加している+1kVの電圧に
よって画像記録媒体20とアパチャ電極体1との間に形
成される電界により、画像記録媒体20に向かって飛翔
し、画像記録媒体20上に堆積して画素を形成する。
【0034】また、非画像部分に対応する制御電極4に
は、制御電圧印加回路8から−30Vの電圧が印加され
る。その結果、トナー担持ローラ14と制御電極4との
間には電界が形成されないことにより、トナー担持ロー
ラ14上のトナー16は静電力を受けないためアパチャ
6を通過しない。従って、像記録媒体20上の当該制御
電極4に対向する部分には、画素が形成されない。
【0035】ここで、画像記録媒体20は、その面上に
トナー16により1列の画素が形成されると、次に、図
示しない搬送手段により、アパチャ6列と垂直の方向に
1画素分搬送される。そして、上記の画像形成のプロセ
スを繰り返すことにより画像記録媒体20の全面にトナ
ー像が形成される。その後、形成されたトナー像は、図
示しない搬送装置によって定着装置26に搬送され、定
着装置26によって画像記録媒体20上に定着される。
尚、定着装置26は、加熱定着方式や圧力定着方式のい
ずれのタイプのものでもよい。
【0036】尚、上述したプロセスの繰り返しにより、
画像記録媒体20上に画像が記録されるのであるが、こ
の画像形成動作が円滑に行われるためには、アパチャ電
極体1が良好に製造されていることが重要である。特に
アパチャ電極体1の基板を作成するときに発生する短絡
は、駆動IC5を破壊してしまうだけでなく、そのまま
アパチャ電極体1を廃棄してしまうと、環境破壊やコス
ト高につながるため大きな問題であった。しかしなが
ら、本実施例の画像形成装置により、短絡した隣接する
制御電極4の一方のみを駆動IC5の出力端子31に接
続するようにしたため、駆動IC5の出力端子31が短
絡して駆動ICを破壊することは、皆無となる。また、
隣接する制御電極4に同電圧を印可することにより、出
力されるドットはその箇所だけ2ドット分となるが、3
00DPIの解像度で約85μmのドット径であるた
め、見かけ上は全く違和感無く出力される。
【0037】次に、第2実施例及び第3実施例について
説明する。
【0038】図5は、第2実施例を示し、隣接する制御
電極と短絡部7の発生した制御電極4A,4Bの両方と
も駆動IC5の出力端子31にボンディングを行わず、
短絡していない制御電極4のみを駆動IC5の出力端子
31にボンディングした例である。この装置によれば、
ボンディングされない制御電極4A,4Bに対応するア
パチャ6からはドットが出力されなくなるが、少なくと
も、駆動IC5の破壊だけは防止できる。
【0039】また、図6は、第3実施例を示したもので
あり、短絡部7の発生の有無に関係なく全ての制御電極
4を駆動IC5の出力端子31にボンディングした例で
ある。
【0040】この装置においては、図2に示すように制
御電圧印加回路8に記憶装置34を接続し、制御電圧印
加回路8が図7に示すフローチャートに従って動作する
ように構成されている。
【0041】そして、この装置の動作について説明する
と、まず、前述したように各制御電極4の短絡状態を検
出し、その短絡状態を記憶装置34に記憶させておく。
本実施例においては、制御電極4A,4Bが短絡してい
るという情報が記憶されている。また、画像の形成時に
おいて、制御電圧印加回路8は図6の左端から右端に向
かって順次制御電極4に印加する電圧を制御する。そし
て、制御電圧印加回路8は、図7のステップS1(以
下、単にS1と称す、他のステップも同じ)にて一番左
端の制御電極4が隣接する制御電極4と短絡しているか
否かを判別する。この判別は記憶装置34の情報によっ
て決定され、今回は短絡していないため、S2の動作を
飛ばして、S3において画素を形成するか否かを判別す
る。この判別は、前述したように画像信号受信手段から
の画像信号によって判別され、この判別結果に応じて、
S4またはS5において制御電極4に印加される電圧が
決定される。また、S4またはS5の動作の次に印加さ
れる電圧の出力状態が記憶装置34に記憶されるが、こ
の出力状態は、制御電極4が短絡していないため今回は
使用されないので、このステップは飛ばしてもよい。
【0042】次に、左から2番目の制御電極4について
は一番目と同様のためその説明を省略し、3番目の制御
電極4Aについて説明すると、制御電圧印加回路8は、
S1において、制御電極4Aが隣接する制御電極4Bと
短絡していると判別し、S2において、短絡した制御電
極のうち始めの制御電極であることを判別する。そし
て、前述したように、制御電圧印加回路8はS3以降の
動作を行うが、S6において、今回制御電極4Aに印加
される電圧の出力状態が記憶装置34に記憶される。今
回例えば制御電極4Aには+30Vの電圧が印加される
とすると、その状態が記憶装置34に記憶される。
【0043】次に、4番目の制御電極4Bにおいて、制
御電圧印加回路8は、S1において、制御電極4Bが隣
接する制御電極4Aと短絡していると判別し、S2にお
いて、短絡した制御電極のうち始めの制御電極でないこ
とを判別する。そして、制御電圧印加回路8はS7にお
いて、S6にて記憶装置34に記憶された出力状態に従
って印加する電圧を決定する。今回は制御電極4Aには
+30Vの電圧が印加されるため制御電極4Bにも+3
0Vの電圧が印加されるのである。
【0044】尚、本発明は、以上詳述した各実施例に限
定されるものではなく、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることが可能である。
【0045】例えば、上記実施例ではワイヤーボンディ
ングによるベアチップ実装を例として説明したが、IC
パッドを直接基板面に接合するフリップチップ方式や、
通常のパッケージICの実装等に対しても適用すること
が可能であることは言うまでもない。
【0046】また、上記実施例においては、トナー流制
御手段としてアパチャ電極体を用いたが、例えば、米国
特許第5036341号の明細書に記載されるような編
目状の電極体を用いることも可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の画像形成装置においては、隣接する制御電極部
間に短絡が発生した場合でも制御電圧印加回路の破壊を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の画像形成装置に用いられる
アパチャ電極体の一部の構成を示した平面図である。
【図2】上記実施例及び従来の画像形成装置の全体的な
構成を示す正面図である。
【図3】上記アパチャ電極体のアパチャ近傍の斜視図で
ある。
【図4】上記アパチャ電極体の全体的な構成を示す斜視
図である。
【図5】本発明の画像形成装置に用いられる第2実施例
のアパチャ電極体の一部の構成を示した平面図である。
【図6】本発明の画像形成装置に用いられる第3実施例
のアパチャ電極体の一部の構成を示した平面図である。
【図7】上記第3実施例の制御電極印加回路の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 3 導線 4 制御電極 4A 制御電極 4B 制御電極 5 駆動IC 6 アパチャ 7 短絡部 8 制御電圧印加回路 31 出力端子 32 ボンディングワイヤー

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の荷電粒子通過部が形成されると共
    に各荷電粒子通過部に対応する複数の制御電極部を有す
    る電極アレーと、その電極アレーの各制御電極部に電圧
    を印加するために各制御電極部と接続する複数の出力端
    子を有する電界制御手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記複数の制御電極部のうち、隣接する制御電極部と短
    絡した2個以上の制御電極部の1個の制御電極部のみを
    前記電界制御手段の出力端子に接続したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 複数の荷電粒子通過部が形成されると共
    に各荷電粒子通過部に対応する複数の制御電極部を有す
    る電極アレーと、その電極アレーの各制御電極部に電圧
    を印加するために各制御電極部に対応する複数の出力端
    子を有する電界制御手段とを備えた画像形成装置の製造
    方法において、 前記複数の制御電極部のうち、隣接する制御電極部に短
    絡した制御電極部を検出するステップと、 各制御電極部と各出力端子とを接続すると共に前記短絡
    が検出された少なくとも2個の制御電極部を1個の出力
    端子に接続するステップとを備えたことを特徴とする画
    像形成装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 複数の荷電粒子通過部が形成されると共
    に各荷電粒子通過部に対応する複数の制御電極部を有す
    る電極アレーと、その電極アレーの各制御電極部に電圧
    を印加するために各制御電極部と接続する複数の出力端
    子を有する電界制御手段とを備えた画像形成装置におい
    て、 前記複数の制御電極部のうち、隣接する制御電極部と短
    絡した制御電極部以外の制御電極部のみを前記電界制御
    手段の出力端子に接続したことを特徴とする画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の荷電粒子通過部が形成されると共
    に各荷電粒子通過部に対応する複数の制御電極部を有す
    る電極アレーと、その電極アレーの各制御電極部に電圧
    を印加するための電界制御手段とを備えた画像形成装置
    において、 前記電界制御手段は、前記複数の制御電極部のうち少な
    くとも2個以上の短絡した制御電極部に常に同じ電圧を
    印加することを特徴とする画像形成装置。
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