JP3276448B2 - ストロボ充電回路 - Google Patents

ストロボ充電回路

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JP3276448B2 JP10685193A JP10685193A JP3276448B2 JP 3276448 B2 JP3276448 B2 JP 3276448B2 JP 10685193 A JP10685193 A JP 10685193A JP 10685193 A JP10685193 A JP 10685193A JP 3276448 B2 JP3276448 B2 JP 3276448B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ用ストロボに関
し、特にストロボに充電を行う充電回路に関する。
【0002】
【従来の技術】レンズ付フィルムは、当初ストロボの機
能が付加されていなかった。しかし、悪天候の日や夜間
など光量を十分に得ることができない状況においても、
撮影可能なレンズ付フィルムが望まれるようになった。
そこで、レンズ付フィルムにおいても、一般のカメラと
同様にストロボ機能を搭載したものが、提供されてい
る。
【0003】図2は、従来の技術によるストロボ充電回
路である。レンズ付フィルム本体に備え付けられている
ストロボ充電スイッチをオン位置にスライドさせるか、
充電スイッチボタンを押し続けることにより、スイッチ
S1が閉成状態となる。スイッチS1が閉成状態におい
てのみ、メインコンデンサへの充電が行われる。
【0004】スイッチS1が閉成されると、正電位電源
端子(VDD)から、抵抗R1とトランスTR1の1次
側巻線コイルTR1bを介して、トランジスタQ1nの
ベースへと電流が流れる。トランジスタQ1nがオン状
態となると、正電位電源端子(VDD)から、トランス
TR1の1次側巻線コイルTR1aを介して、トランジ
スタQ1nのコレクタへと電流が流れ出す。これによ
り、トランスTR1の2次側巻線コイルTR1zに逆起
電力が生じ、トランジスタQ1nベースバイアスを下げ
てトランジスタQ1nをオフにしようとする。すると、
1次側巻線コイルTR1aに流れる電流が減少し、2次
側巻線コイルTR1zに逆起電力を生じさせ、トランジ
スタQ1nをオンにする。このようにして、トランジス
タQ1nとトランスTR1は発振回路を構成する。
【0005】ダイオードD1は、トランスTR1の2次
側巻線コイルTR1zに生じる交流電圧を整流し、コン
デンサC1,C2を充電する。スイッチS1がオン状態
の期間に、コンデンサC1およびコンデンサC2は充電
される。
【0006】コンデンサC1に所定の電荷量が蓄えられ
ると、抵抗R2,R3を介して、ネオンランプNEにオ
ン電流が流れ、ネオンランプNEが点灯する。ネオンラ
ンプNEの点灯は、ストロボへの充電が完了したことを
表す。ストロボへの充電が完了したならば、スイッチS
1を開成し、充電を終了させる。スイッチS1は、レン
ズ付フィルム本体のストロボ充電スイッチをオフ位置に
スライドさせるか、充電ボタンスイッチを離すことによ
り、開成状態となる。
【0007】コンデンサC1,C2への充電が完了した
状態において、ストロボの発光が可能となる。レンズ付
フィルム本体に備え付けられたシャッタレリーズボタン
を押すと、連動してスイッチS2が閉じる。スイッチS
2が閉じると、コンデンサC2は電荷を放出し、トラン
スTR2の1次側巻線コイルTR2aに電流が流れる。
【0008】1次側巻線コイルTR2aに電流が流れる
と、トランスTR2の2次側巻線コイルTR2zに昇圧
された電圧が発生する。その電圧は、キセノンランプX
eのトリガ電極に印加される。それにより、キセノンラ
ンプXeの管内部のキセノンガスがイオン化され、管の
内部抵抗が減少する。そして、コンデンサC1に蓄積さ
れている電荷が、キセノンランプXeの電極間において
放電し、レンズ付フィルムのストロボが発光する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるストロ
ボ充電回路は、カメラ本体に備え付けられているストロ
ボ充電スイッチをオン位置にスライドさせるか、充電ス
イッチボタンを押し続けることにより、手動で充電を開
始させるものである。そして、充電を終了させる際に
は、ストロボ充電スイッチをオフ位置にスライドさせる
か、充電スイッチボタンを押した状態から離すことによ
り、手動で充電を終了させるものである。
【0010】充電スイッチボタンを押し続けて、ストロ
ボへの充電を行う方法は、取扱者にとって煩雑である。
スライドを用いる方法は、充電開始と充電終了の2動作
を必要とする。さらに、充電終了の操作を忘れやすいの
で、必要以上に充電動作時間を長くさせてしまう可能性
がある。これは、カメラ内蔵の電池等の電源を無駄に消
費することとなってしまう。
【0011】本発明の目的は、ストロボ充電スイッチを
オン状態へ1回操作することにより、充電を開始する動
作と、所定時間経過後充電を終了させる動作の2動作を
行うことができるストロボ充電回路を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のストロボ充電回
路は、直流電源に接続されるスイッチとコンデンサとの
直列接続と、前記コンデンサと並列接続され、前記コン
デンサに蓄積された電荷を放電させる抵抗手段と、前記
コンデンサに蓄積された電荷量により制御される電圧制
御型の電子スイッチを含む充電回路とを有する。
【0013】
【作用】コンデンサに蓄積された電荷量により制御され
る電圧制御型の電子スイッチを用いることにより、充電
を終了させるスイッチを手動によらないで、実現するこ
とができる。これにより、ストロボ充電スイッチを1回
操作するだけで、充電を開始し、終了させることができ
る。
【0014】
【実施例】本発明の実施例によるストロボ充電回路を有
するレンズ付フィルムは、ストロボ発光部、ストロボ充
電スイッチ、シャッタレリーズボタンおよびストロボ充
電回路を有する。
【0015】ストロボ充電回路は、ストロボ充電スイッ
チをオン状態にすることにより、充電を開始する。スト
ロボへの充電が完了した後に、シャッタレリーズボタン
を押すと、ストロボ発光部より光を発する。
【0016】図1は、本発明の実施例によるストロボ充
電回路の構成を示す。スイッチS0は、通常開いた状態
となっている。レンズ付フィルム本体上のストロボ充電
スイッチを押すと、スイッチS0も閉成状態を形成し、
ストロボ充電スイッチを離すと再び開成状態に戻る。
【0017】スイッチS0を一瞬でも閉成状態にする
と、ストロボ充電回路は動作を開始する。発振用トラン
ジスタQ1、トランスTR1および抵抗R1は、発振回
路を構成し、トランスTR1の2次側に起電力を発生さ
せる。この起電力により、コンデンサC1とコンデンサ
C2への充電を行う。
【0018】スイッチングトランジスタM1、コンデン
サC3および抵抗R0は、タイマスイッチの機能を有
し、所定の時間が経過した後に、発振用トランジスタQ
1をオフ状態へと制御する。発振用トランジスタQ1が
オフ状態となると、コンデンサC1,C2への充電は終
了する。
【0019】ネオンランプNEは、コンデンサC1への
充電が完了したことを知らせるための表示用ランプであ
る。充電が完了後にスイッチS2を閉じることにより、
コンデンサC2はトランスTR2の1次側巻線コイルT
R2aに電圧を供給し、キセノンランプXeのトリガ電
極に高電圧が印加される。これにより、コンデンサC1
は、キセノンランプXeの電極間において放電され、ス
トロボが発光する。
【0020】以下、回路構成を詳細に説明する。スイッ
チS0が一瞬閉成状態となると、コンデンサC3と抵抗
R0の並列回路に正電位電源電圧VDDが印加される。
コンデンサC3は、0.1[μF]程度の容量であり、
一瞬の間に電荷が蓄えられる。正電位電源電圧VDDは
1.5[V]位でよい。
【0021】スイッチS0が開成状態となると、コンデ
ンサC3は抵抗R0を負荷として放電を開始する。スイ
ッチングトランジスタM1のゲート電極には、コンデン
サC3の端子間電圧が印加される。ゲートしきい値電圧
より大きな電圧が印加されている間、スイッチングトラ
ンジスタM1はオン状態となる。スイッチングトランジ
スタM1は、高入力インピーダンスを有するエンハンス
メント形のnチャネルMOS形FETであり、ゲートし
きい値電圧は約0.8[V]である。
【0022】スイッチングトランジスタM1がオン状態
となると、発振用トランジスタQ1のベースに電流が流
れる。発振用トランジスタQ1がオン状態となると、ト
ランジスタQ1のエミッタ−コレクタ間に電流が流れ、
発振回路が動作を開始する。発振用トランジスタQ1
は、pnp形トランジスタである。
【0023】発振回路は、発振用トランジスタQ1、ト
ランスTR1および抵抗R1を有する。トランジスタQ
1のコレクタ電流は、トランスTR1の1次側巻線コイ
ルTR1aを介して、接地端子に流れる。ベース電流
は、主に1次側巻線コイルTR1bと抵抗R1を介し
て、接地端子に流れる。これにより、2次側巻線コイル
TR1zに逆起電力が発生し、発振用トランジスタQ1
にベースに流れる電流の大きさが、時間の経過と共に変
化し、発振状態となる。
【0024】抵抗R1の大きさは、発振用トランジスタ
Q1のベース電流の大きさを決めることになる。ベース
電流は、スイッチングトランジスタM1のオン抵抗と抵
抗R1に依存する。抵抗R1を小さくすると、ベース電
流が大きくなり、コンデンサC1への充電時間が早くな
る。逆に、抵抗R1を大きくすると、ベース電流が小さ
くなり、コンデンサC1への充電時間が遅くなる。抵抗
R1は、150〜200[Ω]が望ましい。
【0025】コンデンサC4は、回路の動作機能に直接
影響を及ぼすことはない。しかし、前述の発振動作は、
電源電圧に悪影響を及ぼすために、コンデンサC4によ
り発振電圧の急激な変化を取り除き、回路動作の安定化
を図る。したがって、コンデンサC4を取り除いても、
ストロボ充電回路は正常に動作する。コンデンサC4の
容量は、0.01[μF]位が適当である。
【0026】ダイオードD1は、トランスTR1の2次
側巻線コイルTR1zに流れる電流を整流する。2次側
巻線コイルTR1zに発生した起電力は、コンデンサC
1に印加され、コンデンサC2、抵抗R2および巻線コ
イルTR2aの直列接続にも印加される。これにより、
コンデンサC1とコンデンサC2は充電される。
【0027】コンデンサC1に所定の電荷量が蓄積され
ると、抵抗R3を介して、ネオンランプNEにオン電流
が流れ、ネオンランプNEが点灯する。ネオンランプN
Eは、ストロボへの充電が完了したことを点灯表示す
る。
【0028】次に、コンデンサC1,C2への充電動作
を終了する手段について説明する。充電動作を終了させ
るためには、スイッチングトランジスタM1をオフ状態
に切換えることにより実現させる。
【0029】スイッチングトランジスタM1がオフ状態
となると、発振用トランジスタQ1がオフ状態となる。
それにより発振は終了し、コンデンサC1,C2への印
加電圧は消滅する。以上で、充電動作は終了する。
【0030】スイッチングトランジスタM1をオフ状態
に切換える手段について説明する。トランジスタM1は
ゲート電圧によって制御される。トランジスタM1は、
ゲート電極にゲートしきい値電圧以上の電圧が印加され
ていれば、オン状態を保持する。
【0031】トランジスタM1のゲート電極には、コン
デンサC3の端子間電圧が加わっている。したがって、
コンデンサC3に蓄積されている電荷量により、スイッ
チングトランジスタM1のオン状態とオフ状態とを制御
することができる。
【0032】コンデンサC3に蓄積されている電荷は、
抵抗R0を介して放電され、時間の経過と共にコンデン
サC3の電荷量は減少して行く。これに伴い、トランジ
スタM1に供給されるゲート電圧も減少し、所定の時間
が経過したところでトランジスタM1はオフ状態とな
る。
【0033】充電動作を開始してから終了するまでの充
電動作時間は、コンデンサC3の容量と抵抗R0の大き
さによりほとんど決定される。コンデンサC3を0.1
[μF]程度とし、抵抗R0を数十MΩとした時の充電
動作時間は、3〜5分程である。このような数値の抵抗
R0は、コンデンサC3のリーク抵抗で構成することも
できる。例えば、特性の揃ったチップコンデンサを使え
ばよい。
【0034】抵抗R4は、スイッチングトランジスタM
1をオン状態からオフ状態へと切換える時の特性を良好
にする働きを有する。実用上において、トランジスタM
1の状態切換えは、前述のゲート電圧に加え、抵抗R4
の大きさによっても影響される。
【0035】つまり、抵抗R4によりトランジスタM1
のオフ状態への切換え特性が変化するので、充電動作時
間が変化する。抵抗R4が小さな値の時には、充電動作
時間が短くなる。逆に、抵抗R4が大きな値の時には、
充電動作時間が長くなる。抵抗R4は、30〜60[k
Ω]が適当である。
【0036】以上、抵抗R4の機能説明を行ったが、抵
抗R4は必ずしも必要ではない。基本的にトランジスタ
M1の状態制御は、コンデンサC3と抵抗R0の素子に
より行うので、抵抗R4を取り除いてもよい。
【0037】次に、ストロボの発光動作について説明す
る。レンズ付フィルムに備え付けられたストロボ発光部
は、シャッタレリーズボタンを押すことにより発光す
る。シャッタレリーズボタンを押すと、それと連動して
スイッチS2が所定の時間閉じて、再び開く。
【0038】スイッチS2が閉じると、コンデンサC2
と1次側巻線コイルTR2aの閉回路が構成される。コ
ンデンサC2に蓄積された電荷は放電され、1次側巻線
コイルTR2aに瞬時電流が流れる。
【0039】トランスTR2の1次側巻線コイルTR2
aに瞬時電流が流れることにより、2次側巻線コイルT
R2zに昇圧された高電圧が発生する。その高電圧は、
キセノンランプXeのトリガ電極に印加される。それに
より、キセノンランプXeの管内部のキセノンガスがイ
オン化され、管の内部抵抗が減少する。そして、コンデ
ンサC1に蓄積されている電荷が、キセノンランプXe
の電極間において放電し、レンズ付フィルムのストロボ
が発光する。
【0040】次に、ストロボへの充電動作を開始するス
イッチと、終了するスイッチとの機能を有するスイッチ
ングトランジスタM1の動作を詳しく説明する。トラン
ジスタM1は、コンデンサC3より供給される電圧によ
りスイッチング制御が為される。
【0041】図3は、スイッチS0を閉じた後のコンデ
ンサC3の充電特性を示す。図3(A)は、スイッチS
0を閉じた状態の回路構成の一部である。スイッチS0
が閉じると、コンデンサC3の両端と抵抗R0の両端に
正電位電源電圧VDDが印加される。電圧が供給される
ことによりコンデンサC3に電流Icが流れ、コンデン
サC3に電荷が蓄積される。配線抵抗が低ければ、コン
デンサC3は極めて短時間に充電される。
【0042】コンデンサC3に蓄積される電荷量に伴
い、コンデンサの両端電圧も変化する。コンデンサの両
端電圧は、トランジスタM1のゲート電極に印加され、
ゲート電圧VGを構成する。
【0043】図3(B)は、時間の経過に伴うゲート電
圧の変化を示す。スイッチS0が閉じた後の時間変化を
横軸に示している。横軸の時間tにおけるゲート電圧V
Gの値を縦軸に示す。
【0044】スイッチS0が閉じる前のゲート電圧は、
零である。つまり、コンデンサC3が充電されていない
状態である。スイッチS0を閉じると、ゲート電圧は0
[V]からVDD[V]まで上昇する。
【0045】トランジスタM1は、ゲート電極にゲート
しきい値電圧Vth[V]より大きな電圧が印加される
と、オン状態となる。正電位電源電圧VDDとゲートし
きい値電圧Vthとの関係は、次式が成り立つ。
【0046】VDD > Vth ゲート電圧VGは、VDD[V]に達する前に、時間t
1においてVth[V]に達する。したがって、スイッ
チS0を閉じた後、時間t1経過後にゲート電圧はVt
h[V]まで上昇し、トランジスタM1はオン状態とな
る。この後に図1に示す発振用トランジスタQ1がオン
状態となり、ストロボ充電が開始する。
【0047】以上のようなスイッチS0の閉成状態は一
瞬のうちに終了し、その後に開成状態に戻る。次に、開
成状態となった後の動作について説明する。図4は、ス
イッチS0を開いた後のコンデンサC3の放電特性を示
す。図4(A)は、スイッチS0を開いた状態の回路構
成の一部である。
【0048】スイッチS0が開くと、コンデンサC3と
抵抗R0の閉回路が構成される。コンデンサC3は抵抗
R0を負荷として放電を開始する。抵抗R0には、コン
デンサC3より電圧が供給され、電流Idが流れる。コ
ンデンサC3に蓄積されている電荷量は、時間の経過と
共に減少する。コンデンサC3に蓄積されている電荷量
に伴い、トランジスタM1に供給されるゲート電圧も変
化する。
【0049】図4(B)は、時間の経過に伴うゲート電
圧の変化を示す。スイッチS0が開いた後の時間変化を
横軸に示している。横軸の時間tにおけるゲート電圧V
Gの値を縦軸に示す。
【0050】スイッチS0が開く前のゲート電圧は、V
DD[V]である。つまり、コンデンサC3が、正電位
電源電圧VDDにより充電された状態である。スイッチ
S0を開くと、ゲート電圧はVDD[V]から0[V]
まで下降する。
【0051】トランジスタM1は、ゲート電極にゲート
しきい値電圧Vth[V]より小さな電圧が印加される
と、オフ状態となる。正電位電源電圧VDDは、ゲート
しきい値電圧Vthより大きいので、時間t2において
Vth[V]に達する。したがって、スイッチS0を開
いた後の時間t2経過後に、ゲート電圧はVth[V]
まで下降し、トランジスタM1はオフ状態となる。これ
により、図1に示す発振用トランジスタQ1がオフ状態
となり、ストロボ充電が終了する。
【0052】このように、ストロボ充電スイッチを1回
操作することにより、充電を開始させ、スイッチングト
ランジスタにより、自動的に充電を終了させる。つま
り、ストロボ充電スイッチを1回操作するだけで、充電
を開始し、終了させることができる。
【0053】本実施例においては、レンズ付フィルムを
対象として、ストロボ充電回路について説明を行った。
しかし、これに限られず一般のカメラ等を対象としたも
のにも適用できることは言うまでもない。
【0054】以上実施例に沿って本発明を説明したが、
本発明はこれらに制限されるものではない。たとえば、
種々の変更、改良、組合わせ等が可能なことは当業者に
自明であろう。
【0055】
【発明の効果】ストロボ充電スイッチを1回操作するだ
けで、充電を開始し、所定の時間経過後に充電を終了さ
せることができる。これにより、充電中スイッチを押し
続ける操作も充電終了の操作も必要がなくなり、充電を
行う際の操作が簡単になる。また、必要以上に充電動作
時間を長くさせることもないので、カメラ内蔵の電池等
の電源を無駄に消費することもなく、ストロボ発光時に
充電不足となる確率も低下する。また、簡単な回路構成
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるストロボ充電回路の構成
を示す。
【図2】従来の技術によるストロボ充電回路である。
【図3】スイッチングトランジスタ制御用コンデンサの
充電特性を示す。図3(A)は、回路構成であり、図3
(B)は、時間の経過に伴うゲート電圧の変化を示す。
【図4】スイッチングトランジスタ制御用コンデンサの
放電特性を示す。図4(A)は、回路構成であり、図4
(B)は、時間の経過に伴うゲート電圧の変化を示す。
【符号の説明】
S0,S2 スイッチ TR1,TR2 トランス NE ネオンランプ Xe キセノンランプ R 抵抗 C コンデンサ D ダイオード Q,M トランジスタ
フロントページの続き (72)発明者 内田 敬介 宮城県黒川郡大和町松坂平1丁目6番地 富士フイルムマイクロデバイス株式会 社内 (56)参考文献 特開 平5−27310(JP,A) 特開 昭59−143135(JP,A) 特開 平6−202208(JP,A) 実開 昭59−116934(JP,U) 実開 平6−16950(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05B 41/30 - 41/34 G03B 15/05

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源に接続されるスイッチ(S0)
    とコンデンサ(C3)との直列接続と、 前記コンデンサと並列接続され、前記コンデンサに蓄積
    された電荷を放電させる抵抗手段(R0)と、 前記コンデンサに蓄積された電荷量により制御される電
    圧制御型の電子スイッチ(M1)を含む充電回路とを有
    するストロボ充電回路。
  2. 【請求項2】 さらにカメラ本体を有し、カメラ本体に
    備え付けられ、前記スイッチ(S0)を制御する本体ス
    イッチを有する請求項1記載のストロボ充電回路。
  3. 【請求項3】 前記電子スイッチ(M1)により制御さ
    れる主コンデンサ(C1)と、 発光機能を有し、前記主コンデンサに蓄積された電荷を
    放電する放電管(Xe)と、 前記放電管の放電を開始させる放電スイッチ(S2)と
    を有する請求項1または請求項2記載のストロボ充電回
    路。
  4. 【請求項4】 前記ストロボ充電回路が、直流電源に接
    続されるスイッチングトランジスタ(Q1)とトランス
    (TR1)を含む発振回路を有する請求項1〜3のいず
    れかに記載のストロボ充電回路。
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