JP3275919B2 - 竪形炉 - Google Patents

竪形炉

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JP3275919B2
JP3275919B2 JP41484890A JP41484890A JP3275919B2 JP 3275919 B2 JP3275919 B2 JP 3275919B2 JP 41484890 A JP41484890 A JP 41484890A JP 41484890 A JP41484890 A JP 41484890A JP 3275919 B2 JP3275919 B2 JP 3275919B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中空の炉体と、上記炉体
を上下に貫通しかつ上端において吊られている被処理材
挿通用のマッフルとから成る竪形炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記マッフルの全長を同一の材料
で同厚に形成しているものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような竪形炉で
は、マッフルの重量はその長さに応じた重さになり、そ
れが全てマッフル上端の吊部に荷重負担となって加わ
る。この為その吊部での制限応力を超えぬようにする為
にはマッフルの長さが制限され、炉の大型化が制限され
る問題点があった。
【0004】本願発明は上記従来技術の問題点(技術的
課題)を解決する為になされたもので、マッフルにおけ
る主体部の板厚を薄く形成してマッフルの軽量化を図
り、マッフル上端の吊り部の負担を軽くできて炉の長大
化を図ることができるようにした竪形炉を提供すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明における竪形炉
は、中空の炉体と、上記炉体を上下に貫通し、かつ炉体
の上方に突出している連結部の上端部において吊られて
いる被処理材挿通用の筒状のマッフルとから成る竪形炉
において、上記マッフルのうちの炉体内に位置する主体
部は、炉体の上方に突出する連結部の構成材料、及び、
マッフルの昇温降温による伸び縮みにより炉体の下端か
ら下方へ出没する出没部の構成材料とは異質な耐熱度の
高い材料で構成し、かつ上記炉体内に位置する主体部の
厚みは、最上位に位置する筒状要素の厚みに対して順次
下方に位置する筒状要素の厚みを薄く形成する一方、上
記炉体内に位置する主体部における最下位に位置する筒
状要素の厚みは直上の筒状要素の厚みよりも厚く形成
し、しかも上記厚みの異なる筒状要素の結合は外周面が
面一となるように連結一体化したものである。
【0006】
【作用】被処理材はマッフル内に挿通され、そこの雰囲
気ガス中において加熱される。
【0007】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1において、熱処理装置1は基礎2上に建てられ
た建屋3に設けられている。4a〜4eは建屋3における多
数のフロアーを示す。上記熱処理装置1は加熱炉5と、
徐冷室6と、冷却室7とを図示の如く縦に連ねて構成し
てある。先ず加熱炉5について説明する。10は中空の炉
体で、炉殻11と、その内面の耐火物製の内張12とから構
成してある。炉体10の内部には、図示はせぬが周知の如
く加熱手段例えばバーナ或いは電熱ヒータが備えてあ
る。次に13はマッフルで、炉体10内を上下に貫通する状
態に吊設してある。吊設の構造は、フロアー4dに紙面と
垂直な方向への移動を自在に備えられているマッフル支
持台車14にマッフル13の上端の吊部13’が連結されてい
る。即ち、マッフル13の上端にフランジ25を溶接によっ
て固着し、そのフランジ25を台車14に取付けてある。そ
してマッフル13はその支持台車14から吊り下がった状態
となっている。15はマッフル13における被処理材の装入
口、16は抽出口を夫々示す。17はマッフル13の装入口に
設けられた周知の入口シール装置、18はカウンターウェ
イトで、入口シール装置17の重量と釣り合わせることに
よって入口シール装置17の重量をマッフル13に掛けぬよ
うに設けられたものである。19はシール用の伸縮継手
で、筒状に構成されており、その上端は炉体10の下面
に、下端はマッフル13の下端に夫々連結されている。20
はマッフル13の上端と徐冷室6とを接続する伸縮継手で
ある。次に徐冷室6及び冷却室7は何れも周知の構造の
もので、夫々被処理材を徐冷及び急冷できるようになっ
ている。22, 23はデフレクターロールで、被処理材であ
る金属ストリップSの案内をする為のものである。
【0008】上記のような熱処理装置においては、被処
理材である金属ストリップSは、デフレクターロール22
に案内され、入口シール装置17を通り、マッフル13内に
その装入口15から入る。そしてマッフル13内を通過する
過程でそこの雰囲気ガス中で所定の高温度に加熱され
る。加熱された金属ストリップSは抽出口16から出て徐
冷室6に至り、そこで徐冷された後冷却室7に至って所
定の冷却が行われ、デフレクターロール23を通って次段
に送られる。
【0009】次に図2の(A) には上記マッフル13の詳細
が示される。上記マッフル13は大別して炉体10の内部に
位置する主体部13Aと、吊部13’と主体部13Aの上端とを
連結すべく炉体10の上方に突出している連結部13Bと、
マッフルの昇温降温による伸び縮みにより炉体の下端か
ら下方へ出没する出没部13Cから成る。マッフル13の構
造は、夫々筒状に形成されている多数の要素13a〜13g
を、それらの外周面が面一となるように溶接して一体化
した構造となっている。要素13b〜13fで構成される主
体部13Aは、図2の(B) に示されるように非常に高温例
えば1000〜1100℃となる為、耐熱度の高い材料例えばイ
ンコネル600 で形成される。主体部13Aの要素において
要素13c〜13eは、各々の要素とそれよりも下側にある
要素の合計重量に耐えられるだけの厚み(例えば図示の
如く上から順に9mm、7mm、5mmと、薄くなるように)
形成され、又最上部に位置する要素13bは同様の合計重
量に耐えることができ、かつ図2の(B) に示されるよう
な大きな温度勾配による応力にも耐えられる厚み(例え
ば要素13c〜13eよりも厚い12mm) に形成される。又要
素13fはそれにかかる重量はさほど大きくない為、主と
して図2の(B) に示されるような大きな熱応力に耐えて
自身の歪及び変形を防止するに足る強度の得られる厚み
(例えば直上の要素13eの5mmよりも厚い8mm) に形
成される。一方要素13aで構成される連結部13B及び要
素13gで構成される出没部13Cは、図2の(B) から明ら
かなようにさほど高温にならない為、比較的低い温度に
おいて充分な強度のある材料例えばSUS310S等の
材料で形成される。要素13aの厚みはマッフル13の全体
の重量に耐え得る厚みに形成されるが、その温度はさほ
ど高温にならぬ為、比較的薄い厚み(例えば上記要素13
bよりも薄い8mm) で足りる。要素13gの厚みは前記要
素13fと同様にして定められる(例えば8mm)。尚26,
27は夫々装入口15と抽出口16に設けた耐火物シールを夫
々示す。
【0010】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、吊下
状のマッフル13を備えてその中に被処理材Sを通すよう
にしているから、被処理材Sを加熱する場合、マッフル
13内の良質の雰囲気ガス中で、しかもマッフル13に対す
る被処理材Sの非接触状態を容易に保った状態で加熱が
できるは勿論のこと、
【0011】上記の如き吊下状のマッフル13を備えるも
のでも、上記マッフル13のうちの炉体10内に位置する主
体部13Aは、炉体の上下に夫々突出する部材とは異質の
耐熱度の高い材料を用いることにより、最上部に位置す
る要素13bに対して順次下方の要素(13c〜13e)を薄
く形成することができ、上記主体部13Aの軽量化を図る
ことができる効果がある。
【0012】しかも最上位に位置する筒状要素の厚みに
対して順次下方に位置する筒状要素の厚みを薄く形成す
るものであっても、最下位に位置する筒状要素の厚みは
直上の筒状要素の厚みよりも厚く形成するものであるか
ら、炉体10の下方の貫通部においては、局部的範囲で
はあるが、大きな温度勾配による熱応力に耐えさせるこ
とができ、これの存在により、直上の筒状要素等(13
e、13d)に対しては補強効果が及んで、それらの厚
みをより一層薄く、軽量化できる効果がある。
【0013】
【図面の簡単な説明】
【図1】熱処理装置の縦断面図。
【図2】(A) はマッフルの詳細を示す縦断面図、(B) は
マッフル内における各部の温度を示すグラフ。
【符号の説明】
10 炉体 13 マッフル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F27B 1/12,5/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空の炉体と、上記炉体を上下に貫通
    し、かつ炉体の上方に突出している連結部の上端部にお
    いて吊られている被処理材挿通用の筒状のマッフルとか
    ら成る竪形炉において、上記マッフルのうちの炉体内に
    位置する主体部は、炉体の上方に突出する連結部の構成
    材料、及び、マッフルの昇温降温による伸び縮みにより
    炉体の下端から下方へ出没する出没部の構成材料とは異
    質な耐熱度の高い材料で構成し、かつ上記炉体内に位置
    する主体部の厚みは、最上位に位置する筒状要素の厚み
    に対して順次下方に位置する筒状要素の厚みを薄く形成
    する一方、上記炉体内に位置する主体部における最下位
    に位置する筒状要素の厚みは直上の筒状要素の厚みより
    も厚く形成し、しかも上記厚みの異なる筒状要素の結合
    は外周面が面一となるように連結一体化してあることを
    特徴とする竪形炉。
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AT408452B (de) * 2000-06-29 2001-12-27 Ebner Peter Dipl Ing Turmofen zur wärmebehandlung von metallbändern
JP2003313613A (ja) * 2002-04-23 2003-11-06 Chugai Ro Co Ltd 竪型マッフル式熱処理炉

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