JP3275438B2 - 薄型風呂用熱交換器 - Google Patents

薄型風呂用熱交換器

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JP3275438B2
JP3275438B2 JP07550293A JP7550293A JP3275438B2 JP 3275438 B2 JP3275438 B2 JP 3275438B2 JP 07550293 A JP07550293 A JP 07550293A JP 7550293 A JP7550293 A JP 7550293A JP 3275438 B2 JP3275438 B2 JP 3275438B2
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均 片山
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浴槽へ注湯し浴槽水を
追焚きする自然循環式風呂給湯装置に関するもので、特
に薄型風呂用熱交換器の耐久性向上に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の風呂用熱交換器は、図2
に示すようにバーナ58により加熱された熱交換部56
の内部の水が対流を起すことにより、入口循環口52よ
りドラムA53へ浴槽水が入り、循環部54によりドラ
ムA53からドラムB55へ流れる。熱交換部56の対
流によりドラムB55の水はドラムA53から出口循環
口51を通り浴槽へ出て追焚きが行なわれる。又ドラム
B55の熱交換部56の接続部上部のB室57は空気溜
りになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自然循環式風呂給湯装
置において器具を大巾に薄型化すると風呂用熱交換器も
大巾に薄型化するため、次のような課題を生じる。 (1)ドラムA53とドラムB55の間隔がバーナ58
に対して十分な余裕がとれないので、バーナ58の燃焼
熱のためドラムB55上部空気溜りのB室57の表面温
度は約350℃迄上昇してしまう。このためドラムB5
5のB室57の内側は高温の蒸気室になり、浴槽水中の
水道水に含まれる残留塩素分が蒸発してB室57内面に
付着し、燃きつけられた状態になる。又ドラムB55に
は金属板をプレス加工にて絞られるため大きな残留応力
があった。したがって、特にステンレス系の材料では、
残留応力とB室57内面の塩素分と350℃の高温によ
り、孔食を発生してB室57表面に孔が発生し水洩れが
生じてしまうという課題を有していた。 (2)又、B室57内面が非常に高温になるため間欠的
な沸とう現象を起し、薄型風呂用熱交換器が激しく振動
するいわゆる釜鳴り現象が生じるという課題も有してい
た。
【0004】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、耐久性の向上と釜鳴りを防止することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の薄型風呂用熱交換器の第1の手段は、入口
循環口の上部に出口循環口を設けたドラムAと、上記ド
ラムAの裏面に配設されたドラムBと、上記ドラムAと
上記ドラムBの下部に設けられた循環部と、上記循環部
の上方にフィン部を外周に設けた熱交換部と、上記熱交
換部の上方にドラムAとドラムBを連通する連通部を備
えたものである。
【0006】また本発明の薄型風呂用熱交換器の第2の
手段は、第1の手段に上記ドラムBの表面に遮熱材を備
えたものである。
【0007】
【作用】上記第1の手段により本発明の薄型風呂用熱交
換器は、ドラムBのB室の空気溜りの空気が連通部を通
りドラムAから浴槽へ出ることによりB室は浴槽水に満
たされる。ドラムBのB室の水は加熱されると連通部を
通ってドラムAから浴槽へ放出される。これによりドラ
ムBのB室の表面温度は350℃から約100℃へ大巾
に低下する。B室内部壁面への塩素分の付着、焼き付き
とB室表面温度の低下により孔食が無くなり長期間安定
して使用することができるとともに、間欠的な沸とうが
無くなり釜鳴りを防止することができる。
【0008】上記第2の手段により本発明の薄型風呂用
熱交換器は、ドラムBのB室表面の遮熱材により燃焼熱
が大巾にカットされるため表面温度が大巾に低下する。
B室内部への熱伝導も大巾に減小することと、上記連通
部の作用によりB室内部の塩素分の付着とB室表面温度
の低下により孔食が無くなるとともに釜鳴りを防止をす
ることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0010】図1において、薄型風呂用熱交換器10は
浴槽の側面にドラムA13の入口循環口11と上部に設
けられた出口循環口12で接続している。ドラムA13
の裏面に平行にドラムB15が配設されて、ドラムA1
3とドラムB15の下部両側に循環部14が設けられて
いる。循環部14の上方にドラムB15の接続部から登
り勾配にドラムA13に接続する、外周にフィン17を
圧入した熱交換部16が設けられている。ドラムA13
とドラムB15の下部にバーナ24が設けられ、ドラム
A13は入口循環口11と出口循環口12の水が短絡し
ないように上下に分離されている。
【0011】熱交換部16の上方でドラムA13とドラ
ムB15の両端又は片側にパイプ状の連通部18を設け
ている。又、ドラムB15と熱交換部16の接続部の上
部をB室19とし、B室19表面をカバーする金属製の
遮熱板20は、無機系材質からなる断熱材21をドラム
B15との間に保持してビス22によりドラムB15に
固定されている。
【0012】以上のように構成された薄型風呂用熱交換
器について追焚き動作について説明する。
【0013】浴槽にお湯はり後、追焚きのためバーナ
が点火すると燃焼熱が熱交換部16のフィン17を加
熱して、熱交換部16内部の水を加熱することにより熱
交換部16の傾きに基づいて対流を発生する。これによ
り浴槽水は、入口循環口11より入りドラムA13から
循環部14を通りドラムB15から熱交換部16で加熱
され、ドラムA13を通り出口循環口12より浴槽へ循
環される。
【0014】ドラムB15のB室19の空気は連通部1
8を通りドラムA13より出口循環口12より浴槽へ放
出されるため、B室19内部は空気が無くなり浴槽水で
充填される。又ドラムB15のB室19の表面の遮熱板
20により燃焼の輻射熱の吸収が大巾に小さくなり、B
室19と遮熱板20の間の断熱板21により伝導熱が大
巾に減小するためB室19の表面は350℃から約90
℃迄低下する。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1では、連
通部を設けることによりドラムBのB室に浴槽水が入り
空気室が無くなるため、B室内面への残留塩素の付着と
焼付きが無くなり、B室の孔食を防止するとともにB室
の温度低下により釜鳴りを防止できる優れた薄型風呂用
熱交換器を実現できるものである。
【0016】また、本発明の請求項2では、連通部と遮
熱材を設けることによりドラムB室の表面温度の更なる
温度低下とB室に浴槽水が入ることにより、B室の孔食
を防止するとともに釜鳴りを防止できる優れた薄型風呂
用熱交換器を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における薄型風呂用熱交換器の
断面図
【図2】従来の薄型風呂用熱交換器の断面図
【符号の説明】
13 ドラムA 15 ドラムB 18 連通部 19 B室 20 遮熱材 21 断熱材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入口循環口の上部に出口循環口を設けたド
    ラムAと、前記ドラムAと対向する位置に配設されたド
    ラムBと、前記ドラムAと前記ドラムBの下部に設けら
    れた循環部と、前記循環部の上方に設けた熱交換部と、
    前記熱交換部の上方に前記ドラムAと前記ドラムBを連
    通する連通部とを備えた薄型風呂用熱交換器。
  2. 【請求項2】上記ドラムBの表面に遮熱材を備えた請求
    項1記載の薄型風呂用熱交換器。
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