JPS6116895B2 - - Google Patents
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- JPS6116895B2 JPS6116895B2 JP13814778A JP13814778A JPS6116895B2 JP S6116895 B2 JPS6116895 B2 JP S6116895B2 JP 13814778 A JP13814778 A JP 13814778A JP 13814778 A JP13814778 A JP 13814778A JP S6116895 B2 JPS6116895 B2 JP S6116895B2
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- gas
- burner head
- heating plate
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Landscapes
- Gas Burners (AREA)
- Cookers (AREA)
Description
本発明は調理用の加熱源として用いられるガス
バーナー及び電気ヒーターの両方を1つのコンロ
に備えたガス電気両用コンロに関するもので、ガ
スバーナー、電気ヒーター各々の特長を生かした
加熱調理が行なえるようにすることを目的とす
る。 従来加熱調理用コンロの燃料としては、都市ガ
スやプロパンガスを用いるケースが殆んどであつ
た。これは燃費について電気と比較した場合、ガ
スの方が経済的であることに起因する。因みにガ
スと電気の燃費を比較してみると、下表のように
同一発熱量を得る場合、ガスの方が約30〜40%安
いことがわかる。
バーナー及び電気ヒーターの両方を1つのコンロ
に備えたガス電気両用コンロに関するもので、ガ
スバーナー、電気ヒーター各々の特長を生かした
加熱調理が行なえるようにすることを目的とす
る。 従来加熱調理用コンロの燃料としては、都市ガ
スやプロパンガスを用いるケースが殆んどであつ
た。これは燃費について電気と比較した場合、ガ
スの方が経済的であることに起因する。因みにガ
スと電気の燃費を比較してみると、下表のように
同一発熱量を得る場合、ガスの方が約30〜40%安
いことがわかる。
【表】
一般にガスは大容量の熱量を取り出し易く、し
かも加熱初期から一定した大熱量を供給できるた
め、加熱時間が短かくて済む。電気の場合ヒータ
ー自体の熱容量があるため、加熱温度の立ち上り
が悪く、特に熱盤のような大容量のものを用いて
いるものではこの傾向が著しい。 発熱量で比較すると都市ガスの場合一般に2000
〜3000Kca/Hとされており、電力量に換算し
て3KWにも達する。これは現在の家庭用配線事
情から単体の電気ヒーター能力を越えた熱量であ
り、熱容量の大きなものを短時間で加熱するには
ガスを必要とする。又調理加熱からみても、焼肉
のように火力の強いガス炎で肉表面をこがし、内
部の水分蒸発を押えるタイプの調理法があり、こ
の点でもガス加熱は調理にかかせないものがあ
る。これを電気ヒーターによる輻射対流加熱で行
なおうとすればパワー的に不十分であり、うまく
調理できない。 一方、電気ヒーターを用いて調理加熱を行なつ
た場合、入力の調節が非常に容易に行なうことが
できる。パワー調節法としてはワツトコントロー
ラーを用いることにより入力を自在に制御でき、
しかも長時間弱火で加熱してもガスのように消え
る心配が無く、非常に安全である。又タイマーを
設けることにより加熱時間の制御も行なうことが
できる。これらの特長は調理上非常に重要な点で
あり、例えば豆の煮込み料理等の場合5〜6時間
以上も時間をかけて弱火で加熱しなければならな
いが、火力調整、安全面等においてガスは不十分
であり、電気ヒーターが有効である。 従来のコンロは、ガス電気各々のコンロに備わ
るこれらの短所を改善されることなく、不便や危
険性を感じながらも今日までそのまま使われてき
たのが実情である。 これに対し、1つのコンロにガスバーナー、電
気ヒーターの両方を組み込み、両方を使えるよう
にすれば従来の各々の性能以上のものを発揮する
とができる。本発明は斯かる点に鑑みて為された
ものであり、鋳物製熱盤内に電気ヒーターを設け
てなる電気加熱部と、前記熱盤の中央凹部内に取
り外し可能に嵌着するバーナーヘツドとから成
り、前記熱盤の中央凹部の中心に上下に貫通する
孔を形成し、この孔の周壁より外側の熱盤内部に
前記中央凹部周部に連通する環状のガス通路形成
用溝を形成し、このガス通路形成用溝と前記中央
凹部に嵌着された前記バーナーヘツドとによりバ
ーナーヘツドの炎口にガスを供給するガス通路を
形成たものである。以下本発明を実施例を示す図
面に基づいて説明する。先づ第1実施例を示す第
1図及び第2図に基づき説明すると、1は鉄鋳物
或いはアルミ鋳物製の熱盤2内にシーズヒーター
3を環状に鋳込んで設けてなる電気加熱部で、こ
の電気加熱部1の熱盤2の中央凹部4内にガスバ
ーナーのバーナーヘツド5が取り外し可能に嵌入
される。この中央凹部4の中心には上下に貫通す
る孔6が形成されており、この孔6の周壁7の上
端に前記バーナーヘツド5の下端凹部8と嵌合す
る突部9を有し、前記周壁7の外側にガス通路形
成用溝10を有し、この溝10の外壁上端には前
記バーナーヘツド5の上端周縁部が載る段部11
を有している。従つて前記中央凹部4内において
上端周縁部が段部11上に載り、下端凹部8が突
部9に嵌合したバーナーヘツド5はその上面が熱
盤2の上面と面一状にあり、このバーナーヘツド
5によつて前記溝10の上端は閉じられた状態と
なつてガス通路を形成している。尚溝10の一部
に一端が連通し他端が熱盤2の側方に開口するガ
ス通路12が前記熱盤2内に形成されており、こ
のガス通路12の他端開口部にガス流入管13が
取り付けられている。14は前記バーナーヘツド
5の炎口であつて、前記溝10内に連通してい
る。ところで前記シーズヒーター3の形状設置位
置及び熱盤2表面からの深さ等はシーズヒーター
3の有効発熱長さ、熱盤材質の熱伝導性を考慮に
入れて温度分布が良くなるように決定されてい
る。又図面では示されていないが、実際はトツプ
プレート、側板等の部材が設けられている。 従つて斯かる構成のコンロを使用するに際し、
電気による加熱を行なう場合は熱盤2上に被加熱
物(鍋等)を載せ、前記シーズヒーター3の両端
3a,3aより通電することにより被加熱物の加
熱が行なえ、ガスによる加熱を行なう場合は図面
では示されていないが熱盤2上に五徳を載せ、こ
の五徳上に被加熱物を載せた状態で前記ガス流入
管13よりガスを供給してバーナーヘツド5の炎
口14に点火すれば良い。このとき五徳により被
加熱物とバーナーヘツド5上端との間にガス炎の
流れを作る空間が形成される。尚熱盤2上への五
徳の設置は着脱型或いは側方へのスライド型を採
用し、電気加熱部1使用時には五徳を熱盤2上か
ら取り除くことができるようになつている。 ところで本発明は第3図以下に示すように実施
することもできる。即ち第3図に示す第2実施例
は熱盤2の下面に形成した環状の溝15内にシー
ズヒーター3を嵌入させ、該シーズヒーター3を
熱盤2に対して鑞接合させたものである。この鑞
剤としては銅、ニツケル等が良い。又第4図及び
第5図に示す第3実施例は熱盤2の下面に形成し
た大径及び小径の環状の溝16内に夫々酸化マグ
ネシウム等の絶縁剤18,18を介して電熱線1
9,19〔ヒーター〕を埋め込み電気加熱部1を
構成したものである。以上第2、第3実施例の使
用方法は第1実施例と同じである。尚第1〜第3
の各実施例において熱盤2の中央凹部4内にバー
ナーヘツド5が嵌入されたとき、バーナーヘツド
5の上面は熱盤2の上面と面一状になるように構
成されているが、熱盤2の上面よりも若干低くて
も良い。 次に第6図及び第7図に示す第4実施例は熱盤
2の中央凹部4内に取り外し可能に嵌入されたバ
ーナーヘツド5の上面よりも熱盤2の上面が高い
位置に来るように構成したもので、中央凹部4内
に嵌入されたバーナーヘツド5の上面と面一状に
底面が来るように熱盤2の上面には放射状に複数
本の溝20を形成してある。従つてこの実施例に
おいては、ガスにより加熱する場合は電気により
加熱を行なう場合と同様に五徳を使わずに熱盤2
上に被加熱物を載せた状態で使用でき、この場合
バーナーヘツド5の炎口14から出た炎は被加熱
物の底面に当り、その後熱盤2の溝20と被加熱
物底面との間を通り抜け外部に出る。この場合ガ
スが完全燃焼するように炎口14から熱盤2上面
までの距離が決められている。又熱盤2の各溝2
0の幅及び深さはガス炎の流通性と熱盤2の面積
で決まる加熱効率の両方を加味して決められてい
る。更に第8図に示す第5実施例は第4実施例の
変形例を示すもので、熱盤2の中央凹部4内に嵌
入されたバーナーヘツド5の上面よりも上方にお
いて熱盤2に前記溝20の代りに複数本の空洞2
1を放射状に設けたものであり、この場合の使用
方法は前記第4実施例と同じである。 本発明ガス電気両用コンロは以上述べたように
実施し得るものであり、次に述べた効果が得られ
る。 (A) 従来のガスコンロ、電気コンロ各々の機能を
1台で果すことができ、場所をとることがなく
しかも経済的である。しかも、電気コンロとな
る電気加熱部の電気ヒーターを有し、中央凹部
の中心に上下に貫通する孔を形成し、この孔の
周壁より外側内部に上記中央凹部に連通する環
状のガス通路形成用溝を形成した簡単な構造の
熱盤を用い、この熱盤の中央凹部内にバーナー
ヘツドを嵌着したときに、上記ガス通路形成用
溝とバーナーヘツドとによりバーナーヘツドの
炎口にガスを供給するガス通路が形成され、か
つ中央凹部の中心孔により燃焼用空気通路が形
成された構造となるので、取り外し可能なバー
ナーヘツドを有しながら、ガスコンロと電気コ
ンロが一体化された合理的な構成が得られるも
のである。 (B) 熱容量の大きなもの、例えば大量の水等を沸
かす場合、加熱初期はガス又はガスと電気とを
用いて加熱し、沸騰した後電気のみに切り換え
弱火で長時間加熱して沸かすことができる。 (C) 天ぷら等の食用油を用いる調理では、ガス炎
による引火の危険性を常に伴なうが、加熱初期
の油温度上昇にはガスを用い、その後の最適調
理温度制御は電気ヒーターを持つ電気加熱部で
安全に行なえる。 (D) 以上のように両加熱源の使い分けにより従来
よりも短時間にしかも安全に調理することがで
きる。 (E) 特に本発明は熱盤の中央凹部内にバーナーヘ
ツドを取り外し可能に設けるようにしてあるた
め、調理等の煮こぼれや油の滴下よるバーナー
ヘツド等の汚れを掃除し易く、又熱盤の鋳型構
成を簡単にすることもできる。 (F) 熱盤を作る鋳物材料を鋳鉄にすることにより
熱盤の耐熱性を上げ、熱盤表面温度を上げるこ
とにより電気ヒーターによる調理範囲を拡げる
ことができる。ただしこの場合、熱盤を防錆す
るための表面処理は不可欠である。 (G) 又熱盤を作る鋳物材料をアルミにすることに
より、温度分布の良いコンロにすることができ
る。ただしアルミの融点から考えて電気による
高熱量供給は期待できず、この点は、ガスによ
り加熱をしてカバーすれば良い。 (H) 尚前記第3実施例で示すように熱盤2の溝1
6,17内に夫々絶縁剤18,18を介して電
熱線19,19を埋め込んだ場合は、シーズヒ
ーター3を用いる場合と比較して材料的に安く
つく。又前記第5実施例で示すように熱盤2に
空洞21…を設けることにより、第4実施例の
ように溝20を設けた場合よりも熱盤と被加熱
物との接触面積を増し、電気加熱時において熱
効率を上げることができる。
かも加熱初期から一定した大熱量を供給できるた
め、加熱時間が短かくて済む。電気の場合ヒータ
ー自体の熱容量があるため、加熱温度の立ち上り
が悪く、特に熱盤のような大容量のものを用いて
いるものではこの傾向が著しい。 発熱量で比較すると都市ガスの場合一般に2000
〜3000Kca/Hとされており、電力量に換算し
て3KWにも達する。これは現在の家庭用配線事
情から単体の電気ヒーター能力を越えた熱量であ
り、熱容量の大きなものを短時間で加熱するには
ガスを必要とする。又調理加熱からみても、焼肉
のように火力の強いガス炎で肉表面をこがし、内
部の水分蒸発を押えるタイプの調理法があり、こ
の点でもガス加熱は調理にかかせないものがあ
る。これを電気ヒーターによる輻射対流加熱で行
なおうとすればパワー的に不十分であり、うまく
調理できない。 一方、電気ヒーターを用いて調理加熱を行なつ
た場合、入力の調節が非常に容易に行なうことが
できる。パワー調節法としてはワツトコントロー
ラーを用いることにより入力を自在に制御でき、
しかも長時間弱火で加熱してもガスのように消え
る心配が無く、非常に安全である。又タイマーを
設けることにより加熱時間の制御も行なうことが
できる。これらの特長は調理上非常に重要な点で
あり、例えば豆の煮込み料理等の場合5〜6時間
以上も時間をかけて弱火で加熱しなければならな
いが、火力調整、安全面等においてガスは不十分
であり、電気ヒーターが有効である。 従来のコンロは、ガス電気各々のコンロに備わ
るこれらの短所を改善されることなく、不便や危
険性を感じながらも今日までそのまま使われてき
たのが実情である。 これに対し、1つのコンロにガスバーナー、電
気ヒーターの両方を組み込み、両方を使えるよう
にすれば従来の各々の性能以上のものを発揮する
とができる。本発明は斯かる点に鑑みて為された
ものであり、鋳物製熱盤内に電気ヒーターを設け
てなる電気加熱部と、前記熱盤の中央凹部内に取
り外し可能に嵌着するバーナーヘツドとから成
り、前記熱盤の中央凹部の中心に上下に貫通する
孔を形成し、この孔の周壁より外側の熱盤内部に
前記中央凹部周部に連通する環状のガス通路形成
用溝を形成し、このガス通路形成用溝と前記中央
凹部に嵌着された前記バーナーヘツドとによりバ
ーナーヘツドの炎口にガスを供給するガス通路を
形成たものである。以下本発明を実施例を示す図
面に基づいて説明する。先づ第1実施例を示す第
1図及び第2図に基づき説明すると、1は鉄鋳物
或いはアルミ鋳物製の熱盤2内にシーズヒーター
3を環状に鋳込んで設けてなる電気加熱部で、こ
の電気加熱部1の熱盤2の中央凹部4内にガスバ
ーナーのバーナーヘツド5が取り外し可能に嵌入
される。この中央凹部4の中心には上下に貫通す
る孔6が形成されており、この孔6の周壁7の上
端に前記バーナーヘツド5の下端凹部8と嵌合す
る突部9を有し、前記周壁7の外側にガス通路形
成用溝10を有し、この溝10の外壁上端には前
記バーナーヘツド5の上端周縁部が載る段部11
を有している。従つて前記中央凹部4内において
上端周縁部が段部11上に載り、下端凹部8が突
部9に嵌合したバーナーヘツド5はその上面が熱
盤2の上面と面一状にあり、このバーナーヘツド
5によつて前記溝10の上端は閉じられた状態と
なつてガス通路を形成している。尚溝10の一部
に一端が連通し他端が熱盤2の側方に開口するガ
ス通路12が前記熱盤2内に形成されており、こ
のガス通路12の他端開口部にガス流入管13が
取り付けられている。14は前記バーナーヘツド
5の炎口であつて、前記溝10内に連通してい
る。ところで前記シーズヒーター3の形状設置位
置及び熱盤2表面からの深さ等はシーズヒーター
3の有効発熱長さ、熱盤材質の熱伝導性を考慮に
入れて温度分布が良くなるように決定されてい
る。又図面では示されていないが、実際はトツプ
プレート、側板等の部材が設けられている。 従つて斯かる構成のコンロを使用するに際し、
電気による加熱を行なう場合は熱盤2上に被加熱
物(鍋等)を載せ、前記シーズヒーター3の両端
3a,3aより通電することにより被加熱物の加
熱が行なえ、ガスによる加熱を行なう場合は図面
では示されていないが熱盤2上に五徳を載せ、こ
の五徳上に被加熱物を載せた状態で前記ガス流入
管13よりガスを供給してバーナーヘツド5の炎
口14に点火すれば良い。このとき五徳により被
加熱物とバーナーヘツド5上端との間にガス炎の
流れを作る空間が形成される。尚熱盤2上への五
徳の設置は着脱型或いは側方へのスライド型を採
用し、電気加熱部1使用時には五徳を熱盤2上か
ら取り除くことができるようになつている。 ところで本発明は第3図以下に示すように実施
することもできる。即ち第3図に示す第2実施例
は熱盤2の下面に形成した環状の溝15内にシー
ズヒーター3を嵌入させ、該シーズヒーター3を
熱盤2に対して鑞接合させたものである。この鑞
剤としては銅、ニツケル等が良い。又第4図及び
第5図に示す第3実施例は熱盤2の下面に形成し
た大径及び小径の環状の溝16内に夫々酸化マグ
ネシウム等の絶縁剤18,18を介して電熱線1
9,19〔ヒーター〕を埋め込み電気加熱部1を
構成したものである。以上第2、第3実施例の使
用方法は第1実施例と同じである。尚第1〜第3
の各実施例において熱盤2の中央凹部4内にバー
ナーヘツド5が嵌入されたとき、バーナーヘツド
5の上面は熱盤2の上面と面一状になるように構
成されているが、熱盤2の上面よりも若干低くて
も良い。 次に第6図及び第7図に示す第4実施例は熱盤
2の中央凹部4内に取り外し可能に嵌入されたバ
ーナーヘツド5の上面よりも熱盤2の上面が高い
位置に来るように構成したもので、中央凹部4内
に嵌入されたバーナーヘツド5の上面と面一状に
底面が来るように熱盤2の上面には放射状に複数
本の溝20を形成してある。従つてこの実施例に
おいては、ガスにより加熱する場合は電気により
加熱を行なう場合と同様に五徳を使わずに熱盤2
上に被加熱物を載せた状態で使用でき、この場合
バーナーヘツド5の炎口14から出た炎は被加熱
物の底面に当り、その後熱盤2の溝20と被加熱
物底面との間を通り抜け外部に出る。この場合ガ
スが完全燃焼するように炎口14から熱盤2上面
までの距離が決められている。又熱盤2の各溝2
0の幅及び深さはガス炎の流通性と熱盤2の面積
で決まる加熱効率の両方を加味して決められてい
る。更に第8図に示す第5実施例は第4実施例の
変形例を示すもので、熱盤2の中央凹部4内に嵌
入されたバーナーヘツド5の上面よりも上方にお
いて熱盤2に前記溝20の代りに複数本の空洞2
1を放射状に設けたものであり、この場合の使用
方法は前記第4実施例と同じである。 本発明ガス電気両用コンロは以上述べたように
実施し得るものであり、次に述べた効果が得られ
る。 (A) 従来のガスコンロ、電気コンロ各々の機能を
1台で果すことができ、場所をとることがなく
しかも経済的である。しかも、電気コンロとな
る電気加熱部の電気ヒーターを有し、中央凹部
の中心に上下に貫通する孔を形成し、この孔の
周壁より外側内部に上記中央凹部に連通する環
状のガス通路形成用溝を形成した簡単な構造の
熱盤を用い、この熱盤の中央凹部内にバーナー
ヘツドを嵌着したときに、上記ガス通路形成用
溝とバーナーヘツドとによりバーナーヘツドの
炎口にガスを供給するガス通路が形成され、か
つ中央凹部の中心孔により燃焼用空気通路が形
成された構造となるので、取り外し可能なバー
ナーヘツドを有しながら、ガスコンロと電気コ
ンロが一体化された合理的な構成が得られるも
のである。 (B) 熱容量の大きなもの、例えば大量の水等を沸
かす場合、加熱初期はガス又はガスと電気とを
用いて加熱し、沸騰した後電気のみに切り換え
弱火で長時間加熱して沸かすことができる。 (C) 天ぷら等の食用油を用いる調理では、ガス炎
による引火の危険性を常に伴なうが、加熱初期
の油温度上昇にはガスを用い、その後の最適調
理温度制御は電気ヒーターを持つ電気加熱部で
安全に行なえる。 (D) 以上のように両加熱源の使い分けにより従来
よりも短時間にしかも安全に調理することがで
きる。 (E) 特に本発明は熱盤の中央凹部内にバーナーヘ
ツドを取り外し可能に設けるようにしてあるた
め、調理等の煮こぼれや油の滴下よるバーナー
ヘツド等の汚れを掃除し易く、又熱盤の鋳型構
成を簡単にすることもできる。 (F) 熱盤を作る鋳物材料を鋳鉄にすることにより
熱盤の耐熱性を上げ、熱盤表面温度を上げるこ
とにより電気ヒーターによる調理範囲を拡げる
ことができる。ただしこの場合、熱盤を防錆す
るための表面処理は不可欠である。 (G) 又熱盤を作る鋳物材料をアルミにすることに
より、温度分布の良いコンロにすることができ
る。ただしアルミの融点から考えて電気による
高熱量供給は期待できず、この点は、ガスによ
り加熱をしてカバーすれば良い。 (H) 尚前記第3実施例で示すように熱盤2の溝1
6,17内に夫々絶縁剤18,18を介して電
熱線19,19を埋め込んだ場合は、シーズヒ
ーター3を用いる場合と比較して材料的に安く
つく。又前記第5実施例で示すように熱盤2に
空洞21…を設けることにより、第4実施例の
ように溝20を設けた場合よりも熱盤と被加熱
物との接触面積を増し、電気加熱時において熱
効率を上げることができる。
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
第1実施例を示す平面図、第2図は同縦断面図、
第3図は第2実施例を示す縦断面図、第4図は第
3実施例を示す平面図、第5図は同縦断面図、第
6図は第4実施例を示す平面図、第7図は同縦断
面図、第8図は第5実施例を示す縦断面図であ
る。 1…電気加熱部、2…熱盤、3…シーズヒータ
ー、4…中央凹部、5…バーナーヘツド、6…
孔、7…周壁、8…下端凹部、9…突部、10…
溝、11…段部、12…ガス通路、14…炎口、
15…溝、16,17…溝、18…絶縁剤、19
…電熱線、20…溝、21…空洞。
第1実施例を示す平面図、第2図は同縦断面図、
第3図は第2実施例を示す縦断面図、第4図は第
3実施例を示す平面図、第5図は同縦断面図、第
6図は第4実施例を示す平面図、第7図は同縦断
面図、第8図は第5実施例を示す縦断面図であ
る。 1…電気加熱部、2…熱盤、3…シーズヒータ
ー、4…中央凹部、5…バーナーヘツド、6…
孔、7…周壁、8…下端凹部、9…突部、10…
溝、11…段部、12…ガス通路、14…炎口、
15…溝、16,17…溝、18…絶縁剤、19
…電熱線、20…溝、21…空洞。
Claims (1)
- 1 鋳物製熱盤内に電気ヒーターを設けてなる電
気加熱部と、前記熱盤の中央凹部内に取り外し可
能に嵌着するバーナーヘツドとから成り、前記熱
盤の中央凹部の中心に上下に貫通する孔を形成
し、この孔の周壁より外側の熱盤内部に前記中央
凹部周部に連通する環状のガス通路形成用溝を形
成し、このガス通路形成用溝と前記中央凹部に嵌
着された前記バーナーヘツドとによりバーナーヘ
ツドの炎口にガスを供給するガス通路を形成した
ことを特徴とするガス電気両用コンロ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13814778A JPS5565835A (en) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | Combined gas range and electric range |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13814778A JPS5565835A (en) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | Combined gas range and electric range |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5565835A JPS5565835A (en) | 1980-05-17 |
JPS6116895B2 true JPS6116895B2 (ja) | 1986-05-02 |
Family
ID=15215097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13814778A Granted JPS5565835A (en) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | Combined gas range and electric range |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5565835A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4413611A (en) * | 1981-05-04 | 1983-11-08 | Raytheon Company | Modular gas range compartment |
US5329918A (en) * | 1993-01-27 | 1994-07-19 | Gaetano Di Bari | Combined electric and gas burner |
US6951997B2 (en) | 2002-07-26 | 2005-10-04 | Ark-Les Corporation | Control of a cooktop heating element |
US7420142B2 (en) | 2002-07-26 | 2008-09-02 | Illinois Tool Works, Inc | Power control module for electrical appliances |
-
1978
- 1978-11-08 JP JP13814778A patent/JPS5565835A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5565835A (en) | 1980-05-17 |
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