JP3275361B2 - 金属製触媒担体 - Google Patents
金属製触媒担体Info
- Publication number
- JP3275361B2 JP3275361B2 JP11551692A JP11551692A JP3275361B2 JP 3275361 B2 JP3275361 B2 JP 3275361B2 JP 11551692 A JP11551692 A JP 11551692A JP 11551692 A JP11551692 A JP 11551692A JP 3275361 B2 JP3275361 B2 JP 3275361B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal
- flat plate
- plate
- catalyst carrier
- corrugated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 title claims description 27
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 title claims description 16
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims description 20
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 5
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims description 2
- 238000005219 brazing Methods 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 239000011888 foil Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229910002060 Fe-Cr-Al alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 1
- 238000003475 lamination Methods 0.000 description 1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属製触媒担体に関し、
特に安価かつ簡易に製造し得る触媒担体に関する。
特に安価かつ簡易に製造し得る触媒担体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の排気ガス浄化触媒等を担持する
触媒担体は、軽量かつ振動衝撃に強いことが要請され、
かかる触媒担体として、例えばFe−Cr−Alの合金
箔板で平板と波板を構成し、これらを交互に積層巻回し
て多数の気流流路を有するハニカム筒体としたものが注
目されている。従来、このハニカム筒体を構成する平板
1と波板2は、図5に示す如く、ロー付けBにより互い
に接合固定してある。
触媒担体は、軽量かつ振動衝撃に強いことが要請され、
かかる触媒担体として、例えばFe−Cr−Alの合金
箔板で平板と波板を構成し、これらを交互に積層巻回し
て多数の気流流路を有するハニカム筒体としたものが注
目されている。従来、このハニカム筒体を構成する平板
1と波板2は、図5に示す如く、ロー付けBにより互い
に接合固定してある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このロー付け
は、平板を挟んで内外(図の上下)に位置する波板の頂
点をそれぞれ別個に平板に接合するから、接合点数が多
い。
は、平板を挟んで内外(図の上下)に位置する波板の頂
点をそれぞれ別個に平板に接合するから、接合点数が多
い。
【0004】一方、近年、従来のロー付けに代えて、簡
易なレーザビーム溶接等を平板と波板の固定に使用する
ことが行われつつあるが、ロー付けと同じ部分をスポッ
ト溶接しようとすると溶接点が非常に多くなるため、却
って製造コストが高くなるという問題がある。また、波
板の上に平板が位置した状態では、これに接する波板の
頂部を正確に確認してレーザ照射することは困難であ
る。
易なレーザビーム溶接等を平板と波板の固定に使用する
ことが行われつつあるが、ロー付けと同じ部分をスポッ
ト溶接しようとすると溶接点が非常に多くなるため、却
って製造コストが高くなるという問題がある。また、波
板の上に平板が位置した状態では、これに接する波板の
頂部を正確に確認してレーザ照射することは困難であ
る。
【0005】本発明はかかる課題を解決するもので、溶
接部を大幅に低減できるとともに溶接部の確認も容易に
行うことができ、製造簡易で、コストの引き下げが可能
な金属製触媒担体を提供することを目的とする。
接部を大幅に低減できるとともに溶接部の確認も容易に
行うことができ、製造簡易で、コストの引き下げが可能
な金属製触媒担体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】金属製触媒担体は、金属
平板1と金属波板2とを交互に積層巻回して多数の気流
流路Pを形成したハニカム筒体4の内壁に触媒を担持せ
しめて筒状ハウジング3内に収納してなり、内外の金属
波板2の頂部を金属平板1を挟んで同位置で対向せしめ
て、これら金属波板2の頂部および頂部間の金属平板1
を溶接Wにより同時溶着してなるものである。
平板1と金属波板2とを交互に積層巻回して多数の気流
流路Pを形成したハニカム筒体4の内壁に触媒を担持せ
しめて筒状ハウジング3内に収納してなり、内外の金属
波板2の頂部を金属平板1を挟んで同位置で対向せしめ
て、これら金属波板2の頂部および頂部間の金属平板1
を溶接Wにより同時溶着してなるものである。
【0007】
【作用】上記構成によれば、金属平板1とこれを挟んで
対向位置せしめた内外の金属波板2の頂部とが溶接によ
り同時に溶着固定されるから、溶接部は大幅に減少す
る。また、金属平板1の上に必ず金属波板2があるか
ら、その底部(すなわち頂部)を正確に確認して溶接を
行うことができる。
対向位置せしめた内外の金属波板2の頂部とが溶接によ
り同時に溶着固定されるから、溶接部は大幅に減少す
る。また、金属平板1の上に必ず金属波板2があるか
ら、その底部(すなわち頂部)を正確に確認して溶接を
行うことができる。
【0008】
【実施例】図1には金属製触媒担体の全体図を示し、円
筒状の金属ハウジング3内にその内径と等しい外径のハ
ニカム筒体4が収納され、これらハウジング3とハニカ
ム筒体4とは外周の一箇所(図のB)で全周溶接により
互いに固定されている。上記ハニカム筒体4は合金箔板
の平板1と波板2を積層巻回して筒状となしたもので、
内外の平板1により閉鎖された波板2空間により軸方向
へ延びる多数の気流流路Pが形成されている。この気流
流路Pの路壁に触媒が担持される。
筒状の金属ハウジング3内にその内径と等しい外径のハ
ニカム筒体4が収納され、これらハウジング3とハニカ
ム筒体4とは外周の一箇所(図のB)で全周溶接により
互いに固定されている。上記ハニカム筒体4は合金箔板
の平板1と波板2を積層巻回して筒状となしたもので、
内外の平板1により閉鎖された波板2空間により軸方向
へ延びる多数の気流流路Pが形成されている。この気流
流路Pの路壁に触媒が担持される。
【0009】平板1と波板2は互いに溶接固定されてお
り、その詳細を図2に示す。図において、内外(図の上
下)の波板2は平板1を挟んでその頂部が同位置で対向
しており、これら頂部とこの間にある平板1がスポット
溶接により互いに溶着固定されている。かかる固定構造
によれば、従来(図5参照)と比較して、スポット溶接
点を大幅に減らすことができる。なお、図は説明のため
全ての頂部を固定しているが、使用時の熱膨張による応
力の発生を考慮して適当位置を固定すれば良い。
り、その詳細を図2に示す。図において、内外(図の上
下)の波板2は平板1を挟んでその頂部が同位置で対向
しており、これら頂部とこの間にある平板1がスポット
溶接により互いに溶着固定されている。かかる固定構造
によれば、従来(図5参照)と比較して、スポット溶接
点を大幅に減らすことができる。なお、図は説明のため
全ての頂部を固定しているが、使用時の熱膨張による応
力の発生を考慮して適当位置を固定すれば良い。
【0010】スポット溶接は例えば図3に示すように行
う。平板1と波板2を芯金(図略)に巻いて、これらに
図の白矢印で示す方向へのテンションを与えつつ、芯金
を黒矢印方向へ回転せしめてハニカム筒体4(図1)の
径になるまで巻き取る。
う。平板1と波板2を芯金(図略)に巻いて、これらに
図の白矢印で示す方向へのテンションを与えつつ、芯金
を黒矢印方向へ回転せしめてハニカム筒体4(図1)の
径になるまで巻き取る。
【0011】この巻取りの間、YAGレーザ等を使用し
たスポット溶接機のビーム発射部5を、波板2と平板1
の重ね部に側方より対向せしめ、波板2のテンションを
加減して、レーザビーム照射部において外側波板2の底
部(頂部)が平板1を挟んだ内側波板2の頂部と対向す
るようにする。そして、レーザビームにより内外の波板
2頂部とこれらの間の平板1を同時に溶着固定する(図
のW点)。
たスポット溶接機のビーム発射部5を、波板2と平板1
の重ね部に側方より対向せしめ、波板2のテンションを
加減して、レーザビーム照射部において外側波板2の底
部(頂部)が平板1を挟んだ内側波板2の頂部と対向す
るようにする。そして、レーザビームにより内外の波板
2頂部とこれらの間の平板1を同時に溶着固定する(図
のW点)。
【0012】溶接する場合には平板1とこれを挟む波板
2が確実に接している必要がある。そこで、例えば図4
に示す如く、溶接点の谷部に隣接する両側の谷部に丸棒
6を挿入し(図の(1))、これら丸棒6で上記谷部を
平板1に接するように押さえつつ、平板1下方の波板2
の頂部に対向する位置まで調整移動せしめて(図の
(2))スポット溶接(W点)すると良い。
2が確実に接している必要がある。そこで、例えば図4
に示す如く、溶接点の谷部に隣接する両側の谷部に丸棒
6を挿入し(図の(1))、これら丸棒6で上記谷部を
平板1に接するように押さえつつ、平板1下方の波板2
の頂部に対向する位置まで調整移動せしめて(図の
(2))スポット溶接(W点)すると良い。
【0013】スポット溶接は、レーザビーム以外に電子
ビームを使用でき、また、抵抗溶接によっても良い。ま
た、必ずしもスポット溶接には限られず、連続溶接でも
良い。
ビームを使用でき、また、抵抗溶接によっても良い。ま
た、必ずしもスポット溶接には限られず、連続溶接でも
良い。
【0014】
【発明の効果】以上の如く、本発明の金属製触媒担体に
よれば、平板とこれを挟んで同一位置で対向する波板頂
部とを同時に溶着できるから、溶接部の数を低減して、
製作の簡易化および低コスト化を実現することができ
る。
よれば、平板とこれを挟んで同一位置で対向する波板頂
部とを同時に溶着できるから、溶接部の数を低減して、
製作の簡易化および低コスト化を実現することができ
る。
【図1】触媒担体の全体斜視図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】ハニカム筒体の製造工程を示す斜視図である。
【図4】板材の積層状態を示す概略拡大断面図である。
【図5】従来例における板材の積層状態を示す概略拡大
断面図である。
断面図である。
1 金属平板 2 金属波板 3 筒状ハウジング 4 ハニカム筒体 W 溶接
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 猪俣 純朋 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 38/74 B01D 53/86 B01D 53/94 F01N 3/28
Claims (1)
- 【請求項1】 金属平板と金属波板とを交互に積層巻回
して多数の気流流路を形成したハニカム筒体の内壁に触
媒を担持せしめて筒状ハウジング内に収納してなり、内
外の金属波板の頂部を金属平板を挟んで同位置で対向せ
しめて、これら金属波板の頂部および頂部間の平板を溶
接により同時溶着してなる金属製触媒担体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11551692A JP3275361B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 金属製触媒担体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11551692A JP3275361B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 金属製触媒担体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05285398A JPH05285398A (ja) | 1993-11-02 |
JP3275361B2 true JP3275361B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=14664462
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11551692A Expired - Fee Related JP3275361B2 (ja) | 1992-04-08 | 1992-04-08 | 金属製触媒担体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3275361B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3313158B2 (ja) * | 1992-10-28 | 2002-08-12 | 株式会社デンソー | 自動車廃ガス浄化用金属製触媒担体の製造方法 |
DK3007820T3 (en) | 2013-05-31 | 2018-10-22 | Johnson Matthey Plc | Structured catalytic converter assembly tool |
US10646825B2 (en) * | 2016-10-20 | 2020-05-12 | Amogreentech Co., Ltd. | Metal catalyst support, manufacturing method and apparatus therefor |
CN109915830B (zh) * | 2017-12-13 | 2024-01-19 | 华帝股份有限公司 | 红外线金属蜂窝体及红外线燃烧器 |
-
1992
- 1992-04-08 JP JP11551692A patent/JP3275361B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05285398A (ja) | 1993-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3294629B2 (ja) | 排ガス接触浄化装置及びその製造方法 | |
JPH08103664A (ja) | ハニカム体およびこのハニカム体よりなる触媒担体を有する触媒コンバータ | |
JP3224609B2 (ja) | 排ガス浄化触媒用メタル担体 | |
JP3755008B2 (ja) | 排ガス浄化用金属製触媒担体の製造方法 | |
JP3275361B2 (ja) | 金属製触媒担体 | |
JPH0744733Y2 (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
US5153167A (en) | Honeycomb catalyst carrier | |
EP0590171B1 (en) | Honeycomb structure for purifying exhaust gas and method of manufacturing same | |
JP3375989B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒担体 | |
JP3651021B2 (ja) | 自己発熱型触媒コンバータ | |
JP3464557B2 (ja) | 電気加熱式触媒装置用メタル担体およびその製造方法 | |
JPH04122418A (ja) | 自動車排ガス浄化用触媒コンバータ | |
JPH06254410A (ja) | 排気ガス浄化装置用の触媒担体 | |
EP0514572B1 (en) | Honeycomb type catalyst carrier | |
JPH07213919A (ja) | メタル担体及びその製造方法 | |
JP3204812B2 (ja) | 排ガス浄化用金属製触媒担体の製造方法 | |
JP3869555B2 (ja) | 水処理用メタルハニカム構造体 | |
JP2688763B2 (ja) | 排気ガス浄化用触媒を担持するための金属製担持母体及びその製造方法 | |
JP3202094B2 (ja) | 触媒装置用メタル担体およびその製造方法 | |
JPH07241477A (ja) | 排ガス浄化装置とその製造方法 | |
JPH0857673A (ja) | メタル触媒担体の溶接方法 | |
JP3120942B2 (ja) | メタル触媒担体の溶接方法 | |
JPH0699081A (ja) | 排気ガス浄化装置 | |
KR20020043091A (ko) | 금속 담체를 이용한 ccc 구조 | |
JPH06106075A (ja) | 排気ガス浄化用ハニカム体 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |