JP3275332B2 - 電圧調整継電器 - Google Patents
電圧調整継電器Info
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- JP3275332B2 JP3275332B2 JP29425291A JP29425291A JP3275332B2 JP 3275332 B2 JP3275332 B2 JP 3275332B2 JP 29425291 A JP29425291 A JP 29425291A JP 29425291 A JP29425291 A JP 29425291A JP 3275332 B2 JP3275332 B2 JP 3275332B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電力用変圧器の電圧調
整に用いられる電圧調整継電器の改良に関する。
整に用いられる電圧調整継電器の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の電圧調整継電器は、その二次側
の電流データから電流／電圧対応制御プログラムに基づ
いて最適電圧を算出し、二次側の電圧データがその最適
電圧と対応するように電力用変圧器のタップチェンジャ
ーを切り替えるようになっている。
の電流データから電流／電圧対応制御プログラムに基づ
いて最適電圧を算出し、二次側の電圧データがその最適
電圧と対応するように電力用変圧器のタップチェンジャ
ーを切り替えるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このような電圧調整継
電器では、通常の電圧調整動作が正常に行われているか
どうかを点検するために、電力用変圧器の二次側の実際
の電圧値、電流値が監視できることが好ましい。
電器では、通常の電圧調整動作が正常に行われているか
どうかを点検するために、電力用変圧器の二次側の実際
の電圧値、電流値が監視できることが好ましい。
【０００４】しかしながら、従来では検出された電流デ
ータ、電圧データが表示部で表示されるものの、その値
は検出用変流器と検出用変圧器とで小さな値に変換され
たもので、実際の電圧値、電流値は表示されず、実際の
電圧値、電流値はいちいち検出されたデータから担当者
が演算することによって得ており、非常に手間がかかる
という問題点があった。
ータ、電圧データが表示部で表示されるものの、その値
は検出用変流器と検出用変圧器とで小さな値に変換され
たもので、実際の電圧値、電流値は表示されず、実際の
電圧値、電流値はいちいち検出されたデータから担当者
が演算することによって得ており、非常に手間がかかる
という問題点があった。
【０００５】この発明はこのような実情に着目してなさ
れたものであって、電圧調整継電器において電力用変圧
器の二次側の実際の電圧値、電流値を表示できるように
して、電圧調整動作の監視が簡単に行えるようにするこ
とを目的とする。
れたものであって、電圧調整継電器において電力用変圧
器の二次側の実際の電圧値、電流値を表示できるように
して、電圧調整動作の監視が簡単に行えるようにするこ
とを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明では、電力用変圧器の二次側に設けられる
検出用変流器と検出用変圧器それぞれからの電流データ
と電圧データとに基づいて、前記電力用変圧器のタップ
チェンジャーを切り替えるための指令信号を出力するよ
うに構成される電圧調整継電器において、前記電流デー
タを前記検出用変流器の変流比で、前記電圧データを前
記検出用変圧器の変圧比でそれぞれ逆算して前記電力用
変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とを算出する演
算手段と、表示手段と、前記演算手段で算出される実際
の電流値と電圧値とを前記表示手段で表示させる表示指
令手段とを備える構成とした。
に、この発明では、電力用変圧器の二次側に設けられる
検出用変流器と検出用変圧器それぞれからの電流データ
と電圧データとに基づいて、前記電力用変圧器のタップ
チェンジャーを切り替えるための指令信号を出力するよ
うに構成される電圧調整継電器において、前記電流デー
タを前記検出用変流器の変流比で、前記電圧データを前
記検出用変圧器の変圧比でそれぞれ逆算して前記電力用
変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とを算出する演
算手段と、表示手段と、前記演算手段で算出される実際
の電流値と電圧値とを前記表示手段で表示させる表示指
令手段とを備える構成とした。
【０００７】
【作用】上記構成によると、電圧調整継電器そのものに
電力用変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とが表示
される。
電力用変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とが表示
される。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の電圧調整継電器を図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【０００９】図１は電圧調整継電器のブロック構成図で
ある。図において、１は電圧調整継電器であり、電圧調
整継電器１は、マイクロコンピュータにより構成される
ＣＰＵ２とそのＣＰＵ２の動作プログラムや制御プログ
ラム等を記憶するメモリ３とからなる制御部５と、検出
用変圧器８と検出用変流器９とから入力される電力用変
圧器６の二次側の電圧データと電流データとを常時ＣＰ
Ｕ２側に送出する入力回路１０と、ＣＰＵ２からの電圧
調整指令信号に応答して電力用変圧器６のタップチェン
ジャーのアップ／ダウン切り替え信号を出力する出力回
路１１と、各種設定内容の設定に用いられる操作部１３
と、制御データを表示するＣＲＴ２０と、外部との通信
に用いられる通信回路２１とから構成される。
ある。図において、１は電圧調整継電器であり、電圧調
整継電器１は、マイクロコンピュータにより構成される
ＣＰＵ２とそのＣＰＵ２の動作プログラムや制御プログ
ラム等を記憶するメモリ３とからなる制御部５と、検出
用変圧器８と検出用変流器９とから入力される電力用変
圧器６の二次側の電圧データと電流データとを常時ＣＰ
Ｕ２側に送出する入力回路１０と、ＣＰＵ２からの電圧
調整指令信号に応答して電力用変圧器６のタップチェン
ジャーのアップ／ダウン切り替え信号を出力する出力回
路１１と、各種設定内容の設定に用いられる操作部１３
と、制御データを表示するＣＲＴ２０と、外部との通信
に用いられる通信回路２１とから構成される。
【００１０】上記において、ＣＰＵ２が、得られる電流
データを検出用変流器９の変流比で電圧データを検出用
変圧器８の変圧比でそれぞれ逆算して電力用変圧器６の
二次側の実際の電流値と電圧値とを算出する演算手段
と、その算出される実際の電流値と電圧値とをＣＲＴ２
０で表示させる表示指令手段とを構成し、ＣＲＴ２０が
表示手段を構成し、通信回路２１が外部との通信手段を
構成する。
データを検出用変流器９の変流比で電圧データを検出用
変圧器８の変圧比でそれぞれ逆算して電力用変圧器６の
二次側の実際の電流値と電圧値とを算出する演算手段
と、その算出される実際の電流値と電圧値とをＣＲＴ２
０で表示させる表示指令手段とを構成し、ＣＲＴ２０が
表示手段を構成し、通信回路２１が外部との通信手段を
構成する。
【００１１】以下、図２のフローチャートを参照して電
圧調整継電器の動作説明を行う。
圧調整継電器の動作説明を行う。
【００１２】検出用変流器９と検出用変圧器８とから入
力回路１０を介して与えられる電流データと電圧データ
とを取り込み（ステップ１）、その電流データを検出用
変流器９の変流比で、電圧データを検出用変圧器８の変
圧比でそれぞれ逆算して電力用変圧器６の二次側の実際
の電流値と電圧値とを算出し（ステップ２）、その算出
値それぞれをＣＲＴ２０で表示する（ステップ３）。
力回路１０を介して与えられる電流データと電圧データ
とを取り込み（ステップ１）、その電流データを検出用
変流器９の変流比で、電圧データを検出用変圧器８の変
圧比でそれぞれ逆算して電力用変圧器６の二次側の実際
の電流値と電圧値とを算出し（ステップ２）、その算出
値それぞれをＣＲＴ２０で表示する（ステップ３）。
【００１３】上記の演算は、例えば、得られる電圧デー
タが１１０Ｖとし、変圧比を６０：１とする場合、１１
０Ｖ×６０＝６６００Ｖ、得られる電流データが２Ａと
し、変流比を１２０：１とする場合、２Ａ×１２０＝２
４０Ａというように行われる。上記の電流値の演算は、
配電方式が三相交流配電方式において三線式とする場合
はその二線から電流を入力して検出するので、検出用変
流器９の検出値は実際には２×３1/2Ａとなり、したが
って、実際には［（２×３1/2Ａ）／３1/2］×１２０＝
２４０Ａというように補正演算を含む形で行われる。ま
た、検出用変流器９、検出用変圧器８として光変流器、
光変圧器を用いる場合も、補正演算を含む演算を行う必
要がある。
タが１１０Ｖとし、変圧比を６０：１とする場合、１１
０Ｖ×６０＝６６００Ｖ、得られる電流データが２Ａと
し、変流比を１２０：１とする場合、２Ａ×１２０＝２
４０Ａというように行われる。上記の電流値の演算は、
配電方式が三相交流配電方式において三線式とする場合
はその二線から電流を入力して検出するので、検出用変
流器９の検出値は実際には２×３1/2Ａとなり、したが
って、実際には［（２×３1/2Ａ）／３1/2］×１２０＝
２４０Ａというように補正演算を含む形で行われる。ま
た、検出用変流器９、検出用変圧器８として光変流器、
光変圧器を用いる場合も、補正演算を含む演算を行う必
要がある。
【００１４】次に、電流／電流対応制御プログラムのデ
ータに基づき二次側の実際の電流値から最適電圧を演算
し（ステップ４）、その最適電圧と実際の電圧値とを比
較して（ステップ５）、一致しない場合はタップチェン
ジャーのアップ／ダウン切り替え指令信号を出力する
（ステップ６）。
ータに基づき二次側の実際の電流値から最適電圧を演算
し（ステップ４）、その最適電圧と実際の電圧値とを比
較して（ステップ５）、一致しない場合はタップチェン
ジャーのアップ／ダウン切り替え指令信号を出力する
（ステップ６）。
【００１５】そして、外部からの通信要求信号がある場
合には（ステップ７）、その通信要求信号への対応動作
を行う（ステップ８）。この対応動作は、上記のＣＲＴ
２０で表示される電流値、電圧値や現在設定されている
電流／電圧対応プログラムの外部端末機器への送信動
作、さらには、外部端末機器から電流／電圧対応プログ
ラム設定等の入力があった場合にはその設定動作とな
る。
合には（ステップ７）、その通信要求信号への対応動作
を行う（ステップ８）。この対応動作は、上記のＣＲＴ
２０で表示される電流値、電圧値や現在設定されている
電流／電圧対応プログラムの外部端末機器への送信動
作、さらには、外部端末機器から電流／電圧対応プログ
ラム設定等の入力があった場合にはその設定動作とな
る。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による
と、電圧調整継電器そのものにおいて、電圧調整継電器
に電力用変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とが表
示されるので、これを見ることにより、電圧調整動作の
監視が簡単に行えるようになる。
と、電圧調整継電器そのものにおいて、電圧調整継電器
に電力用変圧器の二次側の実際の電流値と電圧値とが表
示されるので、これを見ることにより、電圧調整動作の
監視が簡単に行えるようになる。
【図１】この発明の電圧調整継電器のブロック構成図。
【図２】この発明の動作説明のためのフローチャート。
１ 電圧調整継電器 ２ ＣＰＵ（演算手段、表示指令手段） ６ 電力用変圧器 ８ 検出用変圧器 ９ 検出用変流器 ２０ ＣＲＴ（表示手段） ２１ 通信回路（通信手段）
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−49042（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−133156（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) H02J 3/12 H01F 29/04
Claims (2)
- 【請求項１】 電力用変圧器（６）の二次側に設けられ
る検出用変流器（９）と検出用変圧器（８）それぞれか
らの電流データと電圧データとに基づいて、前記電力用
変圧器（６）のタップチェンジャーを切り替えるための
指令信号を出力するように構成される電圧調整継電器に
おいて、 前記電流データを前記検出用変流器（９）の変流比で、
前記電圧データを前記検出用変圧器（８）の変圧比でそ
れぞれ逆算して前記電力用変圧器（６）の二次側の実際
の電流値と電圧値とを算出する演算手段（２）と、 表示手段（２０）と、 前記演算手段（２）で算出される実際の電流値と電圧値
とを前記表示手段（２０）で表示させる表示指令手段
（２）と、 を備えることを特徴とする電圧調整継電器。 - 【請求項２】 外部とのデータの通信手段（２１）を備
えることを特徴とする請求項１の電圧調整継電器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29425291A JP3275332B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 電圧調整継電器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29425291A JP3275332B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 電圧調整継電器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05137261A JPH05137261A (ja) | 1993-06-01 |
| JP3275332B2 true JP3275332B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=17805319
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29425291A Expired - Fee Related JP3275332B2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 電圧調整継電器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3275332B2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP29425291A patent/JP3275332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05137261A (ja) | 1993-06-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |