JP3275250B2 - カード及びその認証方法 - Google Patents
カード及びその認証方法Info
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- JP3275250B2 JP3275250B2 JP19977092A JP19977092A JP3275250B2 JP 3275250 B2 JP3275250 B2 JP 3275250B2 JP 19977092 A JP19977092 A JP 19977092A JP 19977092 A JP19977092 A JP 19977092A JP 3275250 B2 JP3275250 B2 JP 3275250B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- infrared light
- layer
- printing
- hologram layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B42—BOOKBINDING; ALBUMS; FILES; SPECIAL PRINTED MATTER
- B42D—BOOKS; BOOK COVERS; LOOSE LEAVES; PRINTED MATTER CHARACTERISED BY IDENTIFICATION OR SECURITY FEATURES; PRINTED MATTER OF SPECIAL FORMAT OR STYLE NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; DEVICES FOR USE THEREWITH AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; MOVABLE-STRIP WRITING OR READING APPARATUS
- B42D25/00—Information-bearing cards or sheet-like structures characterised by identification or security features; Manufacture thereof
- B42D25/30—Identification or security features, e.g. for preventing forgery
- B42D25/328—Diffraction gratings; Holograms
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、キャッシュカード、ク
レジットカード、プリペイドカード等の認証が必要なカ
ード及びその認証方法に関する。
レジットカード、プリペイドカード等の認証が必要なカ
ード及びその認証方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、キャッシュカード、クレジットカ
ード、プリペイドカード等において、レリーフホログラ
ム等を貼り付けてその真実性の保証やカードの意匠性付
与が行われている。真実性の保証はホログラムの偽造困
難性を利用したものであり、ホログラムが貼り付けられ
たカードの真実性の確認は、目視による認証によって行
っていた。
ード、プリペイドカード等において、レリーフホログラ
ム等を貼り付けてその真実性の保証やカードの意匠性付
与が行われている。真実性の保証はホログラムの偽造困
難性を利用したものであり、ホログラムが貼り付けられ
たカードの真実性の確認は、目視による認証によって行
っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
キャッシュカード等に用いられているホログラムの機能
は、目視による認証性を持たせたり、意匠性の付与が主
体であり、無人のカード処理装置での不正防止や認証に
関しては、全く機能を有していなかった。さらに、従
来、用いられていたレリーフホログラム等は偽造し難い
特徴はあるが、基本的に、同じ絵柄、情報しか付与する
ことができず、個体識別のための可変情報（例えば、通
し番号）は、ホログラムとは別の領域の磁気記録部や印
刷記録部に記録する必要があり、カード上のスペースや
意匠性に大きな制約があった。
キャッシュカード等に用いられているホログラムの機能
は、目視による認証性を持たせたり、意匠性の付与が主
体であり、無人のカード処理装置での不正防止や認証に
関しては、全く機能を有していなかった。さらに、従
来、用いられていたレリーフホログラム等は偽造し難い
特徴はあるが、基本的に、同じ絵柄、情報しか付与する
ことができず、個体識別のための可変情報（例えば、通
し番号）は、ホログラムとは別の領域の磁気記録部や印
刷記録部に記録する必要があり、カード上のスペースや
意匠性に大きな制約があった。
【０００４】また、カードのホログラムに光学センサー
により認証可能な情報を記録する考え方もあったが、外
観目視により何らかの情報が記録されていることが知ら
れてしまい、偽造、変造を誘発する危険性があるという
問題があると共に、カードの意匠性を損なうという問題
があった。
により認証可能な情報を記録する考え方もあったが、外
観目視により何らかの情報が記録されていることが知ら
れてしまい、偽造、変造を誘発する危険性があるという
問題があると共に、カードの意匠性を損なうという問題
があった。
【０００５】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、無人のカード処理装置により
認証が可能で偽造、変造が困難なカード及びその認証方
法を提供することである。
ものであり、その目的は、無人のカード処理装置により
認証が可能で偽造、変造が困難なカード及びその認証方
法を提供することである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のカードは、カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、
前記カード基材表面が赤外光反射性であり、前記印刷が
赤外光吸収インキからなることを特徴とするものであ
る。
明のカードは、カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、
前記カード基材表面が赤外光反射性であり、前記印刷が
赤外光吸収インキからなることを特徴とするものであ
る。
【０００７】本発明のもう１つのカードは、カード基材
上の少なくとも一部に、カード基材側から順に、少なく
とも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に赤外光
を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン型ホロ
グラム層が積層されてなり、前記カード基材表面が赤外
光吸収性であり、前記印刷が赤外光反射インキからなる
ことを特徴とするものである。本発明のさらにもう１つ
のカードは、カード基材上の少なくとも一部に、カード
基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イン
キ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない隠
蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、前
記カード基材表面が赤外光吸収性であり、赤外反射層を
介して赤外光吸収インキ印刷が配置されていることを特
徴とするものである。
上の少なくとも一部に、カード基材側から順に、少なく
とも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に赤外光
を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン型ホロ
グラム層が積層されてなり、前記カード基材表面が赤外
光吸収性であり、前記印刷が赤外光反射インキからなる
ことを特徴とするものである。本発明のさらにもう１つ
のカードは、カード基材上の少なくとも一部に、カード
基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イン
キ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない隠
蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、前
記カード基材表面が赤外光吸収性であり、赤外反射層を
介して赤外光吸収インキ印刷が配置されていることを特
徴とするものである。
【０００８】また、本発明のカードの認証方法は、カー
ド基材上の少なくとも一部に、カード基材側から順に、
少なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に
赤外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン
型ホログラム層が積層されてなるカードの認証方法であ
って、前記ホログラム層及び隠蔽層を介して赤外光を照
明し、前記カード基材表面及び印刷により反射し、再度
前記隠蔽層及びホログラム層を透過して出てくる光を赤
外光検出装置により検出して、前記印刷により記録され
た記号、文字、コード等のパターンを読み取ることによ
りカードを識別することを特徴とする方法である。
ド基材上の少なくとも一部に、カード基材側から順に、
少なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に
赤外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン
型ホログラム層が積層されてなるカードの認証方法であ
って、前記ホログラム層及び隠蔽層を介して赤外光を照
明し、前記カード基材表面及び印刷により反射し、再度
前記隠蔽層及びホログラム層を透過して出てくる光を赤
外光検出装置により検出して、前記印刷により記録され
た記号、文字、コード等のパターンを読み取ることによ
りカードを識別することを特徴とする方法である。
【０００９】この場合、ホログラム層に所定波長の可視
光を照明し、ホログラム層から再生されたパターンを可
視光検出装置により検出し、赤外光検出装置により検出
された検出信号と可視光検出装置により検出された検出
信号とに基づいてカードを識別するようにすることもで
きる。
光を照明し、ホログラム層から再生されたパターンを可
視光検出装置により検出し、赤外光検出装置により検出
された検出信号と可視光検出装置により検出された検出
信号とに基づいてカードを識別するようにすることもで
きる。
【００１０】
【作用】本発明のおいては、カード基材側から順に、少
なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に赤
外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン型
ホログラム層が積層されてなるので、外観上はホログラ
ム層の記録情報のみが見え、その下にある印刷情報は見
ることはできない。赤外光を照射して赤外光検出装置に
よりホログラム層の下にある印刷情報を検出識別するこ
とにより、無人のカード処理装置でカードの個体識別が
可能となる。また、ホログラム層と印刷が積層されてい
るため、カード上のデザインスペースの制約が大幅に減
少し、意匠性の高いカードが得られる。また、積層され
たホログラム層と印刷の何れかの情報を変造、改ざんし
ようとすると、もう一方の情報がダメージを受け、その
履歴が明らかになる。
なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実質的に赤
外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リップマン型
ホログラム層が積層されてなるので、外観上はホログラ
ム層の記録情報のみが見え、その下にある印刷情報は見
ることはできない。赤外光を照射して赤外光検出装置に
よりホログラム層の下にある印刷情報を検出識別するこ
とにより、無人のカード処理装置でカードの個体識別が
可能となる。また、ホログラム層と印刷が積層されてい
るため、カード上のデザインスペースの制約が大幅に減
少し、意匠性の高いカードが得られる。また、積層され
たホログラム層と印刷の何れかの情報を変造、改ざんし
ようとすると、もう一方の情報がダメージを受け、その
履歴が明らかになる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明のカード及びその認証方法の実
施例について、図面を参照にして説明する。リップマン
型ホログラムは、銀塩写真フィルムのような光学記録材
料の片側から物体光を他方の側から参照光を入射させた
とき、光学記録材料の厚み方向に間隔ｄの透過率分布又
は屈折率分布の干渉縞が記録されたもので、干渉縞の間
隔ｄは、波長をλ、光学記録材料の屈折率をｎ、物体光
と参照光とのなす角をθとすると、 ｄ＝λ／（２ｎ・ｓｉｎθ／２） ・・・・（１） の関係にある。このようにして記録されたリップマン型
ホログラムは、波長選択性が高く、赤外線を含む白色光
を入射すると、波長λの光のみが回折され、記録した情
報が再生される。他の波長の光は回折されず透過する。
施例について、図面を参照にして説明する。リップマン
型ホログラムは、銀塩写真フィルムのような光学記録材
料の片側から物体光を他方の側から参照光を入射させた
とき、光学記録材料の厚み方向に間隔ｄの透過率分布又
は屈折率分布の干渉縞が記録されたもので、干渉縞の間
隔ｄは、波長をλ、光学記録材料の屈折率をｎ、物体光
と参照光とのなす角をθとすると、 ｄ＝λ／（２ｎ・ｓｉｎθ／２） ・・・・（１） の関係にある。このようにして記録されたリップマン型
ホログラムは、波長選択性が高く、赤外線を含む白色光
を入射すると、波長λの光のみが回折され、記録した情
報が再生される。他の波長の光は回折されず透過する。
【００１２】本発明においては、上記のようなリップマ
ン型ホログラムを用い、その下に赤外光透過性の隠蔽層
を介して赤外光により読み取り可能な印刷情報を配置し
て、外観上は意匠性の高いリップマン型ホログラムに記
録された情報のみが見え、カードの認証は隠蔽層の下の
印刷情報を赤外光によって読み取って行うようにするこ
とである。以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
ン型ホログラムを用い、その下に赤外光透過性の隠蔽層
を介して赤外光により読み取り可能な印刷情報を配置し
て、外観上は意匠性の高いリップマン型ホログラムに記
録された情報のみが見え、カードの認証は隠蔽層の下の
印刷情報を赤外光によって読み取って行うようにするこ
とである。以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
【００１３】図１は、本発明に基づくカードの実施例の
断面図であり、赤外光反射性のカード基材１の任意の位
置に接着剤層２を介して赤外光透過可視光吸収黒色隠蔽
層３が設けられ、その上に可視波長λ1 で再生可能なリ
ップマン型ホログラム層４が配置されている。そして、
黒色隠蔽層３の下側には赤外光吸収インキによる印刷５
がされており、外観上は、リップマン型ホログラム層４
に記録された情報だけが目視でき、黒色隠蔽層３の下の
印刷５の情報は見えない。
断面図であり、赤外光反射性のカード基材１の任意の位
置に接着剤層２を介して赤外光透過可視光吸収黒色隠蔽
層３が設けられ、その上に可視波長λ1 で再生可能なリ
ップマン型ホログラム層４が配置されている。そして、
黒色隠蔽層３の下側には赤外光吸収インキによる印刷５
がされており、外観上は、リップマン型ホログラム層４
に記録された情報だけが目視でき、黒色隠蔽層３の下の
印刷５の情報は見えない。
【００１４】したがって、波長λ2 の赤外光をホログラ
ム層４側から照射すると、ホログラム層４、黒色隠蔽層
３を透過して印刷５に達する。印刷５の情報に従って吸
収され、カード基材１で反射された赤外光は、黒色隠蔽
層３、ホログラム層４を透過して出てくる。波長λ2 の
光のみを検知する光センサー６を配置し、印刷５情報と
して機械読み取り可能なバーコード、記号、文字等の可
変情報を利用することにより、無人のカード処理装置で
印刷５情報を読み取ってカードの個体識別が可能とな
る。
ム層４側から照射すると、ホログラム層４、黒色隠蔽層
３を透過して印刷５に達する。印刷５の情報に従って吸
収され、カード基材１で反射された赤外光は、黒色隠蔽
層３、ホログラム層４を透過して出てくる。波長λ2 の
光のみを検知する光センサー６を配置し、印刷５情報と
して機械読み取り可能なバーコード、記号、文字等の可
変情報を利用することにより、無人のカード処理装置で
印刷５情報を読み取ってカードの個体識別が可能とな
る。
【００１５】図１の場合は、カード基材１が赤外光反射
性の場合であるが、カード基材１が赤外光吸収性の場合
には、印刷５に用いるインキとして赤外光反射性のもの
を用いるか、黒色隠蔽層３と基材１の間に赤外反射層を
設けるようにすればよい。なお、印刷５は接着剤層２の
下側に設けてもよい。また、隠蔽層３は必ずしも黒色で
ある必要はなく、白色を含む他の色であってもよい。た
だし、リップマン型ホログラム層４から再生される可視
波長λ1 の反射率が高いと、ホログラム層４から再生さ
れる情報が見え難くなり、また、その情報を後記のよう
に認証情報として用いる場合は、読み取り難くなり、望
ましくない。さらに、リップマン型ホログラム層４に
は、１個の情報のみでなく、波長多重で複数の情報を記
録しておいてもよい。
性の場合であるが、カード基材１が赤外光吸収性の場合
には、印刷５に用いるインキとして赤外光反射性のもの
を用いるか、黒色隠蔽層３と基材１の間に赤外反射層を
設けるようにすればよい。なお、印刷５は接着剤層２の
下側に設けてもよい。また、隠蔽層３は必ずしも黒色で
ある必要はなく、白色を含む他の色であってもよい。た
だし、リップマン型ホログラム層４から再生される可視
波長λ1 の反射率が高いと、ホログラム層４から再生さ
れる情報が見え難くなり、また、その情報を後記のよう
に認証情報として用いる場合は、読み取り難くなり、望
ましくない。さらに、リップマン型ホログラム層４に
は、１個の情報のみでなく、波長多重で複数の情報を記
録しておいてもよい。
【００１６】以上は、カードの機械読み取りによる認証
に黒色隠蔽層３の下の印刷５情報のみを利用し、ホログ
ラム層４の情報は目視上の認証情報、他の意匠上、その
他の情報として用いることを前提としていたが、ホログ
ラム層４の中にも機械読み取り用認証情報を記録し、こ
の情報を波長λ1 の光のみを検知する別の光センサー７
で読み取り、光センサー６で読み取った印刷５の情報と
同期、照合等をとることにより、より高度な認証を行う
ことが可能になる。その信号処理の一例を図２に示す。
この場合は、印刷５の印刷パターン５′及び、ホログラ
ム層４のホログラム記録パターン４′として同じバーコ
ードパターンを用いた例であり、この場合は、両光セン
サー６、７から得られる読み取り信号をアンド回路８に
入れ、両者が一致したときのみ、認証信号が出力される
ようにしている。したがって、ホログラム層４、印刷５
の何れかを変造、改ざんすると、最早認証情報を読み取
ることができず、高度な認証が可能になる。もちろん、
上記において、ホログラム層４、印刷５に記録する情報
は同じである必要はなく、また、両者の信号の処理も上
記のようにアンド回路による照合に限定されるものでは
なく、種々の公知の手法が採用できる。
に黒色隠蔽層３の下の印刷５情報のみを利用し、ホログ
ラム層４の情報は目視上の認証情報、他の意匠上、その
他の情報として用いることを前提としていたが、ホログ
ラム層４の中にも機械読み取り用認証情報を記録し、こ
の情報を波長λ1 の光のみを検知する別の光センサー７
で読み取り、光センサー６で読み取った印刷５の情報と
同期、照合等をとることにより、より高度な認証を行う
ことが可能になる。その信号処理の一例を図２に示す。
この場合は、印刷５の印刷パターン５′及び、ホログラ
ム層４のホログラム記録パターン４′として同じバーコ
ードパターンを用いた例であり、この場合は、両光セン
サー６、７から得られる読み取り信号をアンド回路８に
入れ、両者が一致したときのみ、認証信号が出力される
ようにしている。したがって、ホログラム層４、印刷５
の何れかを変造、改ざんすると、最早認証情報を読み取
ることができず、高度な認証が可能になる。もちろん、
上記において、ホログラム層４、印刷５に記録する情報
は同じである必要はなく、また、両者の信号の処理も上
記のようにアンド回路による照合に限定されるものでは
なく、種々の公知の手法が採用できる。
【００１７】ところで、リップマン型ホログラムは、干
渉縞の間隔を後から操作することで、情報を追記するこ
とができる。詳細は、本発明者の提案に係る特願平４−
１９９４８１号（発明の名称「ホログラムフィルム及び
その製造方法」）参照。この追記情報として、カード個
別に異なる情報を利用することができるので、上記認証
情報としてこれを用いるとより認証性が向上する。
渉縞の間隔を後から操作することで、情報を追記するこ
とができる。詳細は、本発明者の提案に係る特願平４−
１９９４８１号（発明の名称「ホログラムフィルム及び
その製造方法」）参照。この追記情報として、カード個
別に異なる情報を利用することができるので、上記認証
情報としてこれを用いるとより認証性が向上する。
【００１８】以上、本発明のカード及びその認証方法を
実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に
限定されず種々の変形が可能である。
実施例に基づいて説明したが、本発明はこれら実施例に
限定されず種々の変形が可能である。
【００１９】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のカード及びその認証方法によると、カード基材側から
順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実
質的に赤外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リッ
プマン型ホログラム層が積層されてなるので、外観上は
ホログラム層の記録情報のみが見え、その下にある印刷
情報は見ることはできない。赤外光を照射して赤外光検
出装置によりホログラム層の下にある印刷情報を検出識
別することにより、無人のカード処理装置でカードの個
体識別が可能となる。また、ホログラム層と印刷が積層
されているため、カード上のデザインスペースの制約が
大幅に減少し、意匠性の高いカードが得られる。また、
積層されたホログラム層と印刷の何れかの情報を変造、
改ざんしようとすると、もう一方の情報がダメージを受
け、その履歴が明らかになる。
のカード及びその認証方法によると、カード基材側から
順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射インキ印刷、実
質的に赤外光を透過し可視光を透過しない隠蔽層、リッ
プマン型ホログラム層が積層されてなるので、外観上は
ホログラム層の記録情報のみが見え、その下にある印刷
情報は見ることはできない。赤外光を照射して赤外光検
出装置によりホログラム層の下にある印刷情報を検出識
別することにより、無人のカード処理装置でカードの個
体識別が可能となる。また、ホログラム層と印刷が積層
されているため、カード上のデザインスペースの制約が
大幅に減少し、意匠性の高いカードが得られる。また、
積層されたホログラム層と印刷の何れかの情報を変造、
改ざんしようとすると、もう一方の情報がダメージを受
け、その履歴が明らかになる。
【００２０】なお、ホログラム層に記録された情報と印
刷情報を同時に検出し、両検出信号の同期、照合等の信
号処理により、より高度な認証を行うこともできる。
刷情報を同時に検出し、両検出信号の同期、照合等の信
号処理により、より高度な認証を行うこともできる。
【図１】本発明に基づくカードの実施例の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明によるカード認証の信号処理の一例を説
明するための図である。
明するための図である。
１…カード基材 ２…接着剤層 ３…黒色隠蔽層 ４…リップマン型ホログラム層 ５…印刷 ６、７…光センサー ４′…ホログラム記録パターン ５′…印刷パターン ８…アンド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ Ｇ０６Ｋ 19/06 Ｇ０６Ｋ 19/00 Ｄ 19/10 Ｓ (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B42D 5/00 - 15/10 G03H 1/02 G06K 17/00 G06K 19/06 - 19/10
Claims (5)
- 【請求項１】 カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、
前記カード基材表面が赤外光反射性であり、前記印刷が
赤外光吸収インキからなることを特徴とするカード。 - 【請求項２】 カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、
前記カード基材表面が赤外光吸収性であり、前記印刷が
赤外光反射インキからなることを特徴とするカード。 - 【請求項３】 カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなり、
前記カード基材表面が赤外光吸収性であり、赤外反射層
を介して赤外光吸収インキ印刷が配置されていることを
特徴とするカード。 - 【請求項４】 カード基材上の少なくとも一部に、カー
ド基材側から順に、少なくとも、赤外光吸収又は反射イ
ンキ印刷、実質的に赤外光を透過し可視光を透過しない
隠蔽層、リップマン型ホログラム層が積層されてなるカ
ードの認証方法において、前記ホログラム層及び隠蔽層
を介して赤外光を照明し、前記カード基材表面及び印刷
により反射し、再度前記隠蔽層及びホログラム層を透過
して出てくる光を赤外光検出装置により検出して、前記
印刷により記録された記号、文字、コード等のパターン
を読み取ることによりカードを識別することを特徴とす
るカード認証方法。 - 【請求項５】 前記ホログラム層に所定波長の可視光を
照明し、前記ホログラム層から再生されたパターンを可
視光検出装置により検出し、前記赤外光検出装置により
検出された検出信号と前記可視光検出装置により検出さ
れた検出信号とに基づいてカードを識別することを特徴
とする請求項４記載のカード認証方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19977092A JP3275250B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | カード及びその認証方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19977092A JP3275250B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | カード及びその認証方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0640189A JPH0640189A (ja) | 1994-02-15 |
| JP3275250B2 true JP3275250B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16413330
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19977092A Expired - Lifetime JP3275250B2 (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | カード及びその認証方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3275250B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6280891B2 (en) | 1994-05-04 | 2001-08-28 | Hologram Industries S.A. | Multi-layer assembly and method for marking articles and resulting marked articles |
| JP4565482B2 (ja) * | 2001-05-30 | 2010-10-20 | 大日本印刷株式会社 | ホログラム積層体およびホログラムラベル |
| AU2003224248B2 (en) † | 2002-04-03 | 2006-01-19 | De La Rue International Limited | Optically variable security device |
| JP4909535B2 (ja) * | 2005-06-23 | 2012-04-04 | 日東電工株式会社 | 積層反射体、認証カード、バーコードラベル、認証システム、及び、認証領域形成システム |
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-
1992
- 1992-07-27 JP JP19977092A patent/JP3275250B2/ja not_active Expired - Lifetime
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