JPH0798752A - 情報記録媒体及びその読み取り方法 - Google Patents

情報記録媒体及びその読み取り方法

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JPH0798752A
JPH0798752A JP5267273A JP26727393A JPH0798752A JP H0798752 A JPH0798752 A JP H0798752A JP 5267273 A JP5267273 A JP 5267273A JP 26727393 A JP26727393 A JP 26727393A JP H0798752 A JPH0798752 A JP H0798752A
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JP
Japan
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hologram
information
information recording
diffraction grating
recording medium
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Pending
Application number
JP5267273A
Other languages
English (en)
Inventor
Tokuo Takahashi
高橋徳男
Ryuji Horiguchi
堀口竜二
Morihito Sakai
酒井守人
Akira Hayakawa
晃 早川
Mitsuo Okabe
岡部光雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH0798752A publication Critical patent/JPH0798752A/ja
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定の読み取り機のみにより読み取り可能
で、偽造、改竄等が困難な情報記録媒体。 【構成】 情報記録媒体10は、表面が正反射をする基
材1と、その表面に形成されたバーコード等の光電的に
読み取り可能なコード部2と、その上に形成された透過
型回折格子31と情報を再生する反射型ホログラム32
とからなる回折格子ホログラム複合体3とからなり、情
報記録媒体10に相対的に移動する集束光6を照射し、
反射型ホログラム32で反射回折して再生された情報1
3を読み取ると共に、透過型回折格子31を透過し、コ
ード部2から反射され、透過型回折格子31で回折した
光11を検出することにより、コード部2に記録された
情報を読み取る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録媒体及びその
読み取り方法に関し、特に、バーコード等の形態の情報
を機械で読み取ることができ、偽造、改竄等が困難な情
報記録媒体及びその読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、銀行カード、プリペイド
カード等において、暗証番号、個人情報、金額等の情報
を磁気記録領域に記録しておき、これを磁気読み取りヘ
ッドで走査して読み取る方法が広く採用されている。
【0003】また、目視可能なバーコード等をカード等
の基材表面に印刷しておき、バーコードリーダー等によ
って光電的に読み取る方法も広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、秘匿性
の高い情報を磁気記録領域に記録しておく場合、簡単に
読み取ることができ、偽造、改竄が容易であると言う問
題がある。
【0005】また、目視可能なバーコード等は簡単に読
み取ることができ、かつ、偽造、改竄が容易であると言
う問題がある。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、特定の読み取り機のみにより
読み取り可能で、偽造、改竄等が困難な情報記録媒体及
びその読み取り方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の情報記録媒体は、所定波長域において光学的性質の
異なる2つの部分の組み合わせからなる情報が記録され
た情報記録部を有する情報記録媒体において、前記情報
記録部の上側又は下側に前記所定波長域の光を回折する
回折格子又はホログラムと別の情報を再生するホログラ
ムとからなる回折格子ホログラム複合体が一体に配置さ
れてなることを特徴とするものである。
【0008】この場合、情報記録部に記録された情報
が、正反射部と前記所定波長域において吸収性又は散乱
性の部分とからなる情報からなり、回折格子又はホログ
ラムが透過型のものからなり、別の情報を再生するホロ
グラムが反射型ホログラムからなり、さらに、回折格子
ホログラム複合体が情報記録部の上側に一体に配置され
ているように構成できる。
【0009】そして、情報記録部上に所定波長域の光を
透過し可視光を透過させない隠蔽層を設けるのが望まし
い。また、この所定波長域は、赤外域の少なくとも一部
であることが望ましい。
【0010】また、透過型回折格子又はホログラムはレ
リーフ型の透過型回折格子又はホログラムからなること
が望ましく、反射型ホログラムは、透明又は不透明な反
射型ホログラムからなることが望ましく、さらに、レリ
ーフ型の反射型ホログラムからなるのが望ましい。
【0011】また、透過型回折格子又はホログラムと反
射型ホログラムは、所定方向に伸びるように並列に配置
されているか、所定方向に沿って交互に並列に配置され
ているか、多重に記録されたもの、又は、重畳されたも
のである。
【0012】なお、情報記録部にバーコード情報を記録
し、反射型ホログラムにバーコード情報を記録すること
ができる。その場合、情報記録部に所定方向を横切るよ
うなバー配置にバーコード情報を記録し、反射型ホログ
ラムに所定方向に沿ったバー配置にバーコード情報を記
録することができる。
【0013】また、本発明の上記情報記録媒体におい
て、情報記録部に記録された情報が、前記所定波長域に
おいて透過性の部分と吸収性又は散乱性若しくは反射性
の部分とからなる情報からなり、回折格子又はホログラ
ムが反射型のものからなり、別の情報を再生するホログ
ラムが反射型ホログラムからなり、さらに、回折格子ホ
ログラム複合体が情報記録部の下側に一体に配置されて
いるように構成することもできる。
【0014】この場合、回折格子ホログラム複合体上に
所定波長域の光を透過し可視光を透過させない隠蔽層を
設けるのが望ましい。また、この所定波長域は、赤外域
の少なくとも一部であることが望ましい。
【0015】また、反射型回折格子又はホログラムは、
レリーフ型の反射型回折格子又はホログラムからなるこ
とが望ましく、反射型ホログラムは、レリーフ型の反射
型ホログラムからなることが望ましい。
【0016】また、反射型回折格子又はホログラムと反
射型ホログラムは、並列に配置されているか、多重に記
録されたものである。
【0017】なお、情報記録部にバーコード情報を記録
し、反射型ホログラムにバーコード情報を記録すること
ができる。その場合、情報記録部に所定方向を横切るよ
うなバー配置にバーコード情報を記録し、反射型ホログ
ラムに所定方向に沿ったバー配置にバーコード情報を記
録することができる。
【0018】また、本発明の情報記録媒体の読み取り方
法は、所定波長域の光を回折する透過型回折格子又はホ
ログラムと情報を再生する反射型ホログラムとからなる
回折格子ホログラム複合体が、正反射部と所定波長域に
おいて吸収性又は散乱性の部分とからなる別の情報を記
録した情報記録部の表面側に一体に配置されてなる情報
記録媒体に相対的に移動する集束光を照射し、前記反射
型ホログラムで反射回折して再生された情報を読み取る
と共に、前記透過型回折格子又はホログラムを透過し、
前記情報記録部から反射され、前記透過型回折格子又は
ホログラムで回折した光を検出することにより、前記情
報記録部に記録された情報を読み取ることを特徴とする
方法である。
【0019】この場合、この情報記録媒体には、情報記
録部上に所定波長域の光を透過し可視光を透過させない
隠蔽層が設けられており、集束光としてこの所定波長域
を含む光を用いて、反射型ホログラムに記録された情報
を読み取ると共に、情報記録部に記録された情報を読み
取るのが望ましい。
【0020】なお、情報記録部からの読み取り情報に関
連して、反射型ホログラムからの情報を読み取るように
することができる。例えば、情報記録部の所定波長域に
おいて吸収性又は散乱性の部分に対応する位置において
反射型ホログラムに記録された情報を読み取るようにす
ることができる。
【0021】さらに、本発明の別の情報記録媒体の読み
取り方法は、所定波長域の光を反射回折する反射型回折
格子又はホログラムと第1の情報を再生する反射型ホロ
グラムとからなる回折格子ホログラム複合体が、前記所
定波長域において透過性の部分と吸収性又は散乱性若し
くは反射性の部分とからなる第2の情報を記録した情報
記録部の裏面側に一体に配置されてなる情報記録媒体に
相対的に移動する集束光を照射し、前記情報記録部の透
過性の部分を透過し、前記第1の情報を再生する反射型
ホログラムで反射回折して再生された情報を読み取ると
共に、前記情報記録部の透過性の部分を透過し、前記反
射型回折格子又はホログラムで回折した光を検出するこ
とにより、前記情報記録部に記録された情報を読み取る
ことを特徴とする方法である。
【0022】この場合、情報記録媒体には、回折格子ホ
ログラム複合体上に所定波長域の光を透過し可視光を透
過させない隠蔽層が設けられており、集束光として所定
波長域を含む光を用いて、前記第1の情報を再生する反
射型ホログラムに記録された第1の情報を読み取ると共
に、情報記録部に記録された第2の情報を読み取るのが
望ましい。
【0023】なお、情報記録部からの読み取り情報に関
連して、第1の情報を再生する反射型ホログラムからの
第1の情報を読み取るようにすることができる。例え
ば、情報記録部の所定波長域において透過性の部分に対
応する位置において第1の情報を再生する反射型ホログ
ラムに記録された第1の情報を読み取るようにすること
ができる。
【0024】
【作用】本発明においては、所定波長域の光を回折する
透過型回折格子又はホログラムと情報を再生する反射型
ホログラムとからなる回折格子ホログラム複合体が、正
反射部と所定波長域において吸収性又は散乱性の部分と
からなる別の情報を記録した情報記録部の表面側に一体
に配置されてなる情報記録媒体に相対的に移動する集束
光を照射し、反射型ホログラムで反射回折して再生され
た情報を読み取ると共に、透過型回折格子又はホログラ
ムを透過し、情報記録部から反射され、透過型回折格子
又はホログラムで回折した光を検出することにより、情
報記録部に記録された情報を読み取るか、又は、所定波
長域の光を反射回折する反射型回折格子又はホログラム
と第1の情報を再生する反射型ホログラムとからなる回
折格子ホログラム複合体が、所定波長域において透過性
の部分と吸収性又は散乱性若しくは反射性の部分とから
なる第2の情報を記録した情報記録部の裏面側に一体に
配置されてなる情報記録媒体に相対的に移動する集束光
を照射し、情報記録部の透過性の部分を透過し、第1の
情報を再生する反射型ホログラムで反射回折して再生さ
れた情報を読み取ると共に、情報記録部の透過性の部分
を透過し、反射型回折格子又はホログラムで回折した光
を検出することにより、情報記録部に記録された情報を
読み取ることので、記録情報量が飛躍的に増える。
【0025】しかも、反射型ホログラム及び情報記録部
はそれぞれの回折方向に合致するように配置した読み取
り装置によってのみ読み取ることができ、それ以外の読
み取り装置によっては読み取ることができない。また、
この情報記録媒体を偽造、改竄しても、反射型ホログラ
ムと透過型回折格子又はホログラムを所定の回折角、回
折方向のものに構成しない限り、上記の読み取り装置に
よっては読み取ることができず、偽造、改竄されたもの
と分かるので、セキュリティ性が高い。
【0026】さらに、反射型ホログラムに記録された情
報と情報記録部に記録された情報の間に相関を持たせる
ことにより、セキュリティ性をさらに高めることができ
る。
【0027】また、情報記録部又は回折格子ホログラム
複合体の上に所定波長域の光を透過し可視光を透過させ
ない隠蔽層を設けることにより、その下に機械読み取り
可能な情報が記録されていることが分からなくなり、よ
り偽造、改竄され難くなる。
【0028】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の情報記録媒
体及びその読み取り方法の原理と実施例について説明す
る。まず、図1の分解斜視図に本発明の情報記録媒体の
構成の基本と読み取り用の配置を示す。本発明による情
報記録媒体10は、表面が正反射をする基材1と、その
表面に形成されたバーコード等の光電的に読み取り可能
な情報が記録されたコード部2と、コード部2の上に一
体に形成された回折格子ホログラム複合体3とからなる
ものである。回折格子ホログラム複合体3は、透過型回
折格子31と、別のバーコード等の光電的に読み取り可
能な情報が記録されたフレネルホログラム32の組み合
わせからなるもので、その組み合わせ方等については後
記する。
【0029】そして、情報記録媒体10の読み取りのた
めに、光源4から出た光をレンズ等の光学系5により集
光させ、その集束光6で情報記録媒体10の基材1表面
を照射すると、一部は回折格子ホログラム複合体3のホ
ログラム32に当たり、ホログラム32で反射回折され
た光7は、所定位置に記録情報13を再生する。したが
って、その再生位置にラインセンサー又はイメージセン
サー12を配置することにより、ホログラム32に記録
されたバーコード等の記録情報を読み取ることができ
る。そして、回折格子31とホログラム32の組み合わ
せ体である回折格子ホログラム複合体3は、偽造、改竄
が困難なものであり、かつ、これを偽造しても、ホログ
ラム32を正確に作製しない限り、センサー12で読み
取ることができず、偽造、改竄されたものと分かる。
【0030】また、回折格子ホログラム複合体3を通過
した光8は、コード部2上に入射する。コード部2の吸
収領域22では入射光8は吸収され反射しないが、コー
ド部2の反射領域21では基材1表面で反射され、反射
光9は入射光8と反対に進んで回折格子ホログラム複合
体3を経て、回折格子31のピッチと向きで決まる所定
方向へ回折される。その回折光11の入射位置に受光素
子14を配置してこの光11を光電変換する。受光素子
14には、回折格子31で直接回折された集束光6の一
部も入射する。したがって、情報記録媒体10を例えば
二重矢印で示す方向に相対的に移動させると、上記光1
1と回折格子31で直接回折された集束光6の一部が重
畳して光電変換され、図2のような信号が出る。この信
号波形の中、の部分は、コード部2の反射領域21、
吸収領域22に係わらず一定に検出されるものであり、
その信号部分の上に乗ったの部分がコード部2の情
報を表すものであるから、受光素子14からの信号の中
の一定部分をカットしてそれを越えた部分を検出す
ることにより、コード部2の情報を読み取ることができ
る。したがって、この回折光11の回折角、回折方向に
合致するように、光源4、光学系5、受光素子14、及
び、図示しない情報記録媒体10の移動機構を相対的に
配置した読み取り装置によってのみ、コード部2の情報
を読み取ることができ、それ以外の読み取り装置によっ
ては読み取ることができず、また、このコード部2を偽
造、改竄しても、回折格子31を所定の回折角、回折方
向のものに構成しない限り、上記の読み取り装置によっ
ては読み取ることができず、偽造、改竄されたものと分
かる。
【0031】以上のような構成であるので、情報記録媒
体10には、回折格子ホログラム複合体3のフレネルホ
ログラム32とコード部2に別々に情報を記録し、それ
を1つの光源4からの光で別々に読み取ることができる
ため、記録情報量が飛躍的に増加すると共に、上記した
ように、回折格子ホログラム複合体3を正確に偽造する
ことは困難であるので、偽造、改竄が防止できる。さら
に、後記するように、ホログラム32に記録された情報
とコード部2に記録された情報の間に相関を持たせるこ
とにより、さらに偽造の防止効果を向上させることがで
きる。
【0032】ところで、回折格子ホログラム複合体3
は、図1に示したように、二重矢印で示す情報記録媒体
10の移動方向に沿って、透過型回折格子31の微細な
領域とホログラム32の微細な領域とを並列に配置した
ものでもよく、移動方向を横切るように、透過型回折格
子31の微細な領域とホログラム32の微細な領域とを
交互に並列に配置したものでもよく、また、透過型回折
格子31とホログラム32を多重に記録したもの、又
は、透過型回折格子31とホログラム32を重畳したも
のでもよい。並列に配置する場合に重要なことは、情報
記録媒体10の移動方向何れの位置においても、光束6
の断面内に回折格子31とホログラム32が常に存在す
ることであり、光束6の径はコード部2に記録された情
報の最小幅以下に設定しなければならないことから、コ
ード部2に記録された情報の最小幅以下の径の回折格子
ホログラム複合体3領域に、回折格子31とホログラム
32が常に存在するように両者を並列配置しなければな
らないとも言える。
【0033】回折格子ホログラム複合体3の透過型回折
格子31は、格子又は干渉縞が所定のピッチを有する一
様な透過型のものでもよく、また、特願平5−1200
18号に示されたような複数の回折格子の組み合わせか
らなる透過型複合回折格子、レンズ作用を有する透過型
ホログラムであってもよい。ここで、透過型回折格子又
はホログラムとは、格子又は干渉縞に対応するレリーフ
パターンを回折格子形成層の下表面又は上表面に有する
レリーフ型の回折格子又はホログラムであり、また、そ
のレリーフ面上に回折格子形成層と屈折率の異なる薄層
を設けて構成してもよい。あるいは、回折格子形成層の
下表面にレリーフパターンを有する場合、上記のような
屈折率の異なる薄層を設けない代わりに、回折格子形成
層の下に位置する接着層、隠蔽層等の屈折率と異なる屈
折率の回折格子形成層を用いてもよい。また、レリーフ
型の回折格子又はホログラムの代わりに、位相型で透過
型の回折格子又はホログラムを用いてもよい。なお、回
折格子31は、ホログラフィックに2光束を干渉させて
写真的に作成することもできるが、特願平5−1200
18号に示されたような複合回折格子するような、レン
ズ作用を有するホログラムは、例えば電子線描画、レー
ザービーム描画により作成するのが望ましく、このよう
にして所定のレリーフパターンを有する原版を作成し、
それを回折格子形成層にエンボスすることにより形成さ
れる。
【0034】また、回折格子ホログラム複合体3のホロ
グラム32は、反射型のフレネルホログラムであり、そ
の背後が透過して見える透明反射型ホログラムでも、不
透明な反射型ホログラムでもよい。このような反射型ホ
ログラムは、干渉縞に対応するレリーフパターンをホロ
グラム形成層の下表面又は上表面に有し、そのレリーフ
面上にホログラム形成層と屈折率の異なる透明な薄層を
設けて構成してもよく、あるいは、反射又は半透過反射
性の金属層、反射型干渉層を設けて、透明又は不透明な
レリーフ反射型ホログラムとして構成してもよい。さら
に、ホログラム形成層の下表面にレリーフパターンを有
する場合、上記のような屈折率の異なる透明な薄層、反
射又は半透過性の金属層、反射型干渉層を設けない代わ
りに、ホログラム形成層の下に位置する接着層、隠蔽層
等の屈折率と異なる屈折率のホログラム形成層を用いて
もよい。また、レリーフ型のホログラムの代わりに、位
相型で透過型のホログラムを用いてもよい。
【0035】なお、図1に示すように、透過型回折格子
31の微細な領域とホログラム32の微細な領域とを並
列に配置して回折格子ホログラム複合体3を構成する場
合、両者の層構成が同じになるように構成するのが、製
造法上望ましい。
【0036】さて、上記のような原理の情報記録媒体を
カード状に構成した実施例の1つの読み取り移動方向の
断面図を図3に示す。この実施例は、カード1の表面の
所定位置、例えば、図4に斜視図を示すように、カード
1の長手方向に沿って設けられている磁気記録用磁気ス
トライプ領域41に沿うかその下に、カード1の移動方
向に沿ってストライプ状に伸びるように、上記のような
コード部2とその上に一体に形成された回折格子ホログ
ラム複合体3とからなる本発明の情報記録部10が設け
られてなるものであり、コード部2にはカード1の移動
方向に交差するようにバーコード情報が記録されてい
る。
【0037】カード基材1は表面にアルミニウム等の金
属反射層を設けたものか、あるいは、正反射するような
光沢面を有するものを用いており、その上に吸収領域2
2かなるバーコード情報2が印刷され、反射領域21と
吸収領域22かなる情報が構成される。後記するよう
に、光源4から出る読み取り光が赤外線の場合、このバ
ーコード情報2は赤外線吸収インキにより印刷する。こ
のバーコード情報2を金属膜等の反射性のものから構成
してもよい。その場合は、カード基材1表面に読み取り
光吸収性の層を設けるか、散乱性のものにする。
【0038】コード部2の上に粘着層又は接着層23を
介して回折格子ホログラム複合体3を設ける。この場
合、回折格子ホログラム複合体3は、透過型回折格子3
1の微細な領域とホログラム32の微細な領域とを図1
に示すように並列に配置してなるものであり、透過型回
折格子31とホログラム32は、共通のレリーフパター
ン形成層33の下表面にそれらの格子及び干渉縞に対応
するレリーフパターン34が並列に形成されてなるもの
であり、レリーフパターン形成層33として粘着層又は
接着層23と屈折率が異なるものを用いている。したが
って、レリーフパターン34でのフレネル反射により反
射回折された光7(図1)により、ホログラム32の記
録情報13が再生され、また、レリーフパターン34で
の透過回折により、反射領域21からの反射光9が受光
素子14へ回折11される(図1)。
【0039】そして、この回折格子ホログラム複合体3
の上に隠蔽層24が設けれられている。隠蔽層24は、
可視域の光を透過させないで吸収又は散乱し、読み取り
光6例えば赤外域の光を透過する材料からなる層で、そ
の層24の下の回折格子ホログラム複合体3及びコード
部2の情報を目視できないようにする層である。
【0040】以上のような構成であるので、可視光でこ
のカード1の情報記録部10を見たとき、隠蔽層24に
より遮られて回折格子ホログラム複合体3及びコード部
2に記録された情報は見えず、これらに記録されたバー
コード情報は人間の目では認識できない。このカード1
に隠蔽層24を通過する例えば赤外線6を図1、図4の
ような配置で光源4から当て、ラインセンサー又はイメ
ージセンサー12で回折格子ホログラム複合体3に記録
されたバーコードを、受光素子14でコード部2に記録
されたバーコードをそれぞれ検出することにより、図
1、図2を参照にして説明した原理によって、情報記録
部10に記録された情報を読み取ることができる。な
お、図3において、隠蔽層24は、回折格子ホログラム
複合体3の上でなく、その下に配置してもよく、また、
層33自体を隠蔽層としてもよく、また、記録媒体がク
レジットカード等であれば、磁気ストライプ41に情報
記録部10を隣接させて、磁気ストライプと同色又は磁
気ストライプの保護層と同色の隠蔽層24とすることも
できる。
【0041】次に、コード部2と回折格子ホログラム複
合体3に記録されたコード情報を相関させて、偽造、改
竄防止効果をより向上させる実施例について説明する。
図5は、光源4、ラインセンサー又はイメージセンサー
12及び受光素子14からなる読み取り装置40を矢印
方向に相対的に移動させて読み取る場合の、情報記録部
10を構成するコード部2、回折格子ホログラム複合体
3、及び、受光素子14から得られる信号、ラインセン
サー又はイメージセンサー12で読み取られるバーコー
ドを並列して図示したものであり、実際の層構成は図3
に示したように、カード基材1の表面に、コード部2、
回折格子ホログラム複合体3、隠蔽層24の順で一体に
設けたものである。
【0042】この実施例の特徴は、コード部2に、2本
の太いバー221 と複数の細いバー222 等を設けてな
るITFバーコードを用い、ITFバーコード2の太い
バー221 の位置に読み取り光6がきたときのみ、回折
格子ホログラム複合体3のホログラム32に記録された
バーコードを読み取るようにし、かつ、回折格子ホログ
ラム複合体3を読み取り方向に多数の領域A〜Gに区分
し、それぞれの領域A〜Gのホログラム32に異なるバ
ーコードを記録しておき、コード部2からの読み取り情
報に基づいて、回折格子ホログラム複合体3の領域A〜
Gの何れかを選択し、その領域から再生された情報をそ
のカードの識別情報とすることにより、偽造、改竄防止
を行うものである。
【0043】すなわち、コード部2の反射領域21が読
み取り位置にあるとき、回折格子31及びホログラム3
2を直通した光は反射領域21で反射され、再び回折格
子31及びホログラム32に入射し、擬似像等を生じる
おそれがあるので、ラインセンサー又はイメージセンサ
ー12にはノイズが入りやすい。これに対して、吸収領
域22が読み取り位置にあるとき、回折格子31及びホ
ログラム32を直通した光は吸収領域22で吸収され、
このような擬似像等を生じることはないので、ホログラ
ム32に記録された情報をより正確に読み取ることがで
きる。したがって、受光素子14からの信号が低レベル
でその時間(幅)が長い太いバー221の位置のとき
に、ラインセンサー又はイメージセンサー12が読み取
ったバーコードをホログラム32に記録されたバーコー
ドとして読み取る。なお、ホログラム32に記録するバ
ーコードの向きは、図5に示すように、読み取り方向に
平行にバーが向くように記録すると、読み取り時間を長
くでき、読み取り精度を上げる意味から望ましい。
【0044】ところで、上記したように、コード部2に
用いられているITFバーコードは、2本の太いバー2
1 と複数の細いバー222 等を設けてなるものであ
り、1つのコード情報を読み出すとき、必ず2本の太い
バー221 が順次読み取り位置にくる。したがって、最
初の太いバー221 が読み取られたときに得られるライ
ラインセンサー又はイメージセンサー12からの出力強
度を光源4の強度、ないし、ライラインセンサー又はイ
メージセンサー12の感度にフィードバックさせて、次
の太いバー221 が読み取り位置にきたときのホログラ
ム32の読み取り精度を向上させることができる。すな
わち、1単位のコード部2のITFバーコードを読み取
るとき、最初の太いバー221 読み取り時の光7の強度
により、次回の太いバー221 読み取り時の読み取り光
6の強度を最適にするか、ライラインセンサー又はイメ
ージセンサー12の感度を最適にすることにより、ホロ
グラム32に記録されたコード情報を正確に読み取るこ
とができる。これは、次に述べる領域A〜Gそれぞれの
ホログラム32に記録されているバーコードの強度ない
しコントラストが記録条件等により変動するので、それ
を補正するためである。
【0045】ところで、上記したように、図5の実施例
においては、回折格子ホログラム複合体3を読み取り方
向に多数の領域A〜Gに区分してあり、それぞれの領域
A〜Gのホログラム32に異なるバーコードを記録して
ある。このような多数の領域からなるテープ状の回折格
子ホログラム複合体3を用意しておき、カード個体毎に
任意の位置で所定長の回折格子ホログラム複合体3を切
り出し、これをコード部2のITFバーコード上に貼り
付けて情報記録媒体10とすると、所定順番目、例えば
左から3番目の領域Cに記録されたコード情報は、極め
て小さい確率でしか一致しない。したがって、コード部
2からの読み取り情報に基づいその所定順番を決めるよ
うにし、かつ、その領域Cから再生された情報をそのカ
ードの識別情報とすることにより、この情報記録媒体1
0の偽造、改竄はほとんど不可能になる。
【0046】ところで、上記図1〜図5で説明した本発
明の情報記録媒体は、反射領域21と吸収領域22から
なるバーコード等のコード部2の上に、透過型回折格子
31と反射型のフレネルホログラム32の組み合わせか
らなる回折格子ホログラム複合体3を設けるものであっ
たが、この順序を逆にし、かつ、コード部を透過領域と
吸収領域からなるものにし、また、回折格子ホログラム
複合体を反射型回折格子と反射型フレネルホログラムの
組み合わせからなるものとし、コード部の透過領域に読
み取り光が集光されているときにフレネルホログラムに
記録された記録情報を読み取るようにすることもでき
る。以下、この構成の基本とその実施例について説明す
る。
【0047】図6の分解斜視図は本発明の別の情報記録
媒体の構成の基本と読み取り用の配置を示す。この情報
記録媒体50は、基材1上に形成された反射型回折格子
ホログラム複合体53と、その上に印刷等により一体に
形成されたバーコード等の光電的に読み取り可能な情報
が記録された透過・吸収コード部52とからなるもので
ある。透過・吸収コード部52は、透過領域61と吸収
領域62の並列組み合わせからなるものであり、また、
反射型回折格子ホログラム複合体53は、反射型回折格
子71と、別のバーコード等の光電的に読み取り可能な
情報が記録された反射型フレネルホログラム72の組み
合わせからなるもので、その組み合わせ方等については
後記する。
【0048】そして、情報記録媒体50の読み取りのた
めに、図1の場合と同様、光源4から出た光をレンズ等
の光学系5により集光させ、その集束光6で情報記録媒
体50の基材1表面を照射すると、透過・吸収コード部
52に当たり、集光領域がその吸収領域62の場合は、
吸収されほとんど反射散乱されない。これに対して、透
過・吸収コード部52の透過領域61の場合は、コード
部52を通過8し、その下の反射型回折格子ホログラム
複合体53に当たり、一部がその反射型フレネルホログ
ラム72で反射回折され、その回折光7(図6において
は、分解斜視図の関係で、回折光7はあたかもコード部
52で回折されるかのようになっているが、ホログラム
72で反射回折される。光11も同じ。)は、所定位置
に記録情報13を再生し、その再生位置に配置されたラ
インセンサー又はイメージセンサー12により、ホログ
ラム72に記録されたバーコード等の記録情報を読み取
ることができる。この場合も、回折格子ホログラム複合
体53は、偽造、改竄が困難なものであり、かつ、これ
を偽造しても、ホログラム72を正確に作製しない限
り、センサー12で読み取ることができず、偽造、改竄
されたものと分かる。
【0049】また、コード部52の透過領域61を通過
8し、反射型回折格子ホログラム複合体53の反射型回
折格子71に入射した成分は、回折格子71のピッチと
向きで決まる所定方向へ回折され、その回折光11の入
射位置に配置された受光素子14で読み取られる。した
がって、情報記録媒体50を例えば二重矢印で示す方向
に相対的に移動させると、受光素子14から得られる読
み取り信号は、図2のの部分はコード部52の吸収領
域62で反射散乱される成分のみであるので、図1の場
合に比較してより弱く、透過領域61のパターンに応じ
たの信号部分が得られる。したがって、この配置にお
いても、この回折光11の回折角、回折方向に合致する
ように、光源4、光学系5、受光素子14、及び、図示
しない情報記録媒体50の移動機構を相対的に配置した
読み取り装置によってのみ、コード部52の情報を読み
取ることができ、それ以外の読み取り装置によっては読
み取ることができず、また、このコード部52を偽造、
改竄しても、回折格子71を所定の回折角、回折方向の
ものに構成しない限り、上記の読み取り装置によっては
読み取ることができず、偽造、改竄されたものと分か
る。
【0050】以上のような構成であるので、情報記録媒
体50には、反射型回折格子ホログラム複合体53の反
射型フレネルホログラム72とコード部52に別々に情
報を記録し、それを1つの光源4からの光で別々に読み
取ることができるため、記録情報量が飛躍的に増加する
と共に、上記したように、反射型回折格子ホログラム複
合体53を正確に偽造することは困難であるので、偽
造、改竄が防止できる。さらに、前記と同様、ホログラ
ム72に記録された情報とコード部52に記録された情
報の間に相関を持たせることにより、さらに偽造の防止
効果を向上させることができる。
【0051】ところで、反射型回折格子ホログラム複合
体53は、図6に示したように、反射型回折格子71の
微細な領域と反射型フレネルホログラム72の微細な領
域とを並列に配置したものでもよく、また、反射型回折
格子71と反射型フレネルホログラム72を多重に記録
したものでもよい。並列に配置する場合に重要なこと
は、情報記録媒体50の移動方向何れの位置において
も、光束6の断面内に回折格子71とホログラム72が
常に存在することであり、光束6の径はコード部52に
記録された情報の最小幅以下に設定しなければならない
ことから、コード部52に記録された情報の最小幅以下
の径の反射型回折格子ホログラム複合体53領域に、回
折格子71とホログラム72が常に存在するように両者
を並列配置しなければならないとも言える。
【0052】反射型回折格子71の格子又は干渉縞の形
態は、透過型回折格子31の場合と同様であり、レリー
フ型でも位相型でもよい。また、回折格子71は、ホロ
グラフィックに2光束を干渉させて写真的に作成するこ
ともできるが、電子線描画、レーザービーム描画等によ
り作成することもできる。反射型フレネルホログラム7
2は、図1のホログラム32と同様な反射型のフレネル
ホログラムであり、その背後が透過して見える透明反射
型ホログラムでも、不透明な反射型ホログラムでもよ
い。なお、図6に示すように、反射型回折格子71の微
細な領域と反射型フレネルホログラム72の微細な領域
とを並列に配置して回折格子ホログラム複合体3を構成
する場合、両者の層構成が同じになるように構成するの
が、製造法上望ましい。
【0053】さて、上記のような構成の情報記録媒体を
カード状に構成した実施例の1つの読み取り移動方向の
断面図を図7に示す。この実施例のカードも、図4に示
したような配置で読み取られる。カード基材1の上に接
着層81を介して反射型回折格子ホログラム複合体53
が接着され、その上に吸収領域62かなるバーコード情
報52が印刷され、透過領域61と吸収領域62かなる
情報が構成される。光源4から出る読み取り光が赤外線
の場合、このバーコード情報52は赤外線吸収インキに
より印刷する。
【0054】なお、バーコード情報52は、アルミ粉イ
ンキにより印刷することで散乱性にすることもでき、ま
た、アルミニウムの部分蒸着により反射性とすることも
できる。
【0055】反射型回折格子ホログラム複合体53は、
反射型回折格子71の微細な領域と反射型フレネルホロ
グラム72の微細な領域とを図6に示すように並列に配
置してなるものであり、回折格子71とホログラム72
は、共通の透明レリーフパターン形成層82の下表面に
それらの格子及び干渉縞に対応するレリーフパターン8
3が並列に形成され、そのレリーフパターン83の表面
に反射層84が設けられてなるものである。したがっ
て、レリーフパターン83のホログラム72での反射回
折光7(図6)により、ホログラム72の記録情報13
が再生され、また、レリーフパターン83の回折格子7
1での反射回折光11により、バーコード情報52読み
取りがなされる。
【0056】そして、このバーコード情報52の上に図
3の隠蔽層24と同様な隠蔽層85が設けられ、可視域
の光を透過させないで吸収又は散乱し、読み取り光6例
えば赤外域の光を透過するようになっている。また、隠
蔽層85の上に透明保護層86が設けられている。
【0057】以上のような構成であるので、可視光でこ
のカード1の情報記録部50を見たとき、隠蔽層85に
より遮られてバーコード情報52及び回折格子ホログラ
ム複合体53に記録された情報は見えず、これらに記録
されたバーコード情報は人間の目では認識できない。こ
のカード1に隠蔽層85を通過する例えば赤外線6を図
6、図4のような配置で光源4から当て、ラインセンサ
ー又はイメージセンサー12で回折格子ホログラム複合
体53に記録されたバーコードを、受光素子14でコー
ド部52に記録されたバーコードをそれぞれ検出するこ
とにより、情報記録部50に記録された情報を読み取る
ことができる。なお、図7において、隠蔽層85は、バ
ーコード情報52の上でなく、その下に配置してもよ
く、また、層82自体を隠蔽層としてもよい。
【0058】次に、図6のような配置の場合に、コード
部52と回折格子ホログラム複合体53に記録されたコ
ード情報を相関させて、偽造、改竄防止効果をより向上
させる図5に対応する実施例について説明する。図8
は、光源4、ラインセンサー又はイメージセンサー12
及び受光素子14からなる読み取り装置40を矢印方向
に相対的に移動させて読み取る場合の、情報記録部50
を構成するコード部52、回折格子ホログラム複合体5
3、及び、受光素子14から得られる信号、ラインセン
サー又はイメージセンサー12で読み取られるバーコー
ドを並列して図示したものであり、実際の層構成は図7
に示したように、カード基材1の表面に、回折格子ホロ
グラム複合体53、コード部52、隠蔽層85の順で一
体に設けたものである。
【0059】この実施例の場合も、図5の場合と同様、
コード部52に、2本の太い透明バー611 と複数の細
い透明バー612 等を設けてなるITFバーコードを用
いており、この例の場合は、バーコード52の太い透明
バー611 の位置に読み取り光6がきたときのみ、回折
格子ホログラム複合体53のホログラム72に記録され
たバーコードを読み取るようにしている。そして、図5
の場合と同様、回折格子ホログラム複合体53を読み取
り方向に多数の領域A〜Gに区分し、それぞれの領域A
〜Gのホログラム72に異なるバーコードを記録してお
き、コード部52からの読み取り情報に基づいて、回折
格子ホログラム複合体53の領域A〜Gの何れかを選択
し、その領域から再生された情報をそのカードの識別情
報とすることにより、偽造、改竄防止を行っている。そ
の他は、図5と同様であるので、説明は省く。
【0060】なお、以上に述べたような記録情報の多重
化、それらの相関化によるセキュリティ性は、回折格子
31、71として特願平5−120018号に示された
ような複合回折格子を用いたり、その複合回折格子にコ
ード情報を対応させることにより、さらに高めることが
できる。
【0061】以上、本発明の情報記録媒体とその読み取
り方法の実施例について説明してきたが、本発明はこれ
ら実施例に限定されず種々の変形が可能である。例え
ば、以上の説明においては、回折格子ホログラム複合体
に用いるホログラムとしてフレネルホログラムを前提に
していたが、フーリエ変換ホログラムを用いてもよい。
その場合は、イメージセンサー等の前方に結像レンズを
配置して記録情報を読み取るようにする。
【0062】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の情報記録媒体とその読み取り方法によると、所定波長
域の光を回折する透過型回折格子又はホログラムと情報
を再生する反射型ホログラムとからなる回折格子ホログ
ラム複合体が、正反射部と所定波長域において吸収性又
は散乱性の部分とからなる別の情報を記録した情報記録
部の表面側に一体に配置されてなる情報記録媒体に相対
的に移動する集束光を照射し、反射型ホログラムで反射
回折して再生された情報を読み取ると共に、透過型回折
格子又はホログラムを透過し、情報記録部から反射さ
れ、透過型回折格子又はホログラムで回折した光を検出
することにより、情報記録部に記録された情報を読み取
るか、又は、所定波長域の光を反射回折する反射型回折
格子又はホログラムと第1の情報を再生する反射型ホロ
グラムとからなる回折格子ホログラム複合体が、所定波
長域において透過性の部分と吸収性又は散乱性若しくは
反射性の部分とからなる第2の情報を記録した情報記録
部の裏面側に一体に配置されてなる情報記録媒体に相対
的に移動する集束光を照射し、情報記録部の透過性の部
分を透過し、第1の情報を再生する反射型ホログラムで
反射回折して再生された情報を読み取ると共に、情報記
録部の透過性の部分を透過し、反射型回折格子又はホロ
グラムで回折した光を検出することにより、情報記録部
に記録された情報を読み取ることので、記録情報量が飛
躍的に増える。
【0063】しかも、反射型ホログラム及び情報記録部
はそれぞれの回折方向に合致するように配置した読み取
り装置によってのみ読み取ることができ、それ以外の読
み取り装置によっては読み取ることができない。また、
この情報記録媒体を偽造、改竄しても、反射型ホログラ
ムと透過型回折格子又はホログラムを所定の回折角、回
折方向のものに構成しない限り、上記の読み取り装置に
よっては読み取ることができず、偽造、改竄されたもの
と分かるので、セキュリティ性が高い。
【0064】さらに、反射型ホログラムに記録された情
報と情報記録部に記録された情報の間に相関を持たせる
ことにより、セキュリティ性をさらに高めることができ
る。
【0065】また、情報記録部又は回折格子ホログラム
複合体の上に所定波長域の光を透過し可視光を透過させ
ない隠蔽層を設けることにより、その下に機械読み取り
可能な情報が記録されていることが分からなくなり、よ
り偽造、改竄され難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の情報記録媒体の構成の基本と読
み取り用の配置を示す分解斜視図である。
【図2】読み取り信号を示す波形図である。
【図3】本発明の第1の情報記録媒体をカード状に構成
した実施例の1つの断面図である。
【図4】図3の実施例によるカードとその読み取り用の
配置を示す斜視図である。
【図5】第1の情報記録媒体の別の実施例の構成と作用
を説明するための図ある。
【図6】本発明の第2の情報記録媒体の構成の基本と読
み取り用の配置を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の情報記録媒体をカード状に構成
した実施例の1つの断面図である。
【図8】第2の情報記録媒体の別の実施例の構成と作用
を説明するための図ある。
【符号の説明】
1…基材、カード 2…コード部、コード情報 3…回折格子ホログラム複合体 4…光源 5…光学系 6…集束光 7…再生光 8…透過光 9…反射光 10…情報記録媒体、情報記録部 11…回折光 12…ラインセンサー又はイメージセンサー 13…記録情報 14…受光素子 21…反射領域 22…吸収領域 23…粘着層又は接着層 24…隠蔽層 31…透過型回折格子 32…フレネルホログラム 33…レリーフパターン形成層 34…レリーフパターン 41…磁気ストライプ領域 40…読み取り装置 221 …ITFバーコードの太いバー 222 …ITFバーコードの細いバー 50…情報記録媒体 52…透過・吸収コード部 53…反射型回折格子ホログラム複合体 61…透過領域 62…吸収領域 71…反射型回折格子 72…反射型フレネルホログラム 81…接着層 82…透明レリーフパターン形成層 83…レリーフパターン 84…反射層 85…隠蔽層 86…透明保護層 611 …太い透明バー 612 …細い透明バー A〜G…回折格子ホログラム複合体の領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // G02B 5/32 9018−2K G06K 19/00 R (72)発明者 早川 晃 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内 (72)発明者 岡部光雄 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号大 日本印刷株式会社内

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定波長域において光学的性質の異なる
    2つの部分の組み合わせからなる情報が記録された情報
    記録部を有する情報記録媒体において、前記情報記録部
    の上側又は下側に前記所定波長域の光を回折する回折格
    子又はホログラムと別の情報を再生するホログラムとか
    らなる回折格子ホログラム複合体が一体に配置されてな
    ることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 前記情報記録部に記録された情報が、正
    反射部と前記所定波長域において吸収性又は散乱性の部
    分とからなる情報からなり、前記回折格子又はホログラ
    ムが透過型のものからなり、前記別の情報を再生するホ
    ログラムが反射型ホログラムからなり、さらに、前記回
    折格子ホログラム複合体が前記情報記録部の上側に一体
    に配置されていることを特徴とする請求項1記載の情報
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 前記情報記録部上に前記所定波長域の光
    を透過し可視光を透過させない隠蔽層が設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 前記所定波長域が赤外域の少なくとも一
    部であることを特徴とする請求項2又は3記載の情報記
    録媒体。
  5. 【請求項5】 前記透過型回折格子又はホログラムがレ
    リーフ型の透過型回折格子又はホログラムからなること
    を特徴とする請求項2から4の何れか1項記載の情報記
    録媒体。
  6. 【請求項6】 前記反射型ホログラムが透明又は不透明
    な反射型ホログラムからなることを特徴とする請求項2
    から5の何れか1項記載の情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 前記反射型ホログラムがレリーフ型の反
    射型ホログラムからなることを特徴とする請求項2から
    6の何れか1項記載の情報記録媒体。
  8. 【請求項8】 前記透過型回折格子又はホログラムと前
    記反射型ホログラムが所定方向に伸びるように並列に配
    置されていることを特徴とする請求項2から7の何れか
    1項記載の情報記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記透過型回折格子又はホログラムと前
    記反射型ホログラムが所定方向に沿って交互に並列に配
    置されていることを特徴とする請求項2から7の何れか
    1項記載の情報記録媒体。
  10. 【請求項10】 前記透過型回折格子又はホログラムと
    前記反射型ホログラムが多重に記録されたもの、又は、
    重畳されたものであることを特徴とする請求項2から7
    の何れか1項記載の情報記録媒体。
  11. 【請求項11】 前記情報記録部にバーコード情報が記
    録されていることを特徴とする請求項2から10の何れ
    か1項記載の情報記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記反射型ホログラムにバーコード情
    報が記録されていることを特徴とする請求項2から11
    の何れか1項記載の情報記録媒体。
  13. 【請求項13】 前記情報記録部に所定方向を横切るよ
    うなバー配置にバーコード情報が記録され、前記反射型
    ホログラムに所定方向に沿ったバー配置にバーコード情
    報が記録されていることを特徴とする請求項11又は1
    2記載の情報記録媒体。
  14. 【請求項14】 前記情報記録部に記録された情報が、
    前記所定波長域において透過性の部分と吸収性又は散乱
    性若しくは反射性の部分とからなる情報からなり、前記
    回折格子又はホログラムが反射型のものからなり、前記
    別の情報を再生するホログラムが反射型ホログラムから
    なり、さらに、前記回折格子ホログラム複合体が前記情
    報記録部の下側に一体に配置されていることを特徴とす
    る請求項1記載の情報記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記回折格子ホログラム複合体上に前
    記所定波長域の光を透過し可視光を透過させない隠蔽層
    が設けられていることを特徴とする請求項14記載の情
    報記録媒体。
  16. 【請求項16】 前記所定波長域が赤外域の少なくとも
    一部であることを特徴とする請求項14又は15記載の
    情報記録媒体。
  17. 【請求項17】 前記反射型回折格子又はホログラムが
    レリーフ型の反射型回折格子又はホログラムからなるこ
    とを特徴とする請求項14から16の何れか1項記載の
    情報記録媒体。
  18. 【請求項18】 前記反射型ホログラムがレリーフ型の
    反射型ホログラムからなることを特徴とする請求項14
    から17の何れか1項記載の情報記録媒体。
  19. 【請求項19】 前記反射型回折格子又はホログラムと
    前記反射型ホログラムが並列に配置されたものであるこ
    とを特徴とする請求項14から18の何れか1項記載の
    情報記録媒体。
  20. 【請求項20】 前記反射型回折格子又はホログラムと
    前記反射型ホログラムが多重に記録されたものであるこ
    とを特徴とする請求項14から18の何れか1項記載の
    情報記録媒体。
  21. 【請求項21】 前記情報記録部にバーコード情報が記
    録されていることを特徴とする請求項14から20の何
    れか1項記載の情報記録媒体。
  22. 【請求項22】 前記反射型ホログラムにバーコード情
    報が記録されていることを特徴とする請求項14から2
    1の何れか1項記載の情報記録媒体。
  23. 【請求項23】 前記情報記録部に所定方向を横切るよ
    うなバー配置にバーコード情報が記録され、前記反射型
    ホログラムに所定方向に沿ったバー配置にバーコード情
    報が記録されていることを特徴とする請求項21又は2
    2記載の情報記録媒体。
  24. 【請求項24】 所定波長域の光を回折する透過型回折
    格子又はホログラムと情報を再生する反射型ホログラム
    とからなる回折格子ホログラム複合体が、正反射部と所
    定波長域において吸収性又は散乱性の部分とからなる別
    の情報を記録した情報記録部の表面側に一体に配置され
    てなる情報記録媒体に相対的に移動する集束光を照射
    し、前記反射型ホログラムで反射回折して再生された情
    報を読み取ると共に、前記透過型回折格子又はホログラ
    ムを透過し、前記情報記録部から反射され、前記透過型
    回折格子又はホログラムで回折した光を検出することに
    より、前記情報記録部に記録された情報を読み取ること
    を特徴とする情報記録媒体の読み取り方法。
  25. 【請求項25】 前記情報記録媒体には、前記情報記録
    部上に所定波長域の光を透過し可視光を透過させない隠
    蔽層が設けられており、前記集束光として前記所定波長
    域を含む光を用いて、前記反射型ホログラムに記録され
    た情報を読み取ると共に、前記情報記録部に記録された
    情報を読み取ることを特徴とする請求項24記載の情報
    記録媒体の読み取り方法。
  26. 【請求項26】 前記情報記録部からの読み取り情報に
    関連して、前記反射型ホログラムからの情報を読み取る
    ことを特徴とする請求項24又は25記載の情報記録媒
    体の読み取り方法。
  27. 【請求項27】 前記情報記録部の所定波長域において
    吸収性又は散乱性の部分に対応する位置において前記反
    射型ホログラムに記録された情報を読み取ることを特徴
    とする請求項26記載の情報記録媒体の読み取り方法。
  28. 【請求項28】 所定波長域の光を反射回折する反射型
    回折格子又はホログラムと第1の情報を再生する反射型
    ホログラムとからなる回折格子ホログラム複合体が、前
    記所定波長域において透過性の部分と吸収性又は散乱性
    若しくは反射性の部分とからなる第2の情報を記録した
    情報記録部の裏面側に一体に配置されてなる情報記録媒
    体に相対的に移動する集束光を照射し、前記情報記録部
    の透過性の部分を透過し、前記第1の情報を再生する反
    射型ホログラムで反射回折して再生された情報を読み取
    ると共に、前記情報記録部の透過性の部分を透過し、前
    記反射型回折格子又はホログラムで回折した光を検出す
    ることにより、前記情報記録部に記録された情報を読み
    取ることを特徴とする情報記録媒体の読み取り方法。
  29. 【請求項29】 前記情報記録媒体には、前記回折格子
    ホログラム複合体上に所定波長域の光を透過し可視光を
    透過させない隠蔽層が設けられており、前記集束光とし
    て前記所定波長域を含む光を用いて、前記第1の情報を
    再生する反射型ホログラムに記録された第1の情報を読
    み取ると共に、前記情報記録部に記録された第2の情報
    を読み取ることを特徴とする請求項28記載の情報記録
    媒体の読み取り方法。
  30. 【請求項30】 前記情報記録部からの読み取り情報に
    関連して、前記第1の情報を再生する反射型ホログラム
    からの第1の情報を読み取ることを特徴とする請求項2
    8又は29記載の情報記録媒体の読み取り方法。
  31. 【請求項31】 前記情報記録部の所定波長域において
    透過性の部分に対応する位置において前記第1の情報を
    再生する反射型ホログラムに記録された第1の情報を読
    み取ることを特徴とする請求項30記載の情報記録媒体
    の読み取り方法。
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