JP3364239B2 - 多重情報記録体及び該記録体の認証方法 - Google Patents

多重情報記録体及び該記録体の認証方法

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JP3364239B2
JP3364239B2 JP10925692A JP10925692A JP3364239B2 JP 3364239 B2 JP3364239 B2 JP 3364239B2 JP 10925692 A JP10925692 A JP 10925692A JP 10925692 A JP10925692 A JP 10925692A JP 3364239 B2 JP3364239 B2 JP 3364239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数の情報を多層に重ね
て記録した情報記録体に関し、カード等の情報記録体が
不正に使用されたりするのを防止するための記録体の認
証方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の情報記録体としてカード基材の表
面に、カード自体を認証確認するための情報を記録する
ための磁気記録層を設けたものがIDカードをはじめク
レジットカードや銀行カード等に広く用いられている。
【0003】とくに、クレジットカードや銀行カード等
は、磁気記録層が書き換え及び読み取りが比較的容易で
あるために偽造されやすく、製造の容易でないホログラ
ムをカードの表面に積層して偽造を防止しようとするも
のが知られている。これはホログラムの製造が容易では
ないため、ホログラム自体を作成するコストが非常に高
価であることを利用して偽造を防止したものであり、ホ
ログラムシートが磁気カードの表面に積層されているこ
とにより、カード自体が模造品ではないことを目視で確
認可能に形成されているものである。
【0004】また、このようなカード等の偽造を防止す
るその他の手段として、磁気記録以外の情報記録層を設
け磁気記録と併用することにより、カードの真偽を判定
する方法が提案されている。例えばこのような方法とし
て本出願人は磁気記録層の情報に加えて第2の情報を赤
外線吸収層及び赤外線反射層からなるパターンとして形
成し、赤外線による反射率の違いによりパターンを読み
取って、カードの真偽を判定する方法を提案している。
この方法によれば、赤外線吸収層と赤外線反射層による
パターンは可視光線を反射しないので、第2の情報の存
在そのものを容易に察知されず、また目視による識別も
不可能であり偽造される虞れが小さい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
磁気カードの表面にホログラムを積層した情報記録体は
ホログラムの情報を目視で確認するのが一般的であり、
特に反射型のホログラムを使用した場合には該ホログラ
ムの下層は表面から見えないため、その部分に情報を重
ねて記録することはできなかった。
【0006】又、ホログラム以外の情報を記録しようと
した場合、ホログラムに重ねて記録すると意匠性が低下
するので情報量が制限されたり、意匠性が著しく損なわ
れるという問題があった。又、従来のホログラムは一見
してホログラムということが認識できるため、情報の記
録形態が外部から容易に識別可能であり、偽造される虞
れがやはり残るという問題があった。又、印刷情報とホ
ログラム情報を重ね合わせて同じ領域上に形成した場
合、それらの情報を選択分離して識別することは困難で
あり、各情報をセンサ等で認識するのは困難であるとい
う問題があった。
【0007】また、上記従来の磁気記録による情報と磁
気記録以外の情報を併用したものは、磁気記録を用いて
いる限り該記録による情報を偽造することが容易である
問題は依然として残っているわけであり、本質的な問題
の解決とはならない。
【0008】これらのカード類を用いる場合に、該カー
ドが本物かどうか認証する方法として、従来、ホログラ
ムを磁気カードの表面に貼り付け積層したカードは、た
んにホログラムを人間が目視してホログラムシートの有
無により本物と識別するのに用いられるにすぎず、意匠
的な意味合いでカードに付与されているにすぎなかっ
た。従って、ホログラムの製造の問題があるもののホロ
グラム自体を製造してカードに積層すれば、磁気記録を
書き換えて容易に偽造が行える虞れがあり、更にセキュ
リテイの高い認証方法が要望されている。
【0009】本発明は上記従来技術の欠点に鑑みなされ
たもので、情報の選択識別が容易であり、容易に偽造を
行うことができず、セキュリテイの高い多重情報記録体
及び該記録体を用いた認証方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明多重情報記録体
は、少なくとも2つの情報が、ホログラム記録層と印刷
記録層にそれぞれ記録され、上記ホログラム記録層に記
録された情報は共通性のある一般データであり、上記印
刷記録層に記録された情報は各記録体毎に異なる固有デ
ータであり、上記ホログラム記録層と印刷記録層の各記
録層の再生光の種類が異なり、ホログラム記録層と印刷
記録層は積層一体化して形成され、上層の記録層は下層
の記録層の再生光を透過して下層の記録層の再生を妨げ
ないように形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】また、上記多重情報記録体はどちらか一方
の記録層が外部からは目視不能に形成するのが好まし
く、ホログラム記録層にリップマン型ホログラム、光波
長選択透過性の反射層を有するレリーフ型ホログラム又
はリップマン型ホログラムと光波長選択透過性の反射層
を有するレリーフ型ホログラムを用いることができる。
【0012】本発明多重情報記録体の認証方法は、上記
の多重情報記録体にホログラム記録層と印刷記録層の各
再生光に対応する異なる種類の光を照射して各情報を再
生し、ホログラム記録層と印刷記録層の情報をそれぞれ
認証することを特徴とする多重情報記録体の認証方法。
【0013】本発明でいう記録層としては、情報を再生
する光の種類がホログラム記録層と印刷記録層について
それぞれ異なっている点が重要である。この異なる再生
光の種類とは例えば光の波長、位相、偏光面、読み取り
の方向等が挙げられ、特に好ましくは、波長域の異なる
光が用いられる。この波長域の組み合わせとして、可視
光/赤外光、可視光/紫外光等を用いることで、一方の
記録層が外部からは目視で識別できないため、情報の隠
蔽性が高くなりセキュリテイが増す。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1は本発明多重情報記録体の第1実施例
を示す縦断面図である。図1に示す本発明多重情報記録
体1は、基材2の表面に赤外光吸収インキによる印刷記
録層3が設けられ、該印刷記録層3の上に接着剤層4を
介して、赤外透明反射層5と該赤外透明反射層5の表面
に設けられたレリーフホログラム形成層6とからなるホ
ログラム記録層7が形成されているものである。
【0015】上記ホログラム記録層7は、可視光により
読出して再生可能であり、一方赤外光吸収インキによる
印刷記録層3は可視光では読み取り不可能であって赤外
光によってのみ読出することができる。このように本発
明では上記の2種類の記録層が異なる波長の光によって
それぞれ再生されるようにホログラム記録層と印刷記録
層は再生光の種類が異なるように形成されていることが
重要である。
【0016】本発明多重情報記録体はこのように異なる
波長の光に対して各々が読出可能であれば、ホログラム
記録層及び印刷記録層は上記の如く、レリーフホログラ
ムや赤外光吸収インキによるものに特に限定されない。
【0017】また本発明は、ホログラム記録層7と印刷
記録層3が重なりあって記録されていることが重要であ
。この2層の上下関係はとくに限定されず、各層の読
出す光の波長等に応じて適宜選定すればよい。
【0018】基材2は証券、プラスチックカード、シー
ル等を用いることが可能であり、薄紙状、板状、シート
状、フィルム状、箱状等形状、厚み、材質等任意の材料
が用いられる。
【0019】図1に示す多重情報記録体1の印刷記録層
3を形成するための赤外光吸収インキとしては、波長7
00μm以上の赤外領域で吸収性を有するインキが用い
られる。このインキはアントラキノン系、アミニウム
系、ポリメチン系、ジイモニウム系、シアニン系の赤外
光吸収剤、例えばIR−750、770、884(日本
化薬の商品名)等を、ビヒクル中に分散させたものが挙
げられる。このビヒクルはセルロース誘導体、スチレン
系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ロジンエステル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、クマロン樹脂、塩化ビニル樹脂、
ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂
等から適宜選ぶ。更に必要に応じ可塑剤その他の添加剤
等が用いられる。印刷記録層3は通常のグラビア、オフ
セット、ロールコート等の印刷又は塗工方法を用いて形
成される。
【0020】ホログラム記録層7はレリーフホログラム
形成層6と該形成層6に設けられたホログラムの干渉縞
を記録した凹凸8と該凹凸8表面に形成した赤外域透明
反射層9から形成されている。
【0021】上記レリーフホログラム形成層6はポリ塩
化ビニル樹脂、アクリル樹脂、ポリスチレン、ポリカー
ボネート等の熱可塑性樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、
アクリルウレタン樹脂、エポキシ変成アクリル樹脂、エ
ポキシ変成不飽和ポリエステル樹脂、アルキッド樹脂、
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレー
ト、ウレタンアクリレート、アクリル変成ポリエステル
等をオリゴマーとし、これに架橋構造、粘度の調整等を
目的としてネオペンチルグリコールアクリレート、トリ
メチロールプロパントリアクリレート等のモノマー等を
適宜混合した電離放射線硬化型樹脂を用いることができ
る。これらの樹脂は、単独もしくは2種以上を各種イソ
シアネート樹脂や、ナフテン酸コバルト、ナフテン酸亜
鉛等の金属石鹸ベンゾイルパーオキサイド、メチルエチ
ルケトンパーオキサイド、等の過酸化物、ベンゾフェノ
ン、アセトフェノン、アントラキノン、ナフトキノン、
アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニルスルフィド等
の熱あるいは紫外線硬化剤等を配合してもよい。
【0022】レリーフホログラム形成層6の厚みは0.
5〜20μm程度に形成するのが好ましい。
【0023】ホログラムの凹凸8はレリーフホログラム
形成層の樹脂の種類によっても異なるが、ホログラム形
成層の上から、エンボス付与等公知の手段で設ける。例
えば上記電離放射線硬化性樹脂を用いた場合には塗工し
た該樹脂が未硬化の状態でホログラムの凸凹を有する原
版を該樹脂層に密着させ、その状態で電離放射線を照射
して硬化させればよい。レリーフホグラムとしては、レ
ーザー再生型ホログラム、および、白色光再生型ホログ
ラムを用いることができる。
【0024】ホログラムの凹凸8の上に設ける赤外域透
明反射層5は、赤外域の光は透過するが可視光を透過し
ないで反射する化合物が用いられる。表1は赤外又は紫
外領域透明体の材質とその屈折率(n)を示したもので
ある。赤外域透明反射層9は表1に示すような材料を用
いて、蒸着、スパッタリング、電気メッキ、イオンプレ
ーティングなどの薄膜形成手段により、通常厚み10〜
10000Åに形成される。
【0025】
【表1】
【0026】上記の接着剤層4を形成する接着剤樹脂と
しては公知のものが使用できる。例えばポリイソプレン
ゴム、ポリイソブチレンゴム、スチレンブタジエンゴム
等のゴム系、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メ
タ)アクリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピ
ル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、ポリアクリル酸2
エチルヘキシル等の(メタ)アクリル酸エステル系、ポ
リイソブチルエーテル等のポリビニルエーテル系、ポリ
酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体等のポリ
酢酸ビニル系、ポリアクリルアミド、ポリメチロールア
クリルアミド等のポリアミド系、ポリ塩化ビニル等の塩
化ビニル系、ポリスチレン、ポリエステル、ポリ塩化オ
レフィン、ポリビニルブチラール、又、その他、酢酸ビ
ニル/アクリル酸オクチル、酢酸ビニル/アクリル酸ブ
チル、塩化ビニリデン/アクリル酸ブチル等が挙げられ
る。
【0027】図1に示す多重情報記録体1は、可視光で
は上層のレリーフホログラムからなるホログラム記録層
7の情報を再生可能であるが、下層の赤外光吸収インキ
による印刷記録層3の情報は可視光で読みとろうとした
場合可視光が赤外域透明反射層5により反射してしまい
読み取りは不可能である。しかし、赤外光を用いると赤
外域透明反射層を透過して赤外光吸収インキ層に達し該
赤外光の反射光をセンサーで受光して印刷記録層3の情
報を再生することができる。
【0028】図1に示す多重情報記録体1は表面側から
見た場合、ホログラムが設けられていることは目視によ
り識別できるが、下層の赤外光吸収インキにより形成し
た印刷記録層3は、赤外域透明反射層により外部から見
えない(赤外域透明反射層は可視光を反射する)ので情
報を識別することは不可能であり該層自体の存在に気付
かない。
【0029】この多重情報記録体1を認証するには、入
射光λ1に赤外光を用い、入射光λ2に可視光を用い、
印刷記録層3の記録層からの反射光R1、ホログラム記
録層7からの回折光R2の強度や方向及び分布を検出し
て、目視あるいは機械的に各情報を読み取ることができ
る。そして少なくともこのホログラム情報と印刷情報と
の2種類の情報により記録体自体を認証することができ
る。ホログラム記録層と印刷記録層の情報としては特に
限定されないが、例えばホログラム記録層に一般データ
を記録し、印刷記録層に固有データを記録しておく。ホ
ログラム記録層は同一の情報を記録して大量に形成する
場合コストが低くなるが、固有データのような各カード
毎に異なる情報をホログラム情報層に形成する場合コス
トが上昇するため、ホログラム記録層には共通性のある
情報として一般データを記録し、固有データは一枚毎に
印字装置等で容易に印刷形成可能な印刷記録層に設ける
のが好ましい。
【0030】図2は本発明多重情報記録体の第2実施例
を示す縦断面図である。図2に示す多重情報記録体1は
印刷記録層3を赤外域では透過し可視域を反射/吸収す
る特性を有するインキ(例えば通常の印刷インキ)で該
記録体1の最表面側に位置するレリーフホログラム形成
層6の表面に形成し、反射層を赤外特定域の光でのみ反
射が起こる赤外光反射層9として形成したものである。
【0031】赤外光反射層9に用いられる材質は、赤外
域で反射するものであればよく、全域反射のものとして
Ag、Al、Au、Cd、Cu、Ga、In、Mg、P
t、Zn等の金属及びその酸化物、窒化物等を単独もし
くは2種類以上を組み合わせて用いて形成される。さら
に望ましい赤外反射層の材質は可視光域で光を透過させ
るものがよく、例えばIn2 3 (Sn)、SnO2
ような可視域で透明な半導体の自由キャリアのプラズマ
振動によるカットオフを利用した反射膜(ドルーデミラ
ー)や、ZnS/Ag/ZnS、TiO2 /Ag/Ti
2 、SiO/Al、SiO/Ge/Al、Cr−Cr
2 3 /Ni等の赤外域で反射率の大きい金属薄膜を透
明誘電体ではさんで可視域の透過率を上げた反射膜等を
用いれば、印刷情報の読取りの際に下層であるホログラ
ム記録層がじゃまにならない。
【0032】図2に示す多重情報記録体1は可視光で印
刷記録層の情報を再生可能であり、また赤外光でホログ
ラム記録層の情報を再生可能である。尚、ホログラム記
録層は目視では確認できない。本発明においてホログラ
ム記録層を反射型のレリーフホログラムとして形成する
場合には、このように反射層を種々選択することにより
波長選択透過性を適宜選択することができる。
【0033】また、この多重情報記録体を認証するに
は、赤外光でホログラム記録層を再生し、可視光で印刷
記録層をそれぞれ再生して、それらの情報に基づいて認
証可能である。
【0034】図3は本発明多重情報記録体の第3実施例
を示す縦断面図である。図3に示す記録体1は図1、2
に示す記録体のレリーフホログラム形成層7をリップマ
ンホログラム形成層10に変えて設けたものである。そ
して該ホログラム形成層10の下層には紫外線ケイ光イ
ンキを用いて形成された印刷記録層3が設けられてい
る。
【0035】本発明においてホログラム記録層はレリー
フホログラムに限定されず、図3に示す多重情報記録体
1のようにリップマン型ホログラムを用いることができ
る。リップマン型ホログラムはホログラムの干渉縞がホ
ログラム形成層の深さ方向に形成された積層状干渉縞を
有し、リップマン乳剤や重クロム酸−ゼラチン等感光材
料等の写真感材を用いて形成することができる。
【0036】リップマン型ホログラムの場合、記録され
た積層状干渉縞を参照光源の位置にある白色光で照明す
ると、ブラッグの反射により干渉縞の2倍の波長の光を
強く反射し、一方他の波長の光は透過してしまうため、
白色光を光源として用いた場合であっても、レーザー光
のようなコヒーレントな光源を用いた場合のように鮮明
な反射型ホログラムの再生画像が得られるので、反射性
薄膜層を設ける必要がなくそれ自体で波長の選択透過性
を有する。
【0037】図3に示す多重情報記録体1の印刷記録層
3は紫外光を吸収してケイ光を発するインキを用いて形
成し、このようなものとして例えば、NaClやKC
lのようなハロゲン化アルカリ、シリコンのような元
素半導体、ZnS、CdS、GaP、GaAsのよう
な化合物半導体、Al2 3 やY3 Al5 12のよう
な金属酸化物、ZnSiO4 のようなケイ酸塩、等の
ケイ光顔料をビヒクルに添加して得られるケイ光インキ
を用いて形成することができる。
【0038】図3に示す多重情報記録体1を認証するに
は、紫外線λ3と可視光λ2(例えば白熱光でもよい)
を用い、それぞれ再生して、その情報に基づいて認証す
ることができる。
【0039】図4は図1に示す本発明多重情報記録体の
第4実施例を示す縦断面図である。図4に示す多重情報
記録体1は図1に示すものの異なる態様でもある。この
多重情報記録体1は、レリーフホログラム形成層6と赤
外光吸収インキによる印刷記録層3との中間に隠蔽層1
1が設けられている。隠蔽層11は赤外光は透過させる
が可視光は透過させない各種の顔料または染料をビヒク
ルに添加してインキ又は塗料としたものを用いて印刷又
は塗工して形成した。通常、赤外光吸収インキで形成し
た印刷記録層3は黒色に形成されることが多いためホロ
グラムを介してパターンが透けて見えてしまうので、隠
蔽層を白色もしくは黒色の単色または多色を用いた柄、
模様、文字もしくは絵等で形成してホログラムの認識を
容易にし外観を良好にして記録体の意匠性を向上させる
ことができる。
【0040】また、本実施例においてもちいるレリーフ
ホログラムの反射層には可視域透明反射層12が用いら
れる。この可視域透明反射層12はホログラム形成層6
と組み合わさって可視光でホログラムを発現し、しかも
下層を隠蔽させないホログラム効果薄膜が用いられ、そ
の材質は目的等に応じ適宜選択して用いることができ
る。ホログラム効果薄膜の材質は金属薄膜、ホログ
ラム形成層よりも屈折率の大きい透明強誘電体、ホロ
グラム形成層よりも屈折率の小さい透明連続薄膜、厚
さ200Å以下の反射性金属膜、ホログラム形成層に
対して屈折率の異なる樹脂、上記〜の材質を組み
合わせたもの等が用いられる。
【0041】金属薄膜として、Cr、Ti、Fe、C
o、Ni、Cu、Ag、Au、Ge、Si、Te、A
l、Mg、Sb、Pb、Pd、Cd、Bi、Sn、S
e、In、Ga、Rb等の金属及びその酸化物、窒化物
等を単独もしくは2種類以上を組み合わせて用いて形成
される薄膜がある。表2に可視領域で透明な薄膜とその
屈折率を示す。
【0042】
【表2】
【0043】ホログラム形成層よりも屈折率の大きい
透明強誘電体を表3に示す
【表3】
【0044】ホログラム形成層よりも屈折率の小さい
透明連続薄膜を表4に示す
【表4】
【0045】厚さ200Å以下の反射性金属膜 反射性金属薄膜は複素屈折率を有し、該複素屈折率:n
=n−iKで表される。nは屈折率、Kは吸収係数を示
す。本発明に使用される反射性金属薄膜の材質を表5に
示し、同表に併せて上記のn及びKを示す。
【0046】
【表5】 その他の材質として、Sn、In、Te、Fe、Co、
Zn、Ge、Pb、Cd、Bi、Se、Ga、Rb等の
使用が可能である。また、上記に挙げた金属の酸化物、
窒化物等は単独で用いられる他に、それぞれを2種以上
組み合わせて用いることができる。
【0047】ホログラム形成層に対して屈折率の異な
る樹脂 ホログラム形成層の樹脂に対して屈折率が大きいもので
も小さいものでもよい。これらの例を表6に示す。
【0048】
【表6】 上記の他、一般的な合成樹脂が使用可能であるが、特に
ホログラム形成層6との屈折率差の大きい樹脂が好まし
い。
【0049】上記〜の材質を適宜組み合わせてな
る積層体 上記〜の材質のうち、高屈折物質の1/4波長膜
と、低屈折率物質の1/4波長膜を交互に積層してなる
多層干渉フィルターが使用できる。これは材質及び膜厚
を適宜選定することにより、特定波長域の光を反射した
り、透過吸収したりすることができるものであり、各実
施例における反射膜として利用が可能である。
【0050】上記した〜の薄膜層のなかでもの薄
膜層の厚みは200Å以下であるが、〜及び、
の薄膜層の厚みは薄膜を形成する材質の透明領域であれ
ばよく、一般的には、10〜10000Åが好ましく、
より好ましくは100〜5000Åである。上記透明反
射層5をホログラム形成層6の上に設けるには、反射層
6が上記〜の材質である場合には真空蒸着、スパッ
タリング、反応性スパッタリング、イオンプレーティン
グ、電気メッキ等の一般的な方法を用いる。また、薄膜
が上記の材質である場合には、一般的塗工方法が用い
られる。
【0051】図4の本発明多重情報記録体1を再生する
場合赤外光λ1により印刷記録層の情報を再生し、又一
方可視光λ2によりホログラム記録層の情報を再生可能
である。尚、この場合ホログラム記録層の情報は特定の
再生光の方向から照射された場合のみ回折光が発生する
ため、光源に対する方向性を有する。
【0052】図5は本発明多重情報記録体1の第5実施
例を示す縦断面図てある。この多重情報記録体1はホロ
グラム記録層7として、リップマンホログラム形成層1
0にレリーフホログラム形成層6を積層し、赤外域透明
反射層5を設け、該ホログラム記録層7の下層に赤外光
吸収インキからなる印刷記録層3を積層して形成したも
のである。本発明はこのようにリップマン型ホログラム
と反射型レリーフホログラムを併用することもできる。
【0053】また、本発明認証方法は、上記に示したよ
うにホログラム記録層と印刷記録層をそれぞれ波長域の
異なる光を用いて各情報を個別に選択的に再生すること
ができるが、光の照射方向によって各情報を選択的に再
生することも可能である。これは、図6に示すように多
重情報記録体1のホログラム記録層7が干渉縞のパター
ンが並んでいる方向Xと水平方向に入射光Iを照射した
場合には、回折光Kと正反射光Rが得られ(同図
(a))、しかし同図(b)に示すように入射光Iをホ
ログラムの干渉縞の並んでいる方向Xに対して直交する
方向Yから照射した場合、たんに反射光Rが得られるの
みで、ホログラムの回折光は得られずホログラムの情報
を再生することができない。これを利用して多重情報記
録体に対して再生光の照射方向によりホログラム記録層
のみを選択認識することが可能である。
【0054】図7は光の偏光面の変化による選択的認証
方法を示す説明図である。本発明認証方法は照射光の偏
光面を変化させることで選択的にホログラムを再生する
ことも可能である。図7(a)に示すように先ずホログ
ラムを撮影記録する際に、物体光S(又は参照光Tでも
よい)に偏光フィルタ21等により固有方向Zの偏光を
持たせホログラムを記録する。次いで例えば同図(b)
に示すように再生光Vに偏光フィルタ21を通し偏光面
と等価な光になるように照射すると回折光Kが得られ
る。しかし、同図(C)に示すように偏向フィルタ21
の方向を変えて再生光Vが偏向面と等価ではない方向W
の偏光にするとホログラムの回折光は得られず、ホログ
ラムを再生することができない。このように、再生時に
は記録時の偏光面と等価な偏光を含む照明光を使用した
時のみ再生像が得られ、ホログラム記録層の情報を選択
的に再生することができる。
【0055】本発明多重情報記録体は、例えば銀行カー
ド等の金融カード、テレホンカード等のプリペイドカー
ド、乗車券、定期券等の交通機関カード、パスポート等
の身分証明証、医療カード等のIDカード、証書等の金
券類、等に最適に利用することができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明多重情報記録
は、少なくとも2つの情報が、ホログラム記録層と印
刷記録層にそれぞれ記録され、上記ホログラム記録層と
印刷記録層の各記録層の再生光の種類が異なり、ホログ
ラム記録層と印刷記録層は積層一体化して形成され、上
層の記録層は下層の記録層の再生光を透過して下層の記
録層の再生を妨げないように形成されている構成を採用
したことにより、同一の領域上に複数の異なる情報を独
立して記録可能であり情報記録密度を向上させることが
できる。また、各情報記録層はそれぞれ異なる種類の光
により再生可能であり、上層は下層の再生光の透過を妨
げないので、それぞれの情報を分離して再生することが
できる。またこれらの情報は光学的な記録方式であるた
め、磁気記録等と比較すると再生は非接触式であり、環
境の影響等で記録情報が破壊される虞れがなく安定性に
優れ、更に記録体の情報を読み取り書き換えることは不
可能であり偽造防止効果に優れる。さらに、上記ホログ
ラム記録層に記録された情報は共通性のある一般データ
であり、上記印刷記録層に記録された情報は各記録体毎
に異なる固有データである構成により、印刷記録層に記
録体毎に固有データを設けることは安価な装置で容易に
行なうことが可能であり、ホログラム記録層は同一情報
が記録されるのでホログラムを大量に形成可能であるか
らコストを低くすることができる。
【0057】本発明多重情報記録体をどちらか一方の情
報を目視不能に形成した場合、該記録体自体の目視時の
意匠性を向上させる事が可能である。更に多重情報記録
体の外観はホログラム記録層または印刷記録層のどちら
か一方しか見えないために、情報がどのような手段で記
録されているのか特定するのが困難となり、情報の隠蔽
性が高く偽造、かいざん防止効果がより向上する。
【0058】本発明多重情報記録体の認証方法は、上記
の多重情報記録体を用いて、異なる種類の光を照射し
て、各記録層の情報を分離してそれぞれ再生し、この得
られた少なくとも2つの情報基づいて認証を行うた
め、認証をより確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明多重情報記録体の第1実施例を示す縦断
面図である。
【図2】本発明多重情報記録体の第2実施例を示す縦断
面図である。
【図3】本発明多重情報記録体の第3実施例を示す縦断
面図である。
【図4】本発明多重情報記録体の第4実施例を示す縦断
面図である。
【図5】本発明多重情報記録体の第5実施例を示す縦断
面図である。
【図6】光の方向の違いによる選択的認証方法を示す説
明図である。
【図7】光の偏光面の変化による選択的認証方法を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 多重情報記録体 2 基材 3 印刷記録層 5 赤外域透明反射層 6 レリーフホログラム形成層 7 ホログラム記録層 8 ホログラムの干渉縞の凹凸 10 リップマンホログラム形成層 11 隠蔽層 12 可視域透明反射層 λ1 赤外光 λ2 可視光 λ3 紫外光
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06K 19/08 G06K 19/00 F // G11B 13/00 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 5/00 - 15/10 G03H 1/02 G03H 1/18 G06K 19/06 G06K 19/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの情報が、ホログラム記
    録層と印刷記録層にそれぞれ記録され、上記ホログラム
    記録層に記録された情報は共通性のある一般データであ
    り、上記印刷記録層に記録された情報は各記録体毎に異
    なる固有データであり、上記ホログラム記録層と印刷記
    録層の各記録層の再生光の種類が異なり、ホログラム記
    録層と印刷記録層は積層一体化して形成され、上層の記
    録層は下層の記録層の再生光を透過して下層の記録層の
    再生を妨げないように形成されていることを特徴とする
    多重情報記録体
  2. 【請求項2】どちらか一方の記録層が外部からは目視不
    能に形成されている請求項1記載の多重情報記録体。
  3. 【請求項3】ホログラム記録層がリップマン型ホログラ
    ムである請求項1又は2記載の多重情報記録体。
  4. 【請求項4】ホログラム記録層が光波長選択透過性の反
    射層を有するレリーフ型ホログラムである請求項1又は
    2記載の多重情報記録体。
  5. 【請求項5】ホログラム記録層がリップマン型ホログラ
    ムと光波長選択透過性の反射層を有するレリーフ型ホロ
    グラムからなる請求項1又は2記載の多重情報記録体。
  6. 【請求項6】請求項1〜5記載の多重情報記録体にホロ
    グラム記録層と印刷記録層の各再生光に対応する異なる
    種類の光を照射して各情報を再生し、ホログラム記録層
    と印刷記録層の情報をそれぞれ認証することを特徴とす
    る多重情報記録体の認証方法。
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