JP3275197B2 - 摺動絞り弁型気化器 - Google Patents

摺動絞り弁型気化器

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JP3275197B2
JP3275197B2 JP11250795A JP11250795A JP3275197B2 JP 3275197 B2 JP3275197 B2 JP 3275197B2 JP 11250795 A JP11250795 A JP 11250795A JP 11250795 A JP11250795 A JP 11250795A JP 3275197 B2 JP3275197 B2 JP 3275197B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機関に供給される混合
気の濃度及び量を制御する気化器に関し、そのうち特に
気化器本体を貫通する吸気路の中間部に絞り弁案内筒が
連設され、絞り弁案内筒内に移動自在に配置される摺動
絞り弁によって吸気路の有効開口面積を制御する摺動絞
り弁型気化器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の摺動絞り弁型気化器は、図5に示
される。1は内部を吸気路2が貫通して穿設された気化
器本体であって、吸気路2から上方に向かって絞り弁案
内筒3が連設される。又、気化器本体1の下方凹部1A
とそれをおおう浮子室本体4とによって浮子室5が形成
されるもので、この浮子室5内にはフロート6及び図示
せぬフロートバルブ、バルブシートの共同作用によって
一定なる燃料液面が形成される。7は絞り弁案内筒3内
に移動自在に配置される摺動絞り弁であり、吸気路2の
有効開口面積は、この摺動絞り弁7が移動することによ
って制御される。8は摺動絞り弁7の最低アイドリング
開度を調整する為に用いられる傾斜溝であり、この傾斜
溝8は、摺動絞り弁7の外周面7Aから中心方向に向か
うとともに摺動絞り弁7の開閉移動方向A−Aに対して
傾斜して穿設される。9は気化器本体1に螺着されたス
トップスクリューであり、この先端9Aは前記傾斜溝8
の溝底面8Aに当接する。このストップスクリュー9
は、傾斜溝8とともに摺動絞り弁7の最低アイドリング
開度を調整するものであり、ストップスクリュー9を螺
動することによってその先端9Aを溝底面8Aに向けて
進行させることによると摺動絞り弁7の開度は増加し、
一方その先端9Aを溝底面8Aより後退させることによ
ると摺動絞り弁7の開度は減少する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の摺動絞り
弁型気化器によると、ストップスクリュー9の先端9A
と傾斜溝8の溝底面8Aとの当接点Pは、摺動絞り弁7
の中心に近い側(吸気路2の中心方向に突出するという
こと)に設定される。これは、摺動絞り弁7の開閉作動
時において、傾斜溝8の溝底面8Aがストップスクリュ
ー9の先端9Aとくり返して衝突することによって変形
あるいは、ふくらみ等が生じた際にあっても、その変形
部が摺動絞り弁7の外周面7A迄達することのないよう
にする為である。そして、前記の如く、ストップスクリ
ュー9が吸気路2の中心方向に大きく突出して配置され
たことによると、(1)摺動絞り弁の中、高開度域にお
いて、ストップスクリュー9が空気流れに対して抵抗と
なり良好に吸気効率を上げることができない。更には、
吸気路内を流れる空気流れが乱れて均一な混合気を機関
に向けて供給し得ない。という問題を有する。(2)ス
トップスクリューが気化器本体に螺着される支持点と先
端9Aとの長さが長くなり、これによると摺動絞り弁7
の閉方向動作時においてストップスクリュー9には大き
な曲げモーメントが作用するもので、これに抗する為に
はストップスクリュー9の径を太くしたり、あるいは材
質を変える等、剛性を高める必要がある。
【0004】本発明になる摺動絞り弁型気化器は、かか
る不具合に鑑み成されたもので、ストップスクリューと
傾斜溝の溝底面との当接点をできる限り絞り弁案内筒の
近傍へ配置することによって、摺動絞り弁の中、高開度
域における吸気効率の向上と、吸気路内を流れる空気流
れの円滑化と、さらにはストップスクリューが小型化で
きて設計的自由度を高めることのできる摺動絞り弁型気
化器を提供することにある。
【0005】
【課題を達成する為の手段】前記目的を達成する為に、
本発明は、気化器本体を貫通する吸気路の中間部に連設
された絞り弁案内筒内に移動自在に配置されて吸気路の
有効開口面積を可変制御する摺動絞り弁と、摺動絞り弁
の外周面から中心方向に向かうとともに摺動絞り弁の開
閉移動方向に対して傾斜して穿設された傾斜溝と、気化
器本体に螺着され、前記傾斜溝の溝底面に進退自在に当
接するストップスクリューとを備えた摺動絞り弁型気化
器において、摺動絞り弁の外周面に、摺動絞り弁の内方
に向かう凹部を穿設し、該凹部の内底面から溝底面を備
えた傾斜溝を摺動絞り弁の移動方向A−Aに対して傾斜
させて穿設し、傾斜溝の開口端部を凹部の内底面に開口
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】摺動絞り弁が開閉作動をくり返し行ない、スト
ップスクリューの先端と傾斜溝の溝底面とが衝撃力をも
って当接し、溝底面に変形が生じたとしても、変形部分
は凹部内に収納されて摺動絞り弁の外側面上に突出する
ことがない。従って、ストップスクリューの先端と溝底
面との当接点を摺動絞り弁の外側面近傍に配置できる。
而して、ストップスクリューが吸気路内に大きく突出さ
れることが抑止され、吸気効率の向上と円滑な空気流れ
を得ることができ、更にはストップスクリューに加わる
曲げモーメントを低減できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明になる摺動絞り弁型気化器の一
実施例について図1により説明する。尚、図5と同一構
造部分については同一符号を使用して説明を省略する。
従来のものとは摺動絞り弁が異なる。摺動絞り弁10に
は、外周面10Aから内方の中心部方向に向かってのび
る短形状をなす傾斜溝10Bが穿設されるもので、この
傾斜溝10Bの溝底面10Cは摺動絞り弁10の開閉移
動方向A−Aに対して傾斜方向に穿設される。そして摺
動絞り弁10の外周面10Aに傾斜溝10Bの開口端部
10Dが開口する。本実施例における溝底面10Cは斜
め下方に向かう直線状の傾斜面をなすものであるが、円
弧状の面であってもよい。この傾斜溝10Bを正面から
みた側面図が図2に示される。そして、この傾斜溝10
Bには後述する凹部10Eが摺動絞り弁10の外周面1
0Aに穿設される。この凹部10Eは、摺動絞り弁10
の外周面10Aに開口する傾斜溝10Bの開口端部10
Dを囲繞して穿設される。より具体的に説明すれば、摺
動絞り弁10の外周面10Aに凹部10Eが凹設され、
更にこの凹部10Eの内底面10Fから溝底面10Cを
有する傾斜溝10Bが穿設されるもので、傾斜溝10B
の開口端部10Dは摺動絞り弁10の外周面10Aに直
接的に開口されるものでなく、凹部10Eの内底面10
Fに開口される。摺動絞り弁10の外周面10Aには凹
部10Eのみが直接的に開口される。傾斜溝10Bの開
口端部10Dに凹部10Eを穿設した状態を正面からみ
た側面図が図3に示される。又、その斜視図が図4に示
される。
【0008】11は気化器本体1に螺着され、その先端
11Aが傾斜溝10Bの溝底面10Cに当接するストッ
プスクリューであり、このときストップスクリュー11
の先端11Aと溝底面10Cとの当接点Pは傾斜溝10
Bの摺動絞り弁10に対する開口端部10D近傍の溝底
面10Cに位置する。すなわち、この当接点Pは、摺動
絞り弁10の外周面10Aの近傍に位置される。
【0009】そして、ストップスクリュー11を螺動す
ることによって、先端11Aを溝底面10C側へ進行さ
せると、その螺動に応じて摺動絞り弁10は吸気路2を
開放し、一方先端11Aを溝底面10Cより後退させる
と、摺動絞り弁10はその移動に応じて吸気路2を閉方
向に制御する。そして、本願発明によると、摺動絞り弁
10の外周面10Aに凹部10Eを設け、凹部10Eの
内底面10Fから溝底面10Cを有する傾斜溝10Bを
設けたので、ストップスクリュー11の先端11Aと溝
底面10Cとの当接点Pを極めて凹部10Eに近い傾斜
溝10Bの溝底面10Cに位置させることができる。こ
れは、摺動絞り弁10の開閉動作時において、その当接
点Pにおける溝底面10Cが変形したとしても、その変
形部分は凹部10E内へ収納されて摺動絞り弁10の外
周面7A上に突出することがないからである。
【0010】以上によると、ストップスクリュー11の
先端11Aは、絞り弁案内筒3の近傍であって、吸気路
2内に大きく突出することが抑止されたので、摺動絞り
弁10の中、高開度域において、ストップスクリュー1
1が吸気路2の開口面積を減少させることがなく、機関
への吸気効率を低下させることがない。更には、吸気路
2内を流れる空気流れを乱すことがなく、均一なる混合
気を機関に向けて供給できて、その運転性を向上でき
る。又、ストップスクリュー11を支持するネジ部11
Bと先端11Aとの距離を短くすることができるもの
で、これによると、ストップスクリュー11に加わる曲
げモーメントを低減できるものである。而して、ストッ
プスクリュー11の剛性を高める必要がないもので、ス
トップスクリュー11を小型化できるとともに格別に剛
性の高い材料を選択する必要がなく、その材料選定の自
由度が高められ、ストップスクリュー11を安価に製造
できる。
【0011】
【発明の効果】以上の如く、本発明になる摺動絞り弁型
気化器によると、摺動絞り弁に穿設される傾斜溝を凹部
の内底面を介して摺動絞り弁の外周面に開口したので、
ストップスクリューの先端と傾斜溝の溝底面との当接点
を絞り弁案内筒の近傍、いいかえると吸気路のもっとも
外側方近傍に配置することが可能となったもので、これ
によって、摺動絞り弁の中、高開度域における吸気効率
の向上と、空気流れの円滑化が達成されるとともにスト
ップスクリューを小型化ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる摺動絞り弁型気化器の縦断面図。
【図2】図1に用いられる摺動絞り弁であって、摺動絞
り弁の外周面に未だ凹部が形成されていない状態におけ
る側面図。
【図3】図2に示された摺動絞り弁の外周面に凹部が形
成された状態における側面図。
【図4】図3に示された摺動絞り弁の斜視図。
【図5】従来の摺動絞り弁型気化器の縦断面図。
【符号の説明】
10 摺動絞り弁 10B 傾斜溝 10C 溝底面 10D 開口端部 10E 凹部 10F 凹部の内底面 11 ストップスクリュー P ストップスクリューの先端と傾斜溝の溝底面と
の当接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02M 9/06 F02M 19/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気化器本体を貫通する吸気路の中間部に
    連設された絞り弁案内筒内に移動自在に配置されて吸気
    路の有効開口面積を可変制御する摺動絞り弁と、摺動絞
    り弁の外周面から中心方向に向かうとともに摺動絞り弁
    の開閉移動方向に対して傾斜して穿設された傾斜溝と、
    気化器本体に螺着され、前記傾斜溝の溝底面に進退自在
    に当接するストップスクリューとを備えた摺動絞り弁型
    気化器において、摺動絞り弁10の外周面10Aに、摺
    動絞り弁10の内方に向かう凹部10Eを穿設し、該凹
    部10Eの内底面10Fから溝底面10Cを備えた傾斜
    溝10Bを摺動絞り弁10の移動方向A−Aに対して傾
    斜させて穿設し、傾斜溝10Bの開口端部10Dを凹部
    10Eの内底面10Fに開口したことを特徴とする摺動
    絞り弁型気化器。
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