JP3274979B2 - 単体防水クリンプコネクタ - Google Patents
単体防水クリンプコネクタInfo
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- JP3274979B2 JP3274979B2 JP03974897A JP3974897A JP3274979B2 JP 3274979 B2 JP3274979 B2 JP 3274979B2 JP 03974897 A JP03974897 A JP 03974897A JP 3974897 A JP3974897 A JP 3974897A JP 3274979 B2 JP3274979 B2 JP 3274979B2
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Description
コンタクトに接続される、複数のクリンプピンコンタク
トを有する単体防水クリンプコネクタの構造に関するも
のである。
形の単体防水型のレセプタクルコネクタは、図３及び図
４に示すように半田付けピンコンタクトを用いたものが
主流であった。この従来例を図面に基づき説明する。図
３は組み立てた状態を示すもので、図３（ａ）は正面
図，図３（ｂ）は側面断面図である。図４はこのレセプ
タクルコネクタの構成部品単体の側面断面図である。図
３及び図４において、１はレセプタクルシェルで、その
フランジ部１ａには取付孔１ｂが設けられ、フランジ部
１ａ以外は円筒状に形成され、プラグとの接続側の円筒
部外周には、図示してないカップリングシェルの内周面
に設けられたねじ部と螺合するねじ部１ｃが設けられて
いる。このレセプタクルシェルの材質は、例えばアルミ
合金などが用いられている。２はリアインサート，３は
中間インサートで，それぞれ例えば絶縁性の合成樹脂に
より構成されており、後述する複数のピンコンタクトの
挿入孔２ａ，３ａが設けられている。
ンゴムなどの合成ゴムにより構成されており、中間イン
サート３などと同様に複数のピンコンタクトの挿入孔４
ａが設けられているが、この挿入孔４ａの内径はピンコ
ンタクトの外径よりも若干小さく形成されている。５は
半田付けピンコンタクトで、例えば銅合金により構成さ
れ、その後端部には半田付け部５ａが形成されている。
なお、５１はアース用のピンコンタクトである。６はリ
テナーリングで、例えば銅合金により構成されており、
その両端にはレセプタクルシェル１への着脱操作用の折
曲げ部６ａが形成されている。なお、レセプタクルシェ
ル１のフランジ１ａには、合成ゴムなどにより構成され
たガスケットが装着されるが、ここでは省略してある。
インサート２の各挿入孔２ａに複数の半田付けピンコン
タクト５をその後方から挿入し、次に半田付けピンコン
タクト５の前方から中間インサート３及びフロントイン
サート４の各挿入孔３ａ，４ａを挿入して順次に装着す
る。ただし、フロントインサート４の挿入孔４ａの内径
は、前述したように半田付けピンコンタクト５のソケッ
トコンタクトが嵌合する部分の外径よりも若干小さいた
め、半田付けピンコンタクト５の圧入による装着とな
り、この圧入状態では防水機能を有する。このように組
み立てられたインサートアセンブリは、レセプタクルシ
ェル１にその後方から装着され、その後レセプタクルシ
ェル１のリテナーリング装着溝にリテナーリング６を装
着し、インサートアセンブリをレセプタクルシェル１に
固定する。
た従来のレセプタクルコネクタは、ピンコンタクトを部
品の状態で組み込むタイプである半田付けピンコンタク
ト５を用いているため特に問題はないが、ピンコンタク
トにクリンプピンコンタクトを用いる場合は、クリンプ
ピンコンタクトに接続線を接続した後、コンタクトリテ
ンションが設けられたリアインサート側から挿入し装着
する、所謂リアリリーズ構造である。そのため中間イン
サート３の前側に組み立てられているフロントインサー
ト４にクリンプピンコンタクトを圧入装着する際に、ク
リンプピンコンタクトの先端によりフロントインサート
４の挿入孔部分を押し上げることになり、中間インサー
ト３から浮き上がってしまい、組み立てが容易に行なえ
ないという問題があった。
レセプタクルコネクタの組立て工場で行なうのであれ
ば、フロントインサート４の前側にフロントインサート
４の各挿入孔４ａの周辺を押さえる治具を用いて組み立
てることも考えられるが、接続線が接続されたクリンプ
ピンコンタクトを組み立てるのは、レセプタクルコネク
タの使用現場であるため、クリンプピンコンタクトの組
立てが容易であると共に、確実にフロントインサート４
に圧入装着されることが要求されるものである。
リンプコネクタは、レセプタクルシェルと、複数のクリ
ンプピンコンタクトの挿入孔を有し前記レセプタクルシ
ェルに装着される絶縁材料よりなる中間インサートと、
該中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿
入孔を有すると共に、該中間インサートに固着されて該
中間インサートと一体的に形成された絶縁性弾性体より
なるフロントインサートと、前記中間インサートと同数
のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有すると共に、該
挿入孔にはコンタクトリテンションが設けられ前記中間
インサートの後面に装着される絶縁材料よりなるリアイ
ンサートと、前記中間インサート、フロントインサート
及びリアインサートを前記レセプタクルシェルに固定す
るリテナーリングと、前記中間インサート、フロントイ
ンサート及びリアインサートより構成されたリアリリー
ズ構造のインサートに装着されるクリンプピンコンタク
トとを備えたものである。
ネクタの一実施例を、図１及び図２に示す。図１は組み
立てた状態を示すもので、図１（ａ）は正面図，図１
（ｂ）は側面断面図である。図２はこのレセプタクルコ
ネクタの構成部品の側面断面図である。なお、レセプタ
クルシェル１とリテナーリング６は、従来例として示し
た図３及び図４に記載のものと同じである。図１及び図
２において、１１は中間インサート１２とフロントイン
サート１３とが接着剤等で固着されて一体化された中間
・フロントインサート組立である。なお、中間インサー
ト１２とフロントインサート１３とは、図３，４に示し
た従来例の中間インサート３とフロントインサート４と
ほぼ同様な構造であり、それぞれクリンプピンコンタク
トの挿入孔１２ａ，１３ａが設けられている。１４はリ
アインサートで、クリンプピンコンタクトの挿入孔１４
ａにはそれぞれコンタクトリテンション１４ｂが設けら
れている。１５はクリンプピンコンタクトで、接続線の
クリンプ部１５ａが形成されている。
フロントインサート組立１１を図面上の左側から嵌込ん
だ後、その後方からリアインサート１４を装着し、リテ
ナーリング６で各インサート１１，１４をレセプタクル
シェル１に固定するものである。そして、このレセプタ
クルコネクタが所要箇所に取り付けられてから、或いは
取り付けられる直前に、接続線が結線されたクリンプピ
ンコンタクト１５をリアインサート１４側から挿入及び
圧入せしめるものである。このクリンプピンコンタクト
１５のフロントインサート１３への圧入装着する際、フ
ロントインサート１３は、その挿入孔１３ａを除く全面
が中間インサート１２に固着されているため、クリンプ
ピンコンタクト１５の先端でフロントインサート１３の
挿入孔１３ａの周辺部分を押し上げたりすることはな
く、容易にかつ確実に圧入することができる。
サート１３を固着する場合、先ず中間インサート１２を
成型し、この中間インサート１２のフロントインサート
固着側に接着剤を塗布し、その接着剤塗布面にフロント
インサート形成材料を載せて、フロントインサート１３
を成形することにより、両インサートの一体化が確実に
行うことができる。
る単体防水クリンプコネクタは、中間インサートとフロ
ントインサートとが接着剤等で固着されて一体化されて
いるため、クリンプピンコンタクトを圧入装着時にフロ
ントインサートが中間インサートから浮き上がることが
なく、容易にかつ確実に装着することができ、高品質の
単体防水クリンプコネクタを得ることができる。
の一実施例を示す正面図及び側面断面図である。
成部品の側面断面図である。
タの構造の一実施例を示す正面図及び側面断面図であ
る。
タクトコネクタの各構成部品の側面断面図である。
タクト挿入孔 ３，１２ 中間インサート ４，１３ フロントインサート ５ 半田付けピンコンタクト ６ リテナーリング ６ａ 折曲げ部 １１ 中間・フロントインサート組立 １５ クリンプピンコンタクト １５ａ クリンプ部
Claims (1)
- 【請求項１】 レセプタクルシェルと、 複数のクリンプピンコンタクトの挿入孔を有し前記レセ
プタクルシェルに装着される絶縁材料よりなる中間イン
サートと、 該中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの挿
入孔を有すると共に、該中間インサートのフロント側の
接着剤塗布面に一体成形により形成された絶縁性弾性体
よりなるフロントインサートと、 前記中間インサートと同数のクリンプピンコンタクトの
挿入孔を有すると共に、該挿入孔にはコンタクトリテン
ションが設けられ前記中間インサートの後面に装着され
る絶縁材料よりなるリアインサートと、 前記中間インサート、フロントインサート及びリアイン
サートを前記レセプタクルシェルに固定するリテナーリ
ングと、 前記中間インサート、フロントインサート及びリアイン
サートより構成されたリアリリーズ構造のインサートに
装着されるクリンプピンコンタクトとを備えた単体防水
クリンプコネクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03974897A JP3274979B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 単体防水クリンプコネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03974897A JP3274979B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 単体防水クリンプコネクタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10223297A JPH10223297A (ja) | 1998-08-21 |
| JP3274979B2 true JP3274979B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=12561593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03974897A Expired - Fee Related JP3274979B2 (ja) | 1997-02-10 | 1997-02-10 | 単体防水クリンプコネクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3274979B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
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|---|---|---|---|---|
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| JP6627000B1 (ja) * | 2019-02-04 | 2019-12-25 | 株式会社七星科学研究所 | ガスケット及びコネクタ |
| US11791571B2 (en) | 2020-06-26 | 2023-10-17 | Ge Aviation Systems Llc | Crimp pin electrical connector |
-
1997
- 1997-02-10 JP JP03974897A patent/JP3274979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10223297A (ja) | 1998-08-21 |
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