JP3274767B2 - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

油圧式オートテンショナ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のカム軸を駆
動するタイミングベルトや、オルタネータ等のエンジン
補機を駆動するベルト等のベルトの張力を一定に保つ油
圧式オートテンショナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧式オートテンショナとし
て、実開昭5−8099号公報に記載されたものが従来
から知られている。この油圧式オートテンショナは、図
6に示すように、作動油が封入された筒状ボディ30の
内側にリークすきまをもってプランジャ31を摺動自在
に組込み、そのプランジャ31の上端面に形成されたロ
ッド挿入孔32にロッド33の下端部を接続し、プラン
ジャ31の下方に形成された圧力室34に上記プランジ
ャ31をロッド33の下端に押し付けるプランジャスプ
リング35を組込み、プランジャ31の上方に形成され
たリザーバ室36にロッドスプリング37を組込んで、
ロッド33に外方向への突出性を付与している。
【0003】また、プランジャ31とロッド33とに圧
力室34とリザーバ室36とを連通させる戻り通路38
を形成し、その戻り通路38に圧力室34の作動油がリ
ザーバ室36に流れるのを防止するチェックバルブ39
を設けている。
【0004】チェックバルブ39は、戻り通路38の下
端開口を開閉するチェックボール40と、そのチェック
ボール40の移動量を制限するリテーナ41とから成
る。
【0005】上記の構成から成るオートテンショナは、
揺動自在に支持されたプーリアーム42にロッド33の
上端を当接し、ロッドスプリング37の弾力によりプー
リアーム42に支持されたテンションンプーリ43をベ
ルト44の張り側に揺動させる組付けとされる。
【0006】上記のような組付け状態において、ベルト
44の張力が増し、ロッド33が押し込まれると、圧力
室34の圧力が増し、その圧力でもってロッド33を押
し込み力を受ける。ロッド33の押し込み力が圧力室3
4の圧力より高くなると、圧力室34の作動油がボディ
30とプランジャ31の摺動面間に形成されたリークす
きま45からリザーバ室36に流れ、プランジャ31が
緩慢に下降し、ばね力と押し込み力とがバランスする
と、プランジャ31が停止する。
【0007】また、ベルト44が弛むと、ロッドスプリ
ング37の弾力によりロッド33が外方向に急速に移動
してベルト44の弛みを吸収する。このとき、プランジ
ャ31も上方に移動し、その移動によって圧力室34の
圧力が低下するため、チェックボール40が戻り通路3
8を開放し、リザーバ室36の作動油が戻り通路38か
ら圧力室34に速やかに流動する。
【0008】このように、上記オートテンショナにおい
ては、ロッド33に押し込みの荷重を受けると大きな抵
抗を示し、荷重が無くなると、ロッドが速やかに外方向
に移動してベルトの弛みを急速に吸収するため、ベルト
44の張力を常に一定に保持することができるという特
徴を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記オート
テンショナにおいては、チェックボール40およびリテ
ーナ41から成るチェックバルブ39によって戻り通路
38を開閉する構成であるため、部品点数が多く、組立
工数も多いなど低コスト化の障害になっていた。
【0010】また、チェックバルブ39が、圧力室34
の圧力によってチェックボール40を閉鎖位置に戻す構
成であると、解放状態のチェックボール40を閉鎖位置
に確実に復帰させるため、チェックボール40の移動量
を小さい範囲に抑える必要が生じる。この場合、開放状
態とされたチェックボール40と戻り通路38の下端間
に形成される隙間は小さくなり、リザーバ室36の作動
油を圧力室34に速やかに流動させることができず、ベ
ルト44の急激な弛みに対して、ロッド33及びプラン
ジャ31の追従性に制限がある。
【0011】この発明の課題は、部品点数を減少して油
圧式オートテンショナの組立性の向上を図ること、およ
びベルトの急激な弛みに対するロッドおよびプランジャ
の追従性の向上を図ることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、第1の発明においては、作動油が封入された底付
きボディの内部にリークすきまをもってプランジャを摺
動自在に組込み、そのプランジャの上端面にロッド挿入
孔を形成し、そのロッド挿入孔を、下部が小径とされた
段付孔とし、その段付孔の小径孔部の内径面に軸方向に
延びる溝を形成し、前記ロッド挿入孔の底面からプラン
ジャの下面に貫通する戻り通路を設け、上記ロッド挿入
の小径孔部内に下端部が挿入されたロッドに外方向へ
の突出性を付与するロッドスプリングと、前記プランジ
ャをロッドの下端面に押し付けるプランジャスプリング
とを有し、前記ロッド挿入孔の底面にロッド下端面が密
着する弁座を設け、その弁座に対するロッドの相対的な
軸方向の移動によって戻り通路を開閉させるようにした
構成を採用している。
【0013】ここで、プランジャスプリングは、プラン
ジャの下面とボディの底面間に組込んでもよい。あるい
は、ロッドの下端部とロッド挿入孔の内側上部とにそれ
ぞればね受を取付け、そのばね受間にプランジャスプリ
ングを組込んでもよい。
【0014】前記の課題を解決するため、第2の発明に
おいては、作動油が封入された底付きボディの内部にリ
ークすきまをもってプランジャを摺動自在に組込み、そ
のプランジャの上端面にロッド挿入孔を形成し、そのロ
ッド挿入孔の底面からプランジャの下面に貫通する戻り
通路を設け、上記ロッド挿入孔に下端部が挿入されたロ
ッドに外方向への突出性を付与するロッドスプリングを
設け、前記ロッドの下端に戻り通路の内径面間にすきま
をもって挿通される小径軸部を設け、その小径軸部の下
端部に取付けたばね受とプランジャの下面間に前記プラ
ンジャをロッドの下端面に密着させるプランジャスプリ
ングを組込み、前記ロッド挿入孔の底面にロッド下端面
が密着する弁座を設け、その弁座に対するロッドの相対
的な軸方向の移動によって戻り通路を開閉させるように
した構成を採用したのである。
【0015】第1の発明および第2の発明に係る油圧式
オートテンショナにおいて、弁座は、平面であってもよ
く、テーパ面であってもよい。弁座をテーパ面とする場
合は、ロッドの下面に球面を形成して弁座に対するロッ
ドの密着性を向上させるのがよい。
【0016】
【0017】
【作用】上記のように構成すれば、ベルトの急激な弛み
に対して、ロッドはロッドスプリングの弾力によって急
激に外方向に移動する。
【0018】また、プランジャはプランジャスプリング
により押されて上昇しようとするが、リザーバ室と圧力
室の差圧やプランジャとボディの摩擦抵抗、粘性抵抗の
ため、プランジャは急速に上昇することができず、ロッ
ドとプランジャの相互間に速度差が生じ、ロッドの下面
が弁座から離れ、戻り通路が開放する。このため、リザ
ーバ室の作動油は圧力室に速やかに流れ、その流動によ
ってプランジャはプランジャスプリングの弾力により速
やかに上昇してロッドの下面に密着することになり、プ
ランジャの追従性の向上を図ることができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1乃至図5に基
づいて説明する。
【0020】図1および図2は、この発明に係るオート
テンショナの第1の実施例を示す。図示のように、筒状
のボディ1は、底付きの外筒1aと、その外筒1aの内
側下部に嵌合した底付きの内筒1bとから成り、内部に
作動油が充填されている。
【0021】内筒1b内にはプランジャ2が摺動自在に
組込まれ、そのプランジャ2と内筒1bの摺動面間にリ
ークすきま3が設けられている。また、上記プランジャ
2の組込みによって、プランジャ2の下方に圧力室4
と、上方にリザーバ室5とが設けられている。
【0022】プランジャ2の上端面にはロッド挿入孔6
が形成されている。ロッド挿入孔6は下部が小径の段付
孔とされ、下部の小径孔部6aにロッド7の下端部が挿
入されている。
【0023】ここで、小径孔部6aの内径は、ロッド7
の外径に略等しく、ロッド7が小径孔部6aに沿って摺
動し得るようになっており、その小径孔部6aの内面に
軸方向の溝8が形成されている。また、小径孔部6aの
底面にはプランジャ2の下面に貫通する戻り通路9が設
けられている。
【0024】ロッド7の上部は、ボディ1の上側開口部
に取付けたシール部材10をスライド自在に貫通してい
る。ロッド7の中途にはばね受11が嵌合され、そのば
ね受11に作動油が流通し得る孔11aが設けられてい
る。ばね受11は、ロッド7の中途に設けた段部13と
係合し、そのばね受11を上方に押圧するロッドスプリ
ング12によってロッド7に外方向への突出性が付与さ
れている。
【0025】前記内筒1b上には、ロッド7に嵌合する
セパレータ14が設けられている。セパレータ14は、
上部および下部に向けて拡がりをもち、その下端に設け
たフランジ14aが前記ロッドスプリング12によって
内筒1bの上端面に押し付けられている。このセパレー
タ14は、その上方の空気が圧力室に移動しない役目を
する。
【0026】前記プランジャ2の下方にはプランジャス
プリング15が組込まれている。プランジャスプリング
15はプランジャ2を上方に向けて押圧し、ロッド挿入
孔6の底面に設けたテーパ状の弁座16をロッド7の下
端面に形成した球面17に押し付けている。
【0027】上記の構成から成るオートテンショナは、
従来のオートテンショナと同様に、ロッド7の上端で図
6に示すプーリアーム42を押圧する組込けとされる。
【0028】その組付け状態において、ロッド7に押し
込み力が作用すると、プランジャ2が圧力室4内の作動
油を押圧するため、圧力室4の圧力が上昇し、その圧力
でもって押し込み力を受ける。
【0029】上記押し込み力が圧力室4の圧力より高く
なると、圧力室4内の作動油は内筒1bとプランジャ2
の摺動面間に形成されたリークすきま3からリザーバ室
5内に流れ、プランジャ2はきわめてゆっくりとボディ
1の底に向けて移動し、ばね力と押し込み力とがバラン
スするとプランジャ2は停止する。
【0030】また、ベルトが急激に弛むと、ロッド7は
ロッドスプリング12の弾力にって急速に外下方に移動
してベルトの弛みを吸収する。
【0031】このとき、プランジャ2は、プランジャス
プリング15の弾力によって上方に移動しようとする
が、上記プランジャ2の上方への移動によってリザーバ
室5と圧力室4に差圧が発生し、その差圧はプランジャ
スプリング15を圧縮させる方向に作用するため、及び
プランジャ2とボディ1の間の摩擦抵抗、粘性抵抗のた
め、プランジャ2は急速に上方に移動しない。
【0032】このため、プランジャ2とロッド7とに速
度差が生じ、図3に示すように、ロッド7の下端の球面
17は弁座16から離れ、戻り通路9が開放する。
【0033】したがって、リザーバ室5内の作動油は、
弁座16と球面17間に形成された隙間および開放状態
とされた戻り通路9から圧力室4内に流動し、その作動
油の流動と共に、プランジャ2は上方にスムースに移動
してロッド7の球面17に弁座16が速やかに密着す
る。プランジャスプリング荷重の最適値は、実験的に、
圧力室面積1.8cm2 のとき、1.0〜3.0kgf程度
であることを確認している。
【0034】このように、ロッド7が押し込まれるとき
は、その押し込み荷重を圧力室4内の作動油によって受
けることができ、荷重が無くなると、ロッド7が速やか
に上昇するため、図6に示す従来のチェックバルブ付き
オートテンショナと同様の作動を行なわせることができ
る。
【0035】図4は、この発明に係る油圧式オートテン
ショナの第2の実施例を示す。この実施例においては、
ロッド7の下端に戻り通路9の内径面とすきまをもって
挿通する小径軸部18を設け、その小径軸部18の下端
部に取付けたばね受19とプランジャ2の下面間にプラ
ンジャスプリング15を組込んでいる。
【0036】また、ロッド7の下端を平面20とし、そ
の平面20をロッド挿入孔6の底面に形成された平面状
の弁座21に密着させている。
【0037】他の構成は、第1の実施例と同一であるた
め、同一部分に同一の符号を付して説明を省略する。
【0038】また、作用も第1の実施例のものと同様で
あるため、説明を省略する。
【0039】第2の実施例のように、小径軸部18のば
ね受19とプランジャ2との間にプランジャスプリング
15を組込む構成を採用すると、プランジャ2、ロッド
7およびプランジャスプリング15は結合状態とされる
ため、ボディ1の内部に対する各部品の組込みが容易と
なる。
【0040】図5は、この発明に係る油圧式オートテン
ショナの第3の実施例を示す。この実施例においては、
ロッド7の下端部と、プランジャ2のロッド挿入孔6の
内側上部とにそれぞればね受22、23を取付け、その
ばね受22、23間にプランジャスプリング15を組込
んでいる。
【0041】他の構成は、第1の実施例と同じであるた
め、同一部品に同一符号を付して説明を省略する。
【0042】また、作動も第1の実施例のものと同一で
あるため、説明を省略する。
【0043】第3の実施例のように、ロッド挿入孔6内
にプランジャスプリング15を組込むことによって、圧
力室4にプランジャスプリング15を組込むためのスペ
ースを確保する必要がなく、オートテンショナの軸方向
長さのコンパクト化を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
下記に示す効果を奏する。
【0045】請求項1および2に記載のオートテンショ
ナによれば、プランジャとロッドとを相対的に軸方向に
移動自在とし、ロッドをロッドスプリングによって外方
向への突出性を付与し、プランジャをプランジャスプリ
ングにより押圧してプランジャのロッド挿入孔の底面に
形成された弁座をロッドの下端面に密着させたことによ
り、プランジャとロッドの相互間でチェックバルブ機構
が構成されることになり、従来必要とされたボールとリ
テーナから成るチェックバルブを不要とすることができ
る。
【0046】このため、部品点数が少なくなり、組立性
の向上と、コストの低減とを図ることができる。
【0047】また、チェックボールを有するチェックバ
ルブで戻り通路の開閉を行なうオートテンショナでは、
開放状態のチェックボールと戻り通路の開口端間に形成
される隙間は小さくなり、リザーバ室から圧力室に作動
油が流れるのに時間を要するが、本願では、ロッドがチ
ェックボールとしての機能を有し、プランジャに対する
ロッドの相対的な移動量に比例して、ロッドの下端と弁
座間に大きな隙間が形成されるため、リザーバ室内の作
動油を圧力室内に速やかに流動させることができる。
【0048】このため、ロッドおよびプランジャの上昇
速度はチャックバルブを用いたものに比較して速く、ベ
ルトの弛みに対して効果的に追従し、特にエンジンの低
温始動時におけるベルトの急激な弛みを効果的に吸収
し、ベルトの歯飛や振動を良好に抑制することができ
る。
【0049】請求項3に記載のオートテンショナにおい
ては、ロッドの下端に小径軸部を設け、その小径軸部の
下端部に取付けたばね受とプランジャとの間にプランジ
ャスプリングを組込んだことにより、プランジャ、ロッ
ドおよびプランジャスプリングを組立て品とすることが
できるため、ボディに対する上記各部品の組込みが容易
になり、オートテンショナの組立性をさらに向上させる
ことができる。
【0050】請求項4に記載のオートテンショナにおい
ては、プランジャのロッド挿入孔内にプランジャスプリ
ングを組込んだことにより、リザーバ室内にプランジャ
スプリングの組込みスペースを確保する必要がなくな
り、オートテンショナの軸方向長さのコンパクト化を図
ることができる。
【0051】請求項5に記載のオートテンショナにおい
ては、弁座をテーパとし、ロッドの下端に球面を設ける
ことにより、弁座と球面の接触時におけるシール性の向
上を図ることができると共に、戻り通路の開放時にリザ
ーバ室の作動油を圧力室にスムースに流動させることが
できる。
【0052】請求項6に記載のオートテンショナにおい
ては、ロッド挿入孔を下部が小径の段付孔としたことに
より、ロッドとプランジャの径方向の相対的な移動を防
止することができ、ロッドおよびプランジャを軸方向に
スムースに移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る油圧式オートテンショナの第1
の実施例を示す断面図
【図2】図1のプランジャの平面図
【図3】同上の作動状態を示す断面図
【図4】同上オートテンショナの第2の実施例を示す断
面図
【図5】同上オートテンショナの第3の実施例を示す断
面図
【図6】従来のオートテンショナを示す断面図
【符号の説明】
1 ボディ 2 プランジャ 3 リークすきま 4 圧力室 5 リザーバ室 6 ロッド挿入孔 7 ロッド 8 溝 9 戻り通路 12 ロッドスプリング 15 プランジャスプリング 16 弁座 18 小径軸部 19 ばね受 21 弁座 22、23 ばね受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/00 - 7/24 F16F 9/00 - 9/54

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動油が封入された底付きボディの内部
    にリークすきまをもってプランジャを摺動自在に組込
    み、そのプランジャの上端面にロッド挿入孔を形成し、
    そのロッド挿入孔を、下部が小径とされた段付孔とし、
    その段付孔の小径孔部の内径面に軸方向に延びる溝を形
    成し、前記ロッド挿入孔の底面からプランジャの下面に
    貫通する戻り通路を設け、上記ロッド挿入孔の小径孔部
    に下端部が挿入されたロッドに外方向への突出性を付
    与するロッドスプリングと、前記プランジャをロッドの
    下端面に押し付けるプランジャスプリングとを有し、前
    記ロッド挿入孔の底面にロッド下端面が密着する弁座を
    設け、その弁座に対するロッドの相対的な軸方向の移動
    によって戻り通路を開閉させるようにした油圧式オート
    テンショナ。
  2. 【請求項2】 前記プランジャスプリングをプランジャ
    の下面とボディの底面間に組込んだ請求項1に記載の油
    圧式オートテンショナ。
  3. 【請求項3】 前記ロッドの下端部と、ロッド挿入孔の
    内側上部とにばね受を取付け、そのばね受間にプランジ
    ャスプリングを組込んだ請求項1に記載の油圧式オート
    テンショナ。
  4. 【請求項4】 作動油が封入された底付きボディの内部
    にリークすきまをもってプランジャを摺動自在に組込
    み、そのプランジャの上端面にロッド挿入孔を形成し、
    そのロッド挿入孔の底面からプランジャの下面に貫通す
    る戻り通路を設け、上記ロッド挿入孔に下端部が挿入さ
    れたロッドに外方向への突出性を付与するロッドスプリ
    ングを設け、前記ロッドの下端に戻り通路の内径面間に
    すきまをもって挿通される小径軸部を設け、その小径軸
    部の下端部に取付けたばね受とプランジャの下面間に前
    記プランジャをロッドの下端面に密着させるプランジャ
    スプリングを組込み、前記ロッド挿入孔の底面にロッド
    下端面が密着する弁座を設け、その弁座に対するロッド
    の相対的な軸方向の移動によって戻り通路を開閉させる
    ようにした油圧式オートテンショナ。
  5. 【請求項5】 前記弁座をテーパとし、ロッドの下端面
    に球面を設けた請求項1乃至4のいずれかに記載の油圧
    式オートテンショナ。
JP17432594A 1994-07-26 1994-07-26 油圧式オートテンショナ Expired - Fee Related JP3274767B2 (ja)

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