JPH06288447A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents
油圧式オートテンショナInfo
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- JPH06288447A JPH06288447A JP5073635A JP7363593A JPH06288447A JP H06288447 A JPH06288447 A JP H06288447A JP 5073635 A JP5073635 A JP 5073635A JP 7363593 A JP7363593 A JP 7363593A JP H06288447 A JPH06288447 A JP H06288447A
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- Japan
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- piston
- cylinder
- piston rod
- pressure chamber
- sleeve
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B67/00—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
- F02B67/04—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus
- F02B67/06—Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for of mechanically-driven auxiliary apparatus driven by means of chains, belts, or like endless members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H2007/0802—Actuators for final output members
- F16H2007/0812—Fluid pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H7/00—Gearings for conveying rotary motion by endless flexible members
- F16H7/08—Means for varying tension of belts, ropes, or chains
- F16H7/0848—Means for varying tension of belts, ropes, or chains with means for impeding reverse motion
- F16H2007/0859—Check valves
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルトの張力調整を行なう油圧式オートテン
ショナにおいて、シリンダ内部の圧力室の容積を縮小
し、気泡の混入を防止できるようにする。 【構成】 シリンダ1に設けたスリーブ2にピストン3
を挿入し、シリンダ1とスリーブ2の間にリターンスプ
リング16を組込む。ピストン3にピストンロッド8と
リテナー21を一体に結合し、圧力室5にチェックバル
ブ19とリテナー21だけを設ける。圧力室5からピス
トンを押圧する結合用バネを無くすことにより、圧力室
の容積を小さくでき、シリンダ全長を短縮できる。
ショナにおいて、シリンダ内部の圧力室の容積を縮小
し、気泡の混入を防止できるようにする。 【構成】 シリンダ1に設けたスリーブ2にピストン3
を挿入し、シリンダ1とスリーブ2の間にリターンスプ
リング16を組込む。ピストン3にピストンロッド8と
リテナー21を一体に結合し、圧力室5にチェックバル
ブ19とリテナー21だけを設ける。圧力室5からピス
トンを押圧する結合用バネを無くすことにより、圧力室
の容積を小さくでき、シリンダ全長を短縮できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車のエンジンの
タイミングベルトや補機駆動用ベルトなどの張力調整に
用いられる油圧式オートテンショナに関するものであ
る。
タイミングベルトや補機駆動用ベルトなどの張力調整に
用いられる油圧式オートテンショナに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の油圧式オートテンショナにおい
て、シリンダ全長の短縮を図ったものとして、従来本出
願人が実願平3−58712号により提案したものがあ
る。
て、シリンダ全長の短縮を図ったものとして、従来本出
願人が実願平3−58712号により提案したものがあ
る。
【0003】この提案のオートテンショナは、図7に示
すように、シリンダ41の内部に別体のスリーブ42を
設け、そのスリーブ42内に挿入したピストン43によ
って、シリンダ内部の作動油室44を圧力室45とリザ
ーバ室46に区分けし、ピストン43内部に、圧力室4
5とリザーバ室46を連通する通路47を設けている。
すように、シリンダ41の内部に別体のスリーブ42を
設け、そのスリーブ42内に挿入したピストン43によ
って、シリンダ内部の作動油室44を圧力室45とリザ
ーバ室46に区分けし、ピストン43内部に、圧力室4
5とリザーバ室46を連通する通路47を設けている。
【0004】上記ピストン43の上面にはピストンロッ
ド48の下端が遊嵌する凹所49を設け、スリーブ42
の外周面とシリンダ41の内周面の間にリターンスプリ
ング50を組込み、このリターンスプリング50により
ピストンロッド48に対してシリンダ41から突出する
方向のバネ力を与えている。
ド48の下端が遊嵌する凹所49を設け、スリーブ42
の外周面とシリンダ41の内周面の間にリターンスプリ
ング50を組込み、このリターンスプリング50により
ピストンロッド48に対してシリンダ41から突出する
方向のバネ力を与えている。
【0005】また、上記圧力室45の通路47出口に
は、圧力室側の作動油圧力がリザーバ室側より増大した
ときに通路47を閉鎖するチェックバルブ51と、その
チェックバルブ51の開閉量を制限するリテナー52を
設け、上記ピストン43の下面と圧力室45の底面の間
に結合用バネ53を設け、この結合用バネ53のバネ力
によりリテナー52をピストン43に押し付けると共
に、ピストン43の凹所49底面をピストンロッド48
の下端に押圧し、ピストン43とピストンロッド48を
一体に移動するようにしている。
は、圧力室側の作動油圧力がリザーバ室側より増大した
ときに通路47を閉鎖するチェックバルブ51と、その
チェックバルブ51の開閉量を制限するリテナー52を
設け、上記ピストン43の下面と圧力室45の底面の間
に結合用バネ53を設け、この結合用バネ53のバネ力
によりリテナー52をピストン43に押し付けると共
に、ピストン43の凹所49底面をピストンロッド48
の下端に押圧し、ピストン43とピストンロッド48を
一体に移動するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記提案の
オートテンショナにおいては、圧力室45の内部に結合
用バネ53を組込むために、圧力室45の容積が大きく
なり、加えて結合用バネ53の干渉により圧力室45内
部の気泡が抜けにくくなる場合がある。
オートテンショナにおいては、圧力室45の内部に結合
用バネ53を組込むために、圧力室45の容積が大きく
なり、加えて結合用バネ53の干渉により圧力室45内
部の気泡が抜けにくくなる場合がある。
【0007】また、リターンスプリング50とスリーブ
42を長さ方向にオーバーラップさせることにより、確
かにシリンダ41全長を短縮することができるが、圧力
室45が結合用バネ53の組込みによって依然として長
い寸法となるために、その分だけシリンダ全長の短縮化
に制限を受ける。このため、シリンダ全長の短縮化が十
分ではなく、ピストン43が最大限度まで突出した際、
シリンダの取付け角度によっては圧力室45内に気泡が
混入する恐れがある。
42を長さ方向にオーバーラップさせることにより、確
かにシリンダ41全長を短縮することができるが、圧力
室45が結合用バネ53の組込みによって依然として長
い寸法となるために、その分だけシリンダ全長の短縮化
に制限を受ける。このため、シリンダ全長の短縮化が十
分ではなく、ピストン43が最大限度まで突出した際、
シリンダの取付け角度によっては圧力室45内に気泡が
混入する恐れがある。
【0008】そこで、この発明は、上記の問題を解決
し、圧力室の容積を縮小し、シリンダ全長の一層の短縮
が図れると共に、圧力室内への気泡の混入を防止できる
油圧式オートテンショナを提供することを目的としてい
る。
し、圧力室の容積を縮小し、シリンダ全長の一層の短縮
が図れると共に、圧力室内への気泡の混入を防止できる
油圧式オートテンショナを提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は、シリンダの内部にスリーブを設け、そ
のスリーブ内に摺動可能に挿入したピストンにより、シ
リンダ内部の作動油室を圧力室とリザーバ室に区分け
し、上記ピストンに、圧力室とリザーバ室を連通する通
路を設け、その通路に、圧力室側の作動油圧力がリザー
バ室より増大したときに上記通路を閉鎖するチェックバ
ルブを設け、上記ピストンに、チェックバルブを保持す
るリテナーを固定すると共に、ピストンロッドを一体に
結合し、このピストンロッドをシリンダから突出する方
向に付勢するリターンスプリングを、上記スリーブの外
周面とシリンダとの間に組込んだ構造としたのである。
め、この発明は、シリンダの内部にスリーブを設け、そ
のスリーブ内に摺動可能に挿入したピストンにより、シ
リンダ内部の作動油室を圧力室とリザーバ室に区分け
し、上記ピストンに、圧力室とリザーバ室を連通する通
路を設け、その通路に、圧力室側の作動油圧力がリザー
バ室より増大したときに上記通路を閉鎖するチェックバ
ルブを設け、上記ピストンに、チェックバルブを保持す
るリテナーを固定すると共に、ピストンロッドを一体に
結合し、このピストンロッドをシリンダから突出する方
向に付勢するリターンスプリングを、上記スリーブの外
周面とシリンダとの間に組込んだ構造としたのである。
【0010】
【作用】上記構造のようにピストンとピストンロッドを
一体化し、ピストンにリテナーを固定することにより、
圧力室から結合用バネを無くすことができ、これによっ
て、圧力室の容積を小さくでき、気泡の混入等を防止す
ることができる。
一体化し、ピストンにリテナーを固定することにより、
圧力室から結合用バネを無くすことができ、これによっ
て、圧力室の容積を小さくでき、気泡の混入等を防止す
ることができる。
【0011】また、ピストンとピストンロッドを一体化
することにより圧力室の小型化が可能となり、シリンダ
全長を短縮することができる。
することにより圧力室の小型化が可能となり、シリンダ
全長を短縮することができる。
【0012】
【実施例】図1は、実施例の油圧式オートテンショナを
示している。図に示すように、下端が閉塞するシリンダ
1の内側底面に、有底のスリーブ2が挿入され、そのス
リーブ2内にピストン3がリークすきまをもって挿入さ
れている。このピストン3の組込みにより、シリンダ1
内部の作動油室4は圧力室5とリザーバ室6に区分けさ
れている。
示している。図に示すように、下端が閉塞するシリンダ
1の内側底面に、有底のスリーブ2が挿入され、そのス
リーブ2内にピストン3がリークすきまをもって挿入さ
れている。このピストン3の組込みにより、シリンダ1
内部の作動油室4は圧力室5とリザーバ室6に区分けさ
れている。
【0013】上記ピストン3の上面には、図2及び図3
に示すように、上側がテーパ部となった凹所7が形成さ
れ、この凹所7内に、ピストンロッド8の下端部が遊嵌
されている。この凹所7の内周面には係合溝9が形成さ
れ、この係合溝9の上端面が軸方向外向きに傾斜するテ
ーパ面10で形成されている。また、ピストンロッド8
の周面には、上記係合溝9に対向する係合溝11が形成
され、この両係合溝9、11の間に止め輪12がはめ込
まれている。
に示すように、上側がテーパ部となった凹所7が形成さ
れ、この凹所7内に、ピストンロッド8の下端部が遊嵌
されている。この凹所7の内周面には係合溝9が形成さ
れ、この係合溝9の上端面が軸方向外向きに傾斜するテ
ーパ面10で形成されている。また、ピストンロッド8
の周面には、上記係合溝9に対向する係合溝11が形成
され、この両係合溝9、11の間に止め輪12がはめ込
まれている。
【0014】上記止め輪12は、図4に示すように一部
を切り離した円形の金属環から形成され、外径方向への
弾力を有している。この止め輪12は縮径された状態で
両係合溝9、11間に挿入され、その弾力によりピスト
ン側結合溝9のテーパ面10を押圧しており、この止め
輪12の押圧によってピストンロッド8は、凹所7の底
面に向かって押し付けられ、ロッド8とピストン3が一
体で移動するように結合されている。
を切り離した円形の金属環から形成され、外径方向への
弾力を有している。この止め輪12は縮径された状態で
両係合溝9、11間に挿入され、その弾力によりピスト
ン側結合溝9のテーパ面10を押圧しており、この止め
輪12の押圧によってピストンロッド8は、凹所7の底
面に向かって押し付けられ、ロッド8とピストン3が一
体で移動するように結合されている。
【0015】上記ピストンロッド8の上端部は、シリン
ダ1の開口部に取付けたシール部材13を貫通してシリ
ンダ外部に突出している。また、ロッド8の周面に設け
た段部14には、シリンダ1の内周面と摺接するウエア
リング15が当接され、このウエアリング15とシリン
ダ1底面との間に、スリーブ2の外周面とシリンダ1と
の間に嵌め込んだリターンスプリング16が組込まれて
いる。このリターンスプリング16は、ウエアリング1
5を外向きに押圧し、ピストンロッド8とピストン3を
シリンダ1から突出する方向に付勢している。
ダ1の開口部に取付けたシール部材13を貫通してシリ
ンダ外部に突出している。また、ロッド8の周面に設け
た段部14には、シリンダ1の内周面と摺接するウエア
リング15が当接され、このウエアリング15とシリン
ダ1底面との間に、スリーブ2の外周面とシリンダ1と
の間に嵌め込んだリターンスプリング16が組込まれて
いる。このリターンスプリング16は、ウエアリング1
5を外向きに押圧し、ピストンロッド8とピストン3を
シリンダ1から突出する方向に付勢している。
【0016】上記ピストンロッド8の下端部にはT字形
の孔17が形成され、この孔17の下端がピストン3内
部に設けた通路18に連通している。この通路18は、
圧力室5とリザーバ室6を連通するものであり、ピスト
ン3の下面で開口し、その下端開口にチェックバルブ1
9の弁座20が設けられている。
の孔17が形成され、この孔17の下端がピストン3内
部に設けた通路18に連通している。この通路18は、
圧力室5とリザーバ室6を連通するものであり、ピスト
ン3の下面で開口し、その下端開口にチェックバルブ1
9の弁座20が設けられている。
【0017】上記チェックバルブ19はボールからな
り、そのチェックバルブ19を保持するリテナー21
が、ピストン3の下面に取付けられている。
り、そのチェックバルブ19を保持するリテナー21
が、ピストン3の下面に取付けられている。
【0018】このリテナー21は、図2に示すように底
板22の外周に円筒部23を設け、この円筒部23の上
部に外向きのフランジ24を設けて形成され、円筒部2
3に流通孔25が形成されている。また、フランジ24
の外周には、下方に向けて内向きに傾斜するテーパ縁2
6が設けられている。
板22の外周に円筒部23を設け、この円筒部23の上
部に外向きのフランジ24を設けて形成され、円筒部2
3に流通孔25が形成されている。また、フランジ24
の外周には、下方に向けて内向きに傾斜するテーパ縁2
6が設けられている。
【0019】一方、ピストン3の下面には、凹溝27が
形成され、この凹溝27の内周に下方に向かって内向き
に傾斜するテーパ面28が形成されており、この凹溝2
7にリテナー21のフランジ24が挿入されることによ
り、凹溝27のテーパ面28とフランジ24のテーパ縁
26が係合して、ピストン3とリテナー21を一体に結
合している。
形成され、この凹溝27の内周に下方に向かって内向き
に傾斜するテーパ面28が形成されており、この凹溝2
7にリテナー21のフランジ24が挿入されることによ
り、凹溝27のテーパ面28とフランジ24のテーパ縁
26が係合して、ピストン3とリテナー21を一体に結
合している。
【0020】また、上記ピストン3の下面に向き合うス
リーブ2の底面には、リテナー21の円筒部23が嵌ま
り込む孔29が形成されており、ピストン下面とスリー
ブ底面間の空間30と上記孔29とにより容積の小さい
圧力室5を形成している。
リーブ2の底面には、リテナー21の円筒部23が嵌ま
り込む孔29が形成されており、ピストン下面とスリー
ブ底面間の空間30と上記孔29とにより容積の小さい
圧力室5を形成している。
【0021】上記の構造で成る油圧式オートテンショナ
においては、ピストンロッド8とピストン3がリターン
スプリング16の弾力により外向きに押し出されると、
チェックバルブ19が通路18を開放し、リザーバ室6
の作動油が圧力室5に流れ込む。このため、ピストンロ
ッド8はスムーズにシリンダ1から突出する。
においては、ピストンロッド8とピストン3がリターン
スプリング16の弾力により外向きに押し出されると、
チェックバルブ19が通路18を開放し、リザーバ室6
の作動油が圧力室5に流れ込む。このため、ピストンロ
ッド8はスムーズにシリンダ1から突出する。
【0022】逆に、ピストンロッド8とピストン3が押
し込まれると、チェックバルブ19が通路18を閉じる
が、このとき、圧力室5の作動油は、ピストン3外周面
のリークすきまからリザーバ室6に流れ、緩衝作用を発
揮する。
し込まれると、チェックバルブ19が通路18を閉じる
が、このとき、圧力室5の作動油は、ピストン3外周面
のリークすきまからリザーバ室6に流れ、緩衝作用を発
揮する。
【0023】図5及び図6は、ピストンとピストンロッ
ドを結合する構造の他の例を示している。
ドを結合する構造の他の例を示している。
【0024】図5に示す例では、ピストンロッド8側の
係合溝11の下端面をテーパ面31とし、このテーパ面
31を、内径方向に弾力を有する止め輪32により押圧
している。
係合溝11の下端面をテーパ面31とし、このテーパ面
31を、内径方向に弾力を有する止め輪32により押圧
している。
【0025】また、図6に示す例では、ピストン側係合
溝9の上端面とロッド側係合溝11の下端面をそれぞれ
外向きに傾斜するテーパ面10、31とし、この両テー
パ面10、31を外径方向に弾性を有する止め輪12に
より押圧し、ロッド8の下端部を凹所7の底面に押し付
けている。
溝9の上端面とロッド側係合溝11の下端面をそれぞれ
外向きに傾斜するテーパ面10、31とし、この両テー
パ面10、31を外径方向に弾性を有する止め輪12に
より押圧し、ロッド8の下端部を凹所7の底面に押し付
けている。
【0026】なお、上記の各例では、ピストン3とピス
トンロッド8を止め輪12を用いて結合するようにした
が、ピストン3の凹所7にピストンロッド8の下端部を
圧入嵌合して両者を一体に結合してもよく、その結合方
法は任意である。
トンロッド8を止め輪12を用いて結合するようにした
が、ピストン3の凹所7にピストンロッド8の下端部を
圧入嵌合して両者を一体に結合してもよく、その結合方
法は任意である。
【0027】また、ピストン3とリテナー21の取付け
は、図2に示すような構造の他にリテナー21のフラン
ジ24を加締めるなどしてピストン3に一体に固定する
ようにしてもよく、他の固定構造を採用することができ
る。
は、図2に示すような構造の他にリテナー21のフラン
ジ24を加締めるなどしてピストン3に一体に固定する
ようにしてもよく、他の固定構造を採用することができ
る。
【0028】
【効果】以上のように、この発明は、ピストンにピスト
ンロッドとリテナーを一体に結合し、圧力室から結合用
バネを無くしたので、圧力室の容積を小さく、リザーバ
室の容積を大きくすることが可能となり、圧力室からの
気泡抜けを向上させることができる。このため、作動油
による緩衝作用を安定して保持することができ、高いベ
ルトの張力調整性能を維持することができる。
ンロッドとリテナーを一体に結合し、圧力室から結合用
バネを無くしたので、圧力室の容積を小さく、リザーバ
室の容積を大きくすることが可能となり、圧力室からの
気泡抜けを向上させることができる。このため、作動油
による緩衝作用を安定して保持することができ、高いベ
ルトの張力調整性能を維持することができる。
【0029】また、ピストンにピストンロッドやリテナ
ーを一体化することにより、圧力室の長さを短縮するこ
とができるので、シリンダ全長を最大限まで短縮するこ
とができ、取付けスペースのコンパクト化と軽量化を図
ることができる。
ーを一体化することにより、圧力室の長さを短縮するこ
とができるので、シリンダ全長を最大限まで短縮するこ
とができ、取付けスペースのコンパクト化と軽量化を図
ることができる。
【0030】さらに、圧力室の容積を減少させることが
できるので、その減少分だけダンパ剛性を向上できる利
点がある。
できるので、その減少分だけダンパ剛性を向上できる利
点がある。
【図1】実施例の油圧式オートテンショナを示す断面図
【図2】同上のピストンとピストンロッドの結合部を示
す断面図
す断面図
【図3】同上の結合部の要部を拡大して示す断面図
【図4】止め輪を示す平面図
【図5】ピストンとピストンロッド結合部の他の例を示
す断面図
す断面図
【図6】同上の結合部の他の例を示す断面図
【図7】従来例を示す断面図
1 シリンダ 2 スリーブ 3 ピストン 4 作動油室 5 圧力室 6 リザーバ室 7 凹所 8 ピストンロッド 9、11 係合溝 10、31 テーパ面 12、32 止め輪 16 リターンスプリング 18 通路 19 チェックバルブ 21 リテナー
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダの内部にスリーブを設け、その
スリーブ内に摺動可能に挿入したピストンにより、シリ
ンダ内部の作動油室を圧力室とリザーバ室に区分けし、
上記ピストンに、圧力室とリザーバ室を連通する通路を
設け、その通路に、圧力室側の作動油圧力がリザーバ室
より増大したときに上記通路を閉鎖するチェックバルブ
を設け、上記ピストンに、チェックバルブを保持するリ
テナーを固定すると共に、ピストンロッドを一体に結合
し、このピストンロッドをシリンダから突出する方向に
付勢するリターンスプリングを、上記スリーブの外周面
とシリンダとの間に組込んだ油圧式オートテンショナ。 - 【請求項2】 上記ピストンにピストンロッドの端部が
遊嵌する凹所を形成し、この凹所とピストンロッドの嵌
合部に対向して係合溝を形成し、この各係合溝の少なく
とも一方の側面に軸方向外向きに傾斜するテーパ面を形
成し、上記両係合溝間に径方向の弾力を有する止め輪を
はめ込み、この止め輪がテーパ面を押圧してピストンロ
ッドの端部を凹所の底面に押し付けることにより、上記
ピストンとピストンロッドを一体に結合した請求項1に
記載の油圧式オートテンショナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5073635A JPH06288447A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 油圧式オートテンショナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5073635A JPH06288447A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 油圧式オートテンショナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06288447A true JPH06288447A (ja) | 1994-10-11 |
Family
ID=13523968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5073635A Pending JPH06288447A (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 油圧式オートテンショナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06288447A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH102387A (ja) * | 1996-03-11 | 1998-01-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | 抗張手段のための緊定装置 |
JP2006009858A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Daido Metal Co Ltd | 油圧緩衝器 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0471846U (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-25 | ||
JPH0510848U (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-12 | エヌテイエヌ株式会社 | 油圧式オートテンシヨナ |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP5073635A patent/JPH06288447A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0471846U (ja) * | 1990-10-30 | 1992-06-25 | ||
JPH0510848U (ja) * | 1991-07-25 | 1993-02-12 | エヌテイエヌ株式会社 | 油圧式オートテンシヨナ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH102387A (ja) * | 1996-03-11 | 1998-01-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | 抗張手段のための緊定装置 |
JP2006009858A (ja) * | 2004-06-23 | 2006-01-12 | Daido Metal Co Ltd | 油圧緩衝器 |
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