JP3274228B2 - 流体伝動装置のタービン組立体 - Google Patents

流体伝動装置のタービン組立体

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JP3274228B2 JP12356193A JP12356193A JP3274228B2 JP 3274228 B2 JP3274228 B2 JP 3274228B2 JP 12356193 A JP12356193 A JP 12356193A JP 12356193 A JP12356193 A JP 12356193A JP 3274228 B2 JP3274228 B2 JP 3274228B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トルクコンバータなど
の流体伝動装置に使用されるタービン組立体に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来のタービン組立体としては、例えば
実開昭64−11468号公報に示されるものがある。
これに示されるタービン組立体は、ブレードと、これら
が組み付けられるシェルタービンと、シェルタービンが
リベット止めされるハブタービンと、を有している。ハ
ブタービンは、略円盤状のものに複数のリベット穴が設
けられたものであり、これにシェルタービンの内径側を
重ね合わせた状態でリベットがカシメられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のハブタービンは、略円盤状であり、特に軽
量化のための肉盗み部が設けられていないため重量が大
きいという問題点がある。また、肉盗み部を設けるとし
ても、これを貫通穴によって構成すると、この穴を通し
てハブタービンの両側の油が流通することになる。この
ため、ロックアップクラッチピストンがハブタービンの
一方側に配置され、ハブタービンの他方の面側に作動室
(ダービン組立体、インペラ組立体、ステータ組立体な
どが配置される室)が形成されたものの場合は、貫通穴
による肉盗み部を設けると、この貫通穴を通して作動室
の油がロックアップクラッチピストンに動圧として作用
することになる。この結果、ロックアップクラッチピス
トンの作動が不安定となる。これを避けるため、非貫通
式の溝状の肉盗み部を設けた場合には、肉盗み部の底部
にも所定の肉厚があることになり、軽量化の効果が十分
でないことになる。本発明は、このような課題を解決す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ハブタービン
に貫通穴による肉盗み部を設けるとともにこれをシェル
タービンによって封鎖することによって、上記課題を解
決する。すなわち、本発明は、ブレードと、ブレードが
組み付けられるシェルタービンと、シェルタービンとリ
ベット結合されるハブタービンと、を有するタービン組
立体であって、ハブタービンの一方の面側に流体伝動装
置の作動室が形成され、他方の面側にロックアップクラ
ッチピストンが配置されるものにおいて、ハブタービン
のリベット穴に隣接する部分に、軸方向に貫通する穴に
よって構成される肉盗み部が設けられており、肉盗み部
はハブタービンにリベットによって固着されるシェルタ
ービンによって封鎖されており、ハブタービンの肉盗み
部を封鎖したシェルタービンの部分に小径穴が設けられ
ていることを特徴としている。
【0005】
【作用】ハブタービンには、リベット穴に隣接して肉盗
み部が設けられているため、重量が大幅に小さくなる。
肉盗み部は、シェルタービンによって封鎖されているた
め、肉盗み部を通して油が流通することはない。したが
って、ロックアップクラッチピストンの作動を安定させ
ることができる。また、肉盗み部を封鎖したシェルター
ビンの部分に小径穴を設けることにより、ロックアップ
クラッチピストン配置側から作動室側に油が流れる条件
の場合には、この小径穴を通して油がステータ組立体内
径部に設けられたワンウェイクラッチやスラストベアリ
ングなどに流れるため、潤滑効果が向上する。また、リ
ベット穴に隣接した領域に肉盗み部が設けられるため、
リベット穴の周囲の肉部は島状に取り残されることにな
り、この部分がリベットのカシメの際に圧縮変形されて
も隣接する領域よりも窪んでしまうということがなくな
り、シェルタービンを必要以上に変形させることがな
い。
【0006】
【実施例】図1に、本発明によるタービン組立体10が
使用されるトルクコンバータ12を示す。トルクコンバ
ータ12は、図示してないエンジンのドライブプレート
と連結されるカバー部材14と、これと溶接によって一
体化されて外部と仕切られた室を形成するインペラ組立
体16と、上記室内に設けられるタービン組立体10、
ステータ組立体18、ロックアップクラッチピストン2
0を有している。インペラ組立体16は、多数のブレー
ド22を有している。タービン組立体10は、ハブター
ビン24と、シェルタービン26と、多数のブレード2
8と、を有している。ブレード28はシェルタービン2
6に組み付けられ、シェルタービン26とハブタービン
24とは、リベット30によって結合されている。ステ
ータ組立体18は、内径部側にワンウェイクラッチ3
2、スラストベアリング34などを有している。ロック
アップクラッチピストン20は、タービン組立体10や
ステータ組立体18などが配置された作動室からロック
アップ油室36を区画している。
【0007】図2及び図3に、ハブタービン24を示
す。ハブタービン24は、内径側に図示してない軸と連
結するためのスプライン24aを有しており、一方外径
側にはロックアップクラッチピストン20と結合するた
めのスプライン部24bを有している。また、ハブター
ビン24は8個のリベット穴24cを有している。8個
のリベット穴24cの中間部には、軸方向に貫通した肉
盗み部24dが設けられている。ハブタービン24とシ
ェルタービン26とは、図1に示すように、ハブタービ
ン24のタービン穴24c及びこれに対応する位置に設
けられたシェルタービン26のリベット穴にリベット3
0をはめ合わせ、これの一端側をカシメることにより結
合される。シェルタービン26の内径側の部分は、ハブ
タービン24の肉盗み部24dが設けられた部分に密着
する。したがって、肉盗み部24dはシェルタービン2
6によって封鎖された状態となる。このため、ステータ
組立体18側の油が肉盗み部24dを通ってロックアッ
プピストン20に動圧として作用するといった事態の発
生が防止される。これにより、ロックアップクラッチピ
ストン20の作動を安定させることができる。肉盗み部
24dは貫通穴によって構成されているので、非貫通の
溝によって形成した場合と比較して、重量低減効果が増
大している。また、リベット30をカシメる際には、リ
ベット穴24cの周辺全体が圧縮されるので、カシメら
れた部分だけが他の部分(肉盗み部がないとした場合の
肉の部分)よりも沈み込むことが防止され、シェルター
ビン26のリベット穴の周辺が波打つような状態の発生
が防止される。また、シェルタービン26の肉盗み部2
4dを封鎖した部分に小径穴を設けることにより比較的
少量の油を流通させるようにして、ワンウェイクラッチ
32、スラストベアリング34などの潤滑効果を向上さ
せることもできる。
【0008】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、ハブタービンに貫通した肉盗み部を設け、これをシ
ェルタービンによって封鎖するようにしたので、油が流
通することによる副作用を生ずることなく、ハブタービ
ンを軽量化することができる。さらに、肉盗み部を封鎖
したシェルタービンの部分に小径穴を設けることによ
り、ロックアップクラッチピストン配置側から作動室側
に油が流れる条件の場合には、この小径穴を通して油が
ステータ組立体内径部に設けられたワンウェイクラッチ
やスラストベアリングなどに流れるため、潤滑効果が向
上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタービン組立体を用いるトルクコ
ンバータを示す図である。
【図2】ハブタービンの正面図である。
【図3】図2の3−3線に沿う断面図である。
【符号の説明】
24 ハブタービン 24c リベット穴 24d 肉盗み部 26 シェルタービン 30 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−116249(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 39/00 - 47/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードと、ブレードが組み付けられる
    シェルタービンと、シェルタービンとリベット結合され
    るハブタービンと、を有する流体伝動装置のタービン組
    立体であって、ハブタービンの一方の面側に流体伝動装
    置の作動室が形成され、他方の面側にロックアップクラ
    ッチピストンが配置されるものにおいて、 ハブタービンのリベット穴に隣接する部分に、軸方向に
    貫通する穴によって構成される肉盗み部が設けられてお
    り、肉盗み部はハブタービンにリベットによって固着さ
    れるシェルタービンによって封鎖されており、 ハブタービンの肉盗み部を封鎖したシェルタービンの部
    分に小径穴が設けられている ことを特徴とするタービン
    組立体。
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