JP3273657B2 - ビニルシクロプロパノン環状アセタール化合物およびその重合体 - Google Patents

ビニルシクロプロパノン環状アセタール化合物およびその重合体

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JP3273657B2
JP3273657B2 JP10853893A JP10853893A JP3273657B2 JP 3273657 B2 JP3273657 B2 JP 3273657B2 JP 10853893 A JP10853893 A JP 10853893A JP 10853893 A JP10853893 A JP 10853893A JP 3273657 B2 JP3273657 B2 JP 3273657B2
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文雄 三田
淳一 山内
十志和 高田
剛 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なビニルシクロプ
ロパノン環状アセタール化合物およびポリ(ビニルシク
ロプロパンアセタール)に関する。本発明の化合物は新
規化合物であって、成形材料、複合材料、注型材料、封
止材料、医用材料、歯科材料、塗料および接着剤等の原
料として有用である。
【0002】
【従来の技術】アクリロニトリル、酢酸ビニル、メチル
メタクリレート、スチレン、エチレンオキシド、エピク
ロロヒドリン等の重合性モノマーが重合する際に大きい
体積収縮を伴うことはよく知られている。また、エポキ
シ樹脂やフェノール樹脂のような熱硬化性樹脂が硬化す
る際の体積収縮は、注型材料、封止材料、接着材料等の
分野で大きな問題となっている。
【0003】硬化時に非収縮性あるいは極く小さい収縮
を示す材料が出来れば、寸法精度の向上やそり、歪、隙
間発生の低減による精密な成形、内部応力の減少による
材料強度や接着力の向上等が期待できる。
【0004】ビシクロオルトエステル、スピロオルトエ
ステル、スピロオルトカーボナート化合物の数種のもの
については、開環重合時の体積減少が非常に小さいまた
は体積膨脹するという現象が報告されており、前記の各
種用途への応用が注目されている[(遠藤剛、高田十志
和、石油学会誌、32巻、237頁(1989年)]。
【0005】ビシクロオルトエステル、スピロオルトエ
ステル、スピロオルトカーボナート化合物の効率的な開
環重合法としては、三フッ化ホウ素・エ−テル錯体等の
ルイス酸および/またはトリフルオロメタンスルホン酸
等のブレンステッド酸を重合開始剤に用いるカチオン重
合による方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ルイス酸および/また
はブレンステッド酸を重合開始剤に用いるビシクロオル
トエステル、スピロオルトエステル、スピロオルトカー
ボナート化合物のカチオン開環重合には、ルイス酸やブ
レンステッド酸が通常強酸であるため取り扱いが困難
で、重合への水分の影響が大であり、得られた重合体の
着色、重合体に残存する酸成分の腐食性および毒性等の
問題がある。これに対して、アゾ系重合開始剤、過酸化
物系重合開始剤等の有機系重合開始剤を用いるラジカル
重合では上記の問題は見られないが、通常のビシクロオ
ルトエステル、スピロオルトエステル、スピロオルトカ
ーボナート化合物のラジカル開環重合は進行しない。ラ
ジカル開環重合性を有するモノマーの一つとして、ビニ
ルシクロプロパン化合物が報告されている。しかしなが
らその重合収縮率は比較的大である。[三田文雄、高田
十志和、遠藤剛、日本化学会代63回春季年会予行集1A
1 12(1992年)])。
【0007】本発明の目的は、ラジカル重合により開環
重合または架橋し、その際の体積収縮率が小であるビニ
ルシクロプロパノン環状アセタール化合物およびポリ
(ビニルシクロプロパンアセタール)を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前記の問題
点を解決するために、ラジカル重合により開環重合また
は架橋し、その際の体積収縮率が小である化合物につい
て鋭意検討した結果、ビニルシクロプロパノン環状アセ
タール化合物およびポリ(ビニルシクロプロパンアセタ
ール)が前記の条件を満たすことを見い出し、本発明を
完成するに至った。
【0009】即ち、本発明は下記の一般式(1)〜(1
4)で示されるビニルシクロプロパノン環状アセタール
化合物に関するものである。
【0010】
【化29】
【0011】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0012】
【化30】
【0013】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0014】
【化31】
【0015】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0016】
【化32】
【0017】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0018】
【化33】
【0019】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0020】
【化34】
【0021】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0022】
【化35】
【0023】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0024】
【化36】
【0025】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0026】
【化37】
【0027】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0028】
【化38】
【0029】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0030】
【化39】
【0031】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0032】
【化40】
【0033】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0034】
【化41】
【0035】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0036】
【化42】
【0037】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0038】更に、本発明は下記の一般式(15)〜
(28)で示されるポリ(ビニルシクロプロパンアセタ
ール)に関するものである。
【0039】
【化43】
【0040】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0041】
【化44】
【0042】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0043】
【化45】
【0044】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0045】
【化46】
【0046】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0047】
【化47】
【0048】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0049】
【化48】
【0050】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0051】
【化49】
【0052】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0053】
【化50】
【0054】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0055】
【化51】
【0056】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0057】
【化52】
【0058】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0059】
【化53】
【0060】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0061】
【化54】
【0062】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0063】
【化55】
【0064】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0065】
【化56】
【0066】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子または低級アルキル基を表
す。)
【0067】前記の一般式(1)〜(28)中、R
、R、R、RおよびRがそれぞれ表す低級
アルキル基としては、炭素数8以下のアルキル基、例え
ばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル
基、n−ブチル基、i−ブチル基、t−ブチル基、n−
ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オ
クチル基等が挙げられる。
【0068】本発明のビニルシクロプロパノン環状アセ
タール化合物の好ましい例として以下の化合物が挙げら
れる。
【0069】
【化57】 本発明のポリ(ビニルシクロプロパンアセタール)の好
ましい例として以下の化合物が挙げられる。
【0070】
【化58】
【0071】なお、本発明のビニルシクロプロパノン環
状アセタール化合物およびポリ(ビニルシクロプロパン
アセタール)は一種の化合物だけでなく、二種以上の化
合物の混合物として用いても良い。
【0072】本発明のビニルシクロプロパノン環状アセ
タール化合物およびポリ(ビニルシクロプロパンアセタ
ール)は他の重合性モノマーとの混合物として用いても
良い。他の重合性モノマーとしては、ラジカル重合性を
有するものであれば良く、好ましい例として(メタ)ア
クリル酸;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリ
ル酸n-もしくはi-プロピル、(メタ)アクリル酸n-
もしくはi-もしくはt-ブチル、2-ヒドロキシエチル
メタアクリレート(HEMA)等の(メタ)アクリル酸
エステル;エチレングリコール、プロパンジオール、ブ
タンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、
デカンジオール、エイコサンジオール、ジエチレングリ
コール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリ
コール、ドデカエチレングリコール、テトラデカエチレ
ングリコール等のジオールのジ(メタ)アクリレート;
2,2-ビス[4-(3-メタクリロイルオキシ-2-ヒドロ
キシプロポキシ)フェニル]プロパン(Bis-GM
A)、ビスフェノールAジメタクリレート、2,2-ジ
(4-メタクリロキシポリエトキフェニル)プロパン
(1分子中にエトキシ基2〜10)、1,2-ビス(3-
メタクリロキシ-2-ヒドロキシプロポキシ)ブタン等の
ジ(メタ)アクリレート;(メタ)アクリロニトリル;
(メタ)アクリルアミド;塩化ビニル;酢酸ビニル;ス
チレン等が挙げられる。
【0073】前記の一般式(1)〜(14)で示される
ビニルシクロプロパノン環状アセタール化合物および一
般式(15)〜(28)で示されるポリ(ビニルシクロ
プロパンアセタール)の製造方法は以下の通りである。
【0074】即ち、下記の一般式(29)で示されるジ
ハロビニルシクロプロパン化合物と、下記の化学式(3
0)〜(43)で示されるジオールとの塩基を用いた脱
ハロゲン化水素反応により製造する。
【0075】
【化59】
【0076】(式中、R、R、R、R、R
よびRはそれぞれ水素原子、低級アルキル基またはハ
ロゲン基を表し、Xはハロゲン基を表す。)
【0077】
【化60】
【0078】
【化61】
【0079】
【化62】
【0080】
【化63】
【0081】
【化64】
【0082】
【化65】
【0083】
【化66】
【0084】
【化67】
【0085】
【化68】
【0086】
【化69】
【0087】
【化70】
【0088】
【化71】
【0089】
【化72】
【0090】
【化73】
【0091】この反応において、ビニルシクロプロパノ
ン環状アセタール化合物およびポリ(ビニルシクロプロ
パンアセタール)が同時に生成する。かかる反応機序に
より低分子化合物と高分子化合物が同時に生成すること
は予想外のことであり、本発明者らの新規な知見であ
る。
【0092】ビニルシクロプロパノン環状アセタール化
合物およびポリ(ビニルシクロプロパンアセタール)の
単離方法は特に限定されないが、例えばビニルシクロプ
ロパノン環状アセタール化合物は反応混合物から蒸留に
より単離することが出来、ポリ(ビニルシクロプロパン
アセタール)は再沈澱または分取型ゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフ装置により単離することが出来る。
【0093】一般式(29)で示されるジハロビニルシ
クロプロパン化合物と、化学式(30)〜(43)で示
されるジオールとの塩基を用いた脱ハロゲン化水素反応
は、両化合物を水素化リチウム、水素化ナトリウム、水
素化カリウム等の塩基の存在下混合することにより行わ
れる。ジハロビニルシクロプロパン化合物と、ジオール
化合物は等モル混合するのが好ましい。塩基はジオール
化合物に対して、200〜600モル%、好ましくは2
00〜300モル%用いられる。
【0094】反応温度は−78〜100℃、好ましくは
−20〜50℃の範囲の温度が採用される。反応は通常
窒素、アルゴン、ヘリウム等の不活性ガス雰囲気で行わ
れる。
【0095】上記の反応は、溶媒の不存在下で行っても
良いが、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミ
ド、ジメチルスルホキシド等のような非プロトン性溶媒
の存在下で行うのが反応熱の除去、操作の容易さ等の点
で好ましい。なお、用いる溶媒量を多くすることにより
ポリ(ビニルシクロプロパンアセタール)に対するビニ
ルシクロプロパノン環状アセタール化合物の生成比を大
きくすることが出来る。逆に用いる溶媒量を少なくする
ことによりビニルシクロプロパノン環状アセタール化合
物に対するポリ(ビニルシクロプロパンアセタール)の
生成比を大きくすることが出来る。
【0096】反応時間は通常1〜100時間の範囲内か
ら選ばれる。所望の転化率に到達した後、反応液を水で
洗浄した後、公知の方法により得られたビニルシクロプ
ロパノン環状アセタール化合物およびポリ(ビニルシク
ロプロパンアセタール)を単離、精製する。
【0097】本発明のビニルシクロプロパノン環状アセ
タール化合物およびポリ(ビニルシクロプロパンアセタ
ール)は、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソ
酪酸メチル、アゾビス−2,4−ジメチルバレロニトリ
ル、アゾビスシクロヘキサンカルボニトリル等のアゾ系
重合開始剤;ジイソプロピルペルオキシジカーボナー
ト、2,4−ジクロルベンゾイルペルオキシド、ラウロ
イルペルオキシド、ベンゾイルペルオキシド、シクロヘ
キサノンペルオキシド、t−ブチルペルベンゾエート、
ジクミルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシド、
p−メンタンヒドロペルオキシド、ピナンヒドロペルオ
キシド、クメンヒドロペルオキシド、t−ブチルヒドロ
ペルオキシド等の過酸化物系重合開始剤等のラジカル重
合開始剤によって開環重合または架橋する。
【0098】また、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、
キサントン、チオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−エチルアントラキノン等の芳香族ケトン;アセ
トフェノン、トリクロロアセトフェノン、2−ヒドロキ
シ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒドロキシ−2
−メチル−4’−イソプロピルプロピオフェノン、1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾイン
イソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテ
ル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニル−アセトフェノンベンジルジメチ
ルケタール等のアセトフェノン類等の開始剤を用いた紫
外線ラジカル重合や、ノルカンファーキノン/N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、カンファーキノ
ン/N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、カ
ンファーキノン/p−N,N−ジメチルアミノ安息香酸
エチル等のα−ジケトン/アミン系開始剤を用いた可視
光線ラジカル重合も使用される。
【0099】前記のラジカル重合開始剤は、ビニルシク
ロプロパノン環状アセタール化合物またはポリ(ビニル
シクロプロパンアセタール)に対して、0.01〜10
モル%、好ましくは0.05〜3モル%の範囲内で用い
られる。
【0100】ラジカル重合または架橋反応の温度は、使
用するラジカル重合開始剤の種類によっても異なるが、
室温〜200℃、好ましくは50〜180℃の範囲の温
度が選択される。
【0101】ラジカル重合または架橋反応は、減圧〜加
圧の如何なる圧力下でも行い得るが、好ましくは常圧で
行われる。
【0102】ラジカル重合または架橋反応は、溶媒の不
存在下で行っても良いが、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、ヘミメリテン、プソイドクメン、メシチレンなどの
芳香族炭化水素;ヘキサン、ヘプタン、オクタンなどの
脂肪族炭化水素;シクロヘキサン、シクロオクタンなど
の脂環式炭化水素;塩化メチレン、クロロホルム、テト
ラクロロエチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼ
ン、トリクロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素等のよ
うな溶媒の存在下で行っても良い。
【0103】ラジカル重合または架橋反応時間は、通常
1〜100時間の範囲内から選ばれる。所望の重合度ま
たは架橋度に到達した後、公知の方法により得られたポ
リマーを単離、精製する。
【0104】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。なお、物性値は下記の方法により測定した。 H−NMR:日本電子製JNM-EX-90型(測定周波数;9
0MHz)13 C−NMR:日本電子製JNM-EX-90型(測定周波
数;22.5MHz) IR:日本分光工業製フーリエ変換赤外分光光度計FT
/IR−3型 元素分析:柳本製作所製CHN−コーダーMT2型 重量平均分子量:東ソー製GPC−8000システム
(ポリスチレンゲルカラム;TSKゲルG5000HX
L,G4000HXL,G2500HXL,移動相溶
媒;THF,流速;1.0mL/分,検出器;RI,ポ
リスチレン換算値)密度;柴山科学器械製作所製密度勾
配管法比重測定装置A型(密度勾配液;臭化カルシウム
水溶液,測定温度;25℃)
【0105】実施例1 水素化ナトリウム(4.32 g, 180 mmol)のDMF(150 mL)分
散溶液に、エチレングリコール(4.66 g, 75.0 mmol)のD
MF(40 mL)溶液を室温で30 分かけて添加した後、1,1-ジ
クロロ-2-ビニルシクロプロパン(10.3 g, 75.0 mmol)の
DMF(80 mL)溶液を室温で30 分かけて添加した。室温で1
2 時間攪拌した後、水(800 mL)を添加し、エーテル(400
mL)で抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(800 mL)で2 回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮、減圧蒸留し、1-ビニル-4,7-ジオキサスピ
ロ[2.4]ヘプタンを得た; 收率4.14 g (44 %), bp 100-1
02℃/135 mmHg, H NMR (CDCl): 1.03 (dd, J=6.8 H
z, 6.8 Hz, 1 H), 1.37 (dd, J=6.8 Hz, 10.0 Hz, 1
H), 1.68-1.97 (m, 1 H), 3.87-4.12 (m, 4 H), 4.90-
5.77 (m, 3 H) ppm,13C NMR (CDCl): 15.19, 25.9
9, 64.81, 65.15, 96.72, 114.10, 135.47 ppm, IR (ne
at) 3083, 2979, 2894, 1637, 1456, 1363, 1267, 119
5, 1166, 1064, 1012, 700 cm−1. 元素分析計算値 C
H10O: C, 66.65: H, 7.99. 実測値: C, 66.77;
H, 8.07。
【0106】実施例2 1,4-ブタンジオール(3.17 g, 35.2 mmol)および1,1-ジ
クロロ-2-ビニルシクロプロパン(4.82 g, 35.2 mmol)か
ら実施例1と同様にして合成し、1-ビニル-4,9-ジオキ
サスピロ[2.6]ノナンを得た; 收率700 mg (13 %), bp 8
9 ℃/55 mmHg, H NMR (CDCl): 0.90 (dd, J=6.6 H
z, 5.5 Hz, 1 H), 1.23 (dd, J=5.5 Hz, 10.0 Hz, 1
H), 1.66-2.02 (m, 5 H), 3.76-3.87 (m, 4 H), 4.91-
5.78 (m, 3 H)ppm, 13C NMR (CDCl): 20.24, 28.9
6, 29.07, 29.22, 66.59, 67.15, 92.60, 114.12, 136.
23 ppm, IR (neat) 3081, 3004, 2944, 2879, 2844, 16
37, 1440, 1338, 1267, 1168, 1085, 1012, 983 c
m−1. 元素分析計算値 CH14O:C, 70.10: H, 9.
15. 実測値: C, 69.83; H, 9.31。
【0107】実施例3 1-フェニル-1,2-エタンジオール(10.4 g, 75.0 mmol)お
よび1,1-ジクロロ-2-ビニルシクロプロパン(10.3 g, 7
5.0 mmol)から実施例1と同様にして合成し、1-ビニル-
5-フェニル-4,7-ジオキサスピロ[2.4]ヘプタンを得た;
收率10.3 g (68%), bp 93-94 ℃/0.3 mmHg, H NMR (C
DCl): 0.99-1.27 (m, 1 H), 1.32-1.63 (m, 1 H), 1.
76-2.07 (m, 1 H), 3.67-3.95 (m, 1 H), 4.20-4.48
(m, 1 H),4.93-5.26 (m, 3 H), 5.44-5.83 (m, 1 H),
7.35 (s, 5 H) ppm, IR (neat) 3083, 3063, 3032, 300
5, 2981, 2886, 1636, 1453, 1360, 1263, 1016, 757,
699cm−1. 元素分析計算値 C13H14O: C, 77.2
0: H, 6.98. 実測値: C, 76.78; H, 7.04。
【0108】実施例4 1,2-ベンゼンジメタノール(10.4 g, 75.0 mmol)および
1,1-ジクロロ-2-ビニルシクロプロパン(10.3 g, 75.0 m
mol)から実施例1と同様にして合成し、1-ビニル-6,7-
ベンゾ-4,9-ジオキサスピロ[2.6]ノナンを得た; 收率5.
83g (38 %), bp98 ℃/0.3 mmHg, mp 61-62 ℃, H NMR
(CDCl): 1.30-1.44 (m, 1 H), 1.61-1.79 (m, 1 H),
2.20-2.53 (m, 1 H), 5.20 (s, 4 H), 5.21-5.60 (m,
2 H), 5.76-6.16 (m, 1 H)7.48 (s, 4 H) ppm, IR (KB
r) 2928, 2866, 1636, 1338, 1169, 1167, 1042, 1028,
776, 742, 620 cm−1. 元素分析計算値 C13H14O
:C, 77.20: H, 6.98. 実測値: C, 77.20; H, 6.98。
【0109】参考例1 実施例1で得た1-ビニル-4,7-ジオキサスピロ[2.4]ヘプ
タン252 mg、ジ−t−ブチルペルオキシド8.8 mgおよび
クロロベンゼン2 mLをガラス製容器に仕込み、脱気、封
管後、120 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の液体を得
た。この液体を塩化メチレン2mLに溶解し、分取液体
クロマトグラフ装置にてポリマーを単離した。得られた
ポリマーの重量平均分子量は5900であった。生成物のI
Rスペクトルを測定したところ、1733 cm−1に下記
の構造式(44)の構造の開環重合体のエステル基に起
因する吸収が観測された。モノマーおよびポリマーの密
度から計算した体積収縮率は7.0%であった。
【0110】
【化74】
【0111】参考例2 実施例2で得た1-ビニル-4,9-ジオキサスピロ[2.6]ノナ
ン308 mg、ジ−t−ブチルペルオキシド8.8 mgおよびク
ロロベンゼン2 mLをガラス製容器に仕込み、脱気、封管
後、120 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の液体を得
た。この液体を塩化メチレン2mLに溶解し、分取液体
クロマトグラフ装置にてポリマーを単離した。得られた
ポリマーの重量平均分子量は6200であった。生成物のI
Rスペクトルを測定したところ、1733 cm−1に下記
の構造式(45)の構造の開環重合体のエステル基に起
因する吸収が観測された。モノマーおよびポリマーの密
度から計算した重合時の体積収縮率は6.8%であった。
【0112】
【化75】
【0113】参考例3 実施例3で得た1-ビニル-5-フェニル-4,7-ジオキサスピ
ロ[2.4]ヘプタン404 mg、ジ−t−ブチルペルオキシド
8.8 mgおよびクロロベンゼン2 mLをガラス製容器に仕込
み、脱気、封管後、120 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透
明の液体を得た。この液体を塩化メチレン2mLに溶解
し、分取液体クロマトグラフ装置にてポリマーを単離し
た。得られたポリマーの重量平均分子量は7400であっ
た。生成物のIRスペクトルを測定したところ、1733
cm−1に下記の構造式(46)の構造の開環重合体の
エステル基に起因する吸収が観測された。モノマーおよ
びポリマーの密度から計算した重合時の体積収縮率は6.
0%であった。
【0114】
【化76】
【0115】参考例4 実施例3で得た1-ビニル-5-フェニル-4,7-ジオキサスピ
ロ[2.4]ヘプタン404 mgおよびジ−t−ブチルペルオキ
シド8.8 mgをガラス製容器に仕込み、脱気、封管後、12
0 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の液体を得た。この
液体を塩化メチレン2mLに溶解し、分取液体クロマト
グラフ装置にてポリマーを単離した。得られたポリマー
の重量平均分子量は7300であった。生成物のIRスペク
トルを測定したところ、1733 cm−1に上記構造式
(46)の構造の開環重合体のエステル基に起因する吸
収が観測された。モノマーおよびポリマーの密度から計
算した重合時の体積収縮率は6.5%であった。
【0116】参考例5 実施例4で得た1-ビニル-6,7-ベンゾ-4,9-ジオキサスピ
ロ[2.6]ノナン404 mgおよびジ−t−ブチルペルオキシ
ド8.8 mgをガラス製容器に仕込み、脱気、封管後、120
℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の液体を得た。この液
体を塩化メチレン2mLに溶解し、分取液体クロマトグ
ラフ装置にてポリマーを単離した。得られたポリマーの
重量平均分子量は9200であった。生成物のIRスペクト
ルを測定したところ、1733 cm−1に下記の構造式
(47)の構造の開環重合体のエステル基に起因する吸
収が観測された。モノマーおよびポリマーの密度から計
算した重合時の体積収縮率は2.9%であった。
【0117】
【化77】
【0118】参考例6 実施例4で得た1-ビニル-6,7-ベンゾ-4,9-ジオキサスピ
ロ[2.6]ノナン404 mgおよびジ−t−ブチルペルオキシ
ド8.8 mgをガラス製容器に仕込み、脱気、封管後、120
℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の液体を得た。この液
体を塩化メチレン2mLに溶解し、分取液体クロマトグ
ラフ装置にてポリマーを単離した。得られたポリマーの
重量平均分子量は10100であった。生成物のIRスペク
トルを測定したところ、1733 cm−1に上記の構造式
(47)の構造の開環重合体のエステル基に起因する吸
収が観測された。モノマーおよびポリマーの密度から計
算した重合時の体積収縮率は3.2%であった。
【0119】実施例5 水素化ナトリウム(1.73 g, 72.0 mmol)のDMF(30 mL)分
散溶液に、1,4-ブタンジオール(2.70 g, 30.0 mmol)のD
MF(30 mL)溶液を0 ℃で30 分かけて添加した後、1,1-ジ
クロロ-2-ビニルシクロプロパン(4.11 g, 30.0 mmol)の
DMF(30 mL)溶液を0 ℃で30 分かけて添加した。室温で1
2 時間撹拌した後、水(180 mL)を添加し、エーテル(90
mL)で抽出した。有機相を飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液(180 mL)で2 回洗浄した後、無水硫酸ナトリウムで乾
燥し、濃縮、減圧蒸留し、分取HPLC(溶媒; THF)にてポ
リマーを単離した; 收率1.34 g (29 %), 重量平均分子
量5080, H NMR (CDCl3): 0.78-0.91 (m, 1 H), 1.11-
1.28 (m, 1 H), 1.40-2.00 (m, 5 H), 3.30-3.90 (m, 4
H), 4.87-5.75 (m, 3 H) ppm, , IR (neat) 3081, 300
6, 2942, 2873, 1860, 1637, 1446, 1338, 1263, 1182,
1043, 900 cm−1.元素分析計算値 C9H14O2: C, 70.1
0: H, 9.15. 実測値: C, 70.02; H, 9.23。
【0120】実施例6 メタノナフタレン-2,3-ジメタノール(16.7 g, 75.0 mmo
l)および1,1-ジクロロ-2-ビニルシクロプロパン(10.3
g, 75.0 mmol)から、ポリマーの単離を塩化メチレンに
溶解し、メタノール/トリエチルアミン混合溶液(容量
比; 100/1)に再沈殿することにより行ったこと以外は実
施例5と同様にして合成した; 收率11.0 g (51 %), 重量
平均分子量8090, H NMR (CDCl3): 0.70-2.50 (m, 19
H), 3.00-3.80 (m, 4 H), 4.80-5.80 (m, 3 H) ppm, IR
(KBr) 3079, 3047, 2942, 2883, 1859, 1637, 1469, 1
448, 1332, 1267, 1184, 1041, 896 cm−1. 元素分析
計算値C19H26O2: C, 79.68: H, 9.15. 実測値: C, 79.7
7; H, 9.10。
【0121】参考例7 実施例5で得たポリマー308mg、ジ−t−ブチルペルオキ
シド8.8 mgをガラス製容器に仕込み、脱気、封管後、12
0 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の固体を得た。この
固体を塩化メチレンにてソックスレー抽出した。反応前
後のポリマーの密度から計算した体積収縮率は3.5%で
あった。
【0122】参考例8 実施例5で得たポリマー308mg、アゾビスイソブチロニト
リル10 mgをガラス製容器に仕込み、脱気、封管後、60
℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の固体を得た。この固
体を塩化メチレンにてソックスレー抽出した。反応前後
のポリマーの密度から計算した体積収縮率は1.9%であ
った。
【0123】参考例9 実施例6で得たポリマー572mg、過酸化ベンゾイル15 m
g、クロロベンゼン1mLをガラス製容器に仕込み、脱気、
封管後、80 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透明の固体を得
た。この固体を塩化メチレンにてソックスレー抽出し
た。反応前後のポリマーの密度から計算した体積収縮率
は1.5%であった。
【0124】参考例10 実施例6で得たポリマー572mg、ジ−t−ブチルペルオキ
シド8.8 mgクロロベンゼン2mLをガラス製容器に仕込
み、脱気、封管後、120 ℃で48 時間加熱し、淡黄色透
明の固体を得た。この固体を塩化メチレンにてソックス
レー抽出した。反応前後のポリマーの密度から計算した
体積収縮率は3.6%であった。
【0125】
【発明の効果】本発明の方法によればラジカル開環重合
または架橋し、低い体積収縮率を示すビニルシクロプロ
パノン環状アセタール化合物およびポリ(ビニルシクロ
プロパンアセタール)が提供される。
フロントページの続き (56)参考文献 J.Organic Chemica l(1992),57(22),5809−10 J.Am.Chemical Soc iety(1990),112(20),7428− 30 J.Am.Chemical Soc iety(1988),110(4),1297− 8 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の一般式(1)〜(14)で示され
    るビニルシクロプロパノン環状アセタール化合物。 【化1】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化2】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化3】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化4】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化5】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化6】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化7】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化8】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化9】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化10】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化11】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化12】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化13】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化14】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。)
  2. 【請求項2】 下記の一般式(15)〜(28)で示さ
    れるポリ(ビニルシクロプロパンアセタール)。 【化15】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化16】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化17】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化18】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化19】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化20】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化21】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化22】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化23】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化24】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化25】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化26】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化27】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。) 【化28】 (式中、R、R、R、R、RおよびRはそ
    れぞれ水素原子または低級アルキル基を表す。)
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