JP3273418B2 - N−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂を用いたロ−ル - Google Patents

N−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂を用いたロ−ル

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真記録装置等に
おいて感光ドラムや記録媒体等の被帯電体に所定極性の
電位を付与する導電性ロ−ルに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機及びレ−ザ−ビ−ムプリンタ等に
広く利用されている電子写真記録装置は、一般にドラム
状の感光体(以下、感光ドラムと称す)を備えており、
その感光ドラムに対して帯電、露光を行って静電潜像を
形成し、その感光ドラム上の潜像に応じてトナ−を付着
させて現像し、次にその感光ドラム上のトナ−を記録用
紙等の記録媒体に転移させて転写し、その後その感光ド
ラムを所定の電位に除電すると共に感光ドラム上に残留
するトナ−を清掃し、次の記録に備えるようになってい
る。又、転写によって記録媒体に担持されたトナ−は、
溶融、圧着されることにより記録媒体に定着し、これに
より一連の記録作業が完了する。
【0003】この場合、この電子写真記録装置の感光ド
ラムに対してその帯電領域に所定電位を付与する帯電ロ
−ル、トナ−を感光ドラムに搬送する現像ロ−ル、転写
領域に搬送されてきた記録媒体に対して所定電位を付与
する転写ロ−ル、或いは転写後の感光ドラムにおいてそ
の帯電領域を一定電位に均一化させる除電ロ−ル等の導
電性ロ−ルとしては、通常良導電性シャフトと、その外
周に設けられた良導電性のゴムからなるベ−ス層と、ロ
−ルの電気抵抗調整及び感光ドラムや記録媒体の汚染防
止のために、ベ−ス層上に被覆した単層或いは複数層の
導電膜層のとから構成されている。
【0004】ここで、上記ベ−ス層を構成する導電性を
有する弾性材料としては、無発泡又は発泡導電性ゴム組
成物及び導電性ポリウレタンフォ−ム等を用いることが
できる。このうち、無発泡の導電性ゴム組成物を構成す
るゴム成分としては、ブタジエンゴム、ニトリルブタジ
エンゴム、クロロプレンゴム、スチレンブタジエンゴ
ム、エチレンプロピレンゴム、イソプレンゴム、ポリノ
ルボルネンゴム等、通常のゴム又はスチレン−ブタジエ
ン−スチレン(SBS)、スチレン−ブタジエン−スチ
レンの水素添加物(SEBS)等熱可塑性ゴムを使用す
ることができ、特に制限されるものではないが、これら
のゴム、特に固形ブタジエンゴム/液状ポリイソプレン
ゴムを10/90〜50/50程度の比率で混合し、こ
れに導電材を配合してベ−ス層を形成することが好まし
く、これにより硬度が低く、圧縮永久歪が少ないベ−ス
層を得ることができ、ロ−ルと感光ドラム等の被帯電体
との密着性を向上させることができる。
【0005】又、発泡導電性ゴムとしては、特に制限さ
れるものではないが、エチレンプロピレンゴムに導電材
を配合したもの、エピクロルピドリンとエチレンオキサ
イドとの共重合ゴムの発泡体、又はエピクロルヒドリン
とエチレンオキサイドとの共重合ゴムに導電材を配合し
た発泡体等が好適に使用することができる。
【0006】これらゴム組成物に配合する導電材として
は、カ−ボンブラック、黒鉛、金属、導電性の各種金属
酸化物(酸化錫、酸化チタン等)等の導電性粉体やカ−
ボンファイバ−、金属酸化物の短繊維等の各種導電性繊
維を用いることができる。その配合量は、全ゴム100
重量部に対して3〜100重量部、特に5〜50重量部
とすることができ、以下帯電ロ−ルについていえば、こ
れによりベ−ス層の体積抵抗を101 〜107 Ω・cm
程度に調整することが好ましい。尚、このベ−ス層の形
成は、公知の加硫成形法により行うことができ、その厚
さはロ−ルの用途等に応じて適宜設定されるが、通常1
〜20mmとされ、又その硬度はアスカ−Cで20〜9
0度、特に30〜70度とすることが好ましい。
【0007】上記ベ−ス層上に被覆した単層或いは複数
層の導電膜層を設けるが、この導電膜層は体積抵抗1×
107 〜1011Ω・cm程度で2〜300μm程度の厚
さを有する。この導電膜層が感光ドラムに対して密着し
たり、汚染したりするのを防ぐ場合、或いは導電膜層の
電気的な特性を改善したり、帯電ロ−ルによってトナ−
が感光ドラムに融着するのを防いだりする場合に、更に
別の導電膜層を最外層として設けることも多い。この後
者の導電膜層の体積抵抗も1×107 〜1×1011Ω・
cm程度で、1〜100μm程度の厚さを有する。
【0008】さて、これらロ−ルの導電膜層の材料とし
て、N−アルコキシアルキル化ナイロンが使用されてい
るが、特に6ナイロンを変性したN−メトキシメチル化
ナイロンが一般的である。これは、この樹脂が柔らか
く、感光ドラムに対する汚染、密着等の悪影響がなく、
比較的体積抵抗が低い(1×109 Ω・cm程度)等の
特徴があるためである。そしてこの樹脂が最外層の導電
膜層として使用される場合は、内側の導電膜層として、
エピクロルヒドリンゴムや、ポリウレタンゴムが使用さ
れる場合が多く、内側の導電膜層の感光ドラムに対する
密着や汚染を防ぐ役目をしている。
【0009】しかるに、かかるN−アルコキシアルキル
化ナイロン樹脂は、酸の存在下に加熱すると脱メタノ−
ル反応を起こし、分子間で架橋し三次元化するが、N−
アルコキシアルキル化ナイロン樹脂の製造工程において
は、燐酸等の酸を使用するために樹脂中より酸を完全に
取り除くのは難しく、微量の酸が残ってしまう。従っ
て、この樹脂を加工したり、これを用いた製品を使用す
る際に架橋反応が起こり易いという問題点があった。
【0010】即ち、N−アルコキシアルキル化ナイロン
樹脂はメタノ−ル等に解かして塗布することはできる
が、融点(約155℃)以上に加温して溶かして加工す
る場合、例えば添加剤を混ぜたり、押出してフィルムを
作ろうとすると、架橋により三次元化して可塑性がなく
なり、最後には粉末化してしまうとうい欠点がある。
【0011】このように、N−アルコキシアルキル化ナ
イロン樹脂が架橋されると、抗張力、引き裂き強さが増
大し、電気抵抗が高くなる。特にこの発明で目的として
いる帯電ロ−ル、現像ロ−ル、転写ロ−ル、除電ロ−ル
等の導電性ロ−ルにあっては、前記したように樹脂中に
残っている酸の影響で、熱や電気的な刺激等により製品
の使用中にN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂の架
橋が始って特性が変化し、所期の目的に合わない場合が
生ずることが多い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、N−アルコ
キシアルキル化ナイロンの熱安定化を目的としたもので
あって、具体的には、N−アルコキシアルキル化ナイロ
ン樹脂を用いた改良された導電性ロ−ルを提供すること
を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために以下の構成を採用したものである。即ち、
本発明の第1は、表層がN−アルコキシアルキル化ナイ
ロン樹脂であって、合成樹脂及び/又はゴムとの積層体
によって構成される、電子写真記録装置の導電性ロール
において、表層のN−アルコキシアルキル化ナイロン樹
脂中に、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、
水酸化物及びこれらの金属塩を配合したことを特徴とす
る安定化したN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂組
成物で被覆したロールにかかるものである。
【0014】そして発明の第2は、表層がN−アルコキ
シアルキル化ナイロン樹脂であって、合成樹脂及び/又
はゴムとの積層体によって構成される、電子写真記録装
置の導電性ロールにおいて、N−アルコキシアルキル化
ナイロン樹脂に積層する前記合成樹脂及び/又はゴム中
に、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水酸
化物及びこれらの金属塩を配合したことを特徴とする安
定化したN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂積層体
ロールにかかるものである。
【0015】ここで使用されるアルカリ金属及びアルカ
リ土類金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウ
ム、ルビジウム、ベリリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、バリウム等が挙げられる。そし
て、これらの酸化物、水酸化物、炭酸塩、燐酸塩等の金
属塩が有効であり、更に、各種カルボン酸、チオカルボ
ン酸、ジチオカルボン酸等の有機酸の塩も有効でる。
【0016】そして、これらの酸化物、水酸化物、金属
塩等の添加量は、N−アルコキシアルキル化ナイロン樹
脂100重量部に対して、0.1重量部以上、好ましく
は1〜100重量部であり、0.1重量部以下でも効果
があるが十分ではなく、長期間の安定化を考えると添加
量が多い方がよいが、余り多いと例えばフィルムの物性
を低下させてしまう等の欠点が出てくる。
【0017】
【作用】前記したように、N−アルコキシアルキル化ナ
イロン樹脂の製造工程において燐酸等の酸を使用するた
め、この樹脂中には微量の酸が残っている。従って、こ
の樹脂を加工したり、これを用いた製品を使用する際に
架橋(三次元反応)が起こり易いという問題点があるこ
とは前記した通りである。
【0018】しかるに、前記した各種ロ−ルにあって、
導電膜層の材料として、特に6ナイロンを変性したN−
メトキシメチル化ナイロンが好んで使用されている。こ
れは、この樹脂が柔らかく、感光ドラム等に対する汚
染、密着等の悪影響がなく、比較的体積抵抗が低い(1
×109 Ω・cm程度)等の特徴があるためであるが、
かかるN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂は、前記
したように酸の存在下に加熱すると脱メタノ−ル反応を
起こし分子間で架橋する。しかるに、N−アルコキシア
ルキル化ナイロン樹脂の製造工程において、燐酸等の酸
を使用するため樹脂中より酸を完全に取り除くのは難し
く、微量の酸が残っている。従って、この樹脂を加工し
たり、これを用いた製品を使用する際に架橋反応が起こ
り易かった。
【0019】即ち、この架橋によりこの樹脂は可塑性が
なくなり、練りや押出し等の剪断力がかかると最後には
粉末化してしまうとうい欠点がある。又、製品となった
後に架橋されると、抗張力、引き裂き強さが増大し、電
気抵抗が高くなってしまう。しかるに、架橋していない
樹脂によるロ−ルをプリンタ−に用い、この使用中に架
橋が発生すると、画像不良が発生し、又、帯電ロ−ルに
接する感光ドラム面にトナ−が擦り付けられ易く、これ
が感光ドラムに溶着し画像不良が発生してしまうという
欠点があったものである。
【0020】本発明は、各種導電性ロ−ルの表面材とし
て用いられるこの樹脂中の残存する酸を中和するため
に、その発明の第1にあっては、N−アルコキシアルキ
ル化ナイロン樹脂にアルカリ金属又はアルカリ土類金属
の酸化物、水酸化物、炭酸塩、燐酸塩を配合するもので
あり、その第2はこの樹脂と直接或いは間接に接触した
側の樹脂或いはゴム中に、アルカリ金属又はアルカリ土
類金属の酸化物、水酸化物、炭酸塩、燐酸塩を配合する
ものであり、逐次N−アルコキシアルキル化ナイロン樹
脂中の酸を移行させて中和させるものである。又積層す
る層の中に酸成分が存在する場合は特にこの第2の方法
が有効である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例をもって更に詳細に説
明する。 (実施例1〜4・比較例1〜2)N−メトキシメチル化
ナイロン樹脂(商品名トレジン:帝国化学産業社製)を
使用し、導電材の一例として、導電性酸化チタンを分散
配合したものを例にとり試験を行った。混練りに用いら
れたブラベンダ−プラストミルは(株)東洋精機製作所
のものである。
【0022】さて、N−メトキシメチル化ナイロン樹
脂、及びN−メトキシメチル化ナイロン樹脂100重量
部と、導電性酸化チタン30重量部との配合物をブラベ
ンダ−プラストミルで無溶剤の元で混練りしたところ、
いずれも架橋して樹脂がぼろぼろになり、混練りが十分
にできなかった。しかるに、上記部数に対し、水酸化カ
ルシウムを1重量部及び5重量部を夫々混ぜたところ、
殆ど粘度が上昇せず、ブラベンダ−プラストミルでも連
続混練押出機(KCK)((株)ケイシ−ケイ製)でも
十分に混練りすることができた。
【0023】(実施例5・比較例3)N−メトキシメチ
ル化ナイロン樹脂100重量部と導電性酸化チタン30
重量部との配合物をメタノ−ル/トルエンに溶解し、レ
−ザ−ビ−ムプリンタ−の帯電ロ−ルの最外層としてウ
レタンゴム面に塗装した。これを8日間、80℃にて加
温するとこの膜が架橋し、電気抵抗が上昇した。このロ
−ルをプリンタ−に用いると、画像不良が発生した。
【0024】一方、上記配合物に水酸化カルシウムを5
重量部添加したものを上記と同様にウレタンゴム面に塗
装した。これを20日間、80℃にて加温しても膜は架
橋せず、このロ−ルをプリンタ−に用いても良好な画面
が得られた。電気抵抗は上昇しなかった。
【0025】(実施例6・比較例4)N−メトキシメチ
ル化ナイロン樹脂100重量部と導電性酸化チタン30
重量部との配合物をメタノ−ル/トルエンに溶解し、レ
−ザ−ビ−ムプリンタ−の帯電ロ−ルの最外層としてウ
レタンゴム面に塗装した。この帯電ロ−ルをレ−ザ−ビ
−ムプリンタ−に装着し、連続通電通紙試験を行ったと
ころ、N−メトキシメチル化ナイロン樹脂層が架橋し始
めて固くなった。この帯電ロ−ルは感光ドラムと接して
従動して回転することとなるが、帯電ロ−ルの表面が硬
いと感光ドラム面にトナ−が擦り付けられ易く、これが
感光ドラムに溶着し画像に現れてしまう。又、この樹脂
層の架橋により電気抵抗が上昇して、画像不良が発生し
た。
【0026】一方、N−メトキシメチル化ナイロン樹脂
100重量部と導電性酸化チタン30重量部との配合物
に、水酸化カルシウムを5重量部添加したものをメタノ
−ル/トルエンに溶解し、レ−ザ−ビ−ムプリンタ−の
帯電ロ−ルの最外層としてウレタンゴム面に塗装したも
のにあっては、前記と同様の試験によっても膜が架橋せ
ず、感光ドラムにトナ−の溶着はなかった。又、画像不
良も発生しなかった。
【0027】(実施例7〜32・比較例5〜6)N−メ
トキシメチル化ナイロン樹脂100重量部に、表1に示
す各種添加物を配合し、ブラベンダ−プラストミルにて
混練りし、軸にかかるトルクの上昇をチャ−トから読み
取った。結果を表1に示す。最低トルクから5kg・c
m上昇した時点で架橋が開始したと判断し、表中、◎は
1時間以上架橋しなかった例、○は10分以上架橋しな
かった例を示す。
【0028】
【表1】
【0029】(実施例33、34・比較例7)ブラベン
ダ−押出機((株)東洋精機製作所製)とクロスヘッド
を用いて、N−メトキシエチル化ナイロン樹脂を160
℃に加熱溶融し、導電性のゴムロ−ル上に押し出した。
この樹脂は押出機中で架橋し、ぼろぼろになってしまい
ゴムロ−ル上に押し出すことができなかった。
【0030】これに対して、N−メトキシメチル化ナイ
ロン樹脂100重量部に、水酸化カルシウム5重量部を
KCK連続混練押出機で混練りしてペレット化し、上記
と同様にブラベンダ−押出機でゴムロ−ル上に押し出し
たところ、架橋することなくきれいなフィルムを押し出
すことができた。又、N−メトキシメチル化ナイロン樹
脂100重量部に、水酸化カルシウム5重量部だけでな
く、導電性酸化錫30重量部をKCK連続混練押出機で
混練りしてペレット化し、上記と同様にブラベンダ−押
出機でゴムロ−ル上に押し出したところ、架橋すること
なくきれいなフィルムを押し出すことができた。
【0031】
【発明の効果】本発明は以上の構成を有するため、N−
アルコキシアルキル化ナイロン樹脂の特に熱に対する安
定性がもたらされるものであり、このため、N−アルコ
キシアルキル化ナイロン樹脂の加工性がもたらされるこ
ととなり、混練り、押出し、ホットメルト接着等の加工
が可能となったものである。従って、加工に対しての無
溶剤化、コストダウン等が可能となったものである。更
に、N−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂を用いたロ
−ルにあっても、使用中の熱、電気(通電による)等の
刺激による架橋(三次元)が防げることとなり、柔軟
性、電気特性、親水性等の性質を安定化することができ
たものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−333860(JP,A) 特開 平2−3640(JP,A) 特開 昭55−65521(JP,A) 実開 昭59−50706(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 13/00 G03G 15/02 101

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表層がN−アルコキシアルキル化ナイロ
    ン樹脂であって、合成樹脂及び/又はゴムとの積層体に
    よって構成される、電子写真記録装置の導電性ロールに
    おいて、表層のN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂
    中に、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物、水
    酸化物及びこれらの金属塩を配合したことを特徴とする
    安定化したN−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂組成
    物で被覆したロール。
  2. 【請求項2】 表層がN−アルコキシアルキル化ナイロ
    ン樹脂であって、合成樹脂及び/又はゴムとの積層体に
    よって構成される、電子写真記録装置の導電性ロールに
    おいて、N−アルコキシアルキル化ナイロン樹脂に積層
    する前記合成樹脂及び/又はゴム中に、アルカリ金属又
    はアルカリ土類金属の酸化物、水酸化物及びこれらの金
    属塩を配合したことを特徴とする安定化したN−アルコ
    キシアルキル化ナイロン樹脂積層体ロール。
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