JP3273232B2 - 自動車用リヤコンソール - Google Patents

自動車用リヤコンソール

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JP3273232B2 JP03487896A JP3487896A JP3273232B2 JP 3273232 B2 JP3273232 B2 JP 3273232B2 JP 03487896 A JP03487896 A JP 03487896A JP 3487896 A JP3487896 A JP 3487896A JP 3273232 B2 JP3273232 B2 JP 3273232B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おけるリヤコンソールに係り、特にその骨格構造及び建
付調整機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両の或る種のものにあっては、図10
及び図11に示すように運転席100と助手席101の
間に、上方へ突出して形成された所謂、タワータイプの
リヤコンソール1が備えられている。このリヤコンソー
ル1はテレビジョン受像機(TV)、電話器或いはボッ
クス類等の複数の機器又は機能装備品を上下に配設し、
これらの機器類をリヤシート側で操作し得るようにした
ものである。
【0003】従来のこの種のタワー型リヤコンソール1
では、複数の機器類又は機能装備品などを装着するため
に上下に多段構成している。この場合、図12のよう
に、例えば上段部2、中段部3及び下段部4に分割構成
された骨格構造を有している。上段部2には内機取付部
5が設けられると共に、下段部4の底板部6を介してフ
ロアトンネル102に固定される。そして各段部に、所
定の機器類が装着されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のリヤ
コンソール1では、3段或いは4段の多段構成となって
おり、これらを相互に結合することによりリヤコンソー
ル1の全体の骨格構造が形成される。ここで、各段部を
構成する部品点数については、図示の例では、上段部2
が1点、中段部3が7点、そして下段部4が7点の部品
によりそれぞれ構成されている。また、このうち中段部
3にあっては大型絞り部品を1点、また下段部4にあっ
ては大型絞り部品を7点有している。以上のように、従
来のリヤコンソール1を構成するためには、部品点数を
多く必要とし、しかも骨格構造が複雑になっている。こ
のためにリヤコンソール1の組付けには多くの工数を要
し、重量も重くならざるを得なかった。
【0005】また、従来のリヤコンソール1では、上下
3段構成となっているため、組み上がったリヤコンソー
ル1の建付けの調整もやっかいで、例えば図11のよう
に、リヤコンソール1の両側の運転席100又は助手席
101との隙間Sを調整するのに手間がかかっていた。
【0006】本発明は上記の点に鑑み、構造を有効に簡
素化すると共に、建付け調整を容易且つ的確に行い得る
自動車用リヤコンソールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の自動車
用リヤコンソールは、複数の機器又は機能装備品を配設
して成るタワータイプのリヤコンソールであって、所定
の構成部材により一体化させて成る骨格構造を有し、こ
の骨格構造の底部を前記ボディのフロアトンネル上部に
結合すると共に、骨格構造の下側部に偏心カム機構を設
け、この偏心カム機構を介してフロアトンネル側部に位
置調整可能に結合し、偏心カム機構が骨格構造の下側部
に固着するリテーナとこのリテーナに保持される偏心カ
ムとを有し、偏心カムの周縁部に沿って目盛が振り分け
て形成されてなるものである。
【0008】
【0009】
【0010】本発明によれば、この種のタワータイプの
リヤコンソールにおいて、その骨格構造を一体化するこ
とにより、剛性を確保したままで、構造を格段に簡素化
すると共にその建付性を大幅に向上することができる。
この場合において、リヤコンソールは、一体化した骨格
構造の下部にてボディ側に建付調整可能に締付固定され
る。つまり、該骨格構造の下側部に偏心カム機構を設
け、該下側部を偏心カム機構を介してフロアトンネル側
部に位置調整可能に結合させることができる。従って、
偏心カム機構によってリヤコンソールの建付を容易に且
つ的確に調整することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図9に基づき、従
来例と実質的に同一又は対応する部材には、同一符号を
用いて、本発明による自動車用リヤコンソールの好適な
実施の形態を説明する。図1は、この実施形態によるリ
ヤコンソール10まわりの構成を示している。タワータ
イプのリヤコンソール10は、図示のように運転席10
0と助手席101の間に上方へ突出させて配置される。
後述するように、リヤコンソール10には、テレビ受像
機、電話器或いはボックス類等の複数の機器又は機能装
備品が上下に配設される。例えば、コンソール本体11
の上下に沿って、図示のように空調用レジスタ12、テ
レビ受像機(TV)13、電話ドア14、物入れ15及
びVTR16が順に配置される。
【0012】図2は、リヤコンソール10の構成部品及
びそれらの結合関係を示している。図において、○印内
に表記された数字1〜15或いはアルファベットa〜j
及びzは、相互に結合されるべき部材同士の対応関係を
示している。これらの表記部分には、ネジ部或いは孔等
が形成されていて、図示しないビス或いはナット等によ
って締付固定するようになっている。例えばレジスタ1
2は、コンソール本体11の「a」及び「b」部にて取
り付けられる。なお、VTR16は、VTRドア16a
と共に取り付けられる。
【0013】図2に示したようにリヤコンソール10
は、所定の構成部材により一体化させて成る骨格構造、
即ちリインフォース17を有しており、リインフォース
17により各機器を所定部位に取り付けるようになって
いる。リインフォース17の構成例としては、パイプ構
成の上部18と板金構成の下部19で成り、これら上部
18及び下部19を結合することにより一体化した骨格
構造を形成している。なお、上部18を構成するパイプ
材は、例えば直径16mm及び肉厚1.6mm程度、ま
た下部19を構成する板金材は、板厚さ2.0mm程度
のものが好適である。
【0014】次に、図3は、リヤコンソール10におけ
る各機器類の組付手順等を示している。先ず、リインフ
ォース17をボディ側のフロアトンネル102に固定す
る。この場合、リインフォース17を構成する下部19
における「15」部と「z」部(図2参照)にて、図4
にも示したようにフロアトンネル102の上面102a
及び側面102bにビス等によって締付固定することに
なる。
【0015】フロアトンネル102上に立設されたリイ
ンフォース17に対して、車両後方(図3、矢印R)か
らVTR16を挿入し、締付固定する。次に、前方(図
3、矢印F)からTV13を挿入し、締付固定する。こ
れらの機器を組付後、リインフォース17に対して車両
後方からコンソール本体11を被着させ、固定する。ま
た、電話ドア14はリインフォース17のスタッドボル
ト部(図2、「3」部及び「4」部)にて固定する。
【0016】かくして、リヤコンソール10において、
レジスタ12、TV13、電話ドア14、物入れ15及
びVTR16が上下に配置される。この場合、前述のよ
うに骨格構造を一体化してリインフォース17を形成す
ることにより、上下に背の高いリヤコンソール10であ
りながら、必要且つ十分な剛性を確保している。そし
て、各機器を取り付ける際、組み付け易く優れた建付性
を実現する。
【0017】ところで、本発明のリヤコンソール10
は、リインフォース17の下部にてボディ側に建付調整
可能に締付固定されるようになっている。この実施形態
では、リインフォース17の下部19の底部をボディの
フロアトンネル102の上面102aに結合すると共
に、該下部19の下側部をフロアトンネル102の側面
102bに位置調整可能に結合するようにしている。本
発明によれば、この位置調整を図5に示したようにリイ
ンフォース17の下側部に設けた偏心カム機構20によ
って行うものである。
【0018】図5は、リインフォース17における下部
19の下側部まわりを示している。偏心カム機構20
は、下部19の下側部に固着するリテーナ21とこのリ
テーナ21に保持される偏心カム22とを有している。
リテーナ21は、図6に示すように、上下に配置される
一対の鍔部21a,21bを有すると共に、締付固定用
のビス或いはボルト23(図8参照)が挿通する長穴2
1cが形成されている。長穴21cは、上下方向に沿っ
て配置される。
【0019】偏心カム22は、図7に示されるように例
えば円板状に形成される。この偏心カム22には、周縁
部に沿って目盛22a,22bが左右に振り分けて形成
されている。また、偏心カム22には、その中心から所
定距離だけ偏寄して、ボルト23の挿通孔22cが形成
されている。偏心カム22は、ボルト23によりボディ
(フロアトンネル102の側面102b)に対して、リ
テーナ21と一緒に共締めされるが、その場合ニュート
ラル状態(通常のセット時)では図7(A)のように目
盛22a,22bがリテーナ21の鍔部21a側に配置
されるように設定されている。
【0020】前述したように、この実施形態におけるリ
ヤコンソール10は、リインフォース17の下部19に
てフロアトンネル102の上面102a及び側面102
bに締付固定される。そして、レジスタ12、TV1
3、電話ドア14、物入れ15及びVTR16が上下に
配置される。この場合、図9において、フロアトンネル
102の上面102aが±θ°傾斜すると、幾何学的関
係からリヤコンソール10の上端部の中心にて±Wの振
れが生じる。例えば、θ=0.4°のときW=4mmと
なり、このように上面102aの傾斜が建付精度に著し
く影響する。
【0021】しかしながら、本発明によれば、偏心カム
機構20の調整操作により、フロアトンネル102の上
面102aの傾斜等にかかわらず適正な建付調整を行う
ことができる。つまり、偏心カム22を左右いずれかに
適量だけ回転させることにより、リインフォース17の
下部19の下側部のフロアトンネル102の側面102
bに対する固定位置が調整されるものである。
【0022】例えば、図8(B)のようなニュートラル
状態から、偏心カム22を反時計方向に回転すること
で、図8(A)のように下部19の下側部を上方へ移動
させることができる。なお、この実施形態では偏心カム
22を90°回転させることにより、下部19の下側部
が最大で7mm程度移動する。かかる調整操作の際、偏
心カム22の目盛22a,22bで確認しながら行うこ
とで、適正且つ容易に建付調整することができる。この
ように偏心カム22を調整することによってリヤコンソ
ール10をフロアトンネル102に対して垂直に立設す
ることができ、簡単な操作で的確に建付調整を行うこと
ができる。
【0023】なお、上記実施形態における偏心カム22
による調整量等の具体的数値は、必要に応じて適宜設定
し得るものであり、上記説明中のもののみに限定される
ものではない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のコンソールにおいて、骨格構造を一体化すること
によりその構造を有効に簡素化すると共に高い剛性を確
保することができる。これにより部品点数の削減によっ
て大幅なコストダウンと軽量化を実現することできるこ
とに加えて、各構成部品の建付性の向上を図り、組付性
を改善し得る等の利点を有している。
【0025】本発明によれば更に、リヤコンソールの建
付調整、特に垂直度の調整を簡単且つ的確に行うことが
でき、これによりリヤコンソール両側の運転席又は助手
席との隙間を適正に調整することができ、常に良好な見
栄えを呈し得る等の利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動車用リヤコンソールの実施形
態における構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の自動車用リヤコンソールにおける構成
部品及びそれらの結合関係を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の自動車用リヤコンソールにおける各機
器類の組付手順等を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の自動車用リヤコンソールにおけるリイ
ンフォースのフロアトンネルに対する固定構造例を示す
断面図である。
【図5】本発明の自動車用リヤコンソールに係る偏心カ
ム機構の斜視図である。
【図6】本発明の自動車用リヤコンソールに係る偏心カ
ム機構におけるリテーナの側面図及び正面図である。
【図7】本発明の自動車用リヤコンソールに係る偏心カ
ム機構における偏心カムの正面図及び側面図である。
【図8】本発明の自動車用リヤコンソールに係る偏心カ
ム機構の作用を説明する断面図である。
【図9】本発明の自動車用リヤコンソールにおけるリヤ
コンソール建付け状態の例を示す図である。
【図10】従来のタワータイプリヤコンソールまわりの
斜視図である。
【図11】従来のタワータイプリヤコンソールまわりの
後方正面図である。
【図12】従来のタワータイプリヤコンソールの構成例
を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 リヤコンソール 11 コンソール本体 12 空調用レジスタ 13 TV 14 TELドア 15 物入れ 16 VTR 17 リインフォース 20 偏心カム機構 21 リテーナ 22 偏心カム
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 11/02 B60R 11/00 B60R 7/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機器又は機能装備品を配設して成
    るタワータイプの自動車用リヤコンソールであって、 所定の構成部材により一体化させて成る骨格構造を有
    し、この骨格構造の底部を前記ボディのフロアトンネル
    上部に結合すると共に、前記骨格構造の下側部に偏心カ
    ム機構を設け、この偏心カム機構を介して前記フロアト
    ンネル側部に位置調整可能に結合し、 前記偏心カム機構が、前記骨格構造の下側部に固着する
    リテーナとこのリテーナに保持される偏心カムとを有
    し、 前記偏心カムの周縁部に沿って目盛が振り分けて形成さ
    れてい ることを特徴とする自動車用リヤコンソール。
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