JP3273062B2 - 加硫プレスの加硫室の制御装置 - Google Patents

加硫プレスの加硫室の制御装置

Info

Publication number
JP3273062B2
JP3273062B2 JP23173092A JP23173092A JP3273062B2 JP 3273062 B2 JP3273062 B2 JP 3273062B2 JP 23173092 A JP23173092 A JP 23173092A JP 23173092 A JP23173092 A JP 23173092A JP 3273062 B2 JP3273062 B2 JP 3273062B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive rod
actuator
fluid
movable
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23173092A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05261736A (ja
Inventor
アウグスト・ピッツォルノ
Original Assignee
ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ filed Critical ピレリ・プネウマティチ・ソチエタ・ペル・アツィオーニ
Publication of JPH05261736A publication Critical patent/JPH05261736A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3273062B2 publication Critical patent/JP3273062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0662Accessories, details or auxiliary operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0645Devices for inserting vulcanising cores, i.e. bladders, into the tyres; Closing the press in combination herewith
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/0601Vulcanising tyres; Vulcanising presses for tyres
    • B29D30/0645Devices for inserting vulcanising cores, i.e. bladders, into the tyres; Closing the press in combination herewith
    • B29D2030/0646Attaching to, or removing the vulcanizing cores or bladders from the center mechanisms

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、次に述べる型の加硫プ
レスの加硫室の制御装置に関する。即ち、該装置は、加
硫プレスのベッド(2)内に収納された流体作動アクチ
ュエータ(8)と、該流体作動アクチュエータ(8)か
ら同心的に突き出てかつ該アクチュエータ内に作動可能
に収納された下方ピストン(11)が作動することによ
り、該アクチュエータ(8)に対して最小引抜き位置か
ら最大引抜き位置まで移動可能である駆動ロッド(7)
と、該駆動ロッド(7)に同心的に締結された可動シー
ル用ディスク(6)と、前記流体作動アクチュエータ
(8)に対して同心的に固定された固定シール用ディス
ク(9)と、前記可動ディスク及び固定ディスクに夫々
シール的に締結された上端エッジ部(5a)及び下端エ
ッジ部(5b)を有する、可撓性の実質的にスリーブ形
状の加硫室(5)と、駆動ロッド(7)の前記最大引抜
き位置での位置を固定する第1のストップ手段(5)
と、駆動ロッド(7)の前記最小引抜き位置での位置を
固定する第2のストップ手段(13)とを具備する。
【0002】
【0003】
【従来の技術】従来より、加硫タイヤに使用されたいわ
ゆる「B.O.M.」(Bag−O−Matic)型の
加硫プレスにおいて、エラストマー材料製で略スリーブ
形状とされた加硫室が使用されていた。この加硫室は、
モールドの下方部分から円筒形状で垂直方向に突出し
て、加硫済みタイヤの除去と次に加硫される新たなタイ
ヤの該モールド内への導入とを可能とする伸長状態か
ら、加圧されて半径方向に膨張された加硫室が加工中の
タイヤの内壁に作用してこれをタイヤを囲むモールドの
内側面に対して接着するのを確実にする半径方向膨張状
態へ移行される。
【0004】特に、加硫室は、駆動ロッドに堅固に接続
された可動ディスクにシール的に締結された上端エッジ
部を有する。この駆動ロッドは、プレスのベッドに固定
的に収納された流体作動アクチュエータの一部である下
方ピストンにより作動される。
【0005】加硫室はまた、アクチュエータの上端部に
同心的にねじ取付けされた固定ディスクにシール的に係
合された下端エッジ部を有し、該アクチュエータから駆
動ロッドが突き出ている。この固定ディスクはモールド
の下方部分と略同一面状態に配置されている。
【0006】通常加圧された水又は蒸気である作動流体
が流体作動アクチュエータ内に導入されることにより、
駆動ロッドは下方ピストンにより、アクチュエータに対
して最大引抜き位置から最小引抜き位置まで軸方向に移
動される。これらの各位置は、加硫室が夫々伸長状態及
び半径方向膨張状態になるのに対応する。
【0007】流体作動アクチュエータにはまた、上方ピ
ストンが収納されており、その主要な機能は駆動ロッド
のストップ位置、それゆえ前記最大及び最小引抜き位置
での可動ディスクのストップ位置を決めることである。
【0008】この目的のために、上方ピストンはアクチ
ュエータの上端部に対して当接し得る一の円筒形スペー
サを支持しており、これによりピストン自体に所定の位
置決めを与えて、下方ピストンの上動ストロークを適当
に制限し得る。通常、上記上動ストロークは、駆動ロッ
ドの最大引抜き位置において加硫室が伸長されて緊張し
そのため加硫されたタイヤが放出されて次に装填される
べき新たな生のカーカスが加硫の準備が可能となる程度
に制限される。
【0009】上記スペーサは加硫室の伸長程度と引き続
き安全値内で生ずる引張力とを制限する機能を有する。
もしこのスペーサが無いとすると、加硫室は、(アクチ
ュエータ内の作動流体の高い供給圧力、通常1.8Mp
a以上、に起因して)上方ピストンにより与えられるス
ラスト力により、伸長されて大きな力を受け、加硫室の
寿命を損ねるであろう。
【0010】上方ピストンに更に関連して円筒形管状形
態の第2のスペーサが設けられており、これは第1のス
ペーサと同心的にその内部に配置されている。第2のス
ペーサは駆動ロッドによりスライド可能に通過され、ア
クチュエータの上端部において流体作動アクチュエータ
から突き出ており、これにより、可動ディスクの下動を
ストップさせ、従って該可動ディスクを駆動ロッドの最
小引抜き位置において軸方向位置決めする。
【0011】現在の「B.O.M.」型のプレスにおい
ては、可動ディスクの位置決めが、スペーサの寸法及び
関連する加硫室の伸長に依存して、駆動ロッドの端部に
沿って(限られた範囲内で)異なる位置に固定して行わ
れており、これにより他の理由のために予期された加硫
室の伸長程度を達成する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述した如く、従来の
「B.O.M.」型のプレスにおいては、加硫室を交換
する際に、長い遊び時間を生じていた。実際、作業者が
固定及び可動ディスクを分解して、それまでの加硫室を
除去し、かつアクチュエータを除去してそれまでのスペ
ーサをこれから装着される新しい加硫室に適したスペー
サに交換して、次にアクチュエータ及びディスクを分解
して新しい加硫室に取付けるという作業をする前に、プ
レスが冷却されるのを待たなければならない。
【0013】加えて、タイヤの加硫サイクルが再び開始
される前に、プレスが作動温度に到達するのを待たなけ
ればならない。
【0014】本出願人は、両ディスクを加硫室と共に迅
速に除去し得る迅速カップリング装置を開発して実際に
使用してきた。これにより、加硫室を、自動的に、かつ
プレスの冷却とそれに続く加熱のための待ち時間を必要
とすることなく、迅速に交換し得る。
【0015】米国特許第4,872,822号の目的で
ある装置は、駆動ロッドの上端部に把持ヘッドが取付け
られ、該把持ヘッド内に複数の円周方向に配置された複
数のピンが収納される。該各ピンは、ヘッドの個々の開
口部から該ピンが半径方向に突出する係合位置と、該ピ
ンがヘッド内に半径方向に後退する係合解除位置との間
で作動可能である。この係合位置において、各ピンはデ
ィスクの内周面に形成した円周方向溝内に進入すること
によりロッドに関連してディスクを保持する機能を果た
し、他方、係合解除位置においてディスクはピンから解
除されそれゆえヘッドから除去されている。
【0016】上記装置においては、更に、複数の円周方
向に配置した複数のラッチを設けた把持リングに取外し
可能に締結された下方ディスクが設けられている。各ラ
ッチは、円周方向カムを設けた駆動ナットが角度方向に
回転したときに、該各ラッチがリングの内部方向へ半径
方向に突出する係合位置と、該各ラッチがリング軸線と
離間して半径方向に後退する係合解除位置との間で、半
径方向に移動可能である。係合位置において、各ラッチ
はディスクの外周面に形成した円周方向溝内に進入して
該ディスクを強固に保持し、一方、係合解除位置におい
てはディスクの除去が可能である。
【0017】しかしながら、上述した装置は最近の考え
方のプレスのみに適用される。そのプレスは、両方のデ
ィスクが互に独立に軸方向に移動可能であり、かつ加硫
室を交換する際に、ディスクの制御を行うアクチュエー
タ内にスペーサ等を交換する長い追加的時間を必要とし
ない。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、「B.
O.M.」型のプレス上に迅速カップリング装置を使用
するのを可能とするために、可動ディスクの位置決め
が、駆動ロッドの上端部近傍において適当に決められな
ければならず、かつ駆動ロッドの最大引抜き位置への該
駆動ロッドの上動ストロークのストップ(停止)が、伸
長状態の加硫室がアクチュエータにより及ぼされるスラ
スト力に抗して生ずる引張力により決定されなければな
らない。
【0019】特に、本発明は、加硫プレスの加硫室の制
御装置に関し、その特徴とするところは、駆動ロッド
(7)の上端(7b)に締結され、前記可動ディスク
(6)を駆動ロッドに取外し可能に係合させる第1の迅
速カップリング手段(18)を有する把持ヘッド(1
7)と、流体作動アクチュエータ(8)に締結され、前
記固定ディスク(9)に取外し可能に係合する第2の迅
速カップリング手段(27)を有する把持リング(2
8)とを具備し、前記第1のストップ手段(5)は実質
的に加硫室(5)からなり、該加硫室(5)は、可動デ
ィスク及び固定ディスク(6、9)間の引張応力に対抗
して駆動ロッド(7)の移動を最大引抜き位置でストッ
プさせ、前記第2のストップ手段(13)は、駆動ロッ
ド(7)の互に反対側位置において該駆動ロッドに近づ
くよう移動される少なくとも2つの半円筒形要素(12
a、12b)からなり、これにより駆動ロッド(7)に
よりスライド的に通過される管状の位置決めスリーブ
(13)を画成し、該位置決めスリーブ(13)は、前
記流体作動アクチュエータ(8)により支持された位置
決めシート(14)に作動的に当接する下方端部(13
a)と、駆動ロッド(7)の最小引抜き位置までの下動
ストロークをストップさせるための当接シートを提供す
る上端部(13b)とを有するものである。
【0020】特に、第1の迅速カップリング手段(1
8)は、前記可動ディスク(6)に同心的に締結されか
つ前記把持ヘッド(17)に係合される円筒形カラー
(19)と、該把持ヘッド(17)内の個々の円周方向
に配されたハウジング(21)に振動可能に収納された
複数のピン(20)であって、該ピン(20)が把持ヘ
ッド(17)の個々の開口部(21a)から半径方向に
突出して前記カラー(19)内に形成した環状溝(2
2)に至ることにより可動ディスク(6)を保持する係
合位置と、該ピン(20)が把持ヘッド(17)内に半
径方向に後退して前記可動ディスク(6)の自由移動を
可能とさせる係合解除位置との間を互に同時に振動する
前記複数のピン(20)と、該把持ヘッド(17)内で
同心的に移動可能の駆動ブッシュ(23)であって、か
つ該ブッシュ(23)が前記ピン(20)に作用して該
ピンを前記係合位置に保つ保持位置と、該ブッシュ(2
3)が前記ピン(20)を自由にさせて該ピンを前記係
合解除位置へ移動可能とさせる解放位置との間で移動可
能である前記駆動ブッシュ(23)とを具備する。
【0021】好ましくは、前記駆動ブッシュ(23)
は、戻りスプリング(24)の作用に抗して前記保持位
置から前記解放位置へ軸方向に移動可能であり、この移
動は、把持ヘッド(17)の上端において該把持ヘッド
(17)の近接用開口部(26)内に挿入されるスラス
ト要素(25)の作用により行われる。
【0022】更に、本発明によれば、前記把持リング
(28)はねじ付きカップリング(28a)により前記
流体作動アクチュエータ(8)に締結される。
【0023】そして、前記第2の迅速カップリング手段
(27)は、前記把持リング(28)内に円周方向に配
置された個々のスライド開口部(29a)内に収納され
た複数のラッチ(29)であって、該各ラッチが該スラ
イド開口部(29a)から把持リング(27)の外部へ
半径方向に突出して固定ディスク(9)の内周面(30
a)に形成した該環状溝(30)に係合し得るような係
合位置と、該各ラッチが前記把持リングの内部方向へ半
径方向に後退して該固定ディスク(9)を解放し得るよ
うな係合解除位置との間を互に同時に移動し得る前記複
数のラッチ(29)と、前記把持リング(28)内に同
心的に形成した環状凹部(32)内に回転可能に収納さ
れ、かつその外周端部に夫々該各ラッチ(29)の一つ
と関連された複数のカム(33)を支持する一の駆動ナ
ット(31)であって、該各カム(33)が各ラッチ
(29)を前記係合位置に保たせる保持位置と、該カム
(33)が個々のラッチ(29)を係合解除して該各ラ
ッチを前記係合解除位置へ自由移動可能とし得る解放位
置との間で角度方向に回転可能である前記駆動ナット
(31)とを具備する。
【0024】更に、前記位置決めシート(14)は、前
記流体作動アクチュエータ(8)内にスライド可能に収
納されかつ前記駆動ロッド(7)によりスライド可能に
通過される上方ピストン(15)上に形成されている。
【0025】そして、前記半円筒形要素(12a、12
b)の各々は、その上端近傍において、少なくとも一の
半径方向保持凹部(16a、16b)を設けられ、該半
径方向保持凹部(16a、16b)は、前記上方ピスト
ン(15)がアクチュエータ(8)の上端部から逃げ変
位するとき、前記流体作動アクチュエータ(8)の上端
部に当接して、前記位置決めスリーブ(13)が該アク
チュエータの内部方向へスライドするのをストップさせ
る。
【0026】好ましくは、前記流体作動アクチュエータ
(8)は、0.4〜1.2MPaの圧力の作動流体を供
給される。
【0027】
【0028】
【実施例】図1中、本発明になる加硫プレスの加硫室の
制御装置が符号1で示される。
【0029】装置1は、いわゆる「B.O.M.」型の
プレスと関連付けられており、当業者には周知の如く、
ベッド2を有し、該ベッド2の上にはタイヤ加硫に適し
たモールド3が作動可能に取付けられている。この具体
例のモールド3は下半モールド3a及び上半モールド3
b(図1には示されていない)からなり、互に近接し
て、下半部分3aに予じめ配置された被加工タイヤ4を
包む。
【0030】モールド3内で作動するのは加硫室5であ
り、この加硫室5はエラストマー材料から作られ、略管
状の構造を有する。加硫室5は、図1に示す如く下半モ
ールド3aの中間部から円筒形状で直立的に立上った伸
長状態から、図2に示す如く、モールド3内に閉ざされ
たタイヤ4内で加圧蒸気により膨張された半径方向膨張
状態へ移行される。
【0031】更に詳細に言えば、加硫室5は上端エッジ
部5aを有し、該エッジ部5aは駆動ロッド7に同心的
に締結された可動ディスク6に周知の方法でシール的に
締結されており、駆動ロッド7は略符号8で示される流
体作動アクチュエータからの指令により軸方向に作動さ
れる。
【0032】加硫室5はまた下端エッジ部5bを有し、
該エッジ部5aは固定ディスク9にシール的に係合され
ており、固定ディスク9は下半モールド3aの内方へ同
心的に対面するアクチュエータ8の上端部に堅固に連結
されている。
【0033】公知の方法により、アクチュエータ8は略
シリンダ10を有し、該シリンダ10内には駆動ロッド
7の下端7aと一体の下方ピストン11がシール的にか
つスライド可能に収納されている。シリンダ10内へ加
圧作動流体が流入するのに続いて、下方ピストン11の
指令により、駆動ロッド7が軸方向に、アクチュエータ
8に対して最大に引抜かれた位置、即ち図1に示す如く
加硫室5の伸長状態が対応する位置から、アクチュエー
タ8に対して最小に引抜かれた位置、即ち加硫室5の半
径方向膨張状態が対応する位置まで軸方向に移動する。
【0034】本装置1は更に、駆動ロッド7をアクチュ
エータ8に対して最大引抜き位置及び最小引抜き位置に
位置決めして固定する第1及び第2のストップ手段5;
12a、12b(13)を有する。
【0035】最初の態様では、第1ストップ手段は実質
的に加硫室5自体からなる。この加硫室5は緊張状態に
引き伸ばされて、その結果可動及び固定ディスク6、9
間の引張応力に対抗して、駆動ロッド7の移動をその最
大引抜き位置にストップさせる。かくして、最大引抜き
位置への駆動ロッド7のストロークは、最大伸長位置の
加硫室5の長手方向伸長程度に依存して自動的に調節さ
れる。これにより、従来の技術の場合の如く、上方ディ
スク6の位置決めを駆動ロッド7の端部に沿って修正し
たり、流体作動アクチュエータ8内のカラーを交換した
りする必要がなくなる。特に、本装置において、上方デ
ィスク6は駆動ロッド7の上端7bに固定され所定の位
置決めをなされる。
【0036】更に本発明においては、下方ピストン1
1、それゆえ駆動ロッド7の移動を行わせる目的で、流
体作動アクチュエータ8が設けられ、これに0.4〜
1.2MPaで加圧された好ましくは水又は蒸気の作動
流体を供給される。この方法によれば、すでに存在する
「B.O.M.」型のプレスに対して、流体作動アクチ
ュエータ8の供給圧を低くすることにより、本装置を装
着することが可能であり、これにより、最大引抜き位置
にある駆動ロッド7により及ぼされるスラスト力の作用
により加硫室5に損傷を与える危険を除去する。
【0037】第2のストップ手段は、図5に示す如く互
に反対側位置において駆動ロッド7に近接するよう移動
される一対の半円筒形要素12a、12bを具備し、こ
れら要素12a、12bにより、駆動ロッド7によりス
ライド的に通過される管状の位置決めスリーブ13が構
成される。
【0038】この位置決めスリーブ13は、図1及び図
2に示す如く、下端13a及び上端13bを有し、下端
13aは流体作動アクチュエータ8により支持された位
置決めシート14に当接するよう作動する。また上端1
3bは駆動ロッド7の下方へのストロークを最小引抜き
位置でストップさせる当接シートを提供する。
【0039】特に、位置決めシート14は、好ましく
は、アクチュエータ8内に作動可能に収納された上方ピ
ストン15上に形成され、該上方ピストン15は下方ピ
ストン11の上方に位置してかつ駆動ロッド7によりス
ライド可能に通過される。この方法により、装置1を、
流体作動アクチュエータが添付の各図面に示されたと同
様の上方ピストンを有するようなすでに存在する「B.
O.M.」型プレスに装着することが可能となる。
【0040】好ましくは、位置決めスリーブ13を形成
する半円筒形要素12a、12bは異なる長さの半円筒
形要素と適宜交換され得るよう、流体作動アクチュエー
タ8から容易に引抜かれ得る。この異なる長さは、駆動
ロッド7の最小引抜き位置において固定ディスク9に対
する可動ディスク6の軸方向距離に依存する。
【0041】各半円筒形要素12a、12bはまた、そ
の上端近傍において少なくとも半径方向保持凸部16
a、16bを設けられる。この凸部16a、16bは図
4に示す如く、流体作動アクチュエータ8の上端に好ま
しく締結されたカラー8aの上端に当接される。これに
より、従来の加硫プレスの作動サイクル中に上方ピスト
ン15がアクチュエータ8の上端位置から位置決めスリ
ーブ13の全長よりも更に大きな寸法分下方へ逃げ変位
するとき、該スリーブ13がアクチュエータ8の内部の
方へスライドするのをストップさせる。
【0042】好ましくは、カラー本体内に公知の保持装
置が更に設けられるが図示されておらず(例えば各半円
筒形要素12a、12bの本体内に形成された溝に係合
された弾性的クリップであり)、これにより該円筒形要
素12a、12bが該カラーからスライドして離れるの
を防止する。
【0043】更に本発明によれば、可動ディスク6が、
駆動ロッド7の上端7bに締結された把持ヘッド17に
より該駆動ロッド7に締結されている。この把持ヘッド
17は、可動ディスク6に同心的に締結された円筒形カ
ラー19と共に迅速カップリング手段18により取外し
可能とされている。
【0044】特に図3中、第1の迅速カップリング手段
18は、把持ヘッド17の円周方向に配置した個々のハ
ウジング21内に振動可能に収納された複数のピン20
を具備する。各ピン20は、該各ピン20が把持ヘッド
17の個々の開口部21aから半径方向外方へ突出して
円筒形カラー19の内周面19aの環状溝22に至るこ
とにより可動ディスク6を保持する係合位置と、該各ピ
ン20が把持ヘッド17内方に半径方向に後退して可動
ディスク6をロッド7に対して自由可動状態とし得る係
合解除位置との間を、互に同時に振動している。
【0045】ピン20の係合位置と係合解除位置との間
の移動は、駆動ブッシュ23により行われる。この駆動
ブッシュ23は、その外周面23aが各ピン20に作用
して該各ピン20を前記係合位置内に保つ保持位置と、
図3中想像線で示す如く外周面23aが該各ピン20を
解放してそれらを係合解除位置へ自由移動可能とさせる
解放位置との間で、把持ヘッド17内で同心的に移動可
能とされている。
【0046】特に、駆動ブッシュ23の保持位置から解
放位置への変位は、把持ヘッド17及びブッシュ23間
に介装された戻りスプリング24の作動に抗する、図中
点線で示されたスラスト要素25により行われる。この
スラスト要素25は把持ヘッド17の上部において該ヘ
ッド17に設けた近接用開口部26内に挿入される。ス
ラスト要素25は、上述した本出願人の米国特許で述べ
たと同様に、手動工具又は加硫室5の自動化された移送
装置に属する要素からなる。
【0047】更に本発明によれば、下方ディスク9のア
クチュエータ8の上端部への締結は、把持リング28に
関連した第2の迅速カップリング手段27により行われ
る。この把持リング28は図4に明確に示されている如
く、アクチュエータ8の上端近傍においてネジ付きカッ
プリング28aにより該アクチュエータ8に締結されて
いる。
【0048】特に図4及び図5中、第2の迅速カップリ
ング手段27は、把持リング28内に円周方向に配置し
た個々のスライド開口部29a内に収納した複数のラッ
チ29を具備する。各ラッチ29は、図5中点線で示す
如く該各ラッチ29がスライド開口部29aから把持リ
ング28の半径方向外方へ突出する係合位置と、リング
28の半径方向内方へ後退する係合解除位置との間で互
に同時に移動可能である。係合位置においては、ラッチ
29は、図4に示す如く固定ディスク9自体の内周面3
0a内に形成した環状溝30において該固定ディスク9
に係合する。しかるに係合解除位置においては、該ラッ
チ29は固定ディスク9を把持リング28から、従って
全体として加硫プレスから解放させて移動可能とさせ
る。
【0049】ラッチ29の係合位置から係合解除位置へ
の移行は、把持リング28内に同心的に形成した環状キ
ャビティ32内に回転可能に収納した駆動ナット31に
より行われる。駆動ナット31の外部円周方向端部に
は、各ラッチ29に夫々関連した複数の円周方向カム
が設けられている。
【0050】駆動ナット31は、カム33がラッチ29
を係合位置に保つ保持位置と、該カム33が個々のラッ
チ29との係合を解除して該ラッチを係合解除位置へ自
由移動可能とする解放位置との間で角度方向に回転可能
であり、該ラッチの係合解除位置への自由移動は、固定
ディスク9が把持リング28から除去されると直ちに行
われる。
【0051】図示の具体例において、ナット31の角度
方向回転は、図1及び図4に示す如く、例えばプレスベ
ッド2の正面に形成したキャビティ34a内に挿入され
るバー34(図4参照)により手動的に制御される。こ
のベッド2は、アクチュエータ8がベッド2から持上ら
れて、リングに片持梁式に締結された作動レバー35に
係合するときのみ近接可能である。
【0052】もちろん、ナット31の角度方向変位の作
動を、電気モータ、流体作動アクチュエータ、又はそれ
らと同等の手段により自動的に作動させることは可能で
ある。
【0053】次に、本装置の加硫室5の制御は以下の通
りである。
【0054】固定ディスク及び可動ディスクを有す
る加硫室5が加硫プレス上で作動状態とされるとき、新
たな制御方法により、タイヤ4の従来の加硫サイクルと
同時に加硫室5の移動を生ずる。最初に、下方ピストン
11の下方の空間内へ0.4〜1.2MPaの加圧作動
流体を導入することにより、可動ディスク6は固定ディ
スク9から離れる。かくして、図1に示した如く、加硫
室5が略円筒形を形成しつつ伸長する。
【0055】最初の状態では、上述した如く、可動ディ
スク6の固定ディスク9からの逃げ変位は、加硫室5が
その長手方向に緊張すると直ちに終了する。その緊張力
は、流体作動アクチュエータ8からの指令により可動デ
ィスク6に伝達されたスラスト力に十分対抗する。
【0056】室5が伸長状態にあるとき、すでに加硫さ
れたタイヤ4の除去とこれから加硫される新たなタイヤ
4の導入が下半モールド3aにおいて行われる。
【0057】この地点において、上半及び下半モールド
3a、3bを互に近接させることによりモールド包囲体
が形成されると同時に、アクチュエータ8からの指令に
より、可動ディスク6が固定ディスク9に近づくよう移
動される。
【0058】更に詳細に言えば、上記両半モールド3
a、3bの近接工程は、下方ピストン11及び上方ピス
トン15間に作動流体を導入することにより行われる。
この状態において、下方ピストン11がアクチュエータ
8内で下方へ移動することにより可動ディスク6が下動
される間に、上方ピストン15はアクチュエータ8の上
端部にストップし得る状態で上方へ付勢される。これに
より、管状位置決めスリーブ13の上端部は半円筒形要
素12a、12bの軸方向長さに依存した所定の位置に
至る。この位置決めにより、駆動ロッド7がアクチュエ
ータ8に対して最小引抜き位置にあるときの可動ディス
ク6のストップ位置が決定される。これにより、固定及
び可動ディスク9、6は作動中のタイヤ4の幾何学的特
徴に依存して各中心間の所望の距離を与える。
【0059】可動ディスク6の下動は、通常加圧された
蒸気である作動流体を加硫室5内へ導入すると同時に生
じ、それにより、加硫室5は閉じたモールド3内で半径
方向に膨張する。加硫室5の半径方向膨張に引き続くタ
イヤ4内に作動する圧力により、加硫工程の全期間中、
タイヤ4は内方モールド壁に対して完全に接着される。
【0060】加硫工程が終了したとき、モールド3は開
放され、かつ可動ディスク6を固定ディスク9から逃げ
変位させることにより加硫室5が伸長状態に復帰したと
き、以前に導入された蒸気が加硫室から取出される。
【0061】好ましくは、例えば一層大きな軸方向伸長
度が必要になったために、加硫室5の交換をしなければ
ならないときは、第1及び第2の迅速カップリング手段
18、27を作動させて、可動ディスク6及び固定ディ
スク9を加硫室5と共に係合解除すればよい。
【0062】前述した如く、第1及び第2の迅速カップ
リング手段18、27を作動させ、続いてプレスがまだ
熱いうちにディスク6、9及び加硫室5を除去すること
ができる。このとき、手動操作は不要であって、上述し
た米国特許第4,872,822号に記載した型の自動
化された取上げ手段の補助により行われる。
【0063】加硫室5を取り去った後、上記保持装置を
アンロッキングした後に、アクチュエータ8から半円筒
形要素12a、12bを単に引抜くことにより、取去る
ことができる。これにより、プレス上に装着されるべき
新たな型の加硫室に適合される他の異なる長さを有する
半円筒形要素と交換し得る。
【0064】新たな加硫室を装着するには、単に個々の
可動ディスク6及び固定ディスク9を、把持ヘッド17
及び把持リング28内に配置した第1及び第2迅速カッ
プリング手段18、27に係合させることにより行われ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、実
際、加硫室5の交換を、非常に迅速にかつ容易に、しか
も従来の「B.O.M.」型のプレスが使用されている
ときによく生じた多大な遊び時間を生ずることなく行い
得るため、経済的観点からして重要な利点を生ぜしめ
る。
【0066】この点に関して、加硫室の交換が従来の
「B.O.M.」型のプレスの場合よりも非常に迅速に
行うことができるばかりでなく、それに加えて、従来の
加硫プレスが冷却された後に加熱する技術において生じ
ていた時間と労力の無駄をなくすことができる。
【0067】更に、本発明はその作動サイクルに単純な
修正及び適合を施すことにより、すでに存在している
「B.O.M.」型プレスにおいて好ましく実行し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】「B.O.M.」型の加硫プレスに装着された
装置の縦断面図であり、その加硫室が最大引抜き位置に
ある状態を示す図である。
【図2】前記プレス内でタイヤの加硫をしている間に、
加硫室が膨張状態になった状態を示す縦断面図である。
【図3】本装置内の把持ヘッドの詳細を示す縦断面図で
ある。
【図4】本装置内に設けられ把持リングの詳細を示す一
部縦断面図である。
【図5】図4中、ラインV−Vに沿う把持リングの断面図
である。
【符号の説明】
1 加硫室の制御装置 5 加硫室(第1のストップ手段) 6 可動ディスク 7 駆動ロッド 8 流体作動アクチュエータ 9 固定ディスク 11 下方ピストン 12a、12b 半円筒形要素 13 位置決めスリーブ(第2のストップ手段) 17 把持ヘッド 18 第1の迅速カップリング手段 20 ピン 23 ブッシュ 27 第2の迅速カップリング手段 28 把持リング 29 ラッチ 31 駆動ナット 33 カム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−80010(JP,A) 特開 昭57−39943(JP,A) 実開 昭63−163915(JP,U) 特公 平1−14002(JP,B2) 米国特許4872822(US,A) 米国特許4684338(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/02 B29C 35/02

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加硫プレスのベッド(2)内に収納され
    た流体作動アクチュエータ(8)と、 該流体作動アクチュエータ(8)から同心的に突き出て
    かつ該アクチュエータ内に作動可能に収納された下方ピ
    ストン(11)が作動することにより、該アクチュエー
    タ(8)に対して最小引抜き位置から最大引抜き位置ま
    で移動可能である駆動ロッド(7)と、 該駆動ロッド(7)に同心的に締結された可動シール用
    ディスク(6)と、 前記流体作動アクチュエータ(8)に対して同心的に固
    定された固定シール用ディスク(9)と、 前記可動ディスク及び固定ディスク(6、9)に夫々シ
    ール的に締結された上端エッジ部(5a)及び下端エッ
    ジ部(5b)を有する、可撓性の実質的にスリーブ形状
    の加硫室(5)と、 駆動ロッド(7)の前記最大引抜き位置での位置を固定
    する第1のストップ手段(5)と、 駆動ロッド(7)の前記最小引抜き位置での位置を固定
    する第2のストップ手段(13)とを具備する前記装置
    において、該装置は、更に、 駆動ロッド(7)の上端(7b)に締結され、前記可動
    ディスク(6)を駆動ロッドに取外し可能に係合させる
    第1の迅速カップリング手段(18)を有する把持ヘッ
    ド(17)と、 流体作動アクチュエータ(8)に締結され、前記固定デ
    ィスク(9)に取外し可能に係合する第2の迅速カップ
    リング手段(27)を有する把持リング(28)とを具
    備し、 前記第1のストップ手段(5)は実質的に加硫室(5)
    からなり、該加硫室(5)は、可動ディスク及び固定デ
    ィスク(6、9)間の引張応力に対抗して駆動ロッド
    (7)の移動を最大引抜き位置でストップさせ、 前記第2のストップ手段(13)は、駆動ロッド(7)
    の互に反対側位置において該駆動ロッドに近づくよう移
    動される少なくとも2つの半円筒形要素(12a、12
    b)からなり、これにより駆動ロッド(7)によりスラ
    イド的に通過される管状の位置決めスリーブ(13)を
    画成し、 該位置決めスリーブ(13)は、前記流体作動アクチュ
    エータ(8)により支持された位置決めシート(14)
    に作動的に当接する下方端部(13a)と、駆動ロッド
    (7)の最小引抜き位置までの下動ストロークをストッ
    プさせるための当接シートを提供する上端部(13b)
    とを有する、 ことを特徴とする前記装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置であって、 前記第1の迅速カップリング手段(18)は、 前記可動ディスク(6)に同心的に締結されかつ前記把
    持ヘッド(17)に係合される円筒形カラー(19)
    と、 該把持ヘッド(17)内の個々の円周方向に配されたハ
    ウジング(21)に往復動可能に収納された複数のピン
    (20)であって、該ピン(20)が把持ヘッド(1
    7)の個々の開口部(21a)から半径方向に突出して
    前記カラー(19)内に形成した環状溝(22)に至る
    ことにより可動ディスク(6)を保持する係合位置と、
    該ピン(20)が把持ヘッド(17)内に半径方向に後
    退して前記可動ディスク(6)の自由移動を可能とさせ
    る係合解除位置との間を互に同時に往復動する前記複数
    のピン(20)と、 該把持ヘッド(17)内で同心的に移動可能の駆動ブッ
    シュ(23)であって、かつ該ブッシュ(23)が前記
    ピン(20)に作用して該ピンを前記係合位置に保つ保
    持位置と、該ブッシュ(23)が前記ピン(20)を自
    由にさせて該ピンを前記係合解除位置へ移動可能とさせ
    る解放位置との間で移動可能である前記駆動ブッシュ
    (23)とを具備することを特徴とする前記装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置であって、 前記駆動ブッシュ(23)は、戻りスプリング(24)
    の作用に抗して前記保持位置から前記解放位置へ軸方向
    に移動可能であり、この移動は、把持ヘッド(17)の
    上端において該把持ヘッド(17)の近接用開口部(2
    6)内に挿入されるスラスト要素(25)の作用により
    行われることを特徴とする前記装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置であって、 前記把持リング(28)はねじ付きカップリング(28
    a)により前記流体作動アクチュエータ(8)に締結さ
    れることを特徴とする前記装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置であって、 前記第2の迅速カップリング手段(27)は前記把持リ
    ング(28)内に円周方向に配置された個々のスライド
    開口部(29a)内に収納された複数のラッチ(29)
    であって、該各ラッチが該スライド開口部(29a)か
    ら把持リング(28)の外部へ半径方向に突出して固定
    ディスク(9)の環状溝(30)の内周面(30a)に
    形成した環状溝(30)に係合し得るような係合位置
    と、該各ラッチが前記把持リングの内部方向へ半径方向
    に後退して該固定ディスク(9)を解放し得るような係
    合解除位置との間を互に同時に移動し得る前記複数のラ
    ッチ(29)と、 前記把持リング(28)内に同心的に形成した環状凹部
    (32)内に回転可能に収納され、かつその外周端部に
    夫々該各ラッチ(29)の一つと関連された複数のカム
    (33)を支持する一の駆動ナット(31)であって、
    該各カム(33)が各ラッチ(29)を前記係合位置に
    保たせる保持位置と、該カム(33)が個々のラッチ
    (29)を係合解除して該各ラッチを前記係合解除位置
    へ自由移動可能とし得る解放位置との間で角度方向に回
    転可能である前記駆動ナット(31)とを具備する、 ことを特徴とする前記装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の装置であって、 前記位置決めシート(14)は、前記流体作動アクチュ
    エータ(8)内にスライド可能に収納されかつ前記駆動
    ロッド(7)により相対的スライド可能に貫通される上
    方ピストン(15)上に形成されていることを特徴とす
    る前記装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の装置であって、 前記半円筒形要素(12a、12b)の各々は、その上
    端近傍において、少なくとも一の半径方向保持凹部(1
    6a、16b)を設けられ、 該半径方向保持凹部(16a、16b)は、前記上方ピ
    ストン(15)がアクチュエータ(8)の上端部から逃
    げ変位するとき、前記流体作動アクチュエータ(8)の
    上端部に当接して、前記位置決めスリーブ(13)が該
    アクチュエータの内部方向へスライドするのをストップ
    させることを特徴とする前記装置。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の装置であって、 前記流体作動アクチュエータ(8)は、0.4〜1.2
    MPaの圧力の作動流体を供給されることを特徴とする
    前記装置。
JP23173092A 1991-08-30 1992-08-31 加硫プレスの加硫室の制御装置 Expired - Fee Related JP3273062B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
ITMI912323A IT1251381B (it) 1991-08-30 1991-08-30 Dispositivo di comando per camere di vulcanizzazione in presse di vulcanizzazione, e procedimento di comando attuato da detto dispositivo.
IT91A002323 1991-08-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05261736A JPH05261736A (ja) 1993-10-12
JP3273062B2 true JP3273062B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=11360595

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23173092A Expired - Fee Related JP3273062B2 (ja) 1991-08-30 1992-08-31 加硫プレスの加硫室の制御装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5393480A (ja)
EP (1) EP0529331B1 (ja)
JP (1) JP3273062B2 (ja)
BR (1) BR9203438A (ja)
DE (1) DE69208775T2 (ja)
ES (1) ES2087362T3 (ja)
IT (1) IT1251381B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3001747B2 (ja) * 1993-04-05 2000-01-24 株式会社神戸製鋼所 タイヤ加硫プレス用ブラダ組立体の取付装置及び搬送装置
JP2866027B2 (ja) 1995-06-06 1999-03-08 三菱重工業株式会社 タイヤ加硫機用中心機構
US6416305B1 (en) * 1998-10-26 2002-07-09 Mcneil & Nrm, Inc. Tire curing press center mechanism
JP4323050B2 (ja) 1999-03-16 2009-09-02 株式会社ブリヂストン タイヤ加硫装置及びブラダ着脱方法並びにタイヤ製造方法
US6217307B1 (en) * 1999-04-12 2001-04-17 Pirelli Tire Llc Spring spacer for bladder assembly in a tire curing press
JP3865354B2 (ja) 2000-03-02 2007-01-10 高木産業株式会社 細胞又は組織の培養方法
DE602004026314D1 (de) 2003-07-25 2010-05-12 Fuji Shoji Co Ltd Reifenvulkanisierverfahren und vulkanisiervorrichtung zur durchführung des verfahrens
US7513763B1 (en) 2007-06-04 2009-04-07 Mcneil & Nrm, Inc. Tire press center mechanism
JP6735079B2 (ja) * 2015-10-15 2020-08-05 Toyo Tire株式会社 ブラダー固定ユニット
CN107009830A (zh) * 2017-05-17 2017-08-04 青岛软控机电工程有限公司 一种连接方法及装置
CN109895029B (zh) * 2019-03-29 2023-12-29 海默科技(集团)股份有限公司 一种基于水下流量计的下放工具

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2559119A (en) * 1950-01-25 1951-07-03 Paul A Frank Tire curing apparatus and method
US2970342A (en) * 1957-10-17 1961-02-07 Cleveland Trust Co Vulcanizing press
US3487507A (en) * 1967-11-29 1970-01-06 Nrm Corp Actuating device and control for tire curing press
DE1808742A1 (de) * 1968-11-14 1970-06-11 Uniroyal Englebert Ag Presse zur Vulkanisation von Luftreifen
BE757098A (fr) * 1969-10-06 1971-03-16 Kobe Steel Ltd Mecanisme central pour presses a faconner et vulcaniser les pneumatiques
US4527946A (en) * 1982-09-29 1985-07-09 Nrm Corporation Tire curing press with pop-up, rotating nozzle
JPS61219606A (ja) * 1985-03-26 1986-09-30 Kobe Steel Ltd タイヤ加硫プレス
US4695234A (en) * 1985-03-29 1987-09-22 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho Central mechanism in a tire vulcanizing press
DE3515203A1 (de) * 1985-04-26 1986-10-30 Concordia Sprecher-Schaltgeräte GmbH, 7024 Filderstadt Gekapselter lastschalter
US4597729A (en) * 1985-09-23 1986-07-01 Nrm Corporation Tire curing press and loader
JPS6280010A (ja) * 1985-10-03 1987-04-13 S G:Kk タイヤ加硫機のバグシリンダ制御装置
US4684338A (en) * 1986-07-03 1987-08-04 The Goodyear Tire & Rubber Company Rod gland and hub assembly for tire curing press
IT1198209B (it) * 1986-12-01 1988-12-21 Pirelli Miglioramenti alle presse di vulcanizzazione per pneumatici
US4768937A (en) * 1987-02-02 1988-09-06 Nrm Corporation Tire curing press
JPH0637058B2 (ja) * 1989-08-02 1994-05-18 三菱重工業株式会社 タイヤ加硫機の中心機構

Also Published As

Publication number Publication date
ITMI912323A1 (it) 1993-03-02
EP0529331B1 (en) 1996-03-06
IT1251381B (it) 1995-05-09
US5393480A (en) 1995-02-28
BR9203438A (pt) 1993-04-06
ITMI912323A0 (it) 1991-08-30
DE69208775D1 (de) 1996-04-11
EP0529331A1 (en) 1993-03-03
DE69208775T2 (de) 1996-10-02
JPH05261736A (ja) 1993-10-12
ES2087362T3 (es) 1996-07-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3273062B2 (ja) 加硫プレスの加硫室の制御装置
US4670209A (en) Vulcanizing method for a tire press
US2730763A (en) Tire curing press
JP2677807B2 (ja) ブラダー、及びブラダーを支持及び操作するための機構
US2559119A (en) Tire curing apparatus and method
EP0368546A1 (en) Bladderless tyre moulding apparatus
US4080141A (en) Apparatus for producing bent pipe of reinforced synthetic resin
US7392679B1 (en) Hydroform tube sealing assembly
US10960621B2 (en) Method and device for making a double-toothed belt
US2974714A (en) Method and apparatus for applying an uncured rubber covering to a tire carcass
JPH1080920A (ja) タイヤ加硫機の中心機構
KR0149977B1 (ko) 블래더리스타이어가류기에의 생타이어장착방법 및 그 장치
KR20100133958A (ko) 공기입 타이어의 가황 장치 및 방법
JPS5830138B2 (ja) 生タイヤの上方ビ−ドを加硫プレスの金型の上方部分内に心決めしかつ位置決めする方法および装置
EP0745475B1 (en) Split mold opening/closing device for a tire vulcanizer
JP3752181B2 (ja) タイヤ加硫機用モールドクランプ装置
JP3085833B2 (ja) タイヤ加硫用金型
US5223273A (en) Bladder control mechanism of tire vulcanizer
US3041667A (en) Vulcanizing press
JP3999390B2 (ja) タイヤ加硫設備
EP0669202A2 (en) Tire vulcanizing press
JP4191352B2 (ja) タイヤ金型用コンテナ
JP3912934B2 (ja) タイヤ加硫設備のブラダ着脱装置
JP3354752B2 (ja) タイヤ加硫金型組立体
JPH0538691A (ja) チヤツク装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees