JPH0538691A - チヤツク装置 - Google Patents

チヤツク装置

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JPH0538691A
JPH0538691A JP21300291A JP21300291A JPH0538691A JP H0538691 A JPH0538691 A JP H0538691A JP 21300291 A JP21300291 A JP 21300291A JP 21300291 A JP21300291 A JP 21300291A JP H0538691 A JPH0538691 A JP H0538691A
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Sadao Yamada
貞雄 山田
Tatsuo Matsukuma
達夫 松熊
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Toto Ltd
Nidec Sankyo Corp
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Toto Ltd
Nidec Sankyo Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ひとつのアクチュエータによりチャック器具
のロボットへの着脱と、チャック爪のワーク把持との2
動作を行うことができ、チャック爪開閉用流体や電気信
号のチャック器具への導入を不要とする。 【構成】 アクチュエータ3を内蔵しそれによって開閉
動するチャック本体5と、チャック本体5と同じ方向に
開閉可能でかつ付勢手段18によってチャック爪11
a,11bを開く方向あるいは閉じる方向に常時付勢さ
れているチャック部10とに分離し、これらをチャック
部10の開閉方向において着脱可能とする連結手段9
a,9bによって連結し、ひとつの駆動手段3によりチ
ャック部10の装着・離脱と、チャック部10によるワ
ークWの把持・解放との2動作を行うようにしている。
また、チャック部10の付勢方向への移動を規制する着
脱補助具19をチャック着脱時に併用するようにしてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、作業機械例えば製品の
組立てや加工等を行なうロボット等に装着されてワーク
を把持するチャック装置に関する。更に詳述すると、本
発明はワークを把持する部分が交換可能なチャック装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークの搬送や加工等に使用され
るチャック装置としては、取扱うワークの種類を変更し
たり、加工工程が変わるときにワークを把持するチャッ
ク部分を交換するタイプのものがある。例えば、取扱う
ワークの種別を変更するときに交換されるケースのよう
な、比較的長い時間間隔で交換される場合には、図7に
示されるように、ロボット側に取付けられるアタッチメ
ント33と、アクチュエータを内蔵しチャック爪44,
44を開閉可能にしたチャック部40と、このチャック
部40とアタッチメント33との着脱作業を補助する着
脱補助具45とを組み合わせたチャック装置31が用い
られている。アタッチメント33は、ロボットのアーム
32に取付けられる円筒状の軸部34と、この軸部34
のまわりを軸方向に摺動可能な外筒35と、この外筒3
5によって軸部34の内方の大円洞34a内に突き出さ
れるボール38及び前記外筒35を軸方向に付勢するコ
イルスプリング37とから成る。また、チャック部40
は、アタッチメント33の軸部34に挿入する棒状の動
力導入部41と、アタッチメント33の軸部34に保持
される連結部42と、一対のチャック爪44,44を備
えると共にその把持並びに解放の動作をさせるアクチュ
エータ(図示省略)を内蔵した爪保持部43とから成
る。
【0003】このチャック装置のチャック部40をロボ
ットアーム32に取り付けるには、図7の(A)に示す
ように、着脱補助具45に設けられた保持用穴45aの
底に連結部42のフランジ42a部分を当接してチャッ
ク部40を保持する一方、このチャック部40に向けて
ロボットアーム32側の軸部34を推進させ、その大円
洞34aと奥の小円洞34bに連結部42と動力導入部
41をそれぞれ嵌合するように相対的に挿入される。こ
のとき軸部34に沿って摺動可能に嵌合されている外筒
35は、コイルスプリング37により図上左方へ付勢さ
れ、軸部34に固着されたストップリング36にリング
状溝35aの側面が当接して制止されている。そして、
軸部34に円周方向に配置された複数のボール孔34c
に収容されている固定用のボール38は、外筒35によ
って大円洞34a内に押し込まれた状態にある。
【0004】更に、軸部34が図上左側へ移動を続けれ
ば、図7の(B)に示すように、動力導入部41及び連
結部42の軸部34内への挿入が進む。そして、外筒3
5が支持具45の表面に当接してその移動を停止する
と、軸部34はコイルスプリング37を圧縮しつつ更に
左方へ進む。したがって、ボール38は、外筒35の先
端側の大径凹部35bにおいて大円洞34aの外へ移動
可能な状態となる。そこで、連結部42の先端は、ボー
ル38を大円洞34aの外へ押し出しながら更に深く大
円洞34aの底近くまで挿入される。連結部42によっ
て押し出されたボール38は、連結部42の表面に設け
られたV形の環状固定溝42bに嵌まり込む。一方、動
力導入部41も小円洞34b内に完全に収容され、その
外周面に穿口された流体導入孔41aが小円洞34bの
内周面に開口された流体通路34eに、動力導入部41
の先端に開口された流体導入孔41bが流体通路34d
とそれぞれ連通する。同時に動力導入部41の先端に設
けた前記アクチュエータへの電気信号用接点(図示省
略)も接続される。これによって、作動流体例えば高圧
エアを流体導入孔41aあるいは流体導入孔41bから
選択的に導入可能とし、爪保持部43のアクチュエータ
を作動させてチャック爪44,44を任意に開閉し得
る。
【0005】次いで図7の(C)に示すように、着脱補
助具45が除去されると、圧縮されたコイルスプリング
37の反撥力により外筒35がストップリング36に制
止されるまで軸部34に沿って移動するため、ボール3
8は外筒35の内周面によって環状固定溝42bに嵌合
された状態のままロックされ、チャック部40を軸部3
4即ちロボットアーム32に固定する。尚、図中符号3
9、39は、作動流体の漏洩を防止するシールである。
【0006】また、ワーク加工中にチャック爪の頻繁な
交換を繰り返す場合には、図8に示されるようなタレッ
ト式のチャック装置を採用することが多い。これはロボ
ットアーム52に装着したタレット53に複数のチャッ
ク爪54を取り付け、タレット53の回転によって使用
するチャック爪54を交換するようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7の
ようなチャック装置では、ロボットアーム32から切離
されるチャック部40側にチャック爪のアクチュエータ
を内蔵しているので、チャック交換時にアクチュエータ
駆動用の作動流体や電気信号の接続も必要となる。この
ため、これらの接続部分に高い精度を必要とする上に、
動力導入部と軸部との間に高いシール性を必要とする
等、製作上及び取扱い上細心の注意を払わなければなら
ない部分が生じる。そして、これらの部分の繰返し交換
動作に伴う耐久性が装置の信頼性に厳しく影響すること
になる。また、交換により外されたチャックの動力導入
部分等は、外のほこりや切粉にさらされるため、これら
を保護する手段も必要である。
【0008】また、図8のタレット式チャック装置の場
合、チャック装置全体が大型化するため、把持すべきワ
ークが大きくなると、装置は現実離れした大きさになら
ざるを得ないことと、構造そのものが複雑でコストや保
安性の面において難点がある。
【0009】本発明は、ひとつのアクチュエータにより
チャックの交換作業及びチャック爪の把持・開放操作を
可能とし、かつ、チャック交換時にはアクチュエータ駆
動用の作動流体や電気信号の接続・離脱を不要としたチ
ャック装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明のチャック装置は、ワークを把持するチャッ
ク部と、アクチュエータを備えこのアクチュエータによ
って前記チャック爪部の開閉方向と同方向に開閉動作す
るチャック本体と、前記ワークを離す方向あるいは把持
する方向に前記チャック部のチャック爪を付勢する付勢
手段と、前記チャック本体に前記付勢手段の付勢方向と
相対的に逆方向の移動が与えられたときに前記チャック
本体と前記チャック部とを連結し前記付勢方向と相対的
に同方向の移動が与えられたときには連結を解除する連
結手段とから構成されている。
【0011】また、本発明は、上述のチャック装置と、
このチャック装置のチャック部の付勢方向への移動を規
制する着脱補助具とを組合せたことを特徴とする。
【0012】
【作用】したがって、アクチュエータを駆動させてチャ
ック本体を開閉動作させる場合、その動作がチャック部
の付勢手段によるチャック爪の付勢方向と一致するとき
には付勢手段の付勢力によってチャック爪がチャック本
体の動きと連動し、付勢方向と逆方向のときには付勢手
段に坑してチャック本体によってチャック爪が動かされ
る。また、チャック部を閉じた状態にしてチャック本体
を開くと、あるいはチャック部を開いた状態にしてチャ
ック本体を閉じると、チャック本体とチャック部との連
結が解除され、チャック本体からチャック部が切離され
る。更に、閉じた状態のチャック部に開いた状態のチャ
ック本体を差し込んでチャック本体を閉じれば、あるい
は開いた状態のチャック部に閉じた状態のチャック本体
を差し込んでチャック本体を開けば、チャック本体とチ
ャック部とが連結され、チャック本体に任意のチャック
部が装着されて、チャックの交換が完了する。
【0013】
【実施例】以下、本発明の構成を図面に示す実施例に基
づいて詳細に説明する。
【0014】図1及び図2に本発明のチャック装置の一
実施例を一部断面正面図で示し、図3には、その一部省
略した側面図を示す。
【0015】このチャック装置1は、アクチュエータを
内蔵し作動機械例えばロボットアーム2に取付けられる
チャック本体5と、付勢手段18を有しこの付勢手段1
8によって開かれるかあるいは閉じられるチャック爪部
10と、このチャック爪部10をチャック本体5に着脱
可能に連結する連結手段9a,9b及びチャック爪部1
0をチャック本体5に対し着脱させるのに用いる着脱補
助具19とから主に構成されている。
【0016】チャック本体5は、例えばチャックアクチ
ュエータ3と、これに複数本の駆動杆4を介して連結さ
れた2本の挾持部材6a,6bとから形成され、アクチ
ュエータ3によって挾持部材6a,6bがチャック爪部
10の開閉方向と同方向に開閉動するように設けられて
いる。挾持部材6a,6bの下部には内側に突出する連
結ピン7a,7bが圧入によって固定されている。挾持
部材6a,6bは、本実施例の場合、製作の便宜上2部
材で構成されている。特にこれに限定されるものではな
く一体に形成しても良い。尚、アクチュエータ3として
は、例えばエアシリンダや油圧シリンダのような流体圧
シリンダの他、油圧モータや電気モータ等の回転をねじ
棒の出入り運動に変換するようなものでも実施可能であ
る。
【0017】チャック部10は、ワークWを把持する一
対のチャック爪11a,11bと、これらを互いに接近
ないし離反可能に連結するロッド15と、チャック爪1
1a,11bをワークWを離す方向に常時付勢する付勢
手段18とから構成されている。
【0018】チャック爪11a,11bは、本実施例の
場合、製作の便宜を考慮して2部材に分けて例えばワー
クWを把持するに好適な形状ないし材質の爪部14a,
14bと腕本体12a,12bとに別々に形成され、ボ
ルト止めなどによって一体化されている。勿論、チャッ
ク爪11a,11bは爪部14a,14bと腕本体12
a,12bとに必ず分けて形成しなくとも良く、一体成
形によっても良い。腕本体12a,12bにはチャック
本体5側の連結ピン7a,7bが嵌入される穴8a,8
bが前記ロッド15と平行に開口されている。この腕本
体12a,12bの穴8a,8bとチャック本体5側の
挾持部材6a,6bの連結ピン7a,7bとによって、
チャック本体5に付勢手段18の付勢方向と相対的に逆
方向の移動が与えられたときにチャック本体5とチャッ
ク部10とを連結し、付勢方向と相対的に同方向の移動
が与えられたときには連結を解除する連結手段9a,9
bを構成している。穴8a,8bはピン7a,7bの出
入り容易にするためのブッシュ13a,13bが嵌め込
まれている。ロッド15の両端にはつば16a,16b
が設けられ、チャック爪11a,11bの最大開き位置
が規制されている。腕本体12a,12bにはボールブ
ッシュ17a,17bが圧入され、貫通するロッド15
を摺動可能に支持するように設けられている。チャック
爪11a,11bの間にはロッド15,15と同軸状に
それぞれ付勢手段としてのコイルスプリング18,18
が介在され、チャック爪11a,11bを外方へ常時付
勢している。尚、ロッド15の両端のつば16a,16
bの少なくとも一方、例えばつば16aは、ロッド15
とは別体に形成され、ロッド15にチャック爪11a,
11bの腕本体12a,12b及びスプリング18を挿
入してから固定可能に設けられている。このつば16a
は例えばねじを形成しロッド15に螺合されている。
【0019】着脱補助具19は、チャック爪11a,1
1bを開いた姿勢で支持する一対の側壁21a,21b
を立設したチャック台20と、一方の側壁21aの上部
外方に設置されたアクチュエータ例えばエアシリンダの
ような流体圧シリンダ22とから構成されている。チャ
ック本体5は、チャック爪11a,11b部分を側壁2
1aの上端から内側へ突出する支持板21a1,21b1
よって支持される。尚、アクチュエータ22としては上
述のエアシリンダに特に限定されず、油圧シリンダのよ
うなその他の流体圧シリンダの他、モータアクチュエー
タのようにねじ棒を出入り運動に変換させるようなもの
でも良い。
【0020】以上のように構成したチャック装置1によ
ると、次のようにして作動機械例えばロボットアーム2
側のチャック本体5にチャック部10が装着され、ある
いは取外されて交換される。まず、チャック台20の側
壁21a、21bにチャック爪14a,14bを開いた
姿勢でチャック部10を支持させる。次に図2(図4の
(A)も参照)に示すように、エアシリンダ22により
チャック爪11aをロッド15と共に押し、コイルスプ
リング18を圧縮しつつチャック爪11bとの間の間隔
を縮める。チャック爪11aはロッド15に案内されて
同図の左方へ移動する。このとき、右側のチャック爪1
1aの左側への移動によって、腕本体12a(穴8a)
とチャック本体5側の連結ピン7aとの連結が解除され
ている。そこで、ロボット2に取付けられたチャック本
体5の挾持部材6a,6bをアクチュエータ3の駆動に
よって開き、その状態のまま下降させ、固定ピン7a,
7bと穴8a,8bの中心線が一致したところで停止さ
せる。このとき、ロボットアーム2の中心は流体圧シリ
ンダ22の働きによってある程度閉じられているチャッ
ク爪11a,11bの中心と一致する位置、即ち図1の
開状態よりも左側へ移動した位置(仮想線で示される位
置)に下降させられている。その後、図4の(B)に示
す如くロボットアーム2を右側の実線で示される位置へ
移動させて左側の腕本体12bの穴8bとチャック本体
5の固定ピン7bとを嵌合させる。次に、ロボットアー
ム2の移動を停止し、その状態でエアシリンダ22を後
退させる。チャック爪11aはコイルスプリング18の
反撥力によってエアシリンダ22の後退に伴って元の位
置へ復帰し、チャック本体5側の固定ピン7aが穴8a
に挿入されてチャック爪11aとチャック本体5の挾持
部材6aとの連結が完了する。これによってチャック部
10のチャック爪11a,11bはチャック本体5の挾
持部材6a,6bに連結されてチャック装置1を構成す
る。そして、チャックアクチュエータ3の駆動により、
チャック本体5の挾持部材6a,6bが閉じられると
き、コイルスプリング18を圧縮してチャック部10の
チャック爪11a,11bが閉じられ、挾持部材6a,
6bが開かれるときコイルスプリング18の弾発力によ
ってチャック爪11a,11bが押し開かれる。
【0021】また、チャック部10をロボットアーム2
側のチャック本体5から離脱させるには、上述の装着動
作の逆の動作によって行なわれる。即ち、チャック爪1
1a,11bをいっぱいに拡げた状態のままロボットア
ーム2を着脱補助具19上に移動させて両側壁21a,
21b上にチャック部10の腕本体12a,12b部分
を支持させた後、流体圧シリンダ22を作動させて右側
のチャック爪11aをロッド15ごと左側へ押して右側
の連結ピン7aと穴8aとの嵌合を外し図2の実線の状
態にする。次いで、チャック本体5をロボットアーム2
ごと左側へ仮想線で示す位置まで移動させて左側の連結
ピン7bと穴8bとの嵌合も外す。そして、ロボットア
ーム2を上昇させてチャック本体5をチャック部10か
ら切離す。チャック部10は流体圧シリンダ22によっ
てチャック爪11a,11bを若干閉じた状態のまま、
あるいは流体圧シリンダ22のエアを抜いてチャック爪
11a,11bを拡げてから次の使用まで待機する。
【0022】次に、着脱補助具19の他の実施例を図5
の(A)に示す。この着脱補助具は、チャック台20の
両側壁21a、21bに一対のエアシリンダ22,22
を対向させて設置し、左右のチャック爪11a,11b
を同時に押して閉じるようにしたものである。この場
合、エアシリンダ22、22を同時に動作させてチャッ
ク爪11a,11bを閉じた姿勢にすることができるの
で、図2に示す如くロボットアーム2をロッド15と平
行に移動させて連結ピン7bを穴8bから抜き出さずに
連結手段9a,9bの着脱を簡易迅速に行うことが可能
となる。
【0023】次に、着脱補助具の更に他の実施例を図5
の(B)に示す。この着脱補助具19は、ワークWを把
持していない状態でチャック爪11a,11bを一杯に
閉じたときの外幅よりもわずかに広い間隔をもって対峙
する側壁26a,26bを有する置台25である。この
着脱補助具19の場合は、ロボット2側のチャック本体
5に装着されたチャック部10をチャックアクチュエー
タ3の駆動によって閉姿勢とした状態で両側壁26a、
26bの間にチャック爪11a,11bを挿入させた
後、アクチュエータ3を駆動してチャック本体5の挾持
部材6a,6bをいっぱいに開くと、チャック爪11
a,11bは側壁26a,26bによって開く方向への
動きが規制されているため、チャック本体5の挾持部材
6a,6bのみが開き、連結ピン7a,7bがチャック
爪11a,11bの穴8a,8bから外れる。そこで、
そのままロボットアーム2を上昇させることによってチ
ャック部10が切離される。
【0024】また、装着の場合、チャック部10は閉姿
勢のまま着脱補助具19に保持されているので、チャッ
ク本体5の挾持部材6a,6bを開いた状態のままロボ
ットアーム2を降下させ、チャック爪11a,11bの
両側に位置させてからチャック本体5の挾持部材6a,
6bをアクチュエータ3の働きによって閉じるだけでロ
ボットアーム2側のチャック本体5に装着して取り出す
ことができる。
【0025】尚、上述の実施例は本発明の好適な実施の
一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の
要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能であ
る。例えば、本実施例における連結手段9a,9bは、
固定ピン7a,7bと穴8a,8bとの嵌合によるもの
としたが、これに代えて図6の(A)に示すようなあり
溝構造や図6の(B)に示すようなT溝構造等を採用す
ることも考えられる。
【0026】更に、本実施例では圧縮コイルスプリング
18によって内側からチャック爪11a,11bを押し
広げる外掴み構造としているが特にこれに限定されるも
のではなく、場合によっては他の付勢手段例えば引張り
スプリングでチャック爪11a,11bを引張って開く
外掴み構造としたり、チャック爪11a,11bを外側
から圧縮コイルスプリングによって付勢して閉じさせる
内掴み構造とするようにしても良い。内掴み構造のチャ
ック装置の場合、付勢手段18によってチャック爪11
a,11bを閉じ、アクチュエータ3によってチャック
爪11a,11bを開くように設けられる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
のチャック装置は、アクチュエータを内蔵しそれによっ
て開閉動するチャック本体と、チャック本体と同じ方向
に開閉可能でかつ付勢手段によってチャック爪を開く方
向あるいは閉じる方向に常時付勢されているチャック部
とに分離し、これらをチャック部の開閉動方向において
着脱可能とする連結手段によって連結し、ひとつの駆動
手段によりチャック爪部の装着・離脱と、チャック部に
よるワークの把持・解放との2動作を行うようにしたの
で、チャック部側は駆動用の作動流体や電気信号を受け
る必要がなく、これらの微妙な接続点を必要としないた
め耐久性、保守性、信頼性が著しく向上する。
【0028】これに加えて、チャック部の開閉を拘束す
る着脱補助具を併用する場合、チャック本体側の開閉動
作によってのみ着脱操作が迅速かつ容易にできるので、
大きなワークに対し短時間で頻繁に交換を繰返して行う
作業にも十分に対応できる。
【0029】
【産業上の利用可能性】本発明のチャック装置は、例え
ば30秒間に1回程度の頻繁なチャック装置の交換が必
要で、かつワークも比較的大きなものを対象とし、更
に、加工機のローダとして使用する場合に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るチャック装置の一実施例を示す一
部断面正面図である。
【図2】図1のチャック装置を着脱時の閉姿勢にした状
態を示す一部断面正面図である。
【図3】図1の側面図で、着脱補助具を除いて図示して
いる。
【図4】着脱補助具を利用したチャック交換動作を説明
するための模式図で、(A)はチャック離脱状態、
(B)はチャック装着状態を夫々示す。
【図5】着脱補助具の他の実施例(A)及び(B)と、
それを用いた場合の着脱動作の状況を説明するための模
式図である。
【図6】連結手段の他の実施例を示す説明図で、(A)
はあり溝型、(B)はT溝型を示す。
【図7】従来のチャック装置の一例を示す要部縦断面図
で、(A),(B)及び(C)は当該チャック装置の装
着過程を説明する。
【図8】従来のタレット式のチャック爪保持構造を示す
模式図である。
【符号の説明】
1 チャック装置 2 把持機構本体(ロボット) 3 駆動手段(チャックアクチュエータ) 5 チャック本体 6a,6b 挾持部材 7a,7b 連結手段を構成する固定ピン 8a,8b 穴 9a,9b 連結手段 10 チャック部 11a,11b チャック爪 18 付勢手段(コイルスプリング) 19 着脱補助具 22 着脱治具のアクチュエータ 26a,26b 側壁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを把持するチャック部と、アクチ
    ュエータを備えこのアクチュエータによって前記チャッ
    ク爪部の開閉方向と同方向に開閉動作するチャック本体
    と、前記ワークを離す方向あるいは把持する方向に前記
    チャック部のチャック爪を付勢する付勢手段と、前記チ
    ャック本体に前記付勢手段の付勢方向と相対的に逆方向
    の移動が与えられたときに前記チャック本体と前記チャ
    ック部とを連結し前記付勢方向と相対的に同方向の移動
    が与えられたときには連結を解除する連結手段とから成
    ることを特徴とするチャック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のチャック装置と、このチ
    ャック装置のチャック部の付勢方向への移動を規制する
    着脱補助具とから成ることを特徴とするチャック装置。
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