JP3272063B2 - 定電流回路 - Google Patents

定電流回路

Info

Publication number
JP3272063B2
JP3272063B2 JP31847992A JP31847992A JP3272063B2 JP 3272063 B2 JP3272063 B2 JP 3272063B2 JP 31847992 A JP31847992 A JP 31847992A JP 31847992 A JP31847992 A JP 31847992A JP 3272063 B2 JP3272063 B2 JP 3272063B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
constant current
transistors
emitter
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP31847992A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06161573A (ja
Inventor
正巳 針谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP31847992A priority Critical patent/JP3272063B2/ja
Publication of JPH06161573A publication Critical patent/JPH06161573A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3272063B2 publication Critical patent/JP3272063B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定電流を発生する定電
流回路に関するもので、特に格別の起動回路を必要とし
ないとともに所定の温度係数を持つ出力を発生し得る定
電流回路に関する。
【0002】
【従来の技術】差動増幅器の利得を示す相互コンダクタ
ンスgmは、その係数として温度Tを含んでいる為、温
度変化を有してしまう。そこで、差動増幅器の動作電流
源として温度係数を有するものを配置して、相互にキャ
ンセルさせることにより、相互コンダクタンスgmが温
度係数を含まないようにしているものが知られている。
図2は、そのような定電流回路を示すもので、出力端子
(1)に発生する温度係数を有する定電流を差動増幅回
路(2)に供給している。電流ミラー接続されているト
ランジスタ(3)及び(4)は、そのエミッタ面積が
m:n(但し、n>m)に設定されている。又、互いに
エミッタ面積が等しいトランジスタ(5)及び(6)
は、電流ミラー回路(7)を構成し、トランジスタ
(3)及び(4)に等しい電流を流すように働く。
【0003】トランジスタ(3)及び(4)は、そのエ
ミッタ面積が異なる為、その立ち上がり電圧がわずかに
異なり図4の如くなる。即ち、エミッタ面積の大きいト
ランジスタ(4)の立ち上がり電圧がトランジスタ
(3)の立ち上がり電圧より小さくなる。電流ミラー回
路(7)の働きにより、トランジスタ(3)及び(4)
のコレクタ電流が等しくIC1になったとすると、図4か
ら明らかなようにトランジスタ(3)のベース・エミッ
タ間電圧はVBEとなり、トランジスタ(4)のそれはV
BE'となる。その為、その両者の差電圧ΔV(=VBE−
VBE’)がエミッタ抵抗(8)REに加わり、電流(Δ
V/RE)がエミッタ抵抗(8)に流れる。ベース・エ
ミッタ間電圧VBEは、
【0004】
【数1】
【0005】と表わされる通り、温度係数Tを有する。
その為、前記差電圧ΔVも、温度係数Tを有し、エミッ
タ抵抗(8)に流れる電流も温度係数を有することにな
る。従って、トランジスタ(4)と電流ミラー関係に接
続されているトランジスタ(9)のコレクタにも等しい
電流が流れ、差動増幅回路(2)に供給され、利得が一
定な差動増幅が可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
回路においては起動回路がないと動作を開始することが
出来ず、起動回路が必らず必要になるという問題があっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
なされたもので、エミッタが共通接続された第1及び第
2トランジスタと、該第1及び第2トランジスタの共通
エミッタに接続された定電流源と、一端が前記第1トラ
ンジスタのベースに接続され他端が前記第2トランジス
タのベースに接続された抵抗と、該抵抗の前記一端にバ
イアス電圧を印加するバイアス源と、前記該第1及び第
2トランジスタに流れる電流の差電流を検出する検出手
段と、ベースに前記検出手段の検出出力信号が印加され
エミッタが前記抵抗の他端に接続された帰還トランジス
タとから成り、前記第2トランジスタのエミッタ面積を
前記第1トランジスタのエミッタ面積より大に設定し、
前記帰還トランジスタより温度係数を持つ出力電流を得
るようにしたことを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明に依れば、エミッタ面積の異なる第1及
び第2トランジスタで構成される差動増幅回路が電流的
にバランス状態で動作するような帰還を、抵抗を介して
第2トランジスタのベースに印加している。その為、前
記エミッタ面積比に応じた微小電圧が前記抵抗の両端に
発生し、それに応じた電流が流れる。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図で、
(10)及び(11)はエミッタが共通接続された第1
及び第2トランジスタ、(12)は該第1及び第2トラ
ンジスタ(10)及び(11)の共通エミッタに接続さ
れた定電流源、(13)は前記第1及び第2トランジス
タ(10)及び(11)のベース間に接続された抵抗、
(14)は該抵抗(13)の一端及び前記第1トランジ
スタのベースにバイアス電圧を印加するバイアス源、
(15)は前記定電流源(12)の電流値の1/2の電
流を発生する定電流源、(16)は帰還トランジスタで
ある。
【0010】第1及び第2トランジスタ(10)及び
(11)のエミッタ面積比は、n:m(但し、m>n)
に設定されている。定電流源(15)の電流値は、定電
流源(12)の1/2であり、第2トランジスタ(1
1)のコレクタは、帰還トランジスタ(16)を介して
第2トランジスタ(11)のベースに接続されるので、
第1及び第2トランジスタ(10)及び(11)のコレ
クタ電流が等しくなるように帰還が働く。この帰還信号
が、抵抗(13)に印加されるとともに、第2トランジ
スタ(11)のベースには、バイアス源(14)から前
記抵抗(13)を介してバイアスが印加されるため、抵
抗(13)の両端には前記エミッタ面積比に応じた電圧
が生じる。該電圧は、第1及び第2トランジスタ(1
0)及び(11)のベース・エミッタ間電圧VBE'及び
VBEの差電圧に応じた値であるため、温度係数を有して
いる。
【0011】従って、抵抗(13)には温度係数を有す
る電流が発生し、出力端子(17)に流れる。図1の第
1及び第2トランジスタ(10)及び(11)のコレク
タ電流Iは、各々
【0012】
【数2】
【0013】となり、出力電流をIoutとすると次式が
なり立つ。
【0014】
【数3】
【0015】式(2)及び(3)を電圧VBE及び電圧V
BE'で表わし、式(4)に代入すると、式(4)は
【0016】
【数4】
【0017】となり、式(5)を整理すると出力電流I
outは、
【0018】
【数5】
【0019】と表わされる。従って、式(6)より温度
係数Tを有し、エミッタ面積比(n/m)に応じた定電
流が得られることが明らかである。ところで、一般の差
動増幅回路の相互コンダクタンスgmは、動作電流源を
Iとし、バランス状態であるとすると
【0020】
【数6】
【0021】となる。そこで、式(7)の電流Iとし
て、式(6)の電流Ioutを代入すれば、温度係数Tが
キャンセルされるので、温度変化によって利得が変化し
ない差動増幅器が得られる。図1の定電流源(15)
は、第1及び第2トランジスタ(10)及び(11)に
流れる電流値を等しくする為の、即ち定電流源(12)
の電流値を正しく1/2にするためのものであり、これ
以外の方法も考えられる。例えば、図3の如く第1及び
第2トランジスタ(10)及び(11)のコレクタ間に
電流ミラー回路(18)を設けても同じ動作となる。
【0022】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、格別
の起動回路を必要とせずに温度係数を持った定電流を発
生させることができる。その為、この定電流を差動増幅
器の動作電流源に利用すれば、温度によって利得の変わ
らない差動増幅器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の定電流回路を示す回路図であ
る。
【図2】図2は従来の定電流回路を示す回路図である。
【図3】図3は本発明の別の定電流回路を示す回路図で
ある。
【図4】図2の説明に供するための特性図である。
【符号の説明】
(10) 第1トランジスタ (11) 第2トランジスタ (12) 定電流源 (13) 抵抗 (14) バイアス源 (15) 電流源 (16) 帰還トランジスタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタが共通接続された第1及び第2ト
    ランジスタと、 該第1及び第2トランジスタの共通エミッタに接続され
    た定電流源と、一端が前記第1トランジスタのベースに接続され他端が
    前記第2トランジスタのベースに接続された 抵抗と、該抵抗の前記一端にバイアス電圧を印加する バイアス源
    と、 前記該第1及び第2トランジスタに流れる電流の差電流
    を検出する検出手段と、ベースに前記検出手段の検出出
    力信号が印加されエミッタが前記抵抗の他端に接続され
    帰還トランジスタと、から成り、前記第2トランジス
    タのエミッタ面積を前記第1トランジスタのエミッタ面
    積より大に設定し、前記帰還トランジスタより温度係数
    を持つ出力電流を得るようにしたことを特徴とする定電
    流回路。
JP31847992A 1992-11-27 1992-11-27 定電流回路 Expired - Fee Related JP3272063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31847992A JP3272063B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 定電流回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31847992A JP3272063B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 定電流回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06161573A JPH06161573A (ja) 1994-06-07
JP3272063B2 true JP3272063B2 (ja) 2002-04-08

Family

ID=18099575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31847992A Expired - Fee Related JP3272063B2 (ja) 1992-11-27 1992-11-27 定電流回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3272063B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06161573A (ja) 1994-06-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0322723B2 (ja)
JPH06188649A (ja) 電圧を電流差に変換するための回路
JPS6155288B2 (ja)
JPH0612859B2 (ja) 差動増幅器回路
JP2733962B2 (ja) 利得制御増幅器
JPH06196945A (ja) 差動増幅回路
JP3272063B2 (ja) 定電流回路
US5155429A (en) Threshold voltage generating circuit
JPS6154286B2 (ja)
JP3107590B2 (ja) 電流極性変換回路
JP2588164B2 (ja) 反転増幅器
US4859966A (en) Current amplifier circuit and a current amplifying type differential current converter circuit
JP2532900Y2 (ja) リミッタ回路
JP2623954B2 (ja) 利得可変増幅器
JPH0347010B2 (ja)
JP3294355B2 (ja) 電流源回路
JPH0760981B2 (ja) 電圧−電流変換回路
JPS6333726B2 (ja)
JPS6221059Y2 (ja)
JP2754824B2 (ja) 定電圧回路
JPH0754893B2 (ja) レベルシフト回路
JP3082247B2 (ja) 定電圧回路
JP2703953B2 (ja) 電流増幅回路
JPS6161726B2 (ja)
JPH073691Y2 (ja) 分流回路

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090125

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100125

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees