JP3269618B2 - シリコンプロセスを利用したノズルプレートの製造方法及びそのノズルプレートを用いたインクジェットプリンタヘッド - Google Patents

シリコンプロセスを利用したノズルプレートの製造方法及びそのノズルプレートを用いたインクジェットプリンタヘッド

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノズルプレートの
製造方法及び該ノズルプレートを用いたインクジェット
プリンタヘッドに関し、より詳しくはシリコン基板をエ
ッチングしてインクジェットプリンタヘッド用ノズルプ
レートを製造する方法と該方法により製造されたノズル
プレートを用いて製造したインクジェットプリンタヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタヘッドは、図1
に示すとおり、ノズル223が形成されたノズルプレー
ト222と、リザーバ220が形成されるリザーバ板2
21と、流路218が形成される流路板219と、リス
トリクタ216が形成されるリストリクタ板217と、
チャンバ214を形成するチャンバ板215と、上部電
極210、圧電体211、及び下部電極212で構成さ
れたアクチュエータとが順に積層され、形成されるのが
一般的である。
【0003】上記の構成によってインクジェットプリン
タヘッドには互いに異なる大きさと形状のノズル223
と、リザーバ220と、流路218と、リストリクタ2
16と、チャンバ214のようなインクの移動路とが形
成される。
【0004】インク筒(図示せず)から供給されたイン
クは、リザーバ220に貯蔵されつつ、流路218を介
してチャンバ214内に流入する。このとき、流路21
8とチャンバ214の間に形成されたリザーバ220
は、インクがチャンバ214内に流入される速度を一定
に維持させるように機能する。
【0005】チャンバ214の上部に形成されたアクチ
ュエータの上部電極210と下部電極212に電圧が印
加されると、圧電体211がアクチュエーティングする
ようになる。こうした圧電体211のアクチュエーティ
ングによってチャンバ214の体積が瞬間的に減少しな
がら、チャンバ214内のインクは、ノズルプレート2
22に形成されたノズル223を介して被記録材に噴射
される。インクの噴射によって印刷が行なわれる。
【0006】インクが噴射された後には噴射された量だ
けのインクを充填するためのインクの慣性流れによっ
て、ノズルプレートの出口部位で大気に露出されるメニ
スカスが振動を起こし、このようなメニスカスの振動
は、流体システムの共振式により推測することができ
る。
【0007】メニスカスが振動する間には、インクが噴
射されることはないため、次のインク噴射までの時間を
減らすために、このメニスカスの振動を、短時間で、減
殺及び安定化させることが重要である。メニスカスの振
動を短い時間に減殺させることができれば、プリンタヘ
ッドの噴射周波数を高めることができるようになる。メ
ニスカスの振動を素速く減殺させるための方法として
は、一般的にインクの粘度を上げて減殺機能を強化させ
たり、ノズルプレートの出口部位の直径を小さくしたり
して減殺機能を強化させる方法が用いられる。
【0008】従って、インクジェットプリンタヘッドに
おいてノズルプレートの出口部位は、インク滴の噴射性
能とインクを噴射した後の安全性に影響を及ぼす重要な
因子である。ノズルプレートの出口部位の直径を小さく
するため、従来では、ノズルプレートの出口部位の断面
形状を適当な長さの直管形状にしている。ノズルの出口
部位に適当な長さの直管部位を有するノズルプレート
は、その部分の直径が他の部分に比べ、相対的に小さく
なるため、メニスカスの振動を速く減殺させることがで
きるようになる。
【0009】出口部位に適当な長さの直管部位を有する
ノズルプレートは、その上に流路、チャンバ、アクチュ
エータ等が組立てられたプリンタヘッドを構成し、イン
クを噴射する場合にノズルを介して流れるインクが直管
相当部分で層流を形成するようになるため、インクの直
進運動性が向上する。従って、インク滴が被記録材に着
地する位置の程度又は散布性が向上して、印刷性能が向
上する。
【0010】ノズルプレートの材料としては、金属を使
用するのが一般的であり、金属を利用してノズルプレー
トを製造するため、従来では電鋳メッキによってノズル
プレートを形成する方法と、マイクロパンチングと研磨
工程によってノズルプレートを形成する方法を用いてき
た。
【0011】電鋳メッキ法では、基板にフォトレジスト
を薄く塗布した後、パターニングする。パターンが形成
された基板を電解液に入れて電流を流すと、メッキ物質
が成長するようになり、使用しようとするノズルの大き
さぐらいメッキ物質が成長すれば、メッキを中止する。
メッキが完了すれば、基板と基板に形成されたフォトレ
ジストを除去してノズルが形成されたノズルプレートを
完成する。
【0012】マイクロパンチングと研磨工程によるノズ
ルプレートの形成方法では、ノズルプレートに使用する
金属シートをマイクロパンチングでドローイングして金
属シートの反対面の深さ以上までノズル端面を形成す
る。ドローイング後、金属シートの突出された部分を研
磨工程によって除去し、研磨工程によって金属シートに
発生する粗い表面は、電解研磨や化学研磨によって除去
する。
【0013】バブルジェットや薄膜の熱膨張を応用した
インクジェットヘッド及び連続型インクジェットヘッド
では、金属の代りに単結晶シリコンを利用してノズルプ
レートを形成する場合がある。
【0014】単結晶シリコンを材料にしてノズルプレー
トを形成する場合には、バルクマイクロマシニング技術
の中でシリコンの非等方性エッチング法を使用してい
る。
【0015】非等方性エッチングによってシリコン基板
にノズルを形成するためには、エッチング液に水酸化カ
リウム、トリメチルアミンハイドロキシード等の異方性
エッチング液を使用して、(100)決定方向のシリコ
ン基板に異方性エッチングで正四角形又は原形のパター
ンにピラミッド型ホールを形成してノズルを形成してい
る。このとき、ノズルにエッチングされる面以外には酸
化シリコン膜又は窒化シリコン膜を遮蔽膜に使用して遮
蔽することでエッチングを防止することができる。
【0016】酸化シリコン膜又は窒化シリコン膜にエッ
チングされる以外の部分を遮蔽した後、異方性エッチン
グ液を使用して(100)決定方向のシリコン基板にピ
ラミッド型ホールを形成してノズルを形成している。こ
のとき、ノズルの空間部とノズル終端の形状は、エッチ
ングに使われるエッチング液、エッチング時間、及びシ
リコンのエッチング率で調節している。異方性エッチン
グをした後、等方性エッチング液を使用して反対側に正
方形ノズルを形成して直管部を形成することもできる。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の方法において、異方性エッチングのみを利用してエッ
チングした場合にはインクの吐出時に直進性が低下し、
異方性エッチングをした後、等方性エッチングをしてノ
ズルを形成する場合にはエッチングが反復されるに従
い、各部位のエッチング程度が変化して、形成されるノ
ズルが均一にならない、という問題がある。従って、上
述のような従来のノズルプレートが用いられたインクジ
ェットプリンタヘッドも同じ問題を抱えていた。
【0018】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、その目的は、シリコン基板をエッ
チングしてノズルプレートを形成する際に、高濃度の硼
素層をエッチング阻止層に用いて異方性湿式エッチング
によってエッチングすることで、精密で均一なノズルプ
レートを製造する方法及び製造されたノズルプレートを
用いたインクジェットプリンタヘッドを提供することで
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、シリコン基板を提供するステップと、シ
リコン基板の一面に酸化シリコン膜を形成するステップ
と、酸化シリコン膜をパターニングするステップと、シ
リコン基板において酸化シリコン膜が形成されていない
面を遮蔽して、シリコン基板を非等方性湿式エッチング
するステップと、シリコン基板において、酸化シリコン
膜が形成された面に硼素層を形成するステップと、硼素
層が形成されたシリコン基板をエッチングするステップ
と、酸化シリコン膜をエッチングして酸化シリコン膜及
び酸化シリコン膜の上部に形成された硼素層を除去する
ステップとを含む、シリコンプロセスを利用したノズル
プレートの製造方法にその特徴がある。
【0020】また、本発明は、シリコン基板を提供する
ステップと、シリコン基板の一面に硼素層を形成するス
テップと、シリコン基板において硼素層が形成されてい
ない面を所望のパターンにマスキングするステップと、
パターニングされたシリコン基板を非等方性湿式エッチ
ングするステップと、硼素層を所望のパターンにマスキ
ングするステップと、マスキングされた硼素層を乾式エ
ッチングすることで硼素層に直管部を形成するステップ
とを含む、シリコンプロセスを利用したノズルプレート
の製造方法である。
【0021】また、本発明は、基板と、基板の下部に形
成されて、下部のみが開放されたチャンバと、基板及び
チャンバの下部に形成されたノズルプレートと、ノズル
プレートに形成されてインクを噴射するノズルと、ノズ
ルの傾斜面に形成されるとともに、その終端がメディア
側に突出した硼素層と、基板の上部に形成された下部電
極と、下部電極の上部に形成されて、電圧が印加になれ
ばアクチュエーティングする圧電体と、圧電体の上部に
形成された上部電極とを含んで構成されるインクジェッ
トプリンタヘッドである。
【0022】また、本発明は、基板と、基板の下部に形
成されて、下部のみが開放されたチャンバと、基板及び
チャンバの下部に形成されたノズルプレートと、ノズル
プレートに形成されてインクを噴射するノズルと、ノズ
ルプレートの下部に形成されるとともにノズルの出口部
位に直管部を形成する硼素層と、基板の上部に形成され
た下部電極と、下部電極の上部に形成されて、電圧が印
加されると、アクチュエーティングする圧電体と、圧電
体の上部に形成された上部電極とを含んで構成されるイ
ンクジェットプリンタヘッドである。
【0023】また、本発明は、基板と、基板の下部に形
成されたチャンバ板と、チャンバ板に形成されたチャン
バと、チャンバ板とチャンバの下部に形成されたリスト
リクタ板と、リストリクタ板に形成されてチャンバに流
入するインクの速度を一定に維持するリストリクタと、
リストリクタ板の下部に形成された流路板と、流路板に
形成されてインクの移動通路になる流路と、流路板の下
部に形成されたリザーバ板と、リザーバ板によって形成
されてインクを貯蔵するリザーバと、リザーバ板の下部
に形成されたノズルプレートと、ノズルプレートに形成
されてインクを噴射するノズルと、ノズルの傾斜面に形
成されるとともに、その終端がメディア側に突出された
硼素層と、基板の上部に形成された下部電極と、下部電
極の上部に形成され、電圧が印加されると、アクチュエ
ーティングする圧電体と、圧電体の上部に形成された上
部電極とを含んで構成されるインクジェットプリンタヘ
ッドである。
【0024】また、本発明は、基板と、基板の下部に形
成されたチャンバ板と、チャンバ板に形成されたチャン
バと、チャンバ板及びチャンバの下部に形成されたリス
トリクタ板と、リストリクタ板に形成されてチャンバに
流入するインクの速度を一定に維持するリストリクタ
と、リストリクタ板の下部に形成された流路板と、流路
板に形成されてインクの移動通路になる流路と、流路板
の下部に形成されたリザーバ板と、リザーバ板によって
形成されてインクを貯蔵するリザーバと、リザーバ板の
下部に形成されたノズルプレートと、ノズルプレートに
形成されてインクを噴射するノズルと、ノズルプレート
の下部に形成されるとともにノズルの出口部位に直管部
を形成する硼素層と、基板の上部に形成された下部電極
と、下部電極の上部に形成されて、電圧が印加される
と、アクチュエーティングする圧電体と、圧電体の上部
に形成された上部電極とを含んで構成されるインクジェ
ットプリンタヘッドである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を詳細に説明する。
【0026】ノズルプレートの材料としては、シリコン
基板を使用する。シリコンはインクとの反応性が低いた
め、長期間使用してもインクとノズルプレートとの反応
によるインクジェットプリンタヘッドの劣化が起きない
という長所がある。
【0027】図2は、本発明のシリコンプロセスを利用
したノズルプレートの製造方法の一実施形態を示したも
のである。シリコン基板10の一側面に酸化シリコン膜
12を形成する。酸化シリコン膜12は、シリコン基板
を熱酸化させて形成したり、常圧での化学的蒸着、プラ
ズマを用いた化学的蒸着、又はスパッタリングによって
酸化シリコン膜を成形した後、熱酸化させて形成する。
このとき、酸化シリコン膜12の厚さは、0.5〜3μ
mに形成することが望ましい。
【0028】シリコン基板10上に形成された酸化シリ
コン膜12を、ノズルプレートを形成しようとするパタ
ーンでパターニングした後、非等方性エッチング液を使
用してシリコン基板10をエッチングする。このとき、
酸化シリコン膜12が形成されない面は、他の遮蔽手段
で遮蔽してエッチングされないようにし、酸化シリコン
膜12が形成された面は、酸化シリコン膜12がエッチ
ングを防止する遮蔽層として作用するので酸化シリコン
膜12が除去されたシリコン基板部分のみエッチングさ
れる。このとき、非等方性エッチング液としては、一般
的に使われる非等方性エッチング液の水酸化カリウム、
アミン系の塩基、水酸化カリウムとアミンの混合液等を
使用して、非等方性エッチング液を使用するため、シリ
コン基板10にピラミッド型ノズルプレートが形成され
る。
【0029】エッチングが完了した後、酸化シリコン膜
12が形成されたシリコン基板10の面に高濃度の硼素
を注入して硼素層14,16を形成する。硼素層14,
16を形成するとき、硼素は7×1019atoms/c
3程度の高濃度で注入することが望ましく、高濃度で
注入された硼素層14,16はエッチングされないエッ
チング阻止層として作用する。硼素層14は、5μm未
満の厚さで形成することが望ましく、1〜2μmの厚さ
に形成することが特に望ましい。
【0030】硼素層14,16を形成した後、シリコン
基板10を再びエッチングして反対側のシリコン基板を
数十μm除去する。このとき、硼素層14,16が形成
された面は、エッチングされず、硼素層が形成されてい
ない反対面のみがエッチングされる。このとき、高濃度
の硼素層14,16がエッチング阻止膜として作用する
ため、形成されたノズルプレートが均一となる。
【0031】所望の厚さ程度にシリコン基板10がエッ
チングされると、酸化シリコン膜12を選択的にエッチ
ングして除去し、ノズルプレートを完成する。酸化シリ
コン膜12がエッチングされると、酸化シリコン膜12
の上部に形成された硼素層14もともに除去される。上
記の方法によって製造されたノズルプレートは、ノズル
プレートの終端がメディア側に数十μm程度突出してお
り、インク吐出の直進特性が優れている。
【0032】上記の方法によって製造されたノズルプレ
ートの流路と接する面に酸化シリコン膜を形成して親水
性の処理をすることもできる。酸化シリコン膜は、上述
の方法で形成する。酸化シリコン膜の厚さは、0.5〜
3μmで形成することが望ましく、1μmの厚さに形成
することが特に望ましい。上記の方法によって製造され
たノズルプレートは、終端がメディア側に数十μm程度
突出しており、インク吐出の直進特性に優れている。
【0033】図3は、本発明のシリコンプロセスを利用
したノズルプレートの製造方法の他の実施形態を図示し
たものである。まず、シリコン基板20の一側面に硼素
を注入して硼素層24を形成する。硼素層24を形成す
るとき、硼素は7×1019atoms/cm3程度の高
濃度で注入することが望ましく、高濃度で注入された硼
素層はエッチングを防止するエッチング阻止層として作
用する。このとき、硼素層24は、15μm未満の厚さ
に形成することが望ましく、5μm未満の厚さに形成す
ることが特に望ましい。
【0034】硼素層24が形成されたシリコン基板20
において、硼素層が形成されていない面をフォトレジス
トやシャドーマスク等21を使用してマスキングし、所
望のパターンにパターニングした後、非等方性エッチン
グ液を使用して湿式エッチングする。このとき、硼素層
24がエッチング阻止層として作用するため、硼素層が
形成された面はエッチングされず、硼素層の形成されて
いない面のみがピラミッド型にエッチングされる。エッ
チングが完了すると、パターニングに使われたフォトレ
ジストやシャドーマスク等21を除去する。
【0035】次に、硼素層24をフォトレジストやシャ
ドーマスク等23でマスキングしてパターニングした
後、乾式エッチングしてノズルプレートの出口の直管部
を形成する。このとき、乾式エッチング法としては、プ
ラズマエッチングを使用することが望ましい。エッチン
グが完了すれば、パターニングに使われたフォトレジス
トやシャドーマスク等23を除去してノズルプレートを
完成する。
【0036】上記の方法によって製造されたノズルプレ
ートの流路と接する面に酸化シリコン膜を形成して親水
性の処理をすることもできる。このときにも酸化シリコ
ン膜は上述のような方法で形成する。酸化シリコン膜の
厚さは、0.5〜3μmに形成することが望ましく、1
μmの厚さに形成することが特に望ましい。上記の方法
によって形成されたノズルプレートはノズルプレートの
出口部位に直管部が形成され、インク吐出の直進性が優
れている。
【0037】上記方法によって製造されたノズルプレー
トは、高濃度の硼素層がエッチング阻止膜として作用す
るため、ノズルプレートの断面がきれいで直径が均一で
あって、ノズルプレートの材料にシリコンを使用するた
め、ノズルプレートとインクとの反応性が低く、インク
ジェットプリンタヘッドの劣化を防止することができ
る、といった効果を奏する。
【0038】また、ノズルプレートの終端がメディア側
に数十μm程度突出したり、ノズルプレートの出口部分
に直管部が形成されるため、インク吐出の直進特性が改
善される。また、インクジェットプリンタヘッドの本体
と接着する時、多様な方法を使用することができ、シリ
コン、金属、ポリマー、あるいはセラミック等のあらゆ
る材料と接着が容易である。
【0039】特に、インクジェットプリンタヘッド本体
の材料がシリコンである場合、作成されたノズルプレー
トとシリコンを直接接合してインクジェットプリンタヘ
ッドを作成することができるため、工程が単純になり、
生産コストが低減される。また、ノズルプレートで流路
側面に親水性処理を施すことによって、ノズルプレート
との接触でインクの内部に気泡が発生することを抑制で
きる。
【0040】次に、上記の方法によって製造されたノズ
ルプレートを用いたインクジェットプリンタヘッドにつ
いて説明する。上記の方法によって製造されたノズルプ
レートは、従来の一般的なインクジェットプリンタヘッ
ドにすべて適用することができる。
【0041】上記のような本発明のノズルプレートを用
いたインクジェットプリンタヘッドは、基板と、基板の
下部に形成されて下部のみが開放されたチャンバと、基
板及びチャンバの下部に形成されたノズルプレートと、
ノズルプレートに形成されてインクを噴射して記録をす
るためのノズルと、ノズルの傾斜面に形成されるととも
に、その終端がメディア側に突出された硼素層と、基板
の上部に形成された下部電極と、下部電極の上部に形成
されて電圧が印加されるとアクチュエーティングする圧
電体と、圧電体の上部に形成された上部電極とを含んで
構成される。
【0042】また、上記のような本発明のノズルプレー
トを用いたインクジェットプリンタヘッドは、基板と、
基板の下部に形成されて下部のみが開放されたチャンバ
と、基板及びチャンバの下部に形成されたノズルプレー
トと、ノズルプレートに形成されてインクを噴射して記
録をするためのノズルと、ノズルプレートの下部に形成
されるとともにノズルの出口部位に直管部を形成する硼
素層と、基板の上部に形成された下部電極と、下部電極
の上部に形成されて電圧が印加されるとアクチュエーテ
ィングする圧電体と、圧電体の上部に形成された上部電
極とを含んで構成される。
【0043】上記構成のインクジェットプリンタヘッド
では、インクがチャンバに貯蔵されている。基板の上部
に形成されたマイクロアクチュエータに電圧が印加さ
れ、アクチュエータがアクチュエーティングをするよう
になると、瞬間的にチャンバの体積が減少して、チャン
バ内のインクがノズルを介して噴射される。インクが噴
射された後にはチャンバにインクが再び供給され、前述
した過程が反復される。
【0044】また、インクジェットプリンタヘッドは、
基板とノズルプレートとの間にリストリクタが形成され
るリストリクタ板と、流路が形成される流路板と、リザ
ーバが形成されるリザーバ板とをさらに含むこともでき
る。
【0045】上記の構成要素をさらに含んだインクジェ
ットプリンタヘッドは、基板と、基板の下部に形成され
たチャンバ板と、チャンバ板に形成されたチャンバと、
チャンバ板とチャンバの下部に形成されたリストリクタ
板と、リストリクタ板に形成されてチャンバに流入する
インクの速度を一定に維持するリストリクタと、リスト
リクタ板の下部に形成された流路板と、流路板に形成さ
れてインクの移動通路になる流路と、流路板の下部に形
成されたリザーバ板と、リザーバ板によって形成されて
インクを貯蔵するリザーバと、リザーバ板の下部に形成
されたノズルプレートと、ノズルプレートに形成されて
インクを噴射して記録をするためのノズルと、ノズルの
傾斜面に形成されるとともに、その終端がメディア側に
突出された硼素層と、基板の上部に形成された下部電極
と、下部電極の上部に形成され、電圧が印加されると、
アクチュエーティングする圧電体と、圧電体の上部に形
成された上部電極とを含んで構成される。
【0046】また、上記の構成要素をさらに含んだイン
クジェットプリンタヘッドは、基板と、基板の下部に形
成されたチャンバ板と、チャンバ板に形成されたチャン
バと、チャンバ板及びチャンバの下部に形成されたリス
トリクタ板と、リストリクタ板に形成されてチャンバに
流入するインクの速度を一定に維持するリストリクタ
と、リストリクタ板の下部に形成された流路板と、流路
板に形成されてインクの移動通路になる流路と、流路板
の下部に形成されたリザーバ板と、リザーバ板によって
形成されてインクを貯蔵するリザーバと、リザーバ板の
下部に形成されたノズルプレートと、ノズルプレートに
形成されてインクを噴射して記録をするためのノズル
と、ノズルプレートの下部に形成されるとともにノズル
の出口部位に直管部を形成する硼素層と、基板の上部に
形成された下部電極と、下部電極の上部に形成されて電
圧が印加されるとアクチュエーティングする圧電体と、
圧電体の上部に形成された上部電極とを含んで構成され
る。
【0047】のような構成によって、インクジェットプ
リンタヘッドには互いに異なる大きさと形状のリザー
バ、流路、リストリクタのようなインクの移動路が追加
して形成される。このような構成のインクジェットプリ
ンタヘッドでインク筒から供給されたインクは、リザー
バに貯蔵され、その後、流路を介してチャンバ内に流入
する。このとき、流路とチャンバ間に形成されたリザー
バは、インクがチャンバ内に流入する速度を一定に維持
させる。
【0048】チャンバの上部に形成されたアクチュエー
タに電圧が印加されると、アクチュエータがアクチュエ
ーティングをするようになり、こうしたアクチュエータ
のアクチュエーティングによってチャンバの体積が瞬間
的に減少しながら、チャンバ内のインクはノズルを介し
て噴射される。インクが噴射された後にはチャンバにイ
ンクが再び供給される。
【0049】上述の製造されたノズルプレートをインク
ジェットプリンタヘッドに用いることで、インクジェッ
トプリンタヘッドもノズルプレートで説明したような効
果を奏することができる。
【0050】以下、図面を参照して本発明のインクジェ
ットプリンタヘッドの実施形態について説明する。しか
しながら、以下の実施形態は、本発明を例示するもので
あって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0051】図4は、本発明のノズルプレートを用いた
インクジェットプリンタヘッドの一実施形態を図示した
ものである。このようなインクジェットプリンタヘッド
は、基板114と、基板114の下部に形成されたチャ
ンバ113と、基板114及びチャンバ113の下部に
形成されたノズルプレート115と、ノズルプレート1
15に形成されたノズル116と、ノズル116の傾斜
面にその終端がメディア側に突出するように形成された
硼素層117と、基板114の上部に形成された下部電
極112と、下部電極112の上部に形成された圧電体
111と、圧電体111の上部に形成された上部電極1
10とから構成される。
【0052】図5は、本発明のノズルプレートを用いた
インクジェットプリンタヘッドの一実施形態を図示した
ものである。このようなインクジェットプリンタヘッド
は、基板124と、基板124の下部に形成されたチャ
ンバ123と、基板124及びチャンバ123の下部に
形成されたノズルプレート125と、ノズルプレート1
25に形成されたノズル126と、ノズルプレート12
5の下部に形成されてノズル126の出口部位に直管部
を形成する硼素層127と、基板124の上部に形成さ
れた下部電極122と、下部電極122の上部に形成さ
れた圧電体121と、圧電体121の上部に形成された
上部電極120とから構成される。
【0053】図6は、本発明のマイクロアクチュエータ
を用いたインクジェットプリンタヘッドの他の実施形態
を図示した断面図である。図6のインクジェットプリン
タヘッドは、基板133と、基板133の下部に形成さ
れたチャンバ板135と、チャンバ板に形成されたチャ
ンバ134と、チャンバ板135及びチャンバ134の
下部に形成されたリストリクタ板137と、リストリク
タ板137に形成されたリストリクタ136と、リスト
リクタ板137の下部に形成された流路板139と、流
路板139に形成された流路138と、流路板139の
下部に形成されたリザーバ板141と、リザーバ板14
1により形成されたリザーバ140と、リザーバ板14
1の下部に形成されたノズルプレート142と、ノズル
プレート142に形成されたノズル143と、ノズル1
43の傾斜面に形成されてその終端がメディア側に突出
された硼素層144と、基板133の上部に形成された
下部電極132と、下部電極132の上部に形成された
圧電体131と、圧電体131の上部に形成された上部
電極130とから構成される。
【0054】図7は、本発明のマイクロアクチュエータ
を用いたインクジェットプリンタヘッドの他の実施形態
を図示した断面図である。図7のインクジェットプリン
タヘッドは、基板153と、基板153の下部に形成さ
れたチャンバ板155と、チャンバ板に形成されたチャ
ンバ154と、チャンバ板155及びチャンバ154の
下部に形成されたリストリクタ板157と、リストリク
タ板157に形成されたリストリクタ156と、リスト
リクタ板157の下部に形成された流路板159と、流
路板159に形成された流路158と、流路板159の
下部に形成されたリザーバ板161と、リザーバ板16
1により形成されたリザーバ160と、リザーバ板16
1の下部に形成されたノズルプレート162と、ノズル
プレート162に形成されたノズル163と、基板15
3とチャンバ板155とリストリクタ板157によって
形成されたチャンバ154と、基板153の上部に形成
された下部電極152と、下部電極152の上部に形成
された圧電体151と、圧電体151の上部に形成され
た上部電極150とから構成される。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、高濃度の硼素層がエッ
チング阻止膜として作用するため、ノズルプレートの端
面がきれいで直径が均一であるとともに、ノズルプレー
トの材料にシリコンを使用するため、ノズルプレートと
インクとの反応性が低く、インクジェットプリンタヘッ
ドの劣化を防止することができる、といった効果を奏す
る。
【0056】また、ノズルプレートの終端がメディア側
に数十μm程度突出するとともに、ノズルプレートの出
口部分に直管部が形成されるているために、インク吐出
の直進特性が改善される。
【0057】また、インクジェットプリンタヘッドの本
体と接着するとき、多様な方法を使用することができ、
シリコン、金属、ポリマー、セラミックス等のあらゆる
材料と接着が容易である。特に、インクジェットプリン
タヘッド本体の材料がシリコンである場合、作成された
ノズルプレートとシリコンを直接接合してインクジェッ
トプリンタヘッドを作成することができるため、工程が
単純になり、生産コストが低減される。
【0058】また、ノズルプレートで流路側面に親水性
処理をすることによって、ノズルプレートとの接触でイ
ンクの内部に気泡が発生することを抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一般的なインクジェットプリンタヘッドの一
例を図示した断面図である。
【図2】 本発明のシリコンプロセスを利用したノズル
プレートの製造方法の一実施形態を模式的に図示した工
程図である。
【図3】 本発明のシリコンプロセスを利用したノズル
プレートの製造方法の他の実施形態を模式的に図示した
工程図である。
【図4】 本発明のインクジェットプリンタヘッドの一
実施形態を図示した断面図である。
【図5】 本発明のインクジェットプリンタヘッドにお
ける他の実施形態を図示した断面図である。
【図6】 本発明のインクジェットプリンタヘッドにお
ける他の実施形態を図示した断面図である。
【図7】 本発明のインクジェットプリンタヘッドにお
ける他の実施形態を図示した断面図である。
【符号の説明】
110,120,130,150 上部電極 111,121,131,151 圧電体 112,122,132,152 下部電極 113,123,134,154 チャンバ 114,124,133,153 基板 115,125 ノズルプレート 116,126 ノズル 117,127,144 硼素層 135,155 チャンバ板 137,157 リストリクタ板 138,158 流路 139,159 流路板 140,160 リザーバ 141,161 リザーバ板 142,162 ノズルプレート 143,163 ノズル 156 リストリクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−293141(JP,A) 特開 平3−295654(JP,A) 特開 平7−156399(JP,A) 特開 平9−234873(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/135 B41J 2/045 B41J 2/055

Claims (40)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板を提供するステップと、 前記シリコン基板の一面に酸化シリコン膜を形成するス
    テップと、 前記酸化シリコン膜をパターニングするステップと、 前記シリコン基板において酸化シリコン膜が形成されて
    いない面を遮蔽し、シリコン基板を非等方性湿式エッチ
    ングするステップと、 前記シリコン基板において、酸化シリコン膜が形成され
    た面に硼素層を形成するステップと、 前記硼素層が形成されたシリコン基板をエッチングする
    ステップと、 前記酸化シリコン膜をエッチングして前記酸化シリコン
    膜と前記酸化シリコン膜の上部に形成された硼素層を除
    去するステップとを含むことを特徴とする、シリコンプ
    ロセスを利用したノズルプレートの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記シリコン基板の流路と接する面に酸
    化シリコン膜を形成するステップをさらに含むことを特
    徴とする、請求項1記載のノズルプレートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記酸化シリコン膜は、0.5〜3μm
    厚さに形成することを特徴とする、請求項1記載のノズ
    ルプレートの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記酸化シリコン膜は、0.5〜3μm
    厚さに形成することを特徴とする、請求項2記載のノズ
    ルプレートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記酸化シリコン膜は、シリコン基板を
    熱酸化させたり、化学蒸着又はスパッタリングによって
    酸化シリコン膜を成形した後、熱処理する方法によって
    形成することを特徴とする、請求項1記載のノズルプレ
    ートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記酸化シリコン膜は、シリコン基板を
    熱酸化させたり、化学蒸着又はスパッタリングによって
    酸化シリコン膜を成形した後、熱処理する方法によって
    形成することを特徴とする、請求項2記載のノズルプレ
    ートの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記硼素層は、濃度が7×1019ato
    ms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする、請求
    項1記載のノズルプレートの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記硼素層は、5μm未満の厚さに形成
    することを特徴とする請求項1記載のノズルプレートの
    製造方法。
  9. 【請求項9】 前記硼素層は、1〜2μm厚さに形成す
    ることを特徴とする請求項8記載のノズルプレートの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 シリコン基板を提供するステップと、 前記シリコン基板の一面に硼素層を形成するステップ
    と、 前記シリコン基板において硼素層が形成されていない面
    を所望のパターンにマスキングするステップと、 前記パターニングされたシリコン基板を非等方性湿式エ
    ッチングするステップと、 前記硼素層を所望のパターンにマスキングするステップ
    と、 前記マスキングされた硼素層を乾式エッチングすること
    で前記硼素層に直管部を形成するステップとを含むこと
    を特徴とする、シリコンプロセスを利用したノズルプレ
    ートの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記シリコン基板の流路と接する面に
    酸化シリコン膜を形成するステップをさらに含むことを
    特徴とする、請求項10記載のノズルプレートの製造方
    法。
  12. 【請求項12】 前記酸化シリコン膜は、0.5〜3μ
    m厚さに形成することを特徴とする、請求項10記載の
    ノズルプレートの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記酸化シリコン膜は、0.5〜3μ
    m厚さに形成することを特徴とする、請求項11記載の
    ノズルプレートの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記酸化シリコン膜は、シリコン基板
    を熱酸化させたり、化学蒸着又はスパッタリングによっ
    て酸化シリコン膜を成形した後、熱処理する方法によっ
    て形成することを特徴とする、請求項10記載のノズル
    プレートの製造方法。
  15. 【請求項15】 前記酸化シリコン膜は、シリコン基板
    を熱酸化させたり、化学蒸着又はスパッタリングによっ
    て酸化シリコン膜を成形した後、熱処理する方法によっ
    て形成することを特徴とする、請求項11記載のノズル
    プレートの製造方法。
  16. 【請求項16】 前記硼素層は、濃度が7×1019at
    oms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする、請
    求項10記載のノズルプレートの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記硼素層は、15μm未満の厚さに
    形成することを特徴とする、請求項10記載のノズルプ
    レートの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記硼素層は、5μm未満の厚さに形
    成することを特徴とする、請求項17記載のノズルプレ
    ートの製造方法。
  19. 【請求項19】 基板と、 前記基板の下部に形成されて、下部のみが開放されたチ
    ャンバと、 前記基板及び前記チャンバの下部に形成されたノズルプ
    レートと、 前記ノズルプレートに形成されてインクを噴射するノズ
    ルと、 前記ノズルの傾斜面に形成されるとともに、その終端が
    メディア側に突出した硼素層と、 前記基板の上部に形成された下部電極と、 前記下部電極の上部に形成されて、電圧が印加されると
    アクチュエーティングする圧電体と、 前記圧電体の上部に形成された上部電極とを含むことを
    特徴とする、インクジェットプリンタヘッド。
  20. 【請求項20】 前記ノズルプレート及びノズルは、請
    求項1の方法によって製造されたことを特徴とする、請
    求項19記載のインクジェットプリンタヘッド。
  21. 【請求項21】 前記硼素層は、濃度が7×1019at
    oms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする請求
    項19記載のインクジェットプリンタヘッド。
  22. 【請求項22】 基板と、 前記基板の下部に形成されて、下部のみが開放されたチ
    ャンバと、 前記基板及び前記チャンバの下部に形成されたノズルプ
    レートと、 前記ノズルプレートに形成されてインクを噴射するノズ
    ルと、 前記ノズルプレートの下部に形成されるとともにノズル
    の出口部位に直管部を形成する硼素層と、 前記基板の上部に形成された下部電極と、 前記下部電極の上部に形成されて、電圧が印加されると
    アクチュエーティングする圧電体と、 前記圧電体の上部に形成された上部電極とを含むことを
    特徴とする、インクジェットプリンタヘッド。
  23. 【請求項23】 前記ノズルプレートは、請求項10の
    方法によって製造されたことを特徴とする、請求項22
    記載のインクジェットプリンタヘッド。
  24. 【請求項24】 前記硼素層は、濃度が7×1019at
    oms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする、請
    求項22記載のインクジェットプリンタヘッド。
  25. 【請求項25】 前記硼素層は、15μm未満の厚さに
    形成することを特徴とする、請求項22記載のインクジ
    ェットプリンタヘッド。
  26. 【請求項26】 前記硼素層は、5μm厚さに形成する
    ことを特徴とする請求項22記載のインクジェットプリ
    ンタヘッド。
  27. 【請求項27】 基板と、 前記基板の下部に形成されたチャンバ板と、 前記チャンバ板に形成されたチャンバと、 前記チャンバ板と前記チャンバの下部に形成されたリス
    トリクタ板と、 前記リストリクタ板に形成されてチャンバに流入するイ
    ンクの速度を一定に維持するリストリクタと、 前記リストリクタ板の下部に形成された流路板と、 前記流路板に形成されてインクの移動通路になる流路
    と、 前記流路板の下部に形成されたリザーバ板と、 前記リザーバ板によって形成されてインクを貯蔵するリ
    ザーバと、 前記リザーバ板の下部に形成されたノズルプレートと、 前記ノズルプレートに形成されてインクを噴射するノズ
    ルと、 前記ノズルの傾斜面に形成されるとともに、その終端が
    メディア側に突出された硼素層と、 前記基板の上部に形成された下部電極と、 前記下部電極の上部に形成されて、電圧が印加されると
    アクチュエーティングする圧電体と、 前記圧電体の上部に形成された上部電極とを含むことを
    特徴とする、インクジェットプリンタヘッド。
  28. 【請求項28】 前記ノズルプレートは、請求項1の方
    法によって製造されたことを特徴とする、請求項27記
    載のインクジェットプリンタヘッド。
  29. 【請求項29】 前記ノズルプレートと前記流路が接す
    る面に形成された酸化シリコン膜をさらに含むことを特
    徴とする、請求項27記載のインクジェットプリンタヘ
    ッド。
  30. 【請求項30】 前記酸化シリコン膜は、厚さが0.5
    〜3μmであることを特徴とする、請求項29記載のイ
    ンクジェットプリンタヘッド。
  31. 【請求項31】 前記酸化シリコン膜は、厚さが0.5
    〜3μmであることを特徴とする、請求項30記載のイ
    ンクジェットプリンタヘッド。
  32. 【請求項32】 前記硼素層は、濃度が7×1019at
    oms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする、請
    求項27記載のインクジェットプリンタヘッド。
  33. 【請求項33】 基板と、 前記基板の下部に形成されたチャンバ板と、 前記チャンバ板に形成されたチャンバと、 前記チャンバ板及び前記チャンバの下部に形成されたリ
    ストリクタ板と、 前記リストリクタ板に形成されてチャンバに流入するイ
    ンクの速度を一定に維持するリストリクタと、 前記リストリクタ板の下部に形成された流路板と、 前記流路板に形成されてインクの移動通路になる流路
    と、 前記流路板の下部に形成されたリザーバ板と、 前記リザーバ板によって形成されてインクを貯蔵するリ
    ザーバと、 前記リザーバ板の下部に形成されたノズルプレートと、 前記ノズルプレートに形成されてインクを噴射するノズ
    ルと、 前記ノズルプレートの下部に形成されるとともにノズル
    の出口部位に直管部を形成する硼素層と、 前記基板の上部に形成された下部電極と、 前記下部電極の上部に形成されて、電圧が印加されると
    アクチュエーティングする圧電体と、 前記圧電体の上部に形成された上部電極とを含むことを
    特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
  34. 【請求項34】 前記硼酸層は、請求項10の方法によ
    って製造されたことを特徴とする、請求項33記載のイ
    ンクジェットプリンタヘッド。
  35. 【請求項35】 前記シリコン基板と前記流路が接する
    面に形成された酸化シリコン膜をさらに含むことを特徴
    とする、請求項33記載のインクジェットプリンタヘッ
    ド。
  36. 【請求項36】 前記酸化シリコン膜は、厚さが0.5
    〜3μmであることを特徴とする、請求項35記載のイ
    ンクジェットプリンタヘッド。
  37. 【請求項37】 前記酸化シリコン膜は、厚さが0.5
    〜3μmであることを特徴とする、請求項36記載のイ
    ンクジェットプリンタヘッド。
  38. 【請求項38】 前記硼素層は、濃度が7×1019at
    oms/cm3程度の硼素を含むことを特徴とする、請
    求項27記載のインクジェットプリンタヘッド。
  39. 【請求項39】 前記硼素層は、厚さが15μm未満で
    あることを特徴とする、請求項33記載のインクジェッ
    トプリンタヘッド。
  40. 【請求項40】 前記硼素層は、厚さが5μm未満であ
    ることを特徴とする、請求項39記載のインクジェット
    プリンタヘッド。
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