JP3269412B2 - 車両用ペダル支持構造 - Google Patents

車両用ペダル支持構造

Info

Publication number
JP3269412B2
JP3269412B2 JP34003896A JP34003896A JP3269412B2 JP 3269412 B2 JP3269412 B2 JP 3269412B2 JP 34003896 A JP34003896 A JP 34003896A JP 34003896 A JP34003896 A JP 34003896A JP 3269412 B2 JP3269412 B2 JP 3269412B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
pedal
bracket
vehicle body
floating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34003896A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10175568A (ja
Inventor
嘉久 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP34003896A priority Critical patent/JP3269412B2/ja
Publication of JPH10175568A publication Critical patent/JPH10175568A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3269412B2 publication Critical patent/JP3269412B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ペダル支持
構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、所定値以上の外力が車両の前方から作用した際の対
策として種々の提案がなされている。この種の対策の一
例として、実開平1−73464号公報に開示された構
成を挙げることができる。
【0003】簡単に説明すると、図9に示される如く、
この公報に開示された構成では、ステアリングシャフト
400を覆うステアリングコラム402が、上板部材4
04及び一対の側板部材406から成るチルトブラケッ
ト408並びにこれらの側板部材406間を貫通してス
テアリングコラム402の下縁を支持するシャフト41
0によって車体側に支持されている。
【0004】さらに、上述したチルトブラケット408
の下方側には、略円弧面形状とされかつ弾性変形可能な
ニープロテクタ412が配設されている。このニープロ
テクタ412は、弾性変形可能なステー414を介して
ステアリングコラム402の下縁側に弾性的に支持され
ている。
【0005】上記構成によれば、所定値以上の外力が車
両の前方から作用すると、乗員は車両前方側へ慣性移動
しようとし、これに伴い乗員の脚部は膝を起点として屈
曲しながら同方向へ慣性移動しようとする。このため、
仮にニープロテクタ412が配設されていない場合に
は、乗員の膝がチルトブラケット408に接触する可能
性がある。しかしながら、上記の如く、チルトブラケッ
ト408の下方にニープロテクタ412を配設しておけ
ば、乗員の膝はニープロテクタ412に接触するのみと
なる。
【0006】このようなニープロテクタ412を配設す
る構成も所定値以上の外力が車両の前方から作用した際
の対策として有意義なものと思われるが、乗員の脚部と
の関係における当該対策としては別の観点からアプロー
チすることも可能であり、又乗員の脚部との関係におけ
る当該対策を多面的に成立させることが多重防護の観点
からも重要である。
【0007】このような視点から着想し実験を重ねた結
果、本件発明者は、所定値以上の外力が車両の前方から
作用した際におけるボディーパネル等の変形、変位挙動
に着目してブレーキペダル等の車両用ペダルの変位を制
御することも極めて有効な対策として成立するという結
論に至った。
【0008】このような観点から車両用ペダルの支持構
造を観た場合、所定値以上の外力が車両の前方から作用
した際にペダルブラケットの後端側を車体側から離脱さ
せる技術が従来からあり、この技術を車両用ペダルの変
位を制御する上で利用することは有効な手段と考えられ
る。
【0009】本発明は上記に鑑み、簡単な構成で所定値
以上の外力が車両の前方から作用した際にペダルブラケ
ットの後端側を車体側から離脱させることができ、しか
も安定した離脱荷重が得られる車両用ペダル支持構造を
得ることが目的である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る車両用ペダル支持構造は、所定値以上の外力が車両
前部に作用した際に略車両後方側へ変位する第1の車体
側構成部材に前端側が結合されると共に、第1の車体側
構成部材よりも略車両後方側に配置され前記外力が作用
しても略車両後方側へ殆ど変位しない第2の車体側構成
部材に後端側が結合されたペダルブラケットと、このペ
ダルブラケットに揺動中心となる回転軸部が支持された
吊り下げ式の車両用ペダルと、前記外力が作用した際に
ペダルブラケットの後端側を第2の車体側構成部材から
離脱させる離脱手段と、を有し、さらに、前記ペダルブ
ラケットの後端側及び前記第2の車体側構成部材のそれ
ぞれに浮きボス部を一体に形成し、双方の浮きボス部の
結合面の面方向を前記外力の作用時に当該ペダルブラケ
ットへの入力荷重の作用方向に略一致させると共に、当
該ペダルブラケットの後端側の浮きボス部と第2の車体
側構成部材側の浮きボス部とを結合させた、ことを特徴
としている。
【0011】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1に記載の発明において、前記結合
面を構成するペダルブラケット側の浮きボス部の頂面と
第2の車体側構成部材側の浮きボス部の底面とを、所定
値以上の剪断荷重の入力によって溶接部位が破断するス
ポット溶接により結合した、ことを特徴としている。
【0012】請求項3記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1に記載の発明において、前記ペダ
ルブラケットの後端側及び前記第2の車体側構成部材の
双方に前記浮きボス部がそれぞれ形成されることによ
り、双方の浮きボス部の結合面の周囲に空隙が形成され
ている、ことを特徴としている。
【0013】
【0014】請求項1記載の本発明によれば、所定値以
上の外力が車両前部に作用すると、第1の車体側構成部
材が略車両後方側へ変位する。なお、第2の車体側構成
部材は、前記外力が作用しても、略車両後方側へは殆ど
変位しない。第1の車体側構成部材が略車両後方側へ変
位すると、第1の車体側構成部材に前端側が結合された
ペダルブラケットも同方向へ変位する。このため、離脱
手段によって、ペダルブラケットの後端側が第2の車体
側構成部材から離脱される。
【0015】ここで、本発明では、ペダルブラケットの
後端側及び第2の車体側構成部材のそれぞれに浮きボス
部が一体に形成されており、双方の浮きボス部の結合面
の面方向を前記外力の作用時に当該ペダルブラケットへ
の入力荷重の作用方向に略一致させているため、ペダル
ブラケットの後端側と第2の車体側構成部材との結合面
に入力される荷重の大半は剪断荷重となる。
【0016】しかも、本発明では、ペダルブラケットの
後端側の浮きボス部と第2の車体側構成部材側の浮きボ
ス部とを結合させたので、ペダルブラケットの後端側と
第2の車体側構成部材との接触面積は浮きボス部を形成
した範囲に止められる。従って、両者の接触面積は小さ
く、よってペダルブラケットの後端側の離脱時に両者間
のすべり(スライド)も小さくなるため、錆や面粗さ等
の影響を受けにくい。従って、その分、離脱荷重にバラ
ツキが生じない。
【0017】総じていえば、本発明によれば、ペダルブ
ラケットの後端側及び第2の車体側構成部材のそれぞれ
に浮きボス部を一体に形成し、双方の浮きボス部の結合
面の面方向を前記外力の作用時にペダルブラケットに入
力される荷重の作用方向に略一致させた状態でペダルブ
ラケットの後端側の浮きボス部と第2の車体側構成部材
側の浮きボス部とを結合させたので、簡単な構成で、所
定値以上の外力が車両の前方から作用した際にペダルブ
ラケットの後端側を車体側から離脱させることができ、
しかも、安定した離脱荷重が得られる。
【0018】請求項2記載の本発明によれば、上述した
結合面を構成するペダルブラケット側の浮きボス部の頂
面と第2の車体側構成部材側の浮きボス部の底面とを、
所定値以上の剪断荷重の入力によって溶接部位が破断す
るスポット溶接により結合したので、締結具を用いた離
脱構成を採る場合に比し、省スペース化を図ることがで
きる。 加えて、本発明では、請求項1に係る本発明の構
成、即ちペダルブラケットの後端側及び第2の車体側構
成部材のそれぞれに浮きボス部を一体に形成すること
で、双方の結合面を得る構成を前提とし、その上で両者
をスポット溶接により結合しているが、この場合、ペダ
ルブラケット側の浮きボス部の結合面周囲の剛性、第2
の車体側構成部材側の浮きボス部の結合面周囲の剛性
は、実際の結合面の剛性よりも高い。従って、いずれの
浮きボス部も結合面とその周囲とで剛性が急変し、剪断
荷重による応力が集中しやすくなる。すなわち、本発明
によれば、意図的に応力集中が起こりやすくなるように
構成し、当該応力集中を生じやすくさせた部分に剪断荷
重を集中的に作用させることができる。
【0019】請求項3記載の本発明によれば、ペダルブ
ラケットの後端側及び第2の車体側構成部材の双方に浮
きボス部がそれぞれ形成されることにより、双方の浮き
ボス部の結合面の周囲に空隙が形成されているため、結
合面の面方向とペダルブラケットに作用する荷重の作用
方向との設定に多少のずれが生じたとしても、当該ずれ
は空隙によって吸収される。このため、当該荷重は確実
にペダルブラケットの後端側と第2の車体側構成部材と
の結合面に作用する。
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕 以下、図1及び図2を用いて、第1実施形態について説
明する。なお、この第1実施形態が、請求項1乃至請求
項3記載の本発明の一実施形態に相当する。
【0024】図1には、車両用ペダルとしての吊り下げ
式のブレーキペダル10の周辺構造が概略的に示されて
いる。以下、この図を用いて、ブレーキペダル10を含
む周辺構造の全体的な構成について説明することにす
る。
【0025】エンジンルーム12と車室内空間14とを
仕切る位置には、第1の車体側構成部材としてのダッシ
ュパネル16が略垂直に配置されている。ダッシュパネ
ル16の上端部は、車両幅方向を長手方向として配置さ
れてカウルの一部を構成するカウルインナパネル18の
前側にスポット溶接等により固着されている。また、ダ
ッシュパネル16の下端部は、図示しないフロアパネル
にスポット溶接等により固着されている。
【0026】上述したダッシュパネル16の前方側に
は、ブレーキペダル10に付与された乗員の踏力を増強
するための踏力増強手段として機能するブレーキブース
タ20と、このブレーキブースタ20によって増強され
た圧力を液圧に変換するための液圧変換用のマスタシリ
ンダ22と、液圧系統の体積変化に追従してブレーキフ
ルードを貯留及び補充するリザーバタンク24とが一体
的に配設されている。
【0027】一方、ダッシュパネル16の後方側には、
ブレーキペダル10を揺動可能に支持するペダルブラケ
ット26が配設されている。ペダルブラケット26は、
ダッシュパネル16への取付座面を構成するベースプレ
ート部28と、このベースプレート部28から略車両後
方側へ平行に延出される一対のサイドプレート部30
と、を含んで構成されている。また、各サイドプレート
部30の前端側の所定位置には車両前後方向に対する剛
性を低下させるための開口部34が形成されていると共
に、上縁側には車両前後方向に対する剛性を部分的に高
めるためのビード36が形成されている。
【0028】上述したペダルブラケット26の一対のサ
イドプレート部30間には、吊り下げ式のブレーキペダ
ル10が配置されている。ブレーキペダル10は、狭幅
の板材を適宜屈曲させて形成したペダル支持部56と、
このペダル支持部56の下端部に設けられ乗員の踏力が
付与される踏面としてのペダルパッド58と、を含んで
構成されている。なお、ブレーキペダル10のペダル支
持部56にはリターンスプリング59が係止されてお
り、このリターンスプリング59によってブレーキペダ
ル10は初期位置に復帰する方向へ常時付勢されてい
る。
【0029】また、ブレーキペダル10のペダル支持部
56の上端部には回転軸部60が設けられており、この
回転軸部60がペダルブラケット26の一対のサイドプ
レート部30に軸支されている。なお、回転軸部60の
構成の一例について簡単に触れると、ペダル支持部56
の上端部に形成された貫通孔内に略円筒状のペダルボス
が挿入されると共に、ペダルボスの両端部に円筒状のブ
ッシュが各々嵌入され、更に双方のブッシュ内へ円筒状
のカラーが挿入された後、取付ボルト62が一方のサイ
ドプレート部30の外側から挿入され、他方のサイドプ
レート部30の外側からワッシャを介してナット64が
螺合されることにより回転軸部60が構成される。
【0030】さらに、ブレーキペダル10のペダル支持
部56の中間部には、ブレーキブースタ20から突出し
てダッシュパネル16を貫通するプッシュロッド(オペ
レーティングロッド)66の先端部が連結されている。
具体的には、プッシュロッド66の先端部には、断面略
コ字形のクレビス68が取り付けられている。このクレ
ビス68の内方にはペダル支持部56が挿入状態で配置
されており、クレビス68の両側部及びペダル支持部5
6をクレビスピン70が貫通し、その貫通端部に止め
輪、βピン等が嵌着されて抜止めされることによりプッ
シュロッド66とペダル支持部56とが相対回転自在に
連結されている。
【0031】次に、上述したペダルブラケット26の車
体側構成部材への結合構造について説明する。ペダルブ
ラケット26のベースプレート部28の前面四隅には、
ブレーキブースタ20から突出するスタッドボルト38
を挿通させるための円筒状のカラー40が固着されてい
る。ベースプレート部28は、これらのカラー40をダ
ッシュパネル16に当接させた状態で、内部に挿通され
たスタッドボルト38にナット42を螺合させることに
よりダッシュパネル16に固定されている。これによ
り、ペダルブラケット26の前端側がダッシュパネル1
6に結合されている。なお、ダッシュパネル16の前面
にウエルドナットを予め溶着させておいて、取付ボルト
をベースプレート部28側から螺入して固定することも
可能である。また、ダッシュパネル16とベースプレー
ト部28との間には、遮音材として用いられる図示しな
いダッシュインシュレータが介在されている。
【0032】一方、図2に示されるように、ペダルブラ
ケット26の後端側には、頂壁44A及び両側壁44B
を含んで構成される断面略コ字形のスライドブラケット
44が一部重合された状態で溶接等により固着されてい
る。このスライドブラケット44の直上には、インパネ
リインフォース48から略車両前方側へ突出した状態で
配置されるスライドプレート50の前端部が配置されて
いる。なお、インパネリインフォース48は車両幅方向
を長手方向として配置される高強度部材であり、又スラ
イドプレート50も所定の高強度に設定されている。ま
た、スライドプレート50の下端面は略車両下方側へ所
定角度傾斜されており、この傾斜面50Aがペダルブラ
ケット26におけるスライドブラケット44の頂壁44
Aの摺動案内面として用いられている。
【0033】ここで、上述したスライドブラケット44
の頂壁44Aの前端部には、略車両上方側へ半円形状に
突出する浮きボス部52が形成されている。これによ
り、浮きボス部52の周囲部52Aの剛性は、浮きボス
部52の頂面52Bの剛性よりも高剛性化されている。
同様に、スライドプレート50の前端部にも、略車両下
方側へ半円形状に突出する浮きボス部54が形成されて
いる。従って、この浮きボス部54においても、その周
囲部54Aの剛性は底面54Bの剛性よりも高剛性化さ
れている。なお、いずれの浮きボス部52、54も、ス
ライドブラケット44、スライドプレート50のプレス
成形時に一体に形成されるようになっている。
【0034】そして、これらのスライドブラケット44
の浮きボス部52の頂面52Bとスライドプレート50
の浮きボス部54の底面54Bとを当接(密着)させた
状態で、双方の頂面52B、底面54Bがこれらの中央
部にてスポット溶接されることにより接合されている
(スポット溶接部位を「×」印で示す)。これにより、
ペダルブラケット26の後端側がスライドプレート50
に結合されている。
【0035】また、双方の浮きボス部52、54同士が
結合された状態では、これらの突出形状に起因して双方
の浮きボス部52、54の結合面となる頂面52B、底
面54Bとスライドブラケット44の頂壁44A及びス
ライドプレート50の前端部との間に所定の空隙55
(図1参照)が形成されている。さらに、双方の浮きボ
ス部52、54の結合面となる頂面52B、底面54B
の面方向は、所定値以上の外力が車両の前方から作用し
た際にダッシュパネル16の後方変位に伴ってペダルブ
ラケット26に入力される荷重の作用方向(図1の矢印
F方向)に略一致するように設定されている。
【0036】次に、本実施形態の作用並びに効果を説明
する。図1に実線で示されるように、ブレーキ非操作時
においては、ブレーキペダル10はリターンスプリング
59の付勢力によって初期位置に保持されている。な
お、この状態から、乗員がブレーキペダル10のペダル
パッド58に踏力を付与すると、ブレーキペダル10は
回転軸部60回りに略車両前方側へ揺動され、プッシュ
ロッド66が略車両前方側へ押圧される。これにより、
ペダルパッド58に付与された乗員の踏力は、プッシュ
ロッド66を介してブレーキブースタ20に伝達されて
増強された後、マスタシリンダ22によって液圧に変換
される。
【0037】一方、所定値以上の外力が車両の前方から
作用すると、その際の荷重がマスタシリンダ22及びブ
レーキブースタ20を介してダッシュパネル16に入力
される。このため、図1に二点鎖線で示される如く、ダ
ッシュパネル16が略車両後方側(かつ略略車両上方
側)へ変位することがある。
【0038】この場合、ペダルブラケット26にはダッ
シュパネル16の後方変位に伴って略車両後方側への荷
重(矢印F方向への荷重)が入力されるが、ペダルブラ
ケット26の後端側(即ち、スライドブラケット44)
が結合されたスライドプレート50ひいてはその取付相
手となるインパネリインフォース48は共に高強度部材
であることから、これらのスライドプレート50及びイ
ンパネリインフォース48は略車両後方側へは殆ど変位
しない。加えて、ペダルブラケット26の一対のサイド
プレート部30には開口部34が形成されているため、
ペダルブラケット26は略車両前後方向に対する剛性が
低い。これらのことから、ペダルブラケット26には前
述したダッシュパネル16から受ける矢印F方向への荷
重及びインパネリインフォース48側から受ける反力が
作用し、ペダルブラケット26を略車両前後方向へ座屈
させると共に、ペダルブラケット26のスライドブラケ
ット44とスライドプレート50とのスポット溶接によ
る結合状態が解除されてスライドブラケット44はスラ
イドプレート50から離脱される。
【0039】離脱後のスライドブラケット44は、スラ
イドプレート50の傾斜面50Aに案内されて、略車両
後方側かつ略車両下方側へと傾斜面50A上を摺動して
いく。また、ペダルブラケット26の一対のサイドプレ
ート部30の上縁側にはビード36が形成されているこ
とから、サイドプレート部30の上縁側での略車両前後
方向に対する剛性は部分的に高くなっている。従って、
結果的には図1に二点鎖線で示される如く、ペダルブラ
ケット26は略車両前方側へ回転変位し、全体としては
側面視で略「へ」の字状に変形する。このため、ペダル
ブラケット26に支持されたブレーキペダル10のペダ
ルパッド58も略車両前方側へと変位する。
【0040】換言すれば、本実施形態によれば、所定値
以上の外力が車両の前方から作用した際に、ブレーキペ
ダル10のペダルパッド58が略車両前方側へ大きく変
位するように制御することが可能となる。この結果、所
定値以上の外力が車両の前方から作用した際における乗
員の慣性移動による脚部の膝の屈曲を抑制することがで
き、ひいては乗員の脚部の膝をステアリングコラムから
遠ざけることができる。
【0041】以上が本実施形態の基本的かつ全体的な作
用並びに効果であるが、さらに本実施形態では以下に説
明する作用並びに効果が得られる。
【0042】まず、本実施形態では、スライドブラケッ
ト44及びスライドプレート50に同様形状の浮きボス
部52、54を形成したので、応力集中が起こりやすく
なる。つまり、浮きボス部52、54の周囲部52A、
底面54Bの剛性の方が頂面52B、底面54Bの剛性
よりも高いことから、浮きボス部52、54は剛性急変
部として機能する。このため、剛性の低い頂面52B、
底面54Bに応力集中が起こりやすくなる。
【0043】また、本実施形態では、浮きボス部52、
54の頂面52B、底面54Bにてスポット溶接するこ
とによりスライドブラケット44とスライドプレート5
0とを結合させたので、両者をボルト・ナットといった
締結具を用いて締結すると共にスライドブラケット44
のスライドにより締結具を離脱させるスリットを形成す
るような構成に比し、離脱荷重が安定化する。すなわ
ち、締結具を用いた構成を採ると、種々のバラツキが組
付時或いは経年変化によって生じる。例えば、組付時に
おけるバラツキを起こさせる要因としては、締結具の締
結トルク、接合面の表面処理、面粗さ、面平面度、接合
面積等がある。経年変化におけるバラツキを起こさせる
要因としては、錆の発生等がある。従って、これらのこ
とから、締結具を用いた構成を採ると、離脱荷重を安定
させにくい。これに対し、スポット溶接による場合に
は、その離脱荷重はプレス部品の材料強度と板厚、ナゲ
ット径のバラツキにより決まるが、これらはいずれも管
理されているため、安定した離脱荷重が得られる。な
お、締結具を用いた構成を採ると、締結具の締結方向の
観点から作業上の制約を受けるが、本実施形態によれば
そのような不利も生じない。
【0044】さらに、本実施形態では、浮きボス部5
2、54の結合面となる頂面52B、底面54Bの面方
向をダッシュパネル16からペダルブラケット26に入
力される荷重の作用方向(図1の矢印F方向)に略一致
させているため、結合面となる頂面52B、底面54B
には剪断荷重が作用する。このため、スライドブラケッ
ト44の浮きボス部52の頂面52Bは、スライドプレ
ート50の浮きボス部54の底面54Bから破断し易く
なる。
【0045】総じていえば、本実施形態によれば、ペダ
ルブラケット26の後端側(スライドブラケット44)
とスライドプレート50との結合面の面方向を前記外力
の作用時にペダルブラケット26に入力される荷重の作
用方向に略一致させた状態で、ペダルブラケット26の
後端側とスライドプレート50とを締結具を用いて結合
する構造に代えてスポット溶接によって結合させると共
に、当該結合面の周囲の剛性を当該結合面の剛性よりも
高く設定するという簡単な構成で、所定値以上の外力が
車両の前方から作用した際にペダルブラケット26の後
端側をスライドプレート50から離脱させることがで
き、しかも、安定した離脱荷重を得ることができる。そ
の結果、本実施形態の基本的な効果(即ち、所定値以上
の外力が車両の前方から作用した際にペダルパッド58
が略車両前方側へ変位するように制御すること)が確実
なものとなる(別言すれば、本実施形態の基本的効果に
対する保証機能が得られる)。
【0046】さらに、本実施形態によれば、浮きボス部
52、54相互の結合面となる頂面52B、底面54B
とスライドブラケット44の頂壁44A及びスライドプ
レート50の前端部との間に所定の空隙55を形成した
ので、ダッシュパネル16からペダルブラケット26に
入力される荷重の作用方向が頂面52B、底面54Bの
面方向に対して多少ずれたとしても、当該荷重はスライ
ドブラケット44の頂壁44A及びスライドプレート5
0の前端部側に吸収される(ロスされる)ことはなく、
確実に浮きボス部52、54の頂面52B、底面54B
に作用させることができる。
【0047】また、本実施形態によれば、スポット溶接
によってスライドブラケット44とスライドプレート5
0とを結合する構成であるため、締結具を用いた離脱構
成を採る場合に比し、省スペース化を図ることができ
る。
【0048】なお、本実施形態では、スライドブラケッ
ト44側の浮きボス部52とスライドプレート50側の
浮きボス部54とをスポット溶接により結合したが、こ
れに限らず、剪断荷重によって破断する結合構造であれ
ばすべて適用可能であり、例えば相互の浮きボス部5
2、54同士をシェアピンで結合するようにしてもよ
い。 〔第2実施形態〕 次に、図3〜図8を用いて、第2実施形態について説明
する。なお、この第2実施形態は、開示例とする。
た、前述した第1実施形態と同一構成部分については同
一番号を付してその説明を省略する。
【0049】図3に示される実施形態では、前述した第
1実施形態におけるスライドブラケット44に代えて、
略車両前方側へ屈曲する鉤状の屈曲部80を上端部に備
えたスライドブラケット82が用いられている。これに
対応して、前述したスライドプレート50に代えて、略
車両下方側へ屈曲する鉤状の屈曲部84を前端部に備え
たスライドプレート86が用いられている。
【0050】上述したスライドブラケット82の屈曲部
80の前端面及びスライドプレート86の屈曲部84の
後端面は略車両上下方向を向いており、従って前述した
ペダルブラケット26への入力荷重作用方向である矢印
F方向(図1参照)に対して略直交してスライドブラケ
ット82の前端面及びスライドプレート86の後端面が
配置されている。そして、相互の前端面及び後端面が当
接された状態で、両者をスポット溶接することにより相
互に結合されている。
【0051】また、結合面となる屈曲部80の前端面及
び屈曲部84の後端面の周囲部88(一点鎖線包囲部)
が屈曲されているため、この部分の剛性は結合面の剛性
よりも高くなっている。従って、本実施形態において
も、前述した浮きボス部52、54と同様の剛性急変部
としての機能が担保されている。
【0052】所定値以上の外力が車両の前方から作用し
た際のペダルブラケット26の挙動(ペダルブラケット
26の離脱、スライド、回転変位)については前述した
第1実施形態と同様であるので、その説明は省略する。
本実施形態と前述した第1実施形態とが異なる点は、ペ
ダルブラケット26の離脱の仕方である。すなわち、本
実施形態では、スライドブラケット82とスライドプレ
ート86との結合面の面方向をペダルブラケット26へ
の入力荷重作用方向に対して略直交する方向としたの
で、所定値以上の外力が車両の前方から作用した場合、
スライドブラケット82の屈曲部80の前端面及びスラ
イドプレート86の屈曲部84の後端面には剪断荷重で
はなく剥離荷重が作用する。そして、この剥離荷重によ
って、スライドブラケット82の屈曲部80がスライド
プレート86の屈曲部84から破断(剥離)して離脱さ
れる。なお、本実施形態においても、前述した如く結合
面となる屈曲部80の前端面及び屈曲部84の後端面の
周囲部88が屈曲されて当該結合面よりも高剛性化され
ているため、結合面への応力集中が起こりやすくなって
いる。
【0053】以上のことから、スポット溶接を用いた離
脱構造である点で本実施形態も前述した第1実施形態と
同様であるが、結合面の面方向を入力荷重作用方向に対
して略直交させた関係で、剪断荷重ではなく剥離荷重を
作用させる構成としたに過ぎず、本質的には同種の構造
といえる。従って、本実施形態においても、前述した第
1実施形態と同様の効果が得られる。
【0054】次に、図3に示される実施形態と同種の構
造の幾つかの他の実施形態について説明する。
【0055】図4に示される実施形態では、スライドブ
ラケット82の屈曲部80の前端壁80Aとスライドプ
レート86の屈曲部84の後端壁84Aとが、スポット
溶接ではなく、リベット90で接合されている。この場
合においても、スライドブラケット82の屈曲部80と
スライドプレート86の屈曲部84との結合面には剥離
荷重が作用し、リベット90が破断してスライドブラケ
ット82がスライドプレート86から離脱することにな
る。なお、本実施形態では、スポット溶接ではなく、リ
ベット90で接合する構成を採っているが、締結具をス
ライドさせて離脱させる構成ではないので、締結トルク
のバラツキや錆の発生による摺動抵抗のバラツキ等は生
じない。従って、離脱荷重が不安定になることはない。
【0056】図5に示される実施形態では、スライドプ
レート86の屈曲部84の後端壁84Aに所定径寸法の
貫通孔92が形成されており、この貫通孔92内へスラ
イドブラケット82の屈曲部80の前端壁80Aに形成
した孔周囲部がかしめられて両者が結合されている。こ
の場合においても、スライドブラケット82の屈曲部8
0とスライドプレート86の屈曲部84との結合面には
剥離荷重が作用し、スライドブラケット82のかしめ部
94が塑性変形することにより、スライドプレート86
の貫通孔92から抜けて離脱する。
【0057】図6及び図7に示される実施形態では、ス
ライドプレート86の屈曲部84の後端壁84Aに、円
孔部96A及び直線状のスリット96Bから成る貫通孔
96を形成した上で、リベット90でスライドブラケッ
ト82とスライドプレート86とを結合した点に特徴が
ある。この構成によれば、スリット96Bが形成されて
いる分、貫通孔96が変形しやすくなるため、スライド
ブラケット82がスライドプレート86から容易に離脱
する。
【0058】図8に示される実施形態では、スライドプ
レート86の屈曲部84の後端壁84Aに、円孔部98
A及び十字形のスリット98Bから成る貫通孔98を形
成した上で、リベット90でスライドブラケット82と
スライドプレート86とを結合した点に特徴がある。こ
の構成によれば、図6及び図7に示される実施形態より
も更に貫通孔98の周囲の剛性が低下して変形しやすく
なるため、スライドブラケット82がスライドプレート
86から一層容易に離脱する。
【0059】なお、図6〜図8に示される実施形態では
リベット90を用いたが、これに限らず、ボルトを使用
してもよい。この場合、ボルトをスライドさせる訳では
ないので、締結トルクのバラツキ等による影響は受けな
い。
【0060】また、上述した貫通孔96、98をスライ
ドプレート86の屈曲部84側に形成しても同様の効果
が得られる。
【0061】以上説明してきた実施形態において、ペダ
ルブラケット26及びその後端側に固定されたスライド
ブラケット44が本発明における「ペダルブラケット」
に相当し、インパネリインフォース48及びこれに固定
されたスライドプレート50が本発明における「第2の
車体側構成部材」に相当する。また、図1及び図2に示
される実施形態では、所定荷重で剪断するスポット溶接
による結合構成が、本発明における「離脱手段」に相当
する。
【0062】付言すれば、「第2の車体側構成部材」と
しての機能をも有するスライドプレート50の傾斜面5
0Aは、「離脱後のペダルブラケットの後端側を略車両
下方側へ変位させることで、側面視でペダルブラケット
を略車両前方側へ回転変位させる案内手段」として把握
することができるが、この案内手段の構成は上記構成に
限らず、車両用ペダルをインパネリインフォース48に
固定された押圧部材によって押圧することで、ペダルブ
ラケット26が離脱した後に座屈するようなものでもよ
い。すなわち、ペダルブラケット26の後端側が所望の
方向へ変位する(この場合は略車両下方側へ変位)よう
に構成されたものであればよい。
【0063】なお、上述した実施形態では、吊り下げ式
の主ブレーキペダルを対象として本発明を適用したが、
本発明の適用対象はこれに限らず、吊り下げ式のクラッ
チペダルや踏み込み式のパーキングブレーキペダルに対
しても適用可能である。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る車両用ペダル支持構造は、ペダルブラケットの
後端側及び第2の車体側構成部材のそれぞれに浮きボス
部を一体に形成し、双方の浮きボス部の結合面の面方向
を前記外力の作用時に当該ペダルブラケットへの入力荷
重の作用方向に略一致させると共に、当該ペダルブラケ
ットの後端側の浮きボス部と第2の車体側構成部材側の
浮きボス部とを結合させたので、簡単な構成で所定値以
上の外力が車両の前方から作用した際にペダルブラケッ
トの後端側を車体側から離脱させることができ、しかも
安定した離脱荷重が得られるという優れた効果を有す
る。
【0065】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1記載の発明において、結合面を構
成するペダルブラケット側の浮きボス部の頂面と第2の
車体側構成部材側の浮きボス部の底面とを、所定値以上
の剪断荷重の入力によって溶接部位が破断するスポット
溶接により結合したので、締結具を用いた離脱構成を採
る場合に比し、省スペース化を図ることができるという
優れた効果を有する。
【0066】請求項3記載の本発明に係る車両用ペダル
支持構造は、請求項1記載の発明において、ペダルブラ
ケットの後端側及び第2の車体側構成部材の双方に浮き
ボス部がそれぞれ形成されることにより、双方の浮きボ
ス部の結合面の周囲に空隙が形成されているため、結合
面の面方向とペダルブラケットに作用する荷重の作用方
向との設定に多少のずれが生じたとしても、当該荷重を
確実にペダルブラケットの後端側と第2の車体側構成部
材との結合面に作用させることができるという優れた効
果を有する。
【0067】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る車両用ペダル支持構造の全
体構成を示す側面図である。
【図2】図1に示されるスライドブラケット及びスライ
ドプレートを分離した状態で示す拡大斜視図である。
【図3】第2実施形態に係る車両用ペダル支持構造の要
部を示す側面図である。
【図4】図3に示される構成において、スポット溶接に
代えてリベットを用いた実施形態を示す断面図である。
【図5】図4に示される構成において、リベットに代え
てかしめを用いた実施形態を示す断面図である。
【図6】直線状のスリットを備えた貫通孔を用いた上で
リベットで結合した実施形態を示す要部斜視図である。
【図7】図6に示される貫通孔を示す車両前方側から見
た正面図である。
【図8】図7に示される貫通孔の改良例を示す図7に対
応する正面図である。
【図9】従来構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ブレーキペダル(車両用ペダル) 16 ダッシュパネル(第1の車体側構成部材) 26 ペダルブラケット 44 スライドブラケット(ペダルブラケット) 48 インパネリインフォース(第2の車体側構成部
材) 50 スライドプレート(第2の車体側構成部材) 52 浮きボス部 54 浮きボス部 52B 頂面(結合面) 54B 底面(結合面) 55 空隙 58 ペダルパッド 60 回転軸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/06 B62D 25/08

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定値以上の外力が車両前部に作用した
    際に略車両後方側へ変位する第1の車体側構成部材に前
    端側が結合されると共に、第1の車体側構成部材よりも
    略車両後方側に配置され前記外力が作用しても略車両後
    方側へ殆ど変位しない第2の車体側構成部材に後端側が
    結合されたペダルブラケットと、 このペダルブラケットに揺動中心となる回転軸部が支持
    された吊り下げ式の車両用ペダルと、 前記外力が作用した際にペダルブラケットの後端側を第
    2の車体側構成部材から離脱させる離脱手段と、 を有し、 さらに、前記ペダルブラケットの後端側及び前記第2の
    車体側構成部材のそれぞれに浮きボス部を一体に形成
    し、双方の浮きボス部の結合面の面方向を前記外力の作
    用時に当該ペダルブラケットへの入力荷重の作用方向に
    略一致させると共に、当該ペダルブラケットの後端側の
    浮きボス部と第2の車体側構成部材側の浮きボス部とを
    結合させた、 ことを特徴とする車両用ペダル支持構造。
  2. 【請求項2】 前記結合面を構成するペダルブラケット
    側の浮きボス部の頂面と第2の車体側構成部材側の浮き
    ボス部の底面とを、所定値以上の剪断荷重の入力によっ
    て溶接部位が破断するスポット溶接により結合した、 ことを特徴とする請求項1記載の車両用ペダル支持構
    造。
  3. 【請求項3】 前記ペダルブラケットの後端側及び前記
    第2の車体側構成部材の双方に前記浮きボス部がそれぞ
    れ形成されることにより、双方の浮きボス部の結合面の
    周囲に空隙が形成されている、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダル支持構
    造。
JP34003896A 1996-12-19 1996-12-19 車両用ペダル支持構造 Expired - Fee Related JP3269412B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34003896A JP3269412B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 車両用ペダル支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34003896A JP3269412B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 車両用ペダル支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10175568A JPH10175568A (ja) 1998-06-30
JP3269412B2 true JP3269412B2 (ja) 2002-03-25

Family

ID=18333150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34003896A Expired - Fee Related JP3269412B2 (ja) 1996-12-19 1996-12-19 車両用ペダル支持構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3269412B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2719076C2 (ru) * 2015-09-24 2020-04-17 ФОРД ГЛОУБАЛ ТЕКНОЛОДЖИЗ, ЭлЭлСи Крепежный соединительный узел панели приборов транспортного средства и транспортное средство

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3792465B2 (ja) 1999-07-02 2006-07-05 株式会社エフテック 自動車のブレーキペダル装置
GB0310510D0 (en) * 2003-05-08 2003-06-11 Bck Technology Ltd Arrangement for permitting motor vehicle foot pedal release and motor vehicle incorporating same
JP4620760B2 (ja) * 2008-07-07 2011-01-26 本田技研工業株式会社 車両用キャニスタの取付構造
WO2011036780A1 (ja) * 2009-09-25 2011-03-31 トヨタ自動車株式会社 車両用インパネリインフォースメントの取付構造
RU2587665C1 (ru) * 2013-02-15 2016-06-20 Ниссан Мотор Ко., Лтд. Тормозное устройство транспортного средства

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2719076C2 (ru) * 2015-09-24 2020-04-17 ФОРД ГЛОУБАЛ ТЕКНОЛОДЖИЗ, ЭлЭлСи Крепежный соединительный узел панели приборов транспортного средства и транспортное средство

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10175568A (ja) 1998-06-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3267182B2 (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3277814B2 (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3239751B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
JP3125677B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
EP2122433B1 (en) Vehicle having a pedal support system
JPH11139346A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3269412B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
JPH10175492A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3239790B2 (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JPH1143073A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP2000344064A (ja) ペダル支持構造
JP3856272B2 (ja) ペダルブラケットの構造
JPH10236335A (ja) 車両用離脱部構造
JPH10236288A (ja) 車両用ペダル支持構造
JP3932702B2 (ja) ペダルブラケットの構造
JPH1159351A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JPH11268667A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3804651B2 (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JPH10264860A (ja) 車両用離脱部構造
JPH10264785A (ja) 車両用ペダル周辺構造
JP3671668B2 (ja) 車両用ペダル支持構造
JP2004066853A (ja) ブレーキペダルの支持構造
JPH10226325A (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JP3267891B2 (ja) 車両用ペダル変位制御構造
JPH10297400A (ja) 車両用ペダル支持構造

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees