JP3268066B2 - 車両の走行経路設定装置 - Google Patents

車両の走行経路設定装置

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JP3268066B2
JP3268066B2 JP15500493A JP15500493A JP3268066B2 JP 3268066 B2 JP3268066 B2 JP 3268066B2 JP 15500493 A JP15500493 A JP 15500493A JP 15500493 A JP15500493 A JP 15500493A JP 3268066 B2 JP3268066 B2 JP 3268066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の走行経路をCR
T,液晶ディスプレイ等の表示装置に表示して、車両運
転者に対して走行経路を案内する所謂ナビゲーション装
置において、走行経路を予め設定するために使用される
車両の走行経路設定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、所望の走行経路を設定するこ
とができる走行経路設定装置として、表示装置に道路地
図を表示し、その表示画面上のカーソルを方向キーの操
作により所望の方向に移動させて、スタート地点から目
的地点までの通過予定の交差点を順次登録して行くこと
により、走行経路の設定を行うように構成された装置が
知られている。つまり、この装置においては交差点での
車両の進行方向を方向キーの操作により指定することに
よって、所望の走行経路を設定できるようにされてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置においては、地図上に記録されている道路でしか走
行経路の設定を行なうことができないため、道幅が狭い
ため省略されている道路や、地図作製時の道路データが
誤っていたり欠落していたりすることによって地図に記
録されていない道路については、経路設定を行ないたく
てもできないという問題があった。
【0004】また、道路地図は、その発行時から年月が
経過すればするほど、実際とは異なってきてしまうの
で、上記の装置を快適に使用するには、頻繁に地図を買
い換える必要があるという問題もあった。これに対し
て、一度通った道を軌跡として記憶することにより、以
後、その軌跡についても経路設定等を可能とする装置も
あるが、この場合、一度も通ったことがなく、しかも地
図に記録されていない道については、経路設定をするこ
とができないという問題があった。
【0005】本発明は、このような問題を解決するため
に、地図上に記録されていない道路でも経路設定を行な
うことのできる車両の走行経路設定装置を提供すること
を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の構成は、道路地図を表示する表示手段と、該
表示手段に道路地図を表示するための地図データを記憶
する地図データ記憶手段と、該地図データ記憶手段に記
憶された地図データに基づき、上記表示手段に道路地図
を表示する地図表示制御手段と、走行経路の始点及び該
始点からの車両の進行方向を外部から入力するための方
向入力手段と、該方向入力手段から入力された進行方向
に従い、上記地図データに基づき上記始点から進行すべ
き道路を選択し、該道路上の上記始点から所定の交差点
に至る区間を走行経路として設定する第1の経路設定手
段と、該第1の経路設定手段により走行経路の設定が終
了すると、既に設定された走行経路の終点を始点とし
て、上記方向入力手段から車両の進行方向が入力される
のを待ち、該進行方向が入力されると上記第1の走行経
路設定手段の動作を再開させる経路設定再開手段と、上
記第1の経路設定手段により設定される走行経路を、上
記表示手段に表示された道路地図上で識別表示させる経
路表示制御手段と、を備えた車両の走行経路設定装置に
おいて、外部からの操作により、上記方向入力手段、上
記第1の経路設定手段、および上記経路設定再開手段に
より道路地図上の交差点毎に走行経路を設定する通常モ
ードから、外部から設定された任意の地点毎に走行経路
を手動設定する手動モードに切り換えるモード切換手段
と、該モード切換手段により経路設定モードが上記手動
モードに切り換えられているときに、上記地図データに
基づき表示された道路地図上の任意の地点を外部から入
力するための位置入力手段と、該位置入力手段により入
力された地点を定義交差点とし、既に設定されている走
行経路の終点から、上記定義交差点までの区間を走行経
路として設定する第2の経路設定手段と、を設け、上記
経路表示制御手段が、上記第1の経路設定手段により設
定される走行経路と共に、上記第2の経路設定手段によ
り設定される走行経路も、上記表示手段に表示された道
路地図上で強調表示させるように構成してなることを特
徴とする車両の走行経路設定装置を要旨とする。
【0007】
【作用】このように構成された本発明の走行経路設定装
置においては、方向入力手段を介して走行経路の始点及
びこの始点からの車両の進行方向が入力されると、ま
ず、第1の経路設定手段が、地図データ記憶手段に記憶
された地図データに基づき、その入力された進行方向に
従って、その始点から進行すべき道路を選択し、その道
路上の始点から所定の交差点に至る区間を走行経路とし
て設定する。
【0008】そして、このように入力された始点から所
定の交差点までの走行経路が設定されると、経路設定再
開手段が、既に設定した走行経路の終点、即ちその所定
の交差点を始点として、方向入力手段から車両の進行方
向が入力されるのを待ち、進行方向が入力されると、第
1の経路設定手段の動作を再開させる。
【0009】つまり、第1の経路設定手段は、入力され
た始点から所定の交差点までの走行経路を設定すると、
更に、その所定の交差点から次の所定の交差点までの走
行経路を設定することとなり、この手順が繰り返される
ことにより、入力された始点から最終的に目的地までの
走行経路が設定されることとなる。
【0010】ここで、モード切換手段により、経路設定
モードが通常モードから手動モードに切り換えられた
後、位置入力手段を介して、交差点以外の任意の地点が
入力されると、第2の経路設定手段は、この入力された
地点を定義交差点とし、既に設定されている走行経路の
終点、または先に位置入力手段により入力された地点か
ら、定義交差点までの区間を走行経路として設定する。
そして、これを繰り返すことにより位置入力手段を介し
て順次入力される地点間を結ぶ走行経路が設定されるこ
ととなる。
【0011】つまり、地図上に記録されている道路につ
いて経路設定を行なう場合は、方向入力手段,第1の経
路設定手段,および経路設定再開手段が動作する通常モ
ードにおいて交差点毎に走行経路を設定し、地図上に記
録されていない道路について経路設定を行なう必要が生
じた場合には、モード切換手段により経路設定モードを
手動モードに切り換えて、位置入力手段および第2の経
路設定手段を動作させ、定義交差点を登録することによ
り任意の地点間を走行経路として設定する。
【0012】なお、経路表示制御手段は、第1の経路設
定手段および第2の経路設定手段により設定される走行
経路を、地図表示制御手段によって表示手段に表示され
た道路地図上で識別表示させる。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面と共に説明す
る。まず、図2は本発明が適用された実施例の車両用ナ
ビゲーション装置全体の構成を表すブロック図である。
【0014】図2に示すように、本実施例のナビゲーシ
ョン装置は、GPS(Global Positioning System) 用
の人工衛星からの送信電波を受信するGPS用アンテナ
2aを備え、その受信信号を周波数変換し、復調して、
受信点の位置(即ち車両位置)を表す緯度データ,経度
データ,高度データを算出すると共に、受信点の移動速
度(即ち車速)を表す速度データを算出する周知のGP
S受信機2と、外部操作によって走行経路の始点や車両
の進行方向の設定,走行経路の取消し,走行経路設定時
の経路設定モードの切換等の各種指令を入力するための
入力装置4と、地図データが格納された光ディスク,磁
気ディスク等からなる地図データ記憶手段としての外部
記憶装置6と、道路地図や各種メッセージを表示するた
めのCRT,液晶ディスプレイ等からなる表示手段とし
ての表示装置14と、GPS受信機2,入力装置4,外
部記憶装置6等から各種データを読み取り、そのデータ
に基づき表示装置14に道路地図及び車両の走行経路を
表示させる制御装置20とから構成されている。尚、入
力装置4は、本発明の方向入力手段,位置入力手段,お
よびモード切換手段に相当する。
【0015】ここで、外部記憶装置6には、表示装置1
4に道路地図を表示するための地図データの他、走行経
路の設定及び表示のために、道路地図上での各交差点毎
に予め設定された交差点データが格納されている。この
交差点データは、図3に示すように、各交差点毎に付さ
れた交差点アドレスCi(i:1からnまでの整数)
と、各交差点の位置を表す経度(x座標)データ及び緯
度(y座標)データと、各交差点に隣接した隣接交差点
のアドレスCiと、各交差点と隣接交差点との間の道路
上での変曲点Niを表すノードリストと、各交差点と隣
接交差点との間の道路の種別を表す種別情報(0:国
道,1:高速道路,2:その他一般道)とから構成され
ている。
【0016】そして後述する走行経路設定処理により、
この地図データ、交差点データ、及び入力装置4より入
力される位置データとから、図4に示す経路データが作
成される。なお、この経路データは、登録交差点番号P
i順に、走行経路として設定された交差点のアドレスが
記憶されると共に、地図上に記録されていない道路が走
行経路として設定されている場合には、走行経路を設定
する際に新たに定義された定義交差点の経度データおよ
び緯度データが記憶される。そして、この経路データ
は、設定された走行経路を表示して車両の進行方向を誘
導する走行経路誘導処理に使用される。
【0017】次に制御装置20は、CPU22,ROM
24,RAM26,入出力ポート28,及びこれら各部
を結ぶバスライン30を備えた周知のマイクロコンピュ
ータとして構成されており、さらに表示装置14を駆動
する表示駆動装置34を備えている。そして制御装置2
0は、車両運転者が入力装置4を介して走行経路の設定
指令を入力すると、後述の走行経路設定処理を実行し、
走行経路表示指令を入力すると、走行経路を表示して車
両の進行方向を誘導する走行経路誘導処理を実行する。
【0018】以下、制御装置20が実行する走行経路設
定処理について図5〜図9に示すフローチャートに沿っ
て説明する。尚、制御装置20において、走行経路誘導
処理は、概ね、車両の現在位置を検出して、その現在位
置付近の道路地図を表示装置14に表示すると共に、そ
の表示地図上に走行経路設定処理にて設定された走行経
路を識別可能に表示し、その走行経路上に車両の走行に
伴い変化する車両位置を表示したり、音声により車両の
進行すべき方向を指示する、といった手順で実行される
が、この処理は本発明に直接関係しないので、ここでは
説明を省略する。
【0019】図5に示すように、走行経路設定処理が開
始されると、まずステップ100にて、走行経路の設定
を開始すべき起点付近の位置情報が入力されるのを待
ち、起点付近の位置情報が入力されると、ステップ11
0へ進む。尚、起点付近の位置情報の入力は、例えば、
広域地図を表示して起点付近にカーソルを合わせ、詳細
地図へステップダウンしながら位置を入力する方法、緯
度・経度を数値で入力する方法、起点付近の公共建物の
X,Y座標を入力する方法等により行なわれる。
【0020】ステップ110では、ステップ100で入
力された位置情報と外部記憶装置6に記憶された地図デ
ータに基づき、その入力位置を中心とする経路設定用の
地図データを作成し、その作成した地図データを用い
て、表示装置14に道路地図を表示する。例えば、起点
付近の位置情報として、図9に示すA点の位置情報を読
み込むと、ステップ110では、このA点を中心とする
所定範囲B1の道路地図を作成して、表示装置14に表
示する。
【0021】こうして表示装置14に起点付近の道路地
図が表示されると、ステップ120へ進み、起点登録処
理を実行する。この起点登録処理では、図6に示すよう
に、まず、ステップ310にて、入力装置4に設けられ
た図9に示す矢印キーKからの入力があったか否かを判
断し、矢印キーKからの入力がなければ、ステップ33
0に移行し、同じく入力装置4に設けられた確定キーか
らの入力があったか否かを判断する。そして、確定キー
からの入力がなければ、ステップ350に移行し、同じ
く入力装置4に設けられたモード変更キーからの入力が
あったか否かを判断する。ここで、モード変更キーは、
走行経路を設定する際の二つの経路設定モード、即ち、
道路地図上の交差点毎に走行経路を設定する通常モー
ド,および外部から設定される任意の地点毎に走行経路
を手動設定する手動モードを相互に切り換えるものであ
り、ステップ350にて、モード変更キーからの入力が
ないと判断されると、ステップ310に戻る。即ち、ス
テップ310、330および350の処理は、使用者が
いずれかの入力キーを操作することにより、キー入力が
あったと判断されるまで、繰り返し実行される。
【0022】尚、モード変更キーによって変更される経
路設定モードは、初期状態において、通常モードに設定
されている。そして、先のステップ310にて、矢印キ
ーKからの入力があったと判断されると、ステップ32
0に移行し、そのキー入力に応じて表示地図上のカーソ
ルを移動させた後、ステップ310に戻り、再びキー入
力を待つ。尚、ステップ320の処理を実行することに
より、カーソルは、入力された矢印キーKの示す方向
に、地図に表示されている交差点上を移動する。
【0023】また、先のステップ330にて、確定キー
からの入力があったと判断されると、ステップ340に
移行し、現在カーソルキーが表示している交差点を起点
交差点として登録し、起点登録処理を終了する。一方、
先のステップ350にて、モード変更キーからの入力が
あったと判断されると、経路設定モードを初期状態であ
る通常モードから手動モードに切り換えた後、ステップ
360に移行する。
【0024】ステップ360では、矢印キーKからの入
力があったか否かを判断し、矢印キーKからの入力がな
ければ、ステップ380に移行し、確定キーからの入力
があったか否かを判断する。そして確定キーからの入力
がなければ、ステップ360に戻る。即ち、ステップ3
60およびステップ380の処理は、使用者が矢印キー
Kまたは確定キーを操作することにより、キー入力があ
ったと判断されるまで、繰り返し実行される。
【0025】そして、ステップ360にて、矢印キーK
からの入力があったと判断されると、続くステップ37
0にて、そのキー入力に応じて表示地図上のカーソルを
移動させた後、ステップ360に戻る。尚、ステップ3
70の処理を実行することにより、カーソルは、入力さ
れた矢印キーKの示す方向に、地図上の任意の地点を移
動する。また、表示装置14の片隅には、カーソル位置
を表す緯度,経度が表示されており、使用者は、この値
を見ながら希望する地点に正確にカーソルを移動させる
ことができる。
【0026】また、ステップ380にて、確定キーから
の入力があったと判断されると、ステップ340に進
み、現在カーソルが表示している地点を起点交差点とし
て登録し、起点登録処理を終了する。つまりこの起点登
録処理においては、ステップ310〜340の処理によ
り、カーソルは矢印キーKの操作に従って地図に表示さ
れている交差点上を移動し、確定キーが操作されること
により、カーソルが指示している交差点が起点交差点と
して登録される。また、使用者により確定キーが操作さ
れる以前に、モード変更キーが操作された場合、通常モ
ードから手動モードに切り換わり、ステップ360〜3
80およびステップ340の処理により、カーソルは矢
印キーKの操作に従って地図上の任意の地点を移動し、
使用者により確定キーが操作されることにより、カーソ
ルが指示している任意の地点が起点交差点として登録さ
れる。なお、この処理により、図3に示す交差点データ
に記録されていない地点が登録された場合、この登録さ
れた地点を定義交差点と呼ぶ。
【0027】例えば、起点登録処理が行なわれ、図9に
示す道路地図が表示された状態で、地図に表示された交
差点以外の地点D1が起点交差点として入力されると、
図4に示すように、経路データとして、起点である旨を
表す登録交差点番号P1に対応する記憶領域に、定義交
差点であることを表す値D1が格納され、また、この定
義交差点の位置情報(XD1,YD1)も併せて格納され
る。
【0028】次に、ステップ130では、現在の経路設
定モードが通常モードであるか否かを判断し、通常モー
ドであれば、ステップ135に移行し、モード変更キー
からの入力があったか否かを判断する。そして、モード
変更キーからの入力がなければ、ステップ140に移行
し、図4に示す経路データの最後に登録されている交差
点を始点として登録する。
【0029】つまり、起点登録処理終了後、または後述
の進路選択処理により選択可能な進路がなくなった時点
か、同じく後述の処理により既に設定された経路の訂正
が行われた後に、経路設定モードが通常モードであり、
かつ、モード変更キーからの入力もなければ、ステップ
140の処理により、経路データの最後に登録されてい
る交差点が、始点として登録され、引き続いて実行され
る後述の進路選択処理により走行経路が自動設定される
ことになる。
【0030】続くステップ150では、上記のように始
点として設定された交差点や、後述する処理により既に
設定されている走行経路の終点の交差点から、次に進む
べき道路を選択する進路選択処理を実行する。この進路
選択処理は、図7に示すように、まず、ステップ400
にて、現在走行経路として経路データに登録されている
終点の交差点が定義交差点であるか否かを判断する。そ
の交差点が定義交差点であれば、ステップ530に移行
し、選択道路無しと設定した後、当該処理を終了し、逆
に、その交差点が定義交差点でなければ、即ち、地図に
記録されている交差点であれば、ステップ410に移行
する。
【0031】ステップ410では、ステップ400にて
定義交差点ではないと判断された交差点が始点であるか
否かを判断し、その交差点が始点であれば、ステップ4
20に移行し、この交差点において最初の進路選択であ
るか否かを判断する。そして、この交差点において最初
の進路選択であれば、ステップ430に移行し、この交
差点において2回目以降の進路選択であれば、ステップ
440にて、過去に進路として選択していない道路のみ
を選択候補として設定した後、ステップ430に移行す
る。
【0032】ステップ430では、使用者が、入力装置
4に設けられた図9に示す矢印キーKを操作することに
よりその交差点からの進行方向を入力するのを待ち、進
行方向が入力されると、続くステップ450に移行し
て、その入力された進行方向に存在する道路を次に走行
すべき道路(進路)であるとして選択する。
【0033】そして続くステップ460では、ステップ
450にて進路として選択した道路が複数あるか否かを
判断し、選択した道路が1つであればそのまま当該処理
を終了し、逆に選択した道路が複数あれば、次ステップ
470にて、その複数の選択道路の内、最も優先度の高
い道路を進路として設定したのち、当該処理を終了す
る。
【0034】尚、このステップ470の処理は、選択道
路が一般道と国道であれば国道を、選択道路が国道と高
速道路であれば高速道路を、というように、道路の種別
に基づき、優先度の高い道路を進路として選択するよう
にされている。一方、ステップ410にて、現在走行経
路として登録されている終点の交差点が始点ではないと
判断された場合には、ステップ480に移行して、この
交差点に走行経路と同じ種別の道路(同種道路)が接続
されているか否かを判断する。そして、このステップ4
80にて、同種道路が接続されていないと判断される
と、ステップ520にて、選択道路無しと設定した後、
当該処理を終了し、逆に同種道路が接続されていると判
断されると、ステップ490に移行する。
【0035】ステップ490では、同種道路が複数であ
るか否かを判断する。そして、同種道路が1つであれ
ば、ステップ500にて、その同種道路を進路として設
定した後、当該処理を終了し、同種道路が複数であれ
ば、ステップ510にて、その複数の同種道路の内、走
行経路が最も直進に近くなる同種道路を進路として設定
した後、当該処理を終了する。
【0036】つまり、この進路選択処理においては、今
から進路を選択しようとする交差点が走行経路設定用の
始点として登録されている場合には、ステップ420〜
ステップ470の処理により、使用者が入力する車両の
進路方向に基づき進路を設定すると共に、逆に今から進
路を選択しようとする交差点が始点として登録されてお
らず、単なる走行経路上の通過点である場合には、ステ
ップ480〜ステップ510の処理により、既に設定さ
れている走行経路と同じ種別の道路を進路として設定す
る、というように第1の経路設定手段としての処理を実
行する。
【0037】次に、こうして進路選択処理が実行される
と、今度はステップ160に移行して、進路選択処理に
より進路を設定できたか否かを判断する。そして、上記
進路選択処理により進路が設定されていれば、ステップ
170に移行し、表示装置14に表示されている道路地
図上にて、進路として設定された道路上の次の交差点ま
での区間を強調表示させる、経路表示制御手段としての
処理を実行する。
【0038】尚、このステップ170において走行経路
を強調表示する際には、表示装置14に現在表示してい
る道路地図上に次の交差点が存在するか否かを判断し、
次の交差点が存在しない場合には、表示装置14に表示
中の道路地図を、次の交差点を中心とする道路地図に変
更した後、その交差点までの走行経路を強調表示する。
【0039】例えば、表示装置14に、図9に示すB1
の範囲の道路地図が表示されている状態で、交差点C1
からの進路方向として右上方向が入力された場合には、
次の交差点C2が表示装置14に表示された道路地図か
ら外れるが、この場合には、表示装置14に表示する道
路地図を、次の交差点C2を中心とする図9に示すB2
の範囲の道路地図に変更し、交差点C1から次の交差点
C2までの区間を強調表示する。また、走行経路の強調
表示は、道路の太さ,色,線種等を変更することによっ
て行われる。
【0040】こうして、走行経路の強調表示が終了する
と、今度はステップ180に移行して、使用者が入力装
置4に設けられた取消キーを操作することにより、走行
経路の訂正指令を入力したか否かを判断する。そして、
走行経路の訂正指令が入力されていなければ、続くステ
ップ190にて、上記強調表示を行なった走行経路の終
点の交差点を、走行経路の通過交差点として登録し、再
度ステップ150に移行する。尚、この通過交差点の登
録は、図4に示すように、経路データの登録交差点番号
Piに対応する記憶領域にその交差点のアドレスを格納
することにより実行される。
【0041】一方、ステップ180にて、進路の訂正指
令が入力されたと判断された場合には、ステップ200
に移行して、その訂正指令の入力回数(つまり、取消キ
ーの操作回数)を通過交差点の取り消し数としてカウン
トし、続くステップ210にて、既に設定した走行経路
の内、走行経路の終点の交差点からそのカウント数に応
じた通過交差点までの間の区間が取り消されたとして、
取消のない通過交差点までの走行経路の強調表示を削除
して、経路の取り消しを表す別の強調表示に変更し、更
に続くステップ220にて、その取り消した通過交差点
の登録を削除する、といった手順で経路の取り消しを行
う。
【0042】尚、ステップ210において、走行経路の
強調表示を通常表示に戻す際に、表示装置14に現在表
示している道路地図上に取消しのない通過交差点が存在
しない場合には、表示装置14に表示中の道路地図を、
その通過交差点を中心とする道路地図に変更した後、そ
の交差点までの走行経路を通常表示に戻す。
【0043】このようにステップ200〜220の処理
により進路の訂正指令に伴う走行経路の取り消しが行な
われるか、ステップ160にて進路選択処理によって進
路を選択できなかったと判断された場合には、ステップ
230に移行して、今度は、使用者が入力装置4を操作
することにより、走行経路設定の終了指令を入力してい
るか否かを判断する。
【0044】そして、走行経路設定の終了指令が入力さ
れていれば、走行経路の設定は終了したと判断して、そ
のまま当該処理を終了し、走行経路設定の終了指令が入
力されていなければ、再度ステップ130に戻る。ここ
で、使用者が、モード変更キーを操作して経路設定モー
ドを手動モードに変更しない限り、現在設定されている
走行経路の終点の交差点が、引続き走行経路の設定を行
うための始点として入力され、その交差点からの進行方
向が入力されるのを待つ、経路設定再開手段としての処
理を実行する。
【0045】次に、先のステップ130にて、現在の経
路設定モードが手動モードであると判断されるか、また
は、先のステップ135にて、モード変更キーの入力が
あったと判断され、経路設定モードが通常モードから手
動モードに切り換えられると、ステップ240に移行
し、手動経路設定処理を実行した後、ステップ130に
戻る。
【0046】ここで、手動経路設定処理は、図8に示す
ように、まず、ステップ600にて、矢印キーKからの
入力があったか否かを判断し、矢印キーKからの入力が
なければ、ステップ620に移行し、確定キーからの入
力があったか否かを判断する。そして、確定キーからの
入力がなければ、ステップ700に移行し、モード変更
キーからの入力があったか否かを判断する。そして、モ
ード変更キーからの入力がなければ、ステップ600に
戻る。即ち、ステップ600,ステップ620およびス
テップ700の処理は、使用者が矢印キーK,確定キ
ー、またはモード変更キーを操作することにより、キー
入力があったと判断されるまで繰り返し実行される。
【0047】そして、先のステップ600にて、矢印キ
ーKからの入力があったと判断されると、ステップ61
0に移行し、そのキー入力に応じて表示地図上のカーソ
ルを移動させた後、ステップ600に戻る。尚、ステッ
プ610の処理を実行することにより、カーソルは、入
力された矢印キーKの示す方向に、地図上の任意の地点
を移動する。また、このとき表示装置14の片隅には、
使用者が希望する地点に正確にカーソルを移動させるこ
とができるように、カーソル位置を表す緯度,経度が表
示されている。
【0048】また、先のステップ620にて、確定キー
からの入力があったと判断されると、ステップ630に
移行し、経路データの最後に登録されている交差点から
カーソルが指示している地点までを強調表示する。続く
ステップ640では、使用者が取消キーを操作すること
により、走行経路の訂正指令を入力したか否かを判断す
る。そして、走行経路の訂正指令が入力されていなけれ
ば、ステップ650に移行し、上記強調表示を行なった
走行経路の終点の地点を走行経路の通過交差点として経
路データに登録する。尚、この通過交差点の登録は、図
4に示すように、経路データの登録交差点番号Piに対
応する記憶領域に、定義交差点であることを表示する値
と、この定義交差点の位置情報である緯度,経度が併せ
て格納される。
【0049】先のステップ640にて、進路の訂正指令
が入力されたと判断されると、ステップ670に移行し
て、その訂正指令の入力回数(つまり、取消キーの操作
回数)を通過交差点の取り消し数としてカウントし、続
くステップ680にて、既に設定した走行経路の内、走
行経路の終点の交差点からそのカウント数に応じた通過
交差点までの間の区間が取り消されたとして、取消しの
ない通過交差点までの走行経路の強調表示を削除して、
経路の取り消しを表す別の強調表示に変更し、更に続く
ステップ690にて、その取り消した通過交差点の登録
を削除する、といった手順で経路の取り消しを行う。
【0050】尚、ステップ680において、走行経路の
強調表示を通常表示に戻す際に、表示装置14に現在表
示している道路地図上に取消しのない通過交差点が存在
しない場合には、表示装置14に表示中の道路地図を、
その通過交差点を中心とする道路地図に変更した後、そ
の交差点までの走行経路を通常表示に戻す。
【0051】このように、先のステップ650の処理に
より、通過点の登録が行われたか、ステップ670〜6
90の処理により進路の訂正指令に伴う走行経路の取り
消しが行なわれた後、ステップ660に移行し、経路デ
ータの最後に登録されている交差点が定義交差点である
か否かを判断し、交差点が定義交差点であれば、手動の
経路設定を引続き実行するためにステップ600に戻
る。
【0052】このステップ660にて、交差点が定義交
差点でないか、先のステップ700にて、モード変更キ
ーからの入力があったと判断された場合は、経路設定モ
ードを手動モードから通常モードに切り換えた後、第2
の経路設定手段としての手動経路設定処理を終了する。
【0053】そして、手動経路設定処理が終了すると、
ステップ130およびステップ135の処理により、現
在の経路設定モードおよびモード変換キーの操作の有無
に基づいて、始点登録して自動設定を行なうのか、また
は手動による経路設定を行なうかの判断が再度行なわれ
る。
【0054】次に上記のように構成された本実施例の車
両用ナビゲーション装置において、走行経路を設定する
際の手順について説明する。まず、起点付近の位置情報
を入力する。すると、ステップ110およびステップ1
20の処理により、表示装置14にその起点付近の道路
地図が表示される。
【0055】次に、入力装置4に設けられた矢印キーK
を操作することにより道路地図上で希望する地点にカー
ソルを動かし、入力装置4に設けられた確定キーを操作
することにより走行経路の起点となる起点交差点が設定
される。ここで、通常モードにおいては、地図上の交差
点以外は起点として設定することができないが、入力装
置4に設けられたモード変更キーを操作して、経路設定
モードを手動モードに切り換えることにより、地図上の
任意の地点を起点として設定することが可能となる。
【0056】このようにして起点が設定された後、ナビ
ゲーション装置は、現在の経路設定モード、およびモー
ド変更キーの操作の有無を判断することにより、走行経
路の設定を自動設定、または手動設定のいずれで行なう
かを決定する。即ち、経路設定モードが通常モードであ
れば、走行経路の自動設定が行なわれ、経路設定モード
が手動モードであるか、またはモード変更キーが操作さ
れ通常モードから手動モードに切り換えられたのであれ
ば、走行経路の手動設定が行われる。
【0057】そして、通常モードにおいては、まず、起
点が始点として設定され、その始点からの進行方向を矢
印キーKにより入力すると、ステップ150の処理によ
り、その進行方向に応じた走行経路が設定され、その
後、ステップ160〜190及びステップ150の処理
の繰返しにより、走行経路として設定された道路と同種
の道路を進路として、走行経路が交差点単位で順次設定
される。
【0058】なお、この設定過程は、表示装置14に順
次表示されるため、使用者は、その設定過程を確認でき
る。従って、走行経路が所望の経路から外れたような場
合には、入力装置4を操作して進路の訂正指令を入力す
れば、ステップ200〜220の処理により、走行経路
設定が中断されて、終点の交差点側から走行経路を交差
点単位で取り消され、表示装置14にその取消し後の走
行経路が表示される。
【0059】また、このように走行経路を取り消した場
合、或は、交差点に接続された道路の種別の違いによっ
て走行経路を自動設定できなくなった場合に、ナビゲー
ション装置は、再度、現在の経路設定モード、およびモ
ード変更キーからの入力の有無を判断することにより、
走行経路の自動設定、または手動設定のいずれかの処理
を実行する。即ち、モード変更キーが操作されていなけ
れば、既に走行経路として設定されている終点の交差点
を始点として設定し、走行経路の自動設定を再開する。
そして、再び、交差点に接続された道路の種別の違いに
よって走行経路を自動設定できなくなるか、或は、進路
の訂正指令を入力するまでの間、走行経路が順次自動設
定される。
【0060】一方、手動モードにおいては、ステップ6
00〜660の処理により、矢印キーKの操作に従い、
カーソルは任意の位置に移動し、確定キーの操作によ
り、カーソルが指示している地点が定義交差点として登
録され、既に設定されている走行経路の終点からこの定
義交差点までの区間が走行経路として設定される。その
後、この処理の繰り返しにより、登録された定義交差点
を結ぶように走行経路が順次設定される。そして、地図
に記録されている所定の交差点まで走行経路が設定され
るか、またはモード変更キーが操作されると、経路設定
モードを手動モードから通常モードに切り換えた後、当
該処理を終了する。
【0061】なお、設定過程は、自動設定の場合と同様
に、表示装置14に順次表示されるため、その設定過程
を確認できる。そして、入力した定義交差点の位置が誤
っていたような場合には、入力装置4を操作して訂正指
令を入力すれば、ステップ670〜ステップ690の処
理により、走行経路は終点の交差点側から交差点単位で
取り消され、表示装置14にその取り消し後の走行経路
が表示される。
【0062】このように、走行経路を取り消した結果、
取り消しのない走行経路の終点が定義交差点であれば、
引続きこの手動経路設定処理を行なうが、終点が地図に
記録されている所定の交差点であれば、経路設定モード
を手動モードから通常モードに切り換えた後、当該処理
を終了する。
【0063】そして、走行経路の手動設定が終了する
と、ナビゲーション装置は、再度、現在の経路設定モー
ド、およびモード変更キーからの入力の有無を判断する
ことにより、引続き自動設定および手動設定のいずれか
の処理を実行する。例えば、図9に示すように、道路上
の交差点でない地点D1を起点として設定した場合、ナ
ビゲーション装置の経路設定モードは、起点を登録する
際に、手動モードに切り換えられているので、引続き手
動経路設定処理が実行される。そして、この手動経路設
定処理において、交差点C1を通過交差点として入力す
ることにより、定義交差点D1から所定の交差点C1ま
での区間が走行経路として設定される。このとき、交差
点C1は地図上に記録されている所定の交差点であるの
で、経路設定モードが通常モードに切り換えられた後、
手動経路設定処理は終了する。
【0064】ここで、モード変更キーを操作しなけれ
ば、交差点C1が始点として登録され、引続き、走行経
路の自動設定が開始される。そして、交差点C1からの
進路方向として右上方向を入力することにより、交差点
C1から交差点C2を介して交差点C3に至る国道が、
自動的に走行経路として設定される。しかし、図3に示
すように交差点C3から先の交差点C8,C20は共に
国道でないため、走行経路の自動設定は一旦中断され
る。
【0065】ここで、モード変更キーを操作しなけれ
ば、交差点C3が始点として設定され、再度、走行経路
の自動設定が開始され、車両の進行方向を入力すれば、
交差点C3からの走行経路が自動設定される。また、こ
こで、モード変換キーを操作すれば、経路設定モードが
手動モードに切り換わり、走行経路の手動設定が開始さ
れる。例えば、地図には交差点C3から交差点C4に通
じる道路が表示されていないが、実際には地点D2を経
由して交差点C4に通じる道路があり、これを走行経路
として設定する場合、まず、D2を定義交差点として入
力することにより、交差点C3と定義交差点D2の間が
走行経路として設定され、地図上の交差点C3と定義交
差点D2とを結ぶ線分が道路の強調表示と同じように表
示される。続けて、交差点C4を入力すれば、定義交差
点D2と交差点C4の間も走行経路として設定され、地
図上の定義交差点D2と交差点C4とを結ぶ線分も道路
の強調表示と同じように表示される。ここで、交差点C
4は定義交差点ではないので、自動的に手動経路設定処
理は終了する。
【0066】また、交差点C4を登録する前にモード変
更キーを操作すれば、定義交差点D2を走行経路の終点
として手動経路設定処理は終了する。そして手動経路設
定処理終了後は、経路設定モードは通常モードに切り換
えられているので、モード変更キーの操作の有無によ
り、引続き、走行経路の設定を自動設定,手動設定のい
ずれで行うのかが判断される。
【0067】なお、定義交差点を始点として走行経路の
自動設定を行った場合、進路なしと判断されるので、設
定終了するか否かが判断されることになる。このよう
に、本実施例のナビゲーション装置によれば、通常モー
ドにおいて、地図上に記録された道路を交差点単位で走
行経路の自動設定を行なうことができると共に、その設
定された走行経路が所望の経路から外れた場合には、直
ちに経路設定を中断させて、所望経路に修正することが
できる。このため、所望の走行経路を、簡単に、しかも
短時間で設定することができる。
【0068】また、通常モードから手動モードに切り換
えれば、定義交差点を設定することにより、地図上の任
意の地点間を走行経路として設定することができる。こ
のため、始めから地図上に表示されないような細い道
や、地図発行後にできた新しい道路など、地図上に記録
されていない道路でも、自由に走行経路として設定する
ことができる。また更に、本実施例のナビゲーション装
置においては、走行経路の設定にあたり、自動設定によ
り登録される地図上に記録されている交差点も、手動設
定により新たに定義されて登録される地図上に記録され
ていない定義交差点も、経路データ上では同様に扱われ
るため、従来よりある車両の誘導装置と組み合わせるこ
とにより、誘導を要する地点を定義交差点として登録す
れば、地図上に記録された交差点以外の任意の地点での
誘導を行なうことができる。
【0069】例えば、定義交差点毎に、「左手に富士山
が見える」とか、「右手に知合いのレストランがある」
といった所望の地点情報を入力できるようにすれば、車
両走行時にその定義交差点を通過する際、その地点情報
を表示させたり、音声でガイドすることも可能である。
【0070】なお、本実施例のナビゲーション装置にお
いては、走行経路を、交差点間の道路毎に順次設定して
いるため、例えば、登録交差点Piが登録される度に、
その道路に沿った距離を積算していくようにすれば、走
行距離を簡単且つ正確に求めることができ、車両走行時
に、目的地までの残距離を正確に表示させることができ
る。
【0071】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の走行経路
設定装置においては、通常モードでは、始点および進行
方向を入力するだけで、地図上に記録された交差点単位
で走行経路を自動設定することができると共に、手動モ
ードでは、地図上の任意の地点を入力するだけで、入力
された任意の地点間を走行経路として設定することがで
きる。
【0072】従って、地図上に記録された道路について
は、自動設定により走行経路を簡単にしかも短時間で設
定することができる。また、地図上の任意の地点間を走
行経路として設定できるので、地図上には記録されてい
ない交差点や道路でも経路設定をすることができる。
【0073】また更に、地図上にない道路でも経路設定
できることにより、地図の発行後に新たに道路が作られ
たりした場合でも、地図を買い換える必要がなく、従来
の地図を用いて走行経路の設定や、設定した走行経路の
案内をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を例示するブロック図である。
【図2】 実施例の車両用ナビゲーション装置全体の構
成を表すブロック図である。
【図3】 走行経路の設定を行うために使用される交差
点データを説明する説明図である。
【図4】 走行経路の設定の際に作成される経路データ
を説明する説明図である。
【図5】 制御装置にて実行される走行経路設定処理を
表すフローチャートである。
【図6】 図5に示すステップ120にて実行される起
点登録処理を表すフローチャートである。
【図7】 図5に示すステップ150にて実行される進
路選択処理を表すフローチャートである
【図8】 図5に示すステップ240にて実行される手
動経路設定処理を表すフローチャートである。
【図9】 走行経路設定処理による表示装置への道路地
図の表示状態およびその変化を説明する説明図である。
【符号の説明】
2…GPS受信機 4…入力装置 6…外部記憶装
置 14…表示装置 20…制御装置 22…CPU 24…ROM
26…RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/0969 - 1/137 G09B 29/00 - 29/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路地図を表示する表示手段と、 該表示手段に道路地図を表示するための地図データを記
    憶する地図データ記憶手段と、 該地図データ記憶手段に記憶された地図データに基づ
    き、上記表示手段に道路地図を表示する地図表示制御手
    段と、 走行経路の始点及び該始点からの車両の進行方向を外部
    から入力するための方向入力手段と、 該方向入力手段から入力された進行方向に従い、上記地
    図データに基づき上記始点から進行すべき道路を選択
    し、該道路上の上記始点から所定の交差点に至る区間を
    走行経路として設定する第1の経路設定手段と、 該第1の経路設定手段により走行経路の設定が終了する
    と、既に設定された走行経路の終点を始点として、上記
    方向入力手段から車両の進行方向が入力されるのを待
    ち、該進行方向が入力されると上記第1の走行経路設定
    手段の動作を再開させる経路設定再開手段と、 上記第1の経路設定手段により設定される走行経路を、
    上記表示手段に表示された道路地図上で識別表示させる
    経路表示制御手段と、 を備えた車両の走行経路設定装置において、 外部からの操作により、上記方向入力手段、上記第1の
    経路設定手段、および上記経路設定再開手段により道路
    地図上の交差点毎に走行経路を設定する通常モードか
    ら、外部から設定された任意の地点毎に走行経路を手動
    設定する手動モードに切り換えるモード切換手段と、 該モード切換手段により経路設定モードが上記手動モー
    ドに切り換えられているときに、上記地図データに基づ
    き表示された道路地図上の任意の地点を外部から入力す
    るための位置入力手段と、 該位置入力手段により入力された地点を定義交差点と
    し、既に設定されている走行経路の終点から、上記定義
    交差点までの区間を走行経路として設定する第2の経路
    設定手段と、 を設け、上記経路表示制御手段が、上記第1の経路設定
    手段により設定される走行経路と共に、上記第2の経路
    設定手段により設定される走行経路も、上記表示手段に
    表示された道路地図上で強調表示させるように構成して
    なることを特徴とする車両の走行経路設定装置。
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