JP3267401B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】論理VLSI等のLSIのテスト
技術に関し、特に、LSI内部の回路ブロック等のAC
動作性能の高精度な評価技術において、MOS素子の直
列接続を利用して2個の信号が同時に変化する時のみ過
渡電流が流れる或いは電圧が変動するといった簡単な回
路手段を用いて、この電流または電圧を観測することに
より、AC性能評価対象の回路ブロックの入力及び出力
レジスタにそれぞれ直接供給されるクロック信号を正確
に一致検出し、また、クロック信号間の位相差をそのま
まLSI外部に出力できるようにして、外部からクロッ
ク信号同士の位相差を調べることにより、外部でのクロ
ック信号の位相差と内部のクロック信号の位相差との正
確な評価を可能とした半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、LSIのシステムクロックエ
ッジとは異なるタイミングにおいて、そのLSI内部の
回路ブロックの出力を観測、ないしそれらへの入力信号
を供給して前記出力を観測し、詳細なAC動作性能(ア
クセス時間等)評価や不良解析を行ないたいという要求
は強くあったが、近年、VLSI及びこれらを含むLS
Iを集積したASIC(Application Specific IC )の
出現及び動作速度の著しい向上に伴い、その要求は切実
なものとなりつつある。
【0003】従来、LSI内部の回路ブロックのAC動
作性能の評価及び解析のため行なわれていた方式として
は、(1)対象となる回路ブロックの入力または出力を
直接LSIチップの外部端子(以下、ピンと略称)に接
続してしまう強引な方式、(2) 回路ブロックの出力
レジスタ等、評価結果を格納できるレジスタまたはフリ
ップフロップ(以下、F/Fと表記)をシステムクロッ
クと異なる外部からのテストクロックで動作させ、これ
らクロック信号間の相対的なタイミングを変化させて上
記レジスタやF/Fにテスト結果がうまく格納できるか
どうか観測する方式、(3) EBT(Electron Beam
Tester:電子ビームテスタ)を用いて実チップの信号を
直接評価する方式、がある。
【0004】先ず(1)の方式は、例えばLSI内部の
メモリ回路ブロックを直接的にテストしたいような場合
に用いられる。図8にこの方式(第1の従来例)のブロ
ック図を示す。評価対象の回路ブロック102へのテス
トデータの供給は、LSIチップ101の入力ピン11
1からマルチプレクサ103を介してなされる。また、
これらの入力データに対する評価対象回路ブロック10
2の出力は、マルチプレクサ104を介してLSIチッ
プ101の出力ピン112から外部に出力されるように
なっている。簡単のため、評価対象回路ブロック102
以外の通常動作用ロジック105とLSIチップ101
のピンとの接続については記載を省略した。
【0005】上記マルチプレクサ103及び104のも
う一方の入力は、通常動作用ロジック105からの出力
である。図8では、評価対象回路ブロック102の出力
は通常動作用ロジック105のそれとマルチプレクスさ
れて外部に出力されるようになっているが、ピン数に余
裕があれば、評価対象回路ブロック102からの出力を
直接LSIチップ101の出力ピン112に接続するこ
とも可能である。但し、大抵の場合、ピン数の制約は厳
しく、図8のようにマルチプレクサを用いた構成にな
る。
【0006】実際に評価対象回路ブロック102をテス
トする場合、マルチプレクサ103及び104の選択信
号となっているテストモード信号TMDを”1”とし、
各マルチプレクサ103及び104が評価対象回路ブロ
ック102のテストに関わるデータ経路を選択するよう
にした上で、外部からテスト入力データを印加し、所定
の時間後、評価対象回路ブロック102が出力するテス
ト結果出力データを外部で読取り、期待値と比較すれば
よい。
【0007】但し、このマルチプレクサ103及び10
4を使用した方式は、もともと単に評価対象回路ブロッ
ク102の出力を外部で観測したり、外部からこの回路
ブロック102を直接テストすることを目的としてお
り、評価対象回路ブロック102のAC動作性能の評価
に関しては、その概略値の推測はできるが、真の値を正
確に評価することは困難で、近い将来にも要求される精
度をほとんど満たせなくなると考えられる。
【0008】実際、ASIC等で主流になっている現状
の自動レイアウトツールでは、特定の信号のディレイ
(delay :遅延)をある目標値に合わせるようにマルチ
プレクサ等の基本セルの配置や配線経路を決定するのは
難しく、基本的には最大のディレイ( または配線長)を
許容範囲内に抑えることができるだけであり、最終的に
どのようなレイアウトがなされ、評価対象の回路ブロッ
ク102のテストに使用するデータ経路上の信号ディレ
イがどの程度になるかを予め制御することは極めて困難
である。
【0009】結局、(1)の方式におけるAC動作性能
の推定は、レイアウト後のLSIから付加容量等を精度
良く抽出して回路シミュレーションを実行することによ
って行なうことになるが、大規模なLSIであればCP
U時間が必要となる上、シミュレーション誤差がつきま
とい、また、現実問題として様々な測定条件下での高精
度なシミュレーション用基礎データ(トランジスタのV
DD−IDD特性等)を用意するのは極めて困難である、と
いう問題がある。上記のように、この方式では、内部の
回路ブロックのAC動作性能についての概略評価は可能
で、測定条件の確定した出荷テストで選別に利用するこ
ともできるが、正確なAC動作性能の評価は困難である
ため、以下では特に触れない。
【0010】次に、(2)の方式について図9(第2の
従来例)を用いて説明する。LSIチップ101’の内
部にAC動作性能評価対象回路ブロック2がある。回路
ブロック2への入力データは、入力レジスタ3から供給
され、前記データに対する回路ブロック2の出力は、出
力レジスタ4に取り込まれる。図9では、LSIチップ
101’が本来の動作を行なう通常動作モードと、前記
回路ブロック2のAC動作性能評価を実施するテスト動
作モードとは、それぞれテストモード信号TMDの値”
0”及び”1”によって区別されている。
【0011】通常動作モード(TMD=”0”)におい
ては、LSIチップ101’の外部からピン5を介して
供給されるシステムクロックSCLKが、まず強いドラ
イブ力のクロック幹線(図中、バッファ9の出力から下
側に伸びている配線)駆動用バッファ9で駆動された
後、小さいクロック支線駆動用バッファ10で駆動さ
れ、前記入力レジスタ3へのクロック信号として供給さ
れる。また、出力レジスタ4には、システムクロックS
CLKがバッファ9で駆動された後、クロック切換え用
マルチプレクサ8を介してクロック支線駆動用バッファ
11に入力され、それによって駆動され、クロック信号
として供給される。
【0012】一方、テスト動作モード(TMD=”
1”)においては、出力レジスタ4に供給されるクロッ
ク信号が変化する。即ち、マルチプレクサ8が入力とし
てテストクロックTCLKを選択するため、この信号が
クロック支線駆動用バッファ11で駆動され、出力レジ
スタ4にクロック信号として供給される。厳密には、出
力レジスタ4へのクロック信号入力は、マルチプレクサ
8による余分なディレイが入るため、入力レジスタ3と
出力レジスタ4との間にクロックスキューが生じてしま
う可能性もあり、これを許容限度内に抑えるために、バ
ッファの段数や数を調整するといった設計上の配慮が必
要となる。また、図9と全く異なるクロック構成がなさ
れる場合もある。但し、こうしたことは後述する本発明
の本質にはあまり関係ない。
【0013】入力レジスタ3及び出力レジスタ4で挟ま
れた回路ブロック2のAC動作性能評価は、テスト動作
モードにおいて、外部からレジスタ3に印加するシステ
ムクロックSCLKと、これと同一の周波数でレジスタ
4に印加するテストクロックTCLKの位相差を制御し
て、レジスタ3に新しいテストデータを取込ませる各タ
イミングと、前記テストデータに対する回路ブロック2
の出力をレジスタ4に取込ませる各タイミングの時間間
隔を狭めていきながら、適当なテストを実行していくこ
とによってなされる。上述のようにして行った結果、出
力レジスタ4に正常動作時に格納されるべき値が格納さ
れなくなった時の上記時間間隔が、回路ブロック2のA
C動作性能または最大動作周波数(fmax )であるとい
うことになる。
【0014】入力レジスタ3へのテスト入力データの書
き込みや出力レジスタ4に格納された値の読取りは、そ
れらがLSI外部と直接インタフェース可能であればそ
れを利用すれば良く、そうでない場合は、出力レジスタ
4をスキャン動作可能な構造として、スキャン動作モー
ドの下で実施するのが最も回路上のオーバーヘッドも小
さく、一般によく行なわれている(本発明の本質には関
わりないので、ここでは特に触れない)。
【0015】尚、上記の手法は、最も簡単なインプリメ
ントとして、図9のように出力レジスタ4に対しシステ
ムクロックSCLKかテストクロックTCLKの何れか
をマルチプレクスして供給することをせず、単にシステ
ムクロックSCLK(の支線出力)を直接出力レジスタ
4に供給するという、通常動作だけに対応した構成を用
い、単にシステムクロックSCLKの周波数を上げてい
くことによってAC動作性能評価を試みることも考えら
れ、それがうまくいく場合もある。しかしながら、全て
のLSIには全体としての最大動作周波数fmax を決定
するクリティカルパス(律速パスまたは最遅パス)とな
るロジック部分が存在しており、AC動作性能を評価し
たい回路ブロックの最大動作周波数fmax がこうしたパ
スに相当していない限り、求めたい最大動作周波数fma
x が検出される前にそのロジック部分がエラーを発生し
てしまう。こうなると、殆どの場合、LSIチップはも
はや正常な通常動作を行なわず、評価対象回路ブロック
の性能評価も不可能となる。ただし、通常動作中の任意
の1クロックサイクルの周期のみが短くなり、他は全体
が正常に動作できる周期(周波数)に保持されるように
LSIテスタからシステムクロック信号を供給するとい
うやり方ができる場合があり、この時は上記1クロック
サイクル毎に目的とする回路ブロックのAC動作性能を
知ることが可能である。しかしながら、一般に多くのテ
ストデータが必要となる回路ブロックのfmax 評価にと
って、このやり方は極めて非効率的なものである。
【0016】また一方、より深刻な問題として、普及タ
イプのLSIテスタでは、発生可能なクロック周波数の
上限は、最近のLSI内部の高速な回路ブロックのAC
動作性能評価の立場から見て必ずしも十分とは言えな
い、ということがある。以上から、(2)の方式として
は、外部からシステムクロックSCLKとは独立に制御
可能なテストクロックTCLKを利用することが最も適
切であると考えられ、実際一般にも普及している。
【0017】また、回路ブロック2のAC動作性能を評
価するという目的だけのためには、必ずしもテスト結果
格納用レジスタとして通常動作用の出力レジスタ4を用
いる必要はなく、テストクロックTCLKだけで動作す
る専用のテスト結果格納レジスタを配置する場合もあ
る。この場合は、出力レジスタ4に対するクロック信号
は、入力レジスタ3に対するものと全く同様にできるた
め、クロック系の設計は容易となる。
【0018】また、マイクロプロセッサ等のように、多
くの回路ブロックが共通バスに出力可能な場合、そのバ
スに対して専用のテスト結果格納用レジスタを用意する
こともある。この場合も、このレジスタに対しては外部
から制御可能なテストクロックTCLKを直接供給する
形にでき、通常動作用のレジスタへはシステムクロック
SCLKを直接供給する形にすることができる。何れに
しても、後述する本発明はこうした違いに拘らず適用可
能なものであるため、(2)の方式の例としては、図9
のようなもののみを詳細に説明した。
【0019】上述した(2)の方式では、従来、外部か
ら印加するシステムクロックSCLK及びテストクロッ
クTCLKの位相差と、これら信号の内部での位相差と
がそれほど大きく異なることはないであろうという憶測
のもとに、これらを正確に較正することはなされていな
かった。行なわれていたとしても、レイアウトから回路
データを抽出して限られた条件下でのシミュレーション
を実施して計算値から推測する所までであった。しかし
ながら、これらは、(1)の方式の説明でも触れたよう
に内部のレイアウト、使用するバッファ等の論理ゲート
に大きく影響されるものであり、実際の最近の高速なL
SIにおいては、本発明の実施例で後述するような特別
な手法で上記のような位相差の相違を正確に較正するこ
となしには、AC動作性能の高精度な評価は実現できな
い状況になりつつある。
【0020】即ち、(2)の方式も、外部から入力する
システムクロックSCLKまたはテストクロックTCL
Kと、内部の対象となる回路ブロック2付近でのこれら
クロックとのタイミング関係を高精度に較正する手段を
欠いているため、(1)の方式と同様、近い将来にも上
記AC動作性能評価に要求されると見られる精度を殆ど
満たせなくなるという深刻な問題をかかえていると判断
される。
【0021】更に、従来の(3)の方式では、見たい信
号を直接観測できることから、実チップデータとシミュ
レーションデータの誤差に煩わされることもなく、タイ
ミングの較正という意味だけでは最も確実である。しか
しながら、EBT装置は高価で一般への普及が遅れてお
り、信号が表面に出ていないと信号のS/N比が著しく
劣化するという欠点があり、また、評価対象のLSIを
真空中に置かねばならないため、LSIチップのセッテ
ィングに時間がかかり、熱したり冷やしたりするのも容
易ではなく、さらに、測定も通常のLSIテスタと別に
実施しなければならないため、スループットも低くな
り、回路ブロックのAC動作性能を多数のLSIチップ
を回路ブロックに評価して統計的な処理を施すことによ
り、信頼性の高い結果を得ることは非現実的である、と
いう問題がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
半導体集積回路では、LSI内部多くの回路ブロックの
AC動作性能評価を実現しようとする場合、外部からの
位相差を制御可能な2種類のクロック信号を用いていた
が、これらのクロック信号の外部での位相差と内部での
位相差を正確に評価する低コストな回路レベルの方法が
なかったため、LSI内部の回路ブロックの信頼できる
AC動作性能評価が難しいという問題があった。
【0023】本発明は、MOS素子の直列接続を利用し
て2個の信号が同時に変化する時のみ過渡電流が流れる
或いは電圧が変動するといった簡単な回路手段を用い
て、この電流または電圧を観測することにより、AC性
能評価対象の回路ブロックの入力レジスタと出力レジス
タに直接供給されるクロック信号を正確に一致検出し、
また、クロック信号間の位相差をそのままLSI外部に
出力できるようにして、外部からクロック信号同士の位
相差を調べることにより、外部でのクロック信号の位相
差と内部のクロック信号の位相差との正確な評価を可能
とした半導体集積回路を提供するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、当該半導
体集積回路1内部の第1の信号SCLKD(SG1)及
び第2の信号TCLKD(SG2)の2つの信号を入力
とし、前記2つの信号が同時に変化する時に第3の信号
MS1(VI)に過渡電流を流す第1の回路手段14を
具備し、前記第1の回路手段14の第3の信号MS1
は、当該半導体集積回路1の外部端子18(TVDD)
に接続されることである。
【0025】また、本発明の第2の特徴は、請求項1に
記載の半導体集積回路において、図3に示す如く、前記
第1の回路手段14は、2個のP型MOSトランジスタ
Q1及びQ2と2個のN型MOSトランジスタQ3及び
Q4を直列接続してなる回路を具備し、前記回路のN型
MOSトランジスタQ4のソースよりなる一端が接地さ
れ、前記回路のP型MOSトランジスタQ1のソースよ
りなるもう一端が当該半導体集積回路1の前記外部端子
18(TVDD)に接続され、前記第1の信号SCLK
D(SG1)は前記各1個のP型MOSトランジスタQ
1及びN型MOSトランジスタQ3に接続され、前記第
2の信号TCLKD(SG2)は、前記残りのP型MO
SトランジスタQ2及びN型MOSトランジスタQ4に
接続されることである。なお、ここで、図5(a)に示
すごとく、前記直列接続してなる回路の前記N型MOS
トランジスタQ4のソースよりなる一端が前記外部端子
18に接続され、前記P型MOSトランジスタQ1のソ
ースよりなるもう一端が電源に接続されるという構成も
可能である。
【0026】また、本発明の第3の特徴は、図5(b)
および(c)に示すごとく、前記第1の回路手段14
は、前記2個のP型MOSトランジスタQ1およびQ2
と2個のN型MOSトラジスタQ3およびQ4を直列接
続してなる回路(Aとする)と、抵抗として機能する回
路要素(Bとする)とを直列に接続してなる回路(Cと
する)を具備し、前記回路Aと前記回路要素Bとの接続
ノードの電位を参照し、一端が前記外部端子18に接続
され、前記回路Cに過渡電流が流れていない場合はオフ
状態となり、過渡電流が流れている場合はオン状態とな
る回路要素(MOSトランジスタ)を具備することであ
る。
【0027】また、本発明の第4の特徴は、図1に示す
如く、当該半導体集積回路1内部の第1の信号SCLK
D(SG1)及び第2の信号TCLKD(SG2)の2
つの信号を入力とし、前記2つの信号が同時に変化する
時に第3の信号MS1(VI)の電圧を変化させる第2
の回路手段14を具備し、前記第2の回路手段14の第
3の信号MS1は、当該半導体集積回路1の外部端子1
8(TVDD)に接続されることである。
【0028】また、本発明の第5の特徴は、請求項8に
記載の半導体集積回路において、図6(a)に示す如
く、前記第2の回路手段14eは、2個のP型MOSト
ランジスタQ1及びQ2及び2個のN型MOSトランジ
スタQ3及びQ4と、1個のゲートを接地したP型MO
SトランジスタQ15とを直列接続してなる回路を具備
し、前記回路のN型MOSトランジスタQ4のソースよ
りなる一端が接地され、前記回路のゲート接地のP型M
OSトランジスタQ15のソースよりなるもう一端が電
源VDDに接続され、前記ゲート接地のP型MOSトラン
ジスタQ15のドレインと前記1個のP型MOSトラン
ジスタQ1のソースとの接続点に、当該半導体集積回路
1の前記外部端子18(TVDD)が接続され、前記第
1の信号SCLKD(SG1)は前記各1個のP型MO
SトランジスタQ1及びN型MOSトランジスタQ3に
接続され、前記第2の信号TCLKD(SG2)は、前
記残りのP型MOSトランジスタQ2及びN型MOSト
ランジスタQ4に接続されることである。
【0029】また、本発明の第6の特徴は、請求項3に
記載の半導体集積回路において、図6(b)に示す如
く、前記第2の回路手段14fは、2個のP型MOSト
ランジスタQ1及びQ2及び2個のN型MOSトランジ
スタQ3及びQ4と、1個のゲートを電源VDDに接続し
たN型MOSトランジスタQ16とを直列接続してなる
回路を具備し、前記回路のゲートを電源に接続したN型
MOSトランジスタQ16のソースよりなる一端が接地
され、前記回路のP型MOSトランジスタQ1のソース
よりなるもう一端が電源VDDに接続され、前記ゲートを
電源に接続したN型MOSトランジスタQ16のドレイ
ンと前記1個のN型MOSトランジスタQ4のソースと
の接続点に、当該半導体集積回路1の前記外部端子18
(TVDD)が接続され、前記第1の信号SCLKD
(SG1)は前記各1個のP型MOSトランジスタQ1
及びN型MOSトランジスタQ3に接続され、前記第2
の信号TCLKD(SG2)は、前記残りのP型MOS
トランジスタQ2及びN型MOSトランジスタQ4に接
続されることである。
【0030】また、本発明の第7の特徴は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、または10に記載の
半導体集積回路において、図1に示す如く、前記半導体
集積回路1は、前記第1の信号SCLKD(SG1)、
前記第2の信号TCLKD(SG2)、及び前記第1ま
たは第2の回路手段14、14a、14b、14c、1
4d、14e、または14fからなる組を複数個備え、
前記複数の組の第1または第2の回路手段14、14
a、14b、14c、14d、14e、または14fか
らの第3の信号VI(MS0、MS1、MS2、または
MS3)の1つを選択する選択手段15を具備すること
である。
【0031】また、本発明の第8の特徴は、請求項1、
2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11に
記載の半導体集積回路において、前記第1の信号SCL
KD及び前記第2の信号TCLKDのサンプリング場所
から前記第1または第2の回路手段14、14a、14
b、14c、14d、14e、または14fの入力に至
るまでの回路要素が同一であることである。
【0032】また、本発明の第9の特徴は、請求項7に
記載の半導体集積回路において、図1に示す如く、前記
第1の信号SCLKD及び前記第2の信号TCLKDの
サンプリング場所から前記第1または第2の回路手段1
4、14a、14b、14c、14d、14e、または
14fの入力に至るまでの回路要素は、前記第1の信号
SCLKD及び前記第2の信号TCLKDをそれぞれサ
ンプリングする第1及び第2のサンプリング手段12及
び13と、前記第1及び第2のサンプリング手段12及
び13から前記第1または第2の回路手段14、14
a、14b、14c、14d、14e、または14fの
入力SG1及びSG2に至るまでの第1及び第2の配線
12 l及び13 lを具備し、第1及び第2のサンプ
リング手段12及び13は同一の信号駆動力を持つよう
に構成され、前記第1及び第2の配線12 l及び13
lは同一の負荷容量および抵抗値を持つことである。
【0033】また、本発明の第10の特徴は、図7に示
す如く、当該半導体集積回路1’内部の第1の信号SC
LKD及び第2の信号TCLKDの2つの信号を遅延特
性が等価なデータ経路(12,52,及び12 l)並
びに(13,53,及び13l)を介して当該半導体集
積回路1’の外部端子SGO1及びSGO2に出力する
第3の回路手段を具備することである。
【0034】また、本発明の第11の特徴は、請求項1
4に記載の半導体集積回路において、前記半導体集積回
路は、前記第1の信号SCLKD、前記第2の信号TC
LKD、及び前記第3の回路手段からなる組を複数個備
え、前記複数の組の第3の回路手段からの前記第1の信
号SCLKD及び前記第2の信号TCLKDの1組を選
択する第2の選択手段51を具備することである。
【0035】更に、本発明の第12の特徴は、請求項1
4または15に記載の半導体集積回路において、前記第
3の回路手段は、前記第1の信号SCLKD及び前記第
2の信号TCLKDをそれぞれサンプリングする第1及
び第2のサンプリング手段12及び13と、前記第1及
び第2のサンプリング手段12及び13の出力を駆動す
る第1及び第2の駆動手段52及び53と、前記第1及
び第2の駆動手段52及び53から当該半導体集積回路
1’の外部端子SGO1及びSGO2または前記第2の
選択手段51の入力に至るまでの第3及び第4の配線1
2 l及び13lを具備し、第1及び第2のサンプリン
グ手段12及び13、並びに前記第1及び第2の駆動手
段52及び53はそれぞれ同一の駆動力を持つようにで
構成され、前記第3及び第4の配線12 l及び13
lは同一の負荷容量および抵抗値を持つことである。
【0036】
【作用】本発明の第1、第2、及び第3の特徴の半導体
集積回路では、図1に示す如く、第1の回路手段14に
おいて、第1の信号SCLKD(SG1)及び第2の信
号TCLKD(SG2)の2つの信号が同時に変化する
時に、当該半導体集積回路1の外部端子18(TVD
D)に接続される第3の信号MS1(VI)に過渡電流
を流すようにしている。ここで第1の回路手段14は、
例えば図3に示す如く、2個のP型MOSトランジスタ
Q1及びQ2と2個のN型MOSトランジスタQ3及び
Q4を直列接続して構成されている。
【0037】これにより、第1の信号SCLKD(SG
1)及び第2の信号TCLKD(SG2)が同時に変化
する時に、端子VIからGNDへの電流経路(第3の信
号MS1)が過渡的に活性化されてパルス状の電流が流
れることになる。この電流を観測することにより、AC
性能評価対象の回路ブロックの入力レジスタと出力レジ
スタに直接供給されるクロック信号を正確に一致検出で
き、外部でのクロック信号の位相差と内部のクロック信
号のそれとの正確な評価が可能になる。
【0038】また、本発明の第4、第5、及び第6の特
徴の半導体集積回路では、図1に示す如く、第2の回路
手段14(14eまたは14f)において、第1の信号
SCLKD(SG1)及び第2の信号TCLKD(SG
2)の2つの信号が同時に変化する時に、当該半導体集
積回路1の外部端子18(TVDD)に接続される第3
の信号MS1(VI)の電圧を変化させるようにしてい
る。ここで第2の回路手段14eまたは14fは、例え
ば図6(a)または図6(b)に示す如く、2個のP型
MOSトランジスタQ1及びQ2と2個のN型MOSト
ランジスタQ3及びQ4と、1個のゲートを接地したP
型MOSトランジスタQ15または1個のゲートを電源
VDDに接続したN型MOSトランジスタQ16とを直列
接続して構成されている。
【0039】これにより、第1の信号SCLKD(SG
1)及び第2の信号TCLKD(SG2)が同時に変化
する時に、端子VI(第3の信号MS1)の電位がパル
ス状に変化する。この電圧変化を観測することにより、
AC性能評価対象の回路ブロックの入力レジスタと出力
レジスタに直接供給されるクロック信号を正確に一致検
出でき、正確な評価が可能となる。
【0040】また、本発明の第7の特徴の半導体集積回
路では、図1に示す如く、半導体集積回路1内の複数の
組の第1または第2の回路手段14、14a、14b、
14c、14d、14e、または14fからの第3の信
号VI(MS0、MS1、MS2、またはMS3)の1
つを選択手段15によって選択することとし、選択信号
MSI0及びMSI1により評価対象の回路ブロック切
り替えを行うことができるので、効率的な評価が可能と
なる。
【0041】また、本発明の第8及び第9の特徴の半導
体集積回路では、第1の信号SCLKD及び第2の信号
TCLKDのサンプリング場所から第1または第2の回
路手段14、14a、14b、14c、14d、14
e、または14fの入力に至るまでの回路要素を同一
に、即ち、回路を同一の信号駆動力(同一のトランジス
タゲート幅)で構成し、配線が同一の負荷容量および抵
抗となるよう構成することにより、更に正確な評価を実
現できる。
【0042】また、本発明の第10の特徴の半導体集積
回路では、図7に示す如く、半導体集積回路1’内部の
第1の信号SCLKD及び第2の信号TCLKDの2つ
の信号を、遅延特性が等価なデータ経路(12,52,
及び12 l)並びに(13,53,及び13 l)を
介して外部端子SGO1及びSGO2に出力するので、
AC性能評価対象の回路ブロックの入力レジスタと出力
レジスタに直接供給されるクロック信号間の位相差がそ
のままLSI外部に出力でき、外部からクロック信号同
士の位相差を調べることにより、外部でのクロック信号
の位相差と内部のクロック信号のそれとの正確な評価が
可能になる。
【0043】また、本発明の第11の特徴の半導体集積
回路では、図7に示す如く、複数の組の第3の回路手段
からの第1の信号SCLKD及び第2の信号TCLKD
の1組を第2の選択手段51によって選択することと
し、選択信号MSI0及びMSI1により評価対象の回
路ブロック切り替えを行うことができるので、効率的な
評価が可能となる。
【0044】更に、本発明の第12の特徴の半導体集積
回路では、図7に示す如く、第1の信号SCLKD及び
第2の信号TCLKDのサンプリング場所から第2の選
択手段51の入力に至るまでの回路要素を同一に、即
ち、回路を同一の駆動力で構成し、配線が同一の負荷容
量および抵抗となるよう構成することにより、更に正確
な評価を実現できる。
【0045】
【実施例】以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0046】従来技術の問題点として何度も指摘したよ
うに、評価対象の回路ブロック2のAC動作性能の評価
が正確にできない原因は、その入力レジスタ3に直接的
に供給されているシステムクロックSCLKと出力レジ
スタ4に直接的に供給されているテストクロックTCL
Kの位相差をLSIチップ1の外部で正確に観測できな
いという点にあった。本発明の半導体集積回路では、こ
の点を簡単な回路的方法で克服し、結果的に回路ブロッ
ク2のAC動作性能が高精度に評価できるようにするも
のである。
【0047】図1に本発明の第1の実施例に係る半導体
集積回路の回路構成図を示す。図中、第2の従来例(図
9)と重複する部分には同一の符号を附して、繰り返し
説明しない。また、説明は第2の従来例と異なっている
部分を中心に行なっていく。
【0048】先ず、評価対象の回路ブロック2の正確な
AC性能動作評価のために較正したいクロック信号は、
その入力レジスタ3に直接供給される内部システムクロ
ックSCLKDと、テストモード信号TMD=”1”の
条件下でその出力レジスタ4に直接供給される内部テス
トクロックTCLKDである。これらは、LSIチップ
1の外部からそれぞれピン5及び6を介して、システム
クロックSCLK及びテストクロックTCLKとして供
給される。
【0049】本実施例の半導体集積回路では、内部シス
テムクロックSCLKDと内部テストクロックTCLK
Dとの一致を高精度に検出した時のシステムクロックS
CLK及びテストクロックTCLKの位相差を基準と
し、内部システムクロックSCLKD及び内部テストク
ロックTCLKDの位相差を外部から供給されるシステ
ムクロックSCLK及びテストクロックTCLKの位相
差に高精度に変換することにより、回路ブロック2の正
確なAC性能動作評価を実現することを目的としてい
る。
【0050】本実施例に特徴的な回路及び回路要素は、
較正したい信号、即ち内部システムクロックSCLKD
及び内部テストクロックTCLKDをサンプリングする
回路(第1及び第2のサンプリング手段12及び1
3)、信号一致検出回路(第1または第2の回路手段1
4、14a、14b、14c、14d、14e、または
14f)、これら回路間の配線(第1及び第2の配線1
2 l及び13 l)、並びに、評価したい回路ブロッ
ク(の近傍のクロック信号の一致検出による較正)を選
択する信号一致検出選択回路(選択手段15)である。
以下、これらについて順に説明していく。
【0051】先ず、較正したい内部クロック信号(内部
システムクロックSCLKD及び内部テストクロックT
CLKD)は、それぞれインバータ(第1及び第2のサ
ンプリング手段)12及び13を用いてサンプリングさ
れ、各々第1及び第2の配線121及び131を介して
信号一致検出回路14の入力端子SG1及びSG2に入
力される。インバータ12及び13は、通常動作時のク
ロック信号への影響をなくすため、最小サイズのものを
用いるのが適当である(別の理由もあり、後述する)。
また、サンプリングされた2つの信号が全く同じディレ
イで信号一致検出回路14に入力されることを保証する
ため、インバータ12及び13のゲート幅(さらに厳密
にレイアウト形状)、及び配線121及び131の長さ
は同一にすることが必要である。配線長に関しては、例
えば、上記2つの信号のサンプリングポイントから等距
離の場所に信号一致検出回路14を配置すれば、前記条
件を満たし易い。
【0052】次に、信号一致検出回路14は、端子SG
1及びSG2に入力される信号が同時に変化すると端子
VIを介して電流が流れることにより、それら信号の一
致を検出できるようになっている(詳細については後
述)。このため、2つの信号が“1”から“0”に同時
に変化するタイミングも、“0”から“1”に同時に変
化するタイミングも検出して較正することができる。さ
らに、2つの信号が互いに逆方向に変化するタイミング
も一致検出により較正することが可能である。なお、過
渡電流によって2つの信号の一致を検出して較正すると
いう本発明の効果を、与えられた規模の信号一致検出回
路14において最大にするため、例えば2つのクロック
信号が、全てのエッジ(論理値が変化するタイミング)
で一致しうるようにすることが望ましい。このために
は、2つの信号を同じ方向の変化タイミングによって較
正したい場合は、両信号のデューティ比(High状態の時
間間隔とLow 状態の時間間隔の比)を同一にし、逆の方
向の変化タイミングで較正したい場合は、両信号のデュ
ーティ比を逆にして外部から供給するようにすれば良
い。
【0053】また、信号一致検出選択回路15は、AC
動作性能評価したい回路ブロック(の近傍のクロック信
号の一致検出による較正)を選択するものである。図1
では、デコード入力は2ビット(MSI0及びMSI
1)となっており、AC動作性能の高精度評価を実現し
たい回路ブロックを4個まで選択できる。
【0054】図2に信号一致検出選択回路15の構成を
示す。LSIチップ1の外部から入力ピン16及び17
を介して入力されるデコード入力信号MS10及びMS
I1は、2ビットデコーダDECに入力される。デコー
ダDECは正論理(High Active )であり、選択された
出力だけが”1”その他が”0”となる構成になってい
る。これらの出力は、各々2入力NANDゲートG1〜
G4の一方の入力に接続される。これら2入力NAND
ゲートG1〜G4のもう一方の入力には、外部からのテ
スト動作モード信号TMDが接続されている。
【0055】一方、外部から電流を供給するための端子
TVDDは、外部の電流供給源(例えばLSIテスタの
出力ドライバ)からGND(接地電位)より高い電位
(通常はLSIチップ1の電源に供給される電位VDD)
を与えられ、一方内部ではPMOSトランジスタQ6〜
Q9のソースに接続されている。各PMOSトランジス
タQ6〜Q9のゲートへは、上記各2入力NANDゲー
トG1〜G4の出力が接続される。これらPMOSトラ
ンジスタQ6〜Q9のドレインが最終出力MS0〜MS
3となっている。
【0056】上記の構成により、テスト動作モード信号
TMD=”1”の時、デコード信号MSI0及びMSI
1の値に従ってPMOSトランジスタQ6〜Q9の何れ
か1つがオン状態となり、入力ピン18(TVDD)か
ら信号MS0〜MS3の何れかを介してこれら信号の各
々が接続される信号一致検出回路14の端子VIに電流
を供給できるようになるため、ピン18(TVDD)を
介して流れる電流の観測により、希望する回路ブロック
近傍でのクロック信号の較正ができることとなる。尚、
テスト動作モード信号TMD=”0”の通常動作モード
時には、全てのPMOSトランジスタQ6〜Q9はオフ
状態となり、入力ピン18(TVDD)から電流が流れ
込むことはない。
【0057】なお、上記信号一致検出選択回路15にお
いて、前記2入力NANDゲートG1〜G4をANDゲ
ートに置換え、前記PMOSトランジスタQ6〜Q9を
NMOSトランジスタに置換えても同様の動作をさせる
ことができる。一般に、完全にオンした状態では、同じ
サイズ(ゲート幅)のPMOSトランジスタとNMOS
トランジスタとでは、後者の方がより多く電流を流せる
ため、後者を用いた方が小さい面積で構成できる可能性
が大きい。
【0058】次に、図3に信号一致検出回路14の構成
を示す。端子VIは、外部(LSIチップ1内)では上
記の信号一致検出選択回路15の出力信号MS0〜MS
3の何れか(図1では信号MS1)に接続され、当該回
路内部では、各2個のPMOSトランジスタQ1及びQ
2、並びにNMOSトランジスタQ3及びQ4よりなる
直列接続の一端に接続されている。前記直列接続のもう
一端はGND(VSS)に接続(接地)されている。一致
検出したい信号SG1またはSG2は、それぞれ前記直
列接続の1個のPMOSトランジスタQ1またはQ2及
びNMOSトランジスタQ3またはQ4のゲートに接続
されている(PMOSトランジスタおよびNMOSトラ
ンジスタ間の配置については、図3以外のものも可能で
ある)。
【0059】上記構成により、クロック信号の較正を行
ないたい回路ブロック(2)を信号一致検出選択回路1
5によって選択し、テスト動作モード信号TMD=
“1”とした状態において、信号SG1(図1の内部シ
ステムクロックSCLKD)及びSG2(図1の内部テ
ストクロックTCLKD)が同時に変化しつつある時の
み、端子VIからGNDへの電流経路が過渡的に活性化
され、電流が流れることとなる。この様子を図4に示
す。
【0060】図4(1)は、LSIチップ1外部から供
給するシステムクロックSCLK及びテストクロックT
CLKが同じ位相で印加された場合のタイミングチャー
トである。システムクロックSCLK及びテストクロッ
クTCLKのデューティ比(High状態とLow 状態の時間
間隔の比)は同じである(1:1)。LSIチップ1内
部のクロック信号のディレイは異なっており、一般に
は、(システムクロックSCLKのディレイDS )>
(テストクロックTCLKのディレイDT )であり、同
図においてもそのようになっている。この時、内部で較
正の対象となっている内部システムクロックSCLKD
及び内部テストクロックTCLKDの位相は完全にずれ
ているため、端子VIからGNDへの電流経路は切断さ
れたままであり、電流ITVDDは流れない。
【0061】次に図4(2)は、システムクロックSC
LKに対しテストクロックTCLKの位相を順次ずらし
ていき、内部システムクロックSCLKD及び内部テス
トクロックTCLKDが完全に一致した場合である。こ
の場合、これらの信号が変化する時、端子VIからGN
Dへの電流経路は過渡的にオン状態となり、同図に示す
ように電流ITVDDはパルス状に流れることになる。
【0062】更に図4(3)は、図4(2)の場合より
テストクロックTCLKの位相を更にずらした場合で、
再び内部システムクロックSCLKDと内部テストクロ
ックTCLKDの位相はずれてしまい、図4(1)の場
合と同様に、電流ITVDDは流れない。
【0063】尚、本実施例では、較正する信号同士が1
/2サイクルずれても同様な電流が観測されることにな
るが、予め簡単な計算またはシミュレーションの実行に
よりLSIチップ1内部の信号のずれの概略値を推定し
ておけば、こうした誤認が発生する余地はなく、また、
実際の評価での信号一致検出作業も効率的に実施でき
る。
【0064】ここで、設計ルールが1.0[μm]の平
均的なCMOSプロセスを例に取り、図4(2)の場合
にどの程度の電流値を観測できるかを適当な仮定の下に
見積もってみる。
【0065】先ず、個々の電流パルスに対応する電荷量
を計算する。一致検出の対象になっているどちらのクロ
ック信号も0Vから5Vまでの立上りに2[ns](2
×10-9[s])かかるとする。クロック信号が完全に
一致した場合、理想的には2[ns]で電流は”0”か
らピーク値に達し、次の2[ns]で再び”0”にな
る。信号一致検出回路14においてゲート幅10[μ
m]のPMOSトランジスタ及びゲート幅5[μm]の
NMOSトランジスタを用いたとすると、オン抵抗はそ
れぞれ2.5[kΩ],2.5[kΩ]程度であるた
め、電流のピーク値は、5[V]/(2×2.5+2×
2.5)[kΩ]=0.50[mA]である。電流パル
スはこのピーク値を高さとし、底辺が4nsの三角形で
近似されるので、電荷量は、(0.50[mA]×4
[ns])/2=1.0[pC]となる。
【0066】更にこの時、周波数20[MHZ ]で動作
させているとすると、クロック信号の立上がりと立下り
で電流パルスが発生するため、1[sec]当たりのパ
ルス数は2×2×107 [個]となる。従って、ピン1
8(TVDD)から供給される電流は、1.0[pC]
×4×107 /1[s]=40[μA]となる。
【0067】一方、信号の一致がない図4(1)及び
(3)の場合、上記直列接続の回路は直流パスが切断さ
れたことになるため、電流値は、殆ど”0”(室温で1
00[nA]程度)となる。これらの電流の違いは、現
在の普及タイプのLSIテスタ(アドバンテスト社製論
理LSIテスタT3340クラス)でも十分な分解能を
もって測定可能な値である。
【0068】従って、上記のような過渡電流の観測に基
づいたクロック信号同士のタイミング的な一致判定は問
題なく利用できることとなる。但し、低温の条件等で
は、入力波形が急峻となり、電流ピークが観測されるタ
イミング領域が狭くなるため、うまくピークを観測でき
なくなるという可能性もあり得るが、上記のようなLS
Iテスタでも通常最小100[ps](=0.1[n
s])程度までのタイミング分解能を有しているので、
相対的なタイミングを変化させるきざみ幅を測定条件に
応じて変化させるようにすれば、上記問題は回避できる
と見られる(但し、一致検出までの時間は長くなるの
で、トレードオフをよく考えて分解能を決める必要があ
る)。
【0069】この問題に対するより確実な対処法として
は、較正したい入力信号を適度になまらせ、最もピーク
が鋭くなった場合でも、LSIテスタ側のタイミング測
定分解能を格別小さくしないでも電流ピークを検出でき
るようなインプリメントをLSIチップ1上に行なって
おくことが考えられる。
【0070】信号の変化速度を緩和する最も簡便な方法
としては、配線12 l,13 lに多結晶シリコンを
用いるものがある。この配線のシート抵抗は50〜10
0[Ω/□]であるため、0.1〜0.2[mm]の配
線によりR=10[kΩ]程度の抵抗値を得るのは容易
である。この時、容量がC=0.1[pF]程度あれ
ば、いわゆるRCディレイにより、10[kΩ]×0.
1[pF]=1[ns]程度のなまりを生じさせること
ができることになる。
【0071】また、回路によってこうした遅れを生じさ
せることもできる。例えば、端子SG1及びSG2と上
記MOSトランジスタQ1〜Q4の直列接続のゲート入
力までの間にトランスミッションゲート(transmission
gate )を配したり、MOSトランジスタで構成される
負荷容量を付加したりすることが考えられる。こうした
処置は、較正したい信号同士が近傍にあり、サンプリン
グ用インバータ12及び13から信号一致検出回路14
までの配線長をそれ程長くできない場合に必要になる可
能性がある。
【0072】また、上記と異なる回路構成によって、も
っと電流が流れやすいように工夫することも容易である
(2〜3の実施例については後述する)が、そうしたこ
とは本発明の範囲内に含まれるものである。 また、信
号一致検出選択回路15のPMOSトランジスタQ6〜
Q9を信号一致検出回路14の直列接続の電源側に接続
する構成を採ることも可能だが、本実施例と比較する
と、AC動作性能評価したい回路ブロックを選択するデ
コード信号をLSIチップ内部に配る必要があり、配線
領域が増加する。
【0073】信号一致検出回路14の種々の変形例を図
5及び図6に示す。
【0074】図5(a)に示す信号一致検出回路14a
(第1の変形例)は、図3の信号一致回路14におい
て、PMOSトランジスタQ1およびQ2、ならびにN
MOSトランジスタQ3およびQ4による前記直列接続
の接地された一端を端子VIに接続し、端子VIに接続
されていたもう一端をLSIチップ1の電源VDDに接続
したものである。この構成では、図1のLSIチップ1
のピン18には、LSIテスタ等の外部電流供給源から
電位VDDより低い電位(通常VSS)を与えるようにす
る。今、ある回路ブロックで2つの信号を信号一致検出
回路14aにより較正しようとする場合、端子VIがピ
ン18と信号一致検出選択回路15を介して通常状態に
なるようにしておく。前記2つの信号SG1およびSG
2の変化タイミングが一致していない場合は、電源VDD
と端子VIの間は常にオフ状態で電流は流れないが、こ
れらが一致した場合には、電源VDDと端子VIの間に過
渡電流が流れる。LSIチップ1外部では、ピン18
(端子TVDD)からLSIチップ1外部に過渡電流が
流れ出てくるよう観測される。
【0075】図5(b)に示す信号一致検出回路14b
(第2の変形例)は、PMOSトランジスタQ1及びQ
2、並びにNMOSトランジスタQ3及びQ4による直
列接続回路に対して、一端を接地(VSS)し、他端にP
MOSトランジスタQ11のドレイン及びQ12のゲー
トを接続し、PMOSトランジスタQ11のゲート及び
Q12のドレインは接地し、PMOSトランジスタQ1
1及びQ12のソースを端子VIとして、信号一致検出
選択回路15の出力信号MS0〜MS3の何れかに接続
する構成である。
【0076】本変形例では、PMOSトランジスタQ1
1は抵抗として作用し、直列接続回路に過渡電流が流れ
るとノードdの電位が低下し、PMOSトランジスタQ
12がオン状態となる。従って、ノードdから接地(V
SS)までのパスを流れる過渡電流は減少するが、PMO
SトランジスタQ12は単一であるため、端子VIから
PMOSトランジスタQ2を介してVSSまでのパスには
より多くの過渡電流が流れる可能性がある。なお、前記
PMOSトランジスタQ11をNMOSトランジスタに
置換え、そのゲートを電源VDDに接続する構成も可能で
ある。さらに、こうしたトランジスタを単なる抵抗で置
換えてもよい。
【0077】図5(c)に示す信号一致検出回路14c
(第3の変形例)は、PMOSトランジスタQ1及びQ
2、並びにNMOSトランジスタQ3及びQ4による直
列接続回路に対して、一端を端子VIとして信号一致検
出選択回路15の出力信号MS0〜MS3の何れかに接
続し、他端にNMOSトランジスタQ13のドレイン及
びQ14のゲートを接続し、NMOSトランジスタQ1
3のゲートは電源VDDに接続し、NMOSトランジスタ
Q14のドレインは端子VIに接続し、NMOSトラン
ジスタQ13及びQ14のソースを接地(VSS)した構
成である。本変形例においても、第2の変形例と同様に
NMOSトランジスタQ13が抵抗として作用し、より
多くの過渡電流を流し得る構成である。なお、NMOS
トランジスタQ13をPMOSトランジスタに置換え、
そのゲートを接地する構成も可能であり、こうしたトラ
ンジスタを単なる抵抗に置換えることも可能である。
【0078】図5(d)に示す信号一致検出回路14d
(第4の変形例)は、図5(b)の第2の変形例のPM
OSトランジスタQ1およびQ2、ならびにNMOSト
ランジスタQ3およびQ4による前記直列接続の接地さ
れていた一端およびPMOSトランジスタQ12の接地
されていたドレインを端子VIに接続し、端子VIに接
続されていたPMOSトランジスタQ11およびQ12
のソースを電源VDDに接続したものである。テスト動作
モード(TMD=“1”)下で信号SG1およびSG2
の一致検出は、前記第1の変形例と同様に行なうことが
できる。この変形例においても、第2の変形例の場合同
様、PMOSトランジスタをNMOSトランジスタに置
換え、そのゲートを電源VDDに接続する構成にしたり、
こうしてトランジスタを単なる抵抗で置換えることが可
能である。また、PMOSトランジスタQ12のドレイ
ンだけを端子VIに接続し、端子VIに接続した前記直
列接続の一端は接地したままにしておく、という構成も
可能である。
【0079】なお、特に説明はしないが、図5(c)の
第3の変形例も、第2の変形例から第4の変形例を得た
のと同様な変更を加え、別の構成の一致検出回路にする
ことが可能である。
【0080】また、以上説明した本実施例並びに第1及
び第2の変形例では、信号一致検出回路として、較正す
べき内部システムクロックSCLKD(SG1)及び内
部テストクロックTCLKD(SG2)の2つの信号が
同時に変化する時に第3の信号MS1(端子VI)に過
渡電流を流す構成としていたが、前記2つの信号が同時
に変化する時に第3の信号MS1(端子VI)の電圧を
変化させる構成とすることも考えられる。以下に、電圧
の変化によって信号の一致を検出する2つの変形例を示
す。
【0081】図6(a)に示す信号一致検出回路14e
(第5の変形例)は、PMOSトランジスタQ1及びQ
2、NMOSトランジスタQ3及びQ4、並びにゲート
接地のPMOSトランジスタQ15を直列接続した回路
で構成され、一端を接地(VSS)し、PMOSトランジ
スタQ15のドレインとPMOSトランジスタQ1のソ
ースとの接続点を端子VIとして、信号一致検出選択回
路15の出力信号MS0〜MS3の何れかに接続する構
成である。
【0082】本変形例では、図6(c)に示すように、
内部システムクロックSCLKD(SG1)及び内部テ
ストクロックTCLKD(SG2)の2つの信号が同時
に変化する時に、端子VI(TVDD)の電位は電源V
DDに対してパルス的に変化するので、この変化をLSI
テスタやサンプリングオシロスコープを用いて観測する
ことにより、内部システムクロックSCLKD及び内部
テストクロックTCLKDの一致を検出することができ
る。なお、PMOSトランジスタQ15をNMOSトラ
ンジスタに置換え、そのゲートを電源VDDに接続する構
成も可能であり、さらに、こうしたトランジスタを単な
る抵抗に置換えることも可能である。
【0083】また、図6(b)に示す信号一致検出回路
14f(第6の変形例)は、PMOSトランジスタQ1
及びQ2、NMOSトランジスタQ3及びQ4、並び
に、ゲートを電源VDDに接続したNMOSトランジスタ
Q16を直列接続した回路で構成され、一端を電源VDD
に接続し、NMOSトランジスタQ16のドレインとN
MOSトランジスタQ4のソースとの接続点を端子VI
として、信号一致検出選択回路15の出力信号MS0〜
MS3の何れかに接続する構成である。
【0084】本変形例においても、第6の変形例と同様
に、図6(d)に示すように、内部システムクロックS
CLKD及び内部テストクロックTCLKDの2つの信
号が同時に変化する時の端子VI(TVDD)の電圧変
化を観測して、これら2つの信号の一致を検出すること
ができる。また、NMOSトランジスタQ16をPMO
Sトランジスタに置換え、そのゲートを接地する構成も
可能であり、こうしたトランジスタを単なる抵抗に置換
えた構成も可能である。
【0085】次に、図7に本発明の第2の実施例に係る
半導体集積回路の回路構成図を示す。
【0086】本実施例の半導体集積回路は、第1の実施
例において、較正したい信号をサンプリングする回路
(インバータ12及び13)から信号一致検出回路14
までのデータ経路に課せられた条件を、更にLSIチッ
プ1’の出力ピンまでのデータ経路にも適用されるよう
に拡張したものである。
【0087】即ち、AC動作性能評価の対象回路ブロッ
ク2の入力レジスタ3及び出力レジスタ4に供給される
クロック信号を全く同じディレイを特性を有するデータ
経路を介してLSIチップ1’の外部で観測できるよう
にして、正確に配線を引き回すことにより、AC動作性
能を評価したい回路ブロック付近での信号の位相差をそ
のままLSIチップ1’の外部で観測できるようにする
ものである。
【0088】回路ブロック2に関しては、内部システム
クロックSCLKDのサンプリングポイントからインバ
ータ12〜信号駆動用インバータバッファ52〜配線1
2l’の先端までのディレイと、内部テストクロックT
CLKDのサンプリングポイントからインバータ13〜
信号駆動用インバータバッファ53〜配線13 l’の
先端までのディレイとが正確に同一になるよう、各々の
サイズ(ゲート幅)または長さ(負荷容量および抵抗)
が全く同じに構成されており、更に、配線12 l’の
先端と配線13 l’の先端とは配線ペア54を介して
2重の枠で示したマルチプレクサ51に接続されている
(ただし、配線12 l’,13 l’の長さに比べて
無視できる程度の配線12 l’および13 l’の長
さの相違は差支えない)。マルチプレクサ51は、各回
路ブロックからのクロック観測用配線ペアを同一ディレ
イで出力ピンSGO1及びSGO2に出力するものであ
る。
【0089】このようにして、AC動作性能を評価した
い回路ブロック2付近での信号の位相差を、そのままL
SIチップ1’の外部で観測できるようにしている。但
し、本実施例では、電気的な信号をLSIチップ1’の
外部まで伝搬させるため、比較的駆動力のあるバッファ
(図中、信号駆動用インバータバッファ52及び53)
が必要となる。
【0090】また、配線54を2本平行に引き回す必要
があるため、レイアウト上のオーバーヘッドも大きく、
LSIチップ1’の内部にAC性能を評価したい回路ブ
ロックが多く存在する場合は、インプリメント上のオー
バーヘッドがかなり大きくなるため、LSIチップ1’
の内部にAC動作性能評価したい回路ブロックが特に多
く存在しない場合(高々数個〜10個)に適当な方法で
あると判断される。
【0091】以上の第1及び第2の実施例の説明から当
然理解されるように、本発明はクロック信号の較正のみ
に止まらず、LSIチップ1または1’の内部の較正し
たい信号一般に適用できる。ここで、第1の実施例では
信号の一致による過渡電流の観測を基本としているた
め、較正したい信号がある程度頻繁に変化することが必
要となるが、第2の実施例は直接観測を基本とするた
め、いかなる場合にも適用可能である。尚、以上の第1
及び第2の実施例に対し、信号の極性、回路の細部の構
成を変更等して得られる類いのものは、全て本発明の範
囲内に含まれる。
【0092】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1の回
路手段において、第1の信号及び第2の信号の2つの信
号が同時に変化する時に、当該半導体集積回路の外部端
子に接続される第3の信号に過渡電流を流し、この電流
を観測することとしたので、AC性能評価対象の回路ブ
ロックの入力レジスタと出力レジスタに直接供給される
クロック信号を正確に一致検出でき、正確な評価が可能
な半導体集積回路を提供することができる。
【0093】また本発明によれば、第3の回路手段にお
いて、第1の信号及び第2の信号の2つの信号が同時に
変化する時に、当該半導体集積回路の外部端子に接続さ
れる第3の信号の電圧を変化させ、この電圧変化を観測
することとしたので、AC性能評価対象の回路ブロック
の入力レジスタと出力レジスタに直接供給されるクロッ
ク信号を正確に一致検出でき、正確な評価が可能な半導
体集積回路を提供することができる。
【0094】また本発明によれば、第3の回路手段にお
いて半導体集積回路内部の第1の信号及び第2の信号
を、遅延特性が等価なデータ経路を介して外部端子に出
力するので、AC性能評価対象の回路ブロックの入力レ
ジスタと出力レジスタに直接供給されるクロック信号間
の位相差がそのままLSI外部に出力でき、外部からク
ロック信号同士の位相差を調べることにより、外部での
クロック信号の位相差と内部のクロック信号のそれとの
正確な評価を可能とした半導体集積回路を提供すること
ができる。
【0095】また、複数の組の第1または第2の回路手
段からの第3の信号の1つを選択手段によって選択す
る、或いは、複数の組の第3の回路手段からの第1の信
号及び第2の信号の1組を第2の選択手段によって選択
することとし、選択信号により評価対象の回路ブロック
を切り替えることとしたので、より効率的な評価が可能
となる。
【0096】更に、第1の信号及び第2の信号のサンプ
リング場所から第1または第2の回路手段の入力に至る
までの回路要素を同一に、或いは、第1の信号及び第2
の信号のサンプリング場所から第2の選択手段の入力に
至るまでの回路要素を同一に、即ち、回路を同一形状で
構成し、配線が同一の遅延となるよう構成することによ
り、更に正確な評価を実現できる。
【0097】以上まとめると、本発明によれば、特にC
MOS回路で構成される同期式LSI等の半導体集積回
路内部の回路ブロックのAC動作性能評価において、基
準となるべき回路ブロックに直接的に供給されている内
部のクロック信号を、ごく簡単な回路手段を付加して較
正する、或いは、これらクロック信号の位相差を保存し
つつ半導体集積回路外部に出力できるようにしたので、
これら回路ブロックのAC動作性能を、使用するLSI
テスタのタイミング精度と同じ精度で評価できることと
なり、必要に応じて高いタイミング精度をもったLSI
テスタを使用することにより、回路ブロックのAC動作
性能の高精度かつ効率的な評価が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例(過渡電流または過渡電
圧の観測により信号を一致検出して較正する方式)の半
導体集積回路の回路構成図である。
【図2】本発明の第1の実施例の信号一致検出選択回路
の回路構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の信号一致検出回路の回
路構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図5】第1の実施例の変形例における信号一致検出回
路の回路構成図である。
【図6】図6(a)は本発明の第1の実施例の他の変形
例における信号一致検出回路の回路構成図、図6(c)
は信号の電圧変動を説明するタイミングチャート、図6
(b)は本発明の第1の実施例の他の変形例における信
号一致検出回路の回路構成図、図6(d)は信号の電圧
変動を説明するタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例(ディレイが等しい信号
経路を用いて較正する方式)の半導体集積回路の回路構
成図である。
【図8】第1の従来例(マルチプレクサを用いる方式)
の半導体集積回路の回路構成図である。
【図9】第2の従来例(システムクロックと異なる外部
からのテストクロックでデータをラッチする方式)の半
導体集積回路の回路構成図である。
【符号の説明】
1,1’,101,101’ LSIチップ,半導体集
積回路 2 AC動作性能評価対象の回路ブロック 3 入力レジスタ 4 出力レジスタ 5〜7,16,17 LSIの外部入力端子(入力ピ
ン) SCLK システムクロック TCLK テストクロック SCLKD 内部システムクロック TCLKD 内部テストクロック SCLKD(SG1) 第1の信号 TCLKD(SG2) 第2の信号 TMD テストモード信号 18TVDD 信号一致検出観測用端子 MSI0,MSI1回路 回路ブロック選択用入力信号 MS1(VI) 第3の信号 MS0〜MS3 個別回路ブロックに関わる2信号の一
致検出情報伝搬用ノード 8 2入力1出力マルチプレクサ 9 クロック幹線駆動用バッファ 10,11 クロック支線駆動用バッファ a,b クロック幹線と支線との接続部 12,13 信号のサンプリングポイントを入力端子と
するインバータ 12,13 第1,第2のサンプリング手段 121 インバータ12から信号一致検出回路14まで
の配線,(第1の配線) 131 インバータ13から信号一致検出回路14まで
の配線,(第2の配線) 14,14a,14b,14c,14d 信号一致検出
回路,(第1の回路手段) SG1,SG2 信号一致検出回路の入力 VI 信号一致検出回路の出力 15 信号一致検出選択回路,(選択手段) DEC 2ビットデコーダ G1〜G4 2入力NANDゲート Q1,Q2,Q6〜Q9,Q11,Q12,Q15 P
型MOSトランジスタ Q3,Q4,Q13,Q14,Q16 N型MOSトラ
ンジスタ ITVDD 観測信号の電流値 DS システムクロックのディレイ DT テストクロックのディレイ 14e,14f 第2の回路手段 VDD 電源電位 GND(VSS) グランド(接地電位) 51 2ビット並列4入力1出力マルチプレクサ,(第
2の選択手段) 52,53 配線駆動用インバータ,(第1,第2の駆
動手段) 12 l’,13 l’ 第3及び第4の配線 54 平行に引かれた配線 SGO1,SGO2 外部出力(観測信号) 61,62 LSI1’の外部出力端子(出力ピン) 102 評価対象回路ブロック 103,104 マルチプレクサ 105 通常動作用ロジック部 111 外部入力端子(入力ピン) 112 外部出力端子(出力ピン)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−176963(JP,A) 特開 昭61−294932(JP,A) 特開 平4−34383(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/28 - 31/3187 H01L 21/822 H01L 27/04

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の端子に過渡電流を流す第
    1の回路手段を有し、 前記第1の回路手段の第3の信号の端子は、当該半導体
    集積回路の外部端子に接続され、 前記第1の回路手段は、2個のP型MOSトランジスタ
    と2個のN型MOSトランジスタを直列接続してなる回
    路を有し、 前記回路のN型MOSトランジスタのソースよりなる一
    端が接地され、 前記回路のP型MOSトランジスタのソースよりなるも
    う一端が前記第3の信号の端子として当該半導体集積回
    路の前記外部端子に接続されることを特徴とする半導体
    集積回路。
  2. 【請求項2】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の端子に過渡電流を流す第
    1の回路手段を有し、 前記第1の回路手段の第3の信号の端子は、当該半導体
    集積回路の外部端子に接続され、 前記第1の信号は前記各1個のP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続され、 前記第2の信号は、前記残りのP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続され、 前記第1の回路手段において、前記直列接続してなる回
    路の前記N型MOSトランジスタのソースよりなる一端
    が前記第3の信号の端子として当該半導体集積回路の前
    記外部端子に接続され、 前記P型MOSトランジスタのソースよりなるもう一端
    が電源に接続されることを特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の端子に過渡電流を流す第
    1の回路手段を有し、 前記第1の回路手段の第3の信号の端子は、当該半導体
    集積回路の外部端子に接続され、 前記第1の回路手段は、2個のP型MOSトランジスタ
    と2個のN型MOSトランジスタを直列接続してなる回
    路を有し、 前記回路のN型MOSトランジスタのソースよりなる一
    端が接地され、 前記回路のP型MOSトランジスタのソースよりなるも
    う一端が当該半導体集積回路の前記外部端子に接続さ
    れ、 前記第1の回路手段は、抵抗として機能する回路要素を
    有し、前記抵抗として機能する回路要素の一端は、電源
    または当該半導体集積回路の前記外部端子に接続され、 前記外部端子は、ドレインが接地された第3のP型MO
    Sトランジスタのソースに接続され、 前記抵抗として機能する回路要素のもう一端は、前記直
    列接続してなる回路のP型MOSトランジスタのソース
    よりなる一端および前記第3のP型MOSトランジスタ
    のゲートに接続され、 前記第1の信号は前記直列接続してなる回路の各1個の
    P型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタ
    に接続され、 前記第2の信号は前記直列接続してなる回路の残りのP
    型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタに
    接続されることを特徴とする半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の回路手段において、 当該半導体集積回路の前記外部端子が前記第3のP型M
    OSトランジスタのドレインのみに接続され、 前記第3のP型MOSトランジスタのソースは電源に接
    続されたものであることを特徴とする請求項3記載の半
    導体集積回路。
  5. 【請求項5】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の端子に過渡電流を流す第
    1の回路手段を有し、 前記第1の回路手段の第3の信号の端子は、当該半導体
    集積回路の外部端子に接続され、 前記第1の回路手段は、2個のP型MOSトランジスタ
    と2個のN型MOSトランジスタを直列接続してなる回
    路を有し、 前記回路のN型MOSトランジスタのソースよりなる一
    端が接地され、 前記回路のP型MOSトランジスタのソースよりなるも
    う一端が当該半導体集積回路の前記外部端子に接続さ
    れ、 前記第1の回路手段は、抵抗として機能する回路要素を
    有し、 前記抵抗として機能する回路要素の一端は接地され、 当該半導体集積回路の前記外部端子は、ソースが接地さ
    れた第3のN型MOSトランジスタのドレインに接続さ
    れ、 前記抵抗として機能する回路要素のもう一端は、前記直
    列接続してなる回路のN型MOSトランジスタのソース
    よりなる一端および前記第3のN型MOSトランジスタ
    のゲートに接続され、 前記直列接続してなる回路のP型MOSトランジスタの
    ソースよりなる一端は、前記外部端子または電源に接続
    され、 前記抵抗として機能する回路要素もう一端は、前記直列
    接続してなる回路のP型MOSトランジスタのソースよ
    りなる一端および前記第3のP型MOSトランジスタの
    ゲートに接続され、 前記第1の信号は前記直列接続してなる回路の各1個の
    P型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタ
    に接続され、 前記第2の信号は前記直列接続してなる回路の残りのP
    型MOSトランジスタおよびN型MOSトランジスタに
    接続されることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】 前記第1の回路手段において、 当該半導体集積回路の前記外部端子が前記第3のN型M
    OSトランジスタのソースまたは前記抵抗として機能す
    る回路要素に接続され、 前記第3のN型MOSトランジスタのドレインおよび前
    記直列接続してなる回路のP型MOSトランジスタのソ
    ースよりなる一端が電源に接続されたものであることを
    特徴とする請求項5記載の半導体集積回路。
  7. 【請求項7】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の電圧を変化させる第2の
    回路手段を有し、 前記第2の回路手段の第3の信号は、当該半導体集積回
    路の外部端子に接続され、 前記第2の回路手段は、2個のP型MOSトランジスタ
    及び2個のN型MOSトランジスタと、1個のゲートを
    接地したP型MOSトランジスタとを直列接続してなる
    回路を有し、 前記回路のN型MOSトランジスタのソースよりなる一
    端が接地され、 前記回路のゲート接地のP型MOSトランジスタのソー
    スよりなるもう一端が電源に接続され、 前記ゲート接地のP型MOSトランジスタのドレインと
    前記1個のP型MOSトランジスタのソースとの接続点
    に、当該半導体集積回路の前記外部端子が接続され、 前記第1の信号は前記各1個のP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続され、 前記第2の信号は、前記残りのP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続されることを特徴と
    する半導体集積回路。
  8. 【請求項8】 半導体集積回路内部の第1の信号及び第
    2の信号の2つの信号を入力とし、前記2つの信号が同
    時に変化する時に第3の信号の電圧を変化させる第2の
    回路手段を有し、 前記第2の回路手段の第3の信号は、当該半導体集積回
    路の外部端子に接続され、 前記第2の回路手段は、2個のP型MOSトランジスタ
    及び2個のN型MOSトランジスタと、1個のゲートを
    電源に接続したN型MOSトランジスタとを直列接続し
    てなる回路を有し、 前記回路のゲートを電源に接続したN型MOSトランジ
    スタのソースよりなる一端が接地され、 前記回路のP型MOSトランジスタのソースよりなるも
    う一端が電源に接続され、 前記ゲートを電源に接続したN型MOSトランジスタの
    ドレインと前記1個のN型MOSトランジスタのソース
    との接続点に、当該半導体集積回路の前記外部端子が接
    続され、 前記第1の信号は前記各1個のP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続され、 前記第2の信号は、前記残りのP型MOSトランジスタ
    及びN型MOSトランジスタに接続されることを特徴と
    する半導体集積回路。
  9. 【請求項9】 前記半導体集積回路は、 前記第1の信号、前記第2の信号、及び前記第1または
    第2の回路手段からなる組を複数個備え、 前記複数の組の第1または第2の回路手段からの第3の
    信号の1つを選択する選択手段を有することを特徴とす
    る請求項1、2、3、4、5、6、7または8に記載の
    半導体集積回路。
  10. 【請求項10】 前記半導体回路内部の前記第1の信号
    及び前記第2の信号のサンプリング場所から前記第1ま
    たは第2の回路手段の入力に至るまでの信号の遅延に影
    響を与える回路要素が同一であることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8または9に記載の半
    導体集積回路。
  11. 【請求項11】 前記半導体回路内部の前記第1の信号
    及び前記第2の信号のサンプリング場所から前記第1ま
    たは第2の回路手段の入力に至るまでの回路要素は、 前記第1の信号及び前記第2の信号をそれぞれサンプリ
    ングする第1及び第2のサンプリング手段と、 前記第1及び第2のサンプリング手段から前記第1また
    は第2の回路手段の入力に至るまでの第1及び第2の配
    線を有し、 第1及び第2のサンプリング手段は同一の信号駆動力を
    持つように構成され、前記第1及び第2の配線は同一の
    負荷容量および抵抗値を持つことを特徴とする請求項1
    0に記載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】 半導体集積回路内部の第1の信号及び
    第2の信号をそれぞれサンプリングする第1および第2
    のサンプリングポイントからの前記第1および第2の信
    号の遅延特性が等価なデータ経路を介して半導体集積回
    路の外部端子に出力する第3の回路手段を有することを
    特徴とする半導体集積回路。
  13. 【請求項13】 前記半導体集積回路は、 前記第1の信号、前記第2の信号、及び前記第3の回路
    手段からなる組を複数個備え、 前記複数の組の第3の回路手段からの前記第1の信号及
    び前記第2の信号の1組を選択する第2の選択手段を有
    することを特徴とする請求項12に記載の半導体集積回
    路。
  14. 【請求項14】 前記第3の回路手段は、 前記第1の信号及び前記第2の信号をそれぞれ前記第1
    および第2のサンプリングポイントにおいてサンプリン
    グする第1及び第2のサンプリング手段と、 前記第1及び第2のサンプリング手段の出力を駆動する
    第1及び第2の駆動手段と、 前記第1及び第2の駆動手段から当該半導体集積回路の
    外部端子または前記第2の選択手段の入力に至るまでの
    第3及び第4の配線を有し、 第1及び第2のサンプリング手段、並びに前記第1及び
    第2の駆動手段はそれぞれ同一の駆動力で構成され、 前記第3及び第4の配線は同一の負荷容量および抵抗値
    を持つことを特徴とする請求項12または13に記載の
    半導体集積回路。
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