JP3267273B2 - 圧縮空気ねじ締機 - Google Patents
圧縮空気ねじ締機Info
- Publication number
- JP3267273B2 JP3267273B2 JP21333399A JP21333399A JP3267273B2 JP 3267273 B2 JP3267273 B2 JP 3267273B2 JP 21333399 A JP21333399 A JP 21333399A JP 21333399 A JP21333399 A JP 21333399A JP 3267273 B2 JP3267273 B2 JP 3267273B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressed air
- air
- screw
- drive bit
- air motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はねじを被締付材にね
じ込む圧縮空気ねじ締機に関するものであって、圧縮空
気の消費量を少なくするようにしたものである。
じ込む圧縮空気ねじ締機に関するものであって、圧縮空
気の消費量を少なくするようにしたものである。
【０００２】
【従来の技術】かかる圧縮空気ねじ締機として本出願人
が先に出願した特開平１−４５５７９号がある。これは
ねじを回すドライブビットを駆動するエアモータ及び該
エアモータを回転可能に支持する支持部材等から構成さ
れる移動部を圧縮空気により下降させることによってね
じを締め付けるものである。
が先に出願した特開平１−４５５７９号がある。これは
ねじを回すドライブビットを駆動するエアモータ及び該
エアモータを回転可能に支持する支持部材等から構成さ
れる移動部を圧縮空気により下降させることによってね
じを締め付けるものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】かかる圧縮空気ねじ締
機は、操作者によってトリガバルブが操作されると、エ
アモータ及びドライブビットが回転を開始するものであ
る。しかし、ドライブビット先端とねじ頭との間には所
定の距離があり、この距離があるため、ドライブビット
先端がねじ頭に係合するまでのエアモータ等の回転は無
駄な回転であり、僅かではあるが空気消費が多くなる。
特に建築関係で使用されるコンプッレサは可搬式で小型
のものが多いため、空気消費量の少ない圧縮空気ねじ締
機の開発の要求が大きかった。
機は、操作者によってトリガバルブが操作されると、エ
アモータ及びドライブビットが回転を開始するものであ
る。しかし、ドライブビット先端とねじ頭との間には所
定の距離があり、この距離があるため、ドライブビット
先端がねじ頭に係合するまでのエアモータ等の回転は無
駄な回転であり、僅かではあるが空気消費が多くなる。
特に建築関係で使用されるコンプッレサは可搬式で小型
のものが多いため、空気消費量の少ない圧縮空気ねじ締
機の開発の要求が大きかった。
【０００４】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、空気消費量の少ない圧縮空気ねじ締機を提供
することである。
をなくし、空気消費量の少ない圧縮空気ねじ締機を提供
することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的は、エアモータ
に圧縮空気を供給するための圧縮空気供給通路をねじ込
み開始時には閉じ、エアモータにより回転されると共に
圧縮空気によってねじ締め方向に移動され、先端にドラ
イブビットを有する移動部材が所定量移動した後に前記
圧縮空気供給通路を開くようにすることにより達成され
る。
に圧縮空気を供給するための圧縮空気供給通路をねじ込
み開始時には閉じ、エアモータにより回転されると共に
圧縮空気によってねじ締め方向に移動され、先端にドラ
イブビットを有する移動部材が所定量移動した後に前記
圧縮空気供給通路を開くようにすることにより達成され
る。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は本発明圧縮空気ねじ締機の
一実施形態を示すものである。圧縮空気取入口５から供
給される圧縮空気は、従来周知の空気釘打機と同様に、
本体ハウジング７内の蓄圧室内に蓄積され、操作弁２を
介して主弁１１の上面及びねじ送り装置２８の送りピス
トン２９の図中右側に供給され、主弁１１及び送りピス
トン２９を夫々図中下方及び左方すなわち前方に押す。
主弁１１はハウジング７の上部に上下動可能に装着さ
れ、スプリングにより常時下方に付勢されている。主弁
１１が下端位置にある時、主弁１１内の空気は排気口９
を介して排気される。主弁１１の下方には上下一対の軸
受によってハウジング７に回転可能に支持されたエアモ
ータ１が設けられている。エアモータ１のロータは軸方
向に沿って中空に形成されロータの内壁はシリンダとな
る。ロータの上方は入気路８を形成し、その僅か下方に
設けられた複数の孔１ａ及びハウジング７に設けられた
通気路７０を介してエアモータ１の羽部に圧縮空気を供
給するようにしている。これら孔１ａ及び通気路７０は
本発明圧縮空気供給通路を構成する。エアモータ１の中
空部すなわちロータ内壁に回転及び上下動可能に支持さ
れた移動部材１４の上端には前記入気路８を閉じる入気
弁１０が設けられ、またエアモータ１のロータ内壁とシ
ールして接触し、ピストン部を構成する大径部１４ａが
軸方向中央部より上方に設けられている。大径部１４ａ
は移動部材１４の初期位置において前記孔１ａを閉じる
ような高さに設定されている。大径部１４ａの上下で開
口する小穴１２が設けられ、小穴１２の下方部には逆止
弁を構成する部材が設けられている。移動部材１４の下
端にはねじ１３を回転させるドライブビット３が例えば
一体的に形成されている。更に移動部材１４はその下方
においてエアモータ１の下端と例えばスプライン結合さ
れ、エアモータ１の回転によって移動部材１４も同時に
回転するようになっている。なお６は前記エアモータ１
の外周に対向したハウジング７の位置に設けられた排気
孔、３０は送りピストン２９によって図中左右に往復さ
れ、例えば連結帯３３の送り孔部に係合して連結ねじ３
２を前記ドライブビット３下方の射出口に供給するため
の周知構成の送り爪、３１は前記送りピストン２９を図
中右方すなわち後方に押すスプリングである。
一実施形態を示すものである。圧縮空気取入口５から供
給される圧縮空気は、従来周知の空気釘打機と同様に、
本体ハウジング７内の蓄圧室内に蓄積され、操作弁２を
介して主弁１１の上面及びねじ送り装置２８の送りピス
トン２９の図中右側に供給され、主弁１１及び送りピス
トン２９を夫々図中下方及び左方すなわち前方に押す。
主弁１１はハウジング７の上部に上下動可能に装着さ
れ、スプリングにより常時下方に付勢されている。主弁
１１が下端位置にある時、主弁１１内の空気は排気口９
を介して排気される。主弁１１の下方には上下一対の軸
受によってハウジング７に回転可能に支持されたエアモ
ータ１が設けられている。エアモータ１のロータは軸方
向に沿って中空に形成されロータの内壁はシリンダとな
る。ロータの上方は入気路８を形成し、その僅か下方に
設けられた複数の孔１ａ及びハウジング７に設けられた
通気路７０を介してエアモータ１の羽部に圧縮空気を供
給するようにしている。これら孔１ａ及び通気路７０は
本発明圧縮空気供給通路を構成する。エアモータ１の中
空部すなわちロータ内壁に回転及び上下動可能に支持さ
れた移動部材１４の上端には前記入気路８を閉じる入気
弁１０が設けられ、またエアモータ１のロータ内壁とシ
ールして接触し、ピストン部を構成する大径部１４ａが
軸方向中央部より上方に設けられている。大径部１４ａ
は移動部材１４の初期位置において前記孔１ａを閉じる
ような高さに設定されている。大径部１４ａの上下で開
口する小穴１２が設けられ、小穴１２の下方部には逆止
弁を構成する部材が設けられている。移動部材１４の下
端にはねじ１３を回転させるドライブビット３が例えば
一体的に形成されている。更に移動部材１４はその下方
においてエアモータ１の下端と例えばスプライン結合さ
れ、エアモータ１の回転によって移動部材１４も同時に
回転するようになっている。なお６は前記エアモータ１
の外周に対向したハウジング７の位置に設けられた排気
孔、３０は送りピストン２９によって図中左右に往復さ
れ、例えば連結帯３３の送り孔部に係合して連結ねじ３
２を前記ドライブビット３下方の射出口に供給するため
の周知構成の送り爪、３１は前記送りピストン２９を図
中右方すなわち後方に押すスプリングである。
【０００７】上記のように構成された圧縮空気ねじ締機
の動作を以下説明する。操作弁２を図２の如く操作する
と、空気釘打機において周知の如く、主弁１１の上面に
作用していた圧縮空気がハウジング７内の通路及び操作
弁２を介して排気され、主弁１１の下面に作用する圧力
が上面に作用する圧力よりも大きくなるから主弁１１が
上昇する。これにより圧縮空気が入気路８から入り、移
動部材１４は圧縮空気の圧力を受けて下降する。この時
エアモータ１のロータ内壁に設けられた孔１ａは移動部
材１４の大径部１４ａによって閉じられているので、エ
アモータ１へは圧縮空気が供給されずエアモータ１が無
駄に回転することはない。
の動作を以下説明する。操作弁２を図２の如く操作する
と、空気釘打機において周知の如く、主弁１１の上面に
作用していた圧縮空気がハウジング７内の通路及び操作
弁２を介して排気され、主弁１１の下面に作用する圧力
が上面に作用する圧力よりも大きくなるから主弁１１が
上昇する。これにより圧縮空気が入気路８から入り、移
動部材１４は圧縮空気の圧力を受けて下降する。この時
エアモータ１のロータ内壁に設けられた孔１ａは移動部
材１４の大径部１４ａによって閉じられているので、エ
アモータ１へは圧縮空気が供給されずエアモータ１が無
駄に回転することはない。
【０００８】ドライブビット３の先端がねじ１３の頭に
係合する位置まで移動部材１４が下降すると、移動部材
１４の大径部１４ａが孔１ａの下方に位置するようにな
り、エアモータ１には圧縮空気の供給が開始され、エア
モータ１が回転を開始する。エアモータ１の回転は移動
部材１４を介してドライブビット３に伝達される。この
結果ドライブビット３も回転しながら下降してねじ１３
を被締付材２０にねじ込む。ねじ１３のねじ込みが完了
する位置までドライブビット３が下降すると、移動部材
１４上端の入気弁１０が入気路８を閉じ、エアモータ１
への圧縮空気の供給が止まる。
係合する位置まで移動部材１４が下降すると、移動部材
１４の大径部１４ａが孔１ａの下方に位置するようにな
り、エアモータ１には圧縮空気の供給が開始され、エア
モータ１が回転を開始する。エアモータ１の回転は移動
部材１４を介してドライブビット３に伝達される。この
結果ドライブビット３も回転しながら下降してねじ１３
を被締付材２０にねじ込む。ねじ１３のねじ込みが完了
する位置までドライブビット３が下降すると、移動部材
１４上端の入気弁１０が入気路８を閉じ、エアモータ１
への圧縮空気の供給が止まる。
【０００９】一方入気路８に供給された圧縮空気は、小
穴１２及び逆止弁を介して移動部材下室２１内に流入し
て該下室２１内に蓄積される。またねじ送り装置２８内
の圧縮空気も操作弁２を介して排気されるので、送りピ
ストン２９及び送り爪３０はスプリング３１により後方
に移動する。
穴１２及び逆止弁を介して移動部材下室２１内に流入し
て該下室２１内に蓄積される。またねじ送り装置２８内
の圧縮空気も操作弁２を介して排気されるので、送りピ
ストン２９及び送り爪３０はスプリング３１により後方
に移動する。
【００１０】次に操作弁２を図１の如く放すと、上記し
たように圧縮空気が主弁１１の上面に加わり主弁１１が
下降して排気口９が開き、移動部材１４の上方すなわち
入気路８の圧縮空気が排気される。移動部材１４上方の
空気が排気されると、移動部材１４は移動部材下室２１
に蓄積された圧縮空気の圧力で上昇し元の位置に戻る。
またねじ送り装置２８内にも圧縮空気が供給されるの
で、送りピストン２９と送り爪３０は前方に移動し、送
り爪３０と係合している連結ねじ３２を前方に移動させ
ねじ１３を前記射出口に供給する。
たように圧縮空気が主弁１１の上面に加わり主弁１１が
下降して排気口９が開き、移動部材１４の上方すなわち
入気路８の圧縮空気が排気される。移動部材１４上方の
空気が排気されると、移動部材１４は移動部材下室２１
に蓄積された圧縮空気の圧力で上昇し元の位置に戻る。
またねじ送り装置２８内にも圧縮空気が供給されるの
で、送りピストン２９と送り爪３０は前方に移動し、送
り爪３０と係合している連結ねじ３２を前方に移動させ
ねじ１３を前記射出口に供給する。
【００１１】上記実施形態によれば、ドライブビット３
の先端がねじ１３の頭に係合するまではエアモータ１に
圧縮空気が供給されず、エアモータ１が無駄に回転する
ことがないので、空気消費量を少なくすることができ、
結果として多数のねじ１３を締め付けることができるよ
うになる。
の先端がねじ１３の頭に係合するまではエアモータ１に
圧縮空気が供給されず、エアモータ１が無駄に回転する
ことがないので、空気消費量を少なくすることができ、
結果として多数のねじ１３を締め付けることができるよ
うになる。
【００１２】上記した実施形態においては、エアモータ
１と移動部材１４をスプラインにより結合するとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばボ
ールスプラインまたは移動部材１４の両側に位置するロ
ーラ等を使用してもよく、要は移動部材１４がエアモー
タ１の回転と共に回転でき、かつ下降できるものであれ
ば如何なる結合のものでもよい。
１と移動部材１４をスプラインにより結合するとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばボ
ールスプラインまたは移動部材１４の両側に位置するロ
ーラ等を使用してもよく、要は移動部材１４がエアモー
タ１の回転と共に回転でき、かつ下降できるものであれ
ば如何なる結合のものでもよい。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ドライブ
ビット先端がねじ頭に係合するまではエアモータに圧縮
空気が供給されないようにしてエアモータが無駄な回転
をしないようにしたので、空気消費量を少なくすること
ができ、結果として多数のねじを締め付けることができ
るようになるという効果が得られる。
ビット先端がねじ頭に係合するまではエアモータに圧縮
空気が供給されないようにしてエアモータが無駄な回転
をしないようにしたので、空気消費量を少なくすること
ができ、結果として多数のねじを締め付けることができ
るようになるという効果が得られる。
【図１】 本発明圧縮空気ねじ締機の一実施形態を示す
断面図。
断面図。
【図２】 図１の動作状態を示す断面図。
１はエアモータ、１ａは孔、２は操作弁、３はドライブ
ビット、８は入気路、１０は入気弁、１３はねじ、１４
は移動部材、１４ａは大径部、２０は被締付材、２８は
ねじ送り装置、３２は連結ねじである。
ビット、８は入気路、１０は入気弁、１３はねじ、１４
は移動部材、１４ａは大径部、２０は被締付材、２８は
ねじ送り装置、３２は連結ねじである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平１−321173（ＪＰ，Ａ) 実開 昭61−99483（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B25B 21/00
Claims (1)
- 【請求項１】 本体ハウジング内に回転可能に支持さ
れ、圧縮空気供給通路を介して供給される本体ハウジン
グ内の圧縮空気によって回転されるエアモータと、本体
ハウジング内に回転可能かつハウジングの長手方向に沿
って移動可能な如く支持され、先端にドライブビットを
有し、ドライブビットと一体となって回転及び移動する
移動部材とを備え、移動部材を、本体ハウジング内の圧
縮空気によって移動させると共にエアモータを介して回
転させ、ドライブビット先端に係合するねじを被締結材
にねじ込む圧縮空気ねじ締機であって、ドライブビット先端がねじ頭に係合する位置に 前記移動
部材が移動するまでは前記圧縮空気供給通路を移動部材
によって閉じ、ドライブビット先端がねじ頭に係合する
位置に移動部材が移動した後に前記圧縮空気供給通路を
開いてエアモータへ圧縮空気を供給するようにし、エア
モータの回転開始を遅らせたことを特徴とする圧縮空気
ねじ締機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21333399A JP3267273B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 圧縮空気ねじ締機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21333399A JP3267273B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 圧縮空気ねじ締機 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4139512A Division JP2982488B2 (ja) | 1991-06-10 | 1992-06-01 | 圧縮空気ねじ締機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000052266A JP2000052266A (ja) | 2000-02-22 |
| JP3267273B2 true JP3267273B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=16637428
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21333399A Expired - Lifetime JP3267273B2 (ja) | 1999-07-28 | 1999-07-28 | 圧縮空気ねじ締機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3267273B2 (ja) |
-
1999
- 1999-07-28 JP JP21333399A patent/JP3267273B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000052266A (ja) | 2000-02-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20011211 |
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