JP3267158B2 - 通信装置および料金所と車両との間の情報伝送方法 - Google Patents
通信装置および料金所と車両との間の情報伝送方法Info
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- JP3267158B2 JP3267158B2 JP16300296A JP16300296A JP3267158B2 JP 3267158 B2 JP3267158 B2 JP 3267158B2 JP 16300296 A JP16300296 A JP 16300296A JP 16300296 A JP16300296 A JP 16300296A JP 3267158 B2 JP3267158 B2 JP 3267158B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、料金所と自動料
金収受機能を有する車載機を搭載した車両との間で通信
を行う通信装置、および情報伝送方法に関する。
金収受機能を有する車載機を搭載した車両との間で通信
を行う通信装置、および情報伝送方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、高速道路等においては、磁気カー
ド方式料金収受システムが導入されていた。この収受シ
ステムについては、例えば、東芝レビュー（40巻3号）
昭和60年 P189〜192「磁気カード方式料金収受システ
ム」、あるいは三菱重工技報 VOL.22 NO.6 (1985-11)
P127〜132「磁気カード方式料金収受機械におけるシス
テム技術」に詳述されている。
ド方式料金収受システムが導入されていた。この収受シ
ステムについては、例えば、東芝レビュー（40巻3号）
昭和60年 P189〜192「磁気カード方式料金収受システ
ム」、あるいは三菱重工技報 VOL.22 NO.6 (1985-11)
P127〜132「磁気カード方式料金収受機械におけるシス
テム技術」に詳述されている。
【０００３】ところでこのような従来のシステムにおい
ては、一般の道路から高速道路に入る場合、反対に高速
道路から一般道路に出る場合にはどうしても料金所で一
旦停止して通行券の受け取りや料金支払いを行う必要が
あり、そのために料金所の手前で多くの車が列をなすこ
とが多い。このような課題を改善するため、かねてから
料金所で一旦停止することなく、料金の収受ができるノ
ンストップ自動料金収受システムが提案されている。
ては、一般の道路から高速道路に入る場合、反対に高速
道路から一般道路に出る場合にはどうしても料金所で一
旦停止して通行券の受け取りや料金支払いを行う必要が
あり、そのために料金所の手前で多くの車が列をなすこ
とが多い。このような課題を改善するため、かねてから
料金所で一旦停止することなく、料金の収受ができるノ
ンストップ自動料金収受システムが提案されている。
【０００４】このようなシステムについては、例えば、
三菱重工技報 VOL.32 NO.4 (1995-7) P264〜267「高速
道路の交通管理システムにおけるニーズと技術開発」、
NIKKEI BUSINESS 1995年11月13日号 P155〜158「道
路から車に情報゛発信゛日米欧で主導権争い」、あるい
は公表特許公報 平成5年-508492号「電気的車両料金徴
収装置および方法」などに記述されており、特に公表特
許公報平成5年-508492号には具体的に詳述されている。
三菱重工技報 VOL.32 NO.4 (1995-7) P264〜267「高速
道路の交通管理システムにおけるニーズと技術開発」、
NIKKEI BUSINESS 1995年11月13日号 P155〜158「道
路から車に情報゛発信゛日米欧で主導権争い」、あるい
は公表特許公報 平成5年-508492号「電気的車両料金徴
収装置および方法」などに記述されており、特に公表特
許公報平成5年-508492号には具体的に詳述されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ノンストップ自動料金
収受システムは日本国内においては官民共同開発中であ
り、実用化は平成９年度以降とも言われている。一方海
外の一部の国においては、上記公報に示されているよう
なシステムが運用されている。
収受システムは日本国内においては官民共同開発中であ
り、実用化は平成９年度以降とも言われている。一方海
外の一部の国においては、上記公報に示されているよう
なシステムが運用されている。
【０００６】ところで、このシステムにおいては、料金
所のエリアに入った車と料金所との間で電波を用いて情
報の授受が必要であるが、通信エリアは定規で書いたよ
うに正確なものではない。すなはち、通信エリアは予め
定めてはいるが電波の性格上、情報の授受を行う通信エ
リアから外れてはみ出しているなど、完全に枠内に入っ
ているとは限らない。従って、どの位置で情報の授受が
行われるかわからないため、ややもすると情報の授受が
不完全な状態になり得る。また、このシステムの運用に
おいては、自動料金収受機能を有する車載機を搭載した
車両（以下、「ＥＴＣ車」という。）は自動料金収受が
可能であるが、上記車載機を搭載していない車（以下、
「非ＥＴＣ車」という。）は従来のシステムと同じ取り
扱いになる。すなはち、道路上をＥＴＣ車と非ＥＴＣ車
が混在して通行し、これらが自動料金所へ向かって走っ
てくる場合、前記したＥＴＣ車との情報の授受が正確に
行われないと、ＥＴＣ車でありながら非ＥＴＣ車とみな
され、従来通りの料金授受の対象になりかねない。
所のエリアに入った車と料金所との間で電波を用いて情
報の授受が必要であるが、通信エリアは定規で書いたよ
うに正確なものではない。すなはち、通信エリアは予め
定めてはいるが電波の性格上、情報の授受を行う通信エ
リアから外れてはみ出しているなど、完全に枠内に入っ
ているとは限らない。従って、どの位置で情報の授受が
行われるかわからないため、ややもすると情報の授受が
不完全な状態になり得る。また、このシステムの運用に
おいては、自動料金収受機能を有する車載機を搭載した
車両（以下、「ＥＴＣ車」という。）は自動料金収受が
可能であるが、上記車載機を搭載していない車（以下、
「非ＥＴＣ車」という。）は従来のシステムと同じ取り
扱いになる。すなはち、道路上をＥＴＣ車と非ＥＴＣ車
が混在して通行し、これらが自動料金所へ向かって走っ
てくる場合、前記したＥＴＣ車との情報の授受が正確に
行われないと、ＥＴＣ車でありながら非ＥＴＣ車とみな
され、従来通りの料金授受の対象になりかねない。
【０００７】また、各車両の識別をより正確にするため
には、通信エリアを可能な限り小さくすればよいが、通
信エリアが小さくなれば、車両の走行速度との関係で当
該通信エリア内で十分な情報の授受が行われないという
問題点もある。
には、通信エリアを可能な限り小さくすればよいが、通
信エリアが小さくなれば、車両の走行速度との関係で当
該通信エリア内で十分な情報の授受が行われないという
問題点もある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明においては、料
金所に車両の進行方向に複数の送受信アンテナを配置
し、それらアンテナによって得られる通信エリア毎に第
１、第２のセンサを車の進行方向に互いに離して配置
（例えば３ｍの間隔）し、第１のセンサがＯＮになれば
料金所と車との間で通信を行い、車の移動によって次に
第２のセンサがＯＮになれば通信を止め、さらに車両が
その後に通過する別の通信エリアにおいても情報の授受
を同様に行うように構成してある。即ち、第１の発明に
よる通信装置は、車両の進行方向に互いに離れて設置さ
れ、車載機を搭載した車両との間で情報の授受を行う第
１、第２の送受信アンテナと、上記第１の送受信アンテ
ナの第１の通信エリアに沿って車両の進行方向に所定の
間隔で配置された第１、第２の車両検出センサと、上記
第２の送受信アンテナの第２の通信エリアに沿って車両
の進行方向に所定の間隔で配置された第３、第４の車両
検出センサと、上記第１の車両検出センサによる車両の
先端部の検出に応じて上記第１の通信エリア内で上記車
載機を搭載した車両との情報の授受を開始させ、上記第
２の車両検出センサによる上記車両の先端部の検出に応
じて上記第１の通信エリア内で上記情報の授受を停止さ
せる第１の通信制御器と、上記第３の車両検出センサに
よる車両の先端部の検出に応じて上記第２の通信エリア
内で上記車載機を搭載した車両との情報の授受を開始さ
せ、上記第４の車両検出センサによる上記車両の先端部
の検出に応じて上記第２の通信エリア内で上記情報の授
受を停止させる第２の通信制御器とを備えたものであ
る。 また、第２の発明による通信装置は、上記第１の通
信制御器は、上記第１の車両検出センサによる車両の先
端部の検出に応じて上記第１の通信エリアの車両進行方
向の後端部で上記車載機を搭載した車両との情報の授受
を開始させ、上記第２の車両検出センサによる上記車両
の先端部の検出に応じて上記第１の通信エリアの車両進
行方向の前端部で上記情報の授受を停止させ、上記第２
の通信制御器は、上記第３の車両検出センサによる車両
の先端部の検出に応じて上記第２の通信エリアの車両進
行方向の後端部で上記車載機を搭載した車両との情報の
授受を開始させ、上記第４の車両検出センサによる上記
車両の先端部の検出に応じて上 記第２の通信エリアの車
両進行方向の前端部で上記情報の授受を停止させるもの
である。また、第３の発明による通信装置は、上記第
１、第２の通信制御器は、通信内容が異なるものであ
る。 また、第４の発明による通信装置は、上記第１の通
信制御器は、車種情報を通信し、上記第２の通信制御器
は、料金情報を通信するものである。 また、第５の発明
による通信装置は、上記第１、第２の車両検出センサ
は、第１の通信エリア中における正確に情報の授受が行
い得るエリアを設定し、上記第３、第４の車両検出セン
サは、第２の通信エリア中における正確に情報の授受が
行い得るエリアを設定するものである。 また、第６の発
明による通信装置は、上記第１、第２の車両検出センサ
は、互いに３ｍ離間して配置され、上記第３、第４の車
両検出センサは、互いに３ｍ離間して配置されたもので
ある。 また、第７の発明による通信装置は、上記第１、
第２、第３、および第４の車両検出センサは、料金所の
複数の通行路にそれぞれ設けられたものである。 また、
第８の発明による料金所と車両との間の情報伝達方法
は、料金所と自動料金収受機能を有する車載機を搭載し
た車両との間で情報の授受を行う自動料金収受システム
において、料金所に車の進行方向に互いに離れて複数の
送受信アンテナを設けるとともに、それぞれの送受信ア
ンテナによって得られる通信エリア内には車両の進行方
向に第１、第２の車両検出センサを所定の間隔で配置
し、上記料金所に向かって走行してきた車両の先端部が
最初の通信エリアの第１のセンサによって検出された
ら、料金所と上記車両間で情報の授受を開始し、次に第
２のセンサで上記車両の先端部が検出されたら、上記情
報の授受を停止させ、その後に車両が通過する別の通信
エリアにおいて情報の授受を同様に行うようにしたもの
である。
金所に車両の進行方向に複数の送受信アンテナを配置
し、それらアンテナによって得られる通信エリア毎に第
１、第２のセンサを車の進行方向に互いに離して配置
（例えば３ｍの間隔）し、第１のセンサがＯＮになれば
料金所と車との間で通信を行い、車の移動によって次に
第２のセンサがＯＮになれば通信を止め、さらに車両が
その後に通過する別の通信エリアにおいても情報の授受
を同様に行うように構成してある。即ち、第１の発明に
よる通信装置は、車両の進行方向に互いに離れて設置さ
れ、車載機を搭載した車両との間で情報の授受を行う第
１、第２の送受信アンテナと、上記第１の送受信アンテ
ナの第１の通信エリアに沿って車両の進行方向に所定の
間隔で配置された第１、第２の車両検出センサと、上記
第２の送受信アンテナの第２の通信エリアに沿って車両
の進行方向に所定の間隔で配置された第３、第４の車両
検出センサと、上記第１の車両検出センサによる車両の
先端部の検出に応じて上記第１の通信エリア内で上記車
載機を搭載した車両との情報の授受を開始させ、上記第
２の車両検出センサによる上記車両の先端部の検出に応
じて上記第１の通信エリア内で上記情報の授受を停止さ
せる第１の通信制御器と、上記第３の車両検出センサに
よる車両の先端部の検出に応じて上記第２の通信エリア
内で上記車載機を搭載した車両との情報の授受を開始さ
せ、上記第４の車両検出センサによる上記車両の先端部
の検出に応じて上記第２の通信エリア内で上記情報の授
受を停止させる第２の通信制御器とを備えたものであ
る。 また、第２の発明による通信装置は、上記第１の通
信制御器は、上記第１の車両検出センサによる車両の先
端部の検出に応じて上記第１の通信エリアの車両進行方
向の後端部で上記車載機を搭載した車両との情報の授受
を開始させ、上記第２の車両検出センサによる上記車両
の先端部の検出に応じて上記第１の通信エリアの車両進
行方向の前端部で上記情報の授受を停止させ、上記第２
の通信制御器は、上記第３の車両検出センサによる車両
の先端部の検出に応じて上記第２の通信エリアの車両進
行方向の後端部で上記車載機を搭載した車両との情報の
授受を開始させ、上記第４の車両検出センサによる上記
車両の先端部の検出に応じて上 記第２の通信エリアの車
両進行方向の前端部で上記情報の授受を停止させるもの
である。また、第３の発明による通信装置は、上記第
１、第２の通信制御器は、通信内容が異なるものであ
る。 また、第４の発明による通信装置は、上記第１の通
信制御器は、車種情報を通信し、上記第２の通信制御器
は、料金情報を通信するものである。 また、第５の発明
による通信装置は、上記第１、第２の車両検出センサ
は、第１の通信エリア中における正確に情報の授受が行
い得るエリアを設定し、上記第３、第４の車両検出セン
サは、第２の通信エリア中における正確に情報の授受が
行い得るエリアを設定するものである。 また、第６の発
明による通信装置は、上記第１、第２の車両検出センサ
は、互いに３ｍ離間して配置され、上記第３、第４の車
両検出センサは、互いに３ｍ離間して配置されたもので
ある。 また、第７の発明による通信装置は、上記第１、
第２、第３、および第４の車両検出センサは、料金所の
複数の通行路にそれぞれ設けられたものである。 また、
第８の発明による料金所と車両との間の情報伝達方法
は、料金所と自動料金収受機能を有する車載機を搭載し
た車両との間で情報の授受を行う自動料金収受システム
において、料金所に車の進行方向に互いに離れて複数の
送受信アンテナを設けるとともに、それぞれの送受信ア
ンテナによって得られる通信エリア内には車両の進行方
向に第１、第２の車両検出センサを所定の間隔で配置
し、上記料金所に向かって走行してきた車両の先端部が
最初の通信エリアの第１のセンサによって検出された
ら、料金所と上記車両間で情報の授受を開始し、次に第
２のセンサで上記車両の先端部が検出されたら、上記情
報の授受を停止させ、その後に車両が通過する別の通信
エリアにおいて情報の授受を同様に行うようにしたもの
である。
【０００９】
実施の形態１．図１はこの発明の実施の形態１を示すも
ので、図において１は料金所であって、この料金所１に
は各種の設備を備えているが、ここではこの発明の要旨
とする点を除いて不必要なものはすべて省略してある。
２は隣の通路と分離する通路分離帯、３は通路４を矢印
方向に進み料金所のエリア内に進入する車、5a、5bはそ
れぞれ車３の進行方向に所定の間隔をおいて配置され、
通路４をまたぐように設けられた門型の第１、第２の支
持体であり、それぞれの支持体5a、5bの上部にはビーム
６を下方の通路に向けて照射し、通路４上に図中網目の
楕円で示した範囲を第１、第２の通信エリア7a、7bとす
るアンテナ8a、8bが下向きに取付けられている。9a、9b
は上記通信エリア7a、7bにそれぞれ設けられた第１、第
２の車検出用のセンサであって、第１のセンサ9aと第２
のセンサ9bは互いに車の進行方向に離れて配置されてい
る。両者の間隔は例えば幅３ｍであって、ここでは、網
目の楕円の白抜き部分10a、10bで料金所と車３との間で
情報の授受が行われるものとしてある。
ので、図において１は料金所であって、この料金所１に
は各種の設備を備えているが、ここではこの発明の要旨
とする点を除いて不必要なものはすべて省略してある。
２は隣の通路と分離する通路分離帯、３は通路４を矢印
方向に進み料金所のエリア内に進入する車、5a、5bはそ
れぞれ車３の進行方向に所定の間隔をおいて配置され、
通路４をまたぐように設けられた門型の第１、第２の支
持体であり、それぞれの支持体5a、5bの上部にはビーム
６を下方の通路に向けて照射し、通路４上に図中網目の
楕円で示した範囲を第１、第２の通信エリア7a、7bとす
るアンテナ8a、8bが下向きに取付けられている。9a、9b
は上記通信エリア7a、7bにそれぞれ設けられた第１、第
２の車検出用のセンサであって、第１のセンサ9aと第２
のセンサ9bは互いに車の進行方向に離れて配置されてい
る。両者の間隔は例えば幅３ｍであって、ここでは、網
目の楕円の白抜き部分10a、10bで料金所と車３との間で
情報の授受が行われるものとしてある。
【００１０】したがって、車３が第１の通信エリア7aに
到達して車３の先端部が第１のセンサ9aによって検出さ
れると料金収受のための通信を開始し、次に第２のセン
サ9bによって車３の先端部が検出されると通信を停止す
る。すなはち、進行してきた車がＥＴＣ車であれば上記
アンテナ8aを介して料金所とＥＴＣ車との間でノンスト
ップの状態で料金収受を行うのに必要な情報の授受が行
われる。その後、車３が進行して第２の通信エリア7bに
達すればアンテナ8bを介して料金所と車両３との間で情
報の授受が行われる。上記二つの通信エリアそれぞれに
おいて、授受される情報は異なっており、例えば第１の
通信エリアにおいては車種の確認、第２の通信エリアに
おいては料金の引き落としといった具合に異なった情報
のやりとりが行われる。
到達して車３の先端部が第１のセンサ9aによって検出さ
れると料金収受のための通信を開始し、次に第２のセン
サ9bによって車３の先端部が検出されると通信を停止す
る。すなはち、進行してきた車がＥＴＣ車であれば上記
アンテナ8aを介して料金所とＥＴＣ車との間でノンスト
ップの状態で料金収受を行うのに必要な情報の授受が行
われる。その後、車３が進行して第２の通信エリア7bに
達すればアンテナ8bを介して料金所と車両３との間で情
報の授受が行われる。上記二つの通信エリアそれぞれに
おいて、授受される情報は異なっており、例えば第１の
通信エリアにおいては車種の確認、第２の通信エリアに
おいては料金の引き落としといった具合に異なった情報
のやりとりが行われる。
【００１１】ところで、図１において通信エリア7a,7b
中の白抜き部分10a,10bを強調して示したのは、通信エ
リア7a,7bの11、12の部分でも情報の授受は可能かもし
れないが、不確実性も否定できない。したがって、通信
エリア7a,7b中の最も正確に情報の授受が行い得るエリ
ア10a,10bで情報の授受を行うようにした点がこの発明
の要旨であって、そのためのエリア設定を第１のセンサ
のセンサ9aと、第２のセンサ9bによって行っている。
中の白抜き部分10a,10bを強調して示したのは、通信エ
リア7a,7bの11、12の部分でも情報の授受は可能かもし
れないが、不確実性も否定できない。したがって、通信
エリア7a,7b中の最も正確に情報の授受が行い得るエリ
ア10a,10bで情報の授受を行うようにした点がこの発明
の要旨であって、そのためのエリア設定を第１のセンサ
のセンサ9aと、第２のセンサ9bによって行っている。
【００１２】図２(a)は、第１、第２の通信エリアにお
ける情報の授受について略式で示すもので、13a-1は第
１の通信エリアにおいてセンサ9aから生じるセンサ信
号、13b-1は同じ通信エリアのセンサ9bから生じるセン
サ信号、14aは１ビットのメモリであって、このメモリ1
4aは交差接続された２つの反転ゲート15a、15bによって
構成されている。上記センサ信号13a-1は反転ゲート15a
の１つの入力信号となり、一方センサ信号13b-1は反転
ゲート15bの１つの入力信号となる。このようなセンサ
信号13a-1、13b-1とメモリ14aとの関係において、まず
第１の通信エリア7aの第１のセンサ9aからセンサ信号13
a-1が生じると反転ゲート15bから”1”の出力が生じる
（図２(a)においてイの信号）。次に車の移動によって
第２のセンサ9bからセンサ信号13b-1が生じると反転ゲ
ート15bの出力は”1”→”0”と変化する。
ける情報の授受について略式で示すもので、13a-1は第
１の通信エリアにおいてセンサ9aから生じるセンサ信
号、13b-1は同じ通信エリアのセンサ9bから生じるセン
サ信号、14aは１ビットのメモリであって、このメモリ1
4aは交差接続された２つの反転ゲート15a、15bによって
構成されている。上記センサ信号13a-1は反転ゲート15a
の１つの入力信号となり、一方センサ信号13b-1は反転
ゲート15bの１つの入力信号となる。このようなセンサ
信号13a-1、13b-1とメモリ14aとの関係において、まず
第１の通信エリア7aの第１のセンサ9aからセンサ信号13
a-1が生じると反転ゲート15bから”1”の出力が生じる
（図２(a)においてイの信号）。次に車の移動によって
第２のセンサ9bからセンサ信号13b-1が生じると反転ゲ
ート15bの出力は”1”→”0”と変化する。
【００１３】すなはち、車の先端部が第１センサ9aに達
し次に第２センサの9bに達すればメモリ14の出力は”
1”→”0”と変化する。したがって、出力”1”で通信
を開始し、”0”で停止すれば、図１の白抜き部分10の
範囲で料金所とＥＴＣ車との間で情報の授受が行われ
る。16aは上記メモリ14の出力によって制御される通信
制御器であって、ＥＴＣ車へ送る情報17と、ＥＴＣ車か
ら送られる情報18とが出入りする。19aは通信制御器16a
とアンテナ8aとの間に介在する送受信器、20はＥＴＣ21
を備えた車３の送受信アンテナである。
し次に第２センサの9bに達すればメモリ14の出力は”
1”→”0”と変化する。したがって、出力”1”で通信
を開始し、”0”で停止すれば、図１の白抜き部分10の
範囲で料金所とＥＴＣ車との間で情報の授受が行われ
る。16aは上記メモリ14の出力によって制御される通信
制御器であって、ＥＴＣ車へ送る情報17と、ＥＴＣ車か
ら送られる情報18とが出入りする。19aは通信制御器16a
とアンテナ8aとの間に介在する送受信器、20はＥＴＣ21
を備えた車３の送受信アンテナである。
【００１４】次に車両３がさらに進行して第２の通信エ
リア7bに達すれば、先に説明したのと同様の構成の別の
メモリ14b、通信制御器16b、送受信器19bが機能し、図
２(b)に示すように（イ）のタイミングから時間tだけ遅
れたタイミング（ロ）で情報の授受を行う。すなはち、
第１の通信エリア7aで１回目の情報の授受を行い、次に
車両が進行して第２の通信エリア7bに達すれば２回目の
情報の授受が行われる。上記したように第１回目と第２
回目の情報の授受の内容は異なる。
リア7bに達すれば、先に説明したのと同様の構成の別の
メモリ14b、通信制御器16b、送受信器19bが機能し、図
２(b)に示すように（イ）のタイミングから時間tだけ遅
れたタイミング（ロ）で情報の授受を行う。すなはち、
第１の通信エリア7aで１回目の情報の授受を行い、次に
車両が進行して第２の通信エリア7bに達すれば２回目の
情報の授受が行われる。上記したように第１回目と第２
回目の情報の授受の内容は異なる。
【００１５】なお、上記した実施の形態では第１、第２
のアンテナを１つの通行路に設けた場合を示したが料金
所の複数の通行路にそれぞれ設けられることは言うまで
もない。
のアンテナを１つの通行路に設けた場合を示したが料金
所の複数の通行路にそれぞれ設けられることは言うまで
もない。
【００１６】
【発明の効果】この発明によれば、複数の通信エリアそ
れぞれの第１、第２の車検出器センサによって特定され
た範囲内で料金所とＥＴＣ車との間で正確な情報の授受
が時分割で行われるため、通信のミスによってＥＴＣ車
が非ＥＴＣ車として判定されることを防ぐことができる
などの効果がある。
れぞれの第１、第２の車検出器センサによって特定され
た範囲内で料金所とＥＴＣ車との間で正確な情報の授受
が時分割で行われるため、通信のミスによってＥＴＣ車
が非ＥＴＣ車として判定されることを防ぐことができる
などの効果がある。
【図１】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
【図２】 この発明の実施の形態を説明するための図で
ある。
ある。
１ 料金所 ２ 通路分離帯 ３ 車 ４ 通路 ５ 支持体 ６ ビーム ７ 通信エリア ８ アンテナ ９ センサ １０ 通信エリアの白抜き部分 １１ 通信エリアの網目部分 １２ 通信エリアの網目部分 １３ センサ信号 １４ メモリ １５ 反転ゲート １６ 通信制御器 １７ 情報 １８ 情報 １９ 送受信器 ２０ 送受信アンテナ ２１ ＥＴＣ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−221616（ＪＰ，Ａ) 特開 平８−180223（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G07B 15/00
Claims (8)
- 【請求項１】 車両の進行方向に互いに離れて設置さ
れ、車載機を搭載した車両との間で情報の授受を行う第
１、第２の送受信アンテナと、 上記第１の送受信アンテナの第１の通信エリアに沿って
車両の進行方向に所定の間隔で配置された第１、第２の
車両検出センサと、 上記第２の送受信アンテナの第２の通信エリアに沿って
車両の進行方向に所定の間隔で配置された第３、第４の
車両検出センサと、 上記第１の車両検出センサによる車両の先端部の検出に
応じて、上記第１の通信エリア内で上記車載機を搭載し
た車両との情報の授受を開始させ、上記第２の車両検出
センサによる上記車両の先端部の検出に応じて、上記第
１の通信エリア内で上記情報の授受を停止させる第１の
通信制御器と、 上記第３の車両検出センサによる車両の先端部の検出に
応じて、上記第２の通信エリア内で上記車載機を搭載し
た車両との情報の授受を開始させ、 上記第４の車両検出センサによる上記車両の先端部の検
出に応じて、上記第２の通信エリア内で上記情報の授受
を停止させる第２の通信制御器と、 を備えた 通信装置。 - 【請求項２】 上記第１の通信制御器は、上記第１の車
両検出センサによる車両の先端部の検出に応じて、上記
第１の通信エリアの車両進行方向の後端部で上記車載機
を搭載した車両との情報の授受を開始させ、上記第２の
車両検出センサによる上記車両の先端部の検出に応じ
て、上記第１の通信エリアの車両進行方向の前端部で上
記情報の授受を停止させ、 上記第２の通信制御器は、上記第３の車両検出センサに
よる車両の先端部の検出に応じて、上記第２の通信エリ
アの車両進行方向の後端部で上記車載機を搭載した車両
との情報の授受を開始させ、上記第４の車両検出センサ
による上記車両の先端部の検出に応じて、上記第２の通
信エリアの車両進行方向の前端部で上記情報の授受を停
止させる ことを特徴とした請求項１記載の通信装置。 - 【請求項３】 上記第１、第２の通信制御器は、通信内
容が異なることを特徴とした請求項１もしくは２に記載
の通信装置。 - 【請求項４】 上記第１の通信制御器は、車種情報を通
信し、上記第２の通信制御器は、料金情報を通信するこ
とを特徴とした請求項１もしくは２に記載の通信装置。 - 【請求項５】 上記第１、第２の車両検出センサは、上
記第１の通信エリア中における正確に情報の授受が行い
得るエリアを設定し、 上記第３、第４の車両検出センサは、上記第２の通信エ
リア中における正確に情報の授受が行い得るエリアを設
定することを特徴とした請求項１もしくは２に記載の通
信装置。 - 【請求項６】 上記第１、第２の車両検出センサは、互
いに３ｍ離間して配置され、上記第３、第４の車両検出
センサは、互いに３ｍ離間して配置されたことを特徴と
する請求項１もしくは２に記載の通信装置。 - 【請求項７】 上記第１、第２、第３、および第４の車
両検出センサは、料金所の複数の通行路にそれぞれ設け
られたことを特徴とする請求項１から６のいずれかに記
載の通信装置。 - 【請求項８】 料金所と自動料金収受機能を有する車載
機を搭載した車両との間で情報の授受を行う自動料金収
受システムにおいて、 料金所に車の進行方向に互いに離れて複数の送受信アン
テナを設けるとともに、それぞれの送受信アンテナによ
って得られる通信エリア内には車両の進行方向に第１、
第２の車両検出センサを所定の間隔で配置し、 上記 料金所に向かって走行してきた車両の先端部が最初
の通信エリアの第１のセンサによって検出されたら、料
金所と上記車両間で情報の授受を開始し、次に第２のセ
ンサで上記車両の先端部が検出されたら、上記情報の授
受を停止させ、その後に車両が通過する別の通信エリア
において情報の授受を同様に行うようにしたことを特徴
とする料金所と車両との間の情報伝達方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16300296A JP3267158B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 通信装置および料金所と車両との間の情報伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16300296A JP3267158B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 通信装置および料金所と車両との間の情報伝送方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1011625A JPH1011625A (ja) | 1998-01-16 |
| JP3267158B2 true JP3267158B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=15765337
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16300296A Expired - Lifetime JP3267158B2 (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | 通信装置および料金所と車両との間の情報伝送方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3267158B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| KR101114855B1 (ko) | 2010-01-04 | 2012-03-06 | 성균관대학교산학협력단 | 차량의 통행료를 징수하기 위한 시스템 및 방법 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP16300296A patent/JP3267158B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1011625A (ja) | 1998-01-16 |
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