JP3267127B2 - パワートレーンの変速ショック軽減用総合制御装置 - Google Patents

パワートレーンの変速ショック軽減用総合制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は原動機と自動変速
機よりなるパワートレーンの変速ショック軽減を目的と
した総合制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 自動変速機はライン圧により各種摩擦
要素(クラッチやブレーキ等)を選択的に油圧作動させ
て所定の変速段を選択し、また作動する摩擦要素の変更
により他の変速段への変速が可能である。しかして、こ
の変速ギヤ比の変化にともなう変速ショックが生じるの
を免れない。
【0003】この変速ショックを軽減するものとして、
特開平2−38748号公報に示されたものがある。こ
れは自動変速機の出力回転数に変速後のギヤ比が乗じて
擬似入力回転数を求め、さらにこの擬似入力回転数とエ
ンジン回転数との比で示されるトルクコンバータの擬似
速度比を演算し、変速検知手段が、エンジン回転数が落
下し始めた時からトルクコンバータの擬似速度比が予め
設定された値となる間を自動変速機が変速を行っている
として検知し、変速検知結果に基づく間をエンジンの出
力トルクを変更(トルクダウン制御)し、変速ショック
軽減するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 ところで上述した変
速ショック軽減装置は、自動変速機が実際に変速中であ
ることを検知する必要があることから、変速検知をエン
ジン回転数が低下し始めた時からトルクコンバータの擬
似速度比が予め設定された値となるまでの間としてお
り、この間のエンジン出力トルクを変更して変速ショッ
クを軽減しているため、以下の問題があることが分かっ
た。
【0005】エンジン出力の変更開始(トルクダウン制
御開始)がエンジン回転数が落下し始めた時、すなわ
ち、イナーシャフェーズ開始後でありエンジン出力変更
開始までに応答遅れが発生する。以上により、イナーシ
ャフェーズ開始時に発生するイナーシャによる突き上げ
トルクの解消ができず、変速ショックを十分軽減できな
い。すなわち、エンジン出力の変更開始(トルクダウン
制御開始)のタイミングが遅れるため、イナーシャフェ
ーズ開始時の突き上げトルクが解消できない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1にその概
念を示す如く、原動機と、トルクコンバータを経て原動
機出力トルクを入力される自動変速機と、原動機のスロ
ットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、原動
機の出力回転数を検出する原動機回転センサと、自動変
速機の出力回転数を検出する変速機回転センサと、自動
変速機の摩擦要素の締結反力を検出する締結反力検出手
段と、前記変速機回転センサにより検出された自動変速
機の出力回転数に変速後ギヤ比を乗じて擬似入力回転数
を求め、さらにこの擬似入力回転数と前記原動機回転セ
ンサにより検出された原動機の出力回転数との比で表さ
れるトルクコンバータの擬似速度比を求める擬似速度比
演算手段と、前記締結反力検出手段により検出された摩
擦要素の締結反力が所定の設定値を越えた時を変速開始
とし、前記擬似速度比が前記自動変速機の出力回転数と
スロットル開度から決定される速度比になったときを変
速終了として変速を検知する変速検知手段と、該変速検
知手段により変速を検知され、かつ該変速がアップシフ
ト変速である場合にイナーシャフェーズにおける原動機
の出力トルクをトルクダウン制御するトルク変更手段
と、を備えたパワートレーンの変速ショック軽減用総合
制御装置において、原動機の負荷を検出する原動機負荷
検出手段を備え、変速開始と検知される前記所定の設定
値は前記原動機負荷検出手段により検出された原動機負
荷に基づいて決定されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】 まず、発明の作用を説明する。
自動変速機はライン圧により摩擦要素を選択的に油圧作
動させて所定変速段を選択し、この変速段で、トルクコ
ンバータを介して入力される原動機の動力を伝達する。
また、自動変速機は作動する摩擦要素を変更することに
より他の変速段への変速を行うことができる。変速検知
手段は、締結反力検出手段が検出した締結反力が設定値
を越えた時を変速開始と判断すると共に、擬似速度比演
算手段より求めたトルクコンバータの擬似速度比が設定
値なった時を変速終了と判断し、それらの間を、変速を
行っているとして検知する。
【0008】そして、トルク変更手段は、変速検知手段
の検知結果に基づく変速中、原動機の出力を変更させる
ことにより、特にイナーシャフェーズ開始時に発生する
突き上げトルクを解消し、変速ショックを軽減すること
ができる。
【0009】以下、本発明の実施の形態を図面に基づき
詳細に説明する。図2は本発明の実施の形態で、1は原
動機としてのエンジン、2は自動変速機を夫々示す。
【0010】エンジン1はエンジン制御コンピュータ3
により点火時期及び燃料噴射量を決定されて運転され、
これがためエンジン制御コンピュータ3にはエンジン回
転数Neを検出するエンジン回転センサ4からの信号及
びエンジンスロットル開度Tvoを検出するスロットル
センサ5からの信号が夫々入力される。
【0011】自動変速機2はトルクコンバータ6を経て
エンジン1の動力が入力され、選択変速段に応じたギヤ
比でこの動力を出力軸7に伝達して車両を走行させるこ
とができる。自動変速機2を変速制御するためコントロ
ールバルブ8が設けられ、このコントロールバルブ8
は、第1及び第2シフトソレノイド9,10と、ライン
圧ソレノイド11とを内蔵する。これらのソレノイド9
〜11は自動変速機制御コンピュータ12により制御さ
れ、シフトソレノイド9,10を次表1に示す組み合わ
せでON,OFFすることにより、自動変速機2は摩擦
要素(図示せず)がライン圧で選択的に油圧作動され、
車速とスロットル開度とに応じて定まる対応変速段を選
択することができる。
【0012】
【表1】
【0013】なお、ライン圧は、変速の種類とスロット
ル開度とに応じライン圧ソレノイド11の駆動デューテ
ィを変更して制御するものとする。
【0014】かかる変速制御及びライン圧デューティ制
御を行うため自動変速機制御コンピュータ12には、各
センサ4,5からのエンジン回転数Ne及びスロットル
開度Tvoに関する情報が入力される他、出力軸7の回
転数No(車速)を検出する変速機回転センサ13から
の信号が入力されており、さらに、変速の開始を検出す
るための摩擦要素締結反力の信号Fが入力されている。
自動変速機制御コンピュータ12は上記変速制御及びラ
イン圧制御を行う他に、変速中変速ショック軽減のため
のトルクダウン信号Tdをエンジン制御コンピュータ3
に供給し、このエンジン制御コンピュータ3を介し、例
えばエンジン1の点火時期を変えて、その出力トルクを
低下させることにより変速ショックを軽減する作用もな
す。
【0015】以下、本発明についてフローチャートにし
たがって説明する。図3が本発明のメインフローになる
が、例えば10ms毎にこの演算が行われる。
【0016】まずステップS1で、現時点のエンジン回
転数Ne、出力軸回転数No、車速Vsp、スロットル
開度Tvo、などの基本物理量を読み込む。次にステッ
プS2で変速判定を行う。予め設定したシフトパターン
に従い、現時点のスロットル開度と車速から変速段を決
定する。
【0017】次にステップS3にてアップシフト変速か
否かの判定を行い、アップシフト変速が行われない場合
は、終了して今後のアップシフト変速に備える。
【0018】アップシフト変速が行われる場合は、ステ
ップS5,S6にて本発明部分である摩擦要素としての
バンドブレーキのバンド反力の計測及び変速開始検出
(トルクダウン制御の開始検出)を行なう。まず、ステ
ップS5にてバンド反力の計測を行なう。バンド反力の
計測は、図4に示すようにサーボピストンのピストンロ
ッドにかかる力(F1)とアンカエンドにかかる力(F
2)とを夫々計測し、図に示すように、バンド反力(B
f1)=F1−F2を算出する。なお、ピストンロッド
及びアンカーエンドにかかる力F1及びF2の計測は例
えば歪ゲージやロードセルにて計測する。
【0019】次にステップS6にて変速開始検出(トル
クダウン制御の開始検出)を行う。この変速開始検出は
ステップS5で検出したバンドブレーキのバンド反力
(Bf1)と原動機負荷により予め決められた設定値
(Bf0)を用いて行う。すなわち、バンド反力Bf1
が原動機負荷により予め決められた設定値(Bf0)を
越えたか否かで判定する。Bf1>Bf0でない場合
は、まだ変速を開始していないと判断して終了する。な
お、この場合の変速開始とは、いわゆるトルクフェーズ
の開始を意味するものである。
【0020】Bf1>Bf0の場合は、トルクフェーズ
開始と判断し、ステップS7でトルクダウン制御を開始
する。
【0021】次にステップS12にて変速終了判定を行
うために、変速終了時のトルクコンバータ6の擬似速度
比設定値e0をスロットル開度Tvo、出力軸回転数N
oに基づき2次元テーブルマップ(図5参照)より検索
する。
【0022】そしてステップS13にて、出力軸回転数
Noに変速後ギヤ比を乗じて擬似入力回転数を求め、さ
らにこの擬似入力回転数とエンジン回転数との比で表さ
れるトルクコンバータ6の擬似速度比eを求める。
【0023】次にステップS14にてトルクコンバータ
6の擬似速度比eをステップS12にて検索した擬似速
度比設定値e0と比較し、擬似速度比eが擬似速度比設
定値e0以上になったら変速終了と判断し、ステップS
15にてトルクダウン制御を終了する。
【0024】なお、実施例では摩擦締結要素としてバン
ドブレーキで説明したが、湿式多板クラッチにも適用で
きることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】 本発明装置によれば、変速検知手段
は、締結反力検出手段が検出した締結反力が設定値を越
えた時を変速開始(トルクフェーズ開始)と判断すると
共に、擬似速度比演算手段が求めたトルクコンバータの
擬似速度比が設定値となった時を変速終了と判断し、そ
れらの間を、変速を行っているとして検知する。
【0026】そして、トルク変更手段は、変速検知手段
の検知結果に基づく変速中、原動機の出力を変更させる
ようにしたから、特にイナーシャフェーズ開始時に発生
する突き上げトルクを解消し、変速ショックを軽減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパワートレーンの変速ショック軽減用
総合制御装置を示す概念図である。
【図2】実施の形態の装置を示す全体図である。
【図3】実施の形態のフローチャートである。
【図4】実施の形態のバンドブレーキおよび反力の計測
を説明する説明図である。
【図5】擬似速度比設定値e0を検索する2次元テーブ
ルマップである。
【符号の説明】
1 エンジン(原動機) 2 自動変速機 3 エンジン制御コンピュータ 4 エンジン回転数センサ 5 スロットルセンサ 6 トルクコンバータ 7 出力軸 12 自動変速機制御コンピュータ 13 変速機回転センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F16H 61/08 F16H 61/08 63/40 63/40 // F16H 59:24 59:24 59:38 59:38 59:42 59:42 59:68 59:68

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機と、 トルクコンバータを経て原動機出力トルクを入力される
    自動変速機と、 原動機のスロットル開度を検出するスロットル開度検出
    手段と、 原動機の出力回転数を検出する原動機回転センサと、 自動変速機の出力回転数を検出する変速機回転センサ
    と、 自動変速機の摩擦要素の締結反力を検出する締結反力検
    出手段と、 前記変速機回転センサにより検出された自動変速機の出
    力回転数に変速後ギヤ比を乗じて擬似入力回転数を求
    め、さらにこの擬似入力回転数と前記原動機回転センサ
    により検出された原動機の出力回転数との比で表される
    トルクコンバータの擬似速度比を求める擬似速度比演算
    手段と、 前記締結反力検出手段により検出された摩擦要素の締結
    反力が所定の設定値を越えた時を変速開始とし、前記擬
    似速度比が前記自動変速機の出力回転数とスロットル開
    度から決定される速度比になったときを変速終了として
    変速を検知する変速検知手段と、 該変速検知手段により変速を検知され、かつ該変速がア
    ップシフト変速である場合にイナーシャフェーズにおけ
    る原動機の出力トルクをトルクダウン制御するトルク変
    更手段と、を備えたパワートレーンの変速ショック軽減
    用総合制御装置において、 原動機の負荷を検出する原動機負荷検出手段を備え、 変速開始と検知される前記所定の設定値は前記原動機負
    荷検出手段により検出された原動機負荷に基づいて決定
    されることを特徴とするパワートレーンの変速ショック
    軽減用総合制御装置。
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