JP3266869B2 - 既設配管の非掘削樹脂ライニング工法 - Google Patents
既設配管の非掘削樹脂ライニング工法Info
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- JP3266869B2 JP3266869B2 JP05699099A JP5699099A JP3266869B2 JP 3266869 B2 JP3266869 B2 JP 3266869B2 JP 05699099 A JP05699099 A JP 05699099A JP 5699099 A JP5699099 A JP 5699099A JP 3266869 B2 JP3266869 B2 JP 3266869B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、既設配管の更生
修理を行う非掘削樹脂ライニング工法に関する。
修理を行う非掘削樹脂ライニング工法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】ガス管や水道管などの
既設の配管をその敷設状態のまま更生修理する技術の一
つに、非掘削樹脂ライニング工法(NEXT工法)と呼
ばれているものがある。この非掘削樹脂ライニング工法
は、第1工程において、図5に示されるように、配管1
の一端部を開口してその開口端からライニングピグ2,
ライニング樹脂A,搬送ピグ3,吸水剤Bおよび遮水ピ
グ4を順に導入し、その後、この配管1の開口端に送水
ユニット5を接続して配管1内に注水を行う。そして、
この配管1内に注入される水の圧力によって、ライニン
グ樹脂Aを配管1内の修理目標位置まで押し込んでゆ
く。
既設の配管をその敷設状態のまま更生修理する技術の一
つに、非掘削樹脂ライニング工法(NEXT工法)と呼
ばれているものがある。この非掘削樹脂ライニング工法
は、第1工程において、図5に示されるように、配管1
の一端部を開口してその開口端からライニングピグ2,
ライニング樹脂A,搬送ピグ3,吸水剤Bおよび遮水ピ
グ4を順に導入し、その後、この配管1の開口端に送水
ユニット5を接続して配管1内に注水を行う。そして、
この配管1内に注入される水の圧力によって、ライニン
グ樹脂Aを配管1内の修理目標位置まで押し込んでゆ
く。
【0003】次に、第2工程において、配管1の開口端
に吸引ポンプ6および樹脂受けタンク7を接続し、この
吸引ポンプ6による吸引によって配管1内に押し込まれ
たライニング樹脂Aを、ライニングピグ2および搬送ピ
グ3に挟まれた状態で、配管1の開口端側に引き戻して
ゆく。
に吸引ポンプ6および樹脂受けタンク7を接続し、この
吸引ポンプ6による吸引によって配管1内に押し込まれ
たライニング樹脂Aを、ライニングピグ2および搬送ピ
グ3に挟まれた状態で、配管1の開口端側に引き戻して
ゆく。
【0004】このとき、ライニング樹脂Aとともに配管
1内を引き戻されるライニングピグ2により、配管1の
内面にライニング樹脂Aによる均一なライニング膜が形
成されて、配管1内面に生じた腐食部分などが被覆され
る。この非掘削樹脂ライニング工法は、老朽化した既設
配管をその敷設状態のまま更生修理するのに有効な更生
修理工法であり、配管の両端が開口出来ない場合に有効
な更生修理工法である。
1内を引き戻されるライニングピグ2により、配管1の
内面にライニング樹脂Aによる均一なライニング膜が形
成されて、配管1内面に生じた腐食部分などが被覆され
る。この非掘削樹脂ライニング工法は、老朽化した既設
配管をその敷設状態のまま更生修理するのに有効な更生
修理工法であり、配管の両端が開口出来ない場合に有効
な更生修理工法である。
【0005】しかしながら、この非掘削樹脂ライニング
工法は、配管の更生修理区間が長い場合には配管内に導
入されるライニング樹脂の量が多くなるため、第2工程
において、ライニング樹脂を引き戻す際に吸引出来なく
なる場合がある。特に、寒冷地においてこの非掘削樹脂
ライニング工法を実施する場合には、配管内に導入され
たライニング樹脂が冷えてその粘度が上昇するため、第
2工程におけるライニング樹脂の引き戻しが適正に行わ
れなくなり、吸引に多大の時間を費やす等の問題が生じ
る。
工法は、配管の更生修理区間が長い場合には配管内に導
入されるライニング樹脂の量が多くなるため、第2工程
において、ライニング樹脂を引き戻す際に吸引出来なく
なる場合がある。特に、寒冷地においてこの非掘削樹脂
ライニング工法を実施する場合には、配管内に導入され
たライニング樹脂が冷えてその粘度が上昇するため、第
2工程におけるライニング樹脂の引き戻しが適正に行わ
れなくなり、吸引に多大の時間を費やす等の問題が生じ
る。
【0006】一方、ライニング樹脂の性状を柔らかいも
のに変更すると、配管の内面に形成されたライニング膜
に垂れが発生したりして、不均一になってしまう虞があ
る。
のに変更すると、配管の内面に形成されたライニング膜
に垂れが発生したりして、不均一になってしまう虞があ
る。
【0007】この発明は、上記のような既設配管の非掘
削樹脂ライニング工法を実施する際の問題を解決するた
めに為されたものである。すなわち、この発明は、非掘
削樹脂ライニング工法を既設配管の長延長の更生修理区
間に実施する場合や寒冷地において実施する場合に、配
管内に導入されたライニング樹脂のスムースな吸引を可
能にするとともに、均一なライニング膜の形成を可能に
する既設配管の非掘削樹脂ライニング工法を提供するこ
とを目的とする。
削樹脂ライニング工法を実施する際の問題を解決するた
めに為されたものである。すなわち、この発明は、非掘
削樹脂ライニング工法を既設配管の長延長の更生修理区
間に実施する場合や寒冷地において実施する場合に、配
管内に導入されたライニング樹脂のスムースな吸引を可
能にするとともに、均一なライニング膜の形成を可能に
する既設配管の非掘削樹脂ライニング工法を提供するこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明による既設配管
の非掘削樹脂ライニング工法は、上記目的を達成するた
めに、配管内にその開口端から順に導入されたライニン
グピグ,ライニング樹脂および搬送ピグを配管の開口端
から注入される液体の圧力によって配管の更生修理区間
に押し込む導入工程と、配管の開口端に吸引ポンプを接
続してこの吸引ポンプによる吸引によって配管内に導入
されたライニング樹脂を引き戻す吸引工程により、配管
の内面にライニング樹脂によるライニング膜を形成する
非掘削樹脂ライニング工法において、前記配管内に導入
されるライニング樹脂の量を気温および前記吸引ポンプ
の吸引力に基づいて設定し、前記ライニング樹脂の導入
工程および吸引工程を複数回繰り返すことにより配管の
更生修理区間にライニング膜を順次形成することを特徴
としている。
の非掘削樹脂ライニング工法は、上記目的を達成するた
めに、配管内にその開口端から順に導入されたライニン
グピグ,ライニング樹脂および搬送ピグを配管の開口端
から注入される液体の圧力によって配管の更生修理区間
に押し込む導入工程と、配管の開口端に吸引ポンプを接
続してこの吸引ポンプによる吸引によって配管内に導入
されたライニング樹脂を引き戻す吸引工程により、配管
の内面にライニング樹脂によるライニング膜を形成する
非掘削樹脂ライニング工法において、前記配管内に導入
されるライニング樹脂の量を気温および前記吸引ポンプ
の吸引力に基づいて設定し、前記ライニング樹脂の導入
工程および吸引工程を複数回繰り返すことにより配管の
更生修理区間にライニング膜を順次形成することを特徴
としている。
【0009】この発明による非掘削樹脂ライニング工法
は、一回目のライニング樹脂の導入工程の実施の前に、
あらかじめ、そのときの気温および吸引ポンプの吸引力
に基づいて、吸引ポンプによって吸引可能なライニング
樹脂の量の算出を行う。そして、導入工程において、こ
の算出された量のライニング樹脂を、開口端から配管内
にライニングピグに続いて導入し、さらに搬送ピグを導
入して、液圧により配管の更生修理区間の目標位置まで
押し込んでゆく。
は、一回目のライニング樹脂の導入工程の実施の前に、
あらかじめ、そのときの気温および吸引ポンプの吸引力
に基づいて、吸引ポンプによって吸引可能なライニング
樹脂の量の算出を行う。そして、導入工程において、こ
の算出された量のライニング樹脂を、開口端から配管内
にライニングピグに続いて導入し、さらに搬送ピグを導
入して、液圧により配管の更生修理区間の目標位置まで
押し込んでゆく。
【0010】次に、吸引工程において、配管の開口端に
吸引ポンプを接続して配管内のライニング樹脂を吸引
し、配管の開口端側に引き戻すことによって、ライニン
グピグにより配管の内面にライニング樹脂によるライニ
ング膜を形成してゆく。この一回目の導入工程と吸引工
程が終了した後、再度、この導入工程と吸引工程を繰り
返す。
吸引ポンプを接続して配管内のライニング樹脂を吸引
し、配管の開口端側に引き戻すことによって、ライニン
グピグにより配管の内面にライニング樹脂によるライニ
ング膜を形成してゆく。この一回目の導入工程と吸引工
程が終了した後、再度、この導入工程と吸引工程を繰り
返す。
【0011】このとき、二回目以降の導入工程において
は、気温および吸引ポンプの吸引力に基づいて算出され
た量のライニング樹脂を、前回の導入工程および吸引工
程によってライニングが完了した区間の後端位置まで押
し込み、この位置から吸引工程を行うことによって、残
りの区間にライニング膜を形成してゆく。このようにし
て、ライニング樹脂の導入工程と吸引工程を繰り返すこ
とにより、更生修理区間の全区間に亘って、配管の内面
にライニング膜を形成する。
は、気温および吸引ポンプの吸引力に基づいて算出され
た量のライニング樹脂を、前回の導入工程および吸引工
程によってライニングが完了した区間の後端位置まで押
し込み、この位置から吸引工程を行うことによって、残
りの区間にライニング膜を形成してゆく。このようにし
て、ライニング樹脂の導入工程と吸引工程を繰り返すこ
とにより、更生修理区間の全区間に亘って、配管の内面
にライニング膜を形成する。
【0012】以上のように、上記発明によれば、配管内
に導入するライニング樹脂の量をあらかじめ気温などに
基づいて算出して、非掘削樹脂ライニング工法の導入工
程を行うので、長延長の更生修理区間や寒冷地における
実施の場合でも、ライニング樹脂の性状を変えることな
く配管内に導入されたライニング樹脂のスムースな吸引
が可能になり、均一なライニング膜の形成と修理コスト
の低減が可能になる。
に導入するライニング樹脂の量をあらかじめ気温などに
基づいて算出して、非掘削樹脂ライニング工法の導入工
程を行うので、長延長の更生修理区間や寒冷地における
実施の場合でも、ライニング樹脂の性状を変えることな
く配管内に導入されたライニング樹脂のスムースな吸引
が可能になり、均一なライニング膜の形成と修理コスト
の低減が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の最も好適と思わ
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。図1ないし4は、この発明の実施形態におけ
る非掘削樹脂ライニング工法を順に示す工程図である。
れる実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説
明を行う。図1ないし4は、この発明の実施形態におけ
る非掘削樹脂ライニング工法を順に示す工程図である。
【0014】この図1ないし4の非掘削樹脂ライニング
工法において、図1の第1工程の実施の前に、あらかじ
め、そのときの気温,吸引ポンプの吸引能力および更生
修理を行う配管の口径などから、吸引ポンプによって吸
引可能なライニング樹脂の量を算出する。この吸引可能
なライニング樹脂の量の算出は、実験によって得られた
数値をデータとして用意しておき、このデータのなかか
らそのときの条件にあった数値を選択して設定するよう
にするとよい。
工法において、図1の第1工程の実施の前に、あらかじ
め、そのときの気温,吸引ポンプの吸引能力および更生
修理を行う配管の口径などから、吸引ポンプによって吸
引可能なライニング樹脂の量を算出する。この吸引可能
なライニング樹脂の量の算出は、実験によって得られた
数値をデータとして用意しておき、このデータのなかか
らそのときの条件にあった数値を選択して設定するよう
にするとよい。
【0015】上記のようにして導入するライニング樹脂
の量が決定されると、図1の第1工程において、配管1
0内にその開口端10Aから、ライニングピグ11に続
いて設定された量のライニング樹脂Aを導入し、さら
に、搬送ピグ12,吸水剤Bおよび遮水ピグ13を順に
導入してゆく。
の量が決定されると、図1の第1工程において、配管1
0内にその開口端10Aから、ライニングピグ11に続
いて設定された量のライニング樹脂Aを導入し、さら
に、搬送ピグ12,吸水剤Bおよび遮水ピグ13を順に
導入してゆく。
【0016】次に、配管10の開口端10Aに図示しな
い注水ユニットを接続する。そして、ライニング樹脂A
の先頭部分を配管10の更生修理区間の先端に到達させ
るのに必要な水量を配管10の口径および管長から算出
して、注水ユニットにより、その算出された水量を配管
10内に注入してゆく。この配管10内に注入される水
の圧力により、ライニング樹脂Aが、ライニングピグ1
1と搬送ピグ12の間に挟まれた状態で配管10内を押
し込まれてゆき、先頭部分が予定した更生修理区間の先
端に到達する。
い注水ユニットを接続する。そして、ライニング樹脂A
の先頭部分を配管10の更生修理区間の先端に到達させ
るのに必要な水量を配管10の口径および管長から算出
して、注水ユニットにより、その算出された水量を配管
10内に注入してゆく。この配管10内に注入される水
の圧力により、ライニング樹脂Aが、ライニングピグ1
1と搬送ピグ12の間に挟まれた状態で配管10内を押
し込まれてゆき、先頭部分が予定した更生修理区間の先
端に到達する。
【0017】この第1工程の終了後、図2の第2工程に
おいて、配管10の開口端10Aに注水ユニットに代え
て図示しない吸引ポンプを接続して、配管10内のライ
ニング樹脂Aを吸引して開口端10A側に引き戻す。こ
れによって、ライニング樹脂Aがライニングピグ11と
搬送ピグ12に挟まれた状態を保ちながら開口端10A
の側に移動してゆき、この移動の間に、ライニングピグ
11によって配管10の内面に均一なライニング膜A’
が形成されてゆく。
おいて、配管10の開口端10Aに注水ユニットに代え
て図示しない吸引ポンプを接続して、配管10内のライ
ニング樹脂Aを吸引して開口端10A側に引き戻す。こ
れによって、ライニング樹脂Aがライニングピグ11と
搬送ピグ12に挟まれた状態を保ちながら開口端10A
の側に移動してゆき、この移動の間に、ライニングピグ
11によって配管10の内面に均一なライニング膜A’
が形成されてゆく。
【0018】そして、第1工程において配管10内に導
入されたライニング樹脂Aが全て配管10の内面に塗布
されると、図2に示されるように、導入されたライニン
グ樹脂Aの樹脂量に対応する長さの区間Lだけ配管10
の内面にライニング膜A’が形成される。このライニン
グ膜A’が形成される区間の長さLは、配管10の口径
と形成されるライニング膜A’の膜厚、および、導入さ
れたライニング樹脂Aの樹脂量とから容易に算出するこ
とが出来る。
入されたライニング樹脂Aが全て配管10の内面に塗布
されると、図2に示されるように、導入されたライニン
グ樹脂Aの樹脂量に対応する長さの区間Lだけ配管10
の内面にライニング膜A’が形成される。このライニン
グ膜A’が形成される区間の長さLは、配管10の口径
と形成されるライニング膜A’の膜厚、および、導入さ
れたライニング樹脂Aの樹脂量とから容易に算出するこ
とが出来る。
【0019】この第2工程の終了後、図3に示される第
3工程において、あらかじめ算出された吸引可能な量の
ライニング樹脂Aを、再び、ライニングピグ11の後か
ら配管10内に導入し、さらに搬送ピグ12,吸水剤B
および遮水ピグ13を順に導入して、配管10の開口端
10Aに注水ユニットを接続する。そして、この注水ユ
ニットによって配管10内への注水を再度行うが、この
ときの注水は、配管10の上記第2工程においてライニ
ング膜A’が形成された部分の最後端にライニング樹脂
Aの先頭部分が到達するのに必要な水量を算出して行わ
れる。
3工程において、あらかじめ算出された吸引可能な量の
ライニング樹脂Aを、再び、ライニングピグ11の後か
ら配管10内に導入し、さらに搬送ピグ12,吸水剤B
および遮水ピグ13を順に導入して、配管10の開口端
10Aに注水ユニットを接続する。そして、この注水ユ
ニットによって配管10内への注水を再度行うが、この
ときの注水は、配管10の上記第2工程においてライニ
ング膜A’が形成された部分の最後端にライニング樹脂
Aの先頭部分が到達するのに必要な水量を算出して行わ
れる。
【0020】すなわち、第1工程においてライニング膜
A’が形成された区間の長さLは、前述したように算出
できるので、このライニング膜A’が形成された区間の
後端部の位置と配管10の口径とから、この第3工程に
おいて配管10内に注入される水量を算出することが出
来る。
A’が形成された区間の長さLは、前述したように算出
できるので、このライニング膜A’が形成された区間の
後端部の位置と配管10の口径とから、この第3工程に
おいて配管10内に注入される水量を算出することが出
来る。
【0021】このようにして、算出された量の水が配管
10内に注水されることによって、図3に示されるよう
に、ライニング樹脂Aの先頭部が、第1工程においてラ
イニング膜A’が形成された区間の後端部位置まで押し
込められてゆく。
10内に注水されることによって、図3に示されるよう
に、ライニング樹脂Aの先頭部が、第1工程においてラ
イニング膜A’が形成された区間の後端部位置まで押し
込められてゆく。
【0022】この第3工程の終了の後、図4に示される
第4工程において、前述した第2工程と同様に、配管1
0の開口端10Aに注水ユニットに代えて図示しない吸
引ポンプを接続して、配管10内のライニング樹脂Aを
吸引して開口端10A側に引き戻す。これによって、ラ
イニング樹脂Aがライニングピグ11と搬送ピグ12に
挟まれた状態を保ちながら開口端10Aの側に移動して
ゆき、この移動の間に、ライニングピグ11によって配
管10の内面に均一なライニング膜A’が形成されてゆ
く。
第4工程において、前述した第2工程と同様に、配管1
0の開口端10Aに注水ユニットに代えて図示しない吸
引ポンプを接続して、配管10内のライニング樹脂Aを
吸引して開口端10A側に引き戻す。これによって、ラ
イニング樹脂Aがライニングピグ11と搬送ピグ12に
挟まれた状態を保ちながら開口端10Aの側に移動して
ゆき、この移動の間に、ライニングピグ11によって配
管10の内面に均一なライニング膜A’が形成されてゆ
く。
【0023】このようにして、第2工程において配管1
0のライニング膜A’が形成されずに残った部分の内面
にライニング膜A’が形成される。なお、上記例におい
ては、図4から分かるように、ライニング樹脂Aの導入
工程とその吸引工程をそれぞれ二回行うことによって、
配管10の更生修理区間におけるライニング膜A’の形
成を完了しているが、配管の更生修理区間が長くそれぞ
れ二回のライニング樹脂の導入工程と吸引工程では配管
の更生修理区間にライニング膜を形成出来ない場合に
は、必要な回数だけ各工程を繰り返すことにより、更生
修理区間の全区間に亘ってライニング膜を形成してゆ
く。
0のライニング膜A’が形成されずに残った部分の内面
にライニング膜A’が形成される。なお、上記例におい
ては、図4から分かるように、ライニング樹脂Aの導入
工程とその吸引工程をそれぞれ二回行うことによって、
配管10の更生修理区間におけるライニング膜A’の形
成を完了しているが、配管の更生修理区間が長くそれぞ
れ二回のライニング樹脂の導入工程と吸引工程では配管
の更生修理区間にライニング膜を形成出来ない場合に
は、必要な回数だけ各工程を繰り返すことにより、更生
修理区間の全区間に亘ってライニング膜を形成してゆ
く。
【図1】本発明の実施形態における一回目のライニング
樹脂の導入工程を示す図である。
樹脂の導入工程を示す図である。
【図2】本発明の実施形態における一回目のライニング
樹脂の吸引工程を示す図である。
樹脂の吸引工程を示す図である。
【図3】本発明の実施形態における二回目のライニング
樹脂の導入工程を示す図である。
樹脂の導入工程を示す図である。
【図4】本発明の実施形態における二回目のライニング
樹脂の吸引工程を示す図である。
樹脂の吸引工程を示す図である。
【図5】従来例におけるライニング樹脂の導入工程を示
す図である。
す図である。
【図6】従来例におけるライニング樹脂の吸引工程を示
す図である。
す図である。
10 …配管 10A…開口端 11 …ライニングピグ 12 …搬送ピグ 13 …遮水ピグ A …ライニング樹脂 B …吸水剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−126247(JP,A) 特開 平8−141471(JP,A) 特開 昭61−18474(JP,A) 特開 平4−371271(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B05D 7/22 E03B 7/00 E03F 7/00 F16L 55/16
Claims (1)
- 【請求項1】 配管内にその開口端から順に導入された
ライニングピグ,ライニング樹脂および搬送ピグを配管
の開口端から注入される液体の圧力によって配管の更生
修理区間に押し込む導入工程と、配管の開口端に吸引ポ
ンプを接続してこの吸引ポンプによる吸引によって配管
内に導入されたライニング樹脂を引き戻す吸引工程によ
り、配管の内面にライニング樹脂によるライニング膜を
形成する非掘削樹脂ライニング工法において、 前記配管内に導入されるライニング樹脂の量を気温およ
び前記吸引ポンプの吸引力に基づいて設定し、 前記ライニング樹脂の導入工程および吸引工程を複数回
繰り返すことにより配管の更生修理区間にライニング膜
を順次形成する、 ことを特徴とする既設配管の非掘削樹脂ライニング工
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05699099A JP3266869B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 既設配管の非掘削樹脂ライニング工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05699099A JP3266869B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 既設配管の非掘削樹脂ライニング工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246174A JP2000246174A (ja) | 2000-09-12 |
JP3266869B2 true JP3266869B2 (ja) | 2002-03-18 |
Family
ID=13042943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05699099A Expired - Fee Related JP3266869B2 (ja) | 1999-03-04 | 1999-03-04 | 既設配管の非掘削樹脂ライニング工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3266869B2 (ja) |
-
1999
- 1999-03-04 JP JP05699099A patent/JP3266869B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2000246174A (ja) | 2000-09-12 |
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