JP3266602B1 - アドレス照会システム、コンピュータプログラム製品及びその方法 - Google Patents

Abstract

【要約】 【課題】 照会者から登録者の移転先の新アドレスの照
会を受けた場合に、移転者の意向に応じて自由度の高い
対応を行えるシステムを提供する。 【解決手段】 上記課題を達成するため、このシステム
は、移転者が自己の新アドレスを登録する移転者データ
ベース１０で、この移転者データベース１０には、移転
者の新アドレスを知りたい照会者への新アドレスの公開
条件が関連付けて格納されている移転者データベース１
０と、照会者から、前記登録者の旧アドレスを提示した
新アドレスの照会がある場合に、前記新アドレスの公開
条件に基づいて、この照会者へ新アドレスを公開するか
を判断する公開可否判断部５１と、この公開可否判断部
５１により、公開可の判断がなされたならば、前記照会
者に登録者の新アドレスを公開する公開部５４とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、アドレス
を移転した移転者の旧アドレスにアクセスしてしまい、
移転者と通信できなかった者が、当該移転者の新アドレ
スを照会する際に利用するアドレス照会システム、コン
ピュータプログラム製品及びその方法に関するものであ
る。

【０００２】

【従来の技術】離れたところにいる者同士が双方向若し
くは一方向で通信する場合、一般に、何らかのアドレス
を利用することにより、通信に係る相手先を特定するこ
とが行われる。このアドレスが間違っている場合には、
その相手先と通信することはできない。

【０００３】しかしながら、相手先が移転する等し、そ
の相手先のアドレスが不明な場合がある。このため、従
来、照会者に対して移転先の新アドレスを公開するため
の種々の手段が提供されている。

【０００４】例えば、電話番号の場合、移転先の新電話
番号を電話会社に通知しておくと、一定の期間、旧電話
番号にアクセスしてきた者に対して自動的に移転先の新
電話番号を知らせることが可能である。

【０００５】また、旧電話番号がわからない場合であっ
ても、氏名等からその者の電話番号を検索するための手
段として、紙ベースの電話帳（イエローページ、ホワイ
トページ（日本ではタウンページ（商品名）））や、そ
れらの市販パッケージソフト等がある。このような手段
を利用すれば、当該電話番号が登録されている限り、誰
でも移転先の新電話番号を知ることが可能になる。

【０００６】その他、郵便住所、メールアドレス、ホー
ムページアドレス（ＵＲＬ）等についても、同様のリス
ティングを行うサービスがあり、それらのリストに登録
されている限り、特に制限されることなく、所望のアド
レスを知ることができる。

【０００７】なお、郵便住所の場合は、郵便局等が差出
人に住所を公開することはなく、登録のあった移転先に
郵便物を転送するだけである。したがって、この場合に
は、郵便の受取人が、郵便物の差出人に対して改めて新
住所を連絡する必要がある。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のサービスによれば、以下のような解決するべき種々
の課題がある。

【０００９】（１）従来のサービスのほとんどは、例え
ば特開平１１−７４９３１号公報に記載されているよう
に、移転者の旧アドレスを照会して該当するものが登録
されていれば、照会者に対して無条件で或いはパスワー
ドの入力により移転者の新アドレスを公開してしまうと
いうものである。すなわち、このようなサービスにおい
ては、パスワード等により一意に新アドレスを教えた
り、教えなかったりということができるが、個々的な照
会者に対して各照会者に応じて新アドレスを教えたり、
教えなかったりといった選別を行うことはできない。

【００１０】（２）このようなサービスにおいては、移
転者側では、いつ、誰に新アドレスが公開されたかを把
握することはできない。

【００１１】（３）従来、ホームページのＵＲＬの移転
情報を第三者に案内するためには、旧ホームページ上で
新ホームページのＵＲＬ（新アドレス）を告知する必要
がある。このため、移転者は、旧ホームページのドメイ
ン名やインターネットサービスプロバイダとの契約を維
持しなければならず、移転情報を案内している間のコス
トがかかってしまうという問題がある。

【００１２】（４）電話番号や郵便住所の移転情報を案
内する場合、現行の電話局や郵便局のサービスでは期間
的な制限がある。すなわち、日本においては、新アドレ
スの通知期間は、移転者が電話局や郵便局にその旨の依
頼を行ってから、３ヵ月間若しくは１年間であり、その
期間を延長する場合には、再び依頼を行う必要がある。

【００１３】（５）郵便の場合、前述したように、差出
人に新住所を公開するためには、新住所に対して届けら
れた郵便物の差出人に対して、改めて自分から新住所を
連絡しなければならない。

【００１４】（６）大部分の民間サービスによる輸送で
は、全ての運送会社に転送依頼を出すことは非現実的で
あり、また、民間会社ではそのような依頼を受け付けな
いものもある。

【００１５】（７）また、アドレスは、何らかの理由に
より、その使用自体を中止する場合もある。すなわち、
例えば、電話番号は移転することなく、その利用自体を
中止することもある。この場合、従来のサービスでは、
同一種類のアドレスしか取り扱わないため、電話番号し
か知らない者は、移転者のその他のアドレスを知ること
ができないということがある。

【００１６】この発明は、以上のような事情に鑑みてな
されたものであり、その目的は、移転者及びその移転先
新アドレスを照会する照会者の要望に応じて、自由度の
高い新アドレス通知システムを提供することにある。

【００１７】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の主要な第１の観点によれば、インターネ
ットを介して、移転者の旧アドレスに応じた新アドレス
を照会者に通知するシステムにおいて、前記旧アドレス
と前記新アドレスと前記移転者に新アドレスの公開の可
否を判断させる条件を設定することが可能なアドレス公
開条件とが少なくとも関連付けて格納されているデータ
ベースと、前記照会者から前記旧アドレスを含む照会が
通知されたとき、前記旧アドレスに対応する前記新アド
レス及び前記アドレス公開条件を前記データベースから
検索する手段と、前記検索されたアドレス公開条件に前
記設定された条件が含まれていたときに、前記移転者に
新アドレスの公開の可否を問い合わせる手段と、前記移
転者が新アドレスの公開を許可したときに、前記照会者
に前記新アドレスを通知する手段とを具備することを特
徴とするアドレス照会システムが提供される。この発明
によれば、移転者に新アドレスの公開の可否を判断させ
るようにできるので、移転者が所望とする照会者だけに
移転者の新アドレスを通知することができる。

【００１８】この発明の１の実施形態によれば、前記デ
ータベースには、特定の照会者に対して新アドレスの照
会を拒否するリストが含まれ、前記リストに含まれた照
会者に対しては照会を拒否する手段を具備することを特
徴とする。

【００１９】このような構成によれば、移転者が照会を
拒否したい相手を事前に登録しておくことも可能とな
る。

【００２０】異なる１の実施形態によれば、前記データ
ベースには、複数の前記旧アドレスと１つの新アドレス
とが関連付けて格納されていることを特徴とする。

【００２１】このような構成によれば、旧アドレスが複
数存在する場合であっても登録されている場合であって
も、新アドレスを一元的に公開することが可能となる。
但し、複数の旧アドレス毎にアドレス公開条件を設定し
ても勿論構わない。

【００２２】また別の１の実施形態によれば、前記旧ア
ドレス及び前記新アドレスは、それぞれ、電子メールア
ドレス、ホームページアドレス、電話番号、住所及び居
所のうち少なくとも１つの種別を含むことを特徴とす
る。

【００２３】このような構成によれば、例えば旧アドレ
スが電話番号であり、知らせたい新アドレスが電子メー
ルアドレスである場合にも、本システムにより旧アドレ
スから新アドレスを照会可能となる。そして、照会者か
ら通知された照会に含まれる旧アドレスの種別に応じ
て、所定の種別の新アドレスを照会者に通知するように
構成すれば、より自由度の高い照会システムを提供する
ことが可能となる。

【００２４】また異なる１の実施形態によれば、前記照
会者から通知される照会には、前記照会者から前記移転
者に通知する本文が含まれ、前記移転者の選択に応じ
て、前記移転者に新アドレスの公開の可否を問い合わせ
る際に前記本文も含めて送る手段を具備することを特徴
とする。

【００２５】このような構成によれば、移転者は本文の
内容によって照会者に新アドレスを公開していいか否か
を判断することが可能となる。

【００２６】この発明の主要な第２の観点によれば、ア
ドレスを照会するためのシステムであって、登録者が自
己のアドレスを登録するアドレスデータベースで、この
データベースには、前記登録者のアドレスを知りたい照
会者へのアドレスの公開条件が関連付けて格納されてい
るアドレスデータベースと、照会者から、前記登録者の
アドレスに関する問い合わせがある場合に、前記アドレ
スの公開条件に基づいて、この照会者へアドレスを公開
するかを判断する公開可否判断手段と、この公開可否判
断手段により、公開可の判断がなされたならば、前記照
会者に登録者のアドレスを公開するアドレス公開手段と
を有することを特徴とするシステムが提供される。ここ
で、前記アドレスデータベースは、登録者の１または２
以上の旧アドレスを格納し、前記公開条件を、この旧ア
ドレスに関連付けて格納するものであり、前記公開可否
判断手段は、前記照会者から、前記登録者のアドレスに
関する問い合わせとしてこの登録者の旧アドレスを受け
取り、この旧アドレスで前記アドレスデータベースを検
索することで、前記登録者のアドレスの公開条件を取得
するものであることが好ましい。

【００２７】このような構成によれば、自己のアドレス
を登録した登録者（例えば、自己の旧アドレスを新アド
レスに移転した移転者）により設定された前記アドレス
の公開条件に応じて、照会者からの前記アドレスの照会
に対して種々の対応を採ることが可能である。例えば、
照会者別に、当該照会者の照会を拒否する、無条件にア
ドレスを公開する、登録者に確認をする等、種々の設定
を行え、これらを自動的に実行することも可能である。

【００２８】この発明の１の実施形態によれば、前記ア
ドレスデータベースは、前記登録者の属性情報も格納す
るものであり、前記公開可否判断手段は、前記旧アドレ
スに関して、複数の登録者が検索された場合には、前記
照会者に、前記複数の登録者の属性情報の少なくとも一
部を提示して、アドレスの照会を行う登録者を選択させ
るものである。

【００２９】このような構成によれば、同じ旧アドレス
が複数登録されている場合であっても、照会者は、登録
者の属性情報を参照して自己が照会を行うべき登録者を
選択することが可能になる。

【００３０】異なる１の実施形態によれば、前記公開条
件は、アドレスを公開する若しくは公開しない相手先に
関する情報を含むものであり、前記公開可否判断手段
は、前記アドレスを照会する照会者が、前記公開条件中
の相手先に登録されていない場合には、当該照会者にア
ドレスを公開するかを前記登録者に確認する確認手段を
有する。ここで、前記アドレスを公開する若しくは公開
しない相手先に関する情報には、前記照会者全員若しく
はその一部にのみアドレスを公開する若しくは公開しな
い情報を含むものであることが好ましい。また、この場
合、前記確認手段は、前記確認の際に、前記登録者に当
該照会者の属性情報を通知するものであることが望まし
い。

【００３１】このような構成によれば、照会者が公開条
件中に含まれていない場合、登録者に電子メール等の手
段によって、自動的に確認を行うことが可能である。例
えば、通知を自動的に拒否するとして登録した照会者か
らの照会以外は、全て登録者の確認を実行することも可
能である。

【００３２】さらに異なる１の実施形態によれば、この
システムは、さらに、前記照会者の属性情報を予め格納
する照会者属性情報格納手段と、前記照会者の属性情報
が前記照会者属性情報格納手段によって格納されていな
い場合には、前記照会者から属性情報の登録を受け付け
る属性情報登録受付手段とを有するものである。

【００３３】このような構成によれば、登録者への確認
を行う場合に、照会者の属性情報を登録させこれを登録
者に確認させることにより、登録者の確認判断を促進す
ることが可能である。

【００３４】さらに異なる１の実施形態によれば、前記
照会者から受け取った登録者への用件の一部若しくは全
部を前記登録者に通知することを許容するものである。

【００３５】このような構成によれば、電子メールがア
ドレス不明で不達であった場合、その電子メールの用件
を前記確認に付けて登録者に送ることも可能である。こ
のことにより、登録者による確認及びアドレス公開可否
の判断が容易に行える。

【００３６】さらに異なる１の実施形態によれば、前記
確認手段は、前記登録者から確認結果を受け取り、当該
照会者をアドレスを公開する若しくは公開しない相手先
として、前記公開条件に登録する公開条件登録手段を有
するものである。

【００３７】このような構成によれば、登録者が、当該
照会者へアドレスを公開するかの確認を行った後、今
後、この照会者に対する対応を登録することによって、
自動的に処理することが可能である。

【００３８】さらに異なる１の実施形態によれば、前記
公開可否判断手段は、登録者から、所定期限内に前記確
認手段による確認に対する応答が得られない場合には、
前記アドレスを前記照会者に公開することを拒否するも
のである。

【００３９】このような構成によれば、登録者からの確
認結果が得られない場合には、アドレスの公開を拒否す
ることにより、その処理を終了させることができる。

【００４０】さらに異なる１の実施形態によれば、この
システムは、さらに、照会者からアドレスの照会があっ
たことを前記登録者に通知する手段を有する。

【００４１】このような構成によれば、前記登録者は、
照会者からのアドレスの照会に応答するか拒否するかに
かかわらず、照会者からアドレスの照会があったこと及
びその内容を知ることができる。

【００４２】この発明の１の実施形態によれば、前記ア
ドレスは、電子メールアドレス、ホームページアドレ
ス、電話番号若しくは住所／居所である。そして、この
実施形態によれば、異なる種別の旧アドレスを用いて、
異なる種別のアドレスを公開することも可能である。

【００４３】この発明の主要な第３の観点によれば、コ
ンピュータシステムに対して、請求項1記載のアドレス
を照会するためのシステムに対するアドレス照会を行う
指示を与えるためのコンピュータソフトウエア製品であ
って、記憶媒体と、この記憶媒体に格納され、電子メー
ルが宛先不明で返送されたことに基づいて起動され、前
記コンピュータシステムに対して、当該電子メールの相
手先の電子メールアドレスを前記アドレスを照会するた
めのシステムに照会する指示を与える照会指示手段とを
有するコンピュータソフトウエア製品が提供される。

【００４４】このような構成によれば、例えば、コンピ
ュータにインストールされたメールソフトによって電子
メールの不達通知を受け取ったことに基づいて起動さ
れ、不達に係る電子メールアドレスを利用して前記第１
または第２の主要な観点に係るシステムにアドレスの照
会を行うことが可能になる。

【００４５】この発明の主要な第４の観点によれば、コ
ンピュータシステムに対して、請求項1記載のアドレス
を照会するためのシステムに対するアドレス照会を行う
指示を与えるためのコンピュータソフトウエア製品であ
って、記憶媒体と、この記憶媒体に格納され、ホームペ
ージの表示が宛先不明で行えなかったことに基づいて起
動され、前記コンピュータシステムに対して、当該ホー
ムページのアドレスを前記アドレスを照会するためのシ
ステムに照会する指示を与える照会指示手段とを有する
コンピュータソフトウエア製品が提供される。ここで、
さらに、前記アドレスを照会するためのシステムから、
前記アドレスが通知されたことに基づいて、このアドレ
スに係るホームページを表示するための指令を前記コン
ピュータシステムに与える移転先ホームページ表示手段
を有することが好ましい。

【００４６】このような構成によれば、例えばコンピュ
ータにインストールされたブラウザがＵＲＬ表示リクエ
ストの不可通知を受け取ったことに基づいて起動され、
表示不可に係る旧ＵＲＬを利用して前記第１または第２
の主要な観点に係るシステムにアドレスの照会を行うこ
とが可能になる。

【００４７】この発明の主要な第５の観点によれば、登
録者のアドレスを照会するための方法であって、照会者
から、登録者のアドレスの照会を受け付ける照会受付工
程と、前記登録者がアドレスのデータベースに登録され
ているかを判断する登録判断工程と、前記登録者がアド
レスのデータベースに登録されている場合に、所定の公
開条件に基づいて、この照会者へのアドレスの公開可否
を判断する公開可否判断工程と、この公開可否判断工程
によって、公開可の判断がなされたならば、前記照会者
に登録者のアドレスを公開するアドレス公開工程とを有
することを特徴とする方法が提供される。

【００４８】このような構成によれば、前記第１または
第２の主要な観点に係るシステムを実行することができ
る。

【００４９】なお、この発明のその他の特徴と顕著な効
果は、次の発明の実施形態の項及び添付した図面を参照
することによってより明確に理解される。

【００５０】

【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面を参照して説明する。

【００５１】図１に示すように、この一実施形態に係る
アドレス照会システム１は、インターネット網２に接続
されており、移転者３の端末（移転者端末４）及び照会
者５の端末（照会者端末６）と双方向通信可能に構成さ
れている。

【００５２】ここで、移転者３とは、何らかの理由によ
って、自己のアドレスを旧アドレスから新アドレスに移
転、変更若しくは旧アドレスの使用を中止した者であ
る。また、照会者５とは、前記移転者３の前記旧アドレ
ス宛に電子メールの送信やデータの要求等を行ったが、
旧アドレスでのアクセスが拒否されため、前記新アドレ
スを照会しようとする者である。

【００５３】また、ここで、アドレスとは、既存のコミ
ュニケーション手段を利用して通信を行う際に、自己の
位置を特定するための情報であり、例えば、電子メール
アドレス、ＩＰアドレス、ＵＲＬ、電話番号や郵便住所
等が挙げられる。このアドレスが、不明であったり正し
くない場合は、それぞれの通信システムを利用して相手
先と通信することは不可能である。

【００５４】この発明は、前記照会者５が移転者３の旧
アドレスを基に新アドレスを照会しようとする場合に、
移転者３の意向に応じたフレキシブルな対応を行えるア
ドレス照会システム１を提供しようとするものである。

【００５５】以下、この実施形態の各構成要素について
詳細に説明する。

【００５６】このアドレス照会システム１は、大きく分
けて移転者３の情報を格納する移転者データベース１０
と、新アドレスの照会を行う照会者５の情報を格納する
照会者データベース１１と、これらデータベース１０、
１１に格納された情報に基づいて、照会者５からの照会
を処理する情報処理部１２とからなる。

【００５７】以下、これらの構成要素について説明す
る。

【００５８】（移転者データベース）前記移転者データ
ベース１０は、図２に示すように、移転者３を特定する
ための移転者ＩＤ２１及び移転者パスワード２２を含む
移転者認証情報１４と、１または２以上の旧アドレス２
３及び新アドレス２４を含む移転情報１５と、移転者３
の属性を格納する移転者属性情報１６と、移転者３を特
徴付けるための移転者プロフィール情報３３と、照会者
５に応じた対応を格納するアドレス公開条件１７と、照
会を拒否する照会者５のリストを格納する照会拒否リス
ト１８と、前記移転者３に新アドレス２４の公開可否を
確認する際の確認通知の書式１９と、前記移転者３に仮
に割りつけられた移転者問い合わせ先アドレス２０（電
子メールアドレス）とを格納する。

【００５９】前記移転者ＩＤ２１及び移転者パスワード
２２等の移転者認証情報１４は、この移転者データベー
ス１０内に各情報を登録変更する場合のセキュリティの
ために要求される情報であり、このアドレス照会システ
ム１に新アドレス２４等の登録を行った移転者３に対し
て発行されるものである。

【００６０】前記移転情報１５は、前述したように、旧
アドレス２３と新アドレス２４の他、公開ルール２５か
ら構成される。この実施形態で登録できるアドレスの種
別は、メールアドレス、ホームページのＵＲＬ、電話番
号、住所等４種類であり、移転者３はこのうち少なくと
も１種類以上について、旧アドレス２３と新アドレス２
４を登録することが要求される。この実施形態では、前
記旧アドレス２３，新アドレス２４の後ろにこのアドレ
スの種別を示す符号２６、２７が付されるようになって
いる（図２）。なお、１つの種別について、２以上の旧
アドレス２３若しくは新アドレス２４を登録するように
しても良い。

【００６１】また、移転者３は、前記公開ルール２５を
設定することで、それぞれの旧アドレス２３に対して照
会を受けた場合に公開する新アドレス２４の種別を自由
に設定することができる。すなわち、上記４種類のいず
れかの旧アドレス２３を提示を受けた場合に、提示され
た旧アドレス２３とは種別の異なる新アドレス２４を公
開したり、複数の新アドレス２４を公開することもでき
る。例えば、旧電話番号での照会を受けた場合に新メー
ルアドレスを公開するとか、旧メールアドレスでの照会
を受けた場合に新メールアドレスとホームページの新Ｕ
ＲＬを公開する等の設定が行える。

【００６２】前記移転者属性情報１６は、移転者３が、
旧アドレス２３以外に、例えば氏名や住所など、自らを
認識、特定させることができるような情報を予め登録し
ておくものである。また、移転者プロフィール情報３３
は、上記移転者属性情報１６以外で自らを特徴付けでき
るような自己紹介等のプロフィールを予め登録しておく
ものである。例えば、電子メールアドレスは、英数字等
の組み合わせで構成されている場合が多く、それだけで
はその者が誰であるかを特定できない場合が多い。その
ため、移転者属性情報１６及び移転者プロフィール情報
３３は、照会者５が照会を希望する移転者３かどうかを
確認するのに有効な情報となる。

【００６３】前記アドレス公開条件１７には、照会者５
から前記旧アドレス２３を提示した照会を受けた場合に
おけるこのアドレス照会システム１の応答パターン（図
２の２８〜３０）が予め登録されている。この実施形態
では、移転者３が次の３種類の応答（１）〜（３）のう
ちから１つを選択して設定することができる。

【００６４】（１）『その場で新アドレスを公開する』
（図２の２８） この応答パターンは、特定の照会者５若しくは一定の条
件を満たす照会者５に対して、新アドレス２４の公開の
可否を移転者３に問い合わせることなく新アドレス２４
を公開するものである。この実施形態では、この項目が
選択されていることにより、全ての照会者５に対して無
条件に新アドレス２４を公開するようになっている。な
お、新アドレス公開リストを用意しておき、このリスト
に合致する照会者５に対してのみ、移転者３に問い合わ
せることなくその新アドレス２４を公開するようにして
も良い。

【００６５】（２）『その場で新アドレスは公開せず
に、照会者５の情報を移転者３に確認することによって
新アドレス公開の可否を判断する』（図２の２９） この応答パターンは、アドレスの照会をする照会者５が
一定の条件を満たす若しくは満たさない場合に、この照
会者５の情報を移転者３に送信して確認を行うものであ
る。この場合、移転者３が、照会者５の情報を見て、照
会者５が誰であるか、どのような用件で新アドレス２４
の公開を求めているのか、等を確認した上で新アドレス
２４の公開可否を決定することができる。

【００６６】（３）『その場で新アドレスの照会を拒否
する』（図２の３０） この応答パターンは、アドレスの照会を行おうとする照
会者５が、一定の条件を満たす若しくは満たさない場合
に、当該アドレスの照会を自動的に拒否するものであ
る。なお、この実施形態では、この項目を選択した場合
には、無条件で全ての照会者５からの照会を拒否するよ
うになっている。

【００６７】一方、この実施形態では、照会を拒否した
い照会者５を前記照会拒否リスト１８に登録しておくこ
とにより、前記パターン（１）若しくは（２）が選択さ
れている場合であっても、この照会拒否リスト１８に登
録された照会者５から照会は拒否するように設定するこ
とが可能である。

【００６８】前記照会拒否リスト１８は、照会を拒否し
たい相手を事前に登録しておくことも可能であるが、こ
の実施形態では、前記パターン（２）で前記移転者３が
確認を行う時に『新アドレスは非公開、今後この照会者
からの照会を拒否する』の回答を選択した場合（図２３
のハイパーリンク１１２参照）も、その照会者５のメー
ルアドレスが照会拒否リスト１８に自動的に登録される
ようになっている。

【００６９】なお、この実施形態では、上記（１）〜
（３）の各対応を、前記で登録した旧アドレス２３ごと
に設定することができるようになっている。例えば、ホ
ームぺージの旧ＵＲＬを提示した新アドレス２４の照会
を受けた場合は『その場で新アドレスを公開する』よう
にし（パターン（１））、旧電話番号に対して照会を受
けた場合は『その場で新アドレスは公開せずに、照会者
の情報を確認してから新アドレス公開/非公開等の判断
をする』（パターン（２））との回答をこのアドレス照
会システム１を通じて通知するようにすることが可能で
ある。

【００７０】一方、前記確認通知の書式１９では、前記
応答パターン（２）の場合にこのアドレス照会システム
１から移転者３に送信される公開可否の確認の書式を設
定することができる。すなわち、この実施形態では、後
で説明するように、照会者５がまずアドレス照会システ
ム１向けの照会通知を作成し、これに基づいてアドレス
照会システム１が移転者３向けの確認通知を生成する
が、この確認通知に、照会者５からの用件（メール本文
等）を含めることも可能である。この確認通知の書式１
９では、前記移転者３への確認通知に、照会者５からの
照会通知に含まれる用件の『本文を含む』３１あるいは
『本文を含まない』３２を選択することができる。

【００７１】なお、後で説明するように、この確認通知
の書式１９で『本文を含まない』３２と設定しても、移
転者３は、後で前記照会者５の用件本文をメールで取得
することも可能である。

【００７２】また、前記移転者問い合わせ先アドレス２
０は、前記確認通知等の通信を移転者３との間で交わす
ために、アドレス照会システム１から発行される電子メ
ールアドレスであり、移転者３が電子メールアドレスを
所有していない場合や持っていてもそれを使いたくない
場合、また、セキュリティ確保の理由で発行されるもの
である。

【００７３】（照会者データベース）一方、前記照会者
データベース１１には、図３に示すように、照会者５を
認証するための照会者ＩＤ４１や照会者パスワード４２
からなる照会者認証情報３５と、照会ログ３６と、照会
者属性情報３７と、照会者プロフィール情報３８と、照
会者問い合わせ先アドレス３９等とが格納されている。

【００７４】前記照会者ＩＤ４１及び照会者パスワード
４２等の照会者認証情報３５は、照会者５からの新アド
レス２４の検索要求を実行し、その結果を確認する場合
のセキュリティ上、必要な情報である。

【００７５】また、前記照会ログ３６は、この照会者５
による照会プロセスを監視するための情報であり、例え
ば、前記移転者３からの確認通知に対する回答が所定の
期間内にあるかを確認するために利用される。

【００７６】前記照会者属性情報３７は、移転者３に当
該照会者５に対して新アドレス２４を公開して良いかを
確認するために、この移転者３に提示する照会者５の情
報である。この実施形態では、この照会者属性情報３７
は、照会者５の氏名やアドレス（電子メール、電話番
号）等とからなる。

【００７７】前記照会者プロフィール情報３８は、当該
照会者５を特徴付けるための簡単な紹介文であり、移転
者３に新アドレス２４を公開しても良いかの確認を行う
際に、照会者５を特徴付けるために登録しておく。この
照会者プロフィール情報３８を登録するかどうかは照会
者５の任意であるが、移転者３が、メールアドレス等だ
けでは照会者５が誰か分からず新アドレス２４の公開を
拒否する場合もあることから、できるだけ登録しておく
よう照会者５に促すことが好ましい。

【００７８】さらに、前記照会者問い合わせ先アドレス
３９は、前記照会通知等の通信を照会者５との間で交わ
すために、アドレス照会システム１から発行される電子
メールアドレスであり、照会者５が電子メールアドレス
を所有していない場合や持っていてもそれを使いたくな
い場合、またセキュリティ確保の理由で発行されるもの
である。

【００７９】（情報処理部）次に、前記情報処理部１２
について説明する。

【００８０】図４は、この情報処理部１２を含むアドレ
ス照会システム１の全体構成を示す図である。ＣＰＵ５
５、ＲＡＭ５６、ＲＯＭ５７、各種通信インタフェース
５８等が接続されたバス５９に、前記情報処理部１２、
移転者データベース１０及び照会者データベース１１が
接続されている。

【００８１】このアドレス照会システム１の情報処理部
１２は、図４に示すように、移転者３の認証を行う移転
者認証部４５と、移転者３が入力した新アドレス２４等
の移転情報１５を受け取って移転者データベース１０に
格納する移転者登録部４６と、照会者５の認証を行う照
会者認証部４７と、照会者５の情報を前記照会者データ
ベース１１に登録する照会者登録部４８と、照会者５か
ら移転者３の新アドレス２４の照会があった場合に、移
転者３の旧アドレス２３で前記移転者データベース１０
を検索する移転者検索部４９と、前記検索の条件に合致
する移転者３が複数存在する場合に、どの移転者３に対
して新アドレス２４の照会を実行するかを照会者５に選
択させる移転者選択部５０と、前記移転者３の新アドレ
ス２４のアドレス公開条件１７に基づいて照会者５に新
アドレス２４を公開するかどうかを判断する新アドレス
公開可否判断部５１と、移転者３に対する新アドレス２
４の公開可否の確認を行う移転者確認部５２と、これら
の照会の各プロセスの期限を管理する照会プロセス監視
部５３と、照会者５に対して照会結果を公開する公開部
５４とからなる。

【００８２】これらの構成要素４５〜５４及び前記移転
者データベース１０、照会者データベース１１は、実際
には、図４に示すように、コンピュータシステムの記憶
媒体にインストールされたコンピュータプログラムから
構成されるもので、前記ＣＰＵ５５によってＲＡＭ５６
上に読み出され実行されることで、この発明の種々の機
能を奏するようになっている。

【００８３】以下、各構成要素（４５〜５４）の詳しい
構成及び機能を、フローチャート及びインタフェース例
を参照して説明する。

【００８４】（移転者による登録）図５は、移転者登録
部４６等による移転者情報の登録工程を示すフローチャ
ートである。

【００８５】移転者登録部４６は、まず、アクセスに係
る移転者３がすでに移転者情報を登録しているかを前記
移転者データベース１０に問い合わせて判断する（ステ
ップＳ１）。初めて移転者情報を登録する場合には、前
記移転者登録部４６がその情報を受け付け、前記移転者
データベース１０内に登録した（ステップＳ２）後、こ
の移転者３に対して移転者ＩＤ２１及び移転者パスワー
ド２２を発行する（ステップＳ３）。

【００８６】一方、移転者３が既に登録した情報を変更
しようとする場合には、前記移転者認証部４５が、前記
移転者ＩＤ２１及び移転者パスワード２２を利用したア
クセスを前記移転者データベース１０に問い合わせて認
証し（ステップＳ４）、これにより前記移転者データベ
ース１０内の情報の変更及び更新を許可するようになっ
ている（ステップＳ５）。

【００８７】図６〜図１０は、前記移転者データベース
１０内の移転者情報（図２参照）を登録する場合のイン
タフェース画面例を示すものである。なお、この例では
前記アドレス照会システム１により提供されるＷｅｂサ
イトと接続した状態で一連の登録プロセスを実行するよ
うにしているが、電子メールを利用してアドレス照会シ
ステム１との間で必要な情報を送受信して登録を行うよ
うにしても良い。

【００８８】まず、図６は、移転者属性情報１６を登録
するインタフェース画面の例である。移転者３はこの画
面で、氏名６０、現住所６１、電話番号６２、ＦＡＸ番
号６３等の基本情報を入力する。前記移転者登録部４６
は、この情報を前記移転者属性情報１６（図２参照）と
して登録する。また、この画面を通じて、移転者３が希
望する場合には、このアドレス照会システム１からの通
知を受け取るための前記移転者問い合わせ先アドレス２
０を設定、取得する。なお、移転者３の基本情報を登録
するに当たり、個人登録か法人登録かのいずれかを選択
することができ、ここでは、個人登録の例を示してい
る。

【００８９】これらの基本情報の登録が終了したなら
ば、前記移転者登録部４６は、図７に示すインタフェー
ス画面を表示する。この画面は、前記移転情報１５のう
ち、前記旧アドレス２３と、この旧アドレス２３に基づ
いて公開する新アドレス２４とを登録するためのインタ
フェースであり、図７では、電子メールアドレス用の画
面例を示している。

【００９０】移転者３は、この画面で、照会を受けるた
めに必要な移転前のアドレス（旧アドレス２３）と、照
会があった場合に公開する移転後のアドレス（新アドレ
ス２４）をそれぞれ登録する。この実施形態では、旧ア
ドレス２３は複数登録することができ（この実施の形態
では３つ）、前述したプロセスにより随時更新すること
ができる。なお、公開する新アドレス２４が図６のイン
タフェースで登録した基本情報（移転者属性情報１６）
と同一である場合は、「基本情報と同じ」ボタン６７を
押すことにより、前記基本情報が転記され、重複入力を
避けることができるようになっている。

【００９１】また、前記移転者登録部４６は、この画面
の６８で示す入力欄で、前記移転者プロフィール情報３
３の受け付けも行うようになっている。この移転者プロ
フィール情報３３は、前述したように、照会者５が照会
を希望する相手（移転者３）を確認、特定するために照
会者５に提供される情報である。

【００９２】ついで、この移転者登録部４６は、図８に
示すインタフェース画面を表示する。このインタフェー
ス画面は、図２に示す移転者データベース１０内の情報
のうち、前記アドレス公開条件１７、公開ルール２５及
び確認通知の書式１９を登録・設定するためのものであ
る。

【００９３】すなわち、この画面では、照会者５から照
会があった場合に、移転者３が登録した新メールアドレ
ス、新住所等の新アドレス２４のうち、どの種別の新ア
ドレス２４を照会者５に公開するかや、公開する場合の
条件（無条件に公開、無条件に非公開も含む）等を登録
する。この図８の例では、旧アドレス２３として電子メ
ールアドレスを提示した照会があった場合のアドレス公
開条件１７、公開ルール２５等を設定するものである。

【００９４】この例では、アドレス公開条件１７として
『照会情報（照会者５の情報）を取得してから照会者へ
のアドレスの公開を判断する』（図２で２９で示すパタ
ーン（２））、電子メールアドレスを基に公開する新ア
ドレス２４の種別（公開ルール２５）として『新メール
アドレス』、確認通知の書式１９として『照会情報（照
会者５の情報）から（照会者５からの）メール本文を除
く』を登録している。これらの情報は、前記移転者登録
部４６によって前記移転者データベース１０に登録され
る。

【００９５】一方、図９は、前記照会拒否リスト１８
（図２参照）の登録画面の例である。

【００９６】この画面では、移転者３が、照会を受ける
ことを拒否したい相手の条件、例えば電子メールアドレ
ス等を入力する。そして、この画面の「登録」ボタン６
９が押されることにより、そのアドレスが照会拒否リス
ト１８に登録され、移転者データベース１０に格納され
る。なお、この照会拒否リスト１８は、前述したプロセ
スによって更新（追加、削除）を随時行うことができ
る。

【００９７】移転者３が、以上の各画面で移転者情報の
入力を終了すると、移転者登録部４６は、図１０に示す
ような確認画面を表示する。なお、移転者３が登録した
メールアドレスが本人のものであることを確認するた
め、発行された移転者ＩＤ２１をここでは表示せずに、
別途、アドレス照会システム１から移転者３に対して移
転者登録完了の通知の電子メールを送信し、そのメール
において通知するようにしても良い。また、この確認画
面（図１０）を表示させずに、同様の内容を記載したメ
ールを移転者３に対して送信するようにしても良い。

【００９８】（照会者による登録）次に、前記照会者登
録部４８による照会者情報の登録を図１１に示すフロー
チャート及び図１２〜図１５に示すインタフェース画面
例を参照して説明する。この照会者情報の登録は、照会
者５からの新アドレス２４照会工程の一部として実行さ
れる。

【００９９】すなわち、この照会者５からの照会は、ア
ドレスの移転を知らずに旧アドレス２３に電子メールを
送信した場合、ＵＲＬの移転を知らずに旧ＵＲＬアドレ
スを利用してホームページを参照しようとした場合等に
より、移転者３にアクセスできなかった際に行われる。

【０１００】まず、前記照会者登録部４８は、当該照会
者５による照会が初めてであるか前記照会者データベー
ス１１に問い合わせて判断し（ステップＳ６）、照会者
５が初めてこのアドレス照会システム１を利用する場
合、すなわち、初めてアドレスの照会を行う場合に、こ
の照会者５の登録を受け付ける（ステップＳ７）。

【０１０１】図１２及び図１３は、この照会者５の情報
の登録を受け付ける画面例である。

【０１０２】図１２は、前記照会者登録部４８が、照会
者５の属性情報の登録を受け付ける画面例であり、照会
者５はこの画面で、氏名７０、住所７１、電話７２、Ｆ
ＡＸ番号７３等の基本情報を登録すると共に、希望する
場合には照会結果を受け取るための前記照会者問い合わ
せ先アドレス３９を設定・取得する。なお、照会者５の
基本情報を登録するにあたり、個人登録か法人登録かの
いずれかを選択することができ、ここでは、個人登録の
例を示している。この画面で入力した情報は、照会者属
性情報３７及び照会者問い合わせ先アドレス３９として
照会者データベース１１に登録される（図３参照）。

【０１０３】ついで、前記移転者選択部５０は、図１３
に示す画面で、検索結果に対する対応を受け付けて設定
する。すなわち、移転者情報を検索した結果、該当する
移転者３が検索された場合に、該当した移転者３（全
て）に対して直ちに照会を実行するか（この図１３に７
６で示すパターン）、該当する移転者３が複数検索され
た場合に移転者３の選択を行ってから照会を実行するか
（この図１３に７７で示すパターン）、移転者３を特徴
付けるメモまたはプロフィール等を確認してから照会を
実行するか（この図１３に７８で示すパターン）、を選
択する。

【０１０４】ついで、前記照会者登録部４８は、図１２
の照会者情報の登録画面において照会者問い合わせ先ア
ドレス３９を取得した照会者５に対して、図１４に示す
画面を提示し、そのアカウント情報を通知する。

【０１０５】以上の登録作業が終了すると、前記照会者
登録部４８は、図１５に示す照会者登録完了の画面を表
示する。この画面は、照会者５が登録内容を確認するた
めに、照会者５が入力または選択した情報内容を一覧表
示するものである。なお、同様の内容を記載した電子メ
ールを照会者５に対して送信することによって通知する
ようにしても良い。

【０１０６】この後、このアドレス照会システム１は、
アドレスの照会をアシストするための専用ソフトをダウ
ンロードするかを照会者５に判断させる（ステップＳ８
−１）。この専用ソフトをダウンロードする場合には、
ステップＳ８−２で、この専用ソフトのダウンロード及
びセットアップが実行されるようになっている。

【０１０７】すなわち、この専用ソフトでは、前記照会
者５のコンピュータシステムにダウンロードされた後、
インストーラが自動的に起動され、照会者５の要望に応
じて照会者端末６にインストールされる（ステップＳ８
−２）。この専用ソフトは、後で説明するように、電子
メールが宛先不明で戻ってきたこと、若しくはＵＲＬア
ドレスが見つからなかったことを認識して自動的に起動
され（ステップＳ９）、前記アドレス照会システム１へ
のアクセス及び新アドレス２４の検索をアシストする機
能を有するものである。

【０１０８】なお、前記照会者５が、このアドレス照会
システム１に対して初めて照会を行う者でない場合であ
っても（ステップＳ６のＮＯ）、前記専用ソフトのダウ
ンロードが済んでいない場合には、前記専用ソフトのダ
ウンロードを行わせるようになっている（ステップＳ１
０）。また、前記ステップＳ８−１で、専用ソフトのダ
ウンロードを行わないようにした場合には、以後の手順
は、アドレス照会システム１が提供するＷｅｂページ上
で実行されることになる（ステップＳ８−３）。ただ
し、このＷｅｂページ上での照会手順は以下の専用ソフ
トを利用した照会手順と略同様であるので、その説明は
省略する。

【０１０９】（照会者による照会）次に、前記専用ソフ
トを利用した新アドレス２４の照会プロセスについて説
明する。

【０１１０】図１６は、この専用ソフトをハードディス
ク等の記憶媒体にインストールしてなる照会者端末６を
示す概略構成図である。この図１６は、この発明に関連
するソフトウエアプログラムのみの構成を示したもので
あり、ＣＰＵ等のハードウエアやＯＳ等の基本ソフトウ
エアの図示は省略している。

【０１１１】このソフトをインストールした照会者端末
６には、インターネットホームページを閲覧するための
ブラウザ８０及び電子メールの送受信を行うためのメー
ラ８１が予めセットアップされているものとする。そし
て、前記ソフトは、前記メーラ８１に前記照会者問い合
わせ先アドレス３９のメールアカウントの設定を行うた
めのメールアカウント設定部８２と、前記ブラウザ８０
及びメーラ８１でアドレス不明との通知を受けたことに
基づいてこのソフトウエアを起動するための起動部８３
と、前記ブラウザ８０及びメーラ８１からの情報に基づ
いて前記アドレス照会システム１に対する照会通知を作
成する照会通知作成部８４と、前記アドレス照会システ
ム１にログインして前記照会通知を登録する照会実行部
８５と、照会の結果移転先の新アドレス２４を取得した
ことに基づいて移転先（例えばホームページ）を表示す
る移転先表示部８６とを有する。

【０１１２】なお、前記起動部８３及び照会通知作成部
８４は、図１６に８７で示す起動条件格納部に格納され
た起動条件に基づいて動作する。すなわち、この起動条
件格納部８７には、前述したように、ブラウザ８０やメ
ーラ８１の種類に応じ、これらが旧アドレス２３でのア
クセスが拒否された旨の通知を受けたことに基づいてこ
のソフトを自動的に起動させる等の起動条件が格納され
ている。

【０１１３】さらに、このソフトは、前記照会者認証情
報３５を格納する照会者認証情報格納部８８を有する。
前記照会通知作成部８４は、この照会者認証情報格納部
８８から自動的に照会者認証情報３５を取り込み、前記
照会実行部８５は、この照会者認証情報３５を利用して
前記アドレス照会システム１にログインするようになっ
ている。

【０１１４】以下、図１７、図２２のフローチャート及
び図１８以下のインタフェース画面例を利用して、新ア
ドレス２４の照会工程を説明する。

【０１１５】前記専用ソフトを利用した場合、前記起動
部８３は、前記メーラ８１が送信先不明とのメッセージ
（Ｕｎｋｎｏｗｎ）が記載された未達通知メールを受け
取ったことに基づいて前記照会通知作成部８４を起動す
る（図１７のステップＳ１１−１、Ｓ１１−２）。な
お、前記起動条件格納部８７に格納された起動条件を変
更することにより、手動で起動させることも可能であ
る。

【０１１６】図１８は、照会ソフトの起動時の動作を示
す概念図である。前記照会通知作成部８４は、この図１
８に９０で示すような照会通知の入力画面を照会者端末
６上に表示し、この画面中、「メールの情報を取込む」
ボタン９１がクリックされたことに基づいて、未達通知
メールに添付されたオリジナルメール９２の内容のう
ち、差出人９３、宛先９４、件名９５、メッセージ本文
９６等を前記入力画面に転記する機能を有する（ステッ
プＳ１２）。なお、照会者５が情報を補足したい場合に
は、直接この画面９０の入力事項を修正することも可能
である。このことで、前記アドレス照会システム１に送
信する照会通知が作成される。

【０１１７】照会通知の作成が終了したならば、前記画
面９０内の「移転情報の検索」ボタン９７が押されるこ
とによって、前記照会実行部８５が起動し、前記アドレ
ス照会システム１にアクセスし、前記照会者認証情報３
５を利用してログインする。この際の認証は、前記シス
テムの照会者認証部４７（図４参照）によって実行され
る。

【０１１８】そして、照会者認証部４７による認証が終
了したならば、前記照会通知のうち、前記宛先９４、す
なわち移転者３の旧アドレス２３が、前記移転者検索部
４９に受け渡される。この移転者検索部４９は、受け取
った旧アドレス２３で前記移転者データベース１０を検
索する（ステップＳ１４）。図１９〜図２１は、前記移
転者検索部４９による検索結果を照会者端末６上に表示
するためのインタフェース画面例である。

【０１１９】図１９は、移転者３の旧アドレス２３が、
アドレス照会システム１の移転者データベース１０中に
存在するかどうかを検索（ステップＳ１５）した結果、
該当がなかったことを照会者５に通知するＷｅｂページ
の画面の例である。この場合は、当該新アドレス２４の
照会は、これで終了することになる（ステップＳ１
６）。

【０１２０】一方、図２０は、移転情報１５の照会につ
いての検索の結果、１件の該当があったことを通知する
Ｗｅｂページの画面例である。前記移転者検索部４９
は、移転者３の旧アドレス２３と共に、移転者プロフィ
ール情報３３を表示する。このことで、照会者５は、自
己が新アドレス２４の照会を行うべき移転者３であるか
を判断することができる。照会を行う場合には、「照会
開始」ボタン１００を押すようにする（ステップＳ１
７，Ｓ１９）。

【０１２１】また、図２１は、前記移転情報１５の照会
についての検索の結果、複数の該当があったことを通知
するアドレス照会システム１のＷｅｂページの画面例で
ある。この場合には、照会者５は、移転者３の移転者プ
ロフィール情報３３（移転者属性情報１６）を参照して
新アドレス２４の照会を行うべき移転者３を選択するこ
とができる。そして、チェックボックス１０１，１０２
を利用して移転者３を選択した後、「照会開始」ボタン
１０３を押すことによって当該移転者３の新アドレス２
４の照会を開始することができる（ステップＳ１７〜Ｓ
１９）。

【０１２２】なお、以上の移転者３、照会者５及びアド
レス照会システム１間の通信は、電子メールを利用して
行うことも可能であり、この場合には、このアドレス照
会システム１が割り当てた移転者問い合わせ先アドレス
２０、照会者問い合わせ先アドレス３９を利用すること
も可能である。

【０１２３】前記照会者５が「照会開始」ボタン１０
０，１０３を押したことに基づいて、前記新アドレス公
開可否判断部５１は、まず、前記移転者データベース１
０中のアドレス公開条件１７を取り出し、新アドレス２
４の照会に対する移転者３のアドレス公開条件１７が図
２に示す２８〜３０のいずれのパターンであるかを確認
する（図２２のステップＳ２０）。

【０１２４】移転者３によるアドレス公開条件１７が
『その場で新アドレスを公開する』（図２の２８）の場
合には、この実施形態では、ついで前記照会拒否リスト
１８を参照し、当該照会者５がこの照会拒否リスト１８
に登録されていない場合に限り、全ての照会者５に対し
て無条件で新アドレス２４を公開する（ステップＳ２
１、Ｓ２２−１、Ｓ２２−２）。この場合、アドレス照
会システム１の新アドレス公開可否判断部５１及び前記
公開部５４は、前記照会者端末６上に、図２６に示すよ
うな画面を表示し、照会者５に対して移転者３の新アド
レス２４を公開する。この例では、新アドレス２４とし
て、電子メールアドレスのみが公開されているが、前記
公開ルール２５に応じて、他の種別の新アドレス２４、
すなわち、ＵＲＬアドレス、住所、電話番号等を表示す
ることも可能である。

【０１２５】また、移転者３により登録されたアドレス
公開条件１７が『その場で新アドレスを公開せず移転者
に確認する』（図２の２９）の場合には、この実施形態
では、ついで前記照会拒否リスト１８を参照し、当該照
会者５がこの照会拒否リスト１８に登録されていない場
合に限り、次のステップに移行する（ステップＳ２３、
Ｓ２４）。

【０１２６】図２７は、照会者５が照会拒否リスト１８
に登録されている場合の、新アドレス公開可否判断部５
１及び前記公開部５４による前記照会者端末６上の通知
画面例である。この例では、前記図２１に示した画面で
複数の移転者３（移転者Ａ、移転者Ｂ）を選択した場合
の照会結果であり、移転者Ａについては図２の２８で示
すパターンにより新アドレス２４が公開されている。一
方、移転者Ｂについては、図２の２９のパターンに応じ
て移転者３に新アドレス２４の公開可否の確認を行う旨
を通知している。

【０１２７】なお、このパターンが選択されている場合
であっても、この実施形態では、当該照会者５が照会拒
否リスト１８に登録されている場合には、その照会を拒
否するようになっている（ステップＳ２５）。この場合
には、図２５に示す画面が照会者端末６上に提示される
ようになっている。

【０１２８】さらに、前記移転者３により登録されたア
ドレス公開条件１７が『その場でアドレスの照会を拒
否』（図２の３０）の場合には、この実施形態では、全
ての照会者５の照会を無条件で拒否する（ステップＳ２
６、Ｓ２５）。この場合にも、図２５に示したのと同じ
画面が照会者端末６上に表示される。

【０１２９】次に、ステップＳ２７以下の、移転者３へ
の確認工程について説明する。

【０１３０】この場合、前記新アドレス公開可否判断部
５１は、まず、図２３に示すような内容の確認通知１０
５の電子メールを移転者３に送信し、新アドレス２４の
公開可否の確認を行う（図２２のステップＳ２７）。こ
の確認通知１０５では、新アドレス２４の照会があった
旨の通知１０６、照会日時１０７、照会者５のアドレス
１０８、照会者５のプロフィール１０９、件名１１０を
表示する。なお、前記確認通知の書式１９で本文を含ま
ない（図２に３２で示すパターン）を設定している場合
には、前述したように照会者５から受け取った図１８に
示す照会通知９０の本文は表示されない。ただし、本文
を取得し表示するリンク１１１を選択することにより、
図２４に示すように、本文が記載された電子メールを受
け取ることが可能である（ステップＳ２８）。

【０１３１】一方、前記確認通知１０５では、図２３に
示すように、これを受け取った移転者３がこの照会に対
する対応をこの図２３に１１２〜１１４で示すハイパー
リンクによって選択することができるようになっている
（ステップＳ２９）。すなわち、この実施形態では、
『新アドレスは非公開、今後この照会者からの照会を拒
否する』（この図２３に１１２で示すハイパーリン
ク）、『新アドレスを公開する』（この図２３に１１３
で示すハイパーリンク）若しくは『今回は新アドレスは
非公開だが、今後もこの照会者からの照会は受け付け
る』（この図２３に１１４で示すハイパーリンク）か
ら、その対応を選択することができる。

【０１３２】図３１は、『新アドレスは非公開、今後こ
の照会者からの照会を拒否する』（図２３に１１２で示
すハイパーリンク）を選択した場合の照会者５への通知
例である。この場合には、同時に、当該照会者５は、前
記照会拒否リスト１８に登録され、以降、移転者３がそ
の設定を変更をしない限り、当該照会者５からの照会は
自動的に拒否されるようになる（ステップＳ３０、Ｓ３
１）。

【０１３３】図３２は、『新アドレスを公開する』（図
２３に１１３で示すハイパーリンク）を選んだ場合の照
会者５への通知例である。（ステップＳ３２）。この画
面により、照会者５は移転者３の新アドレス２４を知る
ことができ、当該移転者３に電子メール等でアクセスす
ることができる。

【０１３４】図２８は、前記移転者３が図２３に示す確
認通知１０５で、『今回は新アドレスは非公開だが、今
後もこの照会者からの照会は受け付ける』（図２３に１
１４で示すハイパーリンク）を選択した場合に受け取る
電子メールの内容例を示すものである。この例では、移
転者３は照会者５による新アドレス２４の照会を拒否し
たが、前記照会拒否リスト１８には登録しなかったた
め、引き続き同様の照会を実行することが可能である旨
を通知している（ステップＳ３３）。また、所定の期間
内に、前記移転者３がいずれの選択肢も選択しなかった
場合には、図２９に示す電子メールが送信され、照会が
拒否されて処理が終了する（ステップＳ３４、Ｓ３
５）。

【０１３５】なお、図２８、２９、３１、３２の表示画
面は新アドレスを公開する移転者３が単数の場合の例で
あるが、同時に複数の移転者３について照会を行った場
合には、同様の画面で一度に複数の移転者３の新アドレ
スの公開可否の各対応結果を一覧表示するようにしても
良い。また、図２８、２９、３１、３２の表示画面は、
アドレス照会システム１からの通知を電子メールで受け
取った場合の通知画面であるが、一方、照会者５がこの
アドレス照会システム１に認証・ログインすることによ
り、この通知をＷｅｂページを通して確認することも可
能である。

【０１３６】前記照会者５への照会結果の通知は、前記
公開部５４が実行するようになっており、前記所定の期
間の監視は、前記照会プロセス監視部５３が実行するよ
うになっている。また、前記照会の結果により得られた
新アドレス２４がホームページアドレスの場合には、前
記移転先表示部８６が作動して、前記ブラウザ８０に対
して自動的に移転先のホームページを表示させるように
なっている。

【０１３７】以上説明した構成によれば、以下の効果を
得ることができる。

【０１３８】（１）従来のサービスのほとんどは、移転
者３の旧アドレス２３を照会して該当するものが登録さ
れていれば、照会者５に対して無条件で移転者３の新ア
ドレス２４を通知してしまうというものである。すなわ
ち、このようなサービスにおいては、照会者５に応じて
新アドレス２４を教えたり、教えなかったりといった選
別を行うことはできない。

【０１３９】これに対して、上記一実施形態によれば、
移転者３は、新アドレス２４のアドレス公開条件１７を
自由に設定したり、照会者５のプロフィールを見た上で
新アドレス２４を公開するかを判断することができる。
これにより、新アドレス２４の公開に関して移転者３の
事情に応じたフレキシブルな対応を行える効果がある。

【０１４０】（２）従来のサービスにおいては、移転者
３側では、いつ、誰に新アドレス２４が公開されたかを
把握することはできない。

【０１４１】これに対して、上記一実施形態によれば、
移転者３は、照会者５に対して新アドレス２４を公開す
るかの確認を受け取ることができるので、これに対する
返答を制御することによって、いつ誰に新アドレス２４
を公開するかを決定することができる。

【０１４２】（３）従来、ホームページのＵＲＬの移転
情報１５を第三者に案内するためには、旧ホームページ
上で新ホームページのＵＲＬ（新アドレス２４）を告知
する必要がある。このため、旧ホームページのドメイン
名やインターネットサービスプロバイダとの契約を維持
しなければならず、移転情報１５を案内している間のコ
ストがかかってしまうという問題がある。

【０１４３】これに対して、上記一実施形態によれば、
アドレス照会システム１で、新ホームページのＵＲＬ
（新アドレス２４）の照会を提供できるから、旧ホーム
ページのドメインサーバ若しくはインターネットサービ
スプロバイダとの契約を維持しておく必要がない。この
ため、移転者３にとってサーバの管理が容易になると共
に、サーバ維持コストの軽減を図ることができる。

【０１４４】（４）電話番号や郵便住所の移転情報１５
を案内する場合、現行の電話局や郵便局のサービスでは
期間的な制限がある。すなわち、日本においては、新ア
ドレス２４の通知期間は、移転者３が電話局や郵便局に
その旨の依頼を行ってから、３ヵ月間若しくは１年間で
あり、その期間を延長する場合には、再び依頼を行う必
要がある。

【０１４５】これに対して、上記一実施形態によれば、
電話局や郵便局等のサービスに関わらず、新アドレス２
４を公開することが可能になる。

【０１４６】（５）郵便の場合、前述したように、差出
人に新住所を公開するためには、新住所に対して届けら
れた郵便物の差出人に対して、改めて自分から新住所を
連絡しなければならない。

【０１４７】これに対して、上記一実施形態によれば、
郵便の受取人の代わりに新郵便住所（新アドレス２４）
の照会に対応できるので、このような不具合は解消され
る。

【０１４８】（６）一方、大部分の民間サービスによる
輸送では、全ての運送会社に転送依頼を出すことは非現
実的であり、また、民間会社ではそのような依頼を受け
付けないものもある。

【０１４９】これに対して、このアドレス照会システム
１を利用すれば、移転者３の新アドレス２４を把握した
上で、民間輸送業者を利用することができるから、輸送
に係る荷物等を確実に届けることが可能になる。

【０１５０】（７）また、アドレスは、何らかの理由に
より、その使用自体を中止する場合もある。すなわち、
例えば、電話番号は移転することなく、その利用自体を
中止することもある。この場合、従来のサービスでは、
同一種類のアドレスしか取り扱わないため、電話番号し
か知らない者は、移転者３のその他のアドレスを知るこ
とができないということがある。

【０１５１】これに対して、この実施形態によれば、公
開ルール２５を設定することによって、電子メールアド
レス（旧アドレス２３）に基づいて、新電話番号（新ア
ドレス２４）を検索すること等、異なる種別間での新ア
ドレス２４の照会を行える。このことによって、上記不
具合は解消される。

【０１５２】なお、この発明は、上記一実施形態に限定
されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で種
々変形可能である。

【０１５３】例えば、新アドレス２４として新ホームペ
ージＵＲＬを照会する場合も、上記と同様の手順により
処理を実行することが可能であることは既に述べた。し
かしながら、ホームページの場合、一般に公開を目的に
していることから、移転先のＵＲＬを無条件に公開許諾
していることが多い。この場合に、前述の電子メールア
ドレスの場合と同様の手順を辿ることは面倒であること
も想定され、ホームページの趣旨にそぐわない場合があ
る。

【０１５４】これに対処するため、前記専用ソフトは、
ブラウザ８０がアクセス先不明を検出したことに基づい
て、前記照会通知作成部８４及び照会実行部８５が、照
会者５の確認を得ること無しに自動的に照会通知の作成
及び前記アドレス照会システム１への送信を行うように
しても良い。

【０１５５】そして、前記移転者検索部４９により新ア
ドレス２４（移転先ＵＲＬ）を発見したならば、前記公
開部５４若しくは前記移転先表示部８６は、前記照会者
端末６に対して、当該新アドレス２４に係るＷｅｂペー
ジを表示させるように指令を発するようにしても良い。

【０１５６】このように構成することにより、図３０に
示すように、照会者端末６上でブラウザ８０が目的のホ
ームページへのアクセス先不明を検出したことに基づい
て、自動的に移転先の新ホームページ１１６を表示させ
ることが可能になる。この場合、照会者５の注意を喚起
するために、アクセス先更新の記録を促す画面１１７を
合わせて表示することが好ましい。また、ブラウザ８０
によるアクセス先不明のエラー表示画面を表示させず
に、移転先の新ホームページ１１６を表示させるように
すればさらに好ましい。

【０１５７】また、上記一実施形態では、前記アドレス
照会システム１から移転者３への確認通知（図２３に１
０５で示す画面）は、図２２のステップＳ２７に示すよ
うに、応答パターン（２）を選択した場合（ステップＳ
２３）にのみ届けられるものであったが、これに限定さ
れるものではない。

【０１５８】例えば、応答パターン（１）または（３）
を選択している場合（ステップＳ２１、Ｓ２６）であっ
ても、照会者５から新アドレス２４の照会を受けた時点
で、いつ、どのアドレスに対して、どの様な照会者５か
ら、どのような案件でアドレス照会を受けたかの情報が
記載された一般的な通知として、移転者３に届けること
も可能である。また、この通知に移転者へのメッセージ
本文を含めることも可能である。

【０１５９】ただし、この場合には、応答パターン
（２）を選択した場合の通知上にのみ、照会者への新ア
ドレス公開可否のハイパーリンク（図２３に１１２〜１
１４で示すハイパーリンク）が存在し、この通知に表示
された照会者５の情報を参考にして、新アドレス公開可
否の対応を行えるようにすることが好ましい。

【０１６０】また、上記一実施形態では、登録者として
旧アドレス２３を新アドレス２４に移転した移転者３を
例に取り説明したが、この発明における登録者とはこの
ような移転者３に限定されるものではない。例えば、登
録者としては、自己の電子メールアドレス等のアドレス
を他人（照会者５）に公開するために単に登録する者で
あっても良い。さらに、上記一実施形態では、移転者３
の旧アドレス２３を基にその新アドレス２４を検索し、
公開するものであったが、これに限定されるものではな
い。旧アドレス２３以外の情報、例えば移転者３の何ら
かの属性情報を利用して新アドレス２４を検索するもの
であっても良い。

【０１６１】

【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、照会者から登録者の移転先の新アドレスの照会を受
けた場合に、前記登録者の意向に応じて自由度の高い対
応を行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】この発明の一実施形態の全体構成を示す概略
図。

【図２】移転者データベースの構成を示すブロック図。

【図３】照会者データベースの構成を示すブロック図。

【図４】アドレス照会システムを示す概略構成図。

【図５】移転者情報の登録工程を示すフローチャート。

【図６】移転者情報の登録を説明するためのインタフェ
ース画面例。

【図７】移転者情報の登録を説明するためのインタフェ
ース画面例。

【図８】移転者情報の登録を説明するためのインタフェ
ース画面例。

【図９】移転者情報の登録を説明するためのインタフェ
ース画面例。

【図１０】移転者情報の登録を説明するためのインタフ
ェース画面例。

【図１１】照会者情報の登録及び新アドレスの照会工程
を示す第１のフローチャート。

【図１２】照会者情報の登録を説明するためのインタフ
ェース画面例。

【図１３】照会者情報の登録を説明するためのインタフ
ェース画面例。

【図１４】照会者情報の登録を説明するためのインタフ
ェース画面例。

【図１５】照会者情報の登録を説明するためのインタフ
ェース画面例。

【図１６】照会用の専用ソフトをインストールした照会
者端末の構成を示すブロック図。

【図１７】照会者情報の登録及び新アドレスの照会工程
を示す第２のフローチャート。

【図１８】照会用の専用ソフトを利用した照会工程を説
明するためのインタフェース画面例。

【図１９】照会用の専用ソフトを利用した照会工程を説
明するためのインタフェース画面例。

【図２０】照会用の専用ソフトを利用した照会工程を説
明するためのインタフェース画面例。

【図２１】照会用の専用ソフトを利用した照会工程を説
明するためのインタフェース画面例。

【図２２】照会者情報の登録及び新アドレスの照会工程
を示す第３のフローチャート。

【図２３】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２４】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２５】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２６】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２７】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２８】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図２９】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図３０】この発明の他の実施形態を説明するためのイ
ンタフェース画面の例。

【図３１】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【図３２】アドレス照会システムによる照会動作を説明
するためのインタフェース画面例。

【符号の説明】

１…アドレス照会システム ２…インターネット網 ３…移転者（登録者） ４…移転者端末 ５…照会者 ６…照会者端末 １０…移転者データベース（アドレスデータベース） １１…照会者データベース １２…情報処理部 １４…移転者認証情報 １５…移転情報 １６…移転者属性情報 １７…アドレス公開条件（新アドレスの公開条件） １８…照会拒否リスト １９…確認通知の書式 ２０…移転者問い合わせ先アドレス ２１…移転者ＩＤ ２２…移転者パスワード ２３…旧アドレス ２４…新アドレス ２５…公開ルール ３３…移転者プロフィール情報 ３５…照会者認証情報 ３６…照会ログ ３７…照会者属性情報（照会者属性情報格納手段） ３８…照会者プロフィール情報 ３９…照会者問い合わせ先アドレス ４１…照会者ＩＤ ４２…照会者パスワード ４５…移転者認証部 ４６…移転者登録部 ４７…照会者認証部 ４８…照会者登録部（照会者属性情報登録手段） ４９…移転者検索部 ５０…移転者選択部 ５１…新アドレス公開可否判断部（公開可否判断手段） ５２…移転者確認部（確認手段、公開条件登録手段） ５３…照会プロセス監視部 ５４…公開部（アドレス公開手段） ５５…ＣＰＵ ５６…ＲＡＭ ５７…ＲＯＭ ５８…各種通信インタフェース ５９…バス ８０…ブラウザ ８１…メーラ ８２…メールアカウント設定部 ８３…起動部 ８４…照会通知作成部（照会指示手段） ８５…照会実行部（照会指示手段） ８６…移転先表示部（移転先ホームページ表示手段） ８７…起動条件格納部 ８８…照会者認証情報格納部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−285136（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−74931（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−290259（ＪＰ，Ａ) 特開2001−5833（ＪＰ，Ａ) 特開2001−67323（ＪＰ，Ａ) 特開 平11−163924（ＪＰ，Ａ) 特開 平10−91512（ＪＰ，Ａ) 特開2000−200227（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) G06F 17/30 G06F 12/00 G06F 13/00 G06F 15/00 330 G06F 12/14 H04L 12/58 ＪＩＣＳＴファイル（ＪＯＩＳ)

Claims (41)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 インターネットを介して、移転者の旧ア
   ドレスに応じた新アドレスを照会者に通知するシステム
   において、 前記旧アドレスと前記新アドレスと前記移転者に新アド
   レスの公開の可否を判断させる条件を設定することが可
   能なアドレス公開条件とが少なくとも関連付けて格納さ
   れているデータベースと、 前記照会者から前記旧アドレスを含む照会が通知された
   とき、前記旧アドレスに対応する前記新アドレス及び前
   記アドレス公開条件を前記データベースから検索する手
   段と、 前記検索されたアドレス公開条件に前記設定された条件
   が含まれていたときに、前記移転者に新アドレスの公開
   の可否を問い合わせる手段と、 前記移転者が新アドレスの公開を許可したときに、前記
   照会者に前記新アドレスを通知する手段とを具備するこ
   とを特徴とするアドレス照会システム。
2. 【請求項２】 請求項１に記載のアドレス照会システム
   において、 前記データベースには、特定の照会者に対して新アドレ
   スの照会を拒否するリストが含まれ、 前記リストに含まれた照会者に対しては照会を拒否する
   手段を具備することを特徴とするアドレス照会システ
   ム。
3. 【請求項３】 請求項１に記載のアドレス照会システム
   において、 前記データベースには、複数の前記旧アドレスと１つの
   新アドレスとが関連付けて格納されていることを特徴と
   するアドレス照会システム。
4. 【請求項４】 請求項３に記載のアドレス照会システム
   において、 前記データベースには、複数の前記旧アドレス毎に前記
   アドレス公開条件を設定可能であることを特徴とするア
   ドレス照会システム。
5. 【請求項５】 請求項１に記載のアドレス照会システム
   において、 前記旧アドレス及び前記新アドレスは、それぞれ、電子
   メールアドレス、ホームページアドレス、電話番号、住
   所及び居所のうち少なくとも１つの種別を含むことを特
   徴とするアドレス照会システム。
6. 【請求項６】 請求項５に記載のアドレス照会システム
   において、 前記照会者から通知された照会に含まれる前記旧アドレ
   スの種別に応じて、所定の種別の前記新アドレスを照会
   者に通知する手段を具備することを特徴とするアドレス
   照会システム。
7. 【請求項７】 請求項１に記載のアドレス照会システム
   において、 前記照会者から通知される照会には、前記照会者から前
   記移転者に通知する本文が含まれ、 前記移転者の選択に応じて、前記移転者に新アドレスの
   公開の可否を問い合わせる際に前記本文も含めて送る手
   段を具備することを特徴とするアドレス照会システム。
8. 【請求項８】 アドレスを照会するためのシステムであ
   って、 登録者が自己のアドレスを登録するアドレスデータベー
   スで、このデータベースには、前記登録者のアドレスを
   知りたい照会者へのアドレスの公開条件が関連付けて格
   納されているアドレスデータベースと、照会者から、前記登録者のアドレスに関する問い合わせ
   があった場合に、前記アドレスデータベースに当該アド
   レスが存在するかどうかを検索し、存在しない場合には
   そのことを照会者に通知する手段と、 前記アドレスデータベースに当該アドレスが存在する場
   合には、前記照会者にアドレスを公開するかを前記登録
   者に確認する条件を含んだ 前記アドレスの公開条件に基
   づいて、この照会者へアドレスを公開するかを判断する
   公開可否判断手段と、 この公開可否判断手段により、公開可の判断がなされた
   ならば、前記照会者に登録者のアドレスを公開するアド
   レス公開手段とを有することを特徴とするシステム。
9. 【請求項９】 請求項８記載のシステムにおいて、 前記アドレスデータベースは、登録者の１または２以上
   の旧アドレスも格納するものであり、 前記公開可否判断手段は、前記照会者から、前記登録者
   のアドレスに関する問い合わせとしてこの登録者の旧ア
   ドレスを受け取り、この旧アドレスで前記アドレスデー
   タベースを検索することで、前記登録者のアドレスの公
   開条件を取得するものであることを特徴とするシステ
   ム。
10. 【請求項１０】 請求項９記載のシステムにおいて、 前記アドレスデータベースは、前記登録者の属性情報も
    格納するものであり、 前記公開可否判断手段は、前記旧アドレスに関して、複
    数の登録者が検索された場合には、前記照会者に、前記
    複数の登録者の属性情報の少なくとも一部を提示して、
    アドレスの照会を行う登録者を選択させるものであるこ
    とを特徴とするシステム。
11. 【請求項１１】 請求項８記載のシステムにおいて、 前記公開条件は、 アドレスを公開する若しくは公開しない相手先に関する
    情報を含むものであり、 前記公開可否判断手段は、前記アドレスを照会する照会
    者が、前記公開条件中の相手先に登録されていない場合
    には、当該照会者にアドレスを公開するかを前記登録者
    に確認する確認手段を有することを特徴とするシステ
    ム。
12. 【請求項１２】 請求項１１記載のシステムにおいて、 前記アドレスを公開する若しくは公開しない相手先に関
    する情報には、前記照会者全員若しくはその一部にのみ
    アドレスを公開する若しくは公開しない情報を含むこと
    を特徴とするシステム。
13. 【請求項１３】 請求項１１記載のシステムにおいて、 前記確認手段は、前記確認の際に、前記登録者に当該照
    会者の属性情報を通知するものであることを特徴とする
    システム。
14. 【請求項１４】 請求項１３記載のシステムにおいて、 前記属性情報は、当該照会者のプロフィールを含むもの
    であることを特徴とするシステム。
15. 【請求項１５】 請求項１３記載のシステムにおいて、 前記照会者の属性情報を予め格納する照会者属性情報格
    納手段と、 前記照会者の属性情報が前記照会者属性情報格納手段に
    よって格納されていない場合には、前記照会者から属性
    情報の登録を受け付ける照会者属性情報登録手段とをさ
    らに有することを特徴とするシステム。
16. 【請求項１６】 請求項１１記載のシステムにおいて、 前記照会者から受け取った登録者への用件の一部若しく
    は全部を前記登録者に通知することを許容するものであ
    ることを特徴とするシステム。
17. 【請求項１７】 請求項１１記載のシステムにおいて、 前記確認手段は、前記登録者から確認結果を受け取り、
    当該照会者をアドレスを公開する若しくは公開しない相
    手先として、前記公開条件に登録する公開条件登録手段
    を有するものであることを特徴とするシステム。
18. 【請求項１８】 請求項１１記載のシステムにおいて、 前記公開可否判断手段は、登録者から、所定期限内に前
    記確認手段による確認に対する応答が得られない場合に
    は、前記アドレスを前記照会者に公開することを拒否す
    るものであることを特徴とするシステム。
19. 【請求項１９】 請求項８記載のシステムにおいて、 照会者からアドレスの照会があったことを前記登録者に
    通知する手段を有することを特徴とするシステム。
20. 【請求項２０】 請求項８記載のシステムにおいて、 前記アドレスは、電子メールアドレスであることを特徴
    とするシステム。
21. 【請求項２１】 請求項８記載のシステムにおいて、 前記アドレスは、ホームページアドレスであることを特
    徴とするシステム。
22. 【請求項２２】 請求項８記載のシステムにおいて、 前記アドレスは、電話番号若しくは住所／居所であるこ
    とを特徴とするシステム。
23. 【請求項２３】 コンピュータシステムに対して、請求
    項８記載のアドレスを照会するためのシステムに対する
    アドレス照会を行う指示を与えるためのコンピュータソ
    フトウエアを記録した記憶媒体であって、 電子メールが宛先不明で返送されたことに基づいて起動
    され、前記コンピュータシステムに対して、当該電子メ
    ールの相手先の電子メールアドレスを前記アドレスを照
    会するためのシステムに照会する指示を与える照会指示
    手段としてコンピュータシステムを機能させるコンピュ
    ータソフトウエアが記録されたことを特徴とする記憶媒
    体。
24. 【請求項２４】 コンピュータシステムに対して、請求
    項８記載のアドレスを照会するためのシステムに対する
    アドレス照会を行う指示を与えるためのコンピュータソ
    フトウエアを記録した記憶媒体であって、 ホームページの表示が宛先不明で行えなかったことに基
    づいて起動され、前記コンピュータシステムに対して、
    当該ホームページのアドレスを前記アドレスを照会する
    ためのシステムに照会する指示を与える照会指示手段と
    してコンピュータシステムを機能させるコンピュータソ
    フトウエアが記録されたことを特徴とする記憶媒体。
25. 【請求項２５】 請求項２４記載の記憶媒体において、 さらに、前記アドレスを照会するためのシステムから、
    前記アドレスが公開されたことに基づいて、このアドレ
    スに係るホームページを表示するための指令を前記コン
    ピュータシステムに与えるホームページ表示手段として
    コンピュータシステムを機能させるコンピュータソフト
    ウエアが記録されたことを特徴とする記憶媒体。
26. 【請求項２６】 登録者のアドレスを照会するための方
    法であって、 照会者から、登録者のアドレスの照会を受け付ける照会
    受付工程と、 前記登録者がアドレスのデータベースに登録されている
    かを判断する登録判断工程と、前記登録者がアドレスのデータベースに登録されていな
    い場合に、そのことを照会者に通知する工程と、 前記登録者がアドレスのデータベースに登録されている
    場合に、前記照会者にアドレスを公開するかを前記登録
    者に確認する条件を含んだアドレスの公開条件に基づい
    て、この照会者へのアドレスの公開可否を判断する公開
    可否判断工程と、この公開可否判断工程によって、公開
    可の判断がなされたならば、前記照会者に登録者のアド
    レスを公開するアドレス公開工程とを有することを特徴
    とする方法。
27. 【請求項２７】 請求項２６記載の方法において、 前記登録判断工程は、前記登録者の旧アドレスで前記デ
    ータベースを検索することで、前記登録者が登録されて
    いるかを判断するものであることを特徴とする方法。
28. 【請求項２８】 請求項２７記載の方法において、 前記登録判断工程は、前記登録者の旧アドレスが、前記
    データベース中に、複数の登録者について登録されてい
    る場合、前記照会者にアドレスの照会を行う登録者を選
    択させる工程を含むことを特徴とする方法。
29. 【請求項２９】 請求項２６記載の方法において、 前記公開条件は、 アドレスを公開する若しくは公開しない相手先に関する
    情報を含むものであり、 前記公開可否判断工程は、前記アドレスを照会する照会
    者が、前記公開条件中の相手先に登録されていない場合
    には、当該照会者にアドレスを公開するかを前記登録者
    に確認する確認工程を有することを特徴とする方法。
30. 【請求項３０】 請求項２９記載の方法において、 前記確認工程は、前記確認の際に、前記登録者に当該照
    会者の属性情報を通知するものであることを特徴とする
    方法。
31. 【請求項３１】 請求項３０記載の方法において、 前記属性情報は、当該照会者のプロフィールを含むもの
    であることを特徴とする方法。
32. 【請求項３２】 請求項２６記載の方法において、 前記照会者の属性情報を予め受け付けて格納する照会者
    属性情報格納工程を有することを特徴とする方法。
33. 【請求項３３】 請求項２９記載の方法において、 前記確認工程は、 前記照会者から受け取った登録者への用件の一部若しく
    は全部を前記登録者に通知することを許容するものであ
    ることを特徴とする方法。
34. 【請求項３４】 請求項２９記載の方法において、 前記確認工程は、前記登録者から確認結果を受け取り、
    当該照会者をアドレスを公開する若しくは公開しない相
    手先として、前記公開条件に登録する公開条件登録工程
    を有するものであることを特徴とする方法。
35. 【請求項３５】 請求項２９記載の方法において、 前記公開可否判断工程は、前記登録者から、所定期限内
    に前記確認手段による確認に対する応答が得られない場
    合には、前記アドレスを照会者に公開することを拒否す
    るものであることを特徴とする方法。
36. 【請求項３６】 請求項２６記載の方法において、 照会者からアドレスの照会があったことを前記登録者に
    通知する工程を有することを特徴とする方法。
37. 【請求項３７】 請求項２６記載の方法において、 前記アドレスは、電子メールアドレスであることを特徴
    とする方法。
38. 【請求項３８】 請求項２６記載の方法において、 前記アドレスは、ホームページアドレスであることを特
    徴とする方法。
39. 【請求項３９】 請求項２６記載の方法において、 前記アドレスは、電話番号若しくは住所／居所であるこ
    とを特徴とする方法。
40. 【請求項４０】 請求項３７記載の方法において、 照会者が前記登録者に発信した電子メールが宛先不明で
    返送されたことに基づいて、当該アドレスの照会を行う
    工程を含むことを特徴とする方法。
41. 【請求項４１】 請求項３８記載の方法において、 照会者が前記登録者に発信したホームページの表示要求
    が宛先不明で拒否されたことに基づいて、当該登録者の
    ホームページのアドレスの照会を行う工程を含むことを
    特徴とする方法。