JP3266414B2 - はんだ供給法 - Google Patents

はんだ供給法

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JP3266414B2
JP3266414B2 JP09532294A JP9532294A JP3266414B2 JP 3266414 B2 JP3266414 B2 JP 3266414B2 JP 09532294 A JP09532294 A JP 09532294A JP 9532294 A JP9532294 A JP 9532294A JP 3266414 B2 JP3266414 B2 JP 3266414B2
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光平 村上
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/3457Solder materials or compositions; Methods of application thereof

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子部品をプリント
基板にはんだ付けする際のはんだ供給法であり、特にB
GA(Ball Grid Array)等の電子部品の有するボール
バンプを形成するためのはんだ供給法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品を高密度に実装する場合、電極
として基板平面にボールバンプを形成する電子部品が用
いられてきた。例えば図13はBGAのパッケージ部品
の斜視図を示す。4はBGA基板、4aはLSI等の電
子部品の封止された封止樹脂、5はBGA基板のパッ
ド、6はBGAの電極となるボールバンプである。基板
4に2次元平面上にボールバンプ6を配置し、このボー
ルバンプ6の配置された側を、例えば別の基板に実装さ
れる。
【0003】このようにパッド上にボールバンプを形成
する方法として、ボールセット法やはんだ印刷法が知ら
れている。図14はボールセット法によるボールバンプ
の形成工程図を示す。1ははんだ粒子、2ははんだ粒子
1を真空吸着して運搬する真空チャック、3はフラック
スで、例えばタムラ化研RMー26(RMタイプ)のも
の、その他の符号は図13と同一である。図14(a)
に示すように、はんだ粒子1を一個ずつ真空チャック2
を用いて真空吸着して、(b)のように、フラックス3
が塗布されたBGA基板4上のパッドの上に搭載する。
その後、はんだを加熱して溶融させることによりボール
バンプ6を形成する(c)。
【0004】また図15は、はんだ印刷法によるボール
バンプの形成工程図を示す。7は印刷マスク、8はスキ
ージ、9ははんだを含有したソルダーペースト、10は
印刷マスクの開口部で、ボールバンプの形成されるパッ
ドに対応した箇所を開口してある。その他の符号は上記
と同一である。図15(a)で、パッド5と開口部10
とを一致させるように印刷マスク7をBGA基板4上に
載せて、密着させる(b)。(c)のように、スキージ
8を用いてソルダーペースト9を開口部に充填する。そ
の後(d)のように印刷マスク7をBGA基板4からは
ずし、ソルダーペースト内のはんだを加熱し、溶融させ
ることで、ボールバンプ6が形成される(e)。
【0005】また、図16に特開平2ー201996号
公報に掲載のはんだ供給法を示す。図(a)〜(c)は
図15のものと同様である。ソルダーペーストをマスク
(公報ではメタルスクリーン)の開口部に充填した後、
そのままにしてソルダーペーストをリフローする
(d)。例えば共晶はんだを使用する場合、150℃で
3分、210℃で1分加熱する。そして、(e)のよう
に冷却後にマスクをはずしてボールバンプ6を形成す
る。
【0006】ソルダーペーストは、はんだ粒子と樹脂
(ロジン等)とを溶剤(イソプロピルアルコール等)中
に混合したもので、このソルダーペーストを加熱するこ
とでそれ自身収縮する。そしてマスクの開口部に充填さ
れたソルダーペーストはこの収縮により開口部の壁面か
ら離れ、開口部に残ることなくはんだの転写量は図15
の方法に比べ増加する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ボール
セット法(図14の方法)によるはんだ供給法では、ボ
ールバンプの数が増加するとその数に比例してボールセ
ットに費やす時間が増加する。そのため、ASIC等の
I/O数の多いBGAの場合、生産性が著しく低下す
る。また、真空チャックにとりはんだ粒子を装着するた
め、ボールバンプ間にある程度の間隔が必要で、高密度
なボールバンプの形成は困難である。
【0008】また、はんだ印刷法(図15の方法)によ
るはんだ供給法では、ボールセット法に比べ生産性は優
るが、(d)のように転写されるはんだ量にばらつきが
生じ、その結果、(e)のように、ボールバンプ6に高
さが不十分でばらつきが大きくなる。よってボールバン
プ形成に必要な量のはんだを転写しようとすると、でき
るだけ開口部の厚さを大きくしてより多くのはんだを開
口部に充填できるようにする。しかし開口部の開口部分
の長さ(例えば、開口部分が矩型なら最短の辺の長さ、
円型ならその直径)に対し、開口部の厚さが大きくなる
につれて、はんだ転写率が悪くなる。また、逆にはんだ
の転写量を増やすために開口面積を大きくすると、はん
だ溶融時に隣接するパッド上のバンプ同志がつながって
しまう恐れがある。
【0009】図15(f)はこのはんだ印刷法によるボ
ールバンプ形成時のバンプ高さの分布を示す図である。
パッド間隔が1mmピッチのBGAの場合、JEDEC
規格では高さ0.5mm、直径0.6mm(いずれも許
容誤差範囲は±0.1mm)のバンプが必要となってお
り、このJEDEC規格を満たすボールバンプを形成す
ることは極めて困難であることがわかる。
【0010】また、図17はLSI部品、例えばQFP
(Quad-Flat-Package)をはんだが供給されたパッドの
接続させる工程図であるが、(a)のように、図15と
同じ方法ではんだを供給し、はんだ転写量の不足により
バンプの高さにばらつきが生じた場合、(b)のよう
に、パッド5上のQFP12を搭載した後に、加熱する
ことにより、QFP12を接続する(c)。このバンプ
高さのばらつきにより接続部分に未はんだ不良20が生
じたり、接続されても接合強度不足が生じる。はんだの
転写量不足を補うため開口部を大きくしすぎると、加熱
時に隣合うはんだがつながってブリッジ不良が発生す
る。
【0011】さらに図16の方法では、はんだの転写率
を増加させることができるが以下の問題点が生じた。 (1)印刷マスクのパッドに対する位置ずれが生じた場
合、供給されるはんだの位置ずれがそのまま発生してい
た。例えば図18はバンプの位置ずれの様子を示した断
面図で、この印刷マスクの位置ずれによりバンプ6も位
置ずれして形成される。 (2)はんだが印刷マスクの開口部の内面形状に影響さ
れるため、冷却後の形成されるボールバンプの形状・高
さが不安定であった。 (3)マスクを装着したままでソルダーペーストを溶融
・冷却することで、はんだ中にボイド(空隙)が発生し
ていた。 (4)印刷マスクを装着したままソルダーペーストをリ
フローすることでソルダーペースト中の溶剤が気化し、
はんだとパッドの間にもその気化した溶剤が発生し、図
15(d)のように、はんだがパッドに接合されない箇
所が生じる可能性があった。 (5)印刷マスクは、はんだがリフローするまで基板に
密着させておく必要があり、工程に要する時間が大き
く、生産性が悪く自動化が困難であった。
【0012】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、印刷マスクを用いてはんだを供給する
際、パッド上に安定したはんだ転写を行なうことのでき
るはんだ供給法を提供することを目的としたものであ
る。また、大きさ、形状のばらつきのないボールバンプ
を形成できる生産性の高いはんだ供給法を提供すること
を目的としたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明に係るはんだ供
給法は、マスクが有する開口部と基板上に形成されたパ
ッドとがほぼ一致するように、マスクを基板に配置する
工程、開口部にはんだペーストを充填させる工程、マス
クを基板に密着させたまま、ペースト中のはんだの融点
より低い温度でこのはんだペーストを加熱し、パッドに
はんだペーストを付着させる工程を含んだものである。
【0014】また、マスクが有する開口部と基板上に形
成されたパッドとがほぼ一致するように、マスクを基板
に配置する工程、開口部にはんだペーストを充填させる
工程、マスクを基板に密着させたまま、このはんだペー
ストを加熱し、パッドにはんだペーストを付着させる工
程、はんだが固着した状態でマスクを基板から除去した
後にはんだを溶融させる工程を含んだものである。
【0015】また、マスクが有する開口部と基板上に形
成されたパッドとがほぼ一致するように、マスクを基板
に配置する工程、開口部にはんだペーストを充填させる
工程、マスクを基板に密着させたまま、開口部のうちア
スペクト比(マスクの開口部の最短長さに対する開口部
の深さの比)が0.3以上に形成された開口部に充填さ
れたはんだペーストを加熱し、パッドにはんだペースト
を付着させる工程を含んだものである。
【0016】また、マスクが有する開口部と基板上に形
成されたパッドとがほぼ一致するように、マスクを基板
に配置する工程、開口部にはんだペーストを充填させる
工程、マスクを基板に密着させたまま、このはんだペー
ストを加熱し、パッドにはんだペーストを付着させる工
程、このはんだが溶融した状態でマスクを基板から除去
する工程を含んだものである。
【0017】また、第一のマスクが有する開口部を基板
上に形成されたパッドとがほぼ一致するように、第一の
マスクを基板に配置する工程、さらに第二のマスクが有
する開口部と第一のマスクの開口部とがほぼ一致するよ
うに、第二のマスクを第一のマスクに配置する工程、第
一と第二のマスクの開口部にはんだペーストを充填する
工程、第二のマスクを第一のマスクから取り除き、第一
のマスクを基板に密着させたまま、はんだペーストを加
熱し、パッドにはんだペーストを付着させる工程を含ん
だものである。
【0018】また、少なくともマスクの開口部の表面が
フッ素樹脂で被覆されているものである。
【0019】また、開口部に充填されたはんだペースト
に加熱用ビーム照射することにより、はんだペーストを
加熱するようにしたものである。
【0020】
【作用】このように構成されたはんだ供給法によると、
はんだペースト中にはんだの融点以下でマスクの開口部
に充填されたはんだペーストを加熱するので、はんだは
溶融せず、はんだペースト中の樹脂が溶融して凝集する
とともに、パッドとはんだとを密着させ、かつ溶剤の気
化する量を抑制しながら、開口部に充填されたはんだペ
ーストはパッド上に転写される。
【0021】また、マスクの開口部に充填されたはんだ
ペーストを加熱し、パッドにはんだペーストを付着さ
せ、そのはんだが固着した状態でマスクを基板から除去
し、その後はんだを溶融させるので、パッドに付着した
はんだペーストの位置ずれは修正され、かつはんだ中の
ボイドが解消される。
【0022】また、アスペクト比が0.3以上の開口部
に充填されたはんだペーストを加熱するので、開口部か
ら転写されにくいはんだペーストを加熱してパッドに付
着させることができる。
【0023】また、はんだが溶融した状態でマスクを基
板から除去するので、パッドに付着したはんだペースト
の位置ずれは修正され、かつはんだ中のボイドは解消さ
れる。
【0024】また、開口部がほぼ一致するように、第一
のマスクに第二のマスクを配置し、開口部にはんだペー
ストを充填させ、第二のマスクを第一のマスクから取り
外して第一のマスクを基板に密着させたままはんだペー
ストを加熱するので、はんだペーストを印刷するための
マスクと、基板に密着させたまま加熱するマスクとは別
体となり、はんだを開口部に充填して印刷する工程とマ
スクを基板に密着させたまま加熱する工程が同時に行な
われる。
【0025】また、少なくともマスクの開口部の表面は
フッ素樹脂で被覆されるので、開口部表面とはんだとの
はじきが良好になる。
【0026】また、開口部に充填されたはんだペースト
に加熱用ビーム照射することにより加熱するようにした
ので、マスク部分は加熱されず、マスクの温度上昇を抑
えられる。
【0027】
【実施例】
実施例1.以下、本発明の一実施例を示す。図1は本実
施例によるはんだ供給方法およびボールバンプ形成方法
の工程図を示す。図において、4はBGA基板、5はB
GA基板上のCuパッド、6はボールバンプ、7は印刷
マスク、8はスキージ、9はソルダーペーストで、通常
はんだと樹脂(例えばロジン)とを溶剤(イソプロピル
アルコール等の有機アルコール)中に混合させたもので
ある。10は印刷マスク7においてパッド5の位置に対
応した箇所を開口した開口部で、少なくともパッド5の
面積より大きく開口してある。16はホットプレートで
ある。
【0028】次いで、はんだの供給法およびボールバン
プ形成法について説明する。図1(a)に示すように、
印刷マスク7をBGA基板4に形成されたCuパッド5
(直径0.5mm)に開口部10がほぼ一致するように
位置合わせして、(b)のように、印刷マスク7と基板
4を密着させる。(c)のように、スキージ8を用いて
ソルダーペースト9を開口部10に充填する。印刷マス
ク7は、厚さ0.6mmのSUS製で、直径0.65m
mの円形の開口部10が形成されている。次いで、
(d)で、印刷マスク7をBGA基板4に密着させたま
まホットプレート16に靜置し、加熱する。加熱ではソ
ルダーペースト9内のはんだの融点より低い温度で行な
う。例えば共晶はんだ(融点183℃)を用いる場合に
は170℃で3分加熱する。冷却後に(e)に示すよう
に、印刷マスク7をはずすことによりソルダーペースト
9はパッド5に転写され、付着する。さらにこの転写さ
れたソルダーペースト9を溶融(210℃で1分間加熱
する)してボールバンプ6を形成する(f)。
【0029】図2は、図1(e)においてパッドに転写
されたソルダーペーストの外観図である。図1(d)
で、開口部に充填されたソルダーペーストを含有するは
んだの融点以下で加熱することで、はんだは溶融せずに
ソルダーペースト内の樹脂(ロジン)が溶融して開口部
に充填されたソルダーペーストを収縮させるとともに、
溶融した樹脂がパッドとソルダーペーストとを接合させ
る。よってソルダーペーストはマスクの開口部の内部に
残らすに、開口部の形状のそのままが転写される。図で
は円筒状の開口部に対し、円筒状のソルダーペーストが
転写される。また、はんだ融点以下の余熱加熱するので
ソルダーペーストの溶剤の気化量はかなり減少するの
で、パッドとソルダーペーストとの間に溶剤の気泡は生
じなくなり、パッドとソルダーペーストとの接合不良は
生じなくなる。このように、はんだをリフローしなくて
もはんだ融点以下でもソルダーペーストとパッドは接合
するので、加熱時間を短縮することができ、生産性が向
上する。
【0030】さらに、開口部のパッドと対面する側の開
口面積をその反対側の開口面積より大きくなるように印
刷マスクを設計する(図3(a)にそのマスクの断面図
を示す)ことによりパッドとソルダーペーストとを接合
しやすくことができる。また、ソルダーペースト中のは
んだ粒子より小さい切りかき(溝)を、印刷マスクの基
板に密着する側に形成する。図3(b)のようにマスク
表面に切りかき13を形成する。この切りかきにソルダ
ーペースト中の溶剤を逃がすことができ、気化した溶剤
がパッドとソルダーペーストの間に蓄積しないようにし
て、パッドとソルダーペーストとの接合を助長すること
ができる。
【0031】図4は、図1(f)で再加熱することによ
り形成されたボールバンプの高さの分布を示した図であ
る(本図はパッド間隔が1mmピッチの場合である)。
また、同じ印刷マスクを使って、ソルダーペーストを開
口部に充填した後リフローさせる従来のボールバンプ形
成法によるボールバンプの高さ分布も併せて示す。従来
のマスク密着リフローによる方法よりも高く、かつその
高さのばらつきも少ないボールバンプが形成することが
できる。JEDEC規格(パッド間隔1mmピッチの場
合、高さ0.5mm、直径0.6mm、誤差±0.1m
m)も十分満たしたものである。
【0032】また、図5(a)は前述図15の従来方法
で形成されたボールバンプの断面図で、(b)は本実施
例により形成されたボールバンプの断面図である。マス
クの開口部とパッドの位置がずれていた時、ソルダーペ
ーストもパッドからずれて転写される。そのような場
合、従来方法では(a)に示すようにそのまま位置ずれ
してボールバンプが形成される。しかし本実施例のよう
に、マスクを基板に密着したままはんだ融点以下で加熱
し、その後マスクをはずしてはんだを溶融することによ
り、仮にマスクの開口部とパッドの位置がずれていて
も、再加熱により位置ずれが修正され、うまくパッド上
にボールバンプが形成される(b)。また、ボールバン
プ中のボイド6aも本実施例の方法により解消される。
【0033】なお、本実施例では、SUS製の印刷マス
クを用いたが、マスク素材としてアルミニウム、ニッケ
ル、セラミック、フッ素樹脂等のはんだぬれしにくい素
材を用いるのも有効である。またマスクにインバー等の
熱膨張率の小さい素材を用いることで、加熱することに
よりマスクの熱膨張を抑え、位置ずれを防ぐ。
【0034】また加熱方法としてホットプレートを用い
たが、ハロゲンランプ、キセノンランプ、炭酸ガスレー
ザ等を用いると、加熱に要する時間を短縮することで
き、マスクの反りを抑えることができる。また、レーザ
を用いてビーム照射して加熱する場合、レーザを絞って
開口部より小さい部分に照射することで、マスクが加熱
されることを極力抑え、マスクの熱膨張、反りによる位
置ずれを防ぐ。
【0035】はんだ供給にはソルダーペーストを用いた
が、CuペーストやAgペーストをはじめとして、導電
性があり、マスクの開口部へ充填後、加熱することによ
り印刷可能である素材を用いてもよい。
【0036】実施例2.図6は本実施例におけるはんだ
供給法およびボールバンプ形成法の工程図を示す。図に
おいて、符号は実施例1と同一で、マスク7は、例えば
厚さ0.6mmを有し、その開口部10は、対応するパ
ッド(直径0.5mmの円形)に対し直径0.65mm
の円形をなしている。ボールバンプ形成法について説明
する。図6(a)〜(c)は実施例1と同じ工程であ
る。次いで、(d)に示すように印刷マスク7をBGA
基板4に密着させたままホットプレート16上に靜置
し、ソルダーペースト中のはんだ融点以上で加熱してリ
フローする。共晶はんだ(融点183℃)を用いた場
合、150℃で3分、210℃で1分加熱する。冷却
後、(e)に示すように印刷マスク7をはずしてボール
バンプ6を形成する。
【0037】図7は、はんだを印刷マスクに印刷し、加
熱せずにそのまま印刷マスクを基板からはずしてはんだ
をパッドに転写させた場合において、種々のアスペクト
比(開口部の最小の長さに対する開口部の厚さ)の開口
部に対する転写率を示したデータ図である。ここで転写
率とは、開口部の体積に対する転写されたはんだの容積
を表わす。また、印刷マスクにはSUS製マスクを使用
した。図のように、アスペクト比が0.3以上になる
と、著しく転写率が減少する。しかし、図6の工程
(d)のようにアスペクト比が0.3以上の開口部に充
填されたソルダーペーストを加熱することで、ほぼ10
0%の転写率ではんだがパッドに転写された(図7には
図示せず)。図6ではアスペクト比0.92(=0.6
mm/0.65mm)の開口部が使用され、加熱により
ソルダーペーストがうまく転写される。一方、アスペク
ト比0.3未満では加熱なしでも転写される。
【0038】図8は、図6のように開口部に充填された
ソルダーペーストを加熱し、冷却後に印刷マスクをはず
すことによりボールバンプを形成した際、種々のアスペ
クト比を有する開口部に対するボールバンプ形成の割合
を示したデータ図である。ここでボールバンプ形成の割
合とは、あるアスペクト比を有する開口部により形成さ
れたボールバンプの個数に対する、JEDEC規格を満
足するボールバンプの個数の比を表わす。また、印刷マ
スクにはSUS製マスクを使用した。はんだを開口部に
充填させた後に印刷マスクをはずし、その後に加熱して
ボールバンプを形成する従来の方法によると、アスペク
ト比0.3以上の開口部を用いるとほぼその割合はほぼ
ゼロであった(図8には図示せず)。しかし、本実施例
の方法(図6の方法)によると、ボールバンプ形成の割
合はかなり改善された。しかし、アスペクト比が1.0
以上になると、形成されるバンプの割合が著しく小さく
なる。マスクの素材をフッ素樹脂にすることで改善され
るが、アスペクト比が2.0以上になると再びボールバ
ンプ形成の割合が小さくなる。以上のように、ボールバ
ンプを形成するための印刷マスクの開口部としてはアス
ペクト比は最大2.0のものがよく、特に本実施例の方
法によると、0.3以上2.0以下のアスペクト比の開
口部を持つマスクが好ましい。
【0039】図9はボールバンプを形成し、ボールバン
プの形成された基板にLSI部品を実装する工程図を示
す。7は厚さ0.15mmのSUS製印刷マスク、12
a、12bはLSI部品でQFPである。QFP12
a、12bはそれぞれ0.3mmピッチ、0.65mm
ピッチの電極を有している。15はソルダーペストを加
熱するハロゲン光ビームである。また、10cはQFP
12aに対応した印刷マスク7に形成された開口部で、
開口部分は0.15mm×1.2mmの矩形をなす。一
方、10dはQFP12bに対応した印刷マスク7に形
成された開口部で、開口部分は0.55mm×1.5m
mの矩形をなす。図9(a)でパッド5と開口部10
c、10dを位置合わせしながら印刷マスク7を基板4
に密着させる。(b)でスキージ8を用いて開口部10
a、10bにソルダーペースト9を充填させる。(c)
のように、開口部10cにハロゲン光ビーム15を照射
してソルダーペーストを加熱する(200℃で1分
間)。またはレーザを用いて、開口部に充填されたソル
ダーペーストのみにビーム照射する。(d)で印刷マス
ク7をはずす。さらに(e)のように、QFP12a、
12bを所定のパッドに搭載し、そのままリフロー炉に
てはんだ付けする。
【0040】開口部10cのアスペクト比は1.0で、
一方開口部10dのアスペクト比は0.27である。開
口部10dに充填されたソルダーペーストは加熱しなく
てもそのままパッド上に転写されるが、開口部10cの
ソルダーペーストは加熱しない場合には、ソルダーペー
ストの一部は開口部10cに残る。しかしこのように開
口部10cを加熱することによりすべてのソルダーペー
ストが転写される。このように転写されにくい開口部の
ソルダーペーストを選択的に加熱することで、確実でか
つ効率的なはんだの転写が可能となる。また、開口部全
部を加熱するよりも、選択的に加熱する方が加熱量を少
なくでき、加熱時間も短縮でき、よって生産性も向上す
る。図7に示すように、およそアスペクト比が0.3以
上の開口部のソルダーペーストを加熱することが好まし
い。また、所定量のはんだがパッドに印刷されない場
合、LSI部品等の電子部品を実装する際、形成される
バンプの高さにばらつきが生じ、接合不良をまねくおそ
れがあったが、上記の方法によると均一なはんだ転写が
可能なので、接合不良を防ぐことができる。
【0041】なお、本実施例では、はんだの融点以上に
加熱したが、実施例1のように融点以下の加熱でもかま
わない。
【0042】実施例3.実施例2の図6でソルダーペー
スト9を加熱し、冷却後に印刷マスク7をBGA基板4
からはずしたが、図6(d)で、印刷マスク7をBGA
基板4に密着させたままホットプレート16上で靜置
し、150℃で3分、210℃で1分加熱し、(e)で
はんだが溶融中に印刷マスク7をはずしてもよい。そし
てそのまま冷却してボールバンプ6を形成することがで
きる。この場合、はんだ溶融中に印刷マスク7をはずす
ので、パッド上に位置ずれしながらはんだが転写されて
も、溶融状態のはんだが、その表面張力により位置ずれ
を修正しながら、かつ球状になって、ボールバンプが形
成される。またボイドの発生も防ぐとともに、はんだが
凝固するまえに、マスクをはずすので、マスクの密着時
間が削減できるので、歩留まりや生産性の低下を抑えら
れる。
【0043】実施例4.図10は、本実施例の示すボー
ルバンプの形成法の工程図である。実施例2の図6
(e)でボールバンプ6の形成されたBGA基板4を再
加熱してボールバンプ6を溶融させる。図10(a)
で、BGA基板4上にフラックス3(タムラ化研RMー
26;RMタイプ)を塗布し(これはボールバンプの表
面に形成された酸化膜を溶かしやすくするためのもので
ある)、(b)のように、ホットプレート16上で21
0℃で1分加熱する。
【0044】実施例2の図6で形成されたボールバンプ
が位置ずれしてパッド上の形成されたとしても、上記の
ように再加熱することでこの位置ずれが修正される。ま
た、再加熱前の形状は、図10(a)のように、実際に
は図6(e)で形成されるボールバンプは球状とはなら
ず、印刷マスクの開口部の形状と類似した形状に形成さ
れる(例えば開口部が円柱状なら、形成されるバンプも
円柱となる)。この再加熱によりバンプ形状は真球に近
づけることができる。また図11は、複数のBGA基板
上に複数のボールバンプを形成する際、上記の再加熱前
と後との形成されるボールバンプの高さの分布を示すデ
ータ図である。ボールバンプの高さ(μm)に対し、形
成されるボールバンプの個体数で表わす。再加熱前では
ボールバンプ高さにばらつきが生じているが、再加熱に
より、高さのばらつきが小さくなっている(バンプ高さ
490〜499μm付近で形成されている)。また、同
時に図5(a)のような、はんだバンプ内にボイド6a
が発生しても、マスクをはずして再加熱するので、ボイ
ドが外に逃げてうまく解消される。
【0045】実施例5.図12は本実施例に示すはんだ
供給法およびボールバンプ形成法の工程図である。図に
おいて、7aは第一のマスクとなるテンプレート、7b
は第二のマスクとなる印刷マスク、10a、10bはそ
れぞれテンプレート7a、印刷マスク7bの開口部、1
4はテンプレート7aを基板に固定する固定用部材で、
例えば木ネジを用いる。その他の符号は実施例1と同一
である。
【0046】次いで、はんだの供給法とボールバンプ形
成法について説明する。図12(a)のように、パッド
5と開口部10aとが一致するように、予めテンプレー
ト7aを基板4に密着するように固定する。図では木ネ
ジ14を使って固定する。(b)のように、開口部10
aと開口部10bとが一致するように、テンプレート7
aに印刷マスク7bを密着させる。ここで、テンプレー
ト7aは厚さ0.5mmのSUS製で、直径0.65m
mの開口部を有する。一方印刷マスク7bは厚さ0.1
mmのSUS製で、直径0.65の開口部を有する。
(c)のようにスキージ8を用いてソルダーペースト9
を開口部10a、10bに充填する。その後(d)のよ
うに印刷マスク7bをはずし、(e)にように、ホット
プレート16上に靜置し、加熱する。融点183℃の共
晶はんだを使用した場合、150℃で3分、210℃で
1分加熱する。冷却後にテンプレート7aを取り除くこ
とによりボールバンプを形成する。
【0047】はんだ印刷を自動化する場合、ソルダーペ
ーストを供給するノズル(図示せず)スキージ8と印刷
マスク7bが一体となった印刷機を用いてはんだ印刷さ
れる。テンプレート7aがない場合、印刷機に備えた印
刷マスク7bを基板に密着させ、はんだを印刷した後に
加熱する。しかし加熱の間は印刷マスクを基板に密着し
続けなければならず、加熱の間他の基板へのはんだ印刷
にこの印刷機は使えない。従って生産性も良くない。し
かし本実施例のように基板に予めテンプレート7aを密
着させ、その後印刷マスク7bを有する印刷機でソルダ
ーペストを印刷すると、印刷機はソルダーペーストの印
刷時のみ基板に密着していればよく、加熱中は基板より
取り外され、テンプレート7aが基板に密着したままで
ある。印刷機は加熱時に他の基板に次々とはんだ印刷で
きる。よって印刷機を用いた自動化のためのプロセスが
用意となり、生産性が飛躍的に向上することができる。
またテンプレート7a上には余分なソルダーペーストが
残ることもなくなり、この余分なソルダーペーストが加
熱により基板のパッドに必要以上に供給されることもな
くなる。
【0048】本実施例ではテンプレートの固定に木ネジ
を用いたが、歯止めネジや荷重による密着も可能であ
る。また、加熱の際、実施例1のようにソルダーペスト
内にはんだの融点より低い温度でで加熱してパッドに付
着させてもよい。
【0049】実施例6.なお、実施例1ないし実施例5
で、印刷マスクとしてSUS製マスクを用いたが、SU
S製のマスクにフッ素樹脂を被覆させたものでもよい。
フッ素樹脂をコーティングすることにより、はんだのは
じきが良好になり、この印刷マスクからパッド上に転写
しやすくなる。また、図8で示したように、フッ素樹脂
コートを施した印刷マスクを用いてボールバンプを形成
した場合、SUS製のコーティングなしの場合よりボー
ルバンプ形成の割合が向上し、アスペクト比が1.0以
上の開口部を用いてもバンプ形成の不良の発生を抑える
ことができる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るは
んだ供給法によると、マスクの開口部にはんだペースト
を充填する工程と、マスクを基板に密着させたまま、は
んだペースト中のはんだ融点より低い温度ではんだペー
ストを加熱して、パッドにはんだペーストを付着させる
工程を含むので、加熱時のはんだペースト中の溶剤の気
化量を抑えることができ、基板のパッドとはんだペース
トとの間にその気泡が溜ることなく、パッド上への安定
したはんだ転写ができるという効果を奏する。
【0051】また、請求項2に係るはんだ供給法による
と、マスクの開口部に充填されたはんだペーストを加熱
し、パッドにはんだペーストを付着させ、そのはんだが
固着した状態でマスクを基板から除去し、その後はんだ
を溶融させるので、位置ずれやボイドのないはんだバン
プが形成され、歩留りを向上することができるという効
果を奏する。
【0052】また、請求項3に係るはんだ供給法による
と、マスクを基板に密着させたまま開口部のうちアスペ
クト比(マスクの開口部の最短長さに対する開口部の深
さの比)が0.3以上に形成された開口部に充填された
はんだペーストを加熱するので、転写されにく開口部に
充填されたはんだペーストを加熱することになり、パッ
ド上への安定したはんだ転写ができるという効果を奏す
る。
【0053】また、請求項4に係るはんだ供給法による
と、マスクを基板に密着させたままはんだペーストを加
熱し、はんだが溶融した状態でマスクを基板から除去す
るので、位置ずれやボイドのないはんだバンプが形成さ
れ、歩留りを向上することができるという効果を奏す
る。
【0054】また、請求項5に係るはんだ供給法による
と、第一のマスクを基板に配置し、さらに第二のマスク
が有する開口部と第一のマスクの開口部とがほぼ一致す
るように、第二のマスクを第一のマスクに配置する工
程、第一と第二の開口部にはんだペーストを充填する工
程、第二のマスクを第一のマスクから取り除き、かつ第
一のマスクを基板に密着させたまま、はんだペーストを
加熱し、パッドにはんだペーストを付着させる工程を含
むので、第二のマスクを基板に密着させたまま加熱して
いる間に第一のマスクを用いて基板にはんだペーストを
転写することができ、生産性を向上することができ、自
動化のためプロセス設計が可能になり、例えば上記の第
一のマスクを有する印刷機を用いることができる。
【0055】また、請求項6によると、少なくともマス
クの開口部の表面はフッ素樹脂で被覆させるので、フッ
素樹脂により開口部表面から開口部に供給されるはんだ
ペーストをはじくことができ、はんだを開口部内に残す
ことなく基板へ転写することができるという効果を奏す
る。
【0056】また、請求項7によると、開口部に充填さ
れたはんだペーストに加熱用ビームを照射することによ
りはんだペーストを加熱するようにしたので、マスクは
温度上昇することなく熱膨張を防ぎ、基板のパッド位置
と開口部との位置ずれを抑制するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に示すはんだ供給法の工
程図である。
【図2】 実施例1において、基板のパッド上に転写さ
れたはんだペーストの斜視図である。
【図3】 実施例1に記載したマスクの開口部の断面図
とマスク表面に形成した切りかきの斜視図である。
【図4】 実施例1におけるはんだ供給法により形成さ
れたボールバンプの高さの分布図である。
【図5】 実施例1におけるはんだ供給法により形成さ
れたボールバンプの断面図である。
【図6】 この発明の実施例2に示すはんだ供給法の工
程図である。
【図7】 実施例2において、マスク開口部のアスペク
ト比に対するペースト転写率を示すデータ図である。
【図8】 実施例2において、マスク開口部のアスペク
ト比に対するバンプ形成割合を示すデータ図である。
【図9】 実施例2に示すはんだバンプを形成し、電子
部品を実装する際の工程図である。
【図10】 この発明の実施例4に示すはんだ供給法の
工程図である。
【図11】 実施例4におけるはんだ供給法により形成
されたボールバンプの高さの分布図である。
【図12】 この発明の実施例4に示すはんだ供給法の
工程図である。
【図13】 BGA実装部品の斜視図である。
【図14】 従来技術によるボールバンプの形成方法の
工程図である。
【図15】 従来技術による別のボールバンプの形成方
法の工程図である。
【図16】 従来技術による別のボールバンプの形成方
法の工程図である。
【図17】 従来技術によるボールバンプの形成し電子
部品を実装する際の工程図である。
【図18】 従来技術により形成されたボールバンプの
断面図である。
【符号の説明】
4…基板 5…Cuパッド 6…ボールバンプ 6a…
ボイド 7…印刷マスク 7a…テンプレート 8…ス
キージ 9…ソルダーペースト 10…マスク開口部
11…プリント基板 12…QTP 13…切りかき
14…固定用部材 15…ハロゲン光ビーム 16…ホ
ットプレート 17…フッ素樹脂
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−201996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 3/34

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスクが有する開口部と基板上に形成さ
    れたパッドとがほぼ一致するように前記マスクを前記基
    板に配置する工程、前記開口部にはんだペーストを充填
    させる工程、前記マスクを前記基板に密着させたまま、
    はんだペースト中のはんだの融点より低い温度で前記は
    んだペーストを加熱し、前記パッドにはんだペーストを
    付着させる工程を含んだことを特徴とするはんだ供給
    法。
  2. 【請求項2】 マスクが有する開口部と基板上に形成さ
    れたパッドとがほぼ一致するように前記マスクを前記基
    板に配置する工程、前記開口部にはんだペーストを充填
    させる工程、前記マスクを前記基板に密着させたまま、
    前記はんだペーストを加熱し、前記パッドにはんだペー
    ストを付着させる工程、前記はんだが固着した状態で前
    記マスクを前記基板から除去し、その後前記はんだを溶
    融させる工程を含んだことを特徴とするはんだ供給法。
  3. 【請求項3】 マスクが有する開口部と基板上に形成さ
    れたパッドとがほぼ一致するように前記マスクを前記基
    板に配置する工程、前記開口部にはんだペーストを充填
    させる工程、前記マスクを前記基板に密着させたまま、
    前記開口部のうちアスペクト比(マスクの開口部の最短
    長さに対する開口部の深さの比)が0.3以上に形成さ
    れた開口部に充填されたはんだペーストを加熱し、前記
    パッドにはんだペーストを付着させる工程を含んだこと
    を特徴とするはんだ供給法。
  4. 【請求項4】 マスクが有する開口部と基板上に形成さ
    れたパッドとがほぼ一致するように前記マスクを前記基
    板に配置する工程、前記開口部にはんだペーストを充填
    させる工程、前記マスクを前記基板に密着させたまま、
    前記はんだペーストを加熱し、前記パッドにはんだペー
    ストを付着させる工程、前記はんだが溶融した状態で前
    記マスクを前記基板から除去する工程を含んだことを特
    徴とするはんだ供給法。
  5. 【請求項5】 第一のマスクが有する開口部を基板上に
    形成されたパッドとがほぼ一致するように、前記第一の
    マスクを前記基板に配置する工程、第二のマスクが有す
    る開口部と前記第一のマスクの開口部とがほぼ一致する
    ように、前記第二のマスクを前記第一のマスクに配置す
    る工程、前記第一および第二のマスクの開口部にはんだ
    ペーストを充填する工程、前記第二のマスクを前記第一
    のマスクから取り除き、かつ前記第一のマスクを前記基
    板に密着させたまま、前記はんだペーストを加熱し、前
    記パッドにはんだペーストを付着させる工程を含んだこ
    とを特徴とするはんだ供給法。
  6. 【請求項6】 少なくともマスクの開口部の表面がフッ
    素樹脂で被覆されていることを特徴とする請求項1ない
    し請求項5のいずれか一項記載のはんだ供給法。
  7. 【請求項7】 開口部に充填されたはんだペーストに加
    熱用ビーム照射することにより、前記はんだペーストを
    加熱するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請
    求項5のいずれか一項記載のはんだ供給法。
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